JP5715940B2 - 仮想クライアントプロビジョニングシステム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、人事イベント(入社、異動(部署)、異動(役職)、出向、出向解除、休職、休職解除、退職)に基づいて仮想クライアントのプロビジョニングを管理する仮想クライアントプロビジョニングシステムに関する。
クラウドビジネスが進展するなかで、クラウドコンピューティングの形態の1つで、企業内で個人が利用するパソコンなどのクライアント環境をサーバ群に集約し、必要に応じて端末から呼び出して利用する方式であるDesktop As A Service (以下DaaS)が注目されている。
DaaSを利用するためにはクライアント環境の「作成」が必要であり、また利用していく中でクライアント環境の「リソース変更」、「削除」、「無効化」及び「有効化」といったクライアント環境のライフサイクル管理(以下「プロビジョニング」と呼ぶ)のための運用が発生する。この運用において、クライアント環境を実マシン上に用意するケースでは、ハードの調達、ハードの設置、及びソフトウェアインストールといった手順が必要であるのに比べ、仮想クライアントを利用するケースでは、事前に用意したテンプレートファイルをプロビジョニングする(提供する)機能を備えた仮想クライアント管理システムによってデプロイする(利用可能なように準備する)ことのみで管理可能となるため、仮想クライアントを利用することが多い。この仮想クライアントを手動で管理する場合には、仮想クライアントの作成忘れにより利用者がクライアント環境に接続できないといった問題や、使用しないクライアント環境を消し忘れることによるセキュリティホールの発生へとつながってしまう問題などがあるため、仮想クライアントの利用者の環境情報に変化があった場合にクライアント環境の作成、削除、および作成時にはクライアント環境(人事情報など)に応じたオペレーティングシステム(以降OS)やアプリケーションなどあらかじめ用意したテンプレートを適用することを自動的に行うことが行われている。(例えば特許文献1参照)
特開2009−217327号公報
クライアント環境が、一時的に、利用しない状態に変化した場合(出向や休職のケースなど)には、セキュリティの観点から利用出来ないようにはしたいが、削除してしまうと、利用者が個別で設定した環境情報が失われてしまうために、削除はしたくないというケースが存在する。
更に、クライアント環境が変化するとOSやアプリケーションなどといったソフトリソースだけでなく、中央演算装置(以下CPU)やメモリといったハードリソースの変更が必要となる場合がある。例えば他部署より開発部署に移動した場合などには、開発を行うために他部署より多くのハードリソースを必要とするケースがある。
また、クライアント環境が変化する契機と実際に仮想クライアントの利用状況が変化するタイミングとの間にはずれがあるケースが多い。例えば、異動の正式通達日より以前にすでに異動先で働くことなどである。このためクライアント環境の変化のタイミングと同期して仮想クライアントの生成、削除を行っていては、仮想クライアントの利用者に不都合が発生することがある。
本発明の目的は、仮想クライアントの利用者の利便性を向上するとともに、クライアント環境の変化の契機とはずれがある中で仮想クライアントを利用する場合に、クライアント環境の利用者の利便性が損なわれることを防止するための仮想クライアントプロビジョニングシステムを提供することにある。
本発明は、仮想クライアントの作成、削除だけでなく無効化、有効化、ハードリソース変更といった仮想クライアントのプロビジョニング全般について自動的に実施可能とすることで仮想クライアントの利用者の利便性を向上するとともに、クライアント環境の変化の契機とはずれがある中で仮想クライアントを利用する場合に、そのずれを考慮して仮想クライアントのプロビジョニングを実施することでクライアント環境の利用者の利便性が損なわれることを防止するための仮想クライアントプロビジョニングシステムを提供する。
具体的には、本発明は、仮想クライアントの人事イベント(入社、異動(部署)、異動(役職)、出向、出向解除、休職、休職解除、又は退職など)に基づき、仮想クライアントの「作成」、「削除」、「無効化」、「有効化」及び「リソース変更」といったプロビジョニングを自動的に行うための管理システムである。
ここで仮想クライアントの「作成」、「削除」、「無効化」、「有効化」及び「リソース変更」のそれぞれを以下のように定義する。
仮想クライアントの「作成」とは、利用者に対して仮想クライアント制御部上でCPUやメモリやディスクといったハードリソース(物理/論理のどちらでもよい)を割り当て、その上にOSをインストールし、インストールしたOSに対して利用者を識別可能かつOSにログイン可能な認証識別子設定を行い、利用者が仮想クライアントにアクセス可能な状態にすることを言う。
次に、仮想クライアントの「削除」とは「作成」で割り当てたハードリソース(物理/論理のどちらでもよい)を開放することを言う。
次に、仮想クライアントの「無効化」とは、「削除」のようにハードリソース(物理/論理のどちらでもよい)の開放は行わないが、一時的に利用者が仮想クライアントを利用できない状態にすることを言う。一時的に利用できないとは、利用者が一定期間仮想クライアントにログインできない状態であればよく、その手段は問わない。
次に、仮想クライアントの「有効化」とは、「無効化」によって一時的に利用できない状態になった仮想クライアントを、再度利用者が利用できる状態にすることを言う。
最後に、仮想クライアントの「リソース変更」とは、仮想クライアントに割り当たっているCPUやメモリといったハードリソース(物理/論理のどちらでもよい)を変更することを言う。
管理システムは、仮想クライアントの認証識別子に関連付けられた社員識別子に対して、人事イベント(入社、異動(部署)、異動(役職)、出向、出向解除、休職、休職解除、又は退職など)の発生と、離任日、及び着任日、部署、及び役職を少なくとも含む人事データベースを持つ人事管理サーバから、仮想クライアントプロビジョニング管理サーバが人事イベント毎に持つ離任日、又は着任日からどのくらいの日付のずれをもってプロビジョニング実施を行うかという情報と現在日付から、プロビジョニング実施が必要な人事イベントと離任日、及び着任日を持つ人事情報を取得し、取得した人事情報に含まれる人事イベントに対応するプロビジョニング指示に変換し、変換後のプロビジョニング指示がハードリソースの割り当てや変更が必要である場合には、取得した人事情報に含まれる役職や部署などのクライアント環境に基づいて必要となるハードリソースを決定した上で、プロビジョニング指示命令を仮想クライアント管理サーバに出力する。
