JP5702994B2 - 構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、公共空間の様々な場所に設置して、主に人が寄り掛かって休憩するために使用する構造体に関する。
公共空間の様々な場所において、広さや通行の障害といった問題点によりベンチやテーブルを設置できない場合に、立ったまま体を寄り掛けて休憩するためのものとして、丸パイプを門形に曲げて立設した構造体がある。これは、パイプの水平部分に腰や臀部を寄り掛けるものである。
しかしながら、従来のこのような構造体は、使い勝手のよいものではなく、寄り掛けた部位が痛くなることも多かった。また、荷物を載せることはできず、地面に置くしかなかった。さらに、意匠性も良好とはいえなかった。
本発明は、上記事情を鑑みたものであり、休憩用として使い勝手がよく、意匠性も良好な構造体を提供することを目的とする。
本発明のうち請求項1の発明は、複数枚の板材と、直角連結材とを備え、直角連結材が、板材の長手方向端部同士を連結するものであって板材同士を長手方向軸周りに直交させかつ板材の長手方向軸同士を直交させるものであり、長手方向軸周り垂直又は長手方向軸周り水平で左右に延びる板材の少なくとも一端に、直角連結材を挟んで上方又は下方に延びる板材を取り付けてあって、長手方向軸周り垂直な板材が寄り掛かり面になり、長手方向軸周り水平な板材が座面又は荷物置きになることを特徴とする。ここで板材とは、長尺の部材であれば中空の部材でも中実の部材でもよい。また、少なくとも一面が略平面であればよく、短手方向断面が半円形状のものなども含む。そして、長手方向軸周り垂直及び長手方向軸周り水平とは、その平面が垂直及び水平であることをいう。
本発明のうち請求項2の発明は、複数枚の板材と、平行連結材とを備え、平行連結材が、板材の長手方向端部同士を連結するものであって板材同士を長手方向軸周りに直交させかつ板材の長手方向軸同士を平行にさせるものであり、長手方向軸周り垂直な板材と、長手方向軸周り水平な板材が、平行連結材を挟んで左右に連設してあって、長手方向軸周り垂直な板材が寄り掛かり面になり、長手方向軸周り水平な板材が座面又は荷物置きになることを特徴とする。ここで板材は、二枚以上何枚連設してあってもよい。また、長手方向軸同士の「平行」には、長手方向軸同士が同一直線上に位置する場合も含む。
本発明のうち請求項3の発明は、直角連結材を備え、直角連結材が、板材の長手方向端部同士を連結するものであって板材同士を長手方向軸周りに直交させかつ板材の長手方向軸同士を直交させるものであり、左右に連設した板材の少なくとも一端に、直角連結材を挟んで上方又は下方に延びる板材を取り付けてあることを特徴とする。
本発明のうち請求項4の発明は、直角連結材が、両端に板材と接続する接続部を有し、一方の接続部から他方の接続部へ向けて、見付方向面内で屈曲しており、見込方向寸法が拡幅し、見付方向寸法が減幅していることを特徴とする。ここで、見付方向寸法とは、接続部に接続する板材の長手方向に直交する方向の寸法のことであり、直角連結材は、見付方向面内で屈曲しつつ減幅する形状となる。また、拡幅及び減幅には、曲線状や直線状で連続的に変化する場合と、階段状などで不連続的に変化する場合の両方を含み、また変化率も、一方から他方へ緩やかに変化する場合から、その途中で急激に変化する場合まで、あらゆる場合を含む。
本発明のうち請求項5の発明は、平行連結材が、両端に板材と接続する接続部を有し、一方の接続部から他方の接続部へ向けて、見込方向寸法が拡幅し、見付方向寸法が減幅していることを特徴とする。ここで、拡幅及び減幅には、曲線状や直線状で連続的に変化する場合と、階段状などで不連続的に変化する場合の両方を含み、また変化率も、一方から他方へ緩やかに変化する場合から、その途中で急激に変化する場合まで、あらゆる場合を含む。
