JP5716563B2 - 発光ダイオード駆動用電源装置 - Google Patents

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本発明は、主電源(例えば、バッテリ)の電圧変動が生じても発光ダイオード(以下、LEDという)照明装置に対して定電圧を印加することができるLED駆動用定電圧電源装置に関するものである。
近年、車両の照明にLEDが使用される頻度が増加しており、例えばメータ、パネル、テールランプなどにおいてLEDが使用されている。このようなLEDの制御用コントローラには、LED駆動用電源を常備している。具体的には、図6に示すように、LED101〜103が備えられるシステム104〜106毎に出力トランジスタ107〜109をオンオフ制御する制御コントローラ110〜112が備えられていると共に、その制御コントローラ110〜112毎に調光制御機能が備えられている。
特開2009−117121号公報
しかしながら、このように制御コントローラ毎に同様の構成の調光制御機能を備える場合、制御コントローラの簡素化を図ることができないし、コスト高の要因となる。すなわち、従来は調光制御機能を備えた制御コントローラが必要となるLED照明の数が少なかったため、各制御コントローラに対して調光制御機能を備えても、あまりシステム増大にはならなかったが、近年のLED照明の増加に伴って制御コントローラが数多く必要になり、すべての制御コントローラに対して調光制御機能を内蔵したのでは大幅なコスト高になってしまう。その一方で、LED照明は電源電圧の変動や電気ノイズに対して敏感であり、電源電圧の変動等に起因してLED照明の明るさが変わるちらつき現象が問題になるため、電源電圧の変動が生じてもLED照明のちらつき現象が抑制できるようにすることが望まれる。
本発明は上記点に鑑みて、各制御コントローラに対して調光制御機能を備えなくても良いように調光制御機能を実現する回路を一元化したLED駆動用電源装置を提供することを目的とする。また、LED駆動用電源装置により、LED照明のちらつき現象が抑制できるようにすることを他の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、バッテリ(2)から複数のLED照明装置(4)への電源供給のオンオフを制御するための出力トランジスタ(5)と、出力トランジスタ(5)のオンオフ制御を行うことで複数のLED照明装置(4)でのLED照明の調光制御を行う制御装置(6)とを有し、制御装置(6)は、バッテリ(2)におけるバッテリ電圧を検出するバッテリ電圧検出回路部(63)と、バッテリ電圧検出回路部(63)で検出されたバッテリ電圧に基づいてオンオフ制御信号を出力することで出力トランジスタ(5)をオンオフ制御し、複数のLED照明装置(4)への平均電流を一定とするオンオフ制御部(69)と、を備えていることを特徴としている。
このように構成されるLED駆動用電源装置によれば、複数のLED照明装置(4)に対してバッテリ電圧に応じた電源供給が行える。このため、1つのLED駆動用電源装置により、複数のLED照明装置(4)の調光制御機能を実現することが可能となる。したがって、各制御コントローラに対して調光制御機能を備えなくても良いように調光制御機能を実現する回路を一元化したLED駆動用電源装置とすることが可能となる。また、LED駆動用電源装置より、バッテリ電圧に応じた電源供給を行うことができるため、LED照明のちらつき現象を抑制することも可能となる。
さらに、請求項に記載の発明では、バッテリ電圧に基づいて出力トランジスタ(5)をオンするデューティ比を設定するデューティ比制御部(68)を備え、オンオフ制御部(69)は、デューティ比制御部(68)で設定されたデューティ比に応じてオンオフ制御を行い、さらに、ユーザによって調整されるレオスタット(9)による明るさ調整のレベルを検出するレオスタット検出回路部(65)と、レオスタット検出回路部(65)が検出したレオスタット(9)による明るさ調整のレベルに応じた基本電圧時のデューティ比である基本電圧時デューティ比を設定する基本電圧時デューティ比設定部(67)とを備え、デューティ比制御部(68)にて、基本電圧時デューティ比設定部(67)で設定された基本電圧時デューティ比とバッテリ電圧検出回路部(63)で検出されたバッテリ電圧とに基づいて、オンオフ制御部(69)にて行うオンオフ制御のデューティ比を設定することを特徴としている。