プロビジョニング指示命令を受けた仮想クライアント管理サーバは、受け付けた指示命令にしたがって仮想クライアント実行サーバに対してプロビジョニング指示命令に従った、ハードリソースの割り当てや変更や開放、OSのインストールなどといった命令を仮想クライアント実行サーバに行う。なお、システム内の時刻は時刻サーバによって同期されることで、プロビジョニングの指示契機をより正確に管理することが出来る。
本発明によれば、社員の人事イベント(入社、異動(部署)、異動(役職)、出向、出向解除、休職、休職解除、退職)の発生に伴い、仮想クライアントの作成/削除だけでなく有効化/無効化も行われるため、一時的に仮想クライアントを利用したくない場合にも自動的に無効化をすることが可能となり、かつ人事イベントの離任日/着任日毎に実行するプロビジョニング指示内容とその実行契機を管理可能とすること、そしてクライアント環境に合わせてハードリソースを変更することで仮想クライアントの利用者の利便性を向上できる。
本実施形態1に係る仮想クライアントプロビジョニングシステムの全体構成例を示す図である。 本実施形態1に係る仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1のハードウェア構成例を示す図である。 時刻サーバ3のハードウェア構成例を示す図である。 人事管理サーバ5のハードウェア構成例を示す図である。 仮想クライアント管理サーバ12のハードウェア構成例を示す図である。 仮想クライアント実行サーバ16のハードウェア構成例を示す図である。 人事管理サーバ5が具備する社員マスタテーブル061のデータ構成例を示す図である。 人事管理サーバ5が具備する人事イベントマスタテーブル062のデータ構成例を示す図である。 人事管理サーバ5が具備する人事イベント管理テーブル063のデータ構成例を示す図である。 仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備するプロビジョニング指示マスタテーブル141のデータ構成例を示す図である。 仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備する人事イベント変換マスタテーブル142のデータ構成例を示す図である。 仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備するリソース管理データベース10のデータ構成例を示す図である。 仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備する取込済データ管理データベース7のデータ構成例を示す図である。 仮想クライアント管理サーバ12が具備する仮想クライアント管理データベース15のデータ構成例を示す図である。 仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備する人事データ取得部4の処理の1部とプロビジョニング指示決定部8の処理の1部を示すフローチャートである。 仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備する人事データ取得部4の処理のうちプロビジョニング指示が離任日に関連するときを示すフローチャートである。 仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備する人事データ取得部4の処理の1部とプロビジョニング指示決定部8の処理のうちプロビジョニング指示が着任日に関連するときを示すフローチャートである。 本実施形態1に係る仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備するリソース決定部9の処理を示すフローチャートである。 プロビジョニング指示内容が作成のときのプロビジョニング指示部11の処理とプロビジョニング実行部13の処理と仮想クライアント制御部17の処理を示すフローチャートである。 プロビジョニング指示内容が削除のときのプロビジョニング指示部11の処理とプロビジョニング実行部13の処理と仮想クライアント制御部17の処理を示すフローチャートである。 プロビジョニング指示内容が無効化のときのプロビジョニング指示部11の処理とプロビジョニング実行部13の処理と仮想クライアント制御部17の処理を示すフローチャートである。 プロビジョニング指示内容が有効化のときのプロビジョニング指示部11の処理とプロビジョニング実行部13の処理と仮想クライアント制御部17の処理を示すフローチャートである。 プロビジョニング指示内容がリソース変更のときのプロビジョニング指示部11の処理とプロビジョニング実行部13の処理と仮想クライアント制御部17の処理を示すフローチャートである。 本実施形態2に係る仮想クライアントプロビジョニングシステムの全体構成例を示す図である。 本実施形態2に係る仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態2に係る仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備するリソース変更イベント管理データベース21のデータ構成例を示す図である。 本実施形態2に係る仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備するリソース決定部9の処理を示すフローチャートである。 概略フローを示す図である。
以下、本発明の実施例1について、図面を参照して詳細に説明する。
(システム構成)
図1は、本実施例1に係る仮想クライアントプロビジョニングシステムの全体構成例を示す図である。仮想クライアントプロビジョニングシステムは、仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1と時刻サーバ3と人事管理サーバ5と仮想クライアント管理サーバ12と仮想クライアント実行サーバ16がネットワークに接続されて構成される。
仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1は、時刻サーバ3と時刻同期を行うための時刻同期部2と人事イベント毎に実施するプロビジョニング指示内容と離任日、又は着任日からどのくらいの日付のずれをもってプロビジョニング実施を行うかという情報を持つイベント判定管理データベース14と、時刻サーバ3より現在日付を取得し、イベント判定管理データベース14を参照して人事データベース6よりプロビジョニング実施が必要な人事情報を取得する人事データ取得部4と、人事データ取得部4で取得した人事情報に含まれる人事イベントよりプロビジョニング指示に変換を行うプロビジョニング指示決定部9と、プロビジョニング指示決定部9で決定したプロビジョニング指示において、リソース情報(必要CPUやメモリなど)が必要かを判断し、必要な場合にはリソース情報を取得するリソース決定部9と、リソース決定部9がリソース情報を取得するために参照するリソース管理データベース10と、仮想クライアント管理サーバ12に対して、プロビジョニング指示を依頼するプロビジョニング指示部11で構成される。