また、請求項2,3,5記載の構造体は、平行連結材が、連結する板材同士の高さを異ならせるものであってもよい。このようにすると、長手方向軸周り垂直な板材と長手方向軸周り水平な板材の高さの組み合わせを様々に変化させることで、体格の違うあらゆる使用者にとって使い勝手のよいものを提供できる。また、連設した板材の高さを段々に変化させることで、寄り掛かる人の体格の違いに対応できる。
さらに、請求項1乃至5及び前段落に記載の構造体は、左右に延びる板材が前後に二枚並列しているものであってもよい。このようにすると、前後の板材が何れも長手方向軸周り垂直であれば、前後両側から体を寄り掛ける人がいる場合でも、互いに干渉することなく使用できる。また、前後の板材が何れも長手方向軸周り水平であれば、座面又は荷物置きとして広い面を使用できる。
また、前段落に記載の構造体は、前後で隣接する板材同士のうち、少なくとも一組の板材同士の高さが異なっているものであってもよい。ここで、少なくとも一組の板材同士の高さが異なる場合には、構造体を構成する板材が前後に一組しかない場合であって、その板材同士の高さが異なる場合も含む。このようにすると、高さの異なる板材により、寄り掛かる人の体格の違いに対応できる。また、低い板材に腰掛け、高い板材を背もたれにするという使い方もできる。
さらに、前二段落に記載の構造体は、前後で隣接する板材は、一方が長手方向軸周り垂直で、他方が長手方向軸周り水平であるものであってもよい。このようにすると、垂直面に体を寄り掛けつつ、水平面に荷物を置くという使い方ができる。そして特に板材が左右に連設してある場合、前側から寄り掛かる人と、後側から寄り掛かる人とが左右に分かれるので、使用者同士が背中合わせにならず、より快適に使用できる。
また、請求項1乃至5及び前四段落に記載の構造体は、左右に延びる板材の少なくとも一端に、上方又は下方に延びる板材を取り付けてあり、上方又は下方に延びる板材の端部が壁面に固定してあるものであってもよい。このようにすると、壁面に設けられた他の構造物などを回避して、構造体を取り付けることができる。また、上方又は下方に延びる板材が外観上のアクセントとなり、意匠性が良好である。
本発明のうち請求項1の発明によれば、左右に延びる板材が長手方向軸周り垂直であれば、広い面積の垂直面に体を寄り掛けることで、体を安定して支持することができる。また、広い面積で支持するので体が痛くなることもない。一方、左右に延びる板材が長手方向軸周り水平であれば、広い面積の水平面に腰掛けたり、荷物を置いたりすることができる。そして、左右に延びる板材と上方又は下方に延びる板材とが直交していることで、従来にない意匠性が得られる。
本発明のうち請求項2の発明によれば、長手方向軸周り垂直な板材に体を寄り掛けることで、体を安定して支持することができ、広い面積で支持するので体が痛くなることもない。また、長手方向軸周り水平な板材には、腰掛けたり、荷物を置いたりすることができる。このように、寄り掛かり面と、座面又は荷物置きとが一体となっているので使い勝手がよい。そして、板材が長手方向軸周りに直交して連設してあることで、従来にない意匠性が得られる。
本発明のうち請求項3の発明によれば、請求項2の発明と同様に、寄り掛かり面と、座面又は荷物置きとが一体となっているので使い勝手がよい。そして、左右に延びる板材同士、及び左右に延びる板材と上方又は下方に延びる板材とがそれぞれ直交していることで、従来にない意匠性が得られるものであって、板材と、直角連結材及び平行連結材を自由に組み合わせて、種々の形状の構造体を構成することができる。
本発明のうち請求項4及び請求項5の発明によれば、直角連結材又は平行連結材と、これが連結する二本の板材とが外観上一体的になり、意匠性が良好である。
