JP5710983B2 - 捕虫器 - Google Patents

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Description

本発明は、捕虫器、より具体的には、小さな刺咬性昆虫、特に、ナンキンムシ(トコジラミ、およびタイワントコジラミ)、ダニ、およびノミ用の捕虫器に関するものである。
ナンキンムシには、次の2つの主要種がある。
トコジラミ(一般的なナンキンムシ)
タイワントコジラミ(ネッタイナンキンムシ)
これらは、同じ行動様式を共有しているように見える。
ナンキンムシは、人を優先的にえさにする寄生虫である。これらは、しつこい害虫であり、人の近くにとどまる高度に進化した多数の能力を発達させている。しかし、人を利用できない場合には、齧歯類や鳥などの他の温血動物をえさにする。
ナンキンムシは、第二次世界大戦以前には英国においてありふれたものであったが、その後、DDTなどの合成殺虫剤の使用が広まったことで、その数を大幅に減らした。1930年代のある時には、英国内の全家庭の25%にはびこっていた。
過去10年間のうちに、ナンキンムシが、世界中で盛り返し始めた。これらは、主要害虫または健康に危険なものであるとは考えられないけれども、共生するのは非常に不快であり、重大な睡眠不足を引き起こしうる。海外旅行および海外商業活動は、卵、幼虫、および成虫のナンキンムシは手荷物、衣類、寝具類、および家具に紛れて容易に運ばれるので、拡散を促すと考えられる。ナンキンムシは、航空機、船舶、列車、およびバスにはびこる可能性がある。ナンキンムシは、ホテル、モーテル、ホステル、寮、仮設住宅、共同住宅、貸室、および刑務所などの、居住者の出入り率が高い居住施設内で最もよく見つかる。成虫のナンキンムシは、褐色からえび茶色までの、卵形、扁平で、約0.4cmから0.45cmまでの長さを有する。その扁平形状によって、ひび割れや隙間に容易に隠れることができる。
メスのナンキンムシは、1日に1から12個の卵から孵化し、粗い表面またはひび割れおよび隙間に堆積する。これらの卵は、基材上に付着するようにネバネバする物質で覆われている。それぞれの卵は10日程度で孵化し、幼虫は即座にえさを取り始めることができる。これらは、脱皮し、次の段階に成長するために血液をえさとする必要がある。ナンキンムシは、5回脱皮した後、成熟する。発育時間(卵から成虫へ)は、温度の影響を受け、30℃のときの約21日から18℃のときの120日までの日数を要する。幼虫期間は、食物が乏しい場合には大幅に長期化する。成虫の寿命は、12〜18ヶ月程度であり、えさを取る間の12ヶ月間生存できることが知られている。
ナンキンムシは、棘のあるスパイクを使用し皮膚表面に繰り返し打ち込むことによって皮膚に貫通させて血液を摂取する夜行性の生物である、動きの速い昆虫である。幼虫は、3分以内に血液で充満しうるが、完全に成長したナンキンムシは、通常は、10から15分間でえさを取る。次いで、のろのろと這って隠れ場所に移動し、そこで食べ物を消化する。十分な食事は、消化に3または4日かかることがある。
ナンキンムシは、日中、暗い保護された場所に潜んでいるが、布、木材、および紙の表面を好む。これらは、通常は、宿主のかなり近い場所に出現するけれども、比較的長い距離も移動できる。ナンキンムシは、最初に、縫い目、マットレスの折り目のところで見つけることができるが、その後、ベッドの枠組みの隙間に広がってゆく。さらに多くはびこると、ベッドからさらに遠くの隠れ場所を占有することもありうる。これらは、窓およびドアの枠組み、電気ボックス、床の割れ目、幅木、家具の中、およびじゅうたん敷き込みのタックボードの下に隠れていることがある。ナンキンムシは、上方へ這っていって、絵、壁掛け、カーテンのプリーツ、緩んだ壁紙、しっくいの割れ目、および天井刳型の中に隠れることが多い。
小さな刺咬性昆虫を捕獲する捕虫器およびアプローチはさまざまなものがあり、デザインも多岐にわたる。
ナンキンムシモニタトラップは、米国特許第20070044372号において開示されている。説明されている主要な実施形態では、波形層と、波形層の頂上部に取り付けられ、昆虫を動けなくするように構成された、第1の粘着板とを備える捕獲デバイスを開示する。第2の実施形態では、基部および捕虫器内部を画定する基部を覆う蓋を備える捕獲デバイス、捕虫器内に備えられた加熱デバイス、および捕虫器内部に備えられている粘着性表面が開示されている。
詳細な説明では、
フェロモンと、
食物誘引体と、
触覚的手がかりと、
臭覚誘引体とを含む異なる誘引体機構を説明する。
それぞれの見出しの下で、さまざまな選択肢が考察されるが、出願では、特定の選択を行う利点については教示しない。
そこで、触覚的手がかりは、
テクスチャード加工材料と、
熱伝達の低い材料と、
振動と、
熱(放射線または赤外線を含む)と、
湿気とを含む。
重要な他の特許出願は、以下のとおりである。
蚊および他の類似の昆虫を誘引し、殺虫するための装置および方法を開示する米国特許第4,168,591号。これは、熱および水蒸気を誘引体として使用することを教示する。装置は、熱を発生し、水を詰めたスリーブから水蒸気を発生しやすくする加熱コイルを備える。
両方とも動物から出る呼気と体温をシミュレートする蚊を対象として最適化された殺虫システムを開示する国際公開第00/03594号および国際公開第99/35908号。これらの国際公開は両方とも、熱発生要素および液体の供給源を使用する。
スウェーデン特許535476号では、水と熱を使用して昆虫を誘引する捕虫器も開示する。
本発明の目的は、説明されている捕虫器に関連する不利点を保たない小さな刺咬性昆虫用の単純で効果的な捕虫器を形成する、つまり、液体形態の水と加熱用の電源を構成することである。別の、独立した目的は、熱を発生することに加えて、水蒸気を付加的に発生する、特別の目的で作られた化学的加熱パッドを開発することであった。この点に関して、例えば、ハンドウォーマーとして使用する市販の加熱パッドは、水蒸気だけでなく熱をも発生するようには設計されていない。
本発明の第1の態様によれば、哺乳類のいくつかの特性を模倣する、捕虫器(10)であって、
基部(22)およびカバー(24)を備え、
赤外線熱源(14)を生成することができる加熱手段(12)と、
水蒸気(16)を発生する手段と、
昆虫保持表面(18)であって、
カバーが基部/カバー界面(52)の周りの開口部(50)を画定するような仕方で基部に被さる位置に置かれ、
開口部が1.5cm未満の深さ(d)を有し、
開口部が、少なくとも1つの誘引体信号(14’、16’)が少なくとも8時間の間に有効な動作を行える仕方で開口部から外へ方向付けられるようなサイズを有し、位置決めされる
ことを特徴とする昆虫保持表面(18)とを
収納するハウジングを備える捕虫器(10)が形成される。
より好ましくは、この捕虫器では、少なくとも12時間の間、最も好ましくは約24時間の間、有効動作続けることができる。
