JP5704403B2 - 車体後部構造 - Google Patents
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Description
リヤフェンダにリヤコンビネーションランプが設けられている車体後部構造に関する。
この問題に対して、例えば特許文献1に開示されているように、車両前後方向へ直線状に延出されたリヤフェンダ本体と、リヤフェンダ本体の後端から車内側へ湾曲されて車体の後側角部を構成する湾曲部とをリヤフェンダに設け、車両の前方から流れてきた走行風を当てて剥離させる突出部を前記湾曲部の外面に設け、突出部の前端縁を斜め後ろ下方に延出させた構造があった。
上記従来の技術によれば、剥離した走行風の下縁を前記突出部によって斜め後ろ下方に向かわせることができ、このように斜め後ろ下方に向かう走行風と、リヤホイールハウスの前半で剥離して後方に流れる乱れた走行風との相乗効果により、前記突出部で剥離した走行風を後方へ逃がして車体後面への走行風の巻き込みを防止することができる。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、車体後面への走行風の巻き込みを防止できる構造でありながら、デザインの自由度を上げることができ、車体側面から車体後面に向かって連続した滑らかなつながりを持つ丸い形状のデザインにも適用できる車体後部構造を提供する点にある。
リヤフェンダにリヤコンビネーションランプが設けられている車体後部構造であって、
前記リヤフェンダに車両側面視で円弧状の背面が形成され、
前記リヤコンビネーションランプは、車両側面視で前記リヤフェンダの背面に沿う円弧状に前記背面から突出するとともに、車幅方向に幅狭のフィン状に形成されている点にある。(請求項1)
しかし、本発明の上記構成によれば、前記リヤフェンダに車両側面視で円弧状の背面が形成され、前記リヤコンビネーションランプは、車両側面視で前記リヤフェンダの背面に沿う円弧状に前記背面から突出しているから、車体後面に回り込もうとする走行風にリヤコンビネーションランプの側面が立ちはだかり、走行風が車体後面に回り込むのを阻止することができる。
また、リヤコンビネーションランプは車幅方向に幅狭のフィン状に形成されているから、リヤコンビネーションランプがリヤフェンダの背面に沿って線状に延びた状態になり、リヤフェンダの曲面状の背面の流れるイメージがリヤコンビネーションランプで分断・阻害されるのを防ぐことができる。
つまり、車体側面から車体後面に向かって連続した滑らかなつながりを持つ丸い形状のデザインにも本発明の上記構成を適用することができる。(請求項1)
前記リヤコンビネーションランプの上端はウエストラインよりも上方に配置されていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前記リヤコンビネーションランプは前記リヤフェンダの背面に車幅方向に複数並設されていると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
また、リヤコンビネーションランプが複数設けられていることで、リヤコンビネーションランプを幅狭のフィン状にしたにもかかわらず、必要な光量を確保することができる。(請求項3)
前記リヤコンビネーションランプの光源はLEDランプで構成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
言い換えれば、リヤコンビネーションランプの光源がLEDランプで構成されていることで、リヤコンビネーションランプの幅を薄くできて、リヤコンビネーションランプの曲面状の背面の流れに沿った線状に形成することができ、デザインの流れるような丸みを帯びた意匠を保つことができる。(請求項4)
車体後面への走行風の巻き込みを防止できる構造でありながら、デザインの自由度を上げることができ、車体側面から車体後面に向かって連続した滑らかなつながりを持つ丸い形状のデザインにも適用できる車体後部構造を提供することができた。
本発明の車体後部構造は左右対称であり、本実施形態及び別実施形態では、右側の車体後部構造を例に挙げて説明し、左側の車体後部構造については説明を省略する。
(1) 図6に示すように、前方から車両側面に沿って流れる走行風(図6に多数の細線Xで示してある)はリヤバンパ3に近い下側ではウエストラインL1に連続した後ろ側ラインL2で剥離しているが、リヤバンパ3とリヤドア2との間のリヤフェンダ1のゆるやかな曲面の背面8上(図6のZの範囲)では、リヤフェンダ1に滑らかな丸みを持たせたデザインの為、走行風が剥離することなくウエストラインL1を越えて、車体後面に回り込もうとする。しかし、この回り込もうとした走行風に略垂直にリヤコンビネーションランプ4の側面が立ちはだかり、走行風が車体後面に回り込むのを阻止することができる。
図5に示すように、リヤコンビネーションランプ4により走行風(図5に細線Xで示してある)の車体後面への回り込みが阻止されて、走行風が後方に向かっている様子を確認することができる。
また、リヤコンビネーションランプ4は車幅方向に幅狭のフィン状に形成されているから、リヤコンビネーションランプ4がリヤフェンダ1の背面8に沿って線状に延びた状態になり、リヤフェンダ1の曲面状の背面8の流れるイメージがリヤコンビネーションランプ4で分断・阻害されるのを防ぐことができる。
つまり、車体側面から車体後面に向かって連続した滑らかなつながりを持つ丸い形状のデザインにも本発明の上記構成を適用することができる。
そして、車幅方向内側W1のリヤコンビネーションランプ4の頂面4T1が、車幅方向外側W2のリヤコンビネーションランプ4の頂面4T2よりも前記背面8の径方向外方側に位置しているから、前記走行風を、車幅方向内側W1のリヤコンビネーションランプ4でより確実に阻止することができる。
また、リヤコンビネーションランプ4が複数設けられていることで、リヤコンビネーションランプ4を幅狭のフィン状にしたにもかかわらず、必要な光量を確保することができる。
言い換えれば、リヤコンビネーションランプ4の光源がLEDランプで構成されていることで、リヤコンビネーションランプ4の幅みを薄くできて、リヤコンビネーションランプ4の曲面状の背面8の流れに沿った線状に形成することができ、デザインの流れるような丸みを帯びた意匠を保つことができる。
前記リヤコンビネーションランプ4は2個に限らず、3個以上のリヤコンビネーションランプ4がリヤフェンダ1の背面8に車幅方向に並設されていてもよい。
4 リヤコンビネーションランプ
4J リヤコンビネーションランプの上端
8 リヤフェンダの背面
L1 ウエストライン
Claims (4)
- リヤフェンダにリヤコンビネーションランプが設けられている車体後部構造であって、
前記リヤフェンダに車両側面視で円弧状の背面が形成され、
前記リヤコンビネーションランプは、車両側面視で前記リヤフェンダの背面に沿う円弧状に前記背面から突出するとともに、車幅方向に幅狭のフィン状に形成されている車体後部構造。 - 前記リヤコンビネーションランプの上端はウエストラインよりも上方に配置されている請求項1記載の車体後部構造。
- 前記リヤコンビネーションランプは前記リヤフェンダの背面に車幅方向に複数並設されている請求項1又は2記載の車体後部構造。
- 前記リヤコンビネーションランプの光源はLEDランプで構成されている請求項1〜3のいずれか一つに記載の車体後部構造。
Priority Applications (1)
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JP2011225090A JP5704403B2 (ja) | 2011-10-12 | 2011-10-12 | 車体後部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011225090A JP5704403B2 (ja) | 2011-10-12 | 2011-10-12 | 車体後部構造 |
Publications (2)
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JP2013082399A JP2013082399A (ja) | 2013-05-09 |
JP5704403B2 true JP5704403B2 (ja) | 2015-04-22 |
Family
ID=48528059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011225090A Active JP5704403B2 (ja) | 2011-10-12 | 2011-10-12 | 車体後部構造 |
Country Status (1)
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