JP5716901B2 - 気圧式倍力装置 - Google Patents
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Description
該ハウジング内に進退動可能に設けられて前記パワーピストンに連結されたバルブボディと、
前記バルブボディに進退動可能に挿入されてブレーキペダルに連結される入力ロッドと、
前記バルブボディ内に配置されて前記入力ロッドに連結され、後端側に前記バルブボディに移動可能に案内される大径部を有するプランジャと、
前記プランジャの移動によって開閉して前記変圧室に作動気体を導入、排出して前記パワーピストンに推力を発生させるための弁手段と、
前記パワーピストンの推力を出力ロッドに伝達し、前記出力ロッドからの反力の一部を前記プランジャに伝達するものであって、非作動状態に前記プランジャとの間に隙間(D)を有して配置され、前記入力ロッドの移動に応じて前記プランジャが当接するリアクション部材と、
前記プランジャに相対移動可能に支持されて前記ハウジングに係合して前記プランジャの前記ハウジングに対する後退位置を規定し、非作動状態で前記大径部と間に隙間を有するストップキーと、
前記バルブボディと前記入力ロッドとの間に設けられ、前記入力ロッドを後退方向に付勢する戻しバネと、
前記ストップキーと前記プランジャとの間に設けられて、非作動状態で前記戻しバネのバネ力によりセット荷重をもって前記ストップキーに対して前記プランジャを前進方向に付勢して前記戻しバネの前記入力ロッドに対するバネ力を軽減する反力調整バネとを備え、
前記入力ロッドは、非作動状態では前記戻しバネのバネ力により前記反力調整バネのバネ力に抗して後退位置にあり、
前記バルブボディは、
前記入力ロッドが第1の所定位置(S1)まで前進したとき、前記弁手段が前記変圧室に作動気体を導入することで前記入力ロッドへの追従を開始し、
また、前記入力ロッドが第2の所定位置(S3)まで前進したとき、前記ストップキーに当接して該ストップキーと共に移動し、
前記反力調整バネは、前記入力ロッドが非作動状態から前進し、前記バルブボディが前記ストップキーに当接するまで、前記入力ロッドへの反力を上昇させ、
前記プランジャは、前記入力ロッドが更に第3の所定位置(S4)まで前進したときに前記リアクション部材に当接して反力を受けることを特徴とする。
図1は、本実施形態に係る倍力装置101を示し、図2は、その要部を拡大して示している。図1及び図2に示すように、倍力装置101は、気圧式アクチュエータを倍力源とするシングル型の気圧式倍力装置である。薄板によって形成されたフロントシェル102とリアシェル103とが結合されてハウジング104が形成され、このハウジング104内がダイアフラム105を有するパワーピストン106によって定圧室107と変圧室108との2室に画成されている。フロントシェル102及びリアシェル103は、略有底円筒状であり、これらは、フロントシェル102の外周の開口縁部に、リアシェル103の外周の開口縁部を嵌合し、これらの間にダイアフラム105の外周部を挟み込むことによって、気密的に結合されている。
Fi>F1−F2−Fv−Fpr
但し、
F1:戻しバネ140のセット荷重
F2:反力調整バネ158のセット荷重
Fv:制御バルブ132に作用する差圧によって生じる力
Fpr:プランジャ131に作用する差圧によって生じる力
となったとき、入力ロッド133及びプランジャ131が前進し始める(図6においてS=0)。
Fi=(F1+S・k1)−(F2−S・k2)−Fv−Fpr
但し、
k1:戻しバネ140のバネ定数
k2:反力調整バネ158のバネ定数
したがって、
Fi=(k1+k2)・S+F1−F2−Fv−Fpr
となり、入力Fiは、バネ定数(k1+k2)でストロークSに比例する。このとき、ストップキー138は、リアシェル103の後部円筒部112の段部112Aに当接した状態で移動しない。
差圧による力Fvが作用しなくなり、代りに、弁バネ141のセット荷重Fpが作用し、また、プランジャ131の先端部は、リアクション部材155に当接せず、プランジャ131にはリアクション部材155からの反力が作用しない。ストロークSが距離Aに達したとき(図6においてS=S1:第1の所定位置)、入力ロッド132への入力Fiは、
Fi=(k1+k2)・A+F1−F2+Fp−Fpr
但し、
Fp:弁バネ141のセット荷重
となり、差圧による力Fvの解消及び弁バネ141のセット荷重Fpの分だけ大きくなる。
Fi=k2・S+k1・A+F1−F2+Fp−Fpr
となり、入力ロッド133のストロークSに比例する。
リアクション部材155に当接するまで(図6においてS3<S<S4)、入力Fiは、
Fi=k2・(A+B)+k1・A+F1−F2+Fp−Fpr
で一定となる。このとき、マスタシリンダ110の液圧Pは、入力ロッド133のストロークに応じて上昇する。
Fi=(F1+A・k1)−(F2−(A+B)k2)+Fp−Fpr+(Fo−Fj
)/α
但し、
Fo:出力ロッド128の推力
Fj:ジャンプイン出力(プランジャ131の先端部がリアクション部材155に当接したときの出力ロッド128の推力)
α:倍力比
となり、その後、全負荷点(図6においてS=S5)に達する。
