JP5702251B2 - 携帯電子機器、音声出力方法及び音声出力プログラム - Google Patents

携帯電子機器、音声出力方法及び音声出力プログラム Download PDF

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Description

本発明は、集音機能を有する携帯電子機器、音声出力方法及び音声出力プログラムに関する。
聴力が低下した携帯電話装置のユーザが増加している。これに対して、イヤホンを接続可能であり、筐体の外部から集めた音声をイヤホンに出力する携帯電話装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この携帯電話装置は、筐体の外部から集めた音声をイヤホンから出力することでユーザの聴力低下を補うことができる。
特開2008−219586号公報
ところで、ユーザは、イヤホンを用いて会話すると、自身の声が普段と異なるように聴こえる。ユーザは、イヤホンを装着して会話を行うと、会話しにくくなってしまう。しかしながら、特許文献1に記載の携帯電話装置では、このような問題に対応することができず、良好に補聴することができない。
本発明は、良好に補聴することができる携帯電子機器、音声出力方法及び音声出力プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る携帯電子機器は、外部機器と通信を行う通信部を備える携帯電子機器において、音声を集音する集音部と、音声を出力する出力部と、音声の音質補正を行う補正部とを備え、前記出力部は、前記集音部により集音され前記補正部により補正された音声を出力することを特徴とする。
本発明に係る携帯電子機器は、イヤホンを接続可能な接続部と、前記接続部にイヤホンが接続されると、前記補正部により補正された音声を該イヤホンから出力する出力制御部とを備えることが好ましい。
本発明に係る携帯電子機器は、操作部を備え、前記出力制御部は、前記操作部からの入力に基づいて前記出力部から該イヤホンに出力先を切り替えて、前記補正された音声を出力することが好ましい。
本発明に係る携帯電子機器では、前記出力制御部は、前記イヤホンの接続が解除されると、前記補正された音声を前記出力部から出力することが好ましい。
本発明に係る携帯電子機器は、前記補正された音声の出力先を前記出力部と前記イヤホンとで切り替えると、前記音質補正の補正パラメータを変更する変更部を備えることが好ましい。
本発明に係る携帯電子機器は、前記出力制御部が、前記補正された音声の出力先を前記イヤホンから前記出力部に切り替える場合において、前記変更部は、前記補正パラメータに対応する補正レベルが所定値を超えているときに、該補正レベルを所定レベルに変更することが好ましい。
本発明に係る携帯電子機器は、前記補正パラメータの入力を受け付ける受付部を備え、前記変更部は、前記受付部から入力された補正パラメータに対応する補正レベルが所定値を超えている場合、前記所定レベルに対応する補正パラメータに変更し、前記受付部から入力された前記補正パラメータに対応する補正レベルが前記所定値を超えていない場合、前記受付部から入力された補正パラメータに変更することが好ましい。
本発明に係る携帯電子機器では、前記補正された音声の出力中に着信すると、該補正された音声の出力先から着信音を出力することが好ましい。
本発明に係る携帯電子機器では、第1筐体と、前記出力部が配置される第2筐体と、前記出力部が第1筐体で覆われる第1形態と、前記出力部が開放される第2形態との間を相対移動可能に前記第1形態と前記第2筐体とを連結する連結部とを備え、前記出力制御部は、前記第2形態から前記第1形態に変形すると、前記補正された音声の出力先を前記出力部から前記イヤホンに切り替えることが好ましい。
本発明に係る携帯電子機器では、第1筐体と、前記出力部が配置される第2筐体と、前記出力部が第1筐体で覆われる第1形態と、前記出力部が開放される第2形態との間を相対移動可能に前記第1筐体と前記第2筐体とを連結する連結部とを備え、前記出力制御部は、前記補正された音声の出力先が前記イヤホンである場合、第1形態と第2形態とにかかわらず、該補正された音声の該イヤホンへの出力を継続することが好ましい。
本発明に係る音声出力方法は、外部機器と通信を行う通信部と、音声を集音する集音部と、音声を出力する出力部と、音声の音質補正を行う補正部とを備える携帯電子機器が音声を出力する音声出力方法であって、前記補正部が補正を行うステップと、前記出力部が前記補正部により補正された音声を出力するステップとを含むことを特徴とする。
