JP5704122B2 - 負極ペースト及び負極ペーストの製造方法 - Google Patents

負極ペースト及び負極ペーストの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5704122B2
JP5704122B2 JP2012132032A JP2012132032A JP5704122B2 JP 5704122 B2 JP5704122 B2 JP 5704122B2 JP 2012132032 A JP2012132032 A JP 2012132032A JP 2012132032 A JP2012132032 A JP 2012132032A JP 5704122 B2 JP5704122 B2 JP 5704122B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative electrode
active material
paste
electrode active
material particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012132032A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013257978A (ja
Inventor
蛭田 修
修 蛭田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2012132032A priority Critical patent/JP5704122B2/ja
Publication of JP2013257978A publication Critical patent/JP2013257978A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5704122B2 publication Critical patent/JP5704122B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

本発明は、負極活物質粒子及びカルボキシメチルセルロース(CMC)を水に分散させてなるリチウムイオン二次電池用の負極ペースト、並びに、この負極ペーストの製造方法に関する。
従来より、負極活物質粒子及びCMCを水に分散させてなるリチウムイオン二次電池(以下、単に電池とも言う)用の負極ペーストが知られている。この負極ペーストは、例えば、以下のようにして製造する。まず、負極活物質粒子とCMCを水の一部で混練して、活物質ペーストを作製する。その後、この活物質ペーストに、水の残部を加えて更に混練して、負極ペーストを作製する。なお、関連する従来技術として、例えば特許文献1が挙げられる。
特開2007−042620号公報
一般に、負極ペーストにおけるCMCの配合量(wt%)を少なくし過ぎると、負極ペーストにおける負極活物質粒子の分散が不十分になり、負極活物質粒子が大きな凝集体(継粉、ダマ、ツブ)を形成する傾向がある。この場合、負極ペーストを電極箔に塗布するにあたり、この凝集体によって塗装機やフィルタに目詰まりが生じたり、電極箔に形成された塗膜にスジ(スジ引き)が生じることがある。また、この負極活物質粒子の凝集体を負極活物質層(負極合剤層)に含んだ負極板を用いた電池では、電池容量が小さくなることがある。大きな凝集体の内部に位置する負極活物質粒子には、十分な量の電解液が届かず、リチウムイオンを吸蔵・放出し難い(電池反応を生じ難い)ためと考えられる。
一方、負極ペーストにおけるCMCの配合量を多くし過ぎると、これを用いて製造した電池で電池内部抵抗が大きくなることがある。負極活物質粒子の表面に吸着したCMCはリチウムイオンの移動を妨げるために、CMCが多過ぎると、電池反応が抑制されるためと考えられる。
しかしながら、このような傾向は、負極ペーストにおけるCMCの配合量の多寡だけでは、必ずしも説明できない。即ち、CMCの配合量を比較的少なくしたにも拘わらず、負極活物質粒子の大きな凝集体が生じないこともある。一方、CMCの配合量を多くしたにも拘わらず、電池内部抵抗が上昇しない場合もあるからである。本発明者は、その理由を鋭意検討した結果、負極ペーストにおいて実際に負極活物質粒子に吸着しているCMCの量が重要であることを見出し、本発明に到った。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、負極活物質粒子の分散状態が良好で、かつ、CMCの過多に伴う電池内部抵抗の上昇を防止した負極ペースト、及び、この負極ペーストの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な炭素材料からなる負極活物質粒子と、カルボキシメチルセルロースと、スチレンブタジエンゴム粒子を含むSBRエマルジョンと、を水に分散させてなるリチウムイオン二次電池用の負極ペーストであって、前記負極活物質粒子の0.10〜0.40wt%に相当する量の前記カルボキシメチルセルロースが、前記負極活物質粒子に吸着されてなる負極ペーストである。
