JP5711710B2 - エッチング液、圧電素子の製造方法およびエッチング方法 - Google Patents

エッチング液、圧電素子の製造方法およびエッチング方法 Download PDF

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Description

本発明はエッチング液、圧電素子の製造方法およびエッチング方法に係り、特に、非エピタキシャル成長により形成された圧電体膜のエッチングに用いられるエッチング液、圧電素子の製造方法およびエッチング方法に関する。
電界印加強度の増減に伴って伸縮する圧電性を有する圧電体を使った圧電素子が、インクジェット式記録ヘッドに搭載されるアクチュエータ、センサ、記憶素子などとして使用されている。圧電体のパターンを形成する方法として、エッチング液を用いるウェットエッチングのプロセスが用いられている。
例えば、下記の特許文献1には、エピタキシャル成長したPZT膜の加工方法として塩酸および硝酸のいずれか一方と、フッ化アンモニウムおよびフッ化水素のいずれか一方のフッ素化合物を用いたエッチング方法が記載されている。
特許文献2には、誘電体のパターニングにおいて、フッ化水素酸と硫酸または塩酸より構成されるエッチング液でエッチングした後、残渣部分を酸で構成される後処理液にて除去する2段階の方式でパターニングすることが記載されている。また、2段階でエッチングすることによりフォトレジストとの選択性を向上させることができる。
また、特許文献3には、フッ化水素(HF)、バッファードフッ酸(BHF)、希釈したフッ酸(DHF)、硫酸(HSO)、塩酸(HCl)または硝酸(HNO)のいずれかを含むウェットエッチング液を用いてパターニングを行うことが記載されている。
特許第4665025号公報 特許第3201251号公報 特開2004−31521号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているエッチング方法では、Si基板上に貴金属電極を形成して非エピタキシャルPZT膜や、Nbを添加した非エピタキシャルのPZT膜においてはエッチング時に残渣が残るという問題があった。また、特許文献2においては、2段階でエッチングを行っているため、プロセスが煩雑となるという問題があった。特許文献3においても、エッチング液の組成や圧電体の構造の組み合わせで最適化を行わないと、残渣が残るという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、圧電体膜の下部電極との界面にパイロクロア層が形成された圧電体膜においてもエッチング後の残渣を除去し、良好なパターンを得ることができるエッチング液、圧電素子の製造方法およびエッチング方法を提供することを目的とする。
本発明は前記目的を達成するために、基板上に形成した下部電極上にペロブスカイト構造の薄膜を柱状構造に成長し、下部電極との界面にパイロクロア層を有する圧電体膜をエッチングするエッチング液において、圧電体膜が、Pbを含み、かつ、Nbを3at%以上30at%以下含み、パイロクロア層の厚みが、5nm以上であり、エッチング液は、少なくとも、バッファードフッ酸(BHF)およびフッ化水素(HF)および希釈したフッ酸(DHF)の少なくともいずれかを含むフッ酸系の薬液、および、硝酸を含み、硝酸の重量濃度が5%以上40%以下、塩酸の重量濃度が3%以上10%未満、かつ、塩酸と硝酸の重量比(塩酸/硝酸)が、1/4以下であるエッチング液を提供する。
本発明によれば、圧電体膜をエッチングするエッチング液において、フッ酸系の薬液、および、硝酸を含み、塩酸を含むことで圧電体膜のエッチングを行うことができる。また、塩酸の濃度を10%未満とすることで、圧電体膜をエッチングした際の塩化物の生成を抑制することができ、かつ、硝酸を含むことで、この塩化物の除去をすることができる。また、塩酸と硝酸の重量比を上記範囲とすることにより、塩化物の生成より硝酸によるエッチングの除去速度を速めることができるので、残渣が残らずにエッチングをすることができる。
このようなエッチング液を用いることで、良好にエッチングを行うことができるので、パイロクロア層の厚みが5nm以上であり、従来では残渣が残っていた圧電体膜のエッチングに対して良好にエッチングを行うことができる。
