JP5717687B2 - 解繊装置及び汚泥脱水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば古紙のような紙材を溶解水とともに解繊する解繊装置及び汚泥脱水装置に関する。
近年、産業廃水、家庭排水等の汚泥を、例えばごみ焼却場の助燃材として再生するために、汚泥を脱水(低含水率脱水)することが行われている。このような処理に使用される汚泥脱水設備においては、汚泥と脱水補助材とを混和槽内で混和することで脱水性を向上させたり発熱量を向上させたりして汚泥の脱水を行っている。
そして、脱水補助材としては、解繊装置によって解繊される古紙を用いることが試みられている。古紙の解繊装置としては、古紙と水などの液体とを収容する円筒形の溶解槽と、溶解槽の底部に設置され古紙を繊維状に破砕する回転型破砕羽根とからなるパルパーが知られている。パルパーは、主に、製紙装置の原料生成のために用いられる装置であり、破砕羽根を高速で回転させることにより、紙材を破砕羽根でせん断しながら解繊を行っている。
また、有孔ドラム(パンチングプレートのドラム)内に原紙と溶解液とを投入し、有孔ドラムを回転させながら溶解後の繊維を孔から抜き出すファイバーフロー型古紙解繊装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特公昭58−48676号公報
しかしながら、上記パルパーを用いた古紙解繊装置においては、容器に古紙を投入し、液体で親水後、回転型の破砕羽根で古紙を繊維状にするため、大きな動力を必要とする。また、紙材をせん断する際には、大きな衝撃力が生じるため動力の変動が大きく、過剰な動力が必要となる場合がある。
さらに、上記パルパーを用いた解繊装置では、解繊の過程で古紙が破砕羽根に引っ掛かるという問題がある。また、破砕羽根の回転に伴い溶解液が回転してしまうと、紙材が共回りしてしまうため、破砕効果が小さくなるという問題がある。
また、ファイバーフロー型古紙解繊装置は、大量の古紙を解繊し、均一な繊維回収に適したものであり、少量の紙材であっても均一に溶解させるまでに時間がかかるという問題がある。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、より少ない動力、かつ、短時間で効率的に紙材を解繊することができる解繊装置及び汚泥脱水装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の解繊装置は、投入された紙材及び水を混合して、紙材と水との混合物中の紙材を解繊させる解繊装置であって、略円筒形状をなし、中心軸が一方から他方に向かうに従って上方に向くように傾斜するとともに、該中心軸回りに回転可能に設けられ、内周面の勾配が中心軸方向一方側から他方側に向かうに従って急となるように形成されたドラムと、前記ドラムの内周面で中心軸方向一方側に設けられた第一羽根と、前記ドラムの内周面で中心軸方向他方側に設けられた第二羽根と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、ドラムの回転に伴い、ドラムの一方側に溜まった紙材と水の混合物が、第一羽根の面とドラム内周の間に生じる強い乱流の効果により解繊され、さらにドラムの一方側から掻き出され、一方側と他方側とを往復するように流動して紙材が水流により自然に解繊されるとともに、第一羽根上に残った混合物も落下による衝撃を受けることで、ドラムが低回転でも効率的に紙材を解繊することができる。また、破砕羽根などの紙材を切断するための手段を用いることなく紙材を解繊することができる。さらに、繊維のせん断がなく、生成される解繊紙材の機能低下を抑制しつつ紙材を解繊することができる。
上記解繊装置において、前記中心軸方向において前記第一羽根と前記第二羽根との間に第三羽根が設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、ドラムの一端側と他端側とを混合物が流動する途中においても解繊の効果を得ることができ、第三羽根上に残った混合物も落下による衝撃が与えられるとともに、他端側から一端側に押し戻される混合物がより滑らかに第一羽根に案内されるため、より効率的に紙材を解繊することができる。
上記解繊装置において、前記第一羽根の他方側と前記第三羽根の一方側とは一部が互いに重なりあうとともに、前記第三羽根の他方側と前記第二羽根の一方側とは一部が互いに重なりあっていることが好ましい。