この負極ペーストは、負極活物質粒子の分散状態が良好である。疎水性である負極活物質粒子の表面に、親水性であるカルボキシメチルセルロース(CMC)が十分な量(負極活物質粒子に対し0.1wt%以上)吸着されているので、個々の負極活物質粒子が水に馴染み易くなって、凝集体を生じ難く、負極活物質粒子の分散状態が良好になると考えられる。
かくして、この分散状態の良い負極ペーストを用いて電池を製造すれば、負極ペーストを電極箔に塗布する際、塗装機やフィルタに目詰まりが生じることを防止できる共に、塗膜に大きなスジ(スジ引き)が生じることを防止できる。また、負極活物質粒子の大きな凝集体の存在に起因して電池容量が小さくなることも防止できる。
また、この負極ペーストでは、負極活物質粒子に実際に吸着されたCMCの量を適切に制限している(負極活物質粒子に対し0.4wt%以下)ので、これを用いて製造した電池では、電池内部抵抗が大きくなることも防止できる。即ち、負極ペーストにおいて負極活物質粒子の表面に吸着して皮膜を形成しているCMCは、負極活物質層を形成したときでも、負極活物質粒子の表面で皮膜を形成している。このため、リチウムイオンの吸蔵・放出が妨げられ、電池内部抵抗が大きくなる。一方、負極ペーストにおいて負極活物質粒子に吸着していないCMCは、電極箔に塗布した負極ペーストを乾燥させたときに、収縮して粒子状となる。このため、この粒子状のCMCが負極活物質粒子の近傍に存在していても、リチウムイオンの吸蔵・放出が妨げられず、電池内部抵抗は大きくならない。従って、負極活物質粒子に吸着されたCMCの量を適切に制限した負極ペーストを用いて電池を製造することで、電池内部抵抗が大きくなるのを防止できる。
更に、負極活物質粒子をなす炭素材料は、一般に単独では特に水に分散し難く大きな凝集体を形成し易い。このため、炭素材料に前述のように十分な量のCMC(負極活物質粒子に対し0.1wt%以上)を吸着させることで、負極活物質粒子の分散状態を良好にできる。
なお、負極ペーストにおいて負極活物質粒子に吸着されたCMCの量は、負極活物質粒子に対し0.10〜0.30wt%とするのが好ましい。電池内部抵抗を特に小さくできるからである。
更に、負極ペーストにおいて負極活物質粒子に吸着されたCMCの量は、負極活物質粒子に対し0.20〜0.30wt%とするのが特に好ましい。電池内部抵抗を特に小さくできると共に、電池容量を特に大きくできるからである。
なお、「リチウムイオンを吸蔵・放出可能な炭素材料からなる負極活物質粒子」としては、具体的には、炭素材料である、天然黒鉛、人造黒鉛、カーボンブラック、アセチレンブラック、活性炭、カーボンファイバ、コークス、ソフトカーボン(易黒鉛化炭素材料)、ハードカーボン(難黒鉛化炭素材料)などが挙げられる。
また、他の態様は、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な炭素材料からなる負極活物質粒子と、カルボキシメチルセルロースと、スチレンブタジエンゴム粒子を含むSBRエマルジョンと、を水に分散してなり、前記負極活物質粒子の0.10〜0.40wt%に相当する量の前記カルボキシメチルセルロースが、前記負極活物質粒子に吸着されてなるリチウムイオン二次電池用の負極ペーストの製造方法であって、前記負極活物質粒子と前記カルボキシメチルセルロースとを前記水の一部で混練すると共に、前記負極活物質粒子に前記カルボキシメチルセルロースを吸着させて、活物質ペーストを作製する第1混練工程と、前記活物質ペーストに、前記SBRエマルジョンと前記水の残部とを加えて混練して、前記負極ペーストを作製する第2混練工程と、を備える負極ペーストの製造方法である。
このように第1混練工程及び第2混練工程を行って負極ペーストを製造することで、負極活物質粒子の0.10〜0.40wt%に相当する量のCMCが、負極活物質粒子に吸着した負極ペーストを容易に製造できる。なお、負極ペーストにおけるCMCの配合量は、負極活物質粒子に吸着される量よりも多くするが、その配合量は適宜変更すればよい。
なお、「第1混練工程」及び「第2混練工程」は、それぞれ、例えば、ホモジナイザ、プラネタリーミキサ、ジェットミル、超音波分散機、ディスパ(攪拌翼)等のメディアレス分散機や、押出混練機で行うことができる。これらの機器は、「第1混練工程」と「第2混練工程」とで、同じ機器を続けて用いてもよいし、異なる機器を用いてもよい。また、ビーズミルやボールミル等の分散機に、ガラス、ジルコニア等のセラミックビーズを投入して分散を行うメディア分散手法を用いて、活物質ペースト及び負極ペーストを作製してもよい。
なお、負極ペーストにおいて負極活物質粒子に吸着されたCMCの量は、負極活物質粒子に対し、0.10〜0.30wt%とするのが好ましく、更には、0.20〜0.30wt%とするのが特に好ましい。