時刻サーバ3は、ネットワークに接続して正確な現在時刻を管理する時刻管理部20から構成される。人事管理サーバ5は、人事イベント(入社、異動(部署)、異動(役職)、出向、出向解除、休職、休職解除、又は退職)の発生と、少なくとも離任日、及び着任日、部署、及び役職を含む人事データベース6と、人事データベース6へのデータの追加・修正・削除などの処理を行う人事データ管理部19から構成される。仮想クライアント管理サーバ12は仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1よりプロビジョニング指示を受け付け、その内容に従い仮想クライアント実行サーバ16に対し、CPUやメモリといったハードリソースの割り当てや変更や開放、OSのインストールなどを命令するプロビジョニング実行部13と、存在する仮想クライアントと利用者とを関連付けて管理する仮想クライアント管理データベース15から構成される。仮想クライアント実行サーバ16は、仮想クライアント管理サーバ12より受け付けた命令に従い、仮想クライアントの作成、削除、無効化、有効化、及びリソース変更を実施する仮想クライアント制御部17と仮想クライアント18から構成される。なお、仮想クライアント18は、1台の仮想クライアント実行サーバ16上で複数存在することが出来る。
図2は、仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1のハードウェア構成例を示す図である。仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1は、記憶部24aに存在するプログラムやデータベースなどを実際に動作させるCPU22aと、CPU22aと記憶部24aの間のデータのやりとりを行うためのBUS25aと、他サーバとのデータのやり取りを行うためのネットワークインタフェース部23aを具備する。また、記憶部24aには時刻同期部2と人事データ取得部4とプロビジョニング指示決定部8とリソース決定部9とプロビジョニング指示部11をプログラムとして具備する。また、記憶部24aには、リソース管理データベース10とプロビジョニング指示マスタテーブル141と人事イベント変換マスタテーブル142と取込済データ管理データベース7とを具備する。
図3は、時刻サーバ3のハードウェア構成例を示す図である。時刻サーバ3bは、記憶部24bに存在するプログラムやデータベースなどを実際に動作させるCPU22bと、CPU22bと記憶部24bの間のデータのやりとりを行うためのBUS25bと、他サーバとのデータのやり取りを行うためのネットワークインタフェース部23bを具備する。また、記憶部24bには時刻管理部20をプログラムとして具備する。
図4は、人事管理サーバ5のハードウェア構成例を示す図である。人事管理サーバ5は、記憶部24cに存在するプログラムやデータベースなどを実際に動作させるCPU22cと、CPU22cと記憶部24cの間のデータのやりとりを行うためのBUS25cと、他サーバとのデータのやり取りを行うためのネットワークインタフェース部23cを具備する。また、記憶部24cには人事データ管理部19をプログラムとして具備する。また、記憶部24cには、社員マスタテーブル061と人事イベントマスタテーブル062と人事イベント管理テーブル063とを具備する。
図5は、仮想クライアント管理サーバ12のハードウェア構成例を示す図である。仮想クライアント管理サーバ12は、記憶部24dに存在するプログラムやデータベースなどを実際に動作させるCPU22dと、CPU22dと記憶部24dの間のデータのやりとりを行うためのBUS25dと、他サーバとのデータのやり取りを行うためのネットワークインタフェース部23dを具備する。また、記憶部24dにはプロビジョニング実行部13をプログラムとして具備する。また、記憶部24dには、仮想クライアント管理データベース15を具備する。
図6は、仮想クライアント実行サーバ16のハードウェア構成例を示す図である。仮想クライアント実行サーバ16は、記憶部24eに存在するプログラムやデータベースなどを実際に動作させるCPU22eと、CPU22eと記憶部24eの間のデータのやりとりを行うためのBUS25eと、他サーバとのデータのやり取りを行うためのネットワークインタフェース部23eを具備する。また、記憶部24eには仮想クライアント制御部17をプログラムとして具備する。また、記憶部24eには、仮想クライアント18を具備する。
図1では、仮想クライアントプロビジョニングシステムを、仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1と時刻サーバ3と人事管理サーバ5と仮想クライアント管理サーバ12と仮想クライアント実行サーバ16で構成しているが、これらのサーバの機能を1つの情報処理装置で実現してもよい。
(各種テーブル)
図7は、人事管理サーバ5が具備する社員マスタテーブル061のデータ構成例を示す図である。社員マスタテーブル061は、社員1人1人を一意に識別するための番号を管理するためのテーブルであり、社員が増減するたびに更新される。図7に示すように、社員マスタテーブル061は、社員識別子0611と、認証識別子0612を少なくともそれぞれ対応付けて記憶する。ここで、社員識別子0611には、社員1人1人を一意に識別するために人事上利用される番号が格納され、認証識別子0612には、利用者が仮想クライアント18にログインするときに利用するOSのログインアカウントが格納される。
図8は、人事管理サーバ5が具備する人事イベントマスタテーブル062のデータ構成例を示す図である。人事イベントマスタテーブル062は、人事イベント(入社、異動(部署)、異動(役職)、出向、出向解除、休職、休職解除、又は退職など)を一意に識別するための番号を管理するためのテーブルである。図8に示すように、人事イベントマスタテーブル062は、イベント識別子0621とイベント0622をそれぞれ対応付けて記憶する。ここで、イベント識別子0621には、人事イベントを一意に識別するために利用される番号が格納され、イベント0622にはイベント識別子0621が表す人事イベントの名称が格納される。なおイベント0622については存在しなくてもよい。