さらに、圧電体膜がPbおよびNbを含むため、圧電性能を向上させることができる。また、Nbを含むため、下部電極との界面にパイロクロア層が形成されやすいが、このような場合においても、良好にエッチングを行うことができる。
本発明の他の態様に係るエッチング液は、下部電極の表面粗さRaが2nm以下であることが好ましい。
本発明の他の態様に係るエッチング液によれば、下部電極の表面粗さを2nm以下と緻密な膜で形成しているので、エッチング液が下部電極に浸透して、下部電極、基板を傷めることがないので、良好にエッチングを行うことができる。
本発明の他の態様に係るエッチング液は、エッチング液が酢酸を含むことが好ましい。
本発明の他の態様に係るエッチング液によれば、酢酸を含むことによりエッチング速度の調節を行うことができる。酢酸の量を増やすことによりエッチング速度を遅くすることができ、酢酸の量を減らすことによりエッチング速度を速くすることができる。
本発明の他の態様に係るエッチング液は、エッチング液が硫酸を含むことが好ましい。
本発明の他の態様に係るエッチング液によれば、硫酸を含むことにより、エッチング性能を向上させることができる。
本発明の他の態様に係るエッチング液は、下部電極が白金族の金属(ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金)または、これらの金属酸化物であることが好ましい。
本発明の他の態様に係るエッチング液によれば、下部電極に白金族の金属を用いることで、十分な圧電性能を得ることができる。
本発明の他の態様に係るエッチング液は、下部電極がイリジウムまたは酸化イリジウムであることが好ましい。
本発明の他の態様に係るエッチング液は、下部電極にIrを用いることにより、下部電極を表面平滑性が高く緻密な膜とすることができるので、基板へのダメージを減らすことができ、良好にエッチングを行うことができる。
本発明の他の態様に係るエッチング液は、圧電体膜が気相成長法でスパッタ法により成膜されていることが好ましい。
気相成長法で形成される非エピタキシャル膜である圧電体膜は、膜の成長初期層にエッチングされにくい層が形成され、これは、圧電体膜と下部電極の界面にパイロクロア層が形成されているためである。本発明のエッチング液によれば、パイロクロア層が存在し、エッチングされにくい圧電体膜においても、好適にエッチングを行うことができる。
本発明は前記目的を達成するために、基板上に下部電極を形成する下部電極形成工程と、下部電極上に気相成長法により圧電体膜を形成する圧電体膜形成工程と、圧電体膜を上記記載のエッチング液によりエッチングするエッチング工程と、エッチング工程後の圧電体膜上に上部電極を形成する上部電極形成工程と、を有する圧電素子の製造方法を提供する。
本発明によれば、上記記載のエッチング液により圧電体膜をエッチングするエッチング工程を有しているので、圧電体膜を良好にエッチングすることができ、圧電性能に優れた圧電素子を製造することができる。
本発明は前記目的を達成するために、基板上に表面粗さRaが2nm以下である電極を備え、電極上に形成された電極との界面にパイロクロア層を有する圧電体膜をエッチングする方法であって、圧電体膜が、Pbを含み、かつ、Nbを3at%以上30at%以下含み、パイロクロア層の厚みが5nm以上であり、エッチングに使用されるエッチング液が、少なくとも、バッファードフッ酸(BHF)およびフッ化水素(HF)および希釈したフッ酸(DHF)の少なくともいずれかを含むフッ酸系の薬液、および、硝酸を含み、硝酸の重量濃度が5%以上40%以下、塩酸の重量濃度が3%以上10%未満であり、かつ、塩酸と硝酸の重量比(塩酸/硝酸)が、1/4以下であるエッチング方法を提供する。
本発明によれば、圧電体膜を良好にエッチングすることができる。なお、他の実施態様として記載していないが、エッチング液、下部電極、圧電体膜として上記記載のエッチング液と同様の態様で実施することができる。
本発明のエッチング液、圧電素子の製造方法およびエッチング方法によれば、エッチング後の残渣が残らず、良好なパターンを形成することができる。特に、圧電膜において下部電極と圧電膜の界面にパイロクロア層の存在する膜など、従来のエッチング液では除去することができなかった圧電体膜のエッチングに好適に用いることができる。
圧電素子の製造工程を示した説明図である。 図1(c)の下部電極と圧電体膜との界面付近を拡大した図である。 実施例1(a)および比較例1(b)のエッチング後の状態を示す写真図である。 下部電極上の残渣の解析結果を示す表図である。 実施例の結果を示す表図である。
