JP5721158B1 - 歯ブラシ用保護ケース - Google Patents

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Abstract

様々な幅の歯ブラシについて毛先の維持・矯正効果を長時間維持することができる歯ブラシ用保護ケースを提供する。この課題を解決する手段たる歯ブラシ用保護ケース1においては、底面部材13が備える幅方向のスライド溝131に、可動壁部材12が備えるスライド片123が嵌ってスライドすることにより、固定壁111と可動壁121が対向した状態で両者の離間距離を調節することができる。その際、櫛歯状の摩擦係合部材112と122が噛み合い、それらの摩擦面間に生じている摩擦力により、歯ブラシのブラシ部を固定壁111と可動壁121によって確実に挟持した状態で保持することができる。また、摩擦係合部材122は、摩擦係合部材112と噛み合った状態で長手方向にスライドするため、摩擦係合部材122を正面壁141の方向にスライドさせることにより、歯ブラシのブラシ部を長手方向両側からも確実に挟持した状態で保持することができる。

Description

本発明は、歯ブラシ用保護ケースに関する。
歯ブラシは、柄の先端(以下、「ヘッド」という)に毛が多数植え付けられており、これら毛の束の部分(以下、「ブラシ部」という)で歯の汚れを取る。
歯ブラシを使用するにつれて、ブラシ部の毛先が外側に広がってしまい、歯の隅々にまで毛先が当たらなくなるために、十分な歯磨き効果が得られなくなる。そこで、ブラシ部の毛先を真っ直ぐに維持し、また、広がりを矯正する機能を有する歯ブラシ用保護ケースが提案されている。
例えば、特許文献1及び2には、ヒンジ機構によって左右に開閉可能なカバーの内部に、歯ブラシのブラシ部を収納するブラシ収納部と、ヘッドを収納するためのヘッド収納部とを連続して有する歯ブラシ用保護ケースが開示されている。ブラシ収納部の両内側面には傾斜板又は突起が設けられており、カバーを左右に開いてブラシ部及びヘッドを収納し、カバーを閉じると、ブラシ収納部の両内側面の傾斜板又は突起がブラシ部をその両側から挟持する。これにより、カバーの内部に収納されたブラシ部の毛先を真っ直ぐに維持・矯正することができる。
特開平11-127958号公報 特開平11-056476号公報 実登第3174731号公報
歯ブラシの形状は多種多様であり、例えば大人用のものと子供用のものとでは大きさが異なる。しかしながら、上述した歯ブラシ用保護ケースは、歯ブラシのヘッドの幅が異なる場合に十分対応することができない。例えば、ヘッドの幅が大きい歯ブラシでは、ヘッド収納部からヘッドがはみ出るため、カバーを閉めることができない。逆に、ヘッドの幅が小さい歯ブラシではブラシ部も同様に幅が小さいため、ブラシ収納部に設けられた左右の傾斜板又は突起がブラシ部の両側面をしっかりと挟み込むことができず、毛先の維持・矯正効果が十分に得られない。
このような問題を解決するものとして特許文献3には、歯ブラシのヘッド及びブラシ部を幅方向両側から挟持する左側壁と右側壁を有し、該両側壁間の距離を調節することができる歯ブラシ用保護ケースが開示されている。該歯ブラシ用保護ケースは、両側壁間の距離を調整する構成として、両側壁を対向配置した際にハの字状に配置される係合部と、それに対応するハの字状の溝又はレールである被係合部を有する連結部材を備え、該係合部に対する該被係合部の挿入量を調節することで両側壁間の距離を調節する。しかし、このようなハの字状の構成を利用した場合には、両側壁間の距離を調節して様々な幅のヘッドの歯ブラシを一旦挟持することはできるものの、挟持した状態でその距離を保持することが困難であった。そのため、毛先の維持・矯正効果を長時間維持することが困難であった。
本発明が解決しようとする課題は、様々な幅のヘッドの歯ブラシについても使用することができ、毛先の維持・矯正効果を長時間維持することができる歯ブラシ用保護ケースを提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明は、
a) 歯ブラシのヘッド及びブラシ部を該歯ブラシの幅方向の両側から挟持する固定壁及び可動壁をそれぞれ有する固定壁部材及び可動壁部材と、
