JP5711631B2 - 情報表示システム - Google Patents
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そして、ユーザは、画像形成装置に備えられたタッチパネルや押しボタンなどの入力手段を操作することによって、画像形成装置の機能情報を印刷できるようになっている。これにより、ユーザは画像形成装置の機能情報を入手することができる。
図1に示すように情報表示システム100は、画像形成装置12(印刷装置)と、画像表示装置としての画像処理装置1とを備え、画像形成装置12から画像処理装置1までデータが送信可能なデータラインとしての接続ケーブル11で接続されている。
ここで、接続ケーブル11は、画像形成装置12と画像処理装置1とで互いにデータの送受信ができる構成部であればよい。本実施形態では、接続ケーブル11をUSB(Universal Serial Bus)ケーブルとして説明しているが、その他のシリアルバスやパラレルバスなどの有線ケーブルや、無線/有線LAN(Local Area Network)などのインターネット網、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などであってもよい。
〔画像形成装置12〕
図2に示すように画像形成装置12は、端末通信接続部913と、端末通信制御部13と、比較用コマンド記憶部15と、受信データ解析部14と、印刷部16と、操作パネル部17と、入力指示処理部917と、レポート制御部18と、レポート印刷ジョブ生成部19と、装置情報記憶部20と、ファイル変換部21と、送信データ生成部22と、状態監視部39と、監視ログ生成部939とを備える。また、状態監視部39と、監視ログ生成部939とで、障害検出部124として構成される。
記憶部121は、比較用コマンド記憶部15と、装置情報記憶部20とを備え、データを記憶する構成部である。例えば、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disc Drive)などで構成される。
端末通信接続部913は、接続ケーブル11を介して画像処理装置1と接続するインタフェースである。この端末通信接続部913は、接続ケーブル11がUSBケーブルであるため、USBコネクタとして機能する。また、端末通信接続部913は、IEEE1394、IrDA(Infrared Data Association)、Bluetooth(登録商標)などのインタフェースを備えてもよい。
端末通信制御部13は、端末通信接続部913を制御して、画像処理装置1とのデータの送受信を行う構成部である。この端末通信制御部13は、端末通信接続部913と接続する接続ケーブル11がUSBケーブルであるため、USBコントローラとしての機能も有する。
この端末通信制御部13は、端末通信接続部913を介して、画像処理装置1から取得したデータを受信データ解析部14に出力する。
また、端末通信制御部13は、送信データ生成部22から取得した送信データをバイナリデータにして、端末通信接続部913を制御して画像処理装置1に送信する。
受信データ解析部14は、端末通信接続部913および端末通信制御部13を介して画像処理装置1から取得したデータを解析して、データに含まれるコマンド(文字列)を取得し、そのコマンドの種類に応じてデータが印刷ジョブデータなのかレポート要求データなのかを判定する。
この受信データ解析部14は、画像処理装置1から取得したデータに含まれるコマンド(文字列)と、後記する比較用コマンド記憶部15に記憶されたコマンド(文字列)とを比較する。そして、一致するコマンドがあれば、画像処理装置1から取得したデータをレポート要求データであると判定し、一致するコマンドに応じたレポート要求データをレポート制御部18に出力する。一方、一致するコマンドがなければ、画像処理装置1から取得したデータを印刷ジョブデータであると判定し、データを印刷部16に出力する。
比較用コマンド記憶部15は、レポート要求を示すコマンドが記憶されている。ここで、本実施形態における比較用コマンド記憶部15には、図3に示すように、プリンタ設定レポート要求を示すコマンドである“MENU”(比較用プリンタ設定レポートコマンド)と、消耗品レポート要求を示すコマンドである“USAGE”(比較用消耗品レポートコマンド)と、ログレポート要求を示すコマンドである“LOG”(比較用ログレポートコマンド)との3種類が記憶されている。