上記構成によれば、混合物がドラムの一端側と他端側とを流動する際、隣合う羽根間における混合物の案内がより確実となる。
上記解繊装置において、前記第三羽根は、前記ドラムの正回転時において、前記ドラムの内周面との間に紙材と水との混合物を保持するように、回転方向に向かって傾斜していることが好ましい。
上記構成によれば、ドラムの正回転により混合物を掻き出し、または掻き上げる際、より確実に混合物を保持することができる。
上記解繊装置において、正回転時に一端側から他端側へ流れ出る混合物を、前記第二羽根へ案内する第四羽根を備えることが好ましい。
上記構成によれば、他端側へ流れ出る混合物がより滑らかに第二羽根に案内されるため、より効率的に紙材を解繊することができる。
上記解繊装置において、前記ドラムは、中心軸方向における中央を構成する円筒形状の直胴部と、該直胴部の中心軸方向一方側に配置され一方側に向かって漸次縮径する円錐筒形状の第一円錐筒部と、前記直胴部の中心軸方向他方側に配置され他方側に向かって漸次縮径する円錐筒形状の第二円錐筒部と、を備え、前記第一羽根は、前記第一円錐筒部に中心軸方向に延在するように設けられ、前記第二羽根は、前記第二円錐筒部に中心軸方向に延在するように設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、傾斜させることによって下部傾斜の勾配が一方から他方に向かうに従って急となるようなドラムをより容易に製造することができるとともにドラムの内周面に各々の羽根を設けることが容易となる。
上記解繊装置において、正回転時に一端側から他端側へ流れ出る混合物を、前記第二羽根へ案内する第四羽根を備え、前記ドラムは、中心軸方向における中央を構成する円筒形状の直胴部と、該直胴部の中心軸方向一方側に配置され一方側に向かって漸次縮径する円錐筒形状の第一円錐筒部と、前記直胴部の中心軸方向他方側に配置され他方側に向かって漸次縮径する円錐筒形状の第二円錐筒部と、を備え、前記第一羽根は、前記第一円錐筒部に中心軸方向に延在するように設けられ、前記第二羽根は、前記第二円錐筒部に中心軸方向に延在するように設けられ、前記第三羽根は、前記直胴部に中心軸方向に延在するように設けられ、前記第四羽根は、前記第二円錐筒部の中心軸方向一方側に中心軸方向に延在するように設けられている構成としてもよい。
上記解繊装置において、前記第二羽根の自由端側には、前記ドラムの正回転時において前記混合物を堰き止めるように形成された案内羽根が取り付けられていることが好ましい。
上記構成によれば、第二羽根を乗り越える混合物を堰き止めて、混合物の排出効率を高めることができる。
上記解繊装置において、前記ドラムは逆回転可能とされていることが好ましい。
上記構成によれば、ドラムを逆回転させることによって、混合物をより用意に排出することができる。
上記解繊装置において、前記ドラムの中心軸の傾斜角度が変更可能とされていることが好ましい。
上記構成によれば、混合物の排出時間をより短縮することができる。
また、本発明に係る汚泥脱水装置は、上記いずれかの解繊装置と、脱水機とを備え、該脱水機は前記解繊装置によって解繊された紙材が脱水補助剤として添加された汚泥を脱水することを特徴とする。
上記構成によれば、汚泥の脱水性向上、及び汚泥発生量の低減を図ることができる。
本発明によれば、ドラムの回転に伴い、紙材と水の混合物が羽根とドラム内周の間に生じる強い乱流の効果により解繊されるほか、ドラムの一方側と他方側とを往復するように流動して紙材が水流により自然に解繊されるとともに、羽根上に残った混合物も落下による衝撃を受けることで、ドラムが低回転でも効率的に紙材を解繊することができる。また、破砕羽根などの紙材を切断するための手段を用いることなく紙材を解繊することができる。さらに、繊維のせん断がなく、生成される解繊紙材の機能低下を抑制しつつ紙材を解繊することができる。