有効動作は、昆虫を誘引し、捕獲するのに十分な期間にわたって約25℃以上の温度および/または周囲湿度以上、および典型的には50%を超える湿度を発生し、維持することによって達成される。このような期間は、好ましくは、少なくとも8時間である。
一実施形態では、有効動作期間は、最初に有効温度を発生、次いで、温度が降下するときに、相対湿度を上げることによって延ばされる。
好ましくは、開口部は、捕虫器の周囲に延在する。開口部は、大きな細長い開口部であるか、または周囲に規則正しく、または不規則に配設された複数のより小さな開口部を備えることができる。小さい開口部は、昆虫を捕虫器に入れることができるサイズの微細孔、溝、または間隙の形をとることができる。好ましい一実施形態では、小さな開口部は、基部の周囲から上方に突き出るアップスタートまたは毛状構造の間に配設される。
本発明の第2の態様によれば、捕虫器(10)用の、パッケージングされた化学的加熱パッド(100、12)が形成され、これは、
化学的加熱パッド(120)を囲む気密保護パッケージング(110)であって、化学的加熱パッド(120)は、
半透膜(130)と、これに充填する
酸素によって活性化されると、保護パッケージング(110)を取り外した後に、赤外線熱を含む熱と水蒸気とを発生させ、少なくとも8時間の動作期間にわたってパッド表面温度が40℃から20℃の間に実質的に維持され、相対湿度が一般的な湿度よりも少なくとも10%高いレベルに維持されるようにする化学薬品(140)とを備える、気密保護パッケージング(110)を備える。
実際、相対湿度は、一般的な湿度より少なくとも20%から、30%、またはそれ以上のレベルに維持されうる。好ましくは、相対湿度は、50%より高く、より好ましくは60%から70%および80%より高い。動作期間は、好ましくは、少なくとも8時間、より好ましくは少なくとも12時間であり、望ましくは、約24時間とすることができる。
好ましい一実施形態では、化学薬品は、鉄粉、活性炭、塩化ナトリウム、および例えば、結晶水として「結合」されうる水源を含む。しかし、当技術分野の化学者であれば、画定されている性能特性−所定の時間および目的に関して放熱し、十分な水蒸気を発生する発熱反応を達成するために他の化学薬品を使用することができることを理解するであろう。
好ましくは、パッケージングされた化学的加熱パッドは、水を(水蒸気として)発生するための発生源の少なくとも21重量%を含む。これは、例えば、水が結晶水として「結合される」水和塩とすることができる。水源は、パッド重量の少なくとも30重量%および50重量%程度を含みうる。
化学的加熱パッドは、活性化されると、有効なレベルの熱と水蒸気の両方を発生するべきである。実際、このことは問題であることが判明しており、ナンキンムシを誘引するための好ましいプロファイルは、発散する熱と発生する水蒸気とが、グラフで見て、実質的に図14aを参照しつつ例示されているように、2つの交差する正弦波に類似しているものであることが判明した。
本発明の第3の態様によれば、哺乳類のいくつかの特性を模倣する、捕虫器(10)であって、
加熱手段(12)と、
水蒸気(16)を発生する手段と、
昆虫保持表面(18)とを備え、
前記加熱手段は、活性化されたときに、
赤外線熱源(14)と、
水蒸気の両方を生成することができる化学的加熱パッドであることを特徴とする捕虫器(10)が形成される。
好ましい一実施形態では、加熱パッドの周りに、微気候増強囲いが配設される。これは、例えば、小哺乳類の毛そっくりに模倣するために使用され、従来のハウジングに勝る多数の利点を備える。
好ましくは、カバー部材は、ポリスチレンなどの絶縁材料で作られる。材料の選択で、凝結を引き起こす可能性のある低温表面を回避することができる。
周囲物は、部分的にまたは完全に加熱手段を取り囲むか、または包むことができる。
好ましい化学的加熱手段は、活性化すると、哺乳類を模倣するのに十分な熱(赤外線を含む)を発生する発熱反応を受け、局所的環境を加湿する水蒸気をさらに発生する化学薬品を含む。加熱手段は、理想的には、刺咬性昆虫を加熱手段に引きつけるのに十分な期間にわたって約25℃の表面温度を発生する。理想的な期間は、少なくとも2時間であり、より好ましくは少なくとも8時間である。明らかに、熱が維持される期間が長ければ長いほど、よい。熱は、赤外線熱を含むべきである。
出願人は、化学的加熱手段として、半透膜を備え、熱を発生することに加えて水蒸気を放出し、それにより捕虫器環境を加湿するために生成される熱によって蒸発させられる水を生成する化学薬品を含むものを使用することが特に望ましいことを発見した。したがって、半透膜は、哺乳類の皮膚を模倣し、加熱手段を直に取り囲む領域が加湿される。好ましくは、微気候増強囲いが、この効果を高めるために熱手段の上に、または加熱手段の周りに配置される。囲いは、例えば、(捕獲される昆虫の取り扱いに十分なサイズの)微細孔、溝、または他の開口部もしくは毛状構造を備える開放構造を備えることができる。いずれの場合も、囲いは、絶縁機能を備え、湿度を制御し、昆虫の隠れ場所を備え、加熱手段から赤外線を放射することができる。
実験により、刺咬性昆虫を誘引するのに特に効率的である熱(赤外線を含む)と湿気との組み合わせが見つけられている。デバイスが簡素であるということは、安価な使い捨て捕虫器の生産の費用効果が高いことを意味する。加湿源として液体の水を使用することを避けることも有利である。
この点に関して、吸血昆虫は、赤外線を検出することができ、吸血昆虫の宿主めがけて飛んでゆくために吸血昆虫によって使用される特殊な感覚構造を有している。
選択された囲い材料に応じて、ある程度の絶縁を施し、それにより、捕虫器の有効動作時間を延長することも可能である。この材料は、刺咬性昆虫を誘引するために使用できる表面特性、つまり、粗面を備えることもできる。
さらに、空隙、空き領域、および溝または隣接する毛または毛状構造の間の空間に、さらに水を含浸させて、加湿効果を高める(または水蒸気を放出しない化学的加熱手段が使用される加湿効果を生み出す)ことができる。さらに、あるいは代替として、空隙、空き領域、および溝または隣接する毛または毛状構造の間の空間に、例えば、昆虫捕獲粘着体および/または殺虫剤を含浸させることができる。特に好ましい一実施形態では、化学的加熱手段に面する表面に向かう微細孔内に、昆虫捕獲粘着体が備えられる。このような環境では、ケーシングは、内側ケーシングに粘着体を含浸させ、外側ケーシングには含浸させないサンドイッチ構造を備えることができる。このような一実施形態では、外側ケーシングは、取り扱いが容易であり、捕獲された昆虫は、即座に見えるわけではないが、例えば、外殻を取り外すことによって見ることができる。このテーマに関する変更形態は、当業者にとっては明らかであろう。
本願発明の実施の形態は、例えば、以下の通りである。
[形態1]
哺乳類のいくつかの特性を模倣する、捕虫器(10)であって、
基部(22)およびカバー(24)を備え、
赤外線熱源(14)を生成することができる加熱手段(12)と、
