JP5716770B2 - 塗膜材被覆方法 - Google Patents
塗膜材被覆方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5716770B2 JP5716770B2 JP2013032469A JP2013032469A JP5716770B2 JP 5716770 B2 JP5716770 B2 JP 5716770B2 JP 2013032469 A JP2013032469 A JP 2013032469A JP 2013032469 A JP2013032469 A JP 2013032469A JP 5716770 B2 JP5716770 B2 JP 5716770B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thickness
- coating material
- coating
- guide body
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Description
このような丁張は、特に土工工事を行う際において施工基準面からの厚さ管理を行う際の目安として多用されており、従来技術を開示するまでもなく周知である。
また、工事の後に施工基準面からの厚さ管理を行う場合においては、施工対象箇所から無作為に抽出した部位を所要範囲にわたってくり抜き、くり抜いて得たサンプルの厚さを測定することにより厚さ管理を行うコア抜き検査と呼ばれる手法が用いられることがある。このようなコア抜き検査を用いた工事管理システムとしては、例えば特許文献1に開示されているようなものが知られている。
すなわち、下地の表面を塗膜材により被覆する際における塗膜材被覆方法であって、粘着層と、前記塗膜材と同一材料であると共に前記粘着層に積層された表面材と、からなり、前記下地の表面を被覆すべき前記塗膜材の厚さ寸法と同厚寸法に形成された厚さガイド体を、前記下地の表面に前記粘着層により所要間隔をあけて複数貼着させる工程と、前記下地の露出部分に前記塗膜材を供給し、前記塗膜材の表面高さ位置を前記厚さガイド体の前記表面材と面一高さに被覆する工程と、を有することを特徴とする塗膜材被覆方法である。
厚さガイド体10は、図1および図2に示すように塗膜材により被覆される下地であるコンクリート表面Cに貼着可能な粘着層12と、粘着層12の他方の粘着面に積層され貼着される表面材14とを有している。粘着層12は、コンクリート表面Cおよび表面材14をそれぞれ貼着することができれば特に材料は限定されるものではないが、たとえば、変成シリコーン樹脂系接着剤が好適に用いられる。
表面材14は、コンクリート表面Cを被覆する塗膜材20と同一材料により形成されている。塗膜材20は、コンクリート表面Cに形成すべき塗膜に要求される機能に応じて適宜選択することが可能であるが、本実施形態においてはコンクリート表面Cに防水層を形成するため、塗膜材20としてエポキシ樹脂を用いている。
まず、コンクリート表面Cにおいて厚さガイド体10を貼着させる部位の汚れや油分等を除去する洗浄処理および洗浄処理による水分を除去する水分除去処理を行う。必要に応じて洗浄処理および水分除去処理を行ったコンクリート表面Cの乾燥処理を行った後、剥離シートを剥がした厚さガイド体10を用意し、コンクリート表面Cに粘着層12を対向させた状態で貼着する。本実施形態においては、コンクリート表面Cにおいて1平方メートル当たり5枚の厚さガイド体10を貼着した。図2は、厚さガイド体10をコンクリート表面Cに貼着した状態を示す説明断面図である。コンクリート表面Cへの厚さガイド体10の配設枚数は、厚さガイド体10の平面寸法や塗膜材20による被覆を行う作業者の熟練度に応じて配設枚数を適宜増減させてもよいのはもちろんである。
また、コンクリート表面Cを被覆すべき塗膜材20の厚さ管理方法も、容易に行うことができるため、コンクリート表面Cが急斜面である場合や、隧道内の天井部分や側壁部分等といった作業姿勢が不自然になる箇所や、作業に危険が伴うような箇所における施工性が大幅に向上する点においても好都合である。
まず、使用する厚さガイド体10そのものの厚さ寸法の検分を予め行っておく。次に、コンクリート表面Cに厚さガイド体10を配設した状況の検分を行う。そして、コンクリート表面Cに塗膜材20を塗布した後において、厚さガイド体10近傍位置の厚さガイド体10および塗膜材20の表面状態の検分をそれぞれ行えば塗膜材20の厚さ管理を行うことが可能である。このような塗膜材20の厚さ管理方法によれば、塗膜材20の厚さ管理を行ううえでの塗膜材20の損傷を回避することができ、塗膜材20の施工箇所全体における塗膜材20による被覆状態を確実に維持することができる。これにより施工箇所の防水性能や止水性能に関する信頼性や外観を大幅に向上させることができる。
さらには、本実施形態においては、下地をコンクリート表面Cとした実施形態について説明しているが、塗膜材20を形成することができるものであれば金属表面や天然または合成樹脂等といったコンクリート以外の材料からなる平面や曲面であってもよいのはもちろんである。
12 粘着層
14 表面材
20 塗膜材
C コンクリート表面(下地)
T 厚さガイド体の厚さ寸法
t1 粘着層の厚さ寸法
t2 表面材の厚さ寸法
Claims (4)
- 下地の表面を塗膜材により被覆する際における塗膜材被覆方法であって、
粘着層と、前記塗膜材と同一材料であると共に前記粘着層に積層された表面材と、からなり、前記下地の表面を被覆すべき前記塗膜材の厚さ寸法と同厚寸法に形成された厚さガイド体を、前記下地の表面に前記粘着層により所要間隔をあけて複数貼着させる工程と、
前記下地の露出部分に前記塗膜材を供給し、前記塗膜材の表面高さ位置を前記厚さガイド体の前記表面材と面一高さに被覆する工程と、
を有することを特徴とする塗膜材被覆方法。 - 前記下地の露出面に被覆する塗膜材は、エポキシ樹脂またはウレタン樹脂であることを特徴とする請求項1記載の塗膜材被覆方法。
- 前記厚さガイド体を前記下地の表面に貼着する工程は、前記厚さガイド体を前記下地材の表面に対して1平方メートルあたり5枚貼着させる工程であることを特徴とする請求項1または2記載の塗膜材被覆方法。