図5に示すように、ブレーキ装置200は、倍力装置101と、倍力装置101のマスタシリンダ110の液圧ポート164、165に接続されて、各車輪Wa〜Wdの液圧ブレーキのホイールシリンダBa〜Bdにブレーキ液圧を供給する液圧制御装置5と、液圧制御装置5を制御するコントローラ7と、回生制動を行なう回生ブレーキ装置8とを備えている。
[通常制動モード]
通常制動時には、供給弁35A、35B及び増圧弁36a〜36dを開き、減圧弁38a〜38d、加圧弁41A、41Bを閉じることにより、マスタシリンダ110から各車輪Wa〜WdのホイールシリンダBa〜Bdに液圧を供給する。
[減圧モード]
減圧弁38a〜38dを開き、供給弁35A、35B、増圧弁36a〜36d及び加圧弁41A、41Bを閉じることにより、ホイールシリンダBa〜Bdの液圧をリザーバ37A、37Bに解放して減圧する。
[保持モード]
増圧弁36a〜36d及び減圧弁38a〜38dを閉じることにより、ホイールシリンダBa〜Bdの液圧を保持する。
[増圧モード]
増圧弁36a〜36dを開き、供給弁35A、35B、減圧弁38a〜38d及び加圧弁41A、41Bを閉じて、ポンプモータ40を作動することにより、ブレーキ液をリザーバ37A、37Bからマスタシリンダ110側へ戻してホイールシリンダBa〜Bdの液圧を増圧する。
[加圧モード]
加圧弁41A、41B及び増圧弁36a〜36dを開き、減圧弁38a〜38d及び供給弁35A、35Bを閉じて、ポンプモータ40を作動することにより、マスタシリンダ110の液圧にかかわらず、ポンプ39A、39Bによってブレーキ液をホイールシリンダBa〜Bdに供給する。
図6を参照して、倍力装置101は、入力ロッド133のストロークSが0〜S2の領域においては、マスタシリンダ110で液圧を発生しないので、コントローラ7は、ストロークセンサ20によって検出した入力ロッド133(すなわちブレーキペダル19)のストロークSに基づき、回生ブレーキ装置8により回生制動を行なうと共に、液圧制御装置5により、回生制動分を減じブレーキ液圧をホイールシリンダBa〜Bdに供給して、所望の制動力を得る回生協調制御を実行する。そして、倍力装置101によりマスタシリンダ110で液圧が発生するストロークS2から、全負荷点S5に達する前の所定ストロークSc(液圧Pc)までの領域では、マスタシリンダ110で発生する液圧Pに相当する液圧分を液圧制御装置5による供給液圧から減じる。そして、入力ロッド133のストロークSが所定ストロークScに達した後は、倍力装置101によってホイールシリンダBa〜Bdに供給する全液圧を発生させる。回生協調制御による制動分に相当するマスタシリンダ110の液圧Pを図6中に斜線部で示す。入力ロッド133のストロークSが、プランジャ131がリアクション部材155に当接するストロークS4に達するまでは、戻しバネ140及び反力調整バネ158のバネ力により、所定の反力を発生させるので、良好なブレーキペダル19の操作フィーリングを得ることができる。
Claims (1)
- パワーピストンによって定圧室と変圧室とに画成されるハウジングと、
該ハウジング内に進退動可能に設けられて前記パワーピストンに連結されたバルブボディと、
前記バルブボディに進退動可能に挿入されてブレーキペダルに連結される入力ロッドと、
前記バルブボディ内に配置されて前記入力ロッドに連結され、後端側に前記バルブボディに移動可能に案内される大径部を有するプランジャと、
前記プランジャの移動によって開閉して前記変圧室に作動気体を導入、排出して前記パワーピストンに推力を発生させるための弁手段と、
前記パワーピストンの推力を出力ロッドに伝達し、前記出力ロッドからの反力の一部を前記プランジャに伝達するものであって、非作動状態に前記プランジャとの間に隙間(D)を有して配置され、前記入力ロッドの移動に応じて前記プランジャが当接するリアクション部材と、
前記プランジャに相対移動可能に支持されて前記ハウジングに係合して前記プランジャの前記ハウジングに対する後退位置を規定し、非作動状態で前記大径部と間に隙間を有するストップキーと、
前記バルブボディと前記入力ロッドとの間に設けられ、前記入力ロッドを後退方向に付勢する戻しバネと、
前記ストップキーと前記プランジャとの間に設けられて、非作動状態で前記戻しバネのバネ力によりセット荷重をもって前記ストップキーに対して前記プランジャを前進方向に付勢して前記戻しバネの前記入力ロッドに対するバネ力を軽減する反力調整バネとを備え、
前記入力ロッドは、非作動状態では前記戻しバネのバネ力により前記反力調整バネのバネ力に抗して後退位置にあり、
前記バルブボディは、
前記入力ロッドが第1の所定位置(S1)まで前進したとき、前記弁手段が前記変圧室に作動気体を導入することで前記入力ロッドへの追従を開始し、
また、前記入力ロッドが第2の所定位置(S3)まで前進したとき、前記ストップキーに当接して該ストップキーと共に移動し、
前記反力調整バネは、前記入力ロッドが非作動状態から前進し、前記バルブボディが前記ストップキーに当接するまで、前記入力ロッドへの反力を上昇させ、
前記プランジャは、前記入力ロッドが更に第3の所定位置(S4)まで前進したときに前記リアクション部材に当接して反力を受けることを特徴とする気圧式倍力装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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