このように、バッテリ電圧に加えて、レオスタット(9)の明るさ調整に伴ってデューティ比を設定することで、レオスタット(9)の明るさ調整に応じて電源供給の調整を行うことも可能となる。
例えば、請求項に記載したように、基本電圧時デューティ比設定部(67)では、レオスタット検出回路部(65)が検出したレオスタット(9)による明るさ調整のレベルがLEDの明るさを暗くすることを示しているときには、当該レベルがLEDの明るさを明るくすることを示しているときと比較して、基本電圧時デューティ比が小さく設定されるようにすれば良い。
請求項に記載の発明では、出力トランジスタ(5)のハイサイド側には、該出力トランジスタ(5)のハイサイド側の電位の上限値を設定するツェナーダイオード(8)が備えられていることを特徴としている。このように、出力トランジスタ(5)のハイサイド側にツェナーダイオード(8)を備えることで、出力トランジスタ(5)に印加される電圧を制限することができる。
この場合、請求項に記載したように、デューティ比制御部(68)は、バッテリ電圧検出回路部(63)で検出されたバッテリ電圧がツェナーダイオード(8)にて設定される出力トランジスタ(5)のハイサイド側の電位の上限値以上のときのデューティ比を一定とすることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかるLED駆動用電源装置およびLED駆動用電源装置により電源供給が為されることで照明を行うLED照明の模式図である。 基本電圧時のデューティ比と対応したバッテリ電圧とデューティ比の関係について示したマップである。 バッテリ電圧が変化したときやレオスタット9による明るさ調整が行われたときのPWM制御部69の出力のデューティ比の変化を示したタイミングチャートである。 バッテリ電圧が変化したときやレオスタット9による明るさ調整が行われたときのPWM制御部69の出力のデューティ比の変化を示したタイミングチャートである。 デューティ比の設定タイミングを表したタイミングチャートである。 従来のLED駆動装置の回路図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態にかかるLED駆動用電源装置1およびLED駆動用電源装置1により電源供給が為されることで照明を行うLED照明を模式的に示した図である。以下、この図を参照して本実施形態にかかるLED駆動用電源装置1について説明する。
図1に示すLED駆動用電源装置1は、例えば電気継電箱(ジャンクションボックス)内に備えられるもので、各LED照明に対して電源供給を行うLED駆動用電源を構成するものである。本実施形態では、このLED駆動用電源装置1によって各LED照明に対する電源供給を制御することで、LED照明のちらつき現象を防止できるようにしている。
図1に示すように、LED駆動用電源装置1は、主電源となるバッテリ2からの電源供給に基づいて作動する。バッテリ2にはオルタネータ3等が接続されており、オルタネータ3等の駆動状態に応じてバッテリ2の電圧変動が生じる。このため、LED駆動用電源装置1では、このバッテリ2の電圧変動に対応して複数のLED照明装置4への電源供給を制御している。
本実施形態では、n個のLED照明装置4−1〜4−n(ただし、nは正の整数)にて構成される複数のLED照明装置4に対して、1つのLED駆動用電源装置1により電源供給を行う場合を例に挙げてある。各LED照明装置4−1〜4−nには、LED41−1〜41−nと保護抵抗42−1〜42−nおよびスイッチ43−1〜43−nが備えられており、スイッチ43−1〜43−nが投入されると各LED照明装置4−1〜4−nに備えられるLED41−1〜41−nへの電源供給が行われ、LED41−1〜41−nが点灯させられてLED41−1〜41−nによる照明が行われるようになっている。ここでは、各LED照明装置4−1〜4−nのLED41−1〜41−nを3つの素子が直列接続された構成としている。このため、LED41−1〜41−nの点灯に最低限必要なバッテリ電圧がおよそ8Vとなる。
