JP5703174B2 - 電流検出器の故障診断方法及び、その装置 - Google Patents

電流検出器の故障診断方法及び、その装置 Download PDF

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本発明は電流検出器の異常を検出する技術に関する。
電圧形インバータ(以降、本発明ではインバータと称する)は直流電圧を交流電圧に変換する電力変換器で、広く、交流モータの可変速駆動用途に使われている。環境意識の高まりを背景に市場規模を拡大するハイブリッド電気自動車や電気自動車の中核部品のひとつでもある。
これら自動車用途では、特に、何らかの不具合により起こる危険から搭乗者を守るため、各種異常の検出手段を設け、異常検出結果に応じて、安全な動作状態にシステムを遷移させている。
インバータとモータ間に流れる3相電流を検出し、この検出値が電流指令に追従するように、マイクロプロセッサなどにより所定の制御演算が行われ、その結果に応答して、インバータを構成するスイチング素子がオンオフ制御される。
モータは通電電流に応答して、そのトルクを発生する。従って、電流検出器の故障などが起こり、正しい、電流検出の値がマイクロプロセッサなどに供給されなくなると、延いては、モータの発生トルクが予期しない値になる。
電流検出器の故障に起因した予期しないモータトルクにより、自動車の挙動が不安定になることを防止することを目的に、特許文献1記載の電流検出器の診断が行われる。
特開2009−131043号公報
診断により故障が検知された場合には、電流検出器に応答した制御を、直ちに停止する。例えば、ハイブリッド電気自動車の場合は、エンジンとの協調制御による省燃料効果が失われることに、また、電気自動車の場合はモータ停止(駆動力喪失)により、やがて停止することとなるが、搭乗者に対する安全を確保することができる。
しかしながら、特許文献1記載の方法は、インバータの電流検出器が各相に3つ設けられており、出力に接続された負荷が平衡3相であれば、零相電流がゼロとなることを利用した故障診断法である。そのため、電流検出器が故障し、かつ、3相検出値の単純和(すなわち、零相電流)がゼロとなる故障モードは検出することができず、故障検出のカバー率が低い問題がある。電流検出器の故障に対する診断を確実に実施するためには、以下の2通りが考えられる。
1.同一電路電流を2つの独立した検出器により検出し、両者を比較する方式
2.電流検出器が1つの場合は、診断用に所定の既知のパターン電流を流し、検出され
たパターンの一致をとる方式
しかしながら、方式1では、診断用に検出器を追加する必要があり、コストが上昇する。一方、方式2ではパターン電流を流すために、通常運転を中断する必要や、もしくは、インバータ制御上の制限がある。
そこで、本発明は、こうした課題を解決するために、適切なタイミングで電流検出器の診断を行えるようにするものである。
上記課題を解決するために、例えば、平衡三相負荷に接続されたインバータの各相出力に設けられた3個の電流検出器の内、電流がゼロクロスした1相を検知する手段と、前記ゼロクロスに応答して、電流検出器の正常を判定する手段を備えるようにすればよい。
本発明による故障診断方法、もしくは装置を採用すれば、インバータ出力側に設けられた電流検出器の診断を確実に行うことができる。
本発明が適用できるインバータを用いたモータ駆動システムの構成例図。 本発明を実施するブロック構成図。 本発明を実施するマイコン処理のフローチャート。 本発明により、電流検出器が診断されるタイミングの電流経路。 本発明を実施するマイコン処理の別のフローチャート。 電流制御を実施する制御ブロック図。 同期モータのU相電圧、電流並びに、U相逆起電圧の波形。 本発明を実施するマイコン処理の別のフローチャート。
以下、この発明の診断方法、もしくは装置の動作及び、効果について、実施例を基に図面を用いながら詳細に説明する。