また、第1混練工程における混練は、固練りとするのが好ましい。固練りを行うことで、負極活物質粒子に大きなせん断力を掛けることができるので、負極活物質粒子をより良好に分散させることができるからである。
なお、「固練り」とは、200rpm以下の低速回転で、少なくとも混練開始時における粘度が10,000mPa・s以上の高粘度のペーストを混練することを指す。
更に、上記の負極ペーストの製造方法であって、前記活物質ペーストは、固形分濃度が65.0wt%以下である負極ペーストの製造方法とすると良い。
活物質ペーストの固形分濃度が65.0wt%を越えると、第1混練工程で活物質ペーストを作製する際、水が少な過ぎて十分な混練ができなくなる(均一な活物質ペーストができなくなる)おそれがある。これに対し、上記の負極ペーストの製造方法では、活物質ペーストの固形分濃度を65.0wt%以下としているので、分散状態の良い均一な活物質ペーストを容易かつ確実に作製できる。
実施形態に係り、リチウムイオン二次電池の斜視図である。 実施形態に係り、リチウムイオン二次電池の縦断面図である。 実施形態に係り、正極板及び負極板をセパレータを介して互いに重ねた状態を示す、電極体の展開図である。 実施形態に係る負極ペーストの製造方法を示す説明図である。 第1混練工程の固形分濃度Ncを変えた場合における、混練時間TとCMC吸着量Mとの関係を示すグラフである。 固練り時間Tcの長さを変えた場合における、混練時間TとCMC吸着量Mとの関係を示すグラフである。 実施例1〜5及び比較例1〜4に関し、負極ペーストにおけるCMC吸着量Mcと負極ペーストに含まれる粒の大きさBcとの関係を示すグラフである。 実施例1〜5及び比較例1〜4に関し、負極ペーストにおけるCMC吸着量Mcと電池容量Ccとの関係を示すグラフである。 実施例1〜5及び比較例1〜4に関し、負極ペーストにおけるCMC吸着量Mcと電池内部抵抗Rcとの関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1及び図2に、リチウムイオン二次電池100(以下、単に電池100とも言う)を示す。また、図3に、この電池100を構成する捲回型の電極体120を展開した状態を示す。この電池100は、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両や、ハンマードリル等の電池使用機器に搭載される角型の密閉型電池である。この電池100は、直方体形状の電池ケース110と、この電池ケース110内に収容された扁平状捲回型の電極体120と、電池ケース110に支持された正極端子150及び負極端子160等から構成されている。また、電池ケース110内には、非水系の電解液115が保持されている。
このうち電極体120は、帯状の正極板121と帯状の負極板131とを、樹脂製の多孔質膜からなる帯状の2枚のセパレータ141,141を介して互いに重ねて(図3参照)、軸線周りに捲回し、扁平状に圧縮したものである。
正極板121は、芯材として、アルミニウムからなる帯状の正極電極箔122を有する。この正極電極箔122の幅方向の一部(図3中、下方)の両主面には、それぞれ長手方向(図3中、左右方向)に帯状に延びる正極活物質層(正極合剤層)123,123が形成されている。この正極活物質層123は、正極活物質粒子と導電材と結着剤とから形成されている。本実施形態では、正極活物質粒子としてリチウム・コバルト・ニッケル・マンガン複合酸化物(具体的にはLiCo1/3Ni1/3Mn1/32 )の粒子を、導電材としてカーボンブラック(具体的にはアセチレンブラック)を、結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVDF)を用いている。
負極板131は、芯材として、銅からなる帯状の負極電極箔132を有する。この負極電極箔132の幅方向の一部(図3中、上方)の両主面には、それぞれ長手方向に帯状に延びる負極活物質層(負極合剤層)133,133が形成されている。この負極活物質層133は、次述する負極ペースト70を負極電極箔132に塗工し、乾燥させることにより形成したものであり、負極活物質粒子10と分散剤20と結着剤30とから構成されている。本実施形態では、負極活物質粒子10として天然黒鉛粒子を、分散剤20としてカルボキシメチルセルロース(CMC)を、結着剤30としてスチレンブタジエンゴム(SBR)粒子を用いている。
負極活物質層133の形成に用いる負極ペースト70は、上述の負極活物質粒子10と、CMC20と、SBR粒子30を含むSBRエマルジョン30xとを水(具体的にはイオン交換水)40に分散させたものである。負極活物質粒子10とCMC20とSBRエマルジョン30x(固形分)と水40の混合割合は、重量比で48:1:1:50である。また、この負極ペースト70の粘度Pcは、770mPa・sである。また、この負極ペースト70では、CMC20のうち、負極活物質粒子10の0.10〜0.40wt%に相当する量が、負極活物質粒子10の表面に吸着されている。本実施形態では、具体的には、CMC吸着量Mcは、負極活物質粒子10に対し、0.28wt%である。