本発明の実施形態に係る汚泥脱水装置の系統図である。 本発明の実施形態に係る解繊装置の側面図である。 本発明の実施形態に係るドラム部の一部断面図である。 ドラム部を側方から一部透視した斜視図である。 ドラム部を投入口側から視た斜視図である。 ドラムを構成する、直胴部、第一円錐筒部、及び第二円錐筒部の展開図であり、 第一羽根、第二羽根、第三羽根、及び第四羽根の部品図である。 投入口側から視た第一羽根と第一円錐筒部の内周面との角度を示す図である。 投入口側から視た第二羽根及び第四羽根と第二円錐筒部の内周面との角度を示す図である。 投入口側から視た第三羽根と直胴部の内周面との角度を示す図である。 解繊装置の作用を示す図であり、羽根による混合物の掻き上げ動作を説明する図である。 解繊装置の作用を示す図であり、第一羽根から流れ出る混合物の流れを説明する図である。 解繊装置の作用を示す図であり、第二羽根によって混合物が押し戻される流れを説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この実施形態の汚泥脱水装置50の全体構成を示したものである。図1に示すように、本実施形態の汚泥脱水装置50は、余剰汚泥や凝集汚泥が貯留される汚泥貯留槽51と、解繊された古紙が貯留される解繊古紙貯留タンク52と、汚泥貯留槽51から汚泥が供給されるとともに解繊古紙貯留タンク52から解繊古紙が供給される混和槽53と、混和槽53に解繊古紙を供給する解繊古紙貯留タンク52と、汚泥粒子を凝集してフロック化汚泥を生成するための第一凝集槽54及び第二凝集槽55と、凝集槽54,55によって凝集された汚泥を圧縮する汚泥濃縮機56と、濃縮された汚泥を脱水する脱水機57と、脱水された汚泥が貯留される脱水汚泥ホッパ58と、を主な構成要素として備えている。
また、汚泥貯留槽51から汚泥を混和槽に供給する汚泥供給ポンプ60と、解繊古紙貯留タンク52から混和槽53に解繊古紙を供給する解繊古紙供給ポンプ61とを有している。さらに、汚泥脱水装置50は、解繊古紙貯留タンク52に供給する解繊古紙を生成するために、解繊装置1を備えている。解繊装置1には、古紙自動供給装置62から古紙が供給されるとともに、補給水タンク68から水が供給されるようになっている。
また、混和槽53、第一凝集槽54、及び第二凝集槽55に供給された汚泥は、攪拌機によって攪拌されるようになっている。
汚泥脱水装置50を用いて汚泥を脱水する際には、混和槽53にて汚泥と解繊古紙を混合し攪拌する。ここで、解繊古紙は、脱水補助材として機能する。次に、解繊古紙と混合された汚泥は、第一凝集槽54において例えば鉄系無機凝集剤64が添加されることで凝集され、第二凝集槽55において例えば脱水助剤65が添加されることでさらに凝集される。
なお、第一凝集槽54と第二凝集槽55は逆転させることもできる。さらに第一凝集槽54を省略し、鉄系無機凝集剤64を汚泥濃縮機56から脱水機57の入口までの間に添加することもできる。
凝集されたフロック化汚泥は、汚泥濃縮機56において濃縮されて濃縮汚泥となる。そして、濃縮汚泥は、スクリュープレス型の脱水機57によって脱水され、脱水ケーキとして脱水汚泥ホッパ58に排出される。なお、脱水機57には、ボイラ66から蒸気が供給されており、濃縮汚泥が間接加熱されるようになっている。また、脱水機57より排出される脱水ろ液は、分離タンク67において汚泥を分離させた後、汚泥貯留槽51に戻されるようになっている。
解繊装置1は、上述した汚泥脱水装置50において、汚泥に添加される脱水補助剤としての解繊古紙を生成する装置である。解繊装置1は、例えば古新聞紙の束のような原型を留めた古紙をドラム部4(図2参照)に直接投入し、補給水タンク68よりドラム部4に供給された溶解水とともに、古紙(紙材)を解繊するための装置である。
図2に示すように、解繊装置1は解繊装置1の基部となる第一架台部2と、第一架台部2に対して回動可能に固定された第二架台部3と、第二架台部3上に回転可能に固定されたドラム部4と、を主な構成要素として備えている。なお、以下の説明では、図2の左側であって一方の側を前方とし、図2の右側であって一方とは反対の他方の側を後方とする。また、以下の説明においては、ドラム部4を構成する略円筒形状のドラム7の中心軸Oを単に中心軸Oと呼び、中心軸Oの方向を単に中心軸方向と呼ぶ。
ドラム部4は、略円筒形状をなし後方に開口する投入口15を有するドラム7を有し、この投入口15より古紙を投入可能とされている。ドラム7の容量は例えば1200リットルである。
第一架台部2と第二架台部3は、例えば鋼材を組み合わせることによって形成されたフレームであり、一端部に設けられたヒンジ5を介して互いに回動可能とされている。第一架台部2と第二架台部3との間には、ジャッキ6が設けられており、このジャッキ6を稼働させることにより、ヒンジ5を中心に第二架台部3が回動するようになっている。また、第二架台部3は、複数のキャスター31によって支持されており、解繊装置1の移動を可能にしている。