なお、ここでは各LED照明装置4−1〜4−nのLED41−1〜41−nそれぞれを3つの素子が直列接続された構成としたが、その数は任意であり、その数に応じて点灯に最低限必要なバッテリ電圧は変わる。また、保護抵抗42−1〜42−nを備えることでLED41−1〜41−nに過電流が流れないようにしているため、最低限必要なバッテリ電圧が上記値となるが、その値についても保護抵抗42−1〜42−nの有無や抵抗値に応じて変化する。また、スイッチ43−1〜43−nの形態についても様々であり、図示したように機械式な投入スイッチも外部の制御コントローラなどでオンオフが制御される半導体式スイッチも含まれる。
LED駆動用電源装置1は、パワーMOSFET5と、複数のLED照明装置4(4−1〜4−n)の調光制御を行う制御装置を構成するブロック部6と、バッテリ2の電圧を分圧する分圧回路7とを有した構成とされている。
パワーMOSFET5は、バッテリ2からの電源供給のオンオフを制御するための出力トランジスタである。このパワーMOSFET5のゲート電圧がブロック部6により制御されることで、LED照明装置4−1〜4−nへの電源供給のオンオフ制御が為され、LED照明装置4(4−1〜4−n)の調光制御が行われる。
このパワーMOSFET5には、フリーホイールダイオード5aが並列接続されており、スイッチング時の還流電流が流せるようになっている。また、パワーMOSFET5のハイサイド側とGNDとの間においてツェナーダイオード8が接続されており、このツェナーダイオード8によりパワーMOSFET5への印加電圧を制限し、パワーMOSFET5を高電圧から保護できるようになっている。さらに、パワーMOSFET5とバッテリ2との間にはフューズ10も備えられており、パワーMOSFET5に大電流が流れないように保護されている。
ブロック部6は、制御部電源回路61、基準電圧部62、バッテリ電圧検出回路部63、第1A/D変換制御部64、レオスタット検出回路部65、第2A/D変換制御部66、基本電圧時デューティ比設定部67、デューティ比制御部68、PWM制御部69を有した構成とされている。
制御部電源回路61は、ブロック部6の電源電圧を形成するものであり、バッテリ電圧に基づいて所定電圧を電源電圧として形成している。
基準電圧部62は、バッテリ電圧が所望の値になっているか否かを判定するための基準電圧を設定している。例えば、バッテリ電圧が8V以上かつ16Vの範囲内にあるかを確認できるように、バッテリ電圧が8Vおよび16Vになるときと対応する値の基準電圧を設定する。本実施形態では、分圧回路7でバッテリ電圧を分圧しているため、基準電圧はバッテリ電圧が8Vとなるときと対応する分圧電圧に設定される。
バッテリ電圧検出回路部63は、分圧回路7による分圧電圧と、基準電圧部62にて設定された基準電圧とを比較し、バッテリ電圧値を算出するものである。例えば、バッテリ電圧検出回路部63では、分圧電圧と基準電圧との差を求めている。すなわち、基準電圧は、バッテリ電圧が8Vとなるときと対応する分圧電圧であり、LED照明装置4を駆動するために必要な電圧値に設定されていることから、分圧電圧と基準電圧との差は、分圧電圧がLED照明装置4を駆動するために必要な電圧値に対してどれだけ大きいかの余裕を表すことになる。この分圧電圧と基準電圧との差が正の値であればバッテリ電圧はLED照明装置4を駆動するために必要な電圧値よりも大きいことを意味しており、負の値であればバッテリ電圧はLED照明装置4を駆動するために必要な電圧値よりも小さいことを意味している。
第1A/D変換制御部64は、バッテリ電圧検出回路部63のアナログ出力をA/D変換する。上述したように、バッテリ電圧検出回路部63では、分圧電圧と基準電圧との差が求められていることから、第1A/D変換制御部64では、その差に対応するデジタル値に変換する。