印刷部16は、受信データ解析部14またはレポート制御部18から印刷ジョブデータを取得し、その印刷ジョブデータに基づき、画像データを用紙(媒体)に印刷する。例えば、プリンタ設定レポートの印刷ジョブデータであれば、図4のように印刷される。
操作パネル部17は、入力部としての機能と表示部としての機能とを兼ね備えたものであり、ユーザは操作パネル部17を操作して、各種レポートを印刷部16に印刷させる指示をすることができる。
この操作パネル部17は、ユーザが視認可能な情報を表示する表示部としての機能と、ユーザからの要求を受け付ける入力部としての機能とを兼ね備えたものである。ここで、本実施形態における操作パネル部17は、LCD(Liquid Crystal Display)のような表示機能(表示部)とタッチパッドのような位置入力機能(入力部)との双方を兼ね備えたタッチパネルである。
また、操作パネル部17は、入力部と表示部とで別個であってもよい。例えば、表示部はLCDやモニタなどであり、入力部はキーボードやマウスなどである。
入力指示処理部917は、操作パネル部17にてレポート印刷選択画面が表示されているときに、操作パネル部17を介して選択されたボタンに応じて、レポート印刷指示データをレポート制御部18に出力する構成部である。これは、操作パネル部17を操作して、媒体にメンテナンス情報を印刷させるための構成部である。
レポート制御部18は、受信データ解析部14からレポート要求データ(プリンタ設定レポート要求データ、消耗品レポート要求データ、ログレポート要求データ)を取得し、一方、入力指示処理部917からレポート印刷指示データ(プリンタ設定レポート印刷指示データ、消耗品レポート印刷指示データ、ログレポート印刷指示データ)を取得する。そして、レポート制御部18は、取得したデータ(レポート要求データ、レポート印刷指示データ)に基づき、プリンタ設定レポート、消耗品レポート、ログレポートの印刷ジョブデータを生成させる指示(印刷ジョブデータ生成指示)をレポート印刷ジョブ生成部19に出力する。
また、レポート制御部18が取得したデータが消耗品レポート要求データまたは消耗品レポート印刷指示データである場合、印刷ジョブデータ生成指示は、消耗品レポートの印刷ジョブデータを生成させる指示である。
あるいは、レポート制御部18が取得したデータがログレポート要求データまたはログレポート印刷指示データである場合、印刷ジョブデータ生成指示は、ログレポートの印刷ジョブデータを生成させる指示である。
レポート制御部18は、取得した印刷ジョブデータが、受信データ解析部14からのレポート要求データに基づいて生成されたものであれば、印刷ジョブデータをファイル変換部21に出力する。
一方、レポート制御部18は、取得した印刷ジョブデータが、入力指示処理部917からのレポート印刷指示データに基づいて生成されたものであれば、印刷ジョブデータを印刷部16に出力する。
装置情報記憶部20は、プリンタ設定情報、消耗品情報、ログ情報などの情報が記憶されている。
ここで、プリンタ設定情報は、画像形成装置12の設定情報であり、例えば、印刷に係る設定情報である印刷メニューや、システム構成に係る設定情報であるシステム構成メニュー、ネットワーク接続に係る設定情報であるネットワークメニューなどの情報である。
また、消耗品情報は、画像形成装置12で用いられるトナーや紙などの消耗品に係る情報であり、例えば、各色のトナーの残量や用紙サイズなどの情報である。
そして、ログ情報は、後記する監視ログ生成部939が生成するログ(LOG)情報である。
レポート印刷ジョブ生成部19は、レポート制御部18からの印刷ジョブデータ生成指示に応じて、印刷ジョブデータを生成し、レポート制御部18に出力する。
ここで、レポート印刷ジョブ生成部19は、印刷ジョブデータ生成指示が、プリンタ設定レポートの印刷ジョブデータを生成させる指示である場合、プリンタ設定レポート印刷ジョブデータを生成する。また、消耗品レポートの印刷ジョブデータを生成させる指示である場合、消耗品レポート印刷ジョブデータを生成する。あるいは、ログレポートの印刷ジョブデータを生成させる指示である場合、ログレポート印刷ジョブデータを生成する。