上述したように、ドラム部4は、第二架台部3の上に固定されており、第二架台部3を回動させることによりドラム部4を、例えば中心軸方向が水平な状態から、ドラム部4の後端側が上方を向く方向に、ヒンジ5を中心に回動させることができる。即ち、ドラム部4の中心軸Oの傾斜角度は変更可能とされている。本実施形態の解繊装置1が古紙の解繊を行う際は、ドラム部4を前端から後端に向かうに従って上方を向くように傾斜させる。
ドラム部4は、略円筒形状の中空容器であって後方に投入口15を有するドラム7と、ドラム7の内周面に固定された複数の羽根22,23,24,25(図3参照)とを有しており、ドラム7の投入口15より古紙を投入可能とされている。
ドラム7の一端側には回転軸8が突出するように設けられている。また、ドラム7は、中心軸Oが、ヒンジ5と直交するように、第二架台部3上に回転自在に固定されている。第二架台部3のヒンジ5が取り付けられている第二架台部の後端とは反対側の前方には、モータ9が配置されている。
モータ9のシャフトには第一スプロケット11が取り付けられているとともに、ドラム部4の回転軸8には、第二スプロケット12が取り付けられている。そして、第一スプロケット11と第二スプロケット12との間にチェーン13が掛けられていることによって、モータ9の稼働に伴いチェーン13・スプロケット11,12を介してドラム部4が回転するようになっている。ドラム部4は正転方向に回転自在であり、かつ、正転方向とは逆の逆回転も可能に構成されている。なお、回転軸8の先端は第二架台部3に固定された軸受ユニット14によって支持されている。
また、ドラム部4の中心軸方向中央部付近(後述する直胴部17)は複数のドラム支持ローラ16によって支持されている。ドラム支持ローラ16は、ローラの回転軸がドラム部4の中心軸Oに沿うように配置されている。
次にドラム部4について詳細に説明する。上述したように、古紙の解繊を行う際は、ドラム部4は、前端から後端に向かうに従って上方を向くように傾斜されている。図3は、ドラム部4を一部断面視した詳細図であり、ドラム部4が傾斜した状態を示す図である。以下、ドラム部4が傾斜状態にあるものとして説明を行う。なお、この傾斜角度は例えば16°程度である。
図3に示すように、ドラム部4を構成するドラム7は略円筒形状をなし、中心軸方向における中央を構成する円筒形状の直胴部17と、直胴部17の前方に配置され前方に向かって漸次縮径する円錐筒形状の第一円錐筒部18と、直胴部17の後方に配置され後方に向かって漸次縮径する円錐筒形状の第二円錐筒部19と、からなる。
第一円錐筒部18の後端、直胴部17の前後端、及び第二円錐筒部19の前端はフランジ形状とされており、直胴部17、第一円錐筒部18、及び第二円錐筒部19とは、フランジを介して互いに溶接されている。
第一円錐筒部18の前端は、円板形状の鏡板20によって封止されている。ドラム部4の回転軸8は、この鏡板20の中央部に、鏡板20と直交するように固定されている。また、鏡板20の中央部には、ドラム7の内側に突出する円錐部21が形成されている。中心軸方向に直交する方向から視た円錐部21の頂部の角度は、約90度とされている。また、円錐部21の底部の直径は、第一円錐筒部18の前端部の直径よりもやや小なる直径とされている。
第一円錐筒部18は、中心軸方向に直交する方向から視た第一円錐筒部18の下方の外周面18aが、水平面に対して略平行となるように形成されている。以下、ドラム7の下方の外周面の水平面に対する角度を下部傾斜と呼ぶ。即ち、第一円錐筒部18の下部傾斜は0°である。
直胴部17は円筒形状であるため、下部傾斜が中心軸方向と一致している。即ち、中心軸方向の傾斜角度は約16°であるため、直胴部17の下部傾斜も約16°となっている。
第二円錐筒部19は後端に向かって漸次縮径するような形状とされているため、第二円錐筒部19の下部傾斜は直胴部17の下部傾斜よりも更に大きくなっている。
即ち、ドラム7の下部傾斜は、前端から後端に向かうに従って急となるように形成されており、ドラム7の内部に収容された例えば古紙と水の混合物がドラム7の後端側から前端側に流れ、第一円錐筒部18近傍に溜まるようになっている。