なお、負極ペースト70の粘度Pc(mPa・s)は、E型粘度計により測定した。測定条件は、コーンNo.4を用い、室温で、回転数20rpmとした。
また、CMC吸着量Mc(wt%)は、次のようにして求める。まず、負極ペースト(但し、SBRエマルジョン30xは添加されていない)を、イオン交換水で10倍に希釈した後、回転数30,000rpmで30分間、遠心分離処理を行って、液体(上澄み液)と固形分とに遠心分離する。
次に、上澄み液を採取し、この上澄み液中に存在するCMC20の濃度(mg/1000L)を測定する。なお、この濃度測定は、次のようにして行う。即ち、上澄み液を燃焼・熱分解して発生した二酸化炭素の量(全炭素量)を、非分散型赤外線式ガス分析で測定する。一方、上澄み液に塩酸を添加して発生した二酸化炭素の量(無機炭素量)も、同様に測定する。この二酸化炭素は、負極活物質粒子10に由来する。そして、全炭素量と無機炭素量との差からCMC20由来の炭素量が求まるので、その値からCMC20の濃度を求める。
更に、この濃度から上澄み液中のCMC20の量が判るため、負極ペースト70に配合したCMC20の配合量との差から、負極活物質粒子10に吸着されたCMC20の量を得て、これを負極活物質粒子10の重量で除して、CMC吸着量Mc(wt%)を得た。
次いで、この負極ペースト70の製造方法について説明する(図4参照)。まず、第1混練工程において、負極活物質粒子10とCMC20とを水40の一部で混練(具体的には固練り)すると共に、負極活物質粒子10にCMC20を吸着させて、活物質ペースト50を作製する。具体的には、混練機として、プラネタリーミキサ(プライミックス社製:ハイビスディスパーミックス3D−5型)を用い、この混練機に、負極活物質粒子10とCMC20と水40を、重量比で48:1:32.7の混合割合(固形分濃度Nc=60.0wt%)で投入する。そして、回転数50rpmで、混練(固練り)を30分間(=固練り時間Tc)行って、活物質ペースト50を作製する。
引き続いて第2混練工程を行う。即ち、この活物質ペースト50に、SBRエマルジョン30xと水40の残部を加えて更に混練して、負極ペースト70を作製する。具体的には、上記の混練機に、SBRエマルジョン30x(固形分)と水40の残部とを、負極活物質粒子10に対して、48:1:17.3の混合割合で投入する。そして、回転数50rpmで30分間、混練を行う。かくして、負極ペースト70が製造される。
(実施例及び比較例)
次いで、実施形態に係る負極ペースト70及びその製造方法の効果を検証するために行った試験の結果について説明する。
まず、第1混練工程(固練り)における固形分濃度Nc(wt%)を3段階に変えて、3種類の負極ペーストを作製し、そのときの混練時間T(min)と負極活物質粒子10に吸着されたCMC20の量(CMC吸着量)M(wt%)との関係を調べた。その結果を図5のグラフに示す。
実施例1は、実施形態と同様にして負極ペースト70を作製した。即ち、第1混練工程において、負極活物質粒子10及びCMC20に、固形分濃度Ncが60.0wt%となるように水40の一部を加えて、混練(固練り)を30分間行い(固練り時間Tc=30分間)、活物質ペースト50を作製した。引き続き第2混練工程において、この活物質ペースト50にSBRエマルジョン30x及び水40の残部を加えて、更に混練を30分間行い(混練時間Td=30分間)、負極ペースト70を作製した。その際、混練途中の活物質ペースト50及び負極ペースト70についてサンプリングして、CMC吸着量Mの変化も併せて調べた。
また、実施例2では、第1混練工程において水40を若干増やし、固形分濃度Ncを実施例1よりも低い58.0wt%として固練りを行った以外は、実施例1と同様にして、活物質ペースト及び負極ペーストを作製した。また、混練途中におけるCMC吸着量Mの変化も併せて調べた。
また、比較例1は、第1混練工程において水40を増やし、固形分濃度Ncを更に低い56.0wt%として固練りを行った以外は、実施例1と同様にして、活物質ペースト及び負極ペーストを作製した。また、混練途中におけるCMC吸着量Mの変化も併せて調べた。
図5から判るように、第1混練工程における固形分濃度Ncを高くするほど、第1混練工程終了時(活物質ペースト)におけるCMC吸着量Mも、第2混練工程終了時(負極ペースト)におけるCMC吸着量M(=CMC吸着量Mc)も多くなる。
また、第1混練工程の後、第2混練工程において水40の残部を加えて活物質ペーストを希釈して更に混練すると、第1混練工程で負極活物質粒子10に吸着されたCMC20が、負極活物質粒子10から徐々に脱離し、やがて各例ともCMC吸着量Mがほぼ一定の値(=CMC吸着量Mc)となることが判る。