自動車用途の交流モータの可変速駆動系は図1に示すように、バッテリー1、インバータ2、交流モータ3、直流入力電圧検出器4、交流出力電流検出器5、6、7、回転角検出器8、制御回路9、ゲート駆動回路10、そして制御やゲート駆動に必要な電源11で構成されている。なお、産業用途や民生用途の交流モータの可変速駆動系は、インバータの入力DC電源として、バッテリー1の代わりに、商用電源を入力とした整流回路を採用し、得られる平滑電圧(DC電圧)を供給する点が異なり、その他は同様に構成できる。
図2は本発明を実施する処理を実行するためのブロック図を示している。核になるマイコン27は図1の中の制御回路に実装されている。各相電流検出器の出力は、マイコン27のADコンバータ15に入力される。
また、モータ3の電流やトルクを制御するために、直流電圧検出器4の出力がADコンバータ15に入力され、回転位置検出器(レゾルバ)8の信号を角度に変更するRDコンバータ16がマイコン27の外部バス17に接続されている。マイコン27内のPWMタイマ(18、19、20)はCPU23で演算されたインバータ2を構成する各相のトランジスタのオン時間がセットされ、ゲート駆動回路10へPWM信号を出力する。各相のPWMタイマ(18、19、20)へは共通のキャリア(fc)タイマ21が接続されており、各相PWMのキャリア周期を生成している。
そして、前記ADコンバータ15の変換をキャリア周期内の所定のタイミングで開始するためのトリガ信号をADタイマ22により生成するとともに、マルチプレクサ&ホールド25により該入力を逐次切り替え、前記各相電流(iu、iv、iw)並びに直流電圧vdcを対応するレジスタに格納するように、図示を省略する他の処理で初期設定している。
電流検出器の異常を診断する処理は、所定の周期(本実施例では電流制御処理の実行毎)にコールされる。図3のフローチャートに従い、その処理を説明する。各相電流をステップS100で入力し、ステップS110〜S116までの処理により、各相電流の振幅と閾値(Ilimit)の大小比較により、ゼロクロス(本発明では、電流が略ゼロとなる点を含みゼロクロスと称する)を判定する処理を実行する。
そして、判定の結果、ゼロクロスとなった場合、ステップS111、S113、又はS115において、判定された当該相が識別できる値(例えば、0:U相、1:V相、2:W相)を識別子kに記憶する。
ここで判定の結果、ゼロクロスとなった場合(識別子k=0から2の場合)、ステップS120からS127までの処理により、当該相でない2相の電流を比較し、その極性が異なり(図中、Sign( )は符号を出力する関数)、かつ、大きさが所定の閾値範囲(D)内で一致しているか(以降、略一致と称する)を判定する。
判定の結果が略一致の場合は、ステップS127においてエラーカウンタが正の整数かを判定し、正の整数の場合は、当該カウンタをステップS128により1デクリメントする。略一致でない場合には、ステップS126において、エラーカウンタを1インクリメントする。
そして、ステップS103により、エラーカウンタが所定の閾値(N)を超えたと判定された場合は、電流検出器の異常確定フラグ(ビット)をステップ104でセットし、処理を終了し、詳細なフローチャートの図示を省略する電流制御の処理をステップS105にて実行し、その処理を終了すると同じく図示を省略するメインの処理に復帰する。
ここで、電流検出器の異常確定フラグがセットされた場合は、例えば、電流制御の処理の先頭で、インバータのゲート駆動回路への信号を非能動状態にラッチするなどの処理を実行する。これにより、インバータを構成する6つのトランジスタは全て、オフ状態となり、モータは安全に停止する。
また、各変数k、Cは図示を省略する初期化処理により、一連の診断処理ならびに電流制御処理などが開始する前に、それぞれ0に初期化される。
更に、本実施例は、大きさの大小比較に加えて、極性の判別も行ったが、