次に、ドラム7の内周面に設けられた羽根について説明する。
図4は、ドラム部4を側方から一部透視した斜視図であり、図5はドラム部4を投入口15側(後方)から視た斜視図である。図4及び図5に示すように、各々の羽根22,23,24,25は矩形板状をなし、少なくとも各々の長辺がドラム7の内周面に例えば溶接によって固定されている。以下、固定された辺を固定辺と呼ぶ。第二羽根の固定辺でない長辺、即ち自由端側には、混合物の排出時に前端への戻りを堰き止め、排出効率を高めるべく、案内羽根26を取り付けておくこともできる。
図6は、ドラム7の展開図であり、ドラム7の内周面を示す図である。図7は、第一羽根22、第二羽根23、第三羽根24、及び第四羽根25の外形を示す図である。図6には、各羽根の取り付け位置及び、中心軸方向に対する傾きが図示されている。
図6の展開図に示すように、各々の羽根の固定辺の向きは、ドラム7の内周面において中心軸Oに沿う線(図6で一点鎖線で示す線)に対して、所定角度傾けられている。即ち、各々の羽根の長手方向は、ドラム7の中心軸Oに沿っておらず、ドラム7の中心軸Oに対して傾けられている。
更に、各々の羽根22,23,24,25は、ドラム7の内周面に対して直交するように固定されておらず、羽根が回転方向に向かって傾斜するように固定されている。傾斜角度は、例えば羽根の面とドラム7の内周面との角度が20°とされている。
羽根は、第一円錐筒部18の内周面に設けられている2枚の第一羽根22と、第二円錐筒部19の内周面に設けられている2枚の第二羽根23と、直胴部17の内周面に設けられているとともに前端側の一部が第一円錐筒部18に、後端側の一部が第二円錐筒部19にオーバーラップしている2枚の第三羽根24と、第二円錐筒部19の内周面の前端側に設けられている2枚の第四羽根25と、から構成されている。
即ち、第一羽根22は、ドラム7の内周面で前端側に設けられ、第二羽根23は、ドラム7の内周面で後端側に設けられ、第三羽根24は、軸線方向において第一羽根22と第二羽根23との間に設けられている。
各々の羽根の詳細は、以下の通りである。
第一羽根22は第一円錐筒部18の略全域に亘るような長さ、及び所定の高さを有する板状部材である。高さは、例えば直胴部17の直径の約3割程度とされている。2枚の第一羽根22は、第一円錐筒部18の内周面に周方向に等間隔に取り付けられている。
また、第一羽根22の固定辺の向きは、第一羽根22が下方に位置している場合、ドラム7の内周面において中心軸Oに沿う線に対して、投入口15側から視て前端側が左側に向くように、即ち、前端から後端に向かうに従って回転方向と反対方向に向くように、例えば約20°傾けられている。
また、図8に示すように、第一羽根22の面は、第一羽根22が下方に位置している場合、投入口15側から視て外周側から中心に向かうに従って右側に向くように第一円錐筒部18の内周面と例えば約20°の角度をなすように固定されている。即ち、図8に矢印で示すような方向にドラム部4が回転した場合(以下、正回転と呼ぶ)、第一羽根22が投入された古紙と水との混合物を後端側へ掻き出しつつ保持するような角度に固定されている。
また、第一羽根22の前端部は、鏡板20及び円錐部21に接続されている。即ち、第一羽根22と鏡板20及び円錐部21との間は隙間がないように固着されている。
第二羽根23は第二円錐筒部19の略全域に亘るような長さ、及び所定の高さを有する板状部材である。高さは、例えば直胴部17の直径の約3割程度とされている。
2枚の第二羽根23は、第二円錐筒部19の内周面に周方向に等間隔に取り付けられている。また、各々の第二羽根23は、後端部の周方向の位置が第一羽根22の前端部の周方向の位置と一致するような位置に取り付けられている。
また、第二羽根23の固定辺の向きは、第二羽根23が下方に位置している場合、ドラム7の内周面において中心軸Oに沿う線に対して、投入口15側から視て前端側が右側に向くように、即ち、前端から後端に向かうに従って回転方向に向くように、約20°傾けられている。
また、図9に示すように、第二羽根23の面は、第二羽根23が下方に位置している場合、投入口15側から視て外周側から中心に向かうに従って左側に向くように第二円錐筒部19の内周面と20°の角度をなすように固定されている。