なお、固形分濃度Ncが65.0wt%を越える活物質ペーストの作製も試みたが、水40が少な過ぎて十分な混練ができなかった(均一な活物質ペーストができなかった)。これより、第1混練工程における固形分濃度Ncは、65.0wt%以下とするのが好ましいことが判った。
次に、第1混練工程における混練時間(固練り時間)Tcを3段階に変えて、3種類の負極ペーストを作製し、そのときの混練時間T(min)とCMC吸着量M(wt%)との関係を調べた。その結果を図6のグラフに示す。
実施例1は、前述の実施例1(図5参照)と同様である。
また、実施例3は、固練り時間Tcを実施例1よりも短い20分間として、活物質ペーストを作製した。一方、第2混練工程における混練時間Tdを40分間として、負極ペーストを作製した。これら以外は実施例1と同様にした。また、混練途中におけるCMC吸着量Mの変化も併せて調べた。
また、比較例2は、固練り時間Tcを更に短い10分間として、活物質ペーストを作製した。一方、第2混練工程における混練時間Tdを50分間として、負極ペーストを作製した。これら以外は実施例1と同様にした。また、混練途中におけるCMC吸着量Mの変化も併せて調べた。
図6から判るように、第1混練工程における混練時間(固練り時間)Tcを長くするほど、第1混練工程終了時(活物質ペースト)におけるCMC吸着量Mも、第2混練工程終了時(負極ペースト)におけるCMC吸着量M(=CMC吸着量Mc)も多くなる。
また、固練り時間Tcを変えたいずれの場合も、第1混練工程で負極活物質粒子10に吸着されたCMC20が、第2混練工程で負極活物質粒子10から徐々に脱離し、やがて各例ともCMC吸着量Mがほぼ一定の値(=CMC吸着量Mc)となることが判る。
次に、負極ペーストにおけるCMC吸着量Mc(wt%)を0.06〜0.45wt%とした実施例1〜5及び比較例1〜4の合計9種類の負極ペーストを用意した。このCMC吸着量Mcは、第1混練工程における固形分濃度Nc(wt%)と固練り時間Tc(min)をそれぞれ変更することで調整した。これらを表1に示す。
Figure 0005704122
このうち、実施例1〜3及び比較例1,2に係る負極ペーストは、前述した実施例1〜3及び比較例1,2の負極ペーストである。
また、実施例4に係る負極ペーストは、固形分濃度Ncを60.0wt%、固練り時間Tcを40分間、第2混練工程の混練時間Tdを20分間とし、それ以外は実施例1と同様にして作製した。
また、実施例5に係る負極ペーストは、固形分濃度Ncを62.0wt%、固練り時間Tcを30分間、第2混練工程の混練時間Tdを30分間とし、それ以外は実施例1と同様にして作製した。
また、比較例3に係る負極ペーストは、固形分濃度Ncを64.0wt%、固練り時間Tcを30分間、第2混練工程の混練時間Tdを30分間とし、それ以外は実施例1と同様にして作製した。
また、比較例4に係る負極ペーストは、固形分濃度Ncを60.0wt%、固練り時間Tcを60分間、第2混練工程の混練時間Tdを20分間とし、それ以外は実施例1と同様にして作製した。
次に、実施例1〜5及び比較例1〜4の各負極ペーストについて、粘度Pc(mPa・s)をそれぞれ調べた。この粘度Pcの測定手法は、前述した通りである。
また、実施例1〜5及び比較例1〜4の各負極ペーストに含まれる粒(粒子)の大きさBc(μm)を、粒ゲージ(JIS5101,IS5600)により求めた。即ち、スジが発生したゲージの大きさ(μm)と同じ大きさの粒子が負極ペーストに含まれていると考えられるので、スジが発生したゲージの大きさを負極ペーストに含まれる粒の大きさBc(μm)とした。
また、実施例1〜5及び比較例1〜4の各負極ペーストを用いて負極板をそれぞれ作製し、更に18650型の円筒型電池をそれぞれ製造した。そして、各電池の電池容量Cc(mAh)をそれぞれ測定した。具体的には、0.1Cの定電流で端子間電圧が4.1Vから3.0Vになるまで放電を行って、そのとき放電された放電電気量を電池容量(放電容量)Cc(mAh)とした。
更に、これらの電池について、電池内部抵抗Rc(mΩ)をそれぞれ測定した。具体的には、SOC50%に調整された電池を1Cの定電流で放電させて、放電開始から10秒経過後の電圧降下量を測定した。そして、この電圧降下量を電流値で割ってIV抵抗を求め、これを電池内部抵抗Rc(mΩ)とした。
これらの結果を表2に示す。
Figure 0005704122
まず、負極ペーストの粘度Pcについて見ると、表2から判るように、CMC吸着量Mcが多くなるほど、負極ペーストの粘度Pcが低くなった。CMC吸着量Mcが多くなって負極活物質粒子10の分散状態が良好になるほど、負極ペーストに掛かるせん断力に対する応力が小さくなるため、粘度Pcが低くなると考えられる。なお、この負極ペーストの粘度Pcは、実施例1〜5及び比較例1〜4のいずれについても、製造上の許容範囲内にある。