b) 前記固定壁部材に連設された、前記幅方向のスライド溝を有する底面部材と、
c) 前記可動壁部材に連設された、前記スライド溝内をスライドするスライド片と、
d) 前記固定壁部材及び前記可動壁部材にそれぞれ、互いに噛み合うように設けられた、前記スライド方向に平行な摩擦面を有する櫛歯状の摩擦係合部材と
を備えることを特徴とする歯ブラシ用保護ケースである。
本発明に係る歯ブラシ用保護ケースでは、可動壁部材のスライド片が固定壁部材のスライド溝内をスライドすることにより、可動壁と固定壁の間の距離が可変となっている。そして、そのように両者間の距離が様々に変わる間、前記固定壁部材及び前記可動壁部材の摩擦係合部材が互いに噛み合っており、それらに設けられた摩擦面の間の摩擦力により、前記固定壁部材と前記可動壁部材は任意の位置において停止可能となっている。従って、歯ブラシのヘッド及びブラシ部を前記固定壁と前記可動壁の間に入れ、前記可動壁部材を移動させて前記固定壁と前記可動壁によりヘッド及びブラシ部を挟持すれば、その位置で固定壁部材と可動壁部材の位置が固定され、歯ブラシを確実に保持することができる。すなわち、本発明に係る歯ブラシ用保護ケースは様々な幅のヘッドの歯ブラシについて使用することができる。
また、本発明に係る歯ブラシ用保護ケースでは、常時係合している摩擦係合部材の摩擦力により固定壁と可動壁の距離を一定に保持するため、特許文献3に記載の歯ブラシ用保護ケースのように時間の経過により両者間の距離が徐々に拡大するということがなく、長時間にわたって毛先の維持・矯正効果を維持することができる。
さらに、特許文献3に記載の歯ブラシ用保護ケースでは、全体が大きく3つの部品(左側壁、右側壁、連結部材)に分かれており、特に連結部材は小さいことから、これらがバラバラになり、一部の部品がなくなるということも生じやすいが、本発明に係る歯ブラシ用保護ケースでは固定壁部材と可動壁部材の2つの部品しかなく、また、両者は常時係合しているため、一部の部品がなくなるということが生じにくい。
前記スライド片は、常態で前記スライド溝よりも僅かに大きい外径を有し、その外径が弾性的に縮小する部材であることが望ましい。こうすることにより、可動壁部材を固定壁部材に対して傾斜させる(回転させる)ことが可能となり、次のような使い方が可能となる。まず、固定壁と可動壁をV字状にしておき、そこに歯ブラシのヘッドを差し込む。ヘッドの先端はV字状の先端部分で止まるため、そこで歯ブラシの位置が決まる。この状態で可動壁部材をヘッドの側面に向けて押すことにより、可動壁部材が回転して可動壁が固定壁と平行となり、固定壁と可動壁で両側から歯ブラシのヘッドを確実に挟持することができる。
また、本発明に係る歯ブラシ用保護ケースは、
e) さらに前記固定壁部材又は前記可動壁部材のいずれかに連設された、前記固定壁又は可動壁と前記底面部材とに垂直な正面壁部材を有し、
f) 前記固定壁部材側の摩擦係合部材又は前記可動壁部材側の摩擦係合部材が、前記歯ブラシの長手方向にスライドするように、前記固定壁部材又は前記可動壁部材に取り付けられている
ことが望ましい。
噛み合っている固定壁部材の摩擦係合部材及び可動壁部材の摩擦係合部材の前記摩擦面の間に生じる摩擦力により、歯ブラシの長手方向にスライドする摩擦係合部材は任意の位置において停止する。従って、歯ブラシのブラシ部を固定壁と可動壁の間に挟持した状態で、更に該摩擦係合部材を正面壁の方向へスライドさせると、歯ブラシのブラシ部を正面壁と該摩擦係合部材とで挟んだ状態で該摩擦係合部材が固定され、ブラシ部を長手方向両側からも確実に保持・矯正することができる。
また、本発明に係る歯ブラシ用保護ケースは、前記スライド溝の出口付近に、前記スライド片が容易に該スライド溝から脱離しないような弾性ストッパーを設けておくことが望ましい。
本発明に係る歯ブラシ用保護ケースでは、歯ブラシのヘッド及びブラシ部を固定壁と可動壁の間に入れ、可動壁部材を移動させて固定壁と可動壁によりヘッド及びブラシ部を挟持すれば、その位置で固定壁部材と可動壁部材の位置が固定され、歯ブラシを確実に保持することができる。すなわち、本発明に係る歯ブラシ用保護ケースは様々な幅のヘッドの歯ブラシについて使用することができる。