第三羽根24は直胴部17の略全域に亘るような長さ、及び所定の高さを有する板状部材である。高さは、例えば直胴部17の直径の約3割程度とされている。第三羽根24は、中心軸方向と直交する方向から視て、前端側が第一羽根22と重なる(オーバーラップ)ように、かつ、後端側が第二羽根23と重なるような長さを有している。
2枚の第三羽根24は、直胴部17の内周面に周方向に等間隔に取り付けられている。また、各々の第三羽根24は、前端部の周方向の位置が、2枚の第一羽根22の前端部の周方向の位置の中間に位置するように取り付けられている。
また、第三羽根24の固定辺の向きは、第三羽根24が下方に位置している場合、ドラム7の内周面において中心軸に沿う線に対して、投入口15側から視て前端側が右側に向くように、即ち、前端から後端に向かうに従って回転方向に向くように、約20°傾けられている。
また、図10に示すように、第三羽根24の面は、第三羽根24が下方に位置している場合、投入口15側から視て外周側から中心に向かうに従って左側に向くように直胴部17の内周面と20°の角度をなすように固定されている。
第四羽根25は所定の軸線方向の長さ、及び所定の高さを有する板状部材である。長さは、例えば、第二円錐筒部19の内周面の軸線方向の長さの約3割程度とされている。高さは、例えば直胴部17の直径の約1割程度とされている。
2枚の第四羽根25は、第二円錐筒部19の内周面に周方向に等間隔に、第四羽根25の前端部が第二円錐筒部19の前端部と一致するように取り付けられている。また、各々の第四羽根25は、2枚の第二羽根23の前端部の周方向の位置の中間に位置するように取り付けられている。
また、第四羽根25の固定辺の向きは、第四羽根25が下方に位置している場合、ドラム7の内周面において中心軸に沿う線に対して、投入口15側から視て前端側が左側に向くように、即ち、前端から後端に向かうに従って回転方向と反対方向に向くように、約20°傾けられている。
また、図9に示すように、第四羽根25の面は、第四羽根25が下方に位置している場合、投入口15側から視て外周側から中心に向かうに従って左側に向くように第二円錐筒部19の内周面と20°の角度をなすように固定されている。
次に、本実施形態の解繊装置1の作用について説明する。
(親水化工程)
まず、投入口15よりドラム部4の内部に古紙を投入する。古紙は、例えば新聞紙の束のような原型を保った紙材である。また、古紙の量は、ドラム部4の容量(例えば1200リットル)によって適宜決定されるが、本実施形態の場合は、約6kg程度とする。
次に、投入口15よりドラム部4の内部に溶解水を注入する。溶解水の量は、ドラム部4の容量によって適宜決定されるが、本実施形態の場合は、約150リットルの定量とする。即ち、本実施形態の解繊装置1の溶解濃度は約4%である。そして、約5分間静止させ、古紙に溶解水を浸透させる。これにより、古紙に溶解水が溶け込み、親水化が完了する。以下、親水化された古紙を混合物と呼ぶ。
なお、溶解水としては、水、汚泥、脱水ろ液を用いることができる。
次に、ドラム部4を回転させることにより、混合物の攪拌を行う。ドラム部の回転数(回転速度)は、ドラム部4内の混合物が共回り(混合物の回転速度とドラム部の回転速度が一致する)せず、かつ、古紙の解繊に適した水流を生じる速度とし、5rpm〜60rpmが好ましい。
(低速度攪拌工程)
まず、ドラム部4を低速で正回転させる。即ち、投入口15側から視て右回転に回転させ、攪拌を開始する。
まず、回転数を例えば15rpmとし、5分間に亘って正回転攪拌を行う。
ドラム部4を回転させることで、ドラム部4の第一円錐筒部18に溜まった混合物が、第一羽根22の面とドラム内周面の間に生じる強い乱流の効果で解繊されるとともに後方に掻き出される。一方、図11に示すように、第一羽根22上に残って上方に掻き上げられた一部の混合物は、下方に落下して衝撃力が与えられる。
図12に示すように、第一羽根22によって掻き出された混合物は、第一羽根22上を沿うようにして、後方に流れ出す。ドラム部4の後方に流れ出した混合物は、第二羽根23に衝突する。そして、図13に示すように、混合物は第二羽根23によって、前方へ押し込まれる。即ち、混合物は第二羽根23によって方向転換されるとともに、方向転換の際に攪拌される。