本発明の構造体の第一実施形態の斜視図である。 第一実施形態の三面図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 板材の短手方向断面図である。 直角連結材を示し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は側面図である。 第二実施形態の斜視図である。 第三実施形態の斜視図である。 第三実施形態の三面図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 平行連結材を示し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は側面図である。 第四実施形態の斜視図であり、(a)は補助板材がない場合、(b)は補助板材がある場合である。 第四実施形態の三面図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 第五実施形態の斜視図である。 第六実施形態の斜視図である。 第七実施形態の斜視図である。 第八実施形態を示し、(a)は斜視図、(b)は部分平面図、(c)は部分正面図である。 第九実施形態を示し、(a)は斜視図、(b)は部分平面図、(c)は部分正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。この構造体の第一実施形態は、図1及び図2に示すように、長尺の板材1(1v,1d)と、直角連結材2とを備えるものであり、長手方向軸周り垂直で左右に延びる板材1vの両端に、直角連結材2を挟んで下方に延びる板材1dを取り付けてあって、下方に延びる板材1dの下端は地面Gに固定してある。板材1は、中空のものであって、短手方向断面形状が、図3に示すように略長方形状である。なお、断面において一方の長辺の両端を肉厚にして段部11を形成してある。また、直角連結材2は、図4に示すように、両端から略長方形状の接続部21a,21bが突出しており、この接続部21a,21bを中空の板材の端部に挿入してボルト止めすることで、板材と直角連結材2とを接続する。二つの接続部のうち、一方の接続部21aは水平向きに突出していて、上下に長い長方形状であり、他方の接続部21bは下向きに突出していて、前後に長い長方形状である。そして、直角連結材2は、一方の接続部21aから他方の接続部21bへ向けて、見付方向面内で略円弧状に屈曲し、かつ見込方向(前後方向)寸法が緩やかに拡幅し、見付方向寸法が緩やかに減幅しているものであって、断面形状は、上下に長い長方形状から、長辺が短く、短辺が長くなって、前後に長い長方形状へと変形している。ここで、見付方向寸法とは、接続部21a,21bに接続する板材の長手方向に直交する方向の寸法のことであり、直角連結材2は、見付方向面内で屈曲しつつ減幅する形状となっている。このような直角連結材2により二枚の板材を連結することで、板材同士を長手方向軸周りに直交させ、かつ板材の長手方向軸同士を直交させる。さらに、板材の見込面同士及び見付面同士をそれぞれ連続曲面で繋ぎ、二枚の板材及び直角連結材2が外観上一体的になる。なお、以下の実施形態において用いる板材及び直角連結材は、特に断らない限り、すべてこの第一実施形態のものと同一のものである。
このように構成した構造体の第一実施形態は、使用者Pが左右に延びる板材1vの広い面積の垂直面に体を寄り掛けることで、体を安定して支持させることができる。また、広い面積で支持するので体が痛くなることもない。そして、板材1vの断面形状が略長方形状で前後両面に垂直面を有するから、使用者Pは前後のどちら側からでも体を寄り掛けることができる。さらに、地面Gに固定した下方に延びる板材1dが、使用者Pが体を寄り掛けた際に荷重がかかる方向(前後方向)に長い向きとなっているので、より確実に荷重を支えることができる。そして、左右に延びる板材1vと下方に延びる板材1dとが直交していることで、従来にない意匠性が得られ、また板材1v,1d同士が直角連結材2によって外観上一体的に連結されているから、意匠性が良好である。加えて、直角連結材2が一方から他方に向けて略円弧状に屈曲し、かつ緩やかに拡幅及び減幅しているので、使用者の衣服が引っ掛かったり、使用者を傷つけたりすることがなく、安全に使用できる。
なお、左右に延びる板材を長手方向軸周り水平にしてもよく、その際には直角連結材を前後方向軸周りに90度回転させて使用すればよい。この場合、広い面積の水平面に腰掛けたり、荷物を置いたりすることができる。また、板材1の段部11(図3)を有する面を上側面とすることで、板材1の上に置いた物が段部11に係止して落ちにくくなる。さらに、左右に延びる板材の端部に連結した板材の少なくとも一方が上方に延びていてもよく、この場合上方に延びる板材の上端は壁面に固定する。
本発明の構造体の第二実施形態は、図5に示すように、第一実施形態の構造体二つを前後に並列させたものである。ただし、前後で下方に延びる板材1dの長さが異なり、左右に延びる二枚の板材1vの高さが異なっており、前側が低く、後側が高くなっている。
このように構成した構造体の第二実施形態は、前後両側から体を寄り掛ける人がいる場合でも、互いに干渉することなく使用できる。また、高さの異なる板材1vにより、寄り掛かる人の体格の違いに対応できる。
なお、左右に延びる二枚の板材が何れも長手方向軸周り水平で同じ高さであれば、座面又は荷物置きとして広い面を使用できる。また、一方が垂直で他方が水平であれば、垂直面に体を寄り掛けつつ、水平面に荷物を置くといった使い方もできる。さらに、水平な板材を低く、垂直な板材を高くすれば、水平な板材に腰掛け、垂直な板材を背もたれにするという使い方もできる。
本発明の構造体の第三実施形態は、図6及び図7に示すように、板材1(1v,1h,1d,1u)と、直角連結材2と、平行連結材3と、屈曲材5とを備えるものであり、長手方向軸周り垂直で左右に延びる板材1vの左端に、直角連結材2を挟んで下方に延びる板材1dを取り付けてあり、右端に、平行連結材3を挟んで長手方向軸周り水平で左右に延びる板材1hを連設してあり、この水平な板材1hの右端に、直角連結材2を挟んで上方に延びる板材1uを取り付けてあり、さらに上方に延びる板材1uの上端に後側へ屈曲する屈曲材5を取り付けてある。そして、下方に延びる板材1dの下端は地面Gに固定してあり、屈曲材5の先端は壁面Wに固定してある。平行連結材3は、図8に示すように、両端から略長方形状の接続部31a,31bが突出しており、この接続部31a,31bを中空の板材の端部に挿入してボルト止めすることで、板材と平行連結材3とを接続する。二つの接続部のうち、一方の接続部31aは左向きに突出していて、上下に長い長方形状であり、他方の接続部31bは右向きに突出していて、前後に長い長方形状である。そして、他方の接続部31bは一方の接続部31aよりも低い位置にあり、平行連結材3は、一方の接続部31aから他方の接続部31bへ向けて、見込方向(前後方向)寸法が緩やかに拡幅し、見付方向(上下方向)寸法が緩やかに減幅しているものであって、断面形状は、上下に長い長方形状から、長辺が短く、短辺が長くなって、前後に長い長方形状へと変形している。このような平行連結材3により二枚の板材を連結することで、板材同士を長手方向軸周りに直交させ、かつ板材の長手方向軸同士を平行にさせ、特に本実施形態では垂直な板材1vに対して水平な板材1hを低くしている。さらに、板材の見込面同士及び見付面同士をそれぞれ連続曲面で繋ぎ、二枚の板材及び平行連結材3が外観上一体的になる。また、屈曲材5は、板材を略円弧状に90度屈曲させた形状で、直角連結材や平行連結材と同様の接続部(図示省略)を有しており、板材の端部に取り付けることができる。なお、以下の実施形態において用いる平行連結材及び屈曲材は、特に断らない限り、すべてこの第三実施形態のものと同一のものである。
