JP5708096B2 - 偏光素子の製造方法 - Google Patents

偏光素子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5708096B2
JP5708096B2 JP2011061051A JP2011061051A JP5708096B2 JP 5708096 B2 JP5708096 B2 JP 5708096B2 JP 2011061051 A JP2011061051 A JP 2011061051A JP 2011061051 A JP2011061051 A JP 2011061051A JP 5708096 B2 JP5708096 B2 JP 5708096B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
island
metal
glass substrate
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011061051A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012198308A (ja
Inventor
啓友 熊井
啓友 熊井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2011061051A priority Critical patent/JP5708096B2/ja
Priority to US13/420,749 priority patent/US8549880B2/en
Priority to CN201210071393.6A priority patent/CN102681076B/zh
Publication of JP2012198308A publication Critical patent/JP2012198308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5708096B2 publication Critical patent/JP5708096B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/30Polarising elements
    • G02B5/3025Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state
    • G02B5/3058Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state comprising electrically conductive elements, e.g. wire grids, conductive particles

Description

本発明は、偏光素子の製造方法に関するものである。
偏光素子の一種として、偏光ガラスが知られている。偏光ガラスは無機物のみで構成できるため、有機物を含む偏光板に比べ、光に対する劣化が著しく少ない。したがって、近年高輝度化が進んでいる液晶プロジェクターにおいて有効な光学デバイスとして注目されている。
一般的な偏光ガラスとしては、特許文献1に記載されたものが公知であり、その製造方法は以下の通りである。
(1)塩化物、臭化物、及びヨウ化物の群から選択した少なくとも1つのハロゲン化物及び銀を含有する組成物から、所望の形状のガラス製品を作製する。
(2)そのガラス製品を、該ガラス製品中にAgCl、AgBr、又はAgIの結晶を生成せしめるのに十分な期間にわたり、歪み点より高いが、ガラスの軟化点からは約50℃は高くない温度にまで加熱し、結晶含有製品を作製する。
(3)この結晶含有製品を、結晶が少なくとも5:1のアスペクト比に伸長されるように、アニール点より高いが、ガラスが約108ポアズの粘度を示す温度より低い温度において応力下で伸長せしめる。
(4)その製品を、該製品上に化学的な還元表面層を発達せしめるのに十分な期間にわたり、約250℃より高いが、ガラスのアニール点からは約25℃は高くない温度の還元雰囲気に暴露する。ここで伸長ハロゲン化銀粒子の少なくとも一部は銀元素に還元されている。
一方、イオン交換法で銀又は銅をガラス表層中へ導入した後、銀又は銅のハロゲン化物の相を析出させ、これを伸長することでガラス製品の表層に偏光分離機能を有する層を形成する方法も知られている(特許文献2参照)。
特開昭56−169140号公報 特許第4394355号公報
特許文献1記載の製造方法では、ガラス製品中に万遍なくハロゲン化物が析出する一方で、還元工程ではガラス製品表層のハロゲン化物しか還元できないため、ガラス製品の厚さ方向の中央部分にハロゲン化物が残存する。そのため、偏光素子の透過率が低下し、液晶表示装置などに適用した場合、十分な明るさが得られない虞がある。
一方、特許文献2記載の方法によれば、ガラス製品の表層部にのみ銀又は銅を導入するので、還元されずに残るハロゲン化物に起因する上記の不具合を防止することができる。しかし、ガラス製品を高温(350℃〜750℃)の溶融塩中に8時間程度も浸漬させる必要があるため、環境負荷が高い。つまり、製造時の消費エネルギーが非常に多く、かつ生産性が悪い。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、光学特性に優れた偏光素子を簡便に製造する方法を提供することを目的の一つとする。
本発明の偏光素子の製造方法は、ガラス基板上に金属の被膜を形成する工程と、前記被膜を部分的に除去するとともに前記金属をハロゲン化することで、前記ガラス基板上に前記金属のハロゲン化物からなる島状膜を形成する工程と、前記ガラス基板を加熱延伸することで前記島状膜を伸長させ、前記ハロゲン化物の針状粒子を形成する工程と、前記針状粒子の前記ハロゲン化物を還元することで金属からなる針状金属粒子を形成する工程と、を有することを特徴とする。
