JP6988279B2 - 建築物の基礎構造、および、その施工方法 - Google Patents
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Description
基礎内面および基礎外面のそれぞれに中性化抑制シートが貼り付けられるため、基礎内面および基礎外面から立ち上がりの内部への二酸化炭素の侵入が抑制され、基礎の寿命が長くなる。また、基礎外面に貼り付けられた中性化抑制シートが保護層により紫外線等から保護されるため、中性化抑制シートの特性が長期間にわたって保持される。
このため、各シートを基礎に貼り付ける場合の作業性が向上する。
このため、外側シートを立ち上がりに貼り付ける場合に外側シートの上端が立ち上がりの上端から飛び出さない。
このため、立ち上がりの塗装を塗り替える場合に、外側シートを立ち上がりから剥がすことにより塗膜である保護層も剥がすことができる。
上記建築物の基礎構造によれば、上記(1)の基礎構造の施工方法により得られる効果と同様の効果が得られる。
図1に示されるように、建築物の基礎構造1を構成する主な要素は地盤100、地盤100に埋められた基礎10、および、地盤100上に形成された土間コンクリート層120である。基礎構造1上に設置される建築物の一例は個別住宅または集合住宅である。基礎10および土間コンクリート層120を構成する材料は強アルカリ性のコンクリートである。図1では、基礎10の一例として布基礎を示している。基礎10はフーチング11および立ち上がり12により構成されている。フーチング11は砕石層20上に設置されている。立ち上がり12の下部13は地盤100に埋設されている。立ち上がり12の上部14は地盤100の表面100Aから突出している。フーチング11には、立ち上がり12の下部13と繋がる平坦部11A、および、フーチング11の側面を構成する湾曲部11Bが設けられている。基礎10の内部には基礎10の強度を高めるための複数の鉄筋15が埋め込まれている。基礎10の構造は設置される建築物の構造等に応じて異なる。
上記実施形態は本発明に関する建築物の基礎構造およびその施工方法が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に関する建築物の基礎構造およびその施工方法は実施形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その一例は、実施形態の構成の一部を置換、変更、もしくは、省略した形態、または、実施形態に新たな構成を付加した形態である。以下に実施形態の変形例の一例を示す。
10 :基礎
12 :立ち上がり
12A :基礎内面
12B :基礎外面
12BE :上端
12D :余白
31 :内側シート(中性化抑制シート)
32 :外側シート(中性化抑制シート)
32A :上端
32C :外面
33 :保護層
200 :建築物
Claims (5)
- コンクリートの中性化を抑制する特性を有する中性化抑制シートを、基礎の立ち上がりの外面である基礎外面に、前記中性化抑制シートの上端を起点として前記中性化抑制シートを引き剥がすことが出来るように、前記中性化抑制シートの上端と前記基礎外面の上端との間に余白が設けられるようにして貼り付ける第1保護工程と、
耐候性を高める保護層を前記基礎外面に設けられた前記中性化抑制シートの外面側に設ける第2保護工程とを含む
建築物の基礎構造の施工方法。 - 前記第1保護工程では、前記基礎の立ち上がりの内面である基礎内面に前記中性化抑制シートを貼り付ける作業をさらに含み、前記基礎内面に設けるための前記中性化抑制シートである内側シート、および、前記基礎外面に設けるための前記中性化抑制シートである外側シートを用意し、前記内側シートを前記基礎内面に貼り付ける作業と、前記外側シートを前記基礎外面に貼り付ける作業とを個別に実施する
請求項1に記載の建築物の基礎構造の施工方法。 - 前記第2保護工程では、前記外側シートの外面および前記基礎外面の前記余白に前記保護層を設ける
請求項2に記載の建築物の基礎構造の施工方法。 - 前記第2保護工程では、前記中性化抑制シートの外面に塗装することにより前記中性化抑制シートの外面に前記保護層を設ける
請求項1〜3のいずれか一項に記載の建築物の基礎構造の施工方法。 - 立ち上がりの外面である基礎外面を有する基礎と、コンクリートの中性化を抑制する特性を有する中性化抑制シートと、前記中性化抑制シートの外面側に設けられて前記中性化抑制シートの耐候性が高める保護層と、を備え、
前記中性化抑制シートは、前記中性化抑制シートの上端を起点として前記中性化抑制シートを引き剥がすことが出来るように、前記中性化抑制シートの上端と前記基礎外面の上端との間に余白が設けられるようにして、前記基礎外面に貼り付けられる
建築物の基礎構造。
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