本発明に係る音声出力プログラムは、外部機器と通信を行う通信部と、音声を集音する集音部と、音声を出力する出力部と、音声の音質補正を行う補正部とを備える携帯電子機器に音声を出力させる音声出力プログラムであって、前記補正部が補正を行うステップと、前記出力部が前記補正部により補正された音声を出力するステップとを前記携帯電子機器に実行させる。
本発明によれば、良好に補聴することができる。
本実施形態に係る携帯電話機の外観斜視図である。 本実施形態に係る携帯電話機の機能構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る補正部の機能を示すブロック図である。 音質補正の調整ターゲット特性を示す概念図である。 聴力が低下していない人の聴力特性を示す図である。 聴力が低下した人の聴力特性を示す図である。 聴力が低下していない人の音の聴こえ方と、聴力が低下した人の音の聴こえ方とを対比する図である。 本実施形態に係る携帯電話機において集音機能が開始した場合における処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る携帯電話機において集音機能が動作している場合の割込処理であるイヤホン着脱検出処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る携帯電話機において集音機能が動作している場合の割込処理である調整要求処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る携帯電話機において集音機能が動作している場合の割込処理である閉状態検出処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る携帯電話機において集音機能が動作している場合の割込処理である開状態検出処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の携帯電子機器としての携帯電話機について説明する。
図1は、本実施形態に係る携帯電話機の外観斜視図である。
図1に示すように、携帯電話機1は、第1筐体2と、第2筐体3と、を備える。また、携帯電話機1は、第1筐体2と第2筐体3とを開閉可能に連結する連結部4を備える。
携帯電話機1は、第1形態としての閉状態と、第2形態としての開状態とに変形可能に構成される。
閉状態では、第1筐体2と第2筐体3とが互いに重なるように配置される。本実施形態の閉状態では、両筐体における主面同士が対向するように配置される。
開状態では、第1筐体2の主面と第2筐体3の主面とが露出するように配置される。本実施形態の開状態では、図1に示すように、第1筐体2の主面と第2筐体3の主面とが離間して配置される。
第1筐体2は、操作部11と、入力部としてのマイク12と、電源操作部17と、各種インターフェースとを備える。操作部11と、入力部としてのマイク12と、電源操作部17とは、第1筐体2の主面に配置される。
操作部11は、機能キー13と、文字キー14と、操作キー15と、サイドキー16とを有する。
機能キー13は、携帯電話機1の各種設定、電話帳機能、又はメール機能等の各種機能の作動に用いられる。文字キー14は、電話番号の数字又はメールの文字等の入力に用いられる。操作キー15は、各種操作における決定又は上下左右方向のスクロール等に用いられる。サイドキー16は、携帯電話機1の各種設定、電話帳機能、又はメール機能等の各種機能の作動に用いられる。
操作部11を構成するキーのそれぞれは、機能が割り当てられる。この機能の割り当ては、携帯電話機1における開閉状態、各種モード又は起動されているアプリケーションの種類等に応じて変更される。これらのキーのそれぞれがユーザにより押圧されると、携帯電話機1は、キー押圧時に割り当てられている機能に応じて動作する。
マイク12は、第1筐体2の長手方向における端部にある。このマイク12は、連結部4と反対側にある。マイク12は、携帯電話機1が開状態である場合の一方の端部に配置される。マイク12は、ユーザが発した音声又は携帯電話機1の環境音等の入力を受け付ける。
電源操作部17は、携帯電話機1の主電源をON又はOFFにするための操作部である。
各種インターフェースは、外部機器(例えば、ホスト装置)と通信を行うためのインターフェースと、外部メモリの挿入及び取り出しが行われるインターフェースとを含む。本実施形態において、携帯電話機1は、各種インターフェースの一として、後述の接続部33を備える。各種インターフェースは、不使用時に、キャップにより覆われる。