本発明の偏光素子の製造方法は、ガラス基板上に金属の被膜を形成する工程と、前記被膜を部分的に除去するとともに前記金属をハロゲン化することで、前記ガラス基板上に前記金属のハロゲン化物からなる島状膜を形成する工程と、前記ガラス基板を加熱延伸することで前記島状膜を伸長させ、前記金属ハロゲン化物の針状粒子を形成する工程と、前記針状粒子の前記金属ハロゲン化物を還元することで金属からなる針状金属粒子を形成する工程と、を有することを特徴とする。
この製造方法によれば、ガラス基板の表面に金属ハロゲン化物の島状膜を形成し、この島状膜を延伸して針状粒子とした後、還元処理により針状金属粒子を形成しているので、金属ハロゲン化物を確実に還元処理することができる。したがって、金属ハロゲン化物の残存による光学特性の低下が生じることはない。また、薄膜形成工程を用いてガラス基板上に金属ハロゲン化物の島状膜を形成するので、イオン交換によりガラスの表層に金属を導入する従来との工程と比較して著しく簡便な工程で製造することができる。そのため、製造時の消費エネルギーを極めて少なくすることができ、生産性も高めることができる。
前記金属ハロゲン化物からなる前記島状膜を形成する工程が、前記被膜をエッチング処理することにより前記島状膜を形成する工程と、前記ガラス基板をハロゲン又はハロゲン化合物を含むガスに曝すことによって前記金属をハロゲン化する工程と、を有する製造方法としてもよい。
この製造方法によれば、被膜を島状に加工するエッチング処理と、島状膜を構成する金属のハロゲン化を別々の工程で行うので、それぞれの工程を最適化することができる。例えば、島状粒子の配置密度や形状を容易に制御することができる。またハロゲン化処理においては、生成する金属ハロゲン化物の物理的特性やハロゲン化の効率を優先してプロセスガスを選択することが可能となる。これらにより、偏光素子の光学特性の制御性を高めたり、製造効率を高めることが容易になる。
前記金属ハロゲン化物からなる前記島状膜を形成する工程が、前記被膜をハロゲン又はハロゲン化合物を含むガスのプラズマに曝すことで、前記被膜を部分的に除去しながら前記金属をハロゲン化する工程である製造方法としてもよい。
この製造方法によれば、一工程で被膜の加工とハロゲン化を実施することができ、短時間に効率良く金属ハロゲン化物からなる島状膜を形成することができる。
前記金属が、Au、Ag、Cu、Cd、Alから選ばれる1種又は2種類以上である製造方法としてもよい。
この製造方法によれば、偏光素子に好適な針状金属粒子を容易に得ることができる。
実施形態の偏光素子の製造方法を示す図。 島状膜形成工程後及び延伸工程後のガラス基板表面を示す平面図。 実施例1に係る島状膜のSEM写真。 実施例2に係る島状膜のSEM写真。 実施例3に係る島状膜のSEM写真。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
図1は、本実施形態の偏光素子の製造方法を示す図である。
本実施形態の偏光素子の製造方法は、図1に示すように、成膜工程S1と、島状膜形成工程S2と、延伸工程S3と、還元工程S4と、を有する。
成膜工程S1は、ガラス基板10上に金属の被膜11を形成する工程である。
ガラス基板10としては、特に限定されず、公知のいかなるガラス基板も用いることができる。これは、本実施形態の偏光素子の製造方法では、ガラス基板中に金属ハロゲン化物を析出させたり、ガラス基板の表面にイオン交換により金属イオンを導入したりする必要がなく、金属ハロゲン化物の被膜11を形成可能なものであればよいからである。具体的には、石英ガラス、ソーダライムガラス、サファイアガラス、ホウ珪酸ガラス、アルミノホウ珪酸ガラス等、偏光素子の用途に応じて種々のガラス基板を用いることができる。
被膜11の成膜方法は、所望の厚さの金属薄膜を形成できる方法であれば特に限定されず、気相法、液相法のいずれであってもよい。気相法を用いる場合に、物理蒸着法、化学蒸着法のいずれであってもよい。成膜種が金属であることと、成膜厚さが数nm〜数十nm程度であることから、スパッタ系の物理蒸着法を用いるのが簡便である。スパッタ系の物理蒸着法としては、マグネトロンスパッタリング、イオンビームスパッタリング、ECRスパッタリングなどを例示することができる。
なお、上記スパッタ系の物理蒸着法に代えて、真空蒸着法、分子線蒸着法(MBE)、イオンプレーティング法、イオンビーム蒸着法などの蒸発系の物理蒸着法を用いてもよいのはもちろんである。
成膜工程S1において、例えばスパッタ法を用いる場合、金属ターゲットとして、Au、Ag、Cu、Cd、Alから選ばれる1種又は2種以上の金属からなるターゲットを用い、Ar等の典型的なプロセスガスを用いて被膜11を成膜することができる。
次に、島状膜形成工程S2では、被膜11をハロゲン又はハロゲン化合物を含むガスのプラズマに曝す処理が実行される。これにより、成膜工程S1で形成した被膜11をエッチング処理して多数の島状粒子12aからなる島状膜12を形成する過程と、被膜11(島状膜12)を構成する金属をハロゲン化する過程とが同時に行われる。かかる島状膜形成工程S2により、ガラス基板10上に金属ハロゲン化物からなる島状粒子12aの集合体である島状膜12が形成される。
プラズマ処理に用いるプロセスガスとしては、ハロゲンガス(F、Cl、Br、I)、又はハロゲン化合物ガスを、単体又はAr等の不活性ガスとともに用いることができる。ハロゲン化合物としては、特に限定されるものではないが、BCl、BBr、BF等のホウ素化合物、CF、C等のフッ化炭素化合物、GeCl、GeF等のゲルマニウム化合物、SiCl、SiF等のシリコン化合物、SiHCl、SiHCl等のシラン化合物、NF、PF、SF、SnCl、TiCl、WF等を挙げることができる。