- 前記厚さガイド体を前記下地の表面に貼着する工程は、50ミリメートル角の正方形に形成された前記厚さガイド体を貼着させる工程であることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の塗膜材被覆方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013032469A JP5716770B2 (ja) | 2013-02-21 | 2013-02-21 | 塗膜材被覆方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013032469A JP5716770B2 (ja) | 2013-02-21 | 2013-02-21 | 塗膜材被覆方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014163052A JP2014163052A (ja) | 2014-09-08 |
JP5716770B2 true JP5716770B2 (ja) | 2015-05-13 |
Family
ID=51613936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013032469A Active JP5716770B2 (ja) | 2013-02-21 | 2013-02-21 | 塗膜材被覆方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5716770B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59203200A (ja) * | 1983-05-04 | 1984-11-17 | 積水化学工業株式会社 | 隧道の補強工法 |
JP2777225B2 (ja) * | 1989-09-29 | 1998-07-16 | 旭電化工業株式会社 | コンクリート床面の防水工法 |
JPH07122399B2 (ja) * | 1992-10-06 | 1995-12-25 | 三井不動産建設株式会社 | トンネル防水層の吹付被覆用ロボット |
JP2003138895A (ja) * | 2001-11-06 | 2003-05-14 | Taisei Corp | 地中埋設管路目地部の止水方法 |
JP5468980B2 (ja) * | 2010-05-10 | 2014-04-09 | 鹿島建設株式会社 | 先やり防水工法 |
-
2013
- 2013-02-21 JP JP2013032469A patent/JP5716770B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014163052A (ja) | 2014-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5753524B2 (ja) | コンクリート構造物養生用フィルム | |
KR20150094000A (ko) | 콘크리트 구조물의 복합방수공법 | |
DE50004625D1 (de) | Verfahren zur Ermittlung der Schichtdickenverteilung in einer Lackschicht | |
JP5716770B2 (ja) | 塗膜材被覆方法 | |
KR102102184B1 (ko) | 균열보수체 및 이를 이용한 시공방법 | |
KR102039983B1 (ko) | 건물벽면의 균열피막보수방법 | |
KR101743555B1 (ko) | 건물 외벽의 균열 및 철구조물의 부식을 방지할 수 있는 건물 외벽 방수 시공 방법 | |
JP5872647B2 (ja) | ガラス繊維シート、コンクリート構造物の保護被覆方法、コンクリート構造物保護被覆膜、及びコンクリート構造物保護被覆膜の膜厚管理方法 | |
JP6721238B2 (ja) | コンクリート構造物の剥落防止構造及びその施工方法 | |
JP6219245B2 (ja) | マスキングテープを用いて塗布した導電塗料によるコンクリート構造物の変状検知方法 | |
JP6988279B2 (ja) | 建築物の基礎構造、および、その施工方法 | |
JP6699157B2 (ja) | 既存外壁の改修構造、及び、既存外壁の改修方法 | |
JP2016142087A (ja) | 陶磁器板の張り付け工法および壁構造 | |
JP6373628B2 (ja) | 床タイルの施工方法 | |
JP2010261251A (ja) | 床仕上げ材の敷設方法 | |
KR101443011B1 (ko) | 고무자석을 이용한 복합방수구조 및 그 방수구조를 이용한 복합방수공법 | |
JP4410610B2 (ja) | コーキング材の施工方法および外壁構造 | |
JP3206611U (ja) | 目地剥落防止タイル | |
JP6520321B2 (ja) | コンクリート構造物の防水防食構造およびコンクリート構造物の防水防食工法 | |
JP3817654B2 (ja) | 目地処理テープ及びそれ用いた壁面の仕上方法 | |
JP2005139766A (ja) | 既存モルタルの落下防止方法 | |
JP3191609U (ja) | 鋼板屋根の養生シート | |
JP7125859B2 (ja) | 穿孔補修シール及び補修方法 | |
CA2808163C (en) | Wall cladding system | |
JP5281117B2 (ja) | ユニットタイル施工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150217 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150302 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5716770 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |