JP5712869B2 - 紙幣整位機構および紙幣処理装置 - Google Patents
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このような使用された紙幣を整位するとき、紙幣の折れ曲がりを防止するため、整位部材の外表面に、その縦断面形状において概ね鋸歯状をなし、内端を下方として一方向に傾斜する傾斜面を連続して形成するようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
例えば、図13(a)に示すように、上方向に折れ曲がりや湾曲が生じている紙幣を整位部材122cで付勢すると、図13(b)に示すように、その紙幣は内端を下方として一方向に傾斜する傾斜面が連続して形成された鋸歯状の整位部材122cの溝に係止されず整位部材122cに乗り上げてしまい、図13(c)に示すように、集積される紙幣を整列することができないことがある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、長手方向の縁部に折れ曲がりや湾曲が生じている紙幣も整位できるようにすることを目的とする。
図1〜図4において、1は紙幣の投入部で、装置正面の上部に設けられている。2は紙幣の真偽や、金種、正損、表裏等の鑑別、及び計数を行うと共に、搬送異常の検出を行う鑑別部で、装置内に設けられている。3は紙幣の搬送路で、この搬送路3については後で説明する。4は紙幣の表裏反転を行う表裏反転部で、装置内の鑑別部2の後段に位置するように設けられている。
8は鑑別部2で金種不明と鑑別されたり、あるいは搬送異常が検知されたりしたリジェクト紙幣を集積するリジェクトポケットで、前記投入部1の上方に設けられており、このリジェクトポケット8に集積された紙幣にオペレータが直接アクセスできるものとなっている。9は移送機構、10は紙幣結束機構で、両者とも装置内に設けられており、この両者については後で説明する。
集積機構6には、前記のように4つの集積部としての一時集積部6a〜6dが上下方向に並べて配置されており、これらの一時集積部6a〜6dは同一の構造を有しているので、以下に一時集積部6aを例に取って説明する。搬送路3dにより搬送されてきた紙幣は、一時集積部6aの振り分けゲート27により集積板21に向かって取り込まれ、これにより一時集積部6aに侵入した紙幣は叩き車20により後部が叩かれて集積板21の上に集積されるものとなっている。また、以降侵入してくる紙幣に関しては、同様の動作で集積板21上に集積した紙幣の上に集積される。
したがって、集積板21上に紙幣が集積して行き、その集積された最上位の紙幣の高さが図示しない高さセンサにより基準値を越えたことが検知されると、後述する制御部は集積板21を昇降手段により下降させることができるようになっている。
図11において、整位部材22cの外表面に形成された係合部221は、境界部22dを境として境界部22dの上方向に紙幣の縁部に向けて突出した凸部(第1の凸部)222a、境界部22dの下方向に紙幣の縁部に向けて突出した凸部(第2の凸部)223aが、それぞれ所定の隙間を保持し、連続して複数配設されている。
なお、本実施例では、境界部22dの当接部22eは平面状に形成されたものとして説明するが、それに限られることなく、円弧形状や三角形状等であっても良い。
なお、図10に示す集積板21は、上述した昇降手段により上下動可能に構成されているため、その昇降手段や高さセンサにより、集積板21に積層された紙幣Pの高さと、整位部材22cの境界部22dの高さとを整合させることができるようになっている。
尚、一時集積部6b〜6dも一時集積部6aと同様の構造になっているので、一時集積部6aと同様に紙幣を整位、集積、挟持することが可能である。
紙幣クランプ部30は上下方向に開閉するクランプ爪35a、35bを有し、この紙幣クランプ部30はクランプ部移動手段31上に搭載されていて、一時集積部6a〜6bからクランプ爪35a、35bで紙幣をクランプして引き抜くときは、クランプ部移動手段31がクランプ部30を一時集積部6a〜6bに対して押し出し、100枚の紙幣をクランプできる位置まで移動させるようになっている。
図9において、50は本紙幣処理装置全体の動作処理制御を行う制御部、51a〜51dはカウンタで、このカウンタ51a〜51dは一時集積部6a〜6dに1対1で対応し、例えば一時集積部6aに集積された紙幣の枚数はカウンタ51aにカウントされ、同様に一時集積部6bに集積された紙幣の枚数はカウンタ51b、一時集積部6cに集積された紙幣の枚数はカウンタ51c、一時集積部6dに集積された紙幣の枚数はカウンタ51dにカウントされる。
このように構成された紙幣処理装置は、図1に示すように紙幣結束機構10で移送機構9により移送された所定枚数の紙幣束の長手方向と直交する短手方向に結束帯を巻回して紙幣束を結束する。
図9に示す制御部50は、一時集積部に紙幣を送り出すと、一時集積部の昇降手段を制御し、図10に示す集積板21に積層される紙幣Pの高さと、整位部材22cの境界部22dの高さとを整合させ、その後、図6に示す長手整位機構22のモータ22a等を制御して整位部材22cを一時集積部に集積された紙幣の縁部に当接させる。
図10(a)に示すように、上方に湾曲した紙幣Pを一時集積部に集積した場合、整位部材22cの境界部22dの高さは、集積板21に積層された紙幣Pの高さと整合され、略同じ高さになっているため、上方へ湾曲した紙幣Pの縁部は、図11に示す整位部材22cの凸部222aの面222b(水平面が下方を向いた面)に係合し、その凸部222aの面222bより上方に移動することが規制される。
2 鑑別部
3 搬送路
5 オープンポケット
6 集積機構
6a〜6d 一時集積部
9 移送機構
10 紙幣結束機構
21 集積板
22 長手整位機構
22a モータ
22b 連結部材
22c 整位部材
22d 境界部
221、224 係合部
222a、223a 凸部
222b、223b 面
222c、223c 面
222d、223d 傾斜面
23 短手整位機構
24 押さえ板
Claims (6)
- 集積部に集積された紙幣の長手方向を整位する紙幣整位機構において、
集積部に集積された紙幣の長手方向における一方の縁部が当接する基準面と、
前記紙幣の長手方向における他方の縁部に当接および離間可能であり、前記他方の縁部に当接する係合部が形成された整位部材とを備え、
前記係合部は、前記紙幣の高さと略同じ高さに位置する境界部を上下方向の境として異なる形状を有する突出部で形成され、
前記係合部の突出部は、前記境界部を境として前記紙幣の縁部に向けて突出した第1の凸部および第2の凸部が、それぞれ複数配列され、
前記第1の凸部および第2の凸部は、前記境界部側に水平面が形成され、前記水平面の反対側に前記境界部から離れるに連れて前記整位部材に近づく傾斜面が形成されていることを特徴とする紙幣整位機構。 - 集積部に集積された紙幣の長手方向を整位する紙幣整位機構において、
集積部に集積された紙幣の長手方向における一方の縁部が当接する基準面と、
前記紙幣の長手方向における他方の縁部に当接および離間可能であり、前記他方の縁部に当接する係合部が形成された整位部材とを備え、
前記係合部は、前記紙幣の高さと略同じ高さに位置する境界部を上下方向の境として異なる形状を有する突出部で形成され、
前記係合部の突出部は、前記境界部を境として前記紙幣の縁部に向けて突出した第1の毛状部材および第2の毛状部材が、それぞれ複数配列され、
前記第1の毛状部材および第2の毛状部材は、前記境界部の方向へ前記紙幣側の端部が近づくように傾斜していることを特徴とする紙幣整位機構。 - 請求項1に記載の紙幣整位機構において、
前記境界部は、前記第1の凸部および第2の凸部のうち、最も近い前記第1の凸部および第2の凸部と隙間なく隣接して配置され、前記紙幣の縁部に向けて形成された当接部を有し、
前記境界部と隙間なく隣接して配置された前記第1の凸部および第2の凸部の傾斜面は、前記当接部から連続して形成されていることを特徴とする紙幣整位機構。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の紙幣整位機構において、
前記集積部に給送される紙幣を集積する集積板と、
前記集積板を昇降させる昇降手段と、
前記昇降手段で前記集積板に集積される紙幣の高さを前記境界部の高さと略同じ高さに移動させる制御部とを備えたことを特徴とする紙幣整位機構。 - 集積部に集積された紙幣の長手方向を整位する紙幣整位機構を有する紙幣処理装置において、
集積部に集積された紙幣の長手方向における一方の縁部が当接する基準面と、
前記紙幣の長手方向における他方の縁部に当接および離間可能であり、前記他方の縁部に当接する係合部が形成された整位部材とを備え、
前記係合部は、前記紙幣の高さと略同じ高さに位置する境界部を上下方向の境として異なる形状を有する突出部で形成され、
前記係合部の突出部は、前記境界部を境として前記紙幣の縁部に向けて突出した第1の凸部および第2の凸部が、それぞれ複数配列され、
前記第1の凸部および第2の凸部は、前記境界部側に水平面が形成され、前記水平面の反対側に前記境界部から離れるに連れて前記整位部材に近づく傾斜面が形成されている紙幣整位機構を有することを特徴とする紙幣処理装置。 - 集積部に集積された紙幣の長手方向を整位する紙幣整位機構を有する紙幣処理装置において、
集積部に集積された紙幣の長手方向における一方の縁部が当接する基準面と、
前記紙幣の長手方向における他方の縁部に当接および離間可能であり、前記他方の縁部に当接する係合部が形成された整位部材とを備え、
前記係合部は、前記紙幣の高さと略同じ高さに位置する境界部を上下方向の境として異なる形状を有する突出部で形成され、
前記係合部の突出部は、前記境界部を境として前記紙幣の縁部に向けて突出した第1の毛状部材および第2の毛状部材が、それぞれ複数配列され、
前記第1の毛状部材および第2の毛状部材は、前記境界部の方向へ前記紙幣側の端部が近づくように傾斜している紙幣整位機構を有することを特徴とする紙幣処理装置。
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