水蒸気(16)を発生する手段と、
昆虫保持表面(18)であって、
前記カバーが前記基部/カバー界面(52)の周りの開口部(50)を画定するような仕方で前記基部に被さる位置に置かれ、
前記開口部が1.5cm未満の深さ(d)を有し、
前記開口部が、少なくとも1つの誘引体信号(14’、16’)が少なくとも8時間の間に有効な動作を行える仕方で前記開口部から外へ方向付けられるようなサイズを有し、位置決めされる
ことを特徴とする昆虫保持表面(18)とを
収納するハウジングを備える捕虫器(10)。
[形態2]
前記開口部は、前記捕虫器の周囲に延在する上記形態1に記載の捕虫器(10)。
[形態3]
前記開口部は、昆虫(42)が前記捕虫器内に入ることができるサイズを有する複数の細孔、溝、または間隙(40)を備える上記形態1または2に記載の捕虫器(10)。
[形態4]
前記細孔、溝、または間隙(40)は、アップスタートまたは毛状構造(46)の間に配設される上記形態3に記載の捕虫器(10)。
[形態5]
前記化学的手段は、熱と水蒸気の両方を発生させるために使用される上記形態1に記載の捕虫器(10)。
[形態6]
前記化学的手段は、半透膜でパッケージングされる上記形態5に記載の捕虫器(10)。
[形態7]
前記カバーは、絶縁材料を含む上記形態1から6のいずれか一項に記載の捕虫器(10)。
[形態8]
前記カバーは、反射内面を備える上記形態1から7のいずれか一項に記載の捕虫器(10)。
[形態9]
前記基部は、その周囲で上に突き出ているアップスタートまたは毛状構造(46)を備える上記形態1から8のいずれか一項に記載の捕虫器(10)。
[形態10]
前記基部は、化学的手段が置かれ、その周囲と前記化学的手段との間に前記昆虫保持表面が設けられている中心部を備える上記形態5に記載の捕虫器(10)。
[形態11]
前記昆虫保持表面は、粘着体である上記形態10に記載の捕虫器(10)。
[形態12]
前記加熱手段は、少なくとも8時間の期間内に約25℃の表面温度を発生させる上記形態1から11のいずれか一項に記載の捕虫器(10)。
[形態13]
少なくとも8時間の期間内に50%を超える相対湿度が発生する上記形態1から12のいずれか一項に記載の捕虫器(10)。
[形態14]
前記化学的手段は、無酸素環境においてパッケージングされる上記形態5に記載の捕虫器。
[形態15]
捕虫器(10)用の、パッケージングされた化学的加熱パッド(100、12)であって、
化学的加熱パッド(120)を囲む気密保護パッケージング(110)であって、化学的加熱パッドが、
半透膜(130)と、これに充填する
前記保護パッケージング(110)を取り外した後に、酸素によって活性化されると、赤外線熱を含む熱と水蒸気の両方を発生させ、少なくとも8時間の動作期間にわたって前記パッド表面温度が40℃から20℃の間に実質的に維持され、前記相対湿度が一般的な湿度よりも少なくとも10%高く実質的に維持されるようにする化学薬品(140)とを備える、気密保護パッケージング(110)を備える、パッケージングされた化学的加熱パッド(100、12)。
[形態16]
前記相対湿度は、50%超である上記形態15に記載のパッケージングされた化学的加熱パッド。
[形態17]
前記動作期間は、約24時間である上記形態15に記載のパッケージングされた化学的加熱パッド。
[形態18]
鉄粉、活性炭、塩化ナトリウム、および結合水源を含む化学薬品を備える上記形態15に記載のパッケージングされた化学的加熱パッド。
[形態19]
前記化学薬品は、少なくとも21重量%の水源を備える上記形態15から18のいずれか一項に記載のパッケージングされた化学的加熱パッド。
[形態20]
前記水源は、結合源を含む上記形態19に記載のパッケージングされた化学的加熱パッド。
[形態21]
活性化した後、実質的に図14aを参照しつつ例示されているように、2つの交差する正弦波に類似している熱/水蒸気プロファイルを生成する上記形態15から20のいずれか一項に記載のパッケージングされた化学的加熱パッド。
[形態22]
哺乳類のいくつかの特性を模倣する、捕虫器(10)であって、
加熱手段(12)と、
水蒸気(16)を発生する手段と、
昆虫保持表面(18)とを備え、
前記加熱手段は、活性化されたときに、
赤外線熱源(14)と、
水蒸気の
両方を生成することができる化学的加熱パッドであることを特徴とする捕虫器(10)。
[形態23]
前記加熱手段の周りに配設された微気候増強囲い(20)をさらに備える上記形態22に記載の捕虫器(10)。
[形態24]
前記ハウジングは、基部および/またはカバーを備える上記形態22または23に記載の捕虫器(10)。
[形態25]
前記化学的加熱手段は、半透膜を備える上記形態22に記載の捕虫器(10)。
[形態26]
前記囲いは、絶縁体として機能する上記形態23に記載の捕虫器(10)。
[形態27]
前記囲いは、湿度を制御するように機能する上記形態23に記載の捕虫器(10)。
[形態28]
前記囲いは、昆虫の隠れ場所として機能する上記形態23に記載の捕虫器(10)。
[形態29]
前記囲いは、細孔、溝、または開口部(40)を含む上記形態23に記載の捕虫器(10)。
[形態30]
前記囲いは、毛または毛状構造(46)を含む上記形態23に記載の捕虫器(10)。
[形態31]
前記囲いは、昆虫保持表面(18)を備える上記形態23に記載の捕虫器(10)。
[形態32]
前記昆虫保持表面は、粘着体である上記形態31に記載の捕虫器(10)。
[形態33]
前記加熱手段は、刺咬性昆虫を誘引するのに十分な期間内に約25℃の表面温度を発生させる上記形態22から32のいずれか一項に記載の捕虫器(10)。
[形態34]
前記期間は、少なくとも8時間である上記形態33に記載の捕虫器(10)。
[形態35]
刺咬性昆虫を誘引するのに十分な期間内に50%を超える相対湿度が発生する上記形態22から32のいずれか一項に記載の捕虫器(10)。
[形態36]
水蒸気を発生させるための補助手段(30)を備える上記形態22から35のいずれか一項に記載の捕虫器(10)。
[形態37]
前記昆虫保持表面は、非平面状に配列される上記形態22から36のいずれか一項に記載の捕虫器(10)。
[形態38]
前記昆虫保持表面(18)は、細孔(40)、溝、もしくは開口部内に、または毛状構造(46)上に備えられる上記形態37に記載の捕虫器(10)。
[形態39]
前記昆虫保持表面は、前記加熱手段を囲む上記形態38または38に記載の捕虫器(10)。
[形態40]
前記捕虫器は、無酸素環境においてパッケージングされる上記形態22から39のいずれか一項に記載の捕虫器(10)。
[形態41]
刺咬性昆虫を監視するか、または捕獲する、加熱手段、加湿体、および赤外線を組み合わせて誘引体として使用する方法。
本発明のさまざまな態様について、例えば、以下の図および実施例を参照しつつ、さらに説明する。