例えば、プリンタ設定情報に基づいて生成されたプリンタ設定レポート印刷ジョブデータは、印刷部16により図4に示すように用紙(媒体)に印刷される。
ファイル変換部21は、レポート制御部18から取得した印刷ジョブデータ(プリンタ設定レポート印刷ジョブデータ、消耗品レポート印刷ジョブデータ、ログレポート印刷ジョブデータ)から、電子ドキュメントファイル(画像データ)を生成し送信データ生成部22に出力する。
このときファイル変換部21が生成する電子ドキュメントファイルは、印刷ジョブデータが印刷部16により実行されて用紙(媒体)に印刷された印刷物のイメージを画面に表示させることができるデータであり、例えば、PDF(Portable Document Format)(登録商標)ファイルである。
送信データ生成部22は、ファイル変換部21から取得した電子ドキュメントファイル(PDFファイル)が画像処理装置1に到達するように送信データを生成する。
状態監視部39(障害検出部124)は、画像処理装置1の状態を監視する構成部であり、監視対象部123に状態変化が発生したことを検知して、監視ログ生成部939に通知する。状態監視部39は、例えば、LEDやフォトダイオードからなるセンサなど各種センサで構成され、紙詰まり、トナー切れなどを検知する。
ここで、画像処理装置1の状態とは、待機中やジョブデータ受信中、ウォーミングアップ中、印刷中のときであり、これらの状態が開始するときが状態変化が発生したタイミングである。例えば、画像処理装置1が待機中に、端末通信制御部13が端末通信接続部913を介してデータを受信したときが、データ受信という状態変化が発生したタイミングであり、このタイミングで、状態監視部39は監視ログ生成部939に通知する。
監視ログ生成部939(障害検出部124)は、ログ(LOG)情報を生成し、装置情報記憶部20に記憶させる構成部である。この監視ログ生成部939は、状態監視部39からの通知を受けたタイミングで、その通知に係る状態変化を示すログ情報を生成する。
また、監視ログ生成部939は、状態監視部39からの通知のうち、予め決められた障害に係る情報や、障害と判断される基準値を超えたときの情報など、障害に係る通知のみをログ情報にして装置情報記憶部20に記憶させてもよい。
画像処理装置1は、一般的なPC(Personal Computer)であり、インタフェースにUSBコネクタを備え、さらに、ユーザが電子ドキュメントファイルを閲覧可能なディスプレイを備えている装置である。
画像処理装置1は、図8に示すように、画面表示部2と、画像データ生成部902と、操作入力部3と、描画アプリ実行部4と、印刷ジョブ生成部5と、プリンタドライバ6と、ホスト通信制御部7と、ホスト通信接続部907と、メンテナンスアプリ実行部8と、コマンド記憶部9と、電子ドキュメント記憶部10とを備える。
記憶部102は、コマンド記憶部9と、電子ドキュメント記憶部10と、プリンタドライバ6とを備え、データを記憶する構成部である。例えば、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disc Drive)などで構成される。
また、制御部101は、画像処理装置1の電源がオンされた時に、記憶部102に記憶されたOS(Operating System)(不図示)を起動して、画像処理装置1の制御を行う。
画面表示部2は、ユーザが視認可能なように画面データを画像として画面に表示する構成部である。例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やディスプレイなどである。
(画像データ生成部902)
画像データ生成部902は、画面表示部2に表示可能な画面データに変換する構成部である。
(操作入力部3)
操作入力部3は、ユーザが操作することで画像処理装置1にデータを入力可能にする構成部である。例えば、マウスやキーボードである。
描画アプリ実行部4は、操作入力部3を介してユーザが選択した描画アプリケーションのプログラム(不図示)が記憶部102から取得されて、制御部101に実行されることにより機能する構成部である。ここで、描画アプリケーションは、文書作成アプリケーションや画像編集アプリケーションなどであり、例えば、Microsoft Word(登録商標)やAdobe Illustrator(登録商標)である。ユーザが操作入力部3を介して入力したデータに基づき、文書ファイルや画像ファイルなどが作成される。