の大小比較に基づく、判別のみを用いることができる。しかし、(x)並びに(y)の大きさが共に小さい場合の誤判断を防止するために、閾値(D)を、極性判別を同時に行う場合に比べ、高める必要がある。そのため、診断の確度は低下する。
図4に本実施例により、U相、V相の電流検出器が診断されるタイミング、すなわち、V相電流の略ゼロクロスでの電流経路を示す。図から、U相、W相に極性が異なり、大きさが同じ電流が流れる様子を確認できる。
診断が電流のゼロクロスに応答し実施されるため、電源1周期について、各相2回。よって、n極対数のモータは1回転で、各相(2*n)回の実施が可能である。誤診断防止のために設定される(N)として、例えば、(2*n)と設定すれば、1回転で正常を判定でき、万が一の、電流検出器の不具合によるモータの異常回転を、許容できるリスクの範囲で停止することができる。
図5は、本発明を実施する別のフローチャートを示している。図3のフローチャートに代えて、図2のマイコン27において、所定の周期(本実施例では電流制御処理の実行毎)にコールされる。図5のフローチャートに従い、その処理を説明する。各相電流をステップS200で入力し、ステップS210〜S216までの処理により、各相電流の振幅と閾値(Ilimit)の大小比較により、ゼロクロス(本発明では、電流が略ゼロとなる点を含みゼロクロスと称する)を判定する処理を実行する。そして、判定の結果、ゼロクロスとなった場合、ステップS211、S213、又はS215において、判定された当該相が識別できる値(例えば、0:U相、1:V相、2:W相)を識別子kに記憶する。
次にステップS202において、現在の回転角を電気角に換算し、入力する。ゼロクロスと判定された電流の相の識別番号(例えば、1、2、3)に基づき、ステップS221、S223、S225それぞれにおいて、所定の閾値(D)内であるかを判定する。
ここで、電気角の換算には、nθが−πからπの範囲となるように、nθにj2π(jは整数)を加減算する処理を含んでいる。
判定の結果が所定の閾値(D)内(以降、略一致と称する)である場合は、ステップS227においてエラーカウンタが正の整数かを判定し、正の整数の場合は、当該カウンタをステップS228において1デクリメントする。略一致でない場合には、ステップS226において、エラーカウンタを1インクリメントする。そして、ステップS205により、エラーカウンタが所定の閾値(N)を超えたと判定された場合は、電流検出器の異常確定フラグ(ビット)をステップS206でセットし、処理を終了し、詳細なフローチャートの図示を省略する電流制御の処理をステップS207にて実行し、その処理を終了すると同じく図示を省略するメインの処理に復帰する。
ここで、電流検出器の異常確定フラグがセットされた場合は、例えば、電流制御の処理の先頭で、インバータのゲート駆動回路への信号を非能動状態にラッチするなどの処理を実行する。これにより、インバータを構成する6つのトランジスタは全て、オフ状態となり、モータは安全に停止する。
次に、電圧と電流の位相角の差分に対する期待値(判定の閾値)について、負荷として埋込磁石モータを用いた場合について説明する。モータに印加する3相電圧[vuvw]=[vu、vv、vw]Tと流れる電流[iuvw]=[iu、iv、iw]Tとすると、電圧方程式は下記の通りとなる。
ここで、rは各相巻線抵抗、Lu(nθ)、Lv(nθ)、Lw(nθ)は各相自己インダクタンス、Muv(nθ)、Mvw(nθ)、Mwu(nθ)は各相間の相互インダクタンス、K*nωは永久磁石により各相巻線に誘起される線間電圧実効値、nはモータの極対数、θはモータの回転角、ωは回転角速度、Pは微分演算子をそれぞれ示す。
式2の電圧方程式に基づき、所定の相電圧を印加した際に、生ずる電流の位相角を求めることができる。一般に3相交流電流を制御するのは難しいので、モータ回転子と同期して回転する座標系(d−q座標)に変換を行われる。この変換を施すことで、位相角の関係がより簡便に理解できるので、それについて説明する。
