JP5704511B2 - 車載機器の取付構造 - Google Patents
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Description
一方、前記車載機器側には、一対のブラケットを取り付けている。このブラケットと前記ステイとをネジなどの締結部材を用いて締結し、車載機器をインストルメントパネルの搭載空間内に支持している。
上記の衝撃を吸収する技術としては、特許文献1(特開2007−185976号公報)に開示されるものがある。
前記特許文献1には、インストルメントパネル内に取り付ける車載機器の両側面に固定した一対の側板部材とステアリングサポートメンバに設けた一対のステイとの間にそれぞれ連結部材を介在させ、連結部材の構成要素である側板部材接合用フランジ部と前記側板部材とのうちいずれか一方に丸穴と長穴を設け、側板部材及び連結部材の接合を一体成型された丸穴カシメ用筒部及び長穴カシメ用筒部による圧着接合により行う構造が開示されている。
これより、特許文献1の構造では、車載機器に衝撃力が加わると、長穴圧接リング状部と長穴終端壁との圧接が解除されて、長穴カシメ用筒部が長穴内を摺動し、また連結部材を撓ませることで衝撃力を吸収することができる。
衝撃力が加わる場所や衝撃力の作用方向は様々であって、車載機器を支持する各連結部材が同様の変形形態を採らず、車載機器が車両幅方向および車両前方に回転するように変形をする場合がある。これにより、車載機器の周囲に取り付けられているガーニッシュ部材やオーナメント部材が外れることや、損傷する不都合がある。
また、車載機器の車両幅方向中央からずれた位置に衝撃力が作用する場合、衝撃力の作用箇所に近い位置に存在する連結部材は衝撃力作用箇所から遠い位置に存在する連結部材よりも大きく変形し、車載機器の回転によってインストルメントパネルが変形する場合がある。
また、図5、図6に示すように、ガーニッシュ部材108は、インストルメントパネル102にネジ110を用いて取り付けているが、オーナメント部材109は車室101の内側からクリップ111等の取付部材を用いてインストルメントパネル102に取り付けている。すると、車載機器107の車両幅方向中央からずれた位置に衝撃力が作用する場合、車両前方および車両幅方向に回転するように変形した車載機器107およびガーニッシュ部材108が、オーナメント部材109を車室101の内側に押し上げてしまうことになる。これより、オーナメント部材109が外れたり、損傷する不都合がある。
車載機器3が搭載されるインストルメントパネル2の搭載空間4の周囲には、四角枠形状のガーニッシユ部材10が配置されている。さらに、ガーニッシュ部材10の周囲には、オーナメント部材11が配置されている。ガーニッシュ部材10は、図3・図4に示すように、ネジ12等の締結部材を用いて車載機器3の両側面に取り付けた後述のブラケット14・15やインストルメントパネル2に取り付けられる。一方、オーナメント部材11は、ネジ等の締結部材は用いず、クリップ13を用いてインストルメントパネル1に取り付けられる。
前記ブラケット15は、車載機器3の側面に沿うように接する第一フランジ部16を備えている。第一フランジ部16は、車両前後方向を長手方向とし、車両上下方向を短手方向とする形状を有し、ブラケット15を車載機器3の側面に固定するための貫通穴17が設けられている。第一フランジ部16は、この貫通穴17に貫通させたネジ18等の締結部材を用いて車載機器3に固定される。
前記第一フランジ部16の長手方向で車両前方の一端部には、図4に示すように、車載機器3の側面から車両幅方向外側に向かって離れるように位置する突出部19を設けている。突出部19には、第一フランジ部16から車両幅方向外側の方向に突出するピン20を設けている。ピン20には、ピン20の周囲を覆うように装着される弾性部材からなる短円柱形状のブッシュ21が装着されている。ピン20とブッシュ21は、前記ステイ7の先端の切欠溝9にはめ込まれる挿込部22を形成している。
ブラケット15を取り付けた車載機器3がインストルメントパネル2の搭載空間4に搭載されると、挿込部22のブッシュ21はステアリングサポートメンバ5に設けられたステイ7の切欠溝9にはめ込まれ、車載機器3がステアリングサポートメンバ5に支持される。
前記挿込部22のピン20の先端は、下面部24を貫通して上面部25で囲んだ位置に配置されている。また、挿込部22のブッシュ21は、下面部24と上面部25とで挟むように囲んだ位置に配置されている。挿込部22は、コの字部材23の下面部24および上面部25によって挟まれる位置関係にある。
これにより、この車載機器3の取付構造は、車載機器3をインストルメントパネル2に取り付けた状態で挿込部22に挿し込まれたステイ7がコの字部材23の下面部24および上面部25によって挟まれることで、車載機器3やその周囲に衝撃力が加わってブラケット15に衝撃力が作用した際に、挿込部22がステイ7から外れることを抑制できる。
なお、コの字部材23の下面部24は、第一フランジ部16の突出部19で構成しても良い。この場合、コの字部材23は、第一フランジ部16の突出部19と上面部25と縦面部26とからなる構成となり、本実施例と同様の効果が得られる。