図9は、人事管理サーバ5が具備する人事イベント管理テーブル063のデータ構成例を示す図である。人事イベント管理テーブル063は、社員に発生した人事イベントを一意に識別するための番号を管理するためのテーブルである。図8に示すように、人事イベント管理マスタテーブル063は、管理識別子0631と社員識別子0632と人事イベント識別子0633とイベント名称0634と離任日0635と着任日0636と部署0637と役職0638をそれぞれ対応付けて記憶する。
ここで、管理識別子0631には、社員に発生した人事イベントを一意に識別するために利用される番号が格納され、社員識別子0632には社員マスタテーブル061中に格納される社員識別子0611に存在する番号が格納され、人事イベント識別子0633には人事イベントマスタテーブル062中に格納されるイベント識別子0621に存在する番号が格納され、イベント名称0634にはイベント識別子0621の内容を表す名称が格納され、離任日0635には人事イベントが発生した際に、旧部署や旧役職などのクライアント環境を離任する日付が格納され、着任日0636には人事イベントが発生した際に、新部署や新役職などのクライアント環境に着任する日付が格納され、部署0637には新部署や新役職などのクライアント環境のうち新部署を表す名称が格納され、役職0638には新部署や新役職などのクライアント環境のうち新役職を表す名称が格納される。
なお、イベント名称0634については存在しなくてもよい。また、人事イベント管理マスタテーブル063の目的は社員に発生した人事イベントを一意に識別することが目的であるため、管理識別子0631が存在しなくても、社員に発生した人事イベントが一意に識別可能であればよい。また部署0637や役職0638についても一意に識別できるものであれば名称である必要はない。
図10は、仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備するプロビジョニング指示マスタテーブル141のデータ構成例を示す図である。プロビジョニング指示マスタテーブル141は、仮想クライアントの作成、削除、無効化、有効化、及びリソース変更といったプロビジョニング指示を一意に識別するための番号を管理するためのテーブルである。図10に示すように、プロビジョニング指示マスタテーブル141は、指示識別子1411と指示内容1412をそれぞれ対応付けて記憶する。ここで、指示識別子1411には、プロビジョニング指示を一意に識別するために利用される番号が格納され、指示内容1412には指示識別子1411が表すプロビジョニング指示の名称が格納される。なお指示内容1412については存在しなくてもよい。
図11は、仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備する人事イベント変換マスタテーブル142のデータ構成例を示す図である。人事イベント変換マスタテーブル142は、人事イベントマスタテーブル062で管理されるイベント識別子0621とプロビジョニング指示マスタテーブル141で管理される指示識別子1411を離任日、及び着任日それぞれについて対応付けて管理し、またイベント発生時に離任日、及び着任日からどれくらいのずれをもうけて、プロビジョニング指示を行うかもあわせて管理するテーブルである。
図11に示すように、人事イベント変換マスタテーブル142は、イベント識別子1421と離任日実行指示識別子1422と着任日実行指示識別子1423と適用開始タイミング1424をそれぞれ対応付けて記憶する。ここで、イベント識別子1421には、人事イベントマスタテーブル062で管理されるイベント識別子0621に存在する番号が格納され、離任日実行指示識別子1422には、離任日に対応して発生する指示を表すためのプロビジョニング指示マスタテーブル141で管理される指示識別子1411に存在する番号が格納され、着任日実行指示識別子1422には、着任日に対応して発生する指示を表すためのプロビジョニング指示マスタテーブル141で管理される指示識別子1411に存在する番号が格納され、適用開始タイミング1424には離任日や着任日からどのくらいのずれを持ってプロビジョニング指示を実施するかを日数で表す値が格納される。なお、適用開始タイミング1424については日数でなくても、離任日や着任日からどのくらいのずれをもってプロビジョニング指示を実施するかを管理するものであれば問題ない。
図12は、仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備するリソース管理データベース10のデータ構成例を示す図である。リソース管理データベース10は、仮想クライアントの作成、リソース変更といったプロビジョニングを行う際に必要となるCPUやメモリといったハードリソースを部署や役職などのクライアント環境毎に管理するためのテーブルである。図12に示すように、リソース管理データベース10は、部署101、役職102、必要CPU103、必要メモリ104をそれぞれ対応付けて記憶する。ここで、部署101には人事イベントの発生により変更される可能性のある部署を表すコードが格納され、役職102には人事イベントの発生により変更される可能性のある役職を表すコードが格納され、必要CPU103には部署101、役職102で必要とされる仮想クライアントのCPU数が格納され、必要メモリ104には部署101、役職102で必要とされる仮想クライアントのメモリ数が格納される。なお、必要CPU103についてはプロセッサ数やコア数どちらでもよい。また、CPUやメモリのほかにディスクなどのハードリソースを含めてもよい。
図13は、仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備する取込済データ管理データベース7のデータ構成例を示す図である。取込済データ管理データベース7は、人事データ取得部が人事データベース6より取得してきたプロビジョニング指示が必要となる人事情報についてすでに取込済かどうかを判断するためのテーブルである。図13に示すように、取込済データ管理データベース7は、取込済管理識別子071を記憶する。ここで、取込済管理識別子071には人事イベント管理テーブル063中の管理識別子0631に存在する値が格納される。なお、人事イベント管理テーブル063が管理識別子063を持たない場合は、それに代わる識別子を用いればよい。