第2筐体3は、表示部21と、出力部としてのレシーバ23とを備える。表示部21と、レシーバ23とは、第2筐体3の主面に配置される。
表示部21は、文字情報又は画像情報等の各種情報を表示可能に構成される。
レシーバ23は、第2筐体3の主面に配置される。レシーバ23は、第2筐体3の長手方向における端部に配置される。レシーバ23は、連結部4側と反対側にある。レシーバ23は、話し相手の音声を出力する。このレシーバ23は、閉状態で第1筐体2に覆われ、開状態で開放される。
連結部4は、開閉ヒンジ機構を有している。連結部4は、第1筐体2の端部と第2筐体3の端部との間に配置される。連結部4は、第1筐体2と第2筐体3とを相対移動可能に連結する。本実施形態の連結部4は、第1筐体2と第2筐体3とを互いにローテンション可能に連結する。第1筐体2と第2筐体3は、回転軸Zを中心に回動する。携帯電話機1は、回転軸Zを中心に回動して第1形態と第2形態とに変形する。
携帯電話機1の機能構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る携帯電話機1の機能構成を示すブロック図である。
図2に示すように、携帯電話機1は、操作部11と、マイク12と、電源操作部17と、表示部21と、LCDドライバ22と、レシーバ23と、スピーカ24と、通信部31と、LCD処理部32と、接続部33と、記憶部34と、補正部35と、制御部36とを備える。
スピーカ24は、携帯電話機1の操作音又は着信音等を出力する。スピーカ24は、第1筐体2に設けられていてもよい。
通信部31は、アンテナ部311と、通信処理部312とを備える。
アンテナ部311は、所定の周波数帯(例えば、800MHz帯)で変調された信号により基地局と無線通信を行う。アンテナ部311は、通信処理部312により変調処理が行われた音声信号を基地局に送信する。アンテナ部311は、基地局を介して他の通信機器と通信を行う。
通信処理部312は、基地局に送信する信号を所定の周波数帯で変調処理する。通信処理部312は、基地局から受信した信号を所定の周波数帯で復調処理する。通信処理部312は、復調処理が行われた信号を、制御部36に出力する。
LCD処理部32は、画像処理を行う。LCD処理部32は、処理後の画像データをLCDドライバ22に出力する。LCDドライバ22は、フレームメモリを備えている。LCDドライバ22は、LCD処理部32から供給された画像データをメモリに蓄える。そして、LCDドライバ22は、メモリに蓄えられた画像データを表示部21に出力する。画像処理を制御部36で行う場合、このLCD処理部32を省略してもよい。
接続部33は、音声を外部機器に出力するためインターフェースである。外部機器としてイヤホン5が接続される。
記憶部34は、複数のアプリケーションプログラムを記憶する。記憶部37は、携帯電話機1の内部に固定されていてもよいし、着脱可能であってもよい。
補正部35は、入力された音声の音質補正を行う。
補正部35の詳細な機能について図3を用いて説明する。図3は、本実施形態に係る補正部35の機能を示すブロック図である。補正部35は、バランサ351と、ミキサ352と、調整部353とを備える。
バランサ351は、マイク12から入力された音声の音量を調整して、マイク12から入力された音声の音量と、通話相手からの音声の音量とのバランスを調整する。バランサ351は、マイク12から入力された音声の全周波数成分を小さくしたり、大きくしたりする。このバランサ351は、省略することができる。
ミキサ352は、マイク12から入力された音声と、通信部31を用いて受信した音声とをミキシングする。
調整部353は、補正パラメータと調整ターゲット特性とを関連付けた補正テーブルを記憶する。補正テーブルにおいて、制御部36により一の補正パラメータが選択されている。調整部353は、選択されている補正パラメータに対応する調整ターゲット特性に基づいて、入力された音声の音質補正を行う。調整部353は、音質補正が行われた音声を制御部36に出力する。
図4は、音質補正の調整ターゲット特性を示す概念図である。調整部353は、図4のグラフに表示されている2本の折れ線の間の大きさに対応する音声となるように周波数毎に調整を行う。ここでは、周波数帯域で補正パラメータを設定している。例えば、調整部353は、1,600Hzの音声に対して、50dB(デシベル)以上90dB以下となるように調整する。