以下、添付図面に従って本発明に係るエッチング液および圧電素子製造方法の好ましい実施の形態について説明する。
<圧電素子の製造方法>
最初に圧電素子の製造方法について説明する。図1は、圧電素子の製造工程を示した説明図である。
まず、基板10を用意し(図1(a))、基板10上に下部電極12を成膜する(図1(b))。下部電極12を成膜する前に、バッファ層や密着層を成膜しても良い。次いで、下部電極12上に圧電体膜14を成膜した後(図1(c))、圧電体膜14をパターニングする。圧電体膜14のパターニングは、圧電体膜14の残したい部分にレジスト16を塗布し(図1(d))、ウェットエッチングにより不要な部分を除去することでを行う(図1(e))。その後、レジスト16を除去し、パターニングされた圧電体膜14上に上部電極18を成膜し、圧電素子1が得られる。
圧電体膜14、下部電極12および上部電極18の成膜方法は制限なく、スパッタリング法、イオンプレーティング法、プラズマCVD法、パルスレーザデポジション法(PLD法)などのプラズマを用いる気相成長法や、イオンビームスパッタ法などを挙げることができる。
図2は、図1(c)の下部電極12と圧電体膜14の界面付近を拡大した図である。図2に示すように、圧電体膜14の下部電極12との界面には、パイロクロア酸化物からなるパイロクロア層14Pが形成されている。パイロクロア型酸化物は、酸素や圧電体膜を形成する成分の下地層への拡散などの影響により、圧電体膜14と下部電極12との界面に形成されやすい。このパイロクロア層14Pは、圧電体膜14のパターニングの際、エッチング液により除去することが困難であり、下部電極12上の残渣の原因となっている。
<圧電素子の構成>
次に圧電素子1の構成について説明する。
基板10としては特に制限なく、シリコン、ガラス、ステンレス(SUS)、イットリウム安定化ジルコニア(YSZ)、SrTiO、アルミナ、サファイヤ、及びシリコンカーバイド等の基板が挙げられる。基板10としては、シリコン基板上にSiO膜とSi活性層とが順次積層されたSOI基板等の積層基板を用いてもよい。また、基板10と下部電極12との間に、格子整合性を良好にするためのバッファ層や、電極と基板との密着性を良好にするための密着層等を設けても構わない。
下部電極12の主成分としては特に制限は無いが、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)の白金系の金属または金属酸化物、およびこれらの組み合わせが挙げられる。下部電極12として、これらの材料を用いることで、圧電性能を向上させることができる。
これらの成分の中で、下部電極12の主成分として、イリジウムを用いることが好ましい。イリジウムを用いることで、下部電極12表面の表面粗さRaを小さくすることができ、緻密な膜を形成することができる。これにより、圧電体膜14をエッチングする際のエッチング液が、下部電極12に浸透し、基板10にダメージを与えることを防止することができる。
上部電極18の主成分としては特に制限なく、下部電極12で例示した材料、Al、Ta、Cr、およびCuなどの一般的に半導体プロセスで用いられている電極材料、およびこれらの組合せが挙げられる。
下部電極12と上部電極18の厚みは特に制限なく、50〜500nmであることが好ましい。
圧電体膜14は、下記一般式(P)で表される1種又は複数種のペロブスカイト型酸化物からなるものであり、Bサイト元素BがTi及びZrを含むものであることが好ましく、また、Aサイト元素Aに、Bi、Sr、Ba、Ca、及びLaからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属元素を含むものであることが好ましい。
一般式A・・・(P)
(式中、A:Aサイト元素であり、Pbを主成分とする少なくとも1種の元素、
B:Bサイトの元素であり、Ti、Zr、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Sc、Co、Cu、In、Sn、Ga、Zn、Cd、Fe、およびNiからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素、
O:酸素元素。
a=1.0かつb=1.0である場合が標準であるが、これらの数値はペロブスカイト構造を取り得る範囲内で1.0からずれてもよい。)
