JP5716931B2 - プリーツフィルター、それを用いたバラスト水処理装置およびバラスト水の処理方法 - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、使用による劣化や破断を防止し、長期間安定して使用することが可能なプリーツフィルター、およびそれを用いた濾過装置としてのバラスト水処理装置および処理方法を提供することを目的とする。
前記プリーツフィルターで濾過されなかった排出水を前記ケースの外部へ排出する排出流路とを備えたバラスト水処理装置を含む。
以下、本願発明の態様について列記して説明する。本願1の態様は、(1)フィルター基材が山部と谷部を繰り返すように折り目を有し、前記折り目の稜線方向を軸方向とする筒形状をなすプリーツフィルターであって、前記筒形状の内側から見た谷部に補強板を備えたプリーツフィルターである。このような構造により、使用による破断を防止し、長期間安定して使用することが可能となる。
本発明の実施形態としてのプリーツフィルターおよびバラスト水の処理装置の構成を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
上述のプリーツフィルターを用いた濾過装置の好ましい適用例として、バラスト水処理装置の構成を図面を参照して説明する。図11(A)および図11(B)は本発明の実施態様としての船舶用のバラスト水処理装置の一例を示す図である。図11(A)は軸線を含む垂直断面の構成、図11(B)は図11(A)における水平A−A断面の構成をそれぞれ模式的に示す図である。円筒形状のプリーツフィルター101は回転中心となる軸線を囲むように配置されており、中心に配置された中心配管140(配管は回転しない)の周囲を回転自在になるよう取り付けられている。プリーツフィルターの上下面は水密に塞がれている。回転自在な取り付け構造は、同じく水密構造とする必要があるが、特に限定されることなく既知の構造が用いられる。フィルター全体を覆うようにケース103が設けられる。ケース103は外筒部131、蓋部132、底部133で構成され、底部133には排出流路108が設けられる。ケース103内に被処理水としての海水を導入するため被処理水流路106と被処理水ノズル102が設けられる。被処理水ノズル102は、そのノズル口121をケース103の外筒部131内に備えるように被処理水流路106から延設され、被処理水がプリーツフィルターの外周面に向かって流出するように構成されている。また、プリーツフィルターの回転のためにモーター190がプリーツフィルターの中心軸に備えられている。モーター190はモーターカバー191で覆われて収納され、駆動制御部(図示せず)からの電力により駆動される。
補強板による効果を確認するため、図11(A)、図11(B)に示すバラスト水処理装置を用いて、濾過をおこなった。
使用した材料は次の通りである。
フィルター基材:ポリエチレンテレフタレート製不織布(商品名:東レ製 アクスターG2260−1S BK0)
補強板:ポリプロピレン製網目板(商品名:タキロン製 トリカルネットSN−598)
網目ピッチ 4.8mm×4.8mm
厚さ 1.5mm(縦糸1.5mm、横糸1.2mm)
フィルター基材:ポリエチレンテレフタレート製不織布(商品名:東レ製 アクスターG2260−1S BK0)
補強板:ポリプロピレン製網目板(商品名:タキロン製 トリカルネットSN−11)
網目ピッチ 3.9mm×3.9mm
厚さ 0.9mm(縦糸0.9mm、横糸0.5mm)
10、101 プリーツフィルター
11 フィルター基材
12、13 固定部材
21 ポンプ
22 濾過装置
23 殺滅装置
24 タンク
31、32、33、34、35、36 配管
102 被処理水ノズル
103 ケース
106 被処理水流路
107 濾過水流路
108 排出流路
121 ノズル口
131 外筒部
132 蓋部
133 底部
140 中心配管
141 取水穴
190 モーター
191 モーターカバー
Claims (3)
- フィルター基材が山部と谷部を繰り返すように折り目を有し、前記折り目の稜線方向を軸方向とする筒形状をなすプリーツフィルターであって、前記筒形状の内側から見た谷部に補強板を備え、
前記補強板は、表面から裏面に貫通する多数の孔を有する平板状基材で形成されており、
前記補強板は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエステル、塩化ビニルからなる群から選択されるいずれかの樹脂により形成されており、
各谷部に備えられた隣接する前記補強板は前記筒形状の軸直角方向断面においては互いに接触やフィルター基材以外の他の部材と接することなく独立した板材であり、
前記プリーツフィルターの円筒上面と円筒底面がそれぞれ前記フィルター基材と前記補強板を固定すると共に水密に封止され、かつ円筒軸を中心に回転可能に保持され、前記プリーツフィルターの外周面に向けて被処理水を流出する被処理水ノズルと、前記プリーツフィルターを囲むように設けられ前記被処理水ノズルのノズルロを内部に備えた外筒部を有するケースと、前記プリーツフィルターを透過した濾過水を前記プリーツフィルターの円筒内部から前記ケースの外部へ導出する濾過水流路と、前記プリーツフィルターで濾過されなかった排出水を前記ケースの外部へ排出する排出流路とを備えた濾過装置に用いられるプリーツフィルター。 - 請求項1に記載の円筒状のプリーツフィルターを濾過膜として用いたバラスト水処理装置。
- 請求項2に記載のバラスト水処理装置を船体内に搭載し、船体外部から取得した海水を被処理水として用い、前記バラスト水処理装置により処理された濾過水にさらに殺滅処理を加えた後に、バラスト水として船体内に貯留するバラスト水の処理方法。
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