このように構成した構造体の第三実施形態は、使用者Pが長手方向軸周り垂直な板材1vに体を寄り掛けることで、体を安定して支持させることができ、広い面積で支持するので体が痛くなることもない。また、長手方向軸周り水平な板材1hには、腰掛けたり、鞄Bや飲料カップCといった荷物を置いたりすることができる。このように、寄り掛かり面と、座面又は荷物置きとが一体となっているので使い勝手がよい。そして、板材1v,1hが長手方向軸周りに直交して連設してあることで、従来にない意匠性が得られ、また板材1v,1h,1d,1u同士が直角連結材2及び平行連結材3によって外観上一体的に連結されているから、意匠性が良好である。加えて、直角連結材2が一方から他方に向けて略円弧状に屈曲し、かつ緩やかに拡幅及び減幅しており、さらに平行連結材3が一方から他方に向けて緩やかに拡幅及び減幅しているので、使用者の衣服が引っ掛かったり、使用者を傷つけたりすることがなく、安全に使用できる。また、左右に延びる板材1hの端部から板材1uが上方に延び、この板材1uの上端を屈曲材5により壁面Wに固定してあるので、壁面Wに設けられた他の構造物などを回避して、この構造体を設置することができる。さらに、上方に延びる板材1uが外観上のアクセントとなり、この点においても意匠性が良好である。なお、本実施形態では長手方向軸周り垂直な板材1vより長手方向軸周り水平な板材1hが低くなっているが、平行連結材3を上下逆さまに用いれば、垂直な板材1vより水平な板材1hを高くすることも可能であり、そのような種々の組み合わせの構造体を提供することで、体格の違う使用者にも対応できる。また、左右に延びる板材の端部に下方に延びる板材を取り付け、下方に延びる板材の端部を屈曲材により壁面に固定してもよい。
本発明の構造体の第四実施形態は、図9(a)及び図10に示すように、板材1(1v,1h,1d)と、直角連結材2と、平行連結材3と、屈曲材5とを備えるものであり、長手方向軸周り水平で左右に延びる前後二枚の板材1hのそれぞれの左端に、直角連結材2を挟んで下方に延びる板材1dを取り付けてあり、それぞれの右端に、平行連結材3を挟んで長手方向軸周り垂直で左右に延びる板材1vを連設してあり、この垂直な板材1vのそれぞれの右端に、直角連結材2を挟んで下方に延びる板材1dを取り付けてある。また、前後の平行連結材3の間には屈曲材5を設けてあり、屈曲材5には下方に延びる板材1dを取り付けてある。ここで、前後二枚の水平な板材1hは同じ高さであって、前後の平行連結材3は上下逆さまに取り付けてあり、前側の垂直な板材1vは水平な板材1hより低く、後側の垂直な板材1vは水平な板材1hよりも高い。そして、下方に延びる板材1dの下端は地面Gに固定してある。なお、屈曲材5は、平行連結材3にボルト止め又は溶接で固定してある。
このように構成した構造体の第四実施形態は、長手方向水平な板材1h部分について、腰掛けるための座面又は鞄Bや飲料カップCといった荷物を置くための荷物置きとして前後に広い面を使用できる。また、長手方向軸周り垂直な板材1v部分について、前後両側から体を寄り掛ける使用者Pがいる場合でも、互いに干渉することなく使用できる。さらに、垂直な板材1vの高さが前後で異なっているから、寄り掛かる人の体格の違いに対応できる。
なお、本実施形態において、図9(b)に示すように、前後の水平な板材1h同士の間に、同一形状の補助板材4を設けることもできる。補助板材4の右端は、屈曲材5に接続してある。そして、補助板材4は、前後の水平な板材1hにボルト止め又は溶接で固定してある。このように構成することで、外観上の一体性を維持したまま、座面又は荷物置きをより広くして、使い勝手を向上させることができる。なお、補助板材4は、前後の水平な板材1hに固定せず、左端に屈曲材5又は直角連結材2を挟んで下方に延びる板材1dを取り付けて地面Gに固定してもよい。
