JP5703494B2 - 玉軸受 - Google Patents

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Description

本発明は、玉軸受に関し、より詳細には、一般産業機械等で使用される各種モータ等において回転軸受部に用いられる玉軸受に関する。
従来、一般産業機械等で使用される各種モータ等において回転軸受部に用いられる玉軸受としては、図6に示した玉軸受10のように、外輪軌道溝24が形成された内周面22を有する外輪20と、内輪軌道溝34が形成された外周面32を有する内輪30と、が同心に配置され、外輪軌道溝24と内輪軌道溝34との間には複数の玉40が転動自在に配置されたものが知られている。これら複数の玉40を転動自在に保持する波型プレス保持器50には複数のポケット52が設けられている。
図7に示すように、波型プレス保持器50は、金属板材をプレス成形することによって形成され、一対のリング部材64,64をリベット66で結合することにより構成されている。一対のリング部材64,64の円周方向には複数のポケット52が等間隔に設けられている。各ポケット52は、球状の玉40を保持するように、玉40の外表面の曲率半径Rよりも僅かに大きな曲率半径Rを有する断面円弧状の球状凹面52aに形成され、玉40を包むように保持している(図8(b)参照)。
すなわち、ポケット52の球状凹面52aと玉40との間にはポケット隙間が形成され、玉40の回転に伴い玉40の表面と球状凹面52aがグリースや油等の潤滑剤を介して接触し、この隙間を介して玉40とポケット52は相対運動しながら回転する。
曲率半径Rの玉40を保持するポケット52の設計は、図8(a)〜(c)に示すように、球状凹面52aの曲率半径Rと、ポケット52の中心Oとポケット52の球状凹面52aとの軸方向最大距離であるポケット深さHと、を元に行われ、保持器50のポケット52の形状に応じて、外輪20、内輪30、玉40、保持器50の干渉が決定される。この玉軸受10においては、軸受回転中、保持器50が、外輪20の外輪溝肩26の内周面28又は内輪30の内輪溝肩36の外周面38に接触しないように設計されており、保持器50は玉40の公転に案内されて回転する(転動体案内される)。一般的に、保持器50のポケット隙間が広すぎると、保持器50の挙動が大きくなり(振れ回りを生じて)振動・騒音の悪化に繋がり、逆に狭すぎると、玉40と保持器50の接触部における摩擦が大きくなり、トルクの増加に繋がる。
ところで、通常、玉軸受10には用途に応じて荷重が負荷され、図9に示すように、外輪20と内輪30との間にミスアライメントが生じ、さらにその影響は、玉40を介して保持器50にも及ぼされることとなる。つまり、図9は外輪20を固定し、内輪30にラジアル荷重、アキシアル荷重が負荷された玉軸受10がミスアライメントを生じている様子を描いたものである。
図10は、玉軸受10がミスアライメントを生じている際に、保持器50に加わる荷重について示したものであり、各玉40に不等配(進み遅れ)が起こり、保持器50と玉40との間に矢印方向に荷重が加わることで、保持器50は変位、拘束される。
このとき、保持器50の変位方向(図10中における上側)、すなわち方位角0°における玉40はポケット52の球状凹面52aの内径側と接触し、一方、方位角180°における玉40はポケット52の球状凹面52aの外径側と接触する。ポケット52の球状凹面52aの内径側や外径側で接触する荷重は大きく、荷重、ミスアライメントが大きい場合には、保持器50が破損することがある。
保持器50が破損しない場合でも、ポケット52の球状凹面52aの外径側及び内径側に摩耗が生じる可能性や、直径系列8,9,0など薄肉の軸受に用いられる保持器のように、保持器の剛性が低い場合にはポケットに変形が生じる可能性がある。
ここで、保持器のポケットに作用する荷重を減少させるために、特許文献1に記載の玉軸受の保持器のように、保持器のポケット隙間を径方向に大きく形成することが考えられる。
特開2008−281065号公報
