JP5713192B2 - センタ穴形成装置およびその方法 - Google Patents
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Description
請求項2のセンタ穴形成方法に係る発明は、上記目的を達成するため、断面形状が円形に想定されたワークの軸部の端面中心にセンタ穴を形成するための方法であって、前記ワークの軸部を保持するための一対からなる治具の少なくとも一方を、前記ワークの軸部に対して開閉する方向、および、該方向と前記ワークの軸部の軸方向との双方に対し直交する方向にスライド可能に支持し、前記ワークの軸部を前記治具で保持して、このときの前記治具の前記各方向へのスライド量をそれぞれ測定し、該測定された治具の各スライド量に基づいて、前記ワークの軸部の中心に対する穴あけ加工ツールの相対位置の補正量を算出し、該相対位置の補正量にしたがって前記ワークの軸部の端面中心と穴あけ加工ツールとの相対位置を補正して、前記治具により保持された前記ワークの軸部の端面中心を穴あけ加工することを特徴とするものである。
請求項2の発明によれば、ワークの軸部を保持するための一対からなる治具の少なくとも一方を、ワークの軸部に対して開閉する方向と、この方向と前記ワークの軸部の軸方向との双方に対し直交する方向とにスライド可能に支持し、ワークの軸部を治具で保持して、このときの治具の各方向へのスライド量をそれぞれ測定し、この測定された治具の各スライド量に基づいて、ワークの軸部の芯ずれを演算して、ワークの軸部の端面中心に対する穴あけ加工ツールの相対位置の補正量を算出し、この相対位置の補正量にしたがってワークの軸部の端面中心と穴あけ加工ツールとの相対位置を補正して、治具により保持されたワークの軸部の端面中心を穴あけ加工するため、ワークの軸部の断面が想定されたように円形でない場合であっても、正確に端面中心と穴あけ加工ツールとの位置が対応するように保持することができ、もって精度よくワークの軸部の端面中心にセンタ穴を形成することが可能なセンタ穴形成方法を提供することができる。
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。請求可能発明は、少なくとも、請求の範囲に記載された発明である「本発明」ないし「本願発明」を含むが、本願発明の下位概念発明や、本願発明の上位概念あるいは別概念の発明を含むこともある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載、実施例の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。なお、以下の各項において、(1)項が請求項1に相当し、(6)項が請求項2に相当する。
前記ワークの軸部を保持する一対の治具と、
該治具により保持された前記ワークの軸部の中心を軸方向に穴あけ加工する穴あけ加工ツールと、
前記治具の少なくとも一方を前記ワークの軸部に対して開閉する方向、および、該方向と前記ワークの軸部の軸方向との双方に対し直交する方向にスライド可能に支持するスライド機構と、
前記ワークの軸部を保持したときの前記治具の前記各方向へのスライド量をそれぞれ測定するスライド量測定機構と、
該スライド量測定機構により測定された前記治具の各スライド量に基づいて、前記ワークの軸部の中心に対する前記穴あけ加工ツールの相対位置の補正量を算出する補正機構と、
を備えたことを特徴とするセンタ穴形成装置。
前記ワークの軸部を保持するための一対からなる治具の少なくとも一方を、前記ワークの軸部に対して開閉する方向、および、該方向と前記ワークの軸部の軸方向との双方に対し直交する方向にスライド可能に支持し、
前記ワークの軸部を前記治具で保持して、このときの前記治具の前記各方向へのスライド量をそれぞれ測定し、
該測定された治具の各スライド量に基づいて、前記ワークの軸部の中心に対する穴あけ加工ツールの相対位置の補正量を算出し、
該相対位置の補正量にしたがって前記ワークの軸部と穴あけ加工ツールとの相対位置を補正して、前記治具により保持された前記ワークの軸部の端面中心を穴あけ加工する
