JP5721235B2 - 地震計の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、地震計の取付構造に関する。
住宅等の建物に設置される地震計の一例として、特許文献1に記載のものが知られている。この地震計は、地震の揺れによって生じる加速度を検出する加速度センサと、前記加速度センサによって検出された加速度から震度を算出する震度算出手段と、前記震度算出手段によって算出された震度を表示する表示部とを本体ケース内に収容し、前記本体ケースを建物の壁に設置したことを特徴とするものである。
特開2003−302473号公報
ところで、上記従来の技術では、地震計を建物の壁に設置しているので、地震の際に地盤の揺れに加えて、建物の壁の揺れが加算されてしまい、このため、地震時に建物に作用する地震力(加速度)を正確に測定することができないという問題点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、地震時に建物に作用する地震力(加速度)を正確に測定できる地震計の取付構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために本願発明は地震の揺れによって生じる加速度を検出する加速度センサ4を有する地震計2を建物1に取り付けてなる地震計の取付構造であって、前記建物1は平面視において直角に配置された一の外壁1aと他の外壁1bを有し、平面視において前記一の外壁1aと平行または直角に配置された基礎6であって、しかも、前記建物1の中央部に位置する当該基礎6の立上り部6aの側面に前記地震計2が取り付けられていることを特徴とする。
また、前記地震計2の加速度センサ4は前記一の外壁1aおよび他の外壁1bが延在する水平方向に生じる加速度をそれぞれ検出するものであって、この加速度センサ4によって検出された加速度をそれぞれ表示する表示モニタ3が前記建物1の壁に取り付けられており、この表示モニタ3は、前記加速度センサ4によって検出された加速度の方向を表示可能であり、前記表示モニタ3の外面に、当該表示モニタに表示された加速度の方向に対応する方向を表示する方向表示部33が設けられていることを特徴とする。
更に、前記表示モニタ3は、前記加速度センサ4によって検出された加速度をその方向ごとに表示可能であることを特徴とする。
本発明によれば、地震時に建物に作用する地震力(加速度)は、地盤から布基礎を介して作用するが、平面視において直角に配置された一の外壁と他の外壁のうちの一の外壁と平行または直角に配置された基礎の立上り部に、地震計が取り付けられているので、地震時に建物に作用する地震力(加速度)を正確に測定できる。
本発明に係る地震計の取付構造が備える地震計と表示モニタのブロック図である。 本発明に係る地震計の取付構造の一例を示すもので、その側断面図である。 同、別の取付構造を示す側断面図である。 同、斜視図である。 同、平面図である。 同、表示モニタの表示画面を示す図である。 同、表示モニタの斜視図である。 同、表示モニタに取り付けられる被災度判定表を示す図である。
以下、図面を参照して本発明に係る地震計の取付構造の実施の形態について説明する。
まず、地震計の取付構造を説明する前に、当該地震計について説明する。
図1は、住宅等の建物1に設けられる地震情報表示システムの一例を示すブロック図であり、この地震情報表示システムは、地震計2と表示モニタ3を備えている。
地震計2は、地震の揺れによって生じる加速度を検出する加速度センサ4と、この加速度センサ4を収容するケース5とを備えている。
加速度センサ4は、地震の発生により後述する建物の布基礎6が横揺れしたときに、水平方向の加速度が加わると、その加速度に比例した電圧レベルで地震検出信号を出力するようになっている。例えば、建物1の平面視において直角に配置された一の外壁と他の外壁のうちの一の外壁と平行な方向をX方向とし、他の外壁と平行な方向がY方向とすると、建物に作用した加速度をX方向とY方向に分離し、この分離したX方向とY方向における加速度にそれぞれ比例した電圧レベルで地震検出信号を出力するようになっている。
また、加速度センサ4は、地震の発生により建物の布基礎6が縦揺れしたときに鉛直方向の加速度が加わると、その加速度に比例した電圧レベルで地震検出信号を出力するようになっている。例えば、鉛直方向をZ方向すると、建物に作用したZ方向における加速度に比例した電圧レベルで地震検出信号を出力するようになっている。このような加速度センサ4はケース5に収容されている。