また、第二羽根23によって前方に押し込まれた混合物は第三羽根24とドラム内周の間に生じる強い乱流の効果で解繊されつつ、流速が遅い混合物は、第三羽根24によって掻き上げられる。掻き上げられた混合物は、ドラム部4の最上点付近において下方に落下し衝撃力が与えられる。一方、流速が速い混合物は、第三羽根24によって、第一羽根22に案内される。即ち、第三羽根24は、混合物が第一羽根22によって解繊効果を受ける、最適な位置に混合物を方向付ける。
また、ドラム部4の回転による攪拌中、第四羽根25は、前端側から後端側へ流れ出る混合物を第二羽根23に案内する機能を発揮する。
この工程において、混合物を構成する古紙は、落下による衝撃を与えられたり、ドラム部4の前後方向に流動したりすることによって、纏まった状態からバラバラの状態に崩される。
(常速度攪拌工程)
次に、ドラム部4を常速で正回転させる。回転数を例えば22rpmとし、15分間に亘って正回転攪拌を行う。この工程において、バラバラの状態に崩された古紙が含まれる混合物は、より高い頻度で衝撃を与えられたり、より速い速度で流動することによって、古紙の解繊が促進される。
(排出工程)
最後に、ジャッキ6を稼働させ、中心軸Oが前方から後方に向かうに従って下方に向くようにドラム部4を傾斜させる。これと同時に、ドラム部4を逆回転させて投入口15より混合物を排出する。この際、混合物は、第二羽根23、及び第三羽根24によって送り出される。
上記実施形態によれば、ドラム部4の回転に伴い、ドラム部4の第一円錐筒部18に溜まった混合物が第一羽根22の面とドラム内周面の間に生じる強い乱流の効果で解繊され、他方、第一羽根22によって掻き出された混合物がドラム部4の前端側と後端側とを往復するように流動して古紙が水流により自然に解繊されるとともに、第一羽根22上に残った混合物も落下による衝撃を受けることで、ドラム部4が低回転でも効率的に紙材を解繊することができる。また、破砕羽根などの古紙を切断するための手段を用いることなく解繊することができる。さらに、繊維のせん断がないため、生成される解繊古紙の機能低下を抑制しつつ古紙を解繊することができる。
また、第三羽根24が中心軸方向において第一羽根22と第二羽根23との間に設けられ、正回転時に乱流を引き起こし、混合物を掻き上げるとともに、第一羽根22側に案内することによって、ドラム部4の前端側と後端側とを混合物が流動する途中においても混合物に乱流による解繊の効果と、落下による衝撃とを与えることができる。さらに、後端側から前端側に押し戻される混合物がより滑らかに第一羽根22に案内されるため、より効率的に古紙を解繊することができる。
また、第四羽根25によって、正回転時に前端側から後端側へ流れ出る混合物がより滑らかに第二羽根23に案内されるため、より効率的に古紙を解繊することができる。
また、ドラム7が、直胴部と第一円錐筒部と第二円錐筒部とに分割されていることによって、傾斜させることによって下部傾斜の勾配が前端から後端に向かうに従って急となるようなドラム7をより容易に製造することができるとともにドラム7の内周面に各々の羽根を設けることが容易となる。
また、第一羽根22の後端側と第三羽根24の前端側とは一部が互いに重なりあうとともに、第三羽根24の後端側と第二羽根23の前端側とは一部が互いに重なりあっているため、混合物がドラム部4の前端側と後端側とを流動する際、隣合う羽根間における混合物の案内がより確実となる。
また、第一羽根22、及び第三羽根24が、ドラム部4の正回転時において、ドラム7の内周面との間に混合物を保持するように、回転方向に向かって傾斜していることによって、ドラム部4の正回転により混合物を掻き出し、あるいは掻き上げる際、より確実に混合物を保持することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。例えば、以上で説明した実施形態では、第三羽根24は2枚設ける構成としたが、例えばドラム7の第二円錐筒部19を螺旋状に一周するような1枚の羽根としてもよい。このような形状としても正回転時には、混合物の流出防止、及び内部への押し込みは可能であり、かつ、排出の際には混合物を排出する方向に搬送することができる。
また、ドラム部4の回転は、モータ9の回転をチェーン13とスプロケット11,12を介して伝達する形式に限ることはなく、例えば、ドラム支持ローラ16をモータによって回転させて、ドラム支持ローラ16とドラム7との摩擦によってドラム部4を回転させてもよい。
1 解繊装置
4 ドラム部
7 ドラム
8 回転軸
15 投入口
17 直胴部
18 第一円錐筒部
19 第二円錐筒部