描画アプリ実行部4は、操作入力部3を介して印刷指示が入力されたときには、印刷ジョブ生成部5にて受付可能な描画コマンド(例えばGraphic Device lnterfaceコマンド)を作成し、ユーザにより作成された文書ファイルや画像ファイルなどが印刷ジョブ生成部5に出力される。
印刷ジョブ生成部5(プリントスプーラ)は、記憶部102に記憶されたプリンタドライバ6を実行して、印刷ジョブデータを生成する。ホスト通信制御部7に出力する。
このプリンタドライバ6は、例えば、PostScript(登録商標)プリンタドライバである。また、GDI(Graphic Device lnterface)プリンタドライバであってもよい。
ホスト通信接続部907は、接続ケーブル11を介して画像形成装置12と接続するインタフェースである。このホスト通信接続部907は、接続ケーブル11がUSBケーブルであるため、USBコネクタとして機能する。また、ホスト通信接続部907は、IEEE1394、IrDA(Infrared Data Association)、Bluetooth(登録商標)などのインタフェースを備えてもよい。
ホスト通信制御部7は、ホスト通信接続部907を制御して、画像形成装置12とのデータの送受信を行う構成部である。このホスト通信制御部7は、ホスト通信接続部907と接続する接続ケーブル11がUSBケーブルであるため、USBコントローラとしての機能も有する。
このホスト通信制御部7は、ホスト通信接続部907を介して、画像形成装置12から取得した送信データ(電子ドキュメントファイル)をメンテナンスアプリ実行部8に出力する。
また、ホスト通信制御部7は、メンテナンスアプリ実行部8から取得したコマンドが画像形成装置12に到達するように送信データを生成し、この送信データをバイナリデータにして、ホスト通信接続部907を制御して画像形成装置12に送信する。
コマンド記憶部9は、コマンド(文字列)と、そのコマンドに基づくファイル名が記憶されている。本実施形態において、図9に示すように、“MENU”と“プリンタ設定レポート.pdf”、“USAGE”と“消耗品レポート.pdf”、“LOG”と“ログレポート.pdf”がそれぞれ対応付けて記憶されている。
電子ドキュメント記憶部10(ファイル保存部)は、電子ドキュメントファイル(PDFファイル)などのファイルが記憶される構成部である。
この電子ドキュメント記憶部10に記憶されたファイルは、画像処理装置1にて制御部101により実行されるOS(Operating System)の機能を介して画面表示部2に表示させることが可能である。例えば、ユーザが操作入力部3を操作して、画面表示部2に表示された所望のファイルのGUI(Graphical User Interface)(図10の「プリンタ設定レポート.pdf」)を押下する(開く)ことで、電子ドキュメント記憶部10に記憶されたPDFファイルを展開して、画面表示部2に表示させる処理を行う。
メンテナンスアプリ実行部8は、記憶部102に記憶されたプログラムであるメンテナンスアプリケーションを実行して、ユーザに対して、電子ドキュメントファイルとして画面表示部2に表示させるレポートの選択を促す。
メンテナンスアプリ実行部8は、選択されたボタンに対応するコマンドを、記憶部102のコマンド記憶部9から取得する。ここで選択されたボタンが「プリンタ設定レポート」であれば、MENUコマンドを取得し、「消耗品レポート」であれば、USAGEコマンドを取得し、「ログレポート」であれば、LOGコマンドを取得する。
ユーザは操作入力部3を操作して、制御部101に描画アプリケーションを起動させることで、制御部101は描画アプリ実行部4として機能する。描画アプリ実行部4は、ユーザが操作入力部3を介して入力する指示に応じて、描画ファイル(.doc)を生成し、画像データ生成部902を介して画面表示部2に表示させる。その後、ユーザから操作入力部3を介して印刷指示が入力されたときに、描画アプリ実行部4は、描画ファイル(.doc)を印刷ジョブ生成部5に出力する。印刷ジョブ生成部5はプリンタドライバ6を用いて、描画ファイル(.doc)を、画像形成装置12に対応した(画像を媒体に形成する処理が可能な)印刷ジョブデータを生成する。そして、ホスト通信制御部7は、その印刷ジョブデータを、ホスト通信接続部907と接続ケーブル11を介して接続する画像形成装置12に出力する。