本発明の一態様によるプロトタイプのMK1捕虫器の分解斜視図である。 活性化した後の化学的加熱手段の中核温度の時間による変化を示すグラフ(2.1)である。 半透膜が存在しない場合に活性化した後の化学的加熱手段の中核温度および表面温度の時間による変化を示すグラフ(2.2)である。 化学的加熱手段が小さな実質的に気密状態の黒色のプラスチック製の箱の中に置かれていたときの、活性化した後の化学的加熱手段の中核温度および表面温度の時間による変化を示すグラフ(2.3)である。 湿度を高める付加的手段が存在しない場合の活性化した後の化学的加熱手段の表面温度および湿度の時間による変化を示すグラフ(2.4.1)である。 湿度を高める付加的手段が存在する場合の活性化した後の化学的加熱手段の中核温度、表面温度、および湿度の時間による変化を示すグラフ(2.4.2)である。 人の脇の下の表面温度および湿度を比較して示すグラフ(2.4.3)である。 本発明の一態様による「フラットパック」キットの分解斜視図である。 他の捕虫器実施形態の斜視図である。 部分的に粘着体で含浸されている多孔質の囲いを備える捕虫器の一実施形態の図である。 部分的に粘着体で含浸されている多孔質の囲いを備える捕虫器の他の実施形態の図である。 囲いがブラシ状構造の形態をとる捕虫器の変更形態を示す図である。 ブラシ状構造が加熱手段を完全に包み込む捕虫器の一変更形態を示す図である。 捕虫器が絶縁カバー部材と組み合わせて捕虫器周囲に「ブロークンフォーカスギャップ」を形成するブラシ状基部を備える最良の態様の変更形態を示す図である。 加熱パッドが活性化された異なるデバイスから放射される赤外線シグネチャ(MK1)を示す写真である。 加熱パッドが活性化された異なるデバイスから放射される赤外線シグネチャ(MK5)を示す写真である。 図12のデバイスである加熱パッドが活性化された異なるデバイスから放射される赤外線シグネチャ(MK9)を示す写真である。 本発明によるヘッドパッド(実施例4)を備える図12のデバイスに対する温度湿度のグラフである。 類似の寸法の従来技術の加熱パッド(実施例4)を備える図12のデバイスに対する温度湿度のグラフである。
この実施例では、小哺乳類を模倣する単純で費用効果の高い捕虫器を作成する原理を、図1を参照しつつ説明されているように、単純なプロトタイプデバイスを使用して評価した。デバイス(10)は、基部(22)およびカバー(24)を有するハウジング(20)を備える。基部上に配設される粘着板の形態で昆虫保持表面(18)を形成し、2つのトレイ(26、28)をこの昆虫保持表面の上に配置する。これらは、それぞれ、水蒸気(16)を発生するための補助手段またはパッド(30)を支持するため第1のトレイ(26)および加熱手段(12)を支持するための第2のトレイ(28)である。
使用した加熱手段は、韓国のSJC Corp社製の34g「Hot Pad」の形態の化学的加熱手段であった。
Hot Padは、鉄塵、活性炭粉末、セルロース、ゼオライト、塩化ナトリウム、および水分の混合物を含む(結合されている)。これを、80mm×50mm×10mmの半透性袋にパッケージングする。この袋は、密封酸素障壁フィルムで加工されたわずかに大きな外側袋に詰め込まれる。大気中の酸素が半透膜を通して袋の中に入り、製造された以降空気と接触しないようにされていた未使用の鉄塵と反応して外側袋が開くと、パッドが自動的に活性化する。
酸素は鉄を酸化し、このプロセスは発熱反応であるため、熱を発生する。塩化ナトリウムが触媒として機能する。反応が開始すると、熱が発生し、この反応は、すべての鉄が転換されるまで続く。通常の状況では、パッケージングされていない配合組成物の反応は極めて高速であり、短時間のうちに高温に達しうる。しかし、木炭およびゼオライトなどの他の物質を入れることで、反応速度を制御して遅くすれば、パッドは本出願に適したものになる。例えば、結晶水として存在する水は、加熱の後に水蒸気として放出される。
混合物を半透性袋にパッケージングすることで、酸素の進入が遅くなり、反応速度がさらに制御される。この組み合わせは、手を温めるためにメーカーによって特別に開発されたものであり、かなり一定した速度で最大8時間まで熱を伝える。
この反応は、4Fe+3O→2Feである。別の反応では、セルロース、ゼオライト、および塩化ナトリウムを含む他の構成要素の一部から蒸発する結合水が存在するため水もある程度放出される。
使用時に、この袋を活性化し、第2のトレイ(28)上に置く。さらに水分が必要であった場合には、加湿パッド(30)を第1のトレイ(26)上に置いた。
化学的加熱手段をナンキンムシの誘引体として使用する有効性を評価するためにプロトタイプテストデバイスを使用した。化学的加熱手段を選択したが、それは、動作させるために電気(または電池電力)を必要としないため、また赤外線熱(熱探知カメラを使用して確認される)を含む熱と水蒸気の両方を発生するからであった−すべて昆虫誘引体である。そこで、出願人は、このような誘引体の組み合わせを単純で、安価で、有効な刺咬性昆虫捕虫器に発展させることが可能であるとの仮説を立てた。
デバイスの有効性は、以下で述べるように、一般的なナンキンムシ、つまりトコジラミについてテストした。このようなデバイスは、他の種類の昆虫用の捕虫器としても使用することが可能であることは理解されるであろう。
テスト方法
プロトコルは以下のとおりであった。
テストを開始する用意ができたら、パッドを活性化する。加熱パッドは、開かれると、約8時間にわたって熱を発生する。
20匹の健康な飢えたメスの一般的なナンキンムシ(トコジラミ)をペトリ皿(直径約5cm×高さ0.5cm)内に放出する。
フェルトまたは吸い取り紙の1層をペトリ皿内に置き、昆虫が逃げ出せることを確実にする。
ペトリ皿を、約35cm×25cm×20cmの大きさの、プラスチック製タンクまたは水槽などの適当な、安全な、テスト領域に置く。
準備したモニタをテスト領域の中心に置き、タンクを暗室に置くか、あるいは、タンクを明るい密閉された箱内に置く。
テスト領域を周囲温度および湿度に保つ。
24時間経過した後、モニタを取り外して、捕獲された昆虫の数をカウントする。
この実験の監視は、ビデオカメラがテスト領域の約30cm上の高さにセットされている好適なハードドライブにリンクされている赤外線ビデオモニタで行った。テスト領域全体が枠組み内にあるべきである。実験が開始したら、カメラを作動させて、24時間の間、記録を行うべきである。
テスト昆虫が移動することがあればそのテスト昆虫の移動を調べるために「早送り」でこの活動を検討する作業を実行する。結果は時間単位の観測として記録できる。
プロトコルに従って対照と突き合わせて実験を実施した。これを暗室に運んだ。テスト期間中の温度および相対湿度は、それぞれ、20℃から23℃までの範囲、および53%から55%までの範囲にわたった。
20匹の飢えさせる前のナンキンムシメス成虫を折りたたまれた紙の上に放ち、一端のテスト領域内に置いた。プロトタイプ捕虫器(図1による)を、ナンキンムシと反対の側にあるテスト領域内に置き、化学的加熱手段を活性化した。