調整部353の音質補正の方法について説明する。図5は、聴力が低下していない人の聴力特性を示す図である。図6は、聴力が低下した人の聴力特性を示す図である。図7は、聴力が低下していない人の音の聴こえ方と、聴力が低下した人の音の聴こえ方とを対比する図である。
図5に示されるように、90dB以上の領域と40dB以下の領域とが区分けされている。図5に示されるように、40dB以下の音は、聴力が低下していない人が聴き難いと感じる音である。90dB以上の音は、一般的に、聴力が低下していない人がうるさいと感じる音である。図6に示されるように、聴力が低下した人が良好に聴こえる音の大きさは、聴力が低下していない人が良好に聴こえる音の大きさと比べた場合、高い周波数において異なる。例えば、聴力が低下した人は、周波数が3,000Hzにおいて、約65dB以下の音が聴き難いと感じる。聴力が低下した人は、4,000Hzにおいて、約100dBの音でもうるさいと感じない。
図5及び図6には、母音、有声子音、無声子音の音の大きさが示されている。図5及び図6に示すように、母音及び有声子音は、通常、40dBから90dBの範囲に入る。無声子音は、通常、高周波数域の30dBから60dBの範囲に入る。無声子音は、母音及び有声子音に比べて小さい音と聴こえる傾向がある。
聴力が低下していない人は、図5に示すように、300Hzから3,400Hzまでの音について、40dBから90dBまで音声を聴くことができる。聴力が低下した人は、図6に示すように、音声の周波数が高くなるに従って、聴こえ難くなる傾向がある。聴力が低下した人は、母音が聴こえるものの、有声子音及び無声子音が聴こえ難くなってしまう傾向にある。
聴力が低下した人は、図7に示すように、所定の大きさの音より小さい音については、殆ど聴こえない。聴力が低下した人は、所定の大きさの音より大きい音については、聴力が低下していない人と同じように音を感じることができる。例えば、図7の範囲Aに対応する大きさの音は、聴力が低下した人も聴力が低下していない人と同じように聴こえる。
調整部353は、聴こえる音圧の境界が大きくなった周波数の音を、境界よりも大きくなるようにゲイン調整を行う。このゲイン調整によって、聴力が低下した人にとって有声子音及び無声子音が聴きやすくなる。調整部353は、うるさく感じる音圧の境界が大きくなった周波数の音を、境界よりも小さくなるようにゲイン調整を行う。このゲイン調整によって、大きい音も聴力が低下した人にとって聴きやすくなる。
携帯電話機1は、音質補正の調整ターゲット特性を、年齢毎に設けるような構成でもよい。補正部35は、操作部11を介して年齢を受け付けたことに応じて、該年齢に対応する調整ターゲット特性に基づいて補正を行う。
携帯電話機1は、音質補正の調整ターゲット特性を、聴力の低下度合いに応じて複数段階で設定してもよい。このような構成の場合、補正部35は、操作部11を介して選択を受け付け、該選択された調整ターゲット特性に基づいて補正を行う。
制御部36は、携帯電話機1の全体を制御する。
制御部36は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含む。制御部36は、複数のマイクロプロセッサを含んでいてもよい。
この制御部36は、集音機能を有しており、出力制御部、変更部及び受付部として動作する。
制御部36は、接続部33の端子の電圧変化を監視する。制御部36は、電圧変化に基づいて、接続部33に対するイヤホン5の接続を検出する。制御部36は、電圧変化に基づいて、接続部33からのイヤホン5の接続解除を検出する。
制御部36は、マイク12により入力された音声を通信処理部312に出力する。制御部36は、マイク12により入力された音声に対して、音声の周波数を全体的に遅延させる機能を有していてもよい。この機能を有する携帯電話機1では、使用者がゆっくり話しているように話し相手に聴こえる。この場合、制御部36は、この補正された音声を通信処理部312に出力する。
制御部36は、マイク12により入力された音声を補正部35に出力する。制御部36は、補正部35により補正された音声をレシーバ23に出力する。
制御部36は、接続部33にイヤホン5が接続されると、補正部35により補正された音声をイヤホン5に出力する。例えば、携帯電話機1では、接続部33にイヤホン5が接続されたことを検出してレシーバ23からイヤホン5から出力を切り替えている。この場合、制御部36は、接続部33の電圧の変化に基づいて、接続部33にイヤホン5が接続されたことを検出する。例えば、制御部36は、補正部35により補正された音声をイヤホン5とレシーバ23との双方に出力してもよい。