次に、地震計2の取付構造について説明する。
地震計2のケース5は、図2に示すように、矩形箱状に形成されており、その底面に平坦な取付面5aが形成されている。そして、この取付面5aが布基礎6の立上り部6aの側面の上端部に当接されている。
また、ケース5の底板部にはフランジ部5b,5bが形成されており、このフランジ部5b,5bに形成された貫通孔に、コンクリートビス等の取付具7,7が挿通され、前記立上り部6aにねじ込まれている。
また、ケース5のフランジ部5b,5bの表面とその近傍の立上り部6aの表面には、フランジ部5b,5bの表面を覆うようにしてモルタル等の固着剤8が塗布されている。
このように、地震計2のケース5は、取付具7,7および固着剤8によって立上り部6aに一体的に固定されている。
このようにして、地震計2は布基礎6の立上り部6aの側面の上端部に取り付けられている。
なお、地震計2は布基礎6の立上り部6aの側面に直接取り付けるものに限らず、例えば図3に示すように、布基礎6の立上り部6aの側面の上端部に取付金具9を介して取り付けてもよい。取付金具9は断面L型のアングル材9aを補強板9bによって補強してなるものであり、アングル材9aがコンクリートビス等によって布基礎6の立上り部6aのの上端部に固定されている。そして、アングル材9aの上面に前記ケース5の取付面5aがねじ止め等の手段によって取付け固定されている。
地震計2は、上記のようにして布基礎6の立上り部6aの側面の上端部に取り付けられているが、本実施の形態では、布基礎6のうち、外周の布基礎6には取り付けられず、平面視において建物1の内側に位置する布基礎6に取り付けられている。
すなわち、図4に示すように、建物1の平面視において直角に配置された一の外壁1aと他の外壁1bのうちの一の外壁1aと直角に配置され、かつ平面視において建物1の内側に位置して、当該建物1の内側の壁1cが設置される布基礎6の立上り部6aに、前記地震計2が取り付けられている。つまり、外周の布基礎6と直角に交わって配置された内側の布基礎6の立上り部6aに地震計2が取り付けられている。
さらに、前記地震計2は、平面視において建物1の中央部に位置する布基礎6の立上り部6aに取り付けられている。
すなわち、例えば図5(a),(b)に示すように、平面視において、正方形リング状または角部に凹所を有する略正方形リング状に設けられ、建物1の外周部の外壁が設置された外周の布基礎6の中央部に内側の布基礎6が設けられている場合、外周の布基礎6の一辺を4等分するとともに、この一辺に直角に交わる他辺を4等分すると、中央部に位置する一辺の2分の1の長さの部分と、中央部に位置する他辺の2分の1の長さの部分とが交差する、中央部分(斜線で示す部分)6cの領域に位置する立上り部6aの所望の位置に地震計2が取り付けられている。
最も望ましくは、平面視における布基礎6の重心位置またはこの重心位置の近傍に位置する布基礎6の立上り部6aに、地震計2が取り付けられている。
このような位置に地震計2を取り付けることによって、当該地震計2を外側の風雨から保護できるとともに、地震の際の布基礎6の各部位の平均的な揺れを、地震計2によって計測することができる。
なお、本実施の形態では、平面視において建物1の内側に位置する布基礎6の側面に地震計2を取り付けたが、これに代えて、外周側に位置する布基礎6の側面に地震計2を取り付けてもよい。この場合、地震計2を風雨等から保護するために、当該布基礎6の両側面にうち、建物1の内側を向く側面に地震計2を取り付けるのが望ましい。
前記表示モニタ3は、地震計2の加速度センサ4によって検出された加速度とその方向およびこの加速度に基づいて算出された震度、被災度ランク、損傷度予測、地震の発生日時、時刻、履歴等の地震情報を表示するものであり、例えば図4に示すように、建物の内壁1cに取り付けられている。
地震計2の加速度センサ4には、図2〜図4に示すように、接続線10の一端部が接続されており、この接続線10の他端部は表示モニタ3に接続されている。接続線10は地震計2から上方に延び、建物の床11を構成する床パネルを上下に貫通し、さらに、建物の内壁1cを構成する壁パネルの下端部から壁パネル内に挿入され、さらに、上方に引き延ばされて、壁パネルの表面に取り付けられた表示モニタ3に接続されている。
なお、図示は省略するが、電源コードは地震計2から上方に延び、建物の床11を構成する床パネルを上下に貫通し、さらに、建物の内壁1cを構成する壁パネルの下端部から壁パネル内に挿入され、さらに、上方に引き延ばされて、壁パネルの内部に設けられたコンセントに接続されている