上記のプラズマ処理により、プラズマ中のハロゲンラジカルを被膜11を構成する金属と反応させ、被膜11を金属ハロゲン化物からなるものとする。形成される金属ハロゲン化物は、例えば、AgClx、AlF、AgF、AgBr、AgI、AlClx等である。
また、プラズマ処理中には、上記のハロゲン化反応とともに、イオンによるスパッタが生じるため、被膜11が徐々にエッチングされる。この作用を利用して被膜11を部分的に除去することで、多数の島状粒子12aが平面的に配置された島状膜12を形成する。
ここで図2(a)は、島状膜形成工程S2後のガラス基板表面を示す平面図である。図2(a)に示すように、上記プラズマ処理により、平面視で粒径が2〜8nm程度の金属ハロゲン化物(例えばAgClx、AlF等)からなる島状粒子12aが形成される。島状粒子12aの間の領域には、ガラス基板10の表面が露出した領域10aが形成される。
なお、本実施形態の島状膜形成工程S2では、被膜11をハロゲン化しつつ島状に残存させる必要があるため、生成した金属ハロゲン化物が過度にエッチングされてしまうことは好ましくない。そこで、通常の反応性ドライエッチングよりも基板バイアスを低くする、あるいは基板バイアスを印加しないようにすることで、ガラス基板10に入射するイオンの加速を緩やかにするとともに、ガラス基板10に垂直に入射するイオンの割合を低く抑えることが好ましい。島状膜形成工程S2におけるエッチレートは、被膜11の膜厚にもよるが、5nm/min〜100nm/minの範囲とすることが好ましい。
なお、本実施形態の島状膜形成工程S2では、被膜11を構成する金属のハロゲン化と、島状粒子12aの形成を同時に行うこととしたが、これらを別々の工程で行うこととしてもよい。すなわち、島状膜形成工程として、被膜11を部分的に除去して島状に形成するエッチング工程と、被膜11を構成する金属をハロゲン化するハロゲン化工程と、を有する工程を実行してもよい。上記エッチング工程とハロゲン化工程の順序は入れ替えてもよい。
上記エッチング工程としては、ドライエッチング処理を用いることが好ましく、不活性ガス(Ar等)を用いたスパッタエッチング処理が簡便であり、好適である。
また場合によっては、被膜11の加工のみを目的として、反応性ガス(Cl、BCl、HBr、CF、SF等)を用いた反応性ドライエッチング処理を実施してもよい。この場合の反応性ドライエッチング処理では、被膜11の金属をハロゲン化する必要はないため、島状粒子12aの全体がハロゲン化されない条件で加工したり、加工特性を優先して反応性ガスの種類を選択することができる。
上記ハロゲン化工程としては、ガラス基板10をハロゲン又はハロゲン化合物を含むガスに曝して被膜11を該ガスと接触させることで金属をハロゲン化する方法を用いることができる。例えば、ClガスやBrガスを含む雰囲気中でガラス基板10を加熱することで、被膜11の表面からハロゲン化を進行させる方法を用いることができる。
なお、ハロゲン化のみを目的としてハロゲンを含むプロセスガスを用いたプラズマ処理を実施してもよい。この場合には、被膜11の加工性を考慮する必要がないため、生成する金属ハロゲン化物の物理的特性やハロゲン化の効率を優先してプロセスガスを選択することができる。
次に、延伸工程S3では、図1(c)に示すように、加熱して軟化させたガラス基板10を、島状粒子12aが設けられているガラス基板10の面と平行な方向に引き延ばす。引き延ばす方法としては、ガラス基板10を面と平行な方向に引っ張る延伸処理であってもよく、圧力により薄く延ばす圧延処理であってもよい。延伸工程S3における加熱温度は特に限定されず、ガラス基板10が溶融させることなく軟化させることができる温度に加熱すればよい。
延伸工程S3により、ガラス基板10は延伸方向に引き延ばされるとともに薄く加工される。また、ガラス基板10上の島状粒子12aも延伸方向に引き延ばされ、図2(b)に示すように、ガラス基板10上で延伸方向(図示左右方向)に配向した多数の針状粒子12bとなる。針状粒子12bは、アスペクト比が5以上の細長い形状であり、例えば、幅1〜3nm、長さ5〜20nm程度の大きさである。
また、複数の針状粒子12bの間の領域には、図2(a)に示した領域10aが引き延ばされることによって、細長いスリット状の領域10bが形成される。このスリット状の領域10bの大きさは、島状粒子12aの形成密度により変化するが、幅1〜10nm、長さ3〜50nm程度である。
次に、還元工程S4では、ガラス基板10を、水素等の還元雰囲気中に配置するとともに加熱することで、針状粒子12bを構成する金属ハロゲン化物を還元する。これにより、ガラス基板10上に針状金属粒子12cが形成される。例えば、針状粒子12bがAgClxからなるものである場合には、Agからなる針状金属粒子12cが形成される。針状粒子12bがAlFからなるものである場合には、Alからなる針状金属粒子12cが形成される。
以上の工程により、ガラス基板10上に、基板面内の一方向に配向した多数の針状金属粒子12cがスリット状の領域10bを介して配列された偏光素子100を製造することができる。
本実施形態の製造方法により製造される偏光素子100は、可視光の波長よりも狭い幅の針状金属粒子12cが狭ピッチで配列されていることにより、透過光を所定の振動方向の直線偏光に分離する機能を奏する光学素子として用いることができる。
また従来の偏光ガラスでは、針状の金属粒子の配置密度は1μmあたり20本以下程度であったため、高い偏光分離特性を得るためには、針状の金属粒子をガラス基板の厚さ方向に広く分布させる必要があった。これに対して本実施形態の偏光素子では、針状金属粒子12cは、ガラス基板10の表面に高密度で配置されているため、任意の厚さのガラス基板10を用いることができ、薄型の偏光素子とすることも容易である。