上記一般式(P)で表されるペロブスカイト型酸化物としては、チタン酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、ジルコニウム酸鉛、チタン酸鉛ランタン、ジルコン酸チタン酸鉛ランタン、マグネシウムニオブ酸ジルコニウムチタン酸鉛、ニッケルニオブ酸ジルコニウムチタン酸鉛等が挙げられる。圧電体膜14は、これら上記一般式(P)で表されるペロブスカイト型酸化物の混晶系であってもよい。
特に、BサイトにNbを含有させることで圧電性能を向上させることができる。Nbの含有量としては、3at%以上30at%以下であることが好ましい。Nbの含有量が3at%より少ない場合は、Nb添加の効果が得られず、また、Nbを添加することで、パイロクロア層という圧電性がない異層が形成され易くなるが、30at%を超える場合は、パイロクロア層が多く発生に圧電性能に影響を与えるため好ましくない。
このように、圧電体膜14の成分にNbを含有させることにより、パイロクロア層が形成され易くなるが、後述するエッチング液を用いてエッチングを行うことで、従来ではエッチングされにくかったパイロクロア層をエッチングすることができ、残渣が残らず良好にエッチングを行うことができる。
また、圧電体膜14は、高い圧電性能が得られることから、基板面に対して非平行方向に延びる多数の柱状結晶体からなる柱状構造膜であることが好ましい。基板面に対して非平行に延びる多数の柱状結晶からなる膜構造では、結晶方位の揃った配向膜が得られる。かかる膜構造は、スパッタリング法等の非熱平衡プロセスにより成膜した場合に得ることができる。柱状結晶の成長方向は基板面に対して非平行であればよく、略垂直方向でも斜め方向でも構わない。圧電体膜をなす多数の柱状結晶の平均柱径は特に制限なく、30nm以上1μm以下が好ましい。
圧電体膜14の結晶構造は特に制限なく、PZT系では、正方晶系、菱面体晶系、及びこれらの混晶系が挙げられる。例えば、MPB組成のPb(Zr0.52Ti0.48)Oであれば、成膜条件によって、正方晶単晶構造、正方晶と菱面体晶との混晶構造、あるいは菱面体単晶構造が得られる。
圧電体膜14の膜厚は、所望の変位量が得られれば特に制限されないが、500nm以上であることが好ましく、2〜5μmがより好ましい。
また、上述したように、圧電体膜14の下部電極12との界面には、パイロクロア型酸化物からなるパイロクロア層14Pが形成されている。
一般にパイロクロア型酸化物とは、一般式がAによって表される膜のことである。しかしながら、鉛系圧電体に不純物として出現するパイロクロア型酸化物は、Aの他に、A13、A15およびAなどがある。
従来のエッチング液を用いた場合、このパイロクロア層が除去されず、残渣が残っていた。そして、この残渣を除去するために、過剰にエッチングを行うと、レジストが剥離し、サイドエッチングが進行してしまい、パターン精度が低下してしまった。
本実施形態においては、後述するエッチング液と組み合わせることで、効果的にパイロクロア型酸化物を除去することができ、下部電極上に残渣が残らず、良好にエッチングを行うことができる。
また、下部電極12の表面粗さRaは、2nm以下であることが好ましい。下部電極12の表面粗さRaが、2nmより大きいと、エッチング液が下部電極12の下の基板(Si)10まで浸透してしまい、基板にダメージを与えていた。下部電極12の表面粗さRaを上記範囲とすることにより、下部電極12を緻密に形成することができるので、エッチング液による基板10へのダメージを防止することができる。表面平滑性が高く、緻密な層を形成するという観点から、下部電極12の材質としてIrを用いることが好ましい。Irを用いることにより、下部電極12の表面平滑性を高くし、緻密な層を形成することができる。逆にPtは、下部電極表面が荒くなりやすく、粒子と粒子との間にエッチング液が染みこみやすくなるので、下地のSiにダメージを与えやすくなる。
<パイロクロア層の平均層厚の測定>
パイロクロア層の平均層厚は以下のように測定した。
1)高角度散乱暗視野(走査透過電子顕微鏡)法(HAADF−STEM:high-angle annular dark-field scanning transmission electron microscopy)により、圧電体膜の、基板面に対して垂直な断面のHAADF−STEM像(特に圧電体―下部電極界面領域)を撮影する。これを原画像とする。