次に、負極ペーストに含まれる粒の大きさBcについて見ると、表2及び図7から判るように、CMC吸着量Mcが0.10wt%よりも少ない比較例1,2の各負極ペーストでは、大きな粒(45μmまたは50μm)が存在していた。一方、CMC吸着量Mcが0.10wt%以上である実施例1〜5及び比較例3,4の各負極ペーストでは、比較的小さな粒(20μmまたは25μm)しか存在しなかった。
比較例1,2の各負極ペーストに大きな粒が存在した理由は、CMC吸着量Mcが少ないために、負極活物質粒子10の分散が不十分となり、負極活物質粒子10同士が凝集して大きな粒(凝集体)が生じたと考えられる。このような大きな粒(凝集体)が負極ペーストに存在すると、負極ペーストを負極電極箔132に塗布したときに、大きなスジ(スジ引き)が生じ得るので好ましくない。
一方、実施例1〜5及び比較例3,4の各負極ペーストでは、負極活物質粒子10(個々の粒径は20〜25μm)が、凝集しないで存在している。これは、CMC吸着量Mcが十分に多いために、負極活物質粒子10の分散が良好となり、負極活物質粒子の凝集体が生じなかったと考えられる。
次に、電池容量Ccについて見ると、表2及び図8から判るように、CMC吸着量Mcが0.10wt%よりも少ない比較例1,2に係る電池では、電池容量Ccが小さかった(477mAhまたは479mAh)。一方、CMC吸着量Mcが0.10wt%以上である実施例1〜5及び比較例3,4に係る電池では、比較例1,2に比して電池容量Ccが大きかった(485〜493mAh)。また、CMC吸着量Mcが0.10〜0.40wt%の範囲では、CMC吸着量Mcが多くなるほど、電池容量Ccが大きくなる。但し、CMC吸着量Mcが0.40wt%を越えると、電池容量Ccの大きさが頭打ちになることが判る。
比較例1,2に係る電池で電池容量Ccが小さくなった理由は、CMC吸着量Mcが少ないために、負極活物質粒子10の分散が不十分になり、負極活物質粒子10の凝集体が生じた。そして、比較例1,2に係る電池は、この凝集体を負極活物質層133に含んでいた。凝集体の内部に位置する負極活物質粒子10には、十分な量の電解液115が届かず、リチウムイオンを吸蔵・放出し難い(電池反応を生じ難い)ため、電池容量Ccが小さくなったと考えられる。一方、CMC吸着量Mcが0.10wt%以上である実施例1〜5及び比較例3,4に係る電池では、負極活物質粒子10の凝集体が生じなかっために、比較例1,2に係る電池に比して、電池容量Ccが大きくなったと考えられる。
次に、電池内部抵抗Rcについて見ると、表2及び図9から判るように、CMC吸着量Mcが0.40wt%よりも多い比較例3,4に係る電池では、電池内部抵抗Rcが大きかった(24.8mΩまたは24.9mΩ)。一方、CMC吸着量Mcが0.40wt%以下である実施例1〜5及び比較例1,2に係る電池では、比較例3,4に比して電池内部抵抗Rcが小さかった(23.0〜23.7mΩ)。中でも、CMC吸着量Mcが0.30wt%以下である実施例1〜3及び比較例1,2に係る電池では、特に電池内部抵抗Rcが小さく(23.0〜23.3mΩ)、加えて、CMC吸着量Mcの大きさに拘わらずほぼ一定(23mΩ程度)となった。つまり、CMC吸着量Mcが0.30wt%以下では、電池内部抵抗RcはCMC吸着量Mcの大小に影響されないことが判る。
比較例3,4に係る電池で電池内部抵抗Rcが大きかった理由は、負極活物質粒子10の表面に吸着したCMC20の量が多く、リチウムイオンの移動が妨げられるために、電池反応が抑制されたと考えられる。一方、実施例1〜5及び比較例1,2に係る電池では、負極活物質粒子10の表面に吸着したCMC20の量が少ないため、リチウムイオンの移動が妨げられず、電池反応が抑制されなかったと考えられる。
以上で説明したように、CMC吸着量Mcを0.10〜0.40wt%とした負極ペースト70は、負極活物質粒子10の分散状態が良好である。疎水性である負極活物質粒子10の表面に、親水性であるCMC20が十分な量(CMC吸着量Mcが0.1wt%以上)吸着されているので、個々の負極活物質粒子10が水40に馴染み易くなって、凝集体を生じ難く、負極活物質粒子10の分散状態が良好になると考えられる。
かくして、この分散状態の良い負極ペースト70を用いて電池100を製造すれば、負極ペースト70を負極電極箔132に塗布する際、塗装機やフィルタに目詰まりが生じることを防止できる共に、塗膜に大きなスジ(スジ引き)が生じることを防止できる。また、負極活物質粒子10の大きな凝集体の存在に起因して電池容量Cc(mAh)が小さくなることも防止できる。
また、この負極ペースト70を用いて製造した電池100では、電池内部抵抗Rc(mΩ)が大きくなることも防止できる。負極活物質粒子10に実際に吸着しているCMC20の量が適切に制限されているからである(CMC吸着量Mcが0.4wt%以下)。
特に、CMC吸着量Mcを0.10〜0.30wt%とした負極ペースト70は、電池内部抵抗Rcを特に小さくできるので好ましい。更に、CMC吸着量Mcを0.20〜0.30wt%とした負極ペースト70は、電池内部抵抗Rcを特に小さくできると共に、電池容量Ccを特に大きくできるので特に好ましい。