しかしながら、特許文献1に記載の玉軸受の保持器では、保持器の変位が大きくなるため、保持器が外輪や内輪の溝肩と接触することがある。したがって、保持器のポケットに作用する荷重は小さくなるものの、保持器には外輪や内輪との接触荷重が発生してしまうため、保持器が破損してしまう虞れがある。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、玉軸受にアキシアル荷重及びラジアル荷重が負荷され、外輪と内輪と間にミスアライメントが生じた場合であっても、保持器の破損を防止することができる玉軸受を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 外輪軌道溝が形成された内周面を有する外輪と、
内輪軌道溝が形成された外周面を有する内輪と、
前記外輪軌道溝と前記内輪軌道溝との間に転動自在に設けられた複数の玉と、
前記複数の玉を転動自在に保持する複数のポケットを有する波型プレス保持器と、
を備えた玉軸受において、
前記波型プレス保持器は、前記外輪軌道溝の軸方向両側に形成された外輪溝肩又は前記内輪軌道溝の軸方向両側に形成された内輪溝肩に案内され、
前記波型プレス保持器の案内面と、該案内面を案内する前記外輪溝肩の内周面又は前記内輪溝肩の外周面と、の間の直径案内隙間をCgとし、
前記玉の直径をDwとし、
前記ポケット内において前記玉と前記保持器が周方向の一方と他方それぞれ複数の点にて接触する時の前記玉の周方向の最大変位量をδcとし、径方向の最大変位量をδrとしたとき、
0.04Dw<δc、且つCg<δrであることにより前記外輪と前記内輪との間にミスアライメントが生じても前記波型プレス保持器の破損を防止することを特徴とする玉軸受。
(2) 前記外輪溝肩の内周面又は前記内輪溝肩の外周面の表面粗さRaが1μm以下であることを特徴とする(1)に記載の玉軸受。
(3) 内径が30mm以上であることを特徴とする(1)または(2)に記載の玉軸受。
(4) 直径系列は0以下であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1つに記載の玉軸受
本発明の玉軸受によれば、波型プレス保持器は外輪溝肩又は内輪溝肩に案内され、Cg<δr、且つ0.04Dw<δcとしたことによって、玉の進み遅れが保持器のポケット隙間に吸収され、保持器に作用する荷重が減少する。したがって、玉軸受にアキシアル荷重及びラジアル荷重が負荷され、外輪と内輪と間にミスアライメントが生じた場合であっても、保持器の破損を防止することが可能となる。
本発明の玉軸受の波型プレス保持器のポケットを周方向から見た断面図である。 図1の波型プレス保持器のポケット内において、玉が変位する様子を示した図であり、(a)は周方向から見た断面図であり、(b)は径方向から見た断面図である。 図1の玉軸受の、転動体荷重、ポケット荷重、保持器外径接触荷重についての数値解析結果を示す図である。 比較例の玉軸受の、転動体荷重、ポケット荷重、保持器外径接触荷重についての数値解析結果を示す図である。 他の比較例の玉軸受の、転動体荷重、ポケット荷重、保持器外径接触荷重についての数値解析結果を示す図である。 従来の玉軸受を一部切り欠いた斜視図である。 図6の玉軸受の保持器の斜視図である。 図6の玉軸受の保持器のポケットを示し、(a)は軸方向から見た側面図、(b)はC−C線に沿う断面図であり、(c)はD−D線に沿う断面図である。 図6の玉軸受において、外輪が固定され、内輪にラジアル荷重及びアキシアル荷重が付加され、ミスアライメントを生じている様子を示す縦断面図である。 図9の玉軸受を軸方向から見た側面図である。
以下、本発明の玉軸受の実施形態について図1及び2を参照しながら説明する。なお、本実施形態の玉軸受は、図6に示された玉軸受の改良であるため、同一又は同等部分には同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略し、改良された構成を中心に説明する。
本実施形態の玉軸受10Aの基本的構造は図6に示した従来の玉軸受と同一であり、外輪軌道溝24が形成された内周面22を有する外輪20と、内輪軌道溝34が形成された外周面32を有する内輪30と、外輪軌道溝24と内輪軌道溝34との間に転動自在に配置された複数の玉40と、複数の玉40を転動自在に保持する複数のポケット52を有する波型プレス保持器50A(以下、単に保持器と呼ぶ。)と、を備える。