さらに、第一フランジ部16は、コの字部材23の縦面部26に接して第一フランジ部16の長手方向の他端側(車両後側)に延設された長手部材28を備えている。長手部材28は、その中央に車両幅方向外側に尾根状に突出する凸部29を備え、この凸部29は第一フランジ部19の長手方向に沿って設けられる。これより、長手部材28は、突部29の両側に第一フランジ部16の長手方向に延びる傾斜面部30・31を備え、断面がL型の山形鋼形状を有している。
前記長手部材28は、短手方向(車両上下方向)の傾斜面部30・31の両端部がそれぞれ第一フランジ部16に接しており、この両端部を第一フランジ部16に溶接により固定している。また、長手部材28は、コの字部材23の縦面部26と接する傾斜面部30・31の長手方向一端を縦面部26に溶接により固定している。
前記ブラケット15は、第一フランジ部16の長手方向の他端から、第一フランジ部16に対して車両幅方向外側に向かって延びる第二フランジ部32を備えている。第二フランジ部32は、複数の貫通穴33・34を備えている。一部の複数の貫通穴33は、ブラケット15をインストルメントパネル2に取り付けるのに用いる。他の複数の貫通穴34は、第二フランジ部32に前記ガーニッシュ部材10を取り付けるのに用いられる。それらは、いずれもネジ12等の締結部材を用いて取り付ける。なお、図3においては、インストルメントパネル2に第二フランジ部32をガーニッシュ部材10とネジ12で共締めしている。
これにより、この車載機器3の取付構造は、車載機器3やその周囲に衝撃力が加わってブラケット15に衝撃力が作用した際に、挿込部22が設けられる第一フランジ部16の長手方向の一端部の変形を抑え、車載機器3の周囲に取り付けられている周辺部品であるガーニッシュ部材10の外れや損傷する不都合を防止できる。
一方、オーナメント部材11は、図4に示すように、A−A断面位置とは異なる車両高さ位置のB−B断面位置において、裏側に設けたボス部35に前記クリップ13を取り付け、インストルメントパネル2側に設けた貫通穴36にクリップ13を貫通させて、インストルメントパネル2に取り付けている。
図4に示すように、車載機器3やガーニッシュ部材10、オーナメント部材11に衝撃力が加わると、その衝撃力が挿込部22に伝わる。挿込部22およびステイ7は、コの字部材23の下面部24および上面部25によって挟み込むように囲んだ状態にあることから、コの字部材23から外れにくくなる。万が一、挿込部22がステイ7から外れてしまっても、図1に示す一対のステイ6・7のうち、一方のステイ7がブラケット15に設けたコの字部材23の上面部25に接触して規制されるとともに、他方のステイ6はブラケット14に設けたコの字部材の下面部に接触して規制されることから、車載機器3が大きく回転することを防止できる。
また、ブラケット15は、長手部材28の長手方向の一端がコの字部材23の縦面部26に接して配置されていることで、挿込部22が配置されている第一フランジ部16の長手方向一端部が局所的に折れ曲がることを防止できる。これにより、車載機器3の回転変形を抑制することができる。また、車載機器3の回転変形が抑制されることで、車載機器3の回転によるガーニッシュ部材10の回転変形が防止できる。これにより、クリップ13等の挿し込みによって取り付けるオーナメント部材11が外れてしまったり、破損してしまうということを防止できる。
2 インストルメントパネル
3 車載機器
4 搭載空間
5 ステアリングサポートメンバ
6 ステイ
7 ステイ
8 切欠き溝
9 切欠き溝
10 ガーニッシュ部材
11 オーナメント部材
12 ネジ
13 クリップ
14 ブラケット
15 ブラケット
16 第一フランジ部
19 突出部
20 ピン
21 ブッシュ
22 挿込部
23 コの字部材
24 下面部
25 上面部
26 縦面部
28 長手部材
29 凸部
30 傾斜面部
31 傾斜面部
32 第二フランジ部
Claims (1)
- 車両の幅方向に沿って設けられる車体強度部材に取り付けられたステイを用いて車室前部のインストルメントパネルに取り付ける車載機器の取付構造において、前記車載機器にはその両側面に一対のブラケットを設け、前記ブラケットは前記車載機器の側面に沿うように設ける第一フランジ部を備え、前記第一フランジ部の長手方向の一端部には、前記第一フランジ部から突出するピンとこのピンの周囲を覆うように装着されるブッシュとからなる挿込部を形成し、前記挿込部を前記ステイに挿し込んで前記車載機器を前記車体強度部材に支持させ、前記第一フランジ部の長手方向の一端部には、前記第一フランジ部の長手方向の一端側に向かって開放する形状で前記挿込部の先端周囲を囲むコの字部材を設け、前記コの字部材は前記第一フランジ部に接して取り付けられる下面部と、この下面部よりも車両幅方向外側に位置する上面部と、これら下面部および上面部の一端の夫々を接続する縦面部とを備え、前記挿込部は前記コの字部材の下面部および上面部によって挟まれる位置関係になるように設け、前記第一フランジ部は前記縦面部に接してこの縦面部よりも第一フランジ部の長手方向の他端側に延びる長手部材を備え、前記長手部材は短手方向の中央に長手方向に沿って車両幅方向外側に突出する凸部を備えることを特徴とする車載機器の取付構造。
Priority Applications (1)
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JP2011098250A JP5704511B2 (ja) | 2011-04-26 | 2011-04-26 | 車載機器の取付構造 |
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