図14は、仮想クライアント管理サーバが具備する仮想クライアントデータベース15のデータ構成例を示す図である。仮想クライアントデータベース15は、仮想クライアントの識別子と利用者の認証識別子を対応付けて管理するためのテーブルである。図14に示すように、仮想クライアントデータベース15は、認証識別子151と仮想クライアント識別子152を記憶する。ここで、認証識別子151には社員マスタテーブル061中の認証識別子0612に存在する値が格納され、仮想クライアント識別子152には仮想クライアント実行サーバによって実際に割り当てられた仮想クライアントを識別する値が格納される。
(処理の説明)
図15−23に分割して示す、本実施例の処理の概略フローを図28に示す。
まず、人事データを読み込んで、1つのレコードが離任/着任のいずれかを判定し(図15)、離任実行指示IDまたは着任実行指示IDに対応するレコードを取得し(図16、17)、レコード内の指示内容を判定し(図18)、仮想クライアント作成(図19)、仮想クライアント削除(図20)、仮想クライアント無効化(図21)、仮想クライアント有効化(図22)、又は仮想クライアントリソース変更(図23)のいずれかを実行し、次のレコードに対して同様の処理を行う。
図15は、仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備する時刻同期部2と人事データ取得部4の1部の処理を示すフローチャートである。人事データ取得部4は時刻同期部2によって時刻サーバ3と同期を取られた時刻における、ある契機に開始(今回の例では日毎00:00とする)となる。
ステップS01では、人事データ取得部4が人事イベント変換マスタテーブル142より、イベント識別子1421とそれに関連付けられた項目の一覧(イベント識別子1421、離任日実行指示識別子1422、着任日実行指示識別子1423、適用開始タイミング1424を項目に持つレコード群)を取得しステップS02へと進む。次にステップS02では、ステップS01で取得した一覧中に未読み込みのレコードがまだ存在するかを確認し、ない場合は処理を終了し、ある場合にはステップS03へと進む。
次にステップS03では、ステップS01で取得した一覧からレコードを1件読み込み(本レコードをレコードAとする)ステップS04へと進む。次にステップS04では、レコードA中のイベント識別子1421と一致する人事イベント識別子0633を持つ一覧(管理識別子0631、社員識別子0632、人事イベント識別子0633、イベント名称0634、離任日0635、着任日0636、部署0637、役職0638を項目に持つレコード群)を人事イベント管理テーブル063より取得し、ステップS05へ進む。次にステップS05では、ステップS04で取得した一覧中に未読み込みレコードが存在するかを確認し、ない場合にはステップS01へと遷移し、ある場合にはステップS06へと進む。
次にステップS06では、ステップS04で取得した一覧からレコードを1件読み込み(本レコードをレコードBとする)ステップS07へと進む。最後にステップS07では、レコードA中の離任日実行指示識別子1422と着任日実行指示識別子1433に値が存在するかどうかをチェックし、離任日実行指示識別し1422がある場合には図16で示すフローへ遷移し(B)、着任日指示識別子がある場合には図17で示すフローへ遷移する(C)ことで、図15のフローチャートを終了する。
図16は、仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備する人事データ取得部4の処理の1部とプロビジョニング指示決定部8の処理のうちプロビジョニング指示が離任日に関連するとき(B)を示すフローチャートである。
図15より遷移後に、ステップS08では、人事データ取得部4が図15で定義したレコードBより離任日0635を取得し、ステップS09へと進む。ステップS09では、人事データ取得部4がステップS08で取得した離任日0635に図15で定義したレコードAの適用開始タイミング1424を日数とみなし加算した日付を計算し、ステップS10へと進む。ステップS10では、人事データ取得部4が現在日付を時刻同期部2より取得し、ステップS11へと進む。ステップS11では、人事データ取得部4が現在日付とステップS09で計算した日付を比較し、ステップS12へと進む。
ステップS12では、S11の比較結果が現在日付がステップS09で計算した日付より前となる場合には、図15に示すステップS05へと遷移し、以降となる場合はステップS13へと進む。ステップS13では、人事データ取得部4がレコードBの管理識別子0631をキーに取込済データ管理データベース7より一覧(取込済管理識別子071を項目に持つレコード群)を取得し、ステップS14へと進む。ステップS14では、ステップS13で取得した一覧中にレコードが1件以上含まれるかを判定し、1件以上ある場合には図15に示すステップS05へと遷移し、ない場合にはステップS15へと進む。
ステップS15では、人事データ取得部4がレコードBの管理識別子0631を取込済データ管理データベースに登録し、ステップS16に進む。ステップS16では、プロビジョニング指示決定部8がレコードAの離任日実行指示識別子1422がプロビジョニング指示マスタ141の指示識別子1411に一致するレコード(本レコードをレコードCとする)を取得し、ステップS17へと進む。最後にステップS17では、プロビジョニング指示決定部8がレコードC中の指示内容1412を取得し、図18に遷移することで図16のフローチャートを終了する(D)。
図17は、仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備する人事データ取得部4の処理の1部とプロビジョニング指示決定部8の処理のうちプロビジョニング指示が着任日に関連するとき(C)を示すフローチャートである。
図15より遷移後に、ステップS18では、人事データ取得部4が図15で定義したレコードBより離任日0635を取得し、ステップS19へと進む。ステップS19では、人事データ取得部4がステップS18で取得した着任日0636に図15で定義したレコードAの適用開始タイミング1424を日数とみなし加算した日付を計算し、ステップS20へと進む。ステップS20では、人事データ取得部4が現在日付を時刻同期部2より取得しステップS21へと進む。ステップS21では人事データ取得部4が現在日付とステップS19で計算した日付を比較しステップS26へと進む。