前記表示モニタ3は、図1に示すように、制御部3a、震度算出部3b、データ記憶部3c、構造計算部3d、表示部3eを備えており、震度算出部3b、データ記憶部3c、構造計算部3d、表示部3eはそれぞれ制御部3aに接続されている。このような表示モニタ3は、CPU(中央演算処理装置)、ROM、RAM等のメモリや必要に応じてハードディスク装置等の記憶部を備えている。
制御部3aは、震度算出部3b、データ記憶部3c、構造計算部3d、表示部3eのそれぞれの制御を行うもので、主にCPU(中央演算処理装置)によって構成されている。
震度算出部3bは、CPU(中央演算処理装置)、メモリまたはハードディスク装置等に記憶されている震度算出プログラム等によって構成されており、地震計2の加速度センサ4からの地震検出信号が入力され、この地震検出信号に基づいて震度を算出するようになっている。
また、震度算出部3bは、加速度センサ4からの地震検出信号に基づいて、X方向、Y方向、Z方向におけるそれぞれの最大加速度を算出するようになっている。X方向とY方向は水平面内で直交する方向であり、例えば、図4に示すように、建物1の平面視において直角に配置された一の外壁1aと平行な方向をX方向、一の外壁1aと直角に配置された他の外壁1bと平行な方向をY方向とする。また、Z方向は鉛直方向とする。
さらに、震度算出部3bは時計機能を有しており、加速度センサ4からの地震検出信号が入力されたとき、つまり地震が生じたときの時刻、日付を取得できるようになっている。
そして、加速度センサ4によって検出された加速度、震度算出部3bによって算出され
た震度、X方向、Y方向、Z方向におけるそれぞれの最大加速度、取得された時刻、日付等の地震情報は、制御部3aによってデータ記憶部3cに記憶されるとともに表示モニタ3に表示される。さらに、このデータ記憶部3cには、複数の地震情報が履歴として記憶されるようになっている。
また、このデータ記憶部3cには、建物の構成部材および構造に係る建物情報が記憶されている。建物の構成部材とは、例えば柱、梁、壁、屋根等の構造部材や、筋かい、外装材等の部材であり、これらがその種類、大きさ(柱や梁の太さ、長さ等)、強度、配置位置、壁量等とともにデータ記憶部3cに予め記憶されている。建物の構造とは、例えば、在来の軸組構造、パネル工法による構造、ツーバイフォー工法による構造、軽量鉄骨で形成された建物ユニットを組み合わせてなるユニット式建物による構造等が挙げられ、その建物の階数等とともにデータ記憶部3cに予め記憶されている。
また、データ記憶部3cには、建物1の被災度ランクとしてランク1〜ランク5までが建物の変位角に対応付けられて記憶され、地盤の被災度ランクとして、ランク1とランク2とが震度に対応付けられて記憶されている。
さらに、データ記憶部3cには、建物1の損傷度の予測として、「なし」、「小」、「中」、「大」が被災度ランクと対応付けられて記憶されている。なお、データ記憶部3cは、前記メモリやハードディスク装置等によって構成されている。
構造計算部3dは、データ記憶部3cに記憶されている建物情報と地震計2によって計測された加速度から前記建物1の変位角を計算するものである。建物の変位角は、建物1に地震によって水平に力が作用した際に生じる層間変位角(tanθ)で示すのが好ましい。
表示部3eは、例えば液晶表示装置等によって構成されており、加速度センサ4によって検出された加速度、震度算出部3bによって算出された震度、X方向、Y方向、Z方向におけるそれぞれの最大加速度、取得された時刻、日付等の地震情報や、データ記憶部3cに記憶されている過去の履歴の地震情報は、制御部3aによって読み出されて表示部3eに表示されるようになっている。
表示モニタ3には、各種操作ボタンが設けられており、この操作ボタンをユーザーが操作することによって、制御部3aに指示を出して、この制御部3aが表示部3eに、指定された日付、時刻の地震情報や地震情報の履歴等を表示するようになっている。
そして、上記のような地震計2と表示モニタ3を備えた建物の地震情報表示システムでは、地震が発生すると、表示モニタ3の構造計算部3dによって、データ記憶部3cに記憶されている建物情報と地震計2から得られる加速度とに基づいて建物1の変位角が計算される。