更に、炭素材料からなる負極活物質粒子10は、単独では特に水40に分散し難く大きな凝集体を形成し易い。このため、負極活物質粒子10に十分な量のCMC20を吸着させることで、負極活物質粒子10の分散状態を良好にできる。
また、負極ペースト70は、第1混練工程及び第2混練工程を行って製造するので、負極活物質粒子10の0.10〜0.40wt%に相当する量のCMC20が、負極活物質粒子10に吸着した負極ペースト70を容易に製造できる。更に、第1混練工程で作製する活物質ペースト50を、固形分濃度65.0wt%以下としているので、分散状態の良い均一な活物質ペースト50を容易かつ確実に作製できる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
10 負極活物質粒子
20 分散剤(CMC)
30 結着剤(SBR粒子)
30x SBRエマルジョン
40 水
50 活物質ペースト
70 負極ペースト
100 リチウムイオン二次電池(電池)
120 電極体
131 負極板
133 負極活物質層(負極合剤層)

Claims (3)

  1. リチウムイオンを吸蔵・放出可能な炭素材料からなる負極活物質粒子と、カルボキシメチルセルロースと、スチレンブタジエンゴム粒子を含むSBRエマルジョンと、を水に分散させてなるリチウムイオン二次電池用の負極ペーストであって、
    前記負極活物質粒子の0.10〜0.40wt%に相当する量の前記カルボキシメチルセルロースが、前記負極活物質粒子に吸着されてなる
    負極ペースト。
  2. リチウムイオンを吸蔵・放出可能な炭素材料からなる負極活物質粒子と、カルボキシメチルセルロースと、スチレンブタジエンゴム粒子を含むSBRエマルジョンと、を水に分散させてなり、
    前記負極活物質粒子の0.10〜0.40wt%に相当する量の前記カルボキシメチルセルロースが、前記負極活物質粒子に吸着されてなる
    リチウムイオン二次電池用の負極ペーストの製造方法であって、
    前記負極活物質粒子と前記カルボキシメチルセルロースとを前記水の一部で混練すると共に、前記負極活物質粒子に前記カルボキシメチルセルロースを吸着させて、活物質ペーストを作製する第1混練工程と、
    前記活物質ペーストに、前記SBRエマルジョンと前記水の残部とを加えて混練して、前記負極ペーストを作製する第2混練工程と、を備える
    負極ペーストの製造方法。
  3. 請求項2に記載の負極ペーストの製造方法であって、
    前記活物質ペーストは、固形分濃度が65.0wt%以下である
    負極ペーストの製造方法。
JP2012132032A 2012-06-11 2012-06-11 負極ペースト及び負極ペーストの製造方法 Active JP5704122B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012132032A JP5704122B2 (ja) 2012-06-11 2012-06-11 負極ペースト及び負極ペーストの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012132032A JP5704122B2 (ja) 2012-06-11 2012-06-11 負極ペースト及び負極ペーストの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013257978A JP2013257978A (ja) 2013-12-26
JP5704122B2 true JP5704122B2 (ja) 2015-04-22

Family

ID=49954270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012132032A Active JP5704122B2 (ja) 2012-06-11 2012-06-11 負極ペースト及び負極ペーストの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5704122B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015118834A1 (ja) * 2014-02-04 2017-03-23 三洋電機株式会社 非水電解質二次電池用負極
JP6515442B2 (ja) * 2014-04-21 2019-05-22 日産自動車株式会社 非水電解質二次電池用負極活物質スラリーの製造方法
KR101938236B1 (ko) 2015-11-11 2019-01-14 주식회사 엘지화학 분산성 향상 및 저항 감소를 위한 이차전지용 음극 슬러리 및 이를 포함하는 음극