また、ハの字状の係合部・被係合部による係合では時間が経つにつれて側壁間の距離が徐々に拡大し、毛先の維持・矯正効果が低減してゆくが、本発明による歯ブラシ用保護ケースでは櫛歯状の摩擦係合部材で摩擦により常時係合するようにしているため、長時間にわたって毛先の維持・矯正効果を維持することができる。
本発明の一実施例に係る歯ブラシ用保護ケースの上面図(a)、底面図(b)、背面図(c)、左側面図(d)、正面図(e)、右側面図(f)。 同実施例の歯ブラシ用保護ケースの固定壁部材と可動壁部材が組み合わさっている場合の上面図(a)、固定壁部材と可動壁部材が分離している場合の上面図(b)、固定壁部材の正面図(c)、可動壁部材の正面図(d)。 同実施例の歯ブラシ用保護ケースの固定壁部材と可動壁部材が組み合わさっている場合の右側面図(a)、固定壁部材と可動壁部材が分離している場合の右側面図(b)。 同実施例の歯ブラシ用保護ケースの可動壁部材の本体から摩擦係合部材が分離している場合の上面図(a)、正面図(b)、右側面図(c)、ガイド挟持部によってガイド部が挟持されている様子を表す図(d)。 同実施例の歯ブラシ用保護ケースの可動壁部材側の摩擦係合部材がガイド部材に沿ってスライドする様子を表す図(a)、ストッパー凸部とストッパー凹部の位置関係を表す図(b)、ストッパー凹部がストッパー凸部に収まって引っ掛かっている様子を表す図(c)。 同実施例の歯ブラシ用保護ケースの固定壁部材と可動壁部材が組み合わさっている場合の上面図(a)、可動壁部材を回転させた場合を表す図(b)、歯ブラシを歯ブラシ用保護ケースに挿入した様子を表す図(c)、可動壁部材を回転させて歯ブラシ用保護ケースを閉じた様子を表す図(d)。 同実施例の歯ブラシ用保護ケースにより、幅方向両側から歯ブラシのヘッド及びブラシ部を挟持する様子を表す図(a)、幅方向両側に湾曲したブラシが矯正された様子を表す図(b)。 同実施例の歯ブラシ用保護ケースにより、長手方向両側から歯ブラシのヘッド及びブラシ部を挟持する様子を表す図(a)、長手方向両側に湾曲したブラシが矯正された様子を表す図(b)。
本発明の一実施例である歯ブラシ用保護ケース1を、図1〜図3を参照しながら説明する。
本実施例の歯ブラシ用保護ケース1は、固定壁部材11、後述するスライド溝131に沿ってスライドする可動壁部材12、該スライド溝131を備える底面部材13、及び正面壁部材14から成る。
図2(b)と(d)に示すように、固定壁部材11は歯ブラシのヘッド及びブラシ部を該歯ブラシの幅方向の両側から挟持するための固定壁111と、後述する可動壁部材12側の摩擦係合部材122と噛み合う第1摩擦係合部材112を備える。底面部材13は、固定壁部材11から直交するように連接されており、歯ブラシの幅方向に延びるスライド溝131を備える。スライド溝131の出口には、スプリングストッパー132が設けられている。正面壁部材14は、固定壁部材11と底面部材13にそれぞれ直交するように連接されており、歯ブラシのヘッド及びブラシ部を該歯ブラシの長手方向で挟持するための正面壁141を備える。
図2(b)と(c)に示すように、可動壁部材12は、歯ブラシのヘッド及びブラシ部を前記固定壁111と共に該歯ブラシの幅方向で挟持する可動壁121、前記第1摩擦係合部材112と噛み合う第2摩擦係合部材122、前記スライド溝131に嵌ってそこをスライドするスライド片123を備える。スライド片123は全体として略扇形で、扇形の周辺部は中心部から弾性的に膨出するスプリングアームとなっている。スライド片123の全体の幅はスライド溝131の幅よりも僅かに大きく、スプリングアームが内側に弾性的に曲がることによってその幅が縮小する。このようにスライド片123が略扇形の弾性体であることにより、スライド溝131に嵌めた状態で、図6(a)の矢印方向又はその反対方向に可動壁部材12を回転させることができる。可動壁部材12と第2摩擦係合部材122が他に備える構成については後に説明する。