制御部36は、接続部33に対するイヤホンの接続が解除されると、補正部35により補正された音声をレシーバ23から出力する。
制御部36は、イヤホン5が接続部33に接続されている場合において、操作部11からの操作入力に基づいて、補正された音声の出力先をレシーバ23からイヤホン5に切り替える。制御部36は、補正された音声をイヤホン5に出力する。
制御部36は、開状態から閉状態に変形すると、前記補正された音声の出力先をレシーバ23からイヤホン5に切り替える。例えば、制御部36は、第1筐体2と第2筐体3とが開状態であるか閉状態であるかを検出する。制御部36は、イヤホン5が接続部33に接続され、かつ、補正された音声の出力先がレシーバ23である場合において閉状態を検出したとき、補正された音声の出力先をレシーバ23からイヤホン5に切り替える。イヤホン5が接続されていない場合は、出力を停止してもよい。
制御部36は、補正された音声の出力先がイヤホン5である場合、閉状態と開状態とにかかわらず、該補正された音声のイヤホン5への出力を継続する。
制御部36は、補正された音声の出力先をレシーバ23とイヤホン5とで切り替えると、音質補正の補正パラメータを変更する。制御部36は、補正された音声の出力先をイヤホン5に切り替える場合、補正パラメータを第1の補正パラメータに切り替える。第1の補正パラメータは、イヤホン5を接続している場合に用いる補正パラメータである。制御部36は、補正された音声の出力先をレシーバ23に切り替える場合、補正パラメータを第2の補正パラメータに切り替える。第2の補正パラメータは、レシーバ23を接続している場合に用いる補正パラメータである。
制御部36は、補正パラメータに対応する補正レベルが所定値を超えているときに、該補正レベルを所定レベルに変更する。例えば、制御部36は、補正された音声の出力先をイヤホン5からレシーバ23に切り替える場合、補正に用いられる補正パラメータに対応する調整ターゲット特性における最も高い補正レベルが所定値を超えているか判定する。制御部36は、当該補正レベルが所定値を超えている場合、補正パラメータを所定の補正パラメータに変更する。この所定の補正パラメータは、所定の調整ターゲット特性に対応している。この所定の調整ターゲット特性における最も高い補正レベルを、所定レベルという。これにより、補正パラメータに対応する調整ターゲット特性における最も高い補正レベルが所定レベルに変更される。
所定値は、レシーバ23から出力された音声が補正部38により再び補正されにくい程度の音圧レベルに対応している。
制御部36は、操作部11を介して補正パラメータの入力を受け付ける。制御部36は、入力された補正パラメータに対応する補正レベルが所定値を超えている場合、所定レベルに対応する補正パラメータに変更し、入力された補正パラメータに対応する補正レベルが所定値を超えていない場合、入力された補正パラメータに変更する。
例えば、制御部36は、入力された補正パラメータに対応する調整ターゲット特性において、最も高い補正レベルが所定値を超えているか否かを判定する。制御部36は、最も高い補正レベルが所定値を超えている場合、補正パラメータを、所定の補正パラメータに変更する。制御部36は、最も高い補正レベルが所定値を超えていない場合、補正パラメータを、入力された補正パラメータに変更する。補正された音声の出力先がイヤホン5である場合、所定の補正パラメータは、第1の補正パラメータである。補正された音声の出力先がレシーバ23である場合、所定の補正パラメータは、第2の補正パラメータである。
制御部36は、最も高い補正レベルが所定値を超えていると判定した場合に、補正パラメータに対応する補正レベルが上限を超えていることを表示部21に表示させる。
制御部36は、補正部35により補正された音声を出力中に着信があると、当該補正された音声の出力先に着信音を出力する。
制御部36は、イヤホン5から音声が出力されている状態において着信があった場合、イヤホン5に着信音を出力する。一方、制御部36は、レシーバ23から音声が出力されている状態において着信があった場合、レシーバ23に着信音を出力する。
制御部36は、補正された音声の出力先がレシーバ23である場合、スピーカ24から出力するようにしてもよい。
続いて、携帯電話機1において集音機能が動作している場合の処理の流れについて説明する。
図8は、本実施形態に係る携帯電話機1において集音機能が開始した場合における処理の流れを示すフローチャートである。なお、集音機能は、操作部11を介して集音機能の開始操作が行われたことに応じて開始される。
