JP5717065B2 - 滑り軸受 - Google Patents
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Description
定着ローラ用滑り軸受材であるNTN精密樹脂製ベアリーAS5056(PPS樹脂組成物(PTFE樹脂および黒鉛を配合))を用いて、図4に示す形状(非曲面部4e、合い口4f、および溝4g有り)の摺動部材を射出成形で製造した。また、NTN精密樹脂製ベアリーAS5040(PPS樹脂組成物(ガラス繊維を配合))を用いて、図5に示す形状の外輪を射出成形で製造した。内輪としては、ボールベアリング6805の内輪を転用した。このようにして得た、摺動部材、外輪、内輪を用いて、図2に示す構成で、外形寸法をNTN製定着ローラ用ボールベアリング:止め輪付6805ZZと同寸法に設計した滑り軸受を製造した。詳細には、まず、フッ素グリース(NOKクリューバー製NOXLUB BF4023)を内輪の外周の曲面に満遍なく塗布(約5g)し、この内輪に摺動部材を組み付け、次いで、内輪と組み付けた摺動部材を外輪に爪部を引っ掛けて組み付けた。得られた滑り軸受を以下に示す回転トルク試験に供し、回転トルクを求めた。結果を図9に示すとともに、製造コストを考慮した総合判定を表1に示す。
図8に示す軸加熱式高温ラジアル試験機10を用いて試験軸受11の回転トルクを測定した。軸加熱式高温ラジアル試験機10は、複写機の定着装置の定着ローラを模した定着ローラ12について、その内径からカートリッジヒータ13で加熱し、熱電対14で定着ローラ12の表面温度を所定の温度にコントロールするものである。試験は、試験軸受11をハウジング15内に組み付け、試験軸受11の内輪内径に定着ローラ12を挿入する。ハウジング15の下部より、ボールベアリング17を介して押し上げ、200Nの荷重16を負荷した。定着ローラ12材にアルミニウム(A5052)の旋削加工品(表面粗さRa0.5〜0.7μm)を用い、定着ローラ12の回転数は230rpm、定着ローラ12の表面温度は180℃、試験時間は20時間(h)である。潤滑は、比較例2の場合は、ドライで試験を行なった。この状態で、定着ローラ12を、カップリング18を介して駆動モータ19で回転させた。試験軸受11の回転トルクは、共回りするハウジング15の回転力をロードセル(図示せず)で測定して算出した。
製造コスト(算出コスト)については、実施例1を100とした場合の相対評価で数値化し、それぞれ記録した。
図9の回転トルク試験結果と、表1の製造コストとを考慮して、回転トルクおよび算出コストともに劣るものがない場合は、両者のバランスが良好であると総合判定し「○」印を、回転トルクと算出コストのうちどちらか一つでも劣るものがあれば、両者のバランスが不良であると総合判定し「×」印を、それぞれ記録した。
試験軸受として、NTN製定着ローラ用ボールベアリング:止め輪付6805ZZを用いて、実施例1と同様の試験および評価を実施した。結果を図9および表1に併記する。
試験軸受として、NTN精密樹脂製ベアリーAS5056を用いてNTN製定着ローラ用ボールベアリング:止め輪付6805ZZと同寸法に射出成形した滑り軸受を用いて、実施例1と同様の試験および評価を実施した。結果を図9および表1に併記する。
2 内輪
2a 曲面
3 外輪
3a 爪部
3b 端面側内面
3c 内周面
3d 開口部
3e フランジ
3f 隙間
3g 回り止め部
4 摺動部材
4a 曲面
4b 一端面
4c 他端面
4d 外周面
4e 非曲面部
4f 合い口
4g 溝
5 軸受孔
6 潤滑剤保持ポケット
6a 溝
6b 矩形辺
6c 対向辺
10 軸加熱式高温ラジアル試験機
11 軸受試験片
12 定着ローラ
13 カートリッジヒータ
14 熱電対
15 ハウジング
16 荷重
17 ボールベアリング
18 カップリング
19 駆動モータ
Claims (18)
- 内輪と、外輪と、この内・外輪間に介在する摺動部材とを備えてなる滑り軸受であって、
前記内輪は、外周に曲面を、内周に支持軸と嵌合する軸受孔をそれぞれ有し、
前記摺動部材は、前記内輪の外周の曲面に対向接触して摺動する曲面を有する樹脂組成物の成形体であり、
前記内輪の外周の曲面が凹曲面であり、前記摺動部材の曲面が凸曲面であり、
前記摺動部材の凸曲面は、軸方向中央部の全周に非曲面部が形成されており、
前記外輪は、前記内輪とは非接触であり、内周側で前記摺動部材を保持する1部材で構成されることを特徴とする滑り軸受。 - 前記摺動部材が、環状体であることを特徴とする請求項1記載の滑り軸受。
- 前記内輪が、転がり軸受用の内輪であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の滑り軸受。
- 前記外輪が、軸方向の一端面に開口部を、該開口部の縁に爪部をそれぞれ有し、前記摺動部材は前記開口部から該外輪に組み込まれて前記爪部で固定されることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の滑り軸受。
- 前記摺動部材が、1ヶ所の合い口を有する環状体であることを特徴とする請求項2、請求項3または請求項4記載の滑り軸受。
- 前記摺動部材が、複数に等分割される環状体であることを特徴とする請求項2、請求項3または請求項4記載の滑り軸受。
- 前記外輪が、前記摺動部材の周方向の回り止め部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の滑り軸受。
- 前記摺動部材を形成する樹脂組成物のベース樹脂が、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリアミドイミド樹脂、およびポリイミド樹脂から選ばれる少なくとも1つの合成樹脂であることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項記載の滑り軸受。
- 前記摺動部材を形成する樹脂組成物が、固体潤滑剤および繊維状補強材から選ばれる少なくとも1つを含み、
前記固体潤滑剤が、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、黒鉛、および二硫化モリブデンから選ばれる少なくとも1つであり、
前記繊維状補強材が、炭素繊維およびアラミド繊維から選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする請求項8記載の滑り軸受。 - 前記外輪が、樹脂組成物の成形体であることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項記載の滑り軸受。
- 前記外輪を形成する樹脂組成物のベース樹脂が、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリアミドイミド樹脂、およびポリイミド樹脂から選ばれる少なくとも1つの合成樹脂であることを特徴とする請求項10記載の滑り軸受。
- 前記外輪を形成する樹脂組成物が、繊維状補強材を含み、該繊維状補強材が、炭素繊維、ガラス繊維、およびアラミド繊維から選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする請求項11記載の滑り軸受。
- 前記摺動部材が、前記樹脂組成物の射出成形体であり、前記非曲面部に射出成形におけるパーティングラインが形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれか1項記載の滑り軸受。
- 前記内輪および前記摺動部材の摺動面に潤滑剤が塗布されていることを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれか1項記載の滑り軸受。
- 前記潤滑剤が、フッ素グリースおよびウレアグリースから選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする請求項14記載の滑り軸受。
- 前記摺動部材の摺動面に、潤滑剤保持ポケットが形成されていることを特徴とする請求項14または請求項15記載の滑り軸受。
- 前記外輪が、外周にフランジを有することを特徴とする請求項1ないし請求項16のいずれか1項記載の滑り軸受。
- 前記内輪が、金属の鍛造品または切削加工品であることを特徴とする請求項1ないし請求項17のいずれか1項記載の滑り軸受。
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