図2(b)、図3(b)に示すように、可動壁部材12のスライド片123を固定壁部材11のスライド溝131に嵌め込むことにより、固定壁111と可動壁121が対向する状態で可動壁部材12を矢印方向にスライドさせることができる。可動壁部材12を矢印方向にスライドさせていくと、図2(a)、図3(a)に示すように、第1摩擦係合部材112と第2摩擦係合部材122のそれぞれの櫛歯が噛み合う。これらの櫛歯には底面部材13(すなわち、スライド方向)に平行な摩擦面が複数設けられており、これら摩擦面の間に生じる摩擦力により、固定壁111と可動壁121を対向した状態で保持することができる。
図2(a)、図3(a)に示すように固定壁部材11と可動壁部材12が組み合わさっている場合において、可動壁部材12を矢印方向に移動させ、固定壁部材11から離そうとすると、スライド片123がスライド溝131の出口にあるスプリングストッパー132に引っ掛かかる。この引っ掛かりにより、可動壁部材12が固定壁部材11から意図せずに外れ、固定壁部材11と可動壁部材12がばらばらになることを防止することができる。もちろん、可動壁部材12を固定壁部材11から外す場合には、強い力で可動壁部材12を引き出すことにより、スライド片123がスプリングストッパー132を越えて、可動壁部材12は固定壁部材11から外れる。
本実施例において、第2摩擦係合部材122は歯ブラシの長手方向にスライド可能であり、また、可動壁部材12の本体から着脱可能である。
図4(a)〜(c)に示すように、可動壁部材12は上述した構成の他に歯ブラシの長手方向に伸びるガイド部材124、ガイド部材124の端部の真下に位置するストッパー凸部125を備える。第2摩擦係合部材122はガイド孔1221、コの字状のストッパー凹部1222、ガイド挟持部1223を備える。図4(a)、(b)に示す矢印方向にガイド部材124をガイド孔1221に嵌め込むことにより、第2摩擦係合部材122をガイド部材124に沿ってスライドすることができるようになる。その際、図4(d)に示すようにガイド挟持部1223が上下方向両側からガイド部材124を挟持することにより、第2摩擦係合部材122をその位置で保持することができる。
図5(a)に示すように可動壁部材12の本体と第2摩擦係合部材122が組み合わさっている状態では、図5(b)に示すようにストッパー凹部1222の開口方向にストッパー凸部125が位置することになる。第2摩擦係合部材122を矢印方向にスライドさせていくと、図5(c)に示すようにストッパー凸部125がストッパー凹部1222に収まって引っ掛かり、第2摩擦係合部材122が一旦止まる。このことにより、第2摩擦係合部材122が意図せずに可動壁部材12の本体から外れ、両者がばらばらになることを防止することができる。図5(c)の状態から、第2摩擦係合部材122を強い力で引き抜くことにより、可動壁部材12の本体から取り外すことができる。
本実施例においては、可動壁部材12を回転させることにより歯ブラシを挿入するための開口を設けることができ、歯ブラシを収容する際に可動壁部材12を固定壁部材11から取り外す必要がない。
図6(a)に示すように固定壁部材11と可動壁部材12が組み合わさっている状態から矢印方向に可動壁部材12を回転させると、図6(b)に示すように固定壁部材11と可動壁部材12をV字状に開くことができる。このようにして設けられた歯ブラシを挿入するための開口部に図6(b)の矢印方向から歯ブラシ2を挿入していき、歯ブラシ2のヘッドの先端を可動壁121と接触させると、図6(c)に示すように歯ブラシ2を位置決めすることができる。そして、図6(c)の状態から、可動壁部材12を矢印方向に回転させると、可動壁121が歯ブラシ2のヘッドの側壁に当接し、歯ブラシ2のヘッドがその幅方向において固定壁111と可動壁121により挟持される。このとき、第1摩擦係合部材112と第2摩擦係合部材122が噛み合っており、両者の櫛歯の摩擦面間の摩擦力により、固定壁111と可動壁121の位置(両者間の距離)が固定され、維持される。
この状態で、第2摩擦係合部材122を正面壁141の方(図6(d)の矢印方向)にスライドさせると、第1摩擦係合部材112と第2摩擦係合部材122の櫛歯の摩擦面間の摩擦力により、歯ブラシ2のヘッド及びブラシ部を挟持した状態で第2摩擦係合部材122が停止し、固定されるため、歯ブラシ2の長手方向両側からもヘッド及びブラシ部を確実に保持・矯正することができる。