ステップS1において、制御部36は、イヤホン5が接続部33に接続されていることが検出されているか否かを判定する。制御部36は、この判定がYESの場合、ステップS2に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS5に処理を移す。
ステップS2において、制御部36は、補正部35により参照する補正パラメータを第1の補正パラメータに設定する。
ステップS3において、制御部36は、マイク12により集音された音のイヤホン5への出力を開始する。すると、補正部38において、第1の補正パラメータに対応する調整ターゲット特性に基づいて、マイク12により集音された音声の補正が行われる。補正された音声は、制御部36を介してイヤホン5に出力される。制御部36は、操作部11を介して集音機能の終了操作が行われたことに応じて、集音機能を終了する。
ステップS4において、制御部36は、処理の割込を検出すると、図4〜図7に示される割込処理を実行する。割込処理としては、例えばイヤホン着脱検出処理、音響利得調整要求処理、閉状態検出処理及び開状態検出処理等が挙げられる。制御部36は、操作部11を介して集音機能の終了操作が行われたことに応じて、集音機能を終了する。
ステップS5において、制御部36は、補正に用いられる補正パラメータに対応する調整ターゲット特性における最も高い補正レベルが所定値を超えているか判定する。制御部36は、この判定がYESの場合、ステップS6に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS7に処理を移す。
ステップS6において、制御部36は、補正部35により参照する補正パラメータを第2の補正パラメータに設定する。
ステップS7において、制御部36は、補正部35により参照する補正パラメータを第1の補正パラメータに設定する。
ステップS8において、制御部36は、マイク12により集音した音のレシーバ23への出力を開始する。すると、補正部38において、第1の補正パラメータ又は第2の補正パラメータに基づいて、マイク12により集音された音声の補正が行われる。補正された音声は、制御部36を介してレシーバ23に出力される。
ステップS9において、制御部36は、処理の割込を検出すると、図4〜図7に示される割込処理等を実行する。制御部36は、操作部11を介して集音機能の終了操作が行われたことに応じて、集音機能を終了する。
図9は、本実施形態に係る携帯電話機1において集音機能が動作している場合の割込処理であるイヤホン着脱検出処理の流れを示すフローチャートである。なお、イヤホン着脱検出処理は、接続部33に対するイヤホン5の接続、及び接続部からのイヤホン5の接続解除を検出したことに応じて開始される。
ステップS11において、制御部36は、イヤホン5が接続部33に接続されているか否かを判定する。制御部36は、この判定がYESの場合、ステップS12に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS14に処理を移す。
ステップS12において、制御部36は、補正部35により参照する補正パラメータを第1の補正パラメータに設定する。
ステップS13において、制御部36は、マイク12により集音された音のイヤホン5への出力を開始する。すると、補正部38において、第1の補正パラメータに基づいて、マイク12により集音された音声の補正が行われる。補正された音声は、制御部36を介してイヤホン5に出力される。その後、制御部36は、イヤホン着脱検出処理を終了する。
ステップS14において、制御部36は、補正に用いられる補正パラメータに対応する調整ターゲット特性における最も高い補正レベルが所定値を超えているか判定する。制御部36は、この判定がYESの場合、ステップS15に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS16に処理を移す。
ステップS15において、制御部36は、補正部35により参照する補正パラメータを第2の補正パラメータに設定する。
ステップS16において、制御部36は、補正部35により参照する補正パラメータを第1の補正パラメータに設定する。
ステップS17において、制御部36は、マイク12により集音された音のレシーバ23への出力を開始する。すると、補正部38において、第1の補正パラメータ又は第2の補正パラメータに基づいて、マイク12により集音された音声の補正が行われる。そして、補正された音声がレシーバ23に出力される。その後、制御部36は、イヤホン着脱検出処理を終了する。