プロトタイプデバイスに向けて誘引されたナンキンムシ(つまり、デバイスの内側に存在するが、粘着面上に捕獲されていないナンキンムシ)および捕獲されたナンキンムシの数について観察を行った。
プロトタイプデバイスに誘引されたナンキンムシの数に関する観察は、最大6時間までの時間間隔で、次いで再び、プロトタイプデバイスをテスト領域内に導入してから12時間後に行った。粘着板に捕獲されたナンキンムシの数に関する観察は、ナンキンムシに対する頻繁な攪乱を回避するために3時間間隔でのみ行った。
これらの結果を、以下の表1に示す。
Figure 0005710983
実験室予備調査結果は、対照に対し熱(赤外線を含む)および湿気を誘引体として使用するプロトタイプデバイスによって捕獲されたナンキンムシの数(および捕獲速度)に関する有意な差のあることを明らかに示していた。
化学的加熱手段が適切な温度で、また適切な期間にわたって熱(赤外線を含む)を発生する能力および水蒸気を発生する能力をさらに調べるために、一連のさらなる実験が行われたが、これについては、以下の実施例2において説明されている。
実験の第1部は、化学反応の複雑さをより完全に理解するために実施された。以前の試行から、温度読み取り点の位置は大きく変化することがわかっていた。反応袋の表面上で得た読み取り値は、反応の内側で得た読み取り値より著しく小さい。典型的には、表面上では約25℃の温度に達しうる。プローブ温度計を使用して中核部で計った場合、テストの条件にもよるが、最大55℃までの一定温度が記録されることが多かった。
出願人の目的は、多数のパラメータに関して哺乳類を比較的綿密にシミュレートする捕虫器を形成することであった。ラットの通常体内温度は、約38℃であり、その表面温度は、約26℃である。
内部反応は伝導性であり、表面読み取りは対流性であり、出願人は赤外線も放出されることを観察したため、化学的加熱手段によって発生する熱形態を識別し、理解することは、重要なことであると考えられた。この赤外線は、昆虫捕獲の有効性に影響を及ぼすものと考えられた。
以下のテストを実施した。
テスト2.1
化学反応を開始するために、保護外側パックから韓国のSJC Corp社製の「Hot Pad」を取り外した。中核温度を測定するためにパッド内にプローブ温度計を慎重に押し込んだ。表面温度を記録するために、パッドの上に第2の温度計を置いた。静かな大気環境内にテストアセンブリを置き、1時間毎に読み取りを行った。
図2(グラフ2.1)からわかるように、1〜2時間後に53℃の最高中核温度に達し、温度は、8時間後に30℃当たりにとどまり、実際、この温度は、24時間後維持された。
その試行の後に、パッドのサイズを増やしたところ、試行後サイズは開始サイズである80mm×50mm×10mmに比べて80mm×50mm×20mmであった。試行の終わりの時点において袋の重量に変化はなかった。酸素の重量増加は、水損失によって相殺される可能性がある。
テスト2.2
半透膜を使用しない化学配合組成物の熱的特性の調査を行った。テスト2.1の場合と同じ条件を適用したが、ただし、この場合には、膜を開き、内容物を吸収剤塔上に注ぎ、次いで、元のパッドの寸法と似た寸法になるように整形した。図3(グラフ2.2)からわかるように、30分後に80℃の最高中核温度に達し、30分後に表面温度は48℃に達した。1.5時間後、反応は停止し、周囲環境状態に戻った。
これら2つのテスト(2.1および2.2)は、反応を開始するために酸素の進入に依存する反応の速度を制御する際の半透膜の有意性を示している。
この次の一連のテストは、外部要因が反応に対して及ぼす可能性のある影響を立証することを目的とした。
テスト2.3
従来のハウジングの内側にパッドを置くことが望ましい場合があると仮定した。このことを予想し、またこれが反応に対してどのような効果を持ちうるかを監視するために、袋を50mm×50mm×50mmの大きさの実質的に気密状態の小さな黒色のプラスチック製箱に入れた(黒色は、最良の発光色として選択された)。テスト条件は、テスト1の場合と同じであった。
図4(グラフ2.3)からわかるように、中核温度は、36℃に達するのみであり、これは、約8時間維持された。表面温度は、26℃に達し、約8時間維持された。パッドを密閉空間内に置くと反応は遅くなる。
この結果、およびナンキンムシが赤外線を検知できるという観察結果を考慮すると、最終設計は、有利な赤外線熱源が遮蔽され、加熱手段への空気の進入が制限されるように本質的に「閉じられた」加熱パッドに注目したものであるべきである。
設計は、好ましくは、
(1)ナンキンムシが加熱手段に容易にアクセスでき、
(2)赤外線熱放射が、閉じられたハウジングによって遮断されず、
(3)化学反応を進行させるために十分な空気(酸素)が利用可能であるような設計であるべきである。
テスト2.4
標準の「ホットパッド」から発生した水蒸気を使用して達成されるレベルを超えて湿度を高めることが可能かどうかを調べるために、余分な水が存在していない場合に活性化されたときに「ホットパッド」が生成する水蒸気の量を(湿度として)確定するためにテストを実施した。
テスト1に関して、化学反応を開始するために保護包装具から「ホットパッド」を取り出した。中核温度を記録するために袋の中にプローブ温度計を置き、外部温度および湿度を記録するためにサンドイッチ構造の表面上に修正されたサンプリングヘッドとともにピコ温湿度計を直に置いた。
図5(グラフ2.4.1)からわかるように、湿度は、約5時間後に周囲湿度まで低下する。これがテスト期間にわたって、通常は8時間にわたってナンキンムシを誘引するのに最適かどうかは知られていない。
テスト期間中に「ホットパッド」によって生成された相対湿度を高めようとして、80mm×50mm×10mmの大きさのフォームラバー2片(水20gで湿らされている(一片につき10g))の間に「ホットパッド」を置いた。このサンドイッチ構造を、弾性バンドでまとめ、テスト室内に置いた。中核温度を記録するためにサンドイッチ構造内にプローブ温度計を置き、外部温度および湿度を記録するためにサンドイッチ構造の表面上に修正されたサンプリングヘッドとともにピコ温湿度計を直に置いた。
図6(グラフ2.4.2)からわかるように、中核温度は、約2時間後に42℃まで上昇し、約20時間に21℃まで低下した。湿度は、この期間中に90%RHを超えたままであった。
この実験から、加熱デバイスの周りに水分保持物質を使用することによって湿度を制御することが可能であることが実証された。生成される付加的水蒸気に合わせて化学的加熱手段の内容を修正することも可能な場合がある。
この結果は、哺乳類の生理機能をよく模倣したものとなっている。ラットの平均体表面温度は、26℃である。湿度の数字は、未知であり、したがって、テスト期間に被検体の腕の下に装着した温湿度計を使用してヒトに対する比較読み取りが行われた。図7(グラフ2.4.3)からわかるように、相関がある。好ましい湿度条件は、40%を超える相対湿度であり、10%ずつ50%、60%、70%、および80%から90%超まで上昇する。