以上の通り、本実施例に掛かる歯ブラシ用保護ケース1は、ブラシ部の幅方向両側及び先端側の3方向に加え、第2摩擦係合部材122により後端側からもブラシを押さえることができ、側面における全4方向からブラシ部を押さえることができる。
図7に、歯ブラシ用保護ケース1により歯ブラシ2のヘッド及びブラシ部を幅方向両側から挟持し、幅方向に湾曲したブラシをまっすぐに矯正する様子を示す。図7(a)に示すように可動壁部材12を矢印方向にスライドさせ、歯ブラシ2のブラシ部を固定壁部材11の固定壁111と可動壁部材12の可動壁121によって幅方向両側から挟持する。その結果、幅方向に湾曲したブラシを図7(b)に示すようにまっすぐに矯正することができる。
図8に、歯ブラシ用保護ケース1により歯ブラシ2のヘッド及びブラシ部を長手方向両側から挟持し、長手方向に湾曲したブラシをまっすぐに矯正する様子を示す。図8(a)に示すように第2摩擦係合部材122を矢印方向にスライドさせ、歯ブラシ2のブラシ部を正面壁141と第2摩擦係合部材122によって長手方向両側から挟持する。その結果、長手方向に湾曲したブラシを図8(b)に示すようにまっすぐに矯正することができる。
本実施例においては、固定壁部材11に通気孔113(図7(b)参照)、可動壁部材12に通気孔126(図8(b)参照)が設けられているため、図6(d)のように歯ブラシ2のヘッド及びブラシ部を収容した状態においても、ブラシ部を乾燥させることができ、歯ブラシ用保護ケース1の内部を衛生的に保つことができる。
1…歯ブラシ用保護ケース
11…固定壁部材
111…固定壁
112…第1摩擦係合部材
113…通気孔
12…可動壁部材
121…可動壁
122…第2摩擦係合部材
1221…ガイド孔
1222…ストッパー凹部
1223…ガイド挟持部
123…スライド片
124…ガイド部材
125…ストッパー凸部
126…通気孔
13…底面部材
131…スライド溝
132…スプリングストッパー
14…正面壁部材
141…正面壁
2…歯ブラシ

Claims (5)

  1. a) 歯ブラシのヘッド及びブラシ部を該歯ブラシの幅方向の両側から挟持する固定壁及び可動壁をそれぞれ有する固定壁部材及び可動壁部材と、
    b) 前記固定壁部材に連設された、前記幅方向のスライド溝を有する底面部材と、
    c) 前記可動壁部材に連設された、前記スライド溝内をスライドするスライド片と、
    d) 前記固定壁部材及び前記可動壁部材にそれぞれ、互いに噛み合うように設けられた、前記スライド方向に平行な摩擦面を有する櫛歯状の摩擦係合部材と
    を備えることを特徴とする歯ブラシ用保護ケース。
  2. 前記スライド片が、常態で前記スライド溝よりも僅かに大きい外径を有し、その外径が弾性的に縮小する部材であることを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ用保護ケース。
  3. e) さらに前記固定壁部材又は前記可動壁部材のいずれかに連設された、前記固定壁又は可動壁と前記底面部材とに垂直な正面壁部材を有し、
    f) 前記固定壁部材側の摩擦係合部材又は前記可動壁部材側の摩擦係合部材が、前記歯ブラシの長手方向にスライドするように、前記固定壁部材又は前記可動壁部材に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の歯ブラシ用保護ケース。
  4. 前記スライド溝の出口付近に、前記スライド片が容易にスライド溝から脱離しないような弾性ストッパーが設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の歯ブラシ用保護ケース。
  5. 通気用の孔が前記固定壁部材又は前記可動壁部材に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の歯ブラシ用保護ケース。
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