以上に詳細に説明した本実施形態の製造方法によれば、薄膜形成技術を用いてガラス基板10の表面に金属ハロゲン化物の島状粒子12aを形成し、これを延伸、還元するので、金属ハロゲン化物を確実に還元することができ、金属のみからなる針状金属粒子12cを容易かつ確実に得ることができる。したがって、従来の偏光ガラスのようにガラス基板内部に金属ハロゲン化物が残留することによって、偏光素子の光透過率を低下させることがない。
また、島状粒子12aの形成に、スパッタやプラズマ処理などの薄膜形成技術を用いているため、イオン交換によりガラス基板の表層部に金属元素を導入するプロセスのように高温の溶融塩に長時間浸漬するといった製造工程が不要である。そのため、製造時の消費エネルギーを極めて少なくすることができ、環境負荷を小さくすることができる。また、本実施形態の製造方法は従来の製造方法よりも生産性に優れている。
また本実施形態の製造方法では、島状膜形成工程S2において被膜11を部分的に除去することで島状膜12を形成するので、島状粒子12aの配置密度を極めて容易に制御することができる。すなわち、偏光素子の光学特性を極めて容易に制御することが可能である。
また本実施形態の製造方法では、金属の被膜11を形成した後、これを島状に加工するとともにハロゲン化することで金属ハロゲン化物からなる島状粒子12aを形成するので、形成する金属ハロゲン化物の材質変更が極めて容易であり、従来の偏光ガラスの製造プロセスでは使用することができなかった材質であっても用いることが可能である。このように材質の選択範囲が広がることで、偏光素子の光学特性の制御が容易になり、生産性を高めることも容易になる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明の技術範囲は下記の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
金属ターゲットとしてAgターゲット(純度99.99%、厚さ5mm、円盤状)が取り付けられた平行平板型のスパッタリング装置の真空容器内に、ガラス基板を配置した(基板−ターゲット間距離110mm)。次いで、Arガス(純度99.999%、流量100sccm)を圧力0.4Paとなるように真空容器内に導入した状態で、Agターゲットに100Wの交流電力(発振周波数13.56MHz)を入力し、1分間の成膜を行った。これにより、スパッタされたAg粒子をガラス基板上に堆積させることで、厚さ10nmのAg膜を形成した。
次に、ICPドライエッチャー装置の真空容器内に、上記のAg膜が形成されたガラス基板を配置した。次いで、Clガス(流量50sccm)を圧力5.0Paとなるように真空容器内に導入した状態で、ICPアンテナに500Wの交流電力(発振周波数13.56MHz)を投入してCl2プラズマを形成し、基板バイアス0Wの条件でAg膜をプラズマ処理した。
上記のプラズマ処理により、島状膜をガラス基板上に形成することができた。図3に島状膜のSEM(走査型電子顕微鏡)写真を示す。図3に示す島状膜は、AgClxからなる粒径約50〜200nmの島状粒子が平面配置されるとともに、島状粒子間に基板面が露出した領域を有するものであった。
次に、ガラス基板を延伸することにより、AgClxからなる島状膜はガラス基板とともに引き延ばされ、図2(b)に示すような形状のAgClxからなる針状粒子12bを得ることができた。さらに、針状粒子12bを構成する金属ハロゲン化物を還元することにより、Agからなる針状金属粒子12cが形成された。
(実施例2)
上記実施例1と同様の条件で、ガラス基板上に厚さ10nmのAg膜を形成した。
次に、ICPドライエッチャー装置の真空容器内に、上記のAg膜が形成されたガラス基板を配置した。次いで、CFガス(流量20sccm)とCガス(流量30sccm)を圧力5.0Paとなるように真空容器内に導入した状態で、ICPアンテナに500Wの交流電力(発振周波数13.56MHz)を投入してフッ化炭素のプラズマを形成し、基板バイアス0Wの条件でAg膜をプラズマ処理した。
上記のプラズマ処理により、島状膜をガラス基板上に形成することができた。図4に島状膜のSEM写真を示す。図4に示す島状膜は、AgFからなる粒径約50nmの島状粒子が平面配置されるとともに、島状粒子間に基板面が露出した領域を有するものであった。
次に、ガラス基板を延伸することにより、AgFからなる島状膜はガラス基板とともに引き延ばされ、図2(b)に示すような形状のAgFからなる針状粒子12bを得ることができた。さらに、針状粒子12bを構成する金属ハロゲン化物を還元することにより、Agからなる針状金属粒子12cが形成された。
(実施例3)
金属ターゲットとしてAlターゲット(純度99.99%、厚さ5mm、円盤状)が取り付けられた平行平板型のスパッタリング装置の真空容器内に、ガラス基板を配置した(基板−ターゲット間距離110mm)。次いで、Arガス(純度99.999%、流量100sccm)を圧力0.4Paとなるように真空容器内に導入した状態で、Alターゲットに100Wの交流電力(発振周波数13.56MHz)を入力し、1分間の成膜を行った。これにより、スパッタされたAl粒子をガラス基板上に堆積させることで、厚さ10nmのAl膜を形成した。
次に、実施例2と同様にして、ICPドライエッチャー装置を用いてAl膜をプラズマ処理した。このプラズマ処理により、島状膜をガラス基板上に形成することができた。図5に島状膜のSEM写真を示す。図5に示す島状膜は、AlFからなる粒径約10〜50nmの島状粒子が平面配置されるとともに、島状粒子間に基板面が露出した領域を有するものであった。