次に、図12ないし図16を参照して、情報表示システム100の処理動作について説明する(適宜、図1ないし図11を参照)。図12は、情報表示システム100を構成する画像処理装置1および画像形成装置12の全体処理動作のフローチャートである。図13は、図12におけるステップS100の画像処理装置1のファイル要求処理動作のフローチャートである。図14ないし図15は、図12におけるステップS200の画像形成装置12のファイル生成処理動作のフローチャートである。図16は、図12におけるステップS300の画像処理装置1のファイル表示処理動作のフローチャートである。
情報表示システム100において、まず画像処理装置1がファイル要求処理を実行し(ステップS100)、次に画像形成装置12がファイル生成処理を実行し(ステップS200)、そして、画像処理装置1がファイル表示処理を実行する(ステップS300)。そして、すべての処理を終了する。なお、ステップS100のファイル要求処理,ステップS200のファイル生成処理,ステップS300のファイル表示処理は、それぞれサブルーチン化されている。
図13を参照して、画像処理装置1のファイル要求処理(図12のステップS100)動作について説明する(適宜、図1ないし図11を参照)。
画像処理装置1において、ユーザは操作入力部3を操作して、制御部101にメンテナンスアプリケーション(不図示)を起動させることで、制御部101はメンテナンスアプリ実行部8として機能する。
メンテナンスアプリ実行部8は、閲覧(取得)したい電子ドキュメントファイル(pdfファイル)の選択を促す画面(ファイル選択画面)を、画像データ生成部902を介して画面表示部2に表示させる(ステップS101)。これにより、図11に示すダイアログボックス(メンテナンスレポート選択画面)が画面表示部2に表示される。
メンテナンスアプリ実行部8は、選択されたボタン(ファイル)に対応するコマンドを、記憶部102のコマンド記憶部9から取得する(ステップS103)。ここで選択されたボタンが「プリンタ設定レポート」であれば、MENUコマンドを取得し、「消耗品レポート」であれば、USAGEコマンドを取得し、「ログレポート」であれば、LOGコマンドを取得する。
図14ないし図15を参照して、画像形成装置12のファイル生成処理(図12のステップS200)動作について説明する(適宜、図1ないし図11を参照)。
画像形成装置12において、端末通信制御部13は、画像処理装置1からの受信データ(バイナリデータ)を、端末通信接続部913と接続する接続ケーブル11を介して取得する(ステップS201)。そして、端末通信制御部13は、受信データ(バイナリデータ)を受信データ解析部14に出力する。そして、受信データ解析部14は、受信データであるバイナリデータを解析して、コマンドを取得する(ステップS202)。
一致するコマンドがなく、抽出できなかったとき(ステップS203,一致コマンドなし)、受信データ解析部14は、受信データを印刷ジョブデータと判定して、印刷部16に出力する(ステップS204)。これにより、印刷部16により印刷処理が行われ(ステップS205)、印刷部16が印刷ジョブデータに基づいて、画像を媒体に形成し、外部に出力する。そして、図12のAに戻り、すべての処理を終了する。
また、抽出したコマンドがUSAGEコマンドであれば(ステップS203,USAGE)、受信データ解析部14は、消耗品レポート要求データを出力して、レポート制御部18に消耗品レポート要求をする(ステップS207)。
また、抽出したコマンドがLOGコマンドであれば(ステップS203,LOG)、受信データ解析部14は、ログレポート要求データを出力して、レポート制御部18にログレポート要求をする(ステップS208)。