この座標での電圧方程式は、式5の行列[C]を式2の電圧方程式の両辺に掛けることにより得られ、[vdq]=[vd、vq]Tと流れる電流[idq]=[id、iq]Tの関係は、式6となる。
となる。
ここで、Ldはd軸インダクタンス、Lqはq軸インダクタンスであり、回転角度に依存しない定数となる。また、dq軸電圧、電流も回転角度には依存しない直流量となり、電流制御系にPI制御を適用し、しかも、広帯域な制御が容易にできる。
図6は、電流制御系のブロックを示している。ADコンバータ19を介して、入力された3相電流が式5の変換行列により、dq軸電流に変換される。そして、モータのトルク指令などにより図示を省略する別の制御器より出力される各軸電流指令値と共に、独立したPI制御器にそれぞれ入力される。PI制御器の出力はdq軸電圧指令となる。
dq軸電圧指令は、式5の変換行列の転置を掛けることで、3相電圧に変換され、インバータ各相の電圧指令になり、所定の換算を実施し、インバータ各相トランジスタをオンオフ制御するPWMタイマ(18、19、20)にセットされる。
ここで、dq軸電流制御が機能して、所定の偏差内で(Id,Iq)に制定している場合、期待される電圧、電流の位相関係は式6から、
と求めることができる。なお、回転角速度が高い場合には、巻線抵抗での電圧降下をインダクタンスなどにより生ずる電圧に比べ、十分小さいとできるため、式10、式11の最右辺の近似式としてもよい。
また、インバータ電圧は指令通りPWM制御により、出力されているとすれば、その電圧に対して期待される電流位相を期待値として、用いれば良く、演算の簡単化が図れる。図5のフローチャートは式12の閾値に基づいて、電流検出器の診断を行っている。
図7に回転角(電気角)nθに対するU相電圧、電流そして、U相に発生するモータの逆起電圧の波形(式4)を示す。V相、W相はそれぞれ位相を2π/3、4π/3進めることで同様に描くことができる。
埋め込み磁石モータを含む同期モータは、回転角に電圧、電流が同期制御される。図に示すように、回転位置角(電気角)nθ(例えば、0)を位相基準に、相電圧位相(δ)、相電流位相(β)を計ることができる。故に、相電圧位相(δ)となるようにインバータがPWM制御されている場合は、式12のみでの判別を行うことができる。
式9はインバータ出力電圧の各相電圧並びに、各相電流のゼロクロスを検出する回路を設け、その出力結果に応答し、各相の位相をマイコンにより計時する場合に用いることができる。
診断処理毎にリアルタイムに、この演算を実行し、診断の閾値とする位相角の期待値を求めることができる。または、この演算を予め、各回転数、電流で演算しておき、位相角の期待値テーブルとして記憶し、診断処理ごとにルックアップ処理をしても良い。
図8は、本発明を実施する別のフローチャートを示している。図3並びに図5のフローチャートの処理を共に実行する方法で、図1のマイコン27において、所定の周期(本実施例では電流制御処理の実行毎)にコールされる。その処理を説明する。各相電流をステップS301で入力し、ステップS302により、エラーカウンタCにC1の値をコピーする。そして、ステップS303により、図3のフローチャートのステップS101並びにS102の処理を実行し、エラーカウンタCをインクリメント、デクリメント、あるいは保持し、ステップS304でエラーカウンタ1(C1)にCの値をコピーし、記憶する。
ステップS305で現在の回転角を電気角に換算し読み込み、ステップS306ではdq軸電流に基づいて、位相角の期待値βを入力する。ステップS307により、エラーカウンタCにC2の値をコピーする。そして、ステップS308により、図5のフローチャートに示したステップS204の処理を実行し、エラーカウンタCをインクリメント、デクリメント、あるいは保持し、ステップS309でエラーカウンタ2(C2)にCの値をコピーし、記憶する。