次に、ガラス基板を延伸することにより、AlFからなる島状膜はガラス基板とともに引き延ばされ、図2(b)に示すような形状のAlFからなる針状粒子12bを得ることができた。さらに、針状粒子12bを構成する金属ハロゲン化物を還元することにより、Alからなる針状金属粒子12cが形成された。
(実施例4)
上記の実施例1乃至実施例3では、被膜11を構成する金属のハロゲン化と、島状粒子12aの形成とを同時に行ったが、実施例4では、これらを別々の工程で行った。具体的には、被膜を部分的に除去して島状膜を形成する島状膜形成工程と、形成された島状膜をハロゲン化するハロゲン化工程をこの順に実行した。
島状膜形成工程としては、ドライエッチング処理を用いることが好ましく、不活性ガス(Ar等)を用いたスパッタエッチング処理が簡便であり、好適である。本実施例での島状膜形成工程では被膜の金属をハロゲン化する必要はないため、島状粒子の全体がハロゲン化されない条件で加工したり、加工特性を優先して反応性ガスの種類を選択することができる。
具体的には、ICPドライエッチャー装置の真空容器内に、Ag薄膜が形成されたガラス基板を配置した。次いで、Arガス(流量50sccm)を圧力5.0Paとなるように真空容器内に導入した状態で、ICPアンテナに300Wの交流電力(発振周波数13.56MHz)を投入してArプラズマを形成し、基板バイアス60Wの条件でAg膜をプラズマ処理した。上記のプラズマ処理により、島状膜(島状Ag膜)をガラス基板上に形成することができた。この島状膜は、Agからなる粒径約50〜200nmの島状粒子が平面配置されるとともに、島状粒子間に基板面が露出した領域を有するものであった。
次に、ハロゲン化工程では被膜の加工性を考慮する必要がないため、生成する金属ハロゲン化物の物理的特性やハロゲン化の効率を優先してプロセスガスを選択することができる。
具体的には、ICPドライエッチャー装置の真空容器内に、島状Ag膜が形成されたガラス基板を配置した。次いで、Clガス(流量20sccm)とBClガス(流量40sccm)の混合ガスを圧力0.70Paとなるように真空容器内に導入した状態で、ICPアンテナに300Wの交流電力(発振周波数13.56MHz)を投入してClプラズマを形成し、基板バイアス0Wの条件でAg膜をプラズマ処理した。上記のプラズマ処理により、ハロゲン化した島状AgClx膜をガラス基板上に形成することができた。この島状膜は、AgClxからなる粒径約30〜150nmの島状粒子が平面配置されるとともに、島状粒子間に基板面が露出した領域を有するものであった。
次に、ガラス基板を延伸することにより、AgClxからなる島状膜はガラス基板とともに引き延ばされ、図2(b)に示すような形状のAgClxからなる針状粒子12bを得ることができた。さらに、針状粒子12bを構成する金属ハロゲン化物を還元することにより、Agからなる針状金属粒子12cが形成された。
実施例1乃至実施例4ではガラス基板上に金属のハロゲン化物からなる単層の島状膜を形成して、そのガラス基板を延伸した。しかし、金属のハロゲン化物からなる島状膜を単層形成しただけでは偏光素子としての性能が不十分であれば、ガラス基板上に金属のハロゲン化物からなる複数の島状膜を積層してからガラス基板を延伸してもよい。
この場合、1層目の金属のハロゲン化物からなる島状膜の上に透明な絶縁膜を形成し、その絶縁膜の上に2層目の金属のハロゲン化物からなる島状膜を形成する。1層目の金属のハロゲン化物からなる島状膜と2層目の金属のハロゲン化物からなる島状膜との間に絶縁膜を設けることにより、互いに積層された二つの島状膜同士が融合することが防止される。3層めの金属のハロゲン化物からなる島状膜が必要であれば、2層目の金属のハロゲン化物からなる島状膜の上に透明な絶縁膜をさらに形成し、該絶縁膜を介して3層めの金属のハロゲン化物からなる島状膜を形成すればよい。絶縁膜の材料としては、シリコン酸化物、シリコン窒化物、チタン酸化物やジルコニウム酸化物など透明な材料を用いることができる。絶縁膜の厚さとしては特に限定されないが、例えば100nmとすることができる。
このように複数の金属のハロゲン化物からなる島状膜を積層した後、ガラス基板を延伸することにより、複数の金属のハロゲン化物からなる島状膜はガラス基板とともに引き延ばされ、平面視で図2(b)に示すような形状の金属のハロゲン化物からなる針状粒子12bを得ることができる。さらに、針状粒子12bを構成する金属ハロゲン化物を還元することにより、針状金属粒子12cを形成することができる。
以上に説明したように、複数の材質を用いて図2(a)に示した島状膜12と同様の形状の島状膜を形成できることが確認された。これらの島状膜は、AgClx、AgF、あるいはAlFからなる島状粒子の集合体であることから、ガラス基板を延伸処理することによりガラス基板とともに引き延ばされ、図2(b)に示す形状の針状粒子12bを得ることができる。このように、本発明によれば、光学特性に優れた偏光素子を、従来よりも極めて小さい環境負荷で簡便に製造することができる。
10…ガラス基板、11…被膜、12…島状膜、12b…針状粒子、12c…針状金属粒子、100…偏光素子

Claims (4)

  1. ガラス基板上に金属の被膜を形成する工程と、
    前記被膜を部分的に除去するとともに前記金属をハロゲン化することで、前記ガラス基板上に前記金属のハロゲン化物からなる島状膜を形成する工程と、
    前記ガラス基板を加熱延伸することで前記島状膜を伸長させ、前記ハロゲン化物の針状粒子を形成する工程と、
    前記針状粒子の前記ハロゲン化物を還元することで金属からなる針状金属粒子を形成する工程と、
    を有することを特徴とする偏光素子の製造方法。
  2. 記ハロゲン化物からなる前記島状膜を形成する工程が、
    前記被膜をエッチング処理することにより前記被膜を島状に形成する工程と、