図10は、本実施形態に係る携帯電話機1において集音機能が動作している場合の割込処理である調整要求処理の流れを示すフローチャートである。なお、調整要求処理は、制御部において補正パラメータの調整要求が行われたことに応じて開始される。
ステップS21において、制御部36は、要求された補正パラメータに対応する調整ターゲット特性における最も高い補正レベルが所定値を超えているか判定する。制御部36は、この判定がYESの場合、ステップS22に処理を移し、この判定がNOの場合、ステップS24に処理を移す。
ステップS22において、制御部36は、補正部35により参照する補正パラメータを所定の補正パラメータに設定する。補正された音声の出力先がイヤホン5である場合、所定の補正パラメータは、第1の補正パラメータである。補正された音声の出力先がレシーバ23である場合、所定の補正パラメータは、第2の補正パラメータである。
ステップS23において、制御部36は、要求された音響利得が上限を超えている旨を表示部21に表示させる。その後、制御部36は、調整要求処理を終了する。
ステップS24において、制御部36は、補正部35により参照する補正パラメータを要求された補正パラメータに変更する。その後、制御部36は、調整要求処理を終了する。
図11は、本実施形態に係る携帯電話機1において集音機能が動作している場合の割込処理の流れを示すフローチャートである。この割込処理は、開状態から閉状態に変化したことを検出したことに応じて開始される。この割込処理を閉状態検出処理として説明する。
ステップS31において、制御部36は、マイク12により入力された音声がレシーバ23に出力されているか否かを判定する。制御部36は、この判定がYESの場合、ステップS32に処理を移し、この判定がNOの場合、閉状態検出処理を終了する。
ステップS32において、制御部36は、集音機能を停止する。その後、制御部36は、閉状態検出処理を終了する。
なお、ステップS31における判定がNOの場合、補正された音声がイヤホン5から音声が出力される状態である。この状態において、制御部36は、閉状態を検出しても集音機能を停止させる処理を行わない。
図12は、本実施形態に係る携帯電話機1において集音機能が動作している場合の割込処理の流れを示すフローチャートである。この割込処理は、閉状態から開状態に変化したことを検出したことに応じて開始される。この割込処理を開状態検出処理として説明する。
ステップS41において、制御部36は、マイク12により入力された音声がレシーバ23に出力されているか否かを判定する。制御部36は、この判定がYESの場合、ステップS42に処理を移し、この判定がNOの場合、開状態検出処理を終了する。
ステップS42において、制御部36は、集音機能を開始して、レシーバ23からの音声の出力を開始する。その後、制御部36は、開状態検出処理を終了する。
なお、ステップS41における判定がNOの場合、携帯電話機1は、イヤホン5から音声が出力される状態である。つまり、イヤホン5から音声が出力される状態である場合、制御部36は、閉状態を検出しても集音機能を停止させる処理を行わない。
以上、本実施形態によれば、以下のような作用効果を奏する。
レシーバ23は、マイク12により集音され補正部35により補正された音声を出力する。携帯電話機1では、レシーバ23から補正された音声が出力されるので、ユーザは、良好に補聴することができる。
制御部36は、接続部33にイヤホン5が接続されると、補正部35により補正された音声をイヤホン5から出力する。携帯電話機1では、接続部33にイヤホンが接続された場合、イヤホン5を用いて補聴できる。
制御部36は、操作部11からの操作に基づいてレシーバ23からイヤホン5に出力先を切り替えて、補正された音声を出力する。携帯電話機1では、ユーザの操作に基づいて出力先を切り替えることができる。この出力先の切り替えは、ユーザが所望する動作を事前に設定していてもよい。
制御部36は、イヤホン5の接続が解除されると、補正された音声をレシーバ23から出力する。携帯電話機1は、イヤホン5の接続の解除に応じて自動的に補正された音声をレシーバ23から出力することができる。
制御部36は、補正された音声の出力先をレシーバ23とイヤホン5とで切り替えると、音質補正の補正パラメータを変更する。携帯電話機1は、補正された音声の出力先を切り替えたことに応じて、適切な補正パラメータに変更することができる。