ステップS26では、S21の比較結果が、現在日付がステップS19で計算した日付より前となる場合には、図15に示すステップS05へと遷移し、以降となる場合はステップS22へと進む。ステップS22では、人事データ取得部4がレコードBの管理識別子0631をキーに取込済データ管理データベース7より一覧(取込済管理識別子071を項目に持つレコード群)を取得しステップS27へと進む。ステップS27では、ステップS22で取得した一覧中にレコードが1件以上含まれるかを判定し、1件以上ある場合には図15に示すステップS05へと遷移し、ない場合にはステップS23へと進む。
ステップS23では、人事データ取得部4がレコードBの管理識別子0631を取込済データ管理データベースに登録し、ステップS24に進む。ステップS24では、プロビジョニング指示決定部8がレコードAの着任日実行指示識別子1423がプロビジョニング指示マスタ141の指示識別子1411に一致するレコード(本レコードをレコードCとする)を取得し、ステップS25へと進む。最後にステップS25では、プロビジョニング指示決定部8がレコードC中の指示内容1412を取得し、図18に遷移することで図17のフローチャートを終了する(D)。
図18は、仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備するリソース決定部9の処理を示すフローチャートである。図16または図17より遷移後に、ステップS1801では、遷移元となる図16または図17で定義したレコードC中の指示内容を参照し、その値が「作成」または「リソース変更」であるならばステップS1802へと進み、「無効化」または「有効化」または「削除」であるならばステップS28へと進む。ステップS1802では、リソース決定部9が図15で定義したレコードB中の部署0637、役職0638がリソース管理データベース10中の部署101、役職102に一致するレコード(部署101、役職102、必要CPU103、必要メモリ104を項目にもつレコード。本レコードをレコードDとする)を取得し、ステップS28へと進む。
最後にステップS28では、レコードC中の指示内容1412の内容を参照し、値が「作成」の場合は図19に遷移し(E)、「削除」の場合は図20に遷移し(F)、「無効化」の場合は図21に遷移し(G)、「有効化」の場合は図22に遷移し(H)、「リソース変更」の場合は図23に遷移する(I)ことで図18のフローチャートを終了する。
図19は、プロビジョニング指示内容が作成のときの、プロビジョニング指示部11の処理とプロビジョニング実行部13の処理と仮想クライアント制御部17の処理を示すフローチャートである。
図18より遷移後に、ステップS29では、プロビジョニング指示部11は、図15で定義したレコードB中の社員識別子0632が社員マスタテーブル061中の社員識別子0611に一致するレコード(部署101、役職102、必要CPU103、必要メモリ104を項目にもつレコード。本レコードをレコードEとする)を取得し、ステップS30へと進む。ステップS30では、プロビジョニング指示部11は、レコードE中の認証識別子0612、図18で定義したレコードD中の必要CPU103、必要メモリ104と共にプロビジョニング実行部13に仮想クライアント作成依頼を行い、ステップS31へと進む。
ステップS31では、プロビジョニング実行部13が、仮想クライアント制御部17に対して、必要CPU103、必要メモリ104のハードリソースの割り当て命令を行い、ステップS32へと進む。ステップS32では、プロビジョニング実行部13が、仮想クライアント制御部17に対して割り当てを行うハードリソース上にレコードE中の認証識別子0612をアカウントに持つOS作成命令を行い、ステップS33へと進む。
ステップS33では、ステップS32でプロビジョニング実行部13より命令を受けた仮想クライアント制御部17が、命令に基づいて、ハードリソースの割り当て、OS作成を行う。この作成物を仮想クライアントとし、その作成識別子をプロビジョニング実行部13へ戻し、ステップS34へと進む。最後にステップS34では、プロビジョニング実行部S13が、ステップS33で戻された作成識別子とレコードE中の認証識別子0612を仮想クライアントデータベース15に仮想クライアント識別子152、認証識別子151として登録し、図15のステップS05に遷移することで図19のフローチャートを終了する。
図20は、プロビジョニング指示内容が削除のときの、プロビジョニング指示部11の処理とプロビジョニング実行部13の処理と仮想クライアント制御部17の処理を示すフローチャートである。
図18より遷移後に、ステップS35では、プロビジョニング指示部11が、図15で定義したレコードB中の社員識別子0632が社員マスタテーブル061中の社員識別子0611に一致するレコード(社員識別子0611、認証識別子0612を項目に持つレコード。本レコードをレコードEとする)を取得し、ステップS36へと進む。ステップS36では、プロビジョニング指示部11が、レコードE中の認証識別子0612と共にプロビジョニング実行部13に仮想クライアント削除依頼を行い、ステップS37へと進む。
ステップS37では、プロビジョニング実行部13が、レコードE中の認証識別子0612が仮想クライアントデータベース15の認証識別子151に一致する仮想クライアント識別子152を取得し、ステップS38へと進む。ステップS38では、プロビジョニング実行部13は、仮想クライアント制御部17に対して仮想クライアント識別子152を識別子とする仮想クライアントの削除命令を行い、ステップS39へと進む。
ステップS39では、仮想クライアント制御部17が、ステップS38の命令に基づいて仮想クライアントに割り当てたハードリソースの開放を行い、ステップS40へと進む。最後にステップS40では、プロビジョニング実行部13が、仮想クライアント識別子152を持つレコードを仮想クライアントデータベース15から削除し、図15のステップS05に遷移することで図20のフローチャートを終了する。
図21は、プロビジョニング指示内容が無効化のときの、プロビジョニング指示部11の処理とプロビジョニング実行部13の処理と仮想クライアント制御部17の処理を示すフローチャートである。
図18より遷移後にステップS41では、プロビジョニング指示部11が、図15で定義したレコードB中の社員識別子0632が社員マスタテーブル061中の社員識別子0611に一致するレコード(社員識別子0611、認証識別子0612を項目に持つレコード。本レコードをレコードEとする)を取得し、ステップS42へと進む。ステップS42では、プロビジョニング指示部11が、レコードE中の認証識別子0612と共にプロビジョニング実行部13に仮想クライアント無効化依頼を行い、ステップS43へと進む。