本発明の構造体の第五実施形態は、図11に示すように、板材1(1v,1h,1d)と、直角連結材2と、平行連結材3とを備えるものであり、長手方向軸周り水平で左右に延びる板材1hの左端に、直角連結材2を挟んで下方に延びる板材1dを取り付けてあり、右端に、平行連結材3を挟んで長手方向軸周り垂直で左右に延びる板材1vを連設してあり、この垂直な板材1vの右端に、直角連結材2を挟んで下方に延びる板材1dを取り付けたものと、これと同一で垂直軸周りに180度反転させたものとを前後に並列してある。すなわち、垂直な板材1vと、水平な板材1hとが前後で互い違いになっている。そして、垂直な板材1vは水平な板材1hよりも高く、また、下方に延びる板材1dの下端は地面Gに固定してある。
このように構成した構造体の第五実施形態は、体を寄り掛けるための垂直な板材1vが前側においては右側に、後側においては左側に位置しているおり、前側から寄り掛かる人と、後側から寄り掛かる人とが左右に分かれるので、使用者同士が背中合わせにならず、より快適に使用できる。
本発明の構造体の第六実施形態は、図12に示すように、五本の板材1を四つの平行連結材3により連結して、両端に屈曲材5を取り付けて壁面Wに固定したものであって、両端の板材1に対してその内側の板材1の高さは低く、中央の板材1の高さはさらに低くなっている。このように構成することで、一列の板材1であっても寄り掛かる人の体格の違いに対応できる。
本発明の構造体の第七実施形態は、図13に示すように、三本の板材1を二つの平行連結材3により連結して、両端に屈曲材5を取り付けて壁面Wに固定したものであって、各板材1に照明6を埋め込んだものである。照明6はLEDや蛍光灯などどのようなものであってもよく、壁面Wから、中空の屈曲材5、板材1及び平行連結材3を通して電源を供給できる。このように構成することで、休憩用に用いられる本発明の構造体を、照明装置として兼用することができる。
本発明の構造体の第八実施形態は、図4に示した直角連結材とは異なる形状の直角連結材を備えるものである。第八実施形態の全体構成は、第一実施形態と同様であって、図14(a)に示すように、板材1(1v,1d)と、直角連結材2aとを備えるものであり、長手方向軸周り垂直で左右に延びる板材1vの両端に、直角連結材2aを挟んで下方に延びる板材1dを取り付けてあって、下方に延びる板材1dの下端は地面Gに固定してある。そして直角連結材2aは、図14(b)、(c)に示すように、右端から左端へ向けて、見付方向面内で略円弧状に屈曲し、かつ見込方向(前後方向)寸法が緩やかに拡幅し、見付方向寸法が緩やかに減幅しているものであって、断面形状は、長方形状を維持しつつ90度回転している。ここで、見付方向寸法とは、接続部に接続する板材の長手方向に直交する方向の寸法のことであり、直角連結材2aは、見付方向面内で屈曲しつつ減幅する形状となっている。このような直角連結材2aも、図4に示した直角連結材と同様に、二枚の板材同士を長手方向軸周りに直交させ、かつ板材の長手方向軸同士を直交させる。さらに、一方の板材の見込面と他方の板材の見付面及び一方の板材の見付面と他方の板材の見込面をそれぞれ連続曲面で繋ぎ、二枚の板材及び直角連結材2aが外観上一体的になる。そして、この直角連結材2aを備える構造体は、図4に示した直角連結材を備える構造体と同様の機能を有する。