    前記ガラス基板をハロゲン又はハロゲン化合物を含むガスに曝すことによって前記金属をハロゲン化する工程と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の偏光素子の製造方法。
  3. 記ハロゲン化物からなる前記島状膜を形成する工程が、前記被膜をハロゲン又はハロゲン化合物を含むガスのプラズマに曝すことで、前記被膜を部分的に除去しながら前記金属をハロゲン化する工程であることを特徴とする請求項1に記載の偏光素子の製造方法。
  4. 前記金属が、Au、Ag、Cu、Cd、Alから選ばれる1種又は2種類以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の偏光素子の製造方法。
JP2011061051A 2011-03-18 2011-03-18 偏光素子の製造方法 Active JP5708096B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011061051A JP5708096B2 (ja) 2011-03-18 2011-03-18 偏光素子の製造方法
US13/420,749 US8549880B2 (en) 2011-03-18 2012-03-15 Method for producing polarizing element
CN201210071393.6A CN102681076B (zh) 2011-03-18 2012-03-16 偏光元件的制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011061051A JP5708096B2 (ja) 2011-03-18 2011-03-18 偏光素子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012198308A JP2012198308A (ja) 2012-10-18
JP5708096B2 true JP5708096B2 (ja) 2015-04-30

Family

ID=46813270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011061051A Active JP5708096B2 (ja) 2011-03-18 2011-03-18 偏光素子の製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8549880B2 (ja)
JP (1) JP5708096B2 (ja)
CN (1) CN102681076B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5821707B2 (ja) * 2012-03-05 2015-11-24 セイコーエプソン株式会社 偏光素子の製造方法
JP5810975B2 (ja) * 2012-03-05 2015-11-11 セイコーエプソン株式会社 偏光素子の製造方法
JP2014112137A (ja) * 2012-12-05 2014-06-19 Seiko Epson Corp 偏光素子の製造方法
US10209419B2 (en) 2013-09-17 2019-02-19 Corning Incorporated Broadband polarizer made using ion exchangeable fusion drawn glass sheets

Family Cites Families (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL125550C (ja) * 1963-05-06
US3540793A (en) * 1968-07-03 1970-11-17 Corning Glass Works Photochromic polarizing glasses
US3653863A (en) * 1968-07-03 1972-04-04 Corning Glass Works Method of forming photochromic polarizing glasses
US3954485A (en) * 1974-09-16 1976-05-04 Corning Glass Works Silver-free polarizing photochromic glasses
US4304584A (en) 1980-04-28 1981-12-08 Corning Glass Works Method for making polarizing glasses by extrusion
US4339256A (en) * 1980-12-19 1982-07-13 Simms Robert A Method of making polarized ophthalmic glass
US4479819A (en) * 1982-09-29 1984-10-30 Corning Glass Works Infrared polarizing glasses
US4486213A (en) * 1982-09-29 1984-12-04 Corning Glass Works Drawing laminated polarizing glasses
US5122907A (en) * 1991-07-03 1992-06-16 Polatomic, Inc. Light polarizer and method of manufacture
JP3359394B2 (ja) 1993-10-26 2002-12-24 京セラ株式会社 偏光素子