そして、レポート印刷ジョブ生成部19は、装置情報記憶部20から要求されたレポートに応じた情報を取得し(ステップS210)、その情報を所定のレイアウトで形成して、印刷ジョブデータを生成する(ステップS211)。これにより、レポート印刷ジョブ生成部19は、レポート制御部18からの要求に応じて、プリンタ設定レポート印刷ジョブデータ、消耗品レポート印刷ジョブデータ、ログレポート印刷ジョブデータを生成する。
そして、レポート印刷ジョブ生成部19は、印刷ジョブデータをレポート制御部18に出力し、レポート制御部18は、レポート印刷ジョブ生成部19から取得した印刷ジョブデータをファイル変換部21に出力する。
そして、レポート制御部18は、電子ドキュメントファイルを送信データ生成部22に出力する(ステップS213)。
端末通信制御部13は、コマンドと電子ドキュメントファイルとを含む送信データを、端末通信接続部913と接続する接続ケーブルを介して、画像処理装置1に出力する(ステップS215)。そして、画像形成装置12はファイル生成処理(S200)を終了する。
図16を参照して、画像処理装置1のファイル表示処理(図12のステップS300)動作について説明する(適宜、図1ないし図11を参照)。
画像処理装置1において、ホスト通信制御部7が、ホスト通信接続部907と接続する接続ケーブルを介して、コマンドに対する応答データ(送信データ)を取得する(ステップS301)。ホスト通信制御部7が取得した応答データ(送信データ)を、メンテナンスアプリ実行部8が取得する。メンテナンスアプリ実行部8は、応答データに付与されたコマンドを抽出し(ステップS302)、記憶部102のコマンド記憶部9を参照して、コマンドに対応するファイル名情報を取得する(ステップS303)。
ここで抽出したコマンドが、MENUコマンドであれば、「プリンタ設定レポート.PDF」を取得し、USAGEコマンドであれば、「消耗品レポート.PDF」を取得し、LOGコマンドであれば、「ログレポート.PDF」を取得する。
その後、ユーザにより、操作入力部3を介して、電子ドキュメントファイルが選択されることで、制御部101により、電子ドキュメントファイルを展開するためのアプリケーション(例えば、Adobe Reader(登録商標))が起動され、画像データ生成部902を介して、電子ドキュメントファイルの画像が画面表示部2に表示される。
例えば、「プリンタ設定レポート.PDF」であれば、画面表示部2にて、図4のように表示される。
第2の実施形態における画像形成装置12Aは、図17に示すように、第1の実施形態における画像形成装置12が備える構成に、USBメモリ41が接続可能な記録媒体接続部43と、記録媒体接続処理部813とを新たに備える。さらに、第1の実施形態における画像形成装置12が備える操作パネル部17、レポート制御部18、ファイル変換部21、入力指示処理部917の機能に、後記するUSBメモリ記憶処理に係る機能を加えた操作パネル部17A、レポート制御部18A、ファイル変換部21A、入力指示処理部917Aを備える。
その他の第2の実施形態における画像形成装置12Aの構成については、第1の実施形態における画像形成装置12と共通する構成要素や同様な構成要素であるため、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
レポート制御部18Aは、入力指示処理部917Aからのプリンタ設定レポート要求を受け、レポート印刷ジョブ生成部19に対して、プリンタ設定レポートの印刷ジョブデータの生成を要求をする。その後、レポート制御部18Aは、レポート印刷ジョブ生成部19から取得した印刷ジョブデータ(プリンタ設定レポート印刷ジョブデータ)をファイル変換部21Aに出力する。
ファイル変換部21Aは、レポート制御部18Aから取得した印刷ジョブデータ(プリンタ設定レポート印刷ジョブデータ、消耗品レポート印刷ジョブデータ、ログレポート印刷ジョブデータ)から、電子ドキュメントファイル(画像データ)を生成し、記録媒体接続部43に出力する。
記録媒体接続部43は、USBメモリ41とデータの入出力が可能に接続されるインタフェースである。この記録媒体接続部43は、USBコネクタとして機能する。
記録媒体接続処理部813は、記録媒体接続部43を介して、ファイル変換部21Aからの電子ドキュメントファイル(PDFファイル)を補助記憶媒体(USBメモリ41)に出力する(記憶させる)。この記録媒体接続処理部813は、記録媒体接続部43にUSBメモリ41が接続されるため、USBコントローラとしての機能も有する。