本発明の構造体の第九実施形態は、図8に示した平行連結材とは異なる形状の平行連結材を備えるものである。第九実施形態の全体構成は、図15(a)に示すように、板材1(1v,1h,1d)と、直角連結材2aと、平行連結材3aとを備えるものであり、長手方向軸周り垂直で左右に延びる板材1vの左端に、直角連結材2aを挟んで下方に延びる板材1dを取り付けてあり、右端に、平行連結材3aを挟んで長手方向軸周り水平で左右に延びる板材1hを連設してあり、この水平な板材1hの右端に、直角連結材2aを挟んで下方に延びる板材1dを取り付けてあって、下方に延びる板材1dの下端は地面Gに固定してある。そして平行連結材3aは、図15(b)、(c)に示すように、左端から右端へ向けて、見込方向(前後方向)寸法が緩やかに拡幅し、見付方向(上下方向)寸法が緩やかに減幅しているものであって、断面形状は、長方形状を維持しつつ90度回転している。このような平行連結材3aも、図8に示した平行連結材と同様に、二枚の板材同士を長手方向軸周りに直交させ、かつ板材の長手方向軸同士を平行にさせる(本実施形態では同一直線上に位置させる)。さらに、一方の板材の見込面と他方の板材の見付面及び一方の板材の見付面と他方の板材の見込面をそれぞれ連続曲面で繋ぎ、二枚の板材及び平行連結材3aが外観上一体的になる。そして、この平行連結材3aを備える構造体は、図8に示した平行連結材を備える構造体と同様の機能を有する。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、板材と、直角連結材、平行連結材及び屈曲材を自由に組み合わせて、種々の形状の構造体を構成することができる。そして、板材は少なくとも一面が略平面であればよく、たとえば短手方向断面が半円形状のものなどでもよい。また、構造体の端部は、地面や壁面のほか、天井に固定してあってもよい。さらに、本発明の各部を構成する素材は、使用者が寄り掛かった際の荷重を支えることができるものであればよく、意匠性も考慮して、金属、木材、樹脂などから自由に選択できる。なお、本発明の構造体は必ずしも休憩のために使用するものでなくてもよく、たとえば境界を仕切るフェンスとして使用してもよい。
1,1v,1h,1d,1u 板材
2,2a 直角連結材
3,3a 平行連結材
21a,21b,31a,31b 接続部

Claims (5)

  1. 複数枚の板材と、直角連結材とを備え、直角連結材が、板材の長手方向端部同士を連結するものであって板材同士を長手方向軸周りに直交させかつ板材の長手方向軸同士を直交させるものであり、長手方向軸周り垂直又は長手方向軸周り水平で左右に延びる板材の少なくとも一端に、直角連結材を挟んで上方又は下方に延びる板材を取り付けてあって、長手方向軸周り垂直な板材が寄り掛かり面になり、長手方向軸周り水平な板材が座面又は荷物置きになることを特徴とする構造体。
  2. 複数枚の板材と、平行連結材とを備え、平行連結材が、板材の長手方向端部同士を連結するものであって板材同士を長手方向軸周りに直交させかつ板材の長手方向軸同士を平行にさせるものであり、長手方向軸周り垂直な板材と、長手方向軸周り水平な板材が、平行連結材を挟んで左右に連設してあって、長手方向軸周り垂直な板材が寄り掛かり面になり、長手方向軸周り水平な板材が座面又は荷物置きになることを特徴とする構造体。
  3. 直角連結材を備え、直角連結材が、板材の長手方向端部同士を連結するものであって板材同士を長手方向軸周りに直交させかつ板材の長手方向軸同士を直交させるものであり、左右に連設した板材の少なくとも一端に、直角連結材を挟んで上方又は下方に延びる板材を取り付けてあることを特徴とする請求項2記載の構造体。
  4. 直角連結材が、両端に板材と接続する接続部を有し、一方の接続部から他方の接続部へ向けて、見付方向面内で屈曲しており、見込方向寸法が拡幅し、見付方向寸法が減幅していることを特徴とする請求項1又は3記載の構造体。
  5. 平行連結材が、両端に板材と接続する接続部を有し、一方の接続部から他方の接続部へ向けて、見込方向寸法が拡幅し、見付方向寸法が減幅していることを特徴とする請求項2又は3記載の構造体。
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