レオスタット検出回路部65は、レオスタット9におけるLED照明装置4の明るさ調整のレベルを検出するものである。ユーザのマニュアル操作によってレオスタット9が操作されると、レオスタット9の可変抵抗値が変化することから、その可変抵抗のハイサイド側の電位が変化する。レオスタット検出回路部65は、この電位を読み取ることにより、明るさ調整のレベルを検出している。
第2A/D変換制御部66は、レオスタット検出回路部65で得たアナログ出力をA/D変換する。上述したように、レオスタット検出回路部65では、明るさ調整のレベルに応じた可変抵抗のハイサイド側の電位が求められていることから、第2A/D変換制御部66では、その電位に対応するデジタル値に変換する。
基本電圧時デューティ比設定部67は、第2A/D変換制御部16から得たデジタル値に基づいて基本電圧時のデューティ比を求める。例えば、バッテリ電圧が予め規定した基本電圧である場合(本実施形態の場合は8Vとしている)を基準として、明るさ調整のレベルに比例したデューティ比を設定しており、明るさ調整のレベルが100%の場合におけるバッテリ電圧8V時のデューティ比を100%と設定するとすると、明るさ調整のレベルが80%の場合におけるバッテリ電圧8V時のデューティ比を80%に設定している。
デューティ比制御部68は、第1A/D変換制御部64で得たデジタル値と基本電圧時デューティ比設定部67で設定されたデューティ比とに基づいて、バッテリ電圧に対応するデューティ比を設定する。これについて図2を参照して説明する。
図2は、基本電圧時のデューティ比と対応したバッテリ電圧とデューティ比の関係について示したマップである。この図に示されるように、バッテリ電圧が高いほど、デューティ比が小さく設定されるようにしている。つまり、バッテリ電圧が高くなるほど、同じ時間だけパワーMOSFET5をオンしたときとしても供給される電流が大きくなる。このため、バッテリ電圧が高くなるほどデューティ比を小さくすることで、バッテリ電圧が変動しても平均電流を同じにして供給できるデューティ比を設定する。
また、基本電圧時デューティ比設定部67にて設定されているように、レオスタット9の操作状況に応じて基本電圧時のデューティ比が異なっているため、図2に示すように、基本電圧時のデューティ比に応じたマップを選択し、そのマップからバッテリ電圧に対応したデューティ比を設定する。例えば、バッテリ電圧8V時のデューティ比が100%の場合とバッテリ電圧8V時のデューティ比が80%の場合とは、バッテリ電圧の上昇に対するデューティ比の低下の度合いについても同様とされている。このため、バッテリ電圧8V時のデューティ比が100%の場合とバッテリ電圧8V時のデューティ比が80%の場合共に、バッテリ電圧16V時のデューティ比をバッテリ電圧8V時のディーティ比の1/2程度となるようにしており、バッテリ電圧の上昇に伴って同じ比率でデューティ比が低下させられるようにすることができる。
なお、バッテリ電圧が8V未満のときにもデューティ比が100%となるが、LED41−1〜41−nの点灯に最低限必要なバッテリ電圧がおよそ8Vであるため、バッテリ電圧がその最低限必要な電圧値を下回れば、LED41−1〜41−nは点灯しないことになる。また、バッテリ電圧が16V以上のときにもデューティ比を一定としているが、これはツェナーダイオード8にてパワーMOSFET5に印加される電圧を制限しているためである。すなわち、ツェナーダイオード8の降伏電圧を16Vに設定してあり、バッテリ電圧が16V以上あるときにパワーMOSFET5をオンしたとしても、LED照明装置4に対して16Vしか印加されない。このため、バッテリ電圧が16V以上であったとしても、バッテリ電圧が16Vのときのデューティ比となるようにしてある。このデューティ比を一定とする上限電圧については任意に設定でき、16Vに限るものではない。
PWM制御部69は、デューティ比制御部68にて設定されたデューティ比に応じたPWM制御信号を出力するものである。具体的には、PWM制御部69は、クロック生成部69a、分周回路69bおよびゲート電圧出力回路部69cを備えた構成とされている。