次に、この計算された変位角を、データ記憶部3cに記憶されている変位角と参照して、計算された変位角に対応する変位角に対応付けられている建物1の被災度ランクを呼び出して、表示モニタ3に建物の被災度ランクとして、図6に示すように、表示する。図6では、例えば、建物1の被災度ランク3の場合を示している。
同様に、建物の地震情報表示システムでは、震度算出部3bで算出された震度を、データ記憶部3cに記憶されている震度と参照し、算出された震度に対応する震度に対応付けられている地盤の被災度ランクをデータ記憶部3cから呼び出して、表示モニタ3に地盤の被災度ランクとして表示する。図6では、例えば、地盤の被災度ランク1の場合を示している。なお、震度は各震度の数値に対して強弱の二つがある。例えば震度6の場合、震度6強と震度6弱の二つがある。図6では、例えば、震度6強の場合を示している。
さらに、建物の地震情報表示システムでは、震度算出部3bによって算出されたX方向、Y方向、Z方向におけるそれぞれの最大加速度を表示モニタ3に表示する。この表示は、例えば、表示モニタ3に、「X」、「Y」、「Z」の文字と、最大加速度の数値とを表示する領域があり、この領域において、「X」、「Y」、「Z」の文字が例えば3秒毎に自動的に切り替わり、この文字に対応した最大加速度がガル数値で表示される。図6では、例えば、建物1のX方向における最大加速度が1234ガルの場合を示している。
加えて建物の地震情報表示システムでは、建物1の損傷度予測を表示モニタ3に表示する。この表示は、例えば、表示モニタ3に、損傷度予測として「なし」、「小」、「中」、「大」の文字を表示する領域があり、この領域において、建物の被災度に対応した損傷度予測が表示される。図6では、例えば、損傷度予測「中」の場合を示している。
前記表示モニタ3は、図7に示すように、所定厚さを有する矩形のパネル状に形成さており、その前面中央部に液晶画面で構成された表示部30が設けられ、この表示部30に図6に示すような情報が表示される。
また、表示モニタ3の表示部30の上方には、建物用のLEDランプ31aと地盤用のLEDランプ31bが設けられている。LEDランプ31aは、建物1の被災度がランク1およびランク2の場合、青色で点灯し、ランク3の場合は黄色で点灯し、ランク4の場合は赤色で点灯し、さらにランク5の場合は赤色で点滅する。LEDランプ31bは地盤の被災度がランク1場合青色で点灯し、ランク2の場合橙色で点灯する。
また、表示モニタ3の表示部30の下方には、押しボタン32a,32b,32bが設けられており、中央の押しボタン32aによって、画面切り替えを行える。例えば、地震発生に備えた待機画面と、過去の地震履歴を検索する際の検索画面とで画面切り替えを行える。左右両側の押しボタン32b,32bは検索画面で検索日時を選択するとき等に使用する。
さらに、表示モニタ3の外面のうちの上面には、表示モニタ3の表示部30に表示された加速度の方向に対応する方向(X、Y、Z)を表示する方向表示部33が設けられている。この方向表示部33は、表示モニタ3の上面に、「X−Y軸」と、X軸とY軸との交点(原点)に記載された「◎印」を印刷等によって記載することにより行う。「◎印」は鉛直方向(Z軸方向)を示している。
また、表示モニタ3の側面には取付部34が形成されており、この取付部34に被災度判定表35が紐等によって取り付けられている。
この被災度判定表35は、図8に示すように、建物1の被災度ランクに対応して、LEDランプ31bの点灯色、被災の際のコメント、損傷内容が記載されるとともに、地盤の被災度ランクに対応して、LEDランプ31bの点灯色、被災の際のコメントが記載されている。
したがって、ユーザーは、この被災度判定表35を参照することによって、表示モニタ3に表示されている被災度ランクに対応した建物や地盤の損傷内容を容易に知ることができるとともに、対応策についても容易に検討できる。なお、この被災度判定表35は、取付部34に紐を介して取り付けるものに代えて、例えば、表示モニタ3の側面または上面の一部にスリットを形成しておき、このスリットに挿脱可能に挿入してもよい。
また、表示モニタ3の前面下部には、例えば住宅メーカの担当者の連絡先と氏名を記載する記載欄36が設けられ、この記載欄36の横にバーコード37が記載されている。バーコード37を図示しないバーコードリーダによって読み込むことによって、住宅メーカのホームページを呼び出して、このホームページに掲載されている被災度判定表35を閲覧できる。なお、前記ホームページは、表示モニタ3の表示部30に表示できるようにしてもよい。この場合、表示モニタ3をインターネットに接続するとともに、当該表示モニタ3にバーコードリーダを接続しておけばよい。また、ホームページは別途パソコン等よって閲覧してもよい。