保持器50Aは、図6に記載された玉軸受10の保持器50と異なり、外輪案内形式である。すなわち、保持器50Aの径方向外側の案内面54は、外輪軌道溝24の軸方向両側に形成された外輪溝肩26の内周面28に案内されて回転する。
ここで、図1に示すように、保持器50Aの案内面54と外輪溝肩26の内周面28との間の直径案内隙間をCgとする。なお、直径案内隙間Cgとは、外輪20の内径と保持器50Aの外径との差を意味する。
また、図2には、玉軸受の運動に伴い、玉40が保持器50Aのポケット52内で変位する様子が示されている。ここで、ポケット52内での玉40の周方向(Y方向)の最大変位量をδcとし、径方向(Z方向)の最大変位量をδrとし、玉40の直径をDw(=2R)とする。なお、図2中においては、発明の理解を容易にするため、δc及びδrをある程度誇張して表している。
本実施形態の保持器50Aのポケット52においては、ポケット深さH及び球状凹面52aの曲率半径Rを、通常の転動体案内形式の保持器に採用される値よりも大きくすることで、玉40の径方向の最大変位量δr及び周方向の最大変位量δcが大きくなるように設定している。より具体的には、転動体案内形式の保持器においては、通常、玉40の周方向の最大変位量δcはδc≦0.04Dwとなるように設定されるが、本実施形態の保持器50Aでは、0.04Dw<δc且つCg<δrとなるように、ポケット深さH及び曲率半径Rが設定されている。なお、玉40の周方向の最大変位量δcは、内外輪案内形式の保持器のポケット隙間の最大が0.1DW程度であるため、δc<0.10DWを満たすことが望ましい。
また、外輪溝肩26の内周面28は、研削加工が施され、表面粗さRaが1μm以下になるように設定されている。したがって、保持器50Aが外輪溝肩26に接触することにより摩耗することを防ぐことができる。
以上述べたように、本実施形態においては、保持器50Aは、外輪溝肩26の内周面28に案内され、直径案内隙間Cgと、玉40の周方向の最大変位量δcと、玉40の径方向の最大変位量δrと、玉40の直径Dwと、の関係を0.04Dw<δc且つCg<δrとすることにより、玉軸受10にアキシアル荷重及びラジアル荷重が負荷され、且つ外輪20と内輪30と間にミスアライメントが生じた場合であっても、玉40の進み遅れが保持器50Aのポケット隙間に吸収され、保持器の破損を防止できる。
また、外輪溝肩26の内周面28は、研削加工によって表面粗さRaが1μm以下になるように設定されているので、保持器50Aが外輪溝肩26の内周面28に接触することによって摩耗することを防ぎ、保持器の破損を防止する効果をさらに高めることが可能となる。
特に、軸受内径が30mm以上のサイズが大きい軸受では、保持器の寸法公差が大きくなり、保持器のポケット隙間が小さくなるため、玉の周方向及び径方向の最大変位量が小さくなりがちである。また、直径系列が0以下(8,9,0など)の薄肉の軸受では、保持器の径方向幅が小さくなるため強度が低く破損し易い。したがって、これら軸受に対して、本発明は特に有効である。
ここで、直径案内隙間Cgと、玉40の周方向の最大変位量δcと、玉40の径方向の最大変位量δrと、玉40の直径Dwと、の関係が、保持器の運動に及ぼす影響を確認するために、図6に示すような玉軸受を用いて、コンピュータにより数値解析を行った。以下、計算を行う条件について列挙する。
計算を行うにあたり、玉軸受は、玉径Dw:11.9mm、玉数:24個、軸受内径:150mm、軸受外径:190mm、のものとし、アキシアル荷重:2450N、ラジアル荷重:1960N、ミスアライメント:0.045°において運転するとした。この場合の保持器に作用する荷重を評価する。
図3は、δc=0.047Dw、δr=0.049Dw、Cg=0.045Dw、としたときの転動体荷重と、保持器50Aのポケット52に作用するポケット荷重と、外輪20から保持器50Aの外径に作用する保持器外径接触荷重と、を数値解析した結果である。
本発明に規定されるように、0.04Dw<δc且つCg<δrを満たすように各パラメータが設定されているので、玉40の進み遅れはポケット隙間に吸収され、ポケット荷重及び保持器外径接触荷重は非常に小さくなっている。