ことを特徴とするセンタ穴形成方法。
本発明のセンタ穴形成装置は、概略、断面形状が円形に想定されたワークWの軸部の端面中心Wcにセンタ穴を形成するためのものであって、ワークWの軸部を保持する一対の治具1,2と、治具1,2により保持されたワークWの軸部の中心Wcを軸方向に穴あけ加工する穴あけ加工ツール(後述する)と、治具1,2の少なくとも一方をワークWの軸部に対して開閉する方向(以下、Y方向という)、および、このY方向と直交する方向(以下、X方向という)にスライド可能に支持するスライド機構3,4と、ワークWの軸部を保持したときの治具1,2のX,Y方向への各スライド量x1とx2、y1とy2をそれぞれ測定するスライド量測定機構(後述する)と、スライド量測定機構により測定された治具1,2のスライド量x1とx2、y1とy2に基づいて、ワークWの軸部の端面中心Wcに対する穴あけ加工ツールの相対位置の補正量を算出する補正機構(後述する)とを備えている。
さらにまた、この実施の形態におけるセンタ穴形成装置は、各治具1,2のワークWの軸部を保持する保持面が、所定角度を有する一対の平面1aと1b、2aと2bにより構成されており、治具1,2によりワークWの軸部を保持したときに、各治具1,2の各保持面1aと1b、2aと2bとワークWの軸部の周面とがそれぞれ接していることを確認する接触確認機構(後述する)を備えている。
本発明のセンタ穴形成方法は、概略、断面形状が円形に想定されたワークWの軸部の端面中心Wcにセンタ穴を形成するための方法であって、ワークWの軸部を保持するための一対からなる治具1,2の少なくとも一方を、ワークWの軸部に対して開閉するY方向、および、このY方向と直交するX方向にスライド可能に予め支持しておき、ワークWの軸部を治具1,2で保持して、このときの治具1,2のX,Y方向への各スライド量y1および/またはy2、x1および/またはx2をそれぞれ測定し、この測定された治具1,2のスライド量y1および/またはy2、x1および/またはx2に基づいて、ワークWの軸部の中心Wcに対する穴あけ加工ツールの中心軸線Tcの相対位置の補正量を算出し、この相対位置の補正量にしたがってワークWの軸部の端面中心Wcと穴あけ加工ツールの中心軸線Tcとの相対位置を補正して、治具1,2により保持されたワークWの軸部の端面中心Wcを穴あけ加工するものである。
Claims (2)
- 断面形状が円形に想定されたワークの軸部の端面中心にセンタ穴を形成するための装置であって、
前記ワークの軸部を保持する一対の治具と、
該治具により保持された前記ワークの軸部の中心を軸方向に穴あけ加工する穴あけ加工ツールと、
前記治具の少なくとも一方を前記ワークの軸部に対して開閉する方向、および、該方向と前記ワークの軸部の軸方向との双方に対し直交する方向にスライド可能に支持するスライド機構と、
前記ワークの軸部を保持したときの前記治具の前記各方向へのスライド量をそれぞれ測定するスライド量測定機構と、
該スライド量測定機構により測定された前記治具の各スライド量に基づいて、前記ワークの軸部の端面中心に対する前記穴あけ加工ツールの相対位置の補正量を算出する補正機構と、
を備えたことを特徴とするセンタ穴形成装置。 - 断面形状が円形に想定されたワークの軸部の端面中心にセンタ穴を形成するための方法であって、
前記ワークの軸部を保持するための一対からなる治具の少なくとも一方を、前記ワークの軸部に対して開閉する方向、および、該方向と前記ワークの軸部の軸方向との双方に対し直交する方向にスライド可能に支持し、
前記ワークの軸部を前記治具で保持して、このときの前記治具の前記各方向へのスライド量をそれぞれ測定し、
該測定された治具の各スライド量に基づいて、前記ワークの軸部の中心に対する穴あけ加工ツールの相対位置の補正量を算出し、
該位置補正量にしたがって前記ワークの軸部の端面中心と穴あけ加工ツールとの相対位置を補正して、前記治具により保持された前記ワークの軸部の端面中心を穴あけ加工する
ことを特徴とするセンタ穴形成方法。
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