また、記録媒体接続処理部813は、入力指示処理部917Aからの、USBメモリ41が記録媒体接続部43に接続されているか否かの問い合わせに対して、記録媒体接続部43を確認し、USBメモリ41の接続/非接続を、入力指示処理部917Aに応答する。
本実施形態では、記録媒体接続部43と接続する補助記憶媒体をUSBメモリとしているが、記録媒体接続処理部813が記録媒体接続部43を介して読取可能な補助記憶装置であればよい。この補助記憶媒体は、例えば、FDなどの磁気ディスク、CDやDVD、BDなどの光ディスク、SDメモリカード、USB接続ハードディスクでもよい。
操作パネル部17Aは、入力部としての機能と表示部としての機能とを兼ね備えたものであり、ユーザは操作パネル部17Aを操作して、各種レポートを印刷部16に印刷させる指示や、電子ドキュメントファイルをUSBメモリ41に記録させる要求をすることができる。
第2の実施形態において、入力指示処理部917Aは、操作パネル部17AからのUSBメモリへの記録を要求する入力があったときに、USBメモリ41が記録媒体接続部43に接続されているか否かを、記録媒体接続処理部813に問い合わせる機能を有する。
次に、図18を参照して、第2の実施形態における画像形成装置12AのUSBメモリ記憶処理動作のフローチャートについて説明する。
まず、画像形成装置12Aにおいて、操作パネル部17Aには、図19に示すように、レポートの出力手段の選択を促す画面が表示されている。
このとき、ユーザにより、操作パネル部17Aが操作されて、「>」が移動して、「レポートインサツ」が選択されると、その後、選択されるレポートが媒体に印刷されて出力される。この処理については説明を省略する。
入力指示処理部917は、ファイル作成要求を受けて、USBメモリ41が記録媒体接続部43に接続されているか否かを、記録媒体接続処理部813に問い合わせる(ステップS403)。
入力指示処理部917Aは、その接続確認結果を判定し(ステップS405)、「接続なし」であれば(ステップS405,接続なし)、入力指示処理部917Aは、操作パネル部17Aに、USBメモリが未接続である旨を表示させる(図20)(ステップS406)。そして、入力指示処理部917Aは、記録媒体接続処理部813から、USBメモリ41が接続されたことの接続確認結果が通知されるまで待機する。
そして、以下のステップS409〜S411の処理は、図15のステップS210〜ステップS212の処理と同様の処理が行われる。
そして、レポート制御部18Aは、電子ドキュメントファイル(「プリンタ設定レポートの電子ドキュメントファイル」)を記録媒体接続処理部813に出力する(ステップS412)。
以上の処理により、ユーザにより要求された「プリンタ設定レポートの電子ドキュメントファイル」がUSBメモリ41に記憶される。その後、操作パネル部17Aに、USBメモリに電子ドキュメントファイルを記憶させた旨を表示させる(図21)。
例えば、接続確認結果が「接続あり」であれば(ステップS405,接続あり)、入力指示処理部917Aは、操作パネル部17Aに、取得したい電子ドキュメントファイル(pdfファイル)の選択を促す情報を表示させる。そして、ユーザにより、「プリンタ設定レポート」、「消耗品レポート」、「ログレポート」のいずれかが選択される。
選択入力を受け付けた入力指示処理部917Aは、選択されたレポート要求をレポート制御部18Aに出力する。例えば、「プリンタ設定レポート」が選択されれば、プリンタ設定レポート要求データを出力して、レポート制御部18Aにプリンタ設定レポート要求をする(図14のステップS206と同様)。また、「消耗品レポート」が選択されれば、消耗品レポート要求データを出力して、レポート制御部18Aに消耗品レポート要求をする(ステップS207と同様)。また、「ログレポート」が選択されれば、ログレポート要求データを出力して、レポート制御部18Aにログレポート要求をする(ステップS208と同様)。
これにより、レポート制御部18Aは、第1の実施形態のレポート制御部18が実行する処理を行い、レポート印刷ジョブ生成部19からレポート要求に応じた印刷ジョブデータ(プリンタ設定レポート印刷ジョブデータ、消耗品レポート印刷ジョブデータ、ログレポート印刷ジョブデータ)を取得すればよい。