US5430573A (en) * 1993-12-15 1995-07-04 Corning Incorporated UV-absorbing, polarizing glass article
US5517356A (en) * 1993-12-15 1996-05-14 Corning Incorporated Glass polarizer for visible light
DE69502007T2 (de) * 1994-12-27 1998-11-12 Hoya Corp Polarisierendes Glas und Verfahren zu dessen Herstellung
US5864427A (en) * 1995-05-23 1999-01-26 Kyocera Corporation Polarizer and production method thereof
US6171762B1 (en) * 1996-03-28 2001-01-09 Corning Incorporated Polarizing glasses having integral non-polarizing regions
US6524773B1 (en) * 1996-03-28 2003-02-25 Corning Incorporated Polarizing glasses having integral non-polarizing regions
US5999315A (en) * 1996-04-26 1999-12-07 Kyocera Corporation Polarizer and a production method thereof and an optical isolator
WO1998047832A1 (en) * 1997-04-24 1998-10-29 Corning Incorporated Method of making glass having polarizing and non-polarizing regions
DE69802774T2 (de) * 1997-10-17 2002-08-08 Corning Inc Verfahren zum Herstellen von Glasgegenständen welche integriert polarisierende und nicht polarisierende Bereiche aufweisen
JPH11248935A (ja) * 1998-02-27 1999-09-17 Kyocera Corp 偏光子及びその製造方法
US6912087B1 (en) * 1998-05-14 2005-06-28 Corning Incorporated Ultra-thin glass polarizers and method of making same
DE19829970C2 (de) * 1998-07-04 2000-07-13 F O B Gmbh Verfahren zur Herstellung von UV-Polarisatoren
US6536236B2 (en) * 1999-03-23 2003-03-25 Corning, Incorporated Method of making a polarizing glass
US6122103A (en) * 1999-06-22 2000-09-19 Moxtech Broadband wire grid polarizer for the visible spectrum
JP4427837B2 (ja) * 1999-09-03 2010-03-10 住友化学株式会社 ワイヤーグリッド型偏光光学素子
JP2002055226A (ja) * 2000-08-07 2002-02-20 Nippon Sheet Glass Co Ltd 偏光素子及びその製造方法
CN1305966A (zh) * 2001-02-27 2001-08-01 湖北楚鹏纳米新材料有限公司 偏光玻璃及其制造方法
JP3549198B2 (ja) * 2001-09-21 2004-08-04 Hoya株式会社 偏光ガラス及びその製造方法
US6606885B2 (en) * 2001-10-09 2003-08-19 Corning Incorporated Infrared, glass polarizer and method
US7104090B2 (en) 2002-01-24 2006-09-12 Corning Incorporated Method of making polarizing glasses
US6563639B1 (en) * 2002-01-24 2003-05-13 Corning Incorporated Polarizing glasses
US7110179B2 (en) * 2002-12-19 2006-09-19 Corning Incorporated Polarizers and isolators and methods of manufacture
US7468148B2 (en) * 2005-10-24 2008-12-23 Corning Incorporated Visible polarizing glass and process
JP2007148046A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Nippon Zeon Co Ltd グリッド偏光フィルムの製造方法、グリッド偏光フィルム、および液晶表示装置
US20070125126A1 (en) * 2005-12-06 2007-06-07 Arisawa Mfg. Co., Ltd. Polarizing glass article and method of manufacturing same