そして、ステップS310において、エラーカウンタ1または、2の何れかが所定の閾値を超えたと判定された場合は、電流検出器の異常確定フラグ(ビット)をステップS311でセットし、処理を終了し、詳細なフローチャートの図示を省略する電流制御の処理をステップS312で実行し、その処理を終了すると同じく図示を省略するメインの処理に復帰する。
ここで、電流検出器の異常確定フラグがセットされた場合は、例えば、電流制御の処理の先頭で、インバータのゲート駆動回路への信号を非能動状態にラッチするなどの処理を実行する。これにより、インバータを構成する6つのトランジスタは全て、オフ状態となり、モータは安全に停止する。
本発明は自動車用途のインバータの他に、産業用や家電用のインバータ全般に適用ができる。
1 バッテリー
2 電圧形インバータ
3 モータ
4 直流電圧検出器
5、6、7 電流検出器
8 回転位置検出器
9 制御回路
10 ゲート駆動回路
11 スイッチング電源
12、13、14 コンデンサ
15 ADコンバータ
16 RDコンバータ
17 外部データ/アドレスバス
18、19、20 PWMタイマ
21 キャリア(fc)タイマ
22 ADタイマ
23 CPU
24 ROM/RAM
25 マルチプレクサ&サンプルホールド
26 内部データ/アドレスバス
27 マイコン
C0、C1、C2 コンデンサ(及び、その容量)
Tu+、Tv+、Tw+、Tu−、Tv−、Tw− トランジスタ
Du+、Dv+、Dw+、Du−、Dv−、Dw− ダイオード

Claims (8)

  1. 電流検出器の故障診断方法において、
    平衡3相負荷に接続された電圧形インバータの各相出力に設けられた3個の電流検出器の内、電流がゼロクロスした1相を検知し、前記ゼロクロスに応答して、前記検知された1相とは異なる2相の値の比較を行い、当該2相の電流検出値は、極性が異なり、かつ、その大きさが略一致した場合には、電流検出器の正常を判定することを特徴とする電流検出器の故障診断方法。
  2. 請求項1記載の故障診断方法において、
    平衡3相負荷の電圧方程式に基づいて、期待される電圧と電流の位相差を算出する手段を有し、前記算出された位相差に対し、所定の範囲内に実際の位相差が入っていた場合に、電流検出器が正常であると判定することを特徴とする電流検出器の故障診断方法。
  3. 請求項1又は2に記載の故障診断方法において、
    前記平衡3相負荷は電動機もしくは発電機であることを特徴とする電流検出器の故障診断方法。
  4. 請求項3記載の故障診断方法において、
    前記平衡3相負荷及び電圧形インバータは自動車に組み込まれることを特徴とする電流検出器の故障診断方法。
  5. 平衡3相負荷に接続された電圧形インバータの各相出力に設けられた3個の電流検出器の内、電流がゼロクロスした1相を検知し、前記ゼロクロスに応答して、前記検知された1相とは異なる2相の値の比較を行い、当該2相の電流検出値は、極性が異なり、かつ、その大きさが略一致した場合には、電流検出器の正常を判定することを特徴とする電流検出器の故障診断装置。
  6. 請求項5記載の故障診断装置において、
    平衡3相負荷の電圧方程式に基づいて、期待される電圧と電流の位相差を算出する手段を有し、前記算出された位相差に対し、所定の範囲内に実際の位相差が入っていた場合に、電流検出器が正常であると判定することを特徴とする電流検出器の故障診断装置。
  7. 請求項5又は6に記載の電流検出器の故障診断装置において、
    前記平衡3相負荷は電動機もしくは発電機であることを特徴とする電流検出器の故障診断装置。
  8. 請求項7記載の故障診断装置において、
    前記平衡3相負荷並びに、電圧形インバータは自動車に組み込まれることを特徴とする電流検出器の故障診断装置。
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