ステップS43では、ステップS42でプロビジョニング指示部11が行った依頼をもとに、レコードE中の認証識別子0612が仮想クライアントデータベース15の認証識別子151に一致する仮想クライアント識別子152を取得し、ステップS44へと進む。ステップS44では、プロビジョニング実行部13が、仮想クライアント制御部17に対して仮想クライアント識別子152を識別子とする仮想クライアントの無効化命令を行い、ステップS45へと進む。
最後にステップS45では、仮想クライアント制御部17が、ステップS44のプロビジョニング実行部13の命令をもとに、仮想クライアントを利用不能状態にし、図15のステップS05に遷移することで図21のフローチャートを終了する。
図22は、プロビジョニング指示内容が有効化のときの、プロビジョニング指示部11の処理とプロビジョニング実行部13の処理と仮想クライアント制御部17の処理を示すフローチャートである。
図18より遷移後にステップS46では、プロビジョニング指示部11が、図15で定義したレコードB中の社員識別子0632が社員マスタテーブル061中の社員識別子0611に一致するレコード(社員識別子0611、認証識別子0612を項目に持つレコード。本レコードをレコードEとする)を取得し、ステップS47へと進む。ステップS47では、プロビジョニング指示部11が、レコードE中の認証識別子0612と共にプロビジョニング実行部13に仮想クライアント有効化依頼を行い、ステップS48へと進む。
ステップS48では、ステップS47でプロビジョニング指示部11が行った依頼をもとに、レコードE中の認証識別子0612が仮想クライアントデータベース15の認証識別子151に一致する仮想クライアント識別子152を取得し、ステップS49へと進む。ステップS49では、プロビジョニング実行部13が、仮想クライアント制御部17に対して仮想クライアント識別子152を識別子とする仮想クライアントの有効化命令を行い、ステップS50へと進む。
最後にステップS50では、仮想クライアント制御部17が、ステップS49のプロビジョニング実行部13の命令をもとに、仮想クライアントを利用可能状態にし、図15のステップS05に遷移することで図22のフローチャートを終了する。
図23は、プロビジョニング指示内容がリソース変更のときの、プロビジョニング指示部11の処理とプロビジョニング実行部13の処理と仮想クライアント制御部17の処理を示すフローチャートである。
図18より遷移後にステップS51では、プロビジョニング指示部11が、図15で定義したレコードB中の社員識別子0632が社員マスタテーブル061中の社員識別子0611に一致するレコード(社員識別子0611、認証識別子0612を項目に持つレコード。本レコードをレコードEとする)を取得し、ステップS52へと進む。ステップS52では、プロビジョニング指示部11が、レコードE中の認証識別子0612、図18で定義したレコードD中の必要CPU103、必要メモリ104と共にプロビジョニング実行部13に仮想クライアントリソース変更依頼を行い、ステップS53へと進む。
ステップS53では、プロビジョニング実行部13が、レコードE中の認証識別子0612が仮想クライアントデータベース15の認証識別子に一致する仮想クライアント識別子152を取得し、ステップS54へと進む。ステップS54では、プロビジョニング実行部13は、仮想クライアント制御部17に対して仮想クライアント識別子152を識別子とする仮想クライアントの必要CPU103、必要メモリ104のハードリソースの割り当て変更命令を行い、ステップS55へと進む。ステップS55では、仮想クライアント制御部17が、ステップS54でプロビジョニング実行部13が下した命令をもとにハードリソースの割り当て変更を行い、図15のステップS05に遷移することで図23のフローチャートを終了する。
以上本発明の実施形態1について説明した。
上記実施形態1によれば、仮想クライアントの作成/削除だけでなく有効化/無効化も行われるため、一時的に仮想クライアントを利用したくない場合にも対応可能となり、かつ人事イベントの離任日/着任日毎に実行するプロビジョニング指示内容とその実行タイミングを管理可能とすること、そしてクライアント環境に合わせてハードリソースを変更することでクライアント環境利用者の利便性を向上することができる。
以下、本発明の実施例2について、図面を参照して詳細に説明する。
図24は、本実施例2に係る仮想クライアントプロビジョニングシステムの全体構成例を示す図である。本実施例1に対して仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1に本実施例1ではリソース変更を行うプロビジョニング指示対象は作成とリソース変更指示に固定していたが、リソース変更を行うプロビジョニング指示対象を動的に決定するために利用するリソース変更イベント管理データベース21が追加された構成となっている。
図25は、仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1のハードウェア構成例を示す図である。仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1は、記憶部24aに存在するプログラムやデータベースなどを実際に動作させるCPU22aと、CPU22aと記憶部24aの間のデータのやりとりを行うためのBUS25aと、他サーバとのデータのやり取りを行うためのネットワークインタフェース部23aを具備する。また記憶部24には時刻同期部2と人事データ取得部4とプロビジョニング指示決定部8とリソース決定部9とプロビジョニング指示部11をプログラムとして具備する。また、記憶部24aには、リソース管理データベース10とプロビジョニング指示マスタテーブル141と人事イベント変換マスタテーブル142と取込済データ管理データベース7とリソース変更イベント管理データベース21とを具備する。
図26は、仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備するリソース変更イベント管理データベースのデータ構成例を示す図である。これは、本実施例1ではリソース変更を行うプロビジョニング指示が固定であったものに対して、リソース変更を行うプロビジョニング指示を動的に決定するために管理するテーブルである。図25に示すように、リソース変更イベント管理データベース21は、変更対象指示識別子211を記憶する。ここで、変更対象指示識別子211には、イベント判定管理データベース141中の指示識別子1411に存在する値が格納される。
図27は、実施例2において実施例1から変更される仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ1が具備するリソース決定部9の処理を示すフローチャートである。