2)HAADF−STEM像においてペロブスカイト型酸化物層とパイロクロア型酸化物層のコントラストが異なることを利用し、画像処理ソフトのコントラスト調整機能を利用して、所定のしきい値(例えば原画像が255階調であれば、しきい値は100〜150程度)でパイロクロア型酸化物層を2値化し、画像処理ソフトのエッジ抽出機能を用いて抽出する。この場合のしきい値は、できるだけノイズを除去するとともに明らかにパイロクロア型酸化物層と判別できるものだけが抽出されるようにする。2値化画像においてパイロクロア型酸化物層の輪郭が不鮮明な場合、2値化画像を見ながら経験的に輪郭線を引き、その内部を塗りつぶす。
3)抽出したパイロクロア型酸化物層の面積を画像処理ソフトのピクセル数から算出し、HAADF−STEM像の視野幅で除して平均層厚とする。
1)において、HAADF−STEM像を撮影するサンプルは、奥行き方向(観察断面と垂直方向)に100nmの均一な厚みとなるように加工されたものとする。HAADF−STEM像で観察する理由は、回折コントラストの影響を除き、ペロブスカイト型酸化物層とパイロクロア型酸化物層の密度差に起因するコントラストの違いを観察するためである。また、測定において、電子線は、基板面に対して垂直方向に入射させるものとする。画像処理ソフトとしては、例えばPhotoshopを利用するものとする。2値化画像において、パイロクロア型酸化物層を塗りつぶすのは、面積を過小評価することを防ぐためである。
このようにして測定されたパイロクロア層14Pの厚みが5nm以上の膜厚に対しても下記のエッチング液を用いてエッチングを行うことにより、良好にエッチングを行うことができる。また、パイロクロア層14Pの厚みは特に制限されず、エッチング条件などを変更することで、本実施形態のエッチング液で除去が可能であるが、パイロクロア層14Pの厚みは、10nm以下であることが好ましい。パイロクロア層14Pの厚みを上記範囲とすることにより、エッチングを良好に行うことができる。
<エッチング液>
本実施形態のエッチング液は、上述したパイロクロア層を有する圧電体膜をエッチングするのに用いられ、少なくともフッ酸系の薬液、および、硝酸を含有するエッチング液である。また、レジスト材料に耐塩酸性があるものを使用すれば、塩酸を含有してもかまわい。
(1)フッ素系の薬液
フッ化アンモニウム(NHF)、フッ化水素アンモニウム(NHF・HF)などのバッファードフッ酸(BHF)、フッ酸(HF)、希フッ酸(DHF)のフッ酸系の薬液は、PZTなどの圧電体膜の材料そのものや、それぞれの金属酸化物を良好に溶かすことができる。フッ酸系の薬剤の合計の濃度は、エッチング液全重量の0.1%以上5%以下とすることが好ましい。濃度が低いとエッチング性能が悪くなり、濃度が高いとレジスト材料にダメージがあるため問題である。
(2)硝酸
硝酸は、金属を酸化させながらエッチングすることができるため、フッ素系の薬液と混合することで、エッチング効果を向上させることができる。特に、フッ素系のエッチング液で生成した金属フッ化物(例えばフッ化鉛)などを良好にエッチングすることができる。
また、硝酸は、フッ化鉛や塩化鉛をエッチングする効果を有する。したがって、フッ素系の薬液、および、下記に示す塩酸を含む薬液を用いてエッチングを行うと、フッ化鉛や塩化鉛が精製するが、硝酸によりエッチングを行うことができる。
硝酸の濃度は、エッチング液全重量の5%以上40%以下とすることが好ましい。硝酸の濃度が5%以下と濃度が低いと残渣が残るため好ましくなく、濃度が高いとレジストがダメージを受けてオーバーエッチングするため好ましくない。
(3)塩酸
塩酸は、金属を酸化させながらエッチングすることができるため、フッ素系の薬液と混合することで、エッチング効果を向上させることができる。特に、フッ素系のエッチング液で生成した金属フッ化物(例えばフッ化鉛)などを良好にエッチングすることができる。しかしながら、塩酸を含む薬液を用いてPZTのエッチングを行った場合、HClは、ClとPbが反応し、塩化鉛が生成してしまい、エッチングが進まなくなる。したがって、HClは少ない方が好ましい。