現在販売されている他の発熱系についてもテストを実施した。このようなデバイスの1つ、背痛用のNurofen(商標)加熱パッドは、「Hot Pad」と同じ化学作用を使用し、類似の機能を発揮する。
結論
これらのテストの結果と、実施された昆虫学的研究とを合わせることで、刺咬性昆虫用の単純な捕虫器の設計における有効な誘引体として水蒸気と赤外線熱の両方を発する化学的加熱手段を使用できることが示される。
加熱手段の周りに、実質的に閉じられているハウジングとは対照的な、実質的に開いている囲いを設計し、最適化することによって、誘引体−熱、湿気、および赤外線−として機能する多数の重要な特性においてさらに綿密な「哺乳類の模倣」を行う捕虫器を実現することが可能である。
単純な形態では、捕虫器は、図8に例示されているような形態をとることが可能であろう。この実施形態では、捕虫器は、「フラットパック」キットの形態をとる。反応を開始するために化学的加熱手段(12)を開封し、基部(26)上に設けられた保持表面(18)上に置くことができる。次いで、「開いている」カバー(24)を、例示されている実施例では支持材(32)によって一段高くなっている基部上に置くことができる。カバー(24)は、捕虫器内に空気が入り、赤外線熱が出るように設計される。
追加的な湿気を加える必要がある場合、化学的加熱手段上に、またはその近くにパッド(30)または他の水分保持手段を設置することが可能である。
このような捕虫器は、1回だけ使用する、使い捨てのデバイスあるいは例えば粘着板(18)の詰め替え品とすることも可能であり、また化学的加熱手段(12)を備えることも可能である。
運用方法は、パッケージから化学的加熱手段(12)を取り外し、それを粘着板(18)(この領域に粘着体が着いている場合、パッドは粘着性を有し、必要ならば捕虫器の側面を下に、またはひっくり返して捕虫器を使用することができる)および上に置かれている保護カバー(24)の真ん中に置くというものであり、パッドとの接触は行わない。
次いで、捕虫器を監視対象領域、好ましくは一晩活性状態を保つ領域内に置く。次の日に、検査のため捕虫器を取り出して、その後、カバー(24)を取り外して粘着板を調べることができる。
任意の数のデバイスを室内に置くことが可能である。同じ領域内で定期的捕獲を行うことで、昆虫個体数を減らすことが可能であり、それにより、捕虫器は有効な制御方法となりうることも考えられる。
このデバイスは、監視または捕獲のために使用された後、有毒成分または有害成分がないので、通常廃棄物として安全に処分することができる。
捕虫器の代替設計は、図9から12に関して例示されている。
図9を参照すると、多孔質材料、例えば、頂上部を有する、または柔らかいフォームまたは焼結されたプラスチックで作られた、その結果、実質的に「開放されている」構造である囲い(20)を備える単純な捕虫器(10)が開示されている。ケーシングは蝶番(34)が付いており、その一番内側の表面(36)は、化学的加熱手段またはパッド(12)を支持する陥凹部(38)を備えるように整形されている。一番内側の表面の全体に、加熱パッド(18)を捕虫器に貼り付けて、加熱手段(12)の周囲付近に捕獲表面を形成するために使用されうる粘着体(18)をコーティングする。
図10aおよび10bは、化学的加熱手段の(12)の片面(図10a)または両面(10b)に、「開いた」囲い(20)が設けられている実施形態を示している。囲い(20)は、昆虫(42)を容易に通らせることができる十分な広さの細孔、溝、または開口部(40)を備える、例えば、頂上部を有する、または柔らかいフォーム、または焼結されたプラスチックとしてもよい開放基材を備える。基材を、加熱パッド(12)を収容するように成形することも可能である。この開いている囲いは、化学的加熱手段から放射される熱を絶縁することができる環境を提供し、高い湿度を維持するのを補助する微小環境を提供し、昆虫に対する誘引性表面および使用される材料によっては、昆虫が隠れることができる暗い環境を提供するという点で少々動物の毛皮/毛に似た働きをする。
基材内に捕虫器を粘着体として入れることによって、従来加熱手段を置くことができる平面状表面と比べて誘引体の周りの捕獲領域が増大する。
さらに、一番外側の表面(44)とは反対に、基材の一番内側の表面(36)上に、または基材の一番内側の表面(36)に向けて粘着体(18)を備えることによって、捕虫器は、触れても「ネバネバ」せず、昆虫はその上を歩くことができる。
昆虫が誘引体に近づこうとすると、昆虫は穴(40)を通って中に入り、粘着体に捕らえられる。これは、デバイスが見苦しい昆虫の死骸で覆われないことも意味する。
これらの構成では、すべての位置からアクセス可能でもある。
好ましくは、デバイス全体が気密パックでパッケージングされることが提案される。
このような捕虫器は、パックが開かれると、加熱が開始するように無酸素パック内に全体として詰め込むことが可能である。
捕虫器は、モニタとして、または制御の方法として使用することができる。好ましくは、基材を着色し、捕獲される昆虫に対してコントラストを際立たせる。白色または黄色を使用すると、捕獲された昆虫の調査を簡単に行える。
図11aおよび11bは、多孔質基材ではなく、囲い(20)が短い天然毛または合成毛、あるいは毛状糸(46)が埋め込まれた基材の形態をとる一実施形態を示している。このような構造には、多孔質材料に関してすでに説明されている利点がある。実際、このような設計では、調査を簡単に行うことができ、また毛が極めて堅い剛毛であれば、外面も使用者が触れてもべとつかない。粘着体(18)を加熱パッド(12)と囲い(20)の外面(44)との間に組み込むことができる。
さらなるテストを実行したところ、製品の開発がさらに進んでおり、これにより、図12に示されている捕虫器によって最良の態様が実現される。
図12を参照すると、捕虫器(10)は、基部(22)および基部の周囲(48)が熱(赤外線を含む)および湿気が捕虫器を抜けて捕虫器に昆虫を引き込む際に通る「焦点間隙」(50)としてこれ以降称されるものを画定する1つまたは複数の開口部(40)(図13a〜cを参照)を画定するように基部の上に載るカバー(24)を備える。この焦点間隙の形状およびサイズ(ならびにその結果生じる熱/水蒸気放射シグネチャ)は、試行で得られた結果から、例えば、ナンキンムシを捕獲する際のその有効性に大きな役割を果たすと考えられており、また出願人は、この原理が他の種類の昆虫、例えば、ノミの捕獲にも適用可能であると確信している。
したがって、実質的に矩形の基部(22)は、複数の一段高くなっている支持材(32)を備える板状構造であり、それぞれの角にある支持材が、数センチメートル、例えば、0.3〜1.8cm、より好ましくは0.6〜1.2cmの深さ(d)を有する基部/カバー界面(52)のところで開口部または小さな間隙(50)を出る基部の上に配置されるようにカバーを支持する。好ましくは周囲全体にぐるりと配置されている焦点間隙は、特徴的な熱(および水蒸気)シグネチャ(14’、16’)が放射されるように図12に示されているように、好ましくは規則正しい方法で、実質的に周囲全体の周りで開いているか(図13aに示されているように)、または切れているものとしてよい。好ましくは、これらの放射は、焦点間隙に制限される(図13bおよび13cと対比)。