22 第一羽根
23 第二羽根
24 第三羽根
25 第四羽根
26 案内羽根
50 汚泥脱水装置
57 脱水機
O 中心軸

Claims (11)

  1. 投入された紙材及び水を混合して、紙材と水との混合物中の紙材を解繊させる解繊装置であって、
    略円筒形状をなし、中心軸が一方から他方に向かうに従って上方に向くように傾斜するとともに、該中心軸回りに回転可能に設けられ、内周面の勾配が中心軸方向一方側から他方側に向かうに従って急となるように形成されたドラムと、
    前記ドラムの内周面で中心軸方向一方側に設けられた第一羽根と、
    前記ドラムの内周面で中心軸方向他方側に設けられた第二羽根と、を備えることを特徴とする解繊装置。
  2. 前記中心軸方向において前記第一羽根と前記第二羽根との間に第三羽根が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の解繊装置。
  3. 前記第一羽根の他方側と前記第三羽根の一方側とは一部が互いに重なりあうとともに、前記第三羽根の他方側と前記第二羽根の一方側とは一部が互いに重なりあっていることを特徴とする請求項2に記載の解繊装置。
  4. 前記第三羽根は、前記ドラムの正回転時において、前記ドラムの内周面との間に紙材と水との混合物を保持するように、回転方向に向かって傾斜していることを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれか一項に記載の解繊装置。
  5. 正回転時に一端側から他端側へ流れ出る混合物を、前記第二羽根へ案内する第四羽根を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の解繊装置。
  6. 前記ドラムは、中心軸方向における中央を構成する円筒形状の直胴部と、該直胴部の中心軸方向一方側に配置され一方側に向かって漸次縮径する円錐筒形状の第一円錐筒部と、前記直胴部の中心軸方向他方側に配置され他方側に向かって漸次縮径する円錐筒形状の第二円錐筒部と、を備え、
    前記第一羽根は、前記第一円錐筒部に中心軸方向に延在するように設けられ、
    前記第二羽根は、前記第二円錐筒部に中心軸方向に延在するように設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の解繊装置。
  7. 正回転時に一端側から他端側へ流れ出る混合物を、前記第二羽根へ案内する第四羽根を備え、
    前記ドラムは、中心軸方向における中央を構成する円筒形状の直胴部と、該直胴部の中心軸方向一方側に配置され一方側に向かって漸次縮径する円錐筒形状の第一円錐筒部と、前記直胴部の中心軸方向他方側に配置され他方側に向かって漸次縮径する円錐筒形状の第二円錐筒部と、を備え、
    前記第一羽根は、前記第一円錐筒部に中心軸方向に延在するように設けられ、
    前記第二羽根は、前記第二円錐筒部に中心軸方向に延在するように設けられ、
    前記第三羽根は、前記直胴部に中心軸方向に延在するように設けられ、
    前記第四羽根は、前記第二円錐筒部の中心軸方向一方側に中心軸方向に延在するように設けられていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の解繊装置。
  8. 前記第二羽根の自由端側には、前記ドラムの正回転時において前記混合物を堰き止めるように形成された案内羽根が取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の解繊装置。
  9. 前記ドラムは逆回転可能とされていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の解繊装置。
  10. 前記ドラムの中心軸の傾斜角度が変更可能とされていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の解繊装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の解繊装置と、脱水機とを備え、該脱水機は前記解繊装置によって解繊された紙材が脱水補助剤として添加された汚泥を脱水することを特徴とする汚泥脱水装置。
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