クロック生成部69aは、PWM制御信号の基準クロックを生成している。分周回路69bは、クロック生成部69aが生成した基準クロックに基づいて周期信号を作成する。ゲート電圧出力回路部69cは、分周回路69bにて生成される周期信号の周期をPWM信号の周期として、デューティ比制御部68にて設定されたデューティ比に応じたPWM制御信号をパワーMOSFET5のゲート電圧として出力する。すなわち、PWM制御信号がハイレベルとなるときにパワーMOSFET5がオンさせられ、ローレベルとなるときにパワーMOSFET5がオフさせられる。これにより、PWM制御信号によりパワーMOSFET5がオンオフ制御されられ、そのときのオンされる期間がデューティ比に応じた期間となる。このようなオンオフ制御により、LED照明装置4の調光制御が行われる。
続いて、上記のように構成されたLED駆動用電源装置1による複数のLED照明装置4への電源供給の制御に基づく調光制御の制御例について説明する。
図3および図4は、バッテリ電圧が変化したときやレオスタット9による明るさ調整が行われたときのPWM制御部69の出力のデューティ比の変化を示したタイミングチャートである。
図3に示されるように、バッテリ電圧が8V以下のときにはデューティ比が100%であるが、バッテリ電圧の上昇に伴ってデューティ比が低下していき、バッテリ電圧が16Vになるとデューティ比が43%となる。そして、バッテリ電圧が16V以上になってもデューティ比が43%のままとなる。一方、バッテリ電圧が低下していくと、それに伴ってデューティ比が増加していき、バッテリ電圧が8V以下になると再びデューティ比が100%となる。
次に、レオスタット9が操作させれて明るさの調整レベルが“明”から“暗”に切替えられると、それに伴ってデューティ比が設定され、例えば80%となる。このときにバッテリ電圧が上昇すると、その上昇に伴ってデューティ比が低下していき、バッテリ電圧が16Vになるとデューティ比が34%となる。そして、バッテリ電圧が16V以上になってもデューティ比が34%のままとなる。一方、バッテリ電圧が低下していくと、それに伴ってデューティ比が増加していき、バッテリ電圧が8V以下になると再びデューティ比が80%となる。
そして、図4に示されるような、バッテリ電圧が変化しているときにレオスタット9による明るさ調整が行われたときには、その明るさ調整に応じたマップがその都度選択され、選択されたマップに基づいて、その都度バッテリ電圧に対応するデューティ比が設定されることになる。このように、バッテリ電圧に加えて、レオスタット9の明るさ調整に伴ってデューティ比を設定することで、レオスタット9の明るさ調整に応じて電源供給の調整を行うことも可能となる。
なお、このときのデューティ比の設定は、バッテリ電圧の変化に対応して線形的に行われるようにすることが理想的であるが、デューティ比を常に変更できる訳ではない。このため、図5に示すデューティ比の設定タイミングを表したタイミングチャートのように、PWM制御信号の点滅周期毎、具体的にはPWM制御信号がハイレベルからローレベルに切り替わる瞬間(立下りタイミング)に次の周期のデューティ比を設定している。すなわち、デューティ比の設定をPWM制御信号の周期に対応して行うようにしている。
以上説明した本実施形態のLED駆動用電源装置1によれば、複数のLED照明装置4に対してバッテリ電圧に応じた電源供給が行える。このため、1つのLED駆動用電源装置1により、複数のLED照明装置4の調光制御機能を実現することが可能となる。したがって、各制御コントローラに対して調光制御機能を備えなくても良いように調光制御機能を実現する回路を一元化したLED駆動用電源装置1とすることが可能となる。また、LED駆動用電源装置1により、バッテリ電圧に応じた電源供給を行うことができるため、LED照明のちらつき現象を抑制することも可能となる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、各LED照明装置4−1〜4−nのLED41−1〜41−nを点灯するのに最低限必要となるバッテリ電圧の下限値が8V、バッテリ電圧の上限値が16Vとなる場合について説明したが、これらの電圧については適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、デューティ比の設定が毎周期ごとのPWM制御信号がハイレベルからローレベルに切り替わる瞬間(立下りタイミング)としたが、これについても適宜変更可能である。例えば、PWM制御信号の数周期ごとにディーティ比の設定がなされるようにしても良い。