図4は比較例として、δc=0.024Dw、δr=0.034Dw、Cg=0.045Dw、としたときの、転動体荷重と、ポケット荷重と、を計算した結果である。この比較例の玉軸受は、図3の玉軸受に比べてポケット隙間を径方向及び周方向に小さくすることで、各パラメータが本発明に規定される範囲をはずれており、δc≦0.04Dw、δr≦Cgとなっている。したがって、δr≦Cgであり、保持器の変位は小さいため、外輪と保持器は接触せず、保持器外径接触荷重は発生しない。しかしながら、δc≦0.04Dwであり、玉の進み遅れが発生しているため、ポケット荷重が大きく、保持器破損の虞れがある。
図5は他の比較例として、図4の玉軸受に比べてポケット隙間を径方向に大きくし、本発明に規定される範囲のうち、Cg<δrのみを満たすように、δc=0.024Dw、δr=0.047Dw、Cg=0.045Dw、としたときの、転動体荷重と、ポケット荷重と、保持器外径接触荷重と、を計算した結果である。
図4の玉軸受と比較し、ポケット荷重は減少するものの、保持器の変位が大きくなり、保持器外径接触荷重が発生するため、保持器は破損の虞れがある。
上記した実施例と比較例の結果により、直径案内隙間Cgと、玉40の周方向の最大変位量δcと、玉40の径方向の最大変位量δrと、玉40の直径Dwと、の関係が0.04Dw<δc、且つCg<δrであることの有効性が実証された。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更、改良等が可能である。上述した実施形態においては、保持器50Aは外輪案内形式であるとしたが、内輪案内形式であってもよい。すなわち、保持器50Aは、内輪軌道溝34の軸方向両側に形成された内輪溝肩36に案内される構成であってもよい。この場合、内輪溝肩36の外周面38と保持器50Aの径方向内側の案内面56との間の直径案内隙間をCgとする。また、内輪溝肩36の外周面38は、研削加工が施され、表面粗さRaが1μm以下になるように設定される。
10A 玉軸受
20 外輪
24 外輪軌道溝
26 外輪溝肩
28 内周面
30 内輪
34 内輪軌道溝
36 内輪溝肩
38 外周面
40 玉
50A 波型プレス保持器
52 ポケット
54 案内面
56 案内面
Dw 直径
δc 周方向の最大変位量
δr 径方向の最大変位量
Cg 直径案内隙間

Claims (4)

  1. 外輪軌道溝が形成された内周面を有する外輪と、
    内輪軌道溝が形成された外周面を有する内輪と、
    前記外輪軌道溝と前記内輪軌道溝との間に転動自在に設けられた複数の玉と、
    前記複数の玉を転動自在に保持する複数のポケットを有する波型プレス保持器と、
    を備えた玉軸受において、
    前記波型プレス保持器は、前記外輪軌道溝の軸方向両側に形成された外輪溝肩又は前記内輪軌道溝の軸方向両側に形成された内輪溝肩に案内され、
    前記波型プレス保持器の案内面と、該案内面を案内する前記外輪溝肩の内周面又は前記内輪溝肩の外周面と、の間の直径案内隙間をCgとし、
    前記玉の直径をDwとし、
    前記ポケット内において前記玉と前記保持器が周方向の一方と他方それぞれ複数の点にて接触する時の前記玉の周方向の最大変位量をδcとし、径方向の最大変位量をδrとしたとき、
    0.04Dw<δc、且つCg<δrであることにより前記外輪と前記内輪との間にミスアライメントが生じても前記波型プレス保持器の破損を防止することを特徴とする玉軸受。
  2. 前記外輪溝肩の内周面又は前記内輪溝肩の外周面の表面粗さRaが1μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の玉軸受。
  3. 内径が30mm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の玉軸受。
  4. 直径系列は0以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の玉軸受
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