図16または図17より遷移後に、ステップS56では、リソース決定部が、図16または図17で定義したレコードC中の指示識別子1411がリソース変更イベント管理データベース21の変更対象指示識別子211に一致するレコード(変更対象指示識別子211を項目に持つレコード。本レコードをレコードFとする)を取得し、ステップS57へと進む。ステップS57では、レコードFの有無を判断し、有の場合にはステップS1802へと進み、無の場合にはステップS28へと進む。ステップS1802では、リソース決定部9が、図15で定義したレコードB中の部署0637、役職0638がリソース管理データベース10中の部署101、役職102に一致するレコード(本レコードをレコードDとする)を取得し、ステップS28へと進む。
最後にステップS28では、レコードC中の指示内容1412の内容を参照し、値が「作成」の場合は図19に遷移し(E)、「削除」の場合は図20に遷移し(F)、「無効化」の場合は図21に遷移し(G)、「有効化」の場合は図22に遷移し(H)、「リソース変更」の場合は図23に遷移する(I)ことで図18のフローチャートを終了する。
以上本発明の実施形態2について説明した。
上記実施形態2によれば、例えば休職の際にはリソース節約の際にCPUの数、メモリの数ともに最小にするといったことも可能である。
以上の説明から、本発明の第2の実施形態となる仮想クライアントプロビジョニングシステムは、ハードリソース変更イベントを動的に管理することにより、システムリソース節約が実現可能となる。
1・・・仮想クライアントプロビジョニング管理サーバ、2・・・時刻同期部、
3・・・時刻サーバ、4・・・人事データ取得部、5・・・人事管理サーバ、
6・・・人事データベース、7・・・取込済データ管理データベース、
8・・・プロビジョニング指示決定部、9・・・リソース決定部、
10・・・リソース管理データベース、11・・・プロビジョニング指示部、
12・・・仮想クライアント管理サーバ、13・・・プロビジョニング実行部、
14・・・イベント判定管理データベース、
15・・・仮想クライアント管理データベース、16・・・仮想クライアント実行サーバ、17・・・仮想クライアント制御部、18・・・仮想クライアント、
19・・・人事データ管理部、20・・・時刻管理部、
21・・・リソース変更イベント管理データベース。

Claims (8)

  1. 社員専用仮想クライアントの認証識別子に関連付けられた社員識別子に対して、人事イベントの発生と、少なくとも離任日、着任日、部署、役職を含む人事データベースと、
    現在の日付情報を取得し日次で前記人事データベースより現在日付が離任日、着任日に適用開始タイミングを加算した日付以降となる人事イベントを取得し、取得したデータより指示を出していないデータを決定する手段と、
    前記データを決定する手段で決定するための、人事イベントと仮想クライアントプロビジョニング指示の内容を少なくとも含むイベント判定管理データベースと、
    前記取得した人事イベントを仮想クライアントプロビジョニング指示に変換し、前記イベント判定管理データベースに基づいて、指示内容を決定する仮想クライアントプロビジョニング指示決定手段と、
    前記決定した指示内容にしたがって仮想クライアントの追加、削除、変更のいずれかを行う仮想クライアントプロビジョニング実行手段とを備えることを特徴とする仮想クライアントプロビジョニングシステム。
  2. 前記仮想クライアントプロビジョニング指示決定手段において、仮想クライアントの作成/削除だけでなく、仮想クライアントの有効化/無効化指示を決定することを特徴とする請求項1記載の仮想クライアントプロビジョニングシステム。
  3. 前記仮想クライアントプロビジョニングシステムはリソース決定手段を有し、
    前記リソース決定手段は、仮想クライアントの作成、リソース変更指示が決定される際には、部署、役職毎に仮想クライアントのCPU及びメモリの少なくとも1つを含むリソースに関する情報を持つリソース管理データベースに基づいて、仮想クライアントリソースを決定することを特徴とする請求項1記載の仮想クライアントプロビジョニングシステム。
  4. 前記仮想クライアントプロビジョニングシステムは、必要マシンリソース決定手段を有し、
    前記必要マシンリソース決定手段は、部署、役職毎に仮想クライアントのCPU及びメモリの少なくとも1つを含むリソースに関する、イベントに対応した変更情報を持つリソース管理データベースに基づいて、仮想クライアントリソースを決定することを特徴とする請求項1記載の仮想クライアントプロビジョニングシステム。
  5. 情報処理装置を用いた、仮想クライアントプロビジョニング方法は、
    社員専用仮想クライアントの認証識別子に関連付けられた社員識別子に対して、人事イベントの発生と、少なくとも離任日、着任日、部署、役職を含む人事データベースを保持し、
    データを決定する手段が、現在の日付情報を取得し日次で前記人事データベースより現在日付が離任日、着任日に適用開始タイミングを加算した日付以降となる人事イベントを取得し、
    データを決定する手段が、前記取得したデータより指示を出していないデータを決定し、
    仮想クライアントプロビジョニング指示決定手段が、前記取得した人事イベントを仮想クライアントプロビジョニング指示に変換し、人事イベントと仮想クライアントプロビジョニング指示の内容を少なくとも含むイベント判定管理データベースに基づいて、指示内容を決定し、
    仮想クライアントプロビジョニング実行手段が、前記決定した指示内容にしたがって仮想クライアントの追加、削除、変更のいずれかを行うことを特徴とする仮想クライアントプロビジョニング方法。
  6. 必要マシンリソースを決定する際に、部署、役職毎に仮想クライアントのCPU及びメモリの少なくとも1つを含むリソースに関する、イベントに対応した変更情報を持つリソース管理データベースに基づいて、仮想クライアントリソースを決定することを特徴とする請求項5記載の仮想クライアントプロビジョニング方法。
  7. 前記人事イベントは、入社、部署の異動、役職の異動、出向、出向解除、休職、休職解除、及び退職のいずれかを含むことを特徴とする請求項1記載の仮想クライアントプロビジョニングシステム。
  8. 前記人事イベントは、入社、部署の異動、役職の異動、出向、出向解除、休職、休職解除、及び退職のいずれかを含むことを特徴とする請求5記載の仮想クライアントプロビジョニング方法。
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