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009099441A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Panasonic Corp 非水電解液二次電池用負極板およびその製造方法ならびに非水電解液二次電池
JP5230278B2 (ja) * 2008-06-13 2013-07-10 三洋電機株式会社 非水電解質二次電池用負極、それを備えた非水電解質二次電池及び非水電解質二次電池用負極の製造方法
JP2010080297A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Sanyo Electric Co Ltd 非水電解質二次電池用負極、非水電解質二次電池及び非水電解質二次電池用負極の製造方法
JP2010165493A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Sanyo Electric Co Ltd 非水電解質二次電池用負極、非水電解質二次電池及び非水電解質二次電池用負極の製造方法
JP2012059488A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Panasonic Corp 非水系二次電池用負極板およびこれを用いた非水系二次電池
CN103155233B (zh) * 2010-10-05 2015-05-13 丰田自动车株式会社 电池的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013257978A (ja) 2013-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5561559B2 (ja) リチウム二次電池の製造方法
JP5708526B2 (ja) 二次電池用の正極板の製造方法
WO2013179924A1 (ja) リチウムイオン二次電池の電極及びこれを用いたリチウムイオン二次電池
JP6068993B2 (ja) 電極用スラリー
JPWO2013179909A1 (ja) リチウムイオン二次電池の電極及びその電極用ペーストの調製方法並びにその電極の作製方法
EP2996181A1 (en) Method for preparing electrode active material slurry, and electrode active material slurry prepared by method
JP5365842B2 (ja) リチウムイオン電池
DE112012005716T5 (de) Herstellungsverfahren für nichtwässrige Elektrolytsekundärbatterie und nichtwässrige Elektrolytsekundärbatterie
JP2008047452A (ja) ペースト式電極板及びその製造方法
JP5937438B2 (ja) 非水電解質二次電池の製造方法
JP6068973B2 (ja) 電極用バインダー組成物
JP2014044921A (ja) リチウムイオン二次電池及びその製造方法
JP2008159333A (ja) リチウム二次電池用負極およびリチウム二次電池
JP2016103433A (ja) 非水電解質二次電池用負極の製造方法
JP6700204B2 (ja) 電極の製造方法
JP5704122B2 (ja) 負極ペースト及び負極ペーストの製造方法
WO2009122749A1 (ja) 二次電池用負極組成物、それらを生成するための中間組成物及びそれらを使用した二次電池
US11735713B2 (en) Negative electrode for secondary battery, and method for producing same
KR101687100B1 (ko) 비수 전해질 2차 전지용의 정극과 그 제조 방법
WO2015133583A1 (ja) 導電性カーボン、この導電性カーボンを含む電極材料及びこの電極材料を用いた電極
JP6008199B2 (ja) リチウムイオン二次電池
WO2017098716A1 (ja) 蓄電素子
JP5682793B2 (ja) リチウム二次電池およびその製造方法
CN114929617A (zh) 用于生产锂离子电池的阳极浆料的方法
JP6878831B2 (ja) リチウムイオン二次電池およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140819

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150209

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5704122

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151