さらに、上記実施形態では、図2に示すように、バッテリ電圧が上昇するにつれてデューティ比を低下させ、かつ、デューティ比の低下度合いがバッテリ電圧が大きいほど徐々に小さくなるような関係としている。これについても適宜変更可能であり、バッテリ電圧の上昇に伴って直線的にデューティ比が低下する関係とされていても良い。
1 駆動用電源装置
2 バッテリ
3 オルタネータ
4 LED照明装置
5 出力トランジスタ
5a FWD
6 ブロック部
7 分圧回路
8 ツェナーダイオード
9 レオスタット
42 保護抵抗
43 スイッチ
61 制御部電源回路
62 基準電圧部
63 バッテリ電圧検出回路部
64 第1A/D変換制御部
65 レオスタット検出回路部
66 第2A/D変換制御部
67 基本電圧時デューティ比設定部
68 デューティ比制御部
69 PWM制御部

Claims (4)

  1. バッテリ(2)から複数の発光ダイオード照明装置(4)への電源供給のオンオフを制御するための出力トランジスタ(5)と、
    前記出力トランジスタ(5)のオンオフ制御を行うことで前記複数の発光ダイオード照明装置(4)での発光ダイオード照明の調光制御を行う制御装置(6)とを有し、
    前記制御装置(6)は、
    前記バッテリ(2)におけるバッテリ電圧を検出するバッテリ電圧検出回路部(63)と、
    前記バッテリ電圧検出回路部(63)で検出された前記バッテリ電圧に基づいてオンオフ制御信号を出力することで前記出力トランジスタ(5)をオンオフ制御し、前記複数の発光ダイオード照明装置(4)への平均電流を一定とするオンオフ制御部(69)と、を備え
    前記バッテリ電圧に基づいて前記出力トランジスタ(5)をオンするデューティ比を設定するデューティ比制御部(68)を有し、
    前記オンオフ制御部(69)は、前記デューティ比制御部(68)で設定されたデューティ比に応じてオンオフ制御を行うものであり、
    さらに、ユーザによって調整されるレオスタット(9)による明るさ調整のレベルを検出するレオスタット検出回路部(65)と、
    前記レオスタット検出回路部(65)が検出した前記レオスタット(9)による明るさ調整のレベルに応じた基本電圧時のデューティ比である基本電圧時デューティ比を設定する基本電圧時デューティ比設定部(67)とを備え、
    前記デューティ比制御部(68)は、前記基本電圧時デューティ比設定部(67)で設定された基本電圧時デューティ比と前記バッテリ電圧検出回路部(63)で検出された前記バッテリ電圧とに基づいて、前記オンオフ制御部(69)にて行うオンオフ制御のデューティ比を設定することを特徴とする発光ダイオード駆動用電源装置。
  2. 基本電圧時デューティ比設定部(67)は、前記レオスタット検出回路部(65)が検出した前記レオスタット(9)による明るさ調整のレベルが前記発光ダイオードの明るさを暗くすることを示しているときには、前記レベルが前記発光ダイオードの明るさを明るくすることを示しているときと比較して、前記基本電圧時デューティ比を小さく設定することを特徴とする請求項に記載の発光ダイオード駆動用電源装置。
  3. 前記出力トランジスタ(5)のハイサイド側には、該出力トランジスタ(5)のハイサイド側の電位の上限値を設定するツェナーダイオード(8)が備えられていることを特徴とする請求項に記載の発光ダイオード駆動用電源装置。
  4. 前記デューティ比制御部(68)は、前記バッテリ電圧検出回路部(63)で検出された前記バッテリ電圧が前記ツェナーダイオード(8)にて設定される前記出力トランジスタ(5)のハイサイド側の電位の上限値以上のときの前記デューティ比を一定としていることを特徴とする請求項に記載の発光ダイオード駆動用電源装置。
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