HClの量は、エッチング液の全重量に対して10%未満であることが好ましく、より好ましくは5%以下である。HClの量が10%以上となると、塩化物(PZT膜の場合は塩化鉛)の生成が支配的となるため、エッチングが困難となる。10%未満とすることで、良好にエッチングできることが実験より確認できる。塩酸の量を減らすことで、低下するエッチング性能は、硝酸の量を増やすことで対応することができる。
[塩酸と硝酸の比]
塩酸と硝酸の比(重量)は、塩酸/硝酸が1/4以下であることが好ましく、より好ましくは、3/28以下である。硝酸の量を塩酸の量より多くすることで、塩酸とPZTとの反応で生成した塩化鉛を硝酸で除去することができるので、残渣が残らずにエッチングを行うことができる。
(4)酢酸
酢酸は、硝酸や塩酸と同様の効果を有する。また、エッチング速度を制御することができ、硝酸と組み合わせることで、残渣のエッチングを促進させることができる。明確にはわかっていないが、酢酸はパイロクロア相を好適にエッチングする効果がある。多量に添加すると他の液の効果が薄められてしまうため、適宜添加することが好ましい。酢酸の濃度は、エッチング液全重量の0%以上30%以下とすることが好ましい。
(5)硫酸
硫酸は、金属材料のエッチング、Tiの酸化物のエッチングに用いられ、PZT膜に対するエッチング性能としては良好にエッチングを行うことができる。しかしながら、硫酸の量が多すぎるとレジスト材料を溶かしてしまうため、添加量を調整する必要がある。
硫酸の濃度は、エッチング液全重量の0%以上20%以下とすることが好ましい。
(6)水
水は、上記薬液の濃度調節に用いることができる。
(7)その他の成分
本実施形態のエッチング液には、本発明の目的を妨げない範囲で、その他の成分、例えば、界面活性剤、劣化防止材などを必要に応じて適宜配合することができる。
以下に実施例を示して本発明をさらに詳細に説明する。
参考例4
Siウエハ上にTi(10nm)の密着層を形成し、Irを150nm形成して下部電極とした。その後、NbをドープしたPZT膜(3μm)を形成した。得られた膜の下部電極とPZT膜との界面には、約5nmのパイロクロア層が存在していることがTEM観察により確認できた。また、下部電極は、原子間力顕微鏡(AFM)により約3ミクロン角の領域を測定した時の表面平均粗さは、約1.5nmであり、良好な表面性を有していた。
得られたPZT膜を、フォトレジスト AZ5214E(AZ Electronic materials)を用いてパターン化した。
その後、フッ化水素アンモニウム(NHF・HF)0.3%、フッ化アンモニウム(NHF)1.2%、硝酸(HNO)28%、酢酸(CHCOOH)17%、水53.5%の混合液を用い、室温にてエッチング処理を行った。エッチング処理は、エッチング液を満たした浴槽に3分間浸した後、充分に流水で洗浄することで行った。なお、エッチング処理は、エッチング液を浸した容器内に浸漬するディップ法でも良いし、エッチング液を噴きつけるスプレー法でも構わない。
また、PZT膜として、NbをドープしたPZT膜を用いたが、真性PZT(ノンドープ品)を用いても良く、また、より多くの材料が添加されたリラクサ系材料でも構わない。また、ペロブスカイト系の非鉛圧電体膜においても界面にパイロクロア層が存在する場合、本実施形態のエッチング液で除去することが可能である。
<比較例1>
PZT膜をフォトレジストを用いてパターン化するまでは、参考例4と同様の方法により行った。
エッチング液は、フッ化水素アンモニウム0.3%、フッ化アンモニウム1.2%、塩酸10%、硝酸0%、水88.5%の混合液を用い、エッチング液に浸漬することでエッチングを行った。
図3(a)に参考例4のエッチング後の写真を、図3(b)に比較例1のエッチング後の写真を示す。図中、中央部がエッチングにより除去した部分である。
図3に示すように、参考例4においては、PZT膜がエッチングされ、下部電極が見えており良好にエッチングできていることが確認できる。比較例1においては、界面に残渣が残っていた。
残渣を解析した結果を図4に示す。また、成膜後の圧電体膜表面の解析値を参考値として記載する。残渣は、PbとFとCl、微量のOとCが観測された。鉛の塩化物および鉛のフッ化物が残渣として残っていることが推察された。
<参考例1〜3>
参考例1〜3は、パイロクロア層の無いPZT膜をエッチングした例である。参考例1は従来のエッチング液を用いた例、参考例2、3は本発明のエッチング液を用いた例である。参考例1〜3に示すように、パイロクロア層を有しない圧電体膜においては、従来のエッチング液、本発明のエッチング液においても良好にエッチングができていることが確認できた。