焦点間隙のサイズおよび形状は、所望の捕獲期間中に、捕虫器の内側がその誘引および捕獲機能を果たすうえで十分に暖かく、湿っていることを確実にすることに関わっているとも考えられる。
太い、好ましくは規則正しい形状の、毛状の突出部(46)が周囲に存在することで、微気候を維持しやすくなり、またこれらはさらに、誘引体としても機能しうる。これらの突出部(46)の一番内側に、適切な捕獲手段(18)、例えば、粘着板および化学的加熱手段(12)を装着するための空間がある。
化学的加熱手段が、十分な期間に、十分な熱(赤外線を含む)および水蒸気を発生することができることは重要である。比較実施例3および実施例4は、図14aおよび14bと合わせて、所定の捕虫器設計に対する化学的加熱手段を開発することの利点を示している。
(標準的な化学的加熱手段)
鉄粉 50%
活性炭 25%
塩化ナトリウム 5%
水 20%
(修正された化学的加熱手段)
鉄粉 50%
活性炭 20%
塩化ナトリウム 5%
水 25%
水分発生成分(水)の存在量を増大することによって、所望の制御された熱および湿気状態をもたらすことが可能であり、その結果得られる捕獲性能は優れていた。
したがって、図14bは、標準的な化学的加熱パッド(水分20%)では有効な湿気を発生することはできないが、改善された化学的加熱パッド(水分25%)では長期間にわたって(最大24時間まで)著しい湿気を発生することができる−図14a。
図14aを参照すると、図14bと対照的に、熱/湿気シグネチャ(14’、16’)が得られ、これにより、最初に昆虫を捕虫器に誘引する温度を使用することによって(時間がかかる)捕虫器の動作寿命が有効に延命されるが、昆虫が近づくにつれ(および時間とともに温度が下がり)相対湿度が上がることがわかる。図14aでは、最適な捕獲条件は、午前3時から午前9時までの6時間の間で、捕獲が開始してから12〜18時間ぐらい経過した後に温度は22から28℃の間、相対湿度は50から65%の間であった。
熱および湿気の利点(および生成されうる正弦波プロファイル)、ならびに改善された加熱パッド(実施例4)と組み合わせて図12による捕虫器で達成される優れた性能が、後述のさらなる試行で得られる結果によって実証される。
試行A:−製品MRK1(図13aによる)および水蒸気の効果
実験室と現場(住宅と商業施設の両方)の両方で実験を実施し、ナンキンムシを誘引するプロセスにおける水蒸気の正確な役割を決定しようとした。
実験室での実験の場合、水分を含むパッドがある場合とない場合の2つの捕虫器をより大きなテスト領域の向かい合う角に置いた。次いで、約60匹の予め飢えさせておいたメスを両方の捕虫器から等距離にある位置から放った。この実験を5日間にわたって実施した。
現場試行では、向かい合うベッド間の最小距離を1.524m(5ft)として、水分を含むパッドがあるものとないものの2つの捕虫器を向かい合うベッドの下に保持した。再び、この試行を5日間にわたって実施した。
両方の現場試行においてナンキンムシがより高いレベルで蔓延することがわかった(30分間に約80〜100匹をカウントした)。
実験の結果が、以下の表2にまとめられている。
Figure 0005710983
実験室試行および現場試行の両方に基づき、ナンキンムシを誘引するうえで水分が本質的であることは明らかである。
捕虫器の周辺でのナンキンムシの活動は試行のすべてにおいて高かったけれども、捕獲数は比例していなかった。
ナンキンムシ個体群の減少は、同じ場所で5日間捕獲を続けたけれども有意でなかった。
熱に加えて水蒸気があると有利であることが実証されたが、捕虫器設計の効果を比較するためにさらに試行を行った(MK1−図13aおよびMK5−図13b)。この試行の概要を以下に示す。
試行B
ふつうのナンキンムシ、つまり、トコジラミについて、現場でMK5捕虫器(周囲とカバー頂部に開口がある)をテストし、MK1捕虫器と比較して捕虫器に捕らえられたナンキンムシの個数に関して相対的性能を評価した。水分を含むパッドを使用するユニットと、水分を含むパッドを使用しないユニットを組み立てて、寝室および書斎に置いた。水分を含むパッドを使用した場合と水分を含むパッドを使用しない場合についてデバイスの粘着板/粘着剤を施した棘部に捕らえられたナンキンムシの個数を観察した。それぞれの製品バージョン(水分を使用するものと水分を使用しないもの)のテストを5回繰り返した。テストした異なる製品バージョンのうち、MK1捕虫器は、MK5捕虫器と比較してナンキンムシの捕獲に関して非常に有効であることがわかった。詳細を以下に示す。
方法:
ナンキンムシの捕獲に関して異なるデバイスの相対的性能を調べる試行を実施した。一方が水分を含むパッドを使用、他方が水分を含まないパッドを使用する2つのデバイスを組み立てた。実験室での研究で使用されているのと同じ粘着剤をこの試行でも使用し、MK5捕虫器の棘部に施した。次いで、すべてのユニットを、ナンキンムシ個体群と生息場所が多い寝室と書斎に置いた。捕虫器間の距離は、約1.524m(5ft)であった。水分を使用するものと、水分を使用しないものの、それぞれの製品バージョンのテストを5回繰り返したが、この試行のそれぞれの繰り返しはその特定の夜に実施された一組の実験を表している。(5回の繰り返しは、5組の実験を連続する5夜で実施したことを意味する。)すべての組の実験は、午後9時〜10時までの間に開始され、翌朝午前7時〜8時まで続けられた。両方の製品バージョンの水分を含むものと水分を含まないものの両方のデバイスにおける粘着板/粘着剤を施した棘部に捕らえられたナンキンムシの個数を観察した。
結果:
MK1デバイスは、MK5バージョンと比較してナンキンムシの捕獲に関して非常に有効であることがわかった。5つの捕虫器すべてに捕らえられたナンキンムシの総数は、合わせて、水分を使用するMK5デバイスの場合のちょうど3とは対照的に、水分を使用するMK1デバイスの場合には99.00であった。
MK1の捕虫器に捕らえられたナンキンムシの数(39匹/水分を使用する捕虫器)は、観察された最高値であり、興味深いことに、これは、幼虫の90%超を含んでいた。これらの結果は、以下の表3に表としてまとめられている。
Figure 0005710983
結論:
これらの結果に基づき、MK5捕虫器のカバー内の追加開口は、場合によっては「焦点シグネチャ」の欠如および/または熱/湿気の喪失のせいで、性能に影響を及ぼすように見えたことは明らかである。
有効な量の水分を供給するように設計された、実施例4の改良された化学的加熱パッドを組み込んだ捕虫器内に凝縮水が戻るのを避けるように整形された、集束周囲間隙および閉鎖絶縁カバーを組み込んだ、ハイブリッドのMK9デバイス(図13c)で3回目の試行を実施した。この試行の詳細を以下に示す。