さらに、表示モニタ3の側面にはスピーカー38が設けられている。このスピーカー38は、例えば、表示部30に表示された震度、被災度ランク、損傷度予測等を音声にて告知したり、緊急地震速報を音声にて告知するようになっている。
本実施の形態によれば、地震時に建物に作用する地震力(加速度)は、地盤から布基礎6を介して作用するが、直角に配置された一の外壁1aと他の外壁1bのうちの一の外壁1aと直角に配置され、かつ平面視において建物1の内側に位置して、当該建物1の内側の壁1cが設置される布基礎6の立上り部6aに、地震計2が取り付けられているので、地震時に建物1に作用する地震力(加速度)を正確に測定できる。すなわち、地震時における建物1の揺れは建物1の壁の揺れとして捉えることができるが、地震計2が取り付けられた布基礎6の立上り部6aは、平面視において直角に配置された一の外壁1aと他の外壁1bのうちの一の外壁1aと直角に配置され、かつ平面視において建物1の内側に位置しており、この立上り部6aに前記壁1cが設置されているので、地震時に建物1に作用する地震力(加速度)を正確に測定できる。
また、建物1への地震力(加速度)は布基礎6の立上り部6aの上端と建物1との接触部から当該建物1に入力されるが、布基礎6の立上り部6aの側面の上端部に地震計2が取り付けられているので、地震時に建物1に作用する地震力(加速度)をより実際の値に近いものとして正確に測定できる。
さらに、平面視において建物1の中央部に位置する布基礎6の立上り部6aに地震計2が取り付けられているので、地震時における布基礎6の各部位の平均的な揺れ(加速度)を測定でき、この結果、地震時に建物1に作用する平均的な地震力(加速度)を測定できる。
また、地震計2の加速度センサ4によって検出された加速度を表示する表示モニタ3が建物1の壁1cに取り付けられており、この表示モニタ3は、加速度センサ4によって検出された加速度の方向を表示可能であり、表示モニタ3の上面に、当該表示モニタ3に表示された加速度の方向に対応する方向を表示する方向表示部33が設けられているので、地震時またはその後に、表示モニタ3に加速度の方向が表示されるが、ユーザーはこの表示と方向表示部33に表示されている方向を確認することによって建物1がどの方向に揺れたか、つまり建1物にどの方向に加速度が作用したかを容易に知ることができる。
また、表示モニタ3は、加速度センサ4によって検出された加速度をその方向ごとに表示可能であるので、地震時またはその後に、表示モニタ3が加速度センサ4によって検出された加速度をその方向ごとに表示することによって、ユーザーは建物1がどの方向にどの程度揺れたか、つまり建物1にどの方向にどの程度の加速度が作用したかを容易に知ることができる。
1 建物
1a 一の外壁
1b 他の外壁
1c 壁
2 地震計
3 表示モニタ
4 加速度センサ
6 布基礎
6a 立上り部
33 方向表示部

Claims (3)

  1. 地震の揺れによって生じる加速度を検出する加速度センサ4を有する地震計2を建物1に取り付けてなる地震計の取付構造であって、前記建物1は平面視において直角に配置された一の外壁1aと他の外壁1bを有し、平面視において前記一の外壁1aと平行または直角に配置された基礎6であって、しかも、前記建物1の中央部に位置する基礎6の立上り部6aの側面に前記地震計2が取り付けられていることを特徴とする地震計の取付構造。
  2. 請求項1に記載の地震計の取付構造において、
    前記地震計2の加速度センサ4は前記一の外壁1aおよび他の外壁1bが延在する水平方向に生じる加速度をそれぞれ検出するものであって、この加速度センサ4によって検出された加速度をそれぞれ表示する表示モニタ3が前記建物1の壁に取り付けられており、この表示モニタ3は、前記加速度センサ4によって検出された加速度の方向を表示可能であり、前記表示モニタ3の外面に、当該表示モニタに表示された加速度の方向に対応する方向を表示する方向表示部33が設けられていることを特徴とする地震計の取付構造。
  3. 請求項2に記載の地震計の取付構造において、
    前記表示モニタ3は、前記加速度センサ4によって検出された加速度をその方向ごとに表示可能であることを特徴とする地震計の取付構造。
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