US7618908B2 (en) * 2005-12-20 2009-11-17 Corning Incorporated Visible light optical polarizer made from stretched H2-treated glass
US20070153383A1 (en) * 2005-12-30 2007-07-05 Nicholas Francis Borrelli Method for making a wide optical polarizer using extrusion
US8114797B2 (en) * 2006-04-14 2012-02-14 Hoya Candeo Optronics Corporation Polarizing glass containing copper and optical isolator
JP5380796B2 (ja) * 2006-07-07 2014-01-08 ソニー株式会社 偏光素子及び液晶プロジェクター
EP2093595B1 (en) * 2006-12-15 2013-03-13 Okamoto Glass Co., Ltd. Glass polarizer for visible light
JP4128596B2 (ja) * 2006-12-26 2008-07-30 株式会社有沢製作所 偏光ガラスおよび偏光ガラスの製造方法
JP4928561B2 (ja) * 2007-04-13 2012-05-09 岡本硝子株式会社 ガラス偏光子およびその製造方法
US8179595B2 (en) * 2008-01-29 2012-05-15 Corning Incorporated Polarizing photorefractive glass
US20090190214A1 (en) * 2008-01-29 2009-07-30 Nicholas Francis Borrelli Polarizing photorefractive glass
US20090190215A1 (en) * 2008-01-29 2009-07-30 Nicholas Francis Borrelli Polarizing photorefractive glass
WO2010044472A1 (ja) * 2008-10-16 2010-04-22 Hoya Candeo Optronics株式会社 偏光ガラスおよび光アイソレーター

Also Published As

Publication number Publication date
US20120237674A1 (en) 2012-09-20
CN102681076B (zh) 2014-11-05
CN102681076A (zh) 2012-09-19
JP2012198308A (ja) 2012-10-18
US8549880B2 (en) 2013-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5708095B2 (ja) 偏光素子の製造方法
JP5708096B2 (ja) 偏光素子の製造方法
CN112736197B (zh) 一种改良相变材料的方法
WO2014034575A1 (ja) 透明電極付き基板の製造方法、および透明電極付き基板
CN103820784A (zh) 刻蚀剂组合物、金属图案的形成方法和阵列基板的制法
JP2010034027A (ja) 透明導電膜付き基板,その製造方法,透明導電膜付き基板を用いた表示素子及び透明導電膜付き基板を用いた太陽電池
CN104419932A (zh) 用于形成银或银合金的布线和反射层的蚀刻剂组合物
JP2012042983A (ja) 階調マスク
JP5810975B2 (ja) 偏光素子の製造方法
JP5821707B2 (ja) 偏光素子の製造方法
JP5803181B2 (ja) 偏光素子の製造方法
US20140293196A1 (en) Method for producing polarizing element, polarizing element, liquid crystal display device, and electronic apparatus
KR100905993B1 (ko) 인듐옥사이드-징크옥사이드의 건식 식각 방법
JP2014112137A (ja) 偏光素子の製造方法
CN107532282B (zh) 制造用于显示器制造的层堆叠的方法和其设备
JP2010080358A (ja) 透明導電膜付基板、及びそれを用いた表示素子及び太陽電池
KR20190002381A (ko) 은 박막의 식각액 조성물 및 이를 이용한 금속 패턴의 형성방법
WO2014030324A1 (ja) 透明金属膜、及びその製造方法
KR101796784B1 (ko) 액정표시장치용 어레이 기판의 제조방법
WO2020124794A1 (zh) Cu膜、薄膜晶体管及阵列基板的制备方法
KR101754418B1 (ko) 액정표시장치용 어레이 기판의 제조방법
CN117631118A (zh) 一种利用偏振涂层制备偏振片的方法
JPS62258428A (ja) 液晶装置作製方法
JP2005079122A (ja) 結晶性薄膜の作製方法
KR20040000123A (ko) 칼라필터 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140916

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5708096

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350