参考例5、6、実施例3、4
エッチング液の組成を図5に記載の組成に変化させた以外は、参考例1と同様の方法によりエッチングを行った。なお、参考例5のパイロクロア層の厚みは約10nmであり、参考例6の下部電極の表面平均粗さは4nm、パイロクロア層の厚みは約10nmであった。
<実施例5>
下部電極にPtを用いた以外は、実施例4と同様の方法によりエッチングを行った。
<比較例2〜4>
エッチング液の組成を変化させた以外は比較例1と同様の方法によりエッチングを行った。なお、比較例4のパイロクロア層の厚みは約10nmであった。
<結果>
結果を図5に示す。なお、結果は、以下の基準により評価した。
A・・・下部電極表面に残渣が残らず良好にエッチングを行うことができた。
B・・・エッチングは残渣が残らず良好に行えるが、下部電極の劣化がみられる。
C・・・下部電極表面に残渣が見られる。
図5に示すように、参考例4、5、本発明のエッチング液を用いてエッチング処理を行った実施例〜5は、圧電体膜の形成時に下部電極との界面にパイロクロア層が形成されていても、残渣が残らず、良好にエッチングをすることができた。参考例6は、PZT膜は良好にエッチングすることができたが、下部電極側にエッチング液が浸透し、下部電極の劣化がわずかに見られた。
従来のエッチング液を用いた比較例1〜4は、下部電極上に残渣が見られた。
1…圧電素子、10…基板、12…下部電極、14…圧電体膜、14P…パイロクロア層、16…レジスト、18…上部電極

Claims (9)

  1. 基板上に形成した下部電極上にペロブスカイト構造の薄膜を柱状構造に成長し、前記下部電極との界面にパイロクロア層を有する圧電体膜をエッチングするエッチング液において、
    前記圧電体膜が、Pbを含み、かつ、Nbを3at%以上30at%以下含み、
    前記パイロクロア層の厚みが、5nm以上であり、
    前記エッチング液は、少なくとも、バッファードフッ酸(BHF)およびフッ化水素(HF)および希釈したフッ酸(DHF)の少なくともいずれかを含むフッ酸系の薬液、および、硝酸を含み、硝酸の重量濃度が5%以上40%以下、塩酸の重量濃度が3%以上10%未満であり、かつ、前記塩酸と前記硝酸の重量比(塩酸/硝酸)が、1/4以下であるエッチング液。
  2. 前記下部電極の表面粗さRaが2nm以下である請求項1に記載のエッチング液。
  3. 前記エッチング液が酢酸を含む請求項1または2に記載のエッチング液。
  4. 前記エッチング液が硫酸を含む請求項1からのいずれか1項に記載のエッチング液。
  5. 前記下部電極が白金族の金属(ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金)または、これらの金属酸化物である請求項1からのいずれか1項に記載のエッチング液。
  6. 前記下部電極がイリジウム、または、酸化イリジウムである請求項に記載のエッチング液。
  7. 前記圧電体膜が気相成長法でスパッタ法により成膜されている請求項1からのいずれか1項に記載のエッチング液。
  8. 基板上に前記下部電極を形成する下部電極形成工程と、
    前記下部電極上に気相成長法により前記圧電体膜を形成する圧電体膜形成工程と、
    前記圧電体膜を請求項1からのいずれか1項に記載のエッチング液によりエッチングするエッチング工程と、
    前記エッチング工程後の圧電体膜上に上部電極を形成する上部電極形成工程と、を有する圧電素子の製造方法。
  9. 基板上に表面粗さRaが2nm以下である電極を備え、前記電極上に形成された前記電極との界面にパイロクロア層を有する圧電体膜をエッチングする方法であって、
    前記圧電体膜が、Pbを含み、かつ、Nbを3at%以上30at%以下含み、
    前記パイロクロア層の厚みが5nm以上であり、
    前記エッチングに使用されるエッチング液が、少なくとも、バッファードフッ酸(BHF)およびフッ化水素(HF)および希釈したフッ酸(DHF)の少なくともいずれかを含むフッ酸系の薬液、および、硝酸を含み、硝酸の重量濃度が5%以上40%以下、塩酸の重量濃度が3%以上10%未満であり、かつ、前記塩酸と前記硝酸の重量比(塩酸/硝酸)が、1/4以下であるエッチング方法。
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