試行C
実験室と現場の両方で実験を実施して、実施例4の新しい加熱パッドを備えるMK9製品の性能を評価した。水分を含む別のパッドを使用した場合と、水分を含む別のパッドを使用しない場合について、これらの実験を再び実施した。両方のデバイスに、多少類似の割合のナンキンムシが捕らえられ、このことは、改良された捕虫器設計(絶縁カバーおよび集束周囲間隙)と一緒に捕虫器を加湿するのに十分な水蒸気を発生するように設計された、新しい化学的加熱パッドが目的を達成することを示した。
方法:
実験室での研究では、ナンキンムシ(トコジラミ)は、Urban Entomology Cell(UEC)、Bio−Control Research Laboratories(BCRL、インド、バンガロール所在)において保持されている培養物から得られた。テスト期間中の温度および相対湿度は、それぞれ、24〜26℃までの範囲、および60〜70%までの範囲にわたった。約1週間飢えさせたメスの成虫40匹を、隠れ家となる、また生息場所を模倣する、ナンキンムシ用の多数の装備を施した木箱内に放ち、次いでその箱を一端のテスト領域の内側に置いた。すべての実験室での実験は午後7時に開始し、翌朝午前7時まで続けた。
現場(住宅向け)試行を、蔓延度の高い(30分間に約100〜150匹をカウントする)寝室一部屋の家(ホール10×2.59m(8.5ft)、部屋8×2.74m(9ft))で実施し、実施例4の改良された化学的加熱パッドとともにMK9デバイスの性能を調べた。それぞれの捕虫器(水分を含むパッドを使用するものと水分を含むパッドを使用しないもの)をホールと寝室に置いた。捕虫器間の距離は、約1.22〜1.524m(4〜5ft)であった。それぞれの処置を5回繰り返したが、その試行におけるそれぞれの繰り返しは、その特定の夜に実施された一組の実験を表している(5回の繰り返しは、5組の実験を連続する5夜に実施したことを意味する)。すべての組の実験は、午後9時〜10時までの間に開始され、翌朝午前7時〜8時まで続けられた。捕虫器に捕らえられたナンキンムシの数を調べた。
結果:
すべての以前の試行と対照的に、水分を含むパッドを使用するものと水分を含むパッドを使用しないものとで得られた結果は実質的に類似しており、新しい化学的加熱パッド(熱とともに有効なレベルの水蒸気を発生するように設計されている)が有効であることを示唆していた。これらの結果は、以下の表4および5に示されている。
Figure 0005710983
Figure 0005710983
結論:
これらの結果から、修正された化学的加熱パッドが、有効性を証明する十分な湿気を発生したこと、ならびにその結果得られる熱(図13cおよび図14a)および水蒸気シグネチャ(図14a)が、絶縁カバーおよび周囲焦点間隙を備える捕虫器内で使用されたときに非常に有効であることを示唆している。

Claims (16)

  1. 哺乳類の所定の特性を模倣する、ナンキンムシ用の捕虫器(10)であって、
    基部(22)、カバー(24)、および昆虫保持表面(18)を備える、ハウジング(20)と、
    加熱手段(12)であって、
    前記加熱手段は、気密保護パッケージングによって囲まれている化学的加熱パッドを備えるパッケージングされた化学的加熱パッドを備え、前記化学的加熱パッドは、自動的に、前記気密保護パッケージングを取り外した後に酸素によって活性化されると、赤外線熱(14)と水蒸気(16)の両方を発生する化学薬品を充填された半透膜を備え、
    前記カバーが基部/カバー界面(52)の周りの開口部(50)を画定するような仕方で前記基部に被さる位置に置かれ、
    前記開口部が1.5cm未満の深さ(d)を有し、
    前記開口部が、ナンキンムシを誘引するための少なくとも2つの誘引体信号(14’、16’)が少なくとも8時間の間に有効な動作を行える仕方で前記開口部から外へ方向付けられるようなサイズを有し、位置決めされ、
    前記少なくとも2つの誘引体信号(14’、16’)が、熱及び水蒸気を備えることを特徴とする加熱手段とを備える、ナンキンムシ用の捕虫器(10)。
  2. 前記開口部は、前記ナンキンムシ用の捕虫器の周囲に延在する請求項1に記載のナンキンムシ用の捕虫器(10)。
  3. 前記開口部は、ナンキンムシが前記ナンキンムシ用の捕虫器内に入ることができるサイズを有する複数の細孔、溝、または間隙(40)を備える請求項1または2に記載のナンキンムシ用の捕虫器(10)。
  4. 前記細孔、溝、または間隙(40)は、アップスタートまたは毛状構造(46)の間に配設される請求項3に記載のナンキンムシ用の捕虫器(10)。
  5. 前記化学薬品は、鉄粉、活性炭、触媒塩化ナトリウム、および結合水源を含む請求項1に記載のナンキンムシ用の捕虫器。
  6. 前記化学薬品は、反応速度を遅くする物質を含む請求項1または5に記載のナンキンムシ用の捕虫器(10)。
  7. 前記反応速度を遅くする前記化学薬品は、木炭およびゼオライトを含む請求項6に記載のナンキンムシ用の捕虫器。
  8. 結合水を放出する成分をさらに備える請求項1または5に記載のナンキンムシ用の捕虫器。
  9. 結合水を放出する前記成分は、セルロース、ゼオライト、および塩化ナトリウムを含む請求項8に記載のナンキンムシ用の捕虫器。
  10. 前記カバーは、絶縁材料を含む請求項1から9のいずれか一項に記載のナンキンムシ用の捕虫器(10)。
  11. 前記カバーは、反射内面を備える請求項1から10のいずれか一項に記載のナンキンムシ用の捕虫器(10)。
  12. 前記基部は、その周囲で上に突き出ているアップスタートまたは毛状構造(46)を備える請求項1から11のいずれか一項に記載のナンキンムシ用の捕虫器(10)。
  13. 前記基部は、前記化学薬品が置かれ、その周囲と前記化学薬品との間に前記昆虫保持表面が設けられている中心部を備える請求項1に記載のナンキンムシ用の捕虫器(10)。
  14. 前記昆虫保持表面は、粘着体である請求項13に記載のナンキンムシ用の捕虫器(10)。
  15. 前記加熱手段は、少なくとも8時間の期間内に約25℃の表面温度を発生させる請求項1から14のいずれか一項に記載のナンキンムシ用の捕虫器(10)。
  16. 気密保護パッケージングによって囲まれている化学的加熱パッドを備えるパッケージングされた化学的加熱パッドを使用してナンキンムシを捕獲する方法であって、
    前記化学的加熱パッドは、自動的に、前記気密保護パッケージングを取り外した後に酸素によって活性化されると、赤外線熱(14)と水蒸気(16)の両方を発生する化学薬品を充填された半透膜を備え、
    前記化学的加熱パッドが、ナンキンムシを誘引するための少なくとも2つの誘引体信号を発生し、
    前記少なくとも2つの誘引体信号が、熱及び水蒸気を備える、ナンキンムシを捕獲する方法。
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