従来、液晶画面などの表示部を備えている画像形成装置は、エラーが発生したことを示す簡略化されたエラーメッセージや、エラーの種類を示すエラーコードなどが表示部に表示する。また、LEDなどの表示部を備えている画像形成装置は、エラーの種類を、複数のLEDの点灯および点滅を組み合わせたパターンで表示部に表示する。
そして、ユーザは画像形成装置で発生したエラーを解消するために、表示部とメンテナンスマニュアルとを見て、メンテナンスマニュアルに記述された対応手順に沿って対応する。
しかしながら、メンテナンスマニュアルに記述された手順に沿って対応しても、エラーを解消できない場合もあり、そのときは、メーカに対して電話やEメールなどで報告するものの、電話やEメールを受けたオペレータが、ユーザからの報告を正しく理解できないことや、エラーの原因を発見し解消するまでに時間がかかりすぎていたことがあった。
本実施形態によれば、ユーザはpdfの内容をオペレータに報告することで、オペレータはエラーの内容を容易に把握することができるため、問題解決率が高くなり、さらに顧客満足度の向上が期待できる。
2 画面表示部
3 操作入力部
4 描画アプリ実行部
5 印刷ジョブ生成部
6 プリンタドライバ
7 ホスト通信制御部
8 メンテナンスアプリ実行部
9 コマンド記憶部
10 電子ドキュメント記憶部
11 接続ケーブル
12,12A 画像形成装置
13 端末通信制御部
14 受信データ解析部
15 比較用コマンド記憶部
16 印刷部
17,17A 操作パネル部
18,18A レポート制御部
19 レポート印刷ジョブ生成部
20 装置情報記憶部
21,21A ファイル変換部
22 送信データ生成部
39 状態監視部
41 USBメモリ
43 記録媒体接続部
100 情報表示システム
101 制御部
102 記憶部
121 制御部
122 記憶部
123 監視対象部
124 障害検出部
813 記録媒体接続処理部
902 画像データ生成部
907 ホスト通信接続部
913 端末通信接続部
917,917A 入力指示処理部
939 監視ログ生成部
Claims (4)
- 画像形成装置のレポート情報を画像表示装置に表示させる情報表示システムであって、
前記画像形成装置は、
複数種類のレポート情報を記憶するレポート情報記憶部と、
前記レポート情報のひとつを画像にして媒体に形成する画像形成部と、
前記レポート情報のひとつをファイルにするファイル生成部と、
生成された前記ファイルと、前記ファイルにしたレポート情報の種類を示すレポート種類情報とを送信する外部出力部と
を備え、
前記画像表示装置は、
前記複数種類のレポート情報それぞれに対応するファイル名を予め記憶する記憶部と、
受信した前記レポート種類情報に対応する前記ファイル名を前記記憶部から取得して、取得した前記ファイル名を受信したファイルの名称として前記ファイルをファイル記憶部に記憶する実行部と
を備える
ことを特徴とする情報表示システム。 - 前記画像表示装置は、要求レポート種類情報を送信し、
前記画像形成装置のファイル生成部は、受信した前記要求レポート種類情報に応じたレポート情報を前記レポート情報記憶部から取得してファイルにする
ことを特徴とする請求項1に記載された情報表示システム。 - 前記画像表示装置が送信する要求レポート種類情報は、前記複数種類のレポート情報の種類であり、前記記憶部に記憶された各種要求レポート種類情報のうちユーザにより選択されたものである
ことを特徴とする請求項2に記載された情報表示システム。 - 前記画像形成装置は、
ユーザにより、前記レポート情報が選択され、さらに「媒体に形成する」または「ファイルにする」が選択される操作入力部と、
記録媒体が接続される記録媒体接続部と、
前記操作入力部にて「ファイルにする」が選択された場合に、前記記録媒体の接続有無を判定し、接続済と判定された前記選択されたレポート情報のファイルを前記記録媒体に記録させ、未接続と判定された前記記録媒体が接続されるまで待機する記録媒体接続処理部と
を備えることを特徴とする請求項2に記載された情報表示システム。
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