制御部36は、補正された音声の出力先をイヤホン5からレシーバ23に切り替える場合において、補正パラメータに対応する補正レベルが所定値を超えているときに、該補正レベルを所定レベルに変更する。補正レベルが所定値を超えていると、レシーバ23からマイク12に入力される音声が大きいことにより、ハウリングが発生してしまう。携帯電話機1では、補正レベルが所定値を超えている場合に補正レベルを所定レベルに変更するので、このようなハウリングの発生を低減できる。
制御部36は、入力されたパラメータに対応する補正レベルが所定値を超えている場合、補正パラメータを所定レベルに対応するパラメータに変更する。制御部36は、入力された前記補正パラメータに対応する補正レベルが所定値を超えていない場合、補正パラメータを入力されたパラメータに変更する。携帯電話機1では、入力されたパラメータに対応する補正レベルが大きいことによるハウリングを低減することができる。
制御部36は、補正された音声がイヤホン5から出力されている場合に着信すると、イヤホン5から着信音を出力する。制御部36は、補正された音声がレシーバ23から出力されている場合に着信すると、レシーバ23から着信音を出力する。携帯電話機1では、補正された音声の出力先に着信音を出力するので、着信したことをユーザに伝えやすい。
制御部36は、補正された音声の出力先がイヤホン5である場合、閉状態と開状態とにかかわらず、該補正された音声をイヤホン5に出力し続ける。携帯電話機1は、閉状態と開状態とにかかわらず、イヤホン5を用いた補聴を継続することができる。
制御部36は、補正された音声の出力先がレシーバ23である場合、閉状態を検出したとき、該出力先をイヤホン5に切り替える。補正された音声の出力先がレシーバ23である場合に閉状態となると、レシーバ23とマイク12との距離が近接することによりハウリングが発生しやすくなる。携帯電話機1は、この場合において、レシーバ23からの音声の出力を停止して、ハウリングを低減することができる。携帯電話機1は、イヤホン5が接続されている場合において閉状態を検出したとき、自動的にイヤホン5による補聴に切り替えることができる。携帯電話機1は、イヤホン5が接続されている場合において閉状態を検出したとき、レシーバ23からの出力を停止してもよいし、マイク12からの入力を停止してもよい。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。例えば、上述の実施形態において、携帯電子機器として携帯電話機1について説明しているが、これに限定されない。例えば、携帯電子機器は、PHS(登録商標:Personal Handy phone System)等であってもよい。
本実施形態では、いわゆる折り畳み型の携帯電話装置の形態を示したが、これに限定されない。本発明に係る携帯電話機は、第1筐体2と第2筐体3とが一つの筐体に配置され連結部を有さない型式(ストレートタイプ)であってもよい。本発明に係る携帯電話機は、第1筐体2と第2筐体3とを重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式であってもよい。本発明に係る携帯電話装置は、第1筐体2と第2筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式であってもよい。
本実施形態では、補正部35が、ミキシングを行ってから音声の音質補正を行うようにしたが、これに限定されない。本発明に係る補正部は、第1調整部と、第2調整部と、ミキサを設ける構成であってもよい。このような構成において、第1調整部はマイク12から入力された音声を補正する。第2調整部は、通信部31を用いて受信した音声を補正する。ミキサは、第1調整部により補正された音声と、第2調整部により補正された音声とをミキシングする。このミキサは、ミキシングされた音声を制御部36に出力する。
本実施形態では、補正された音声の出力先をイヤホン5からレシーバ23に切り替える場合、補正に用いられる補正パラメータに対応する調整ターゲット特性における最も高い補正レベルが所定値を超えているか判定したが、これに限定されない。本発明に係る携帯電話機では、補正パラメータを、補正レベルに対応した数値で表現する構成としてもよい。このような構成において、制御部では、補正パラメータが示す数値に基づいて補正レベルを調整する。
補正パラメータは、マイク12からの音声に用いるパラメータと、通話相手からの音声に用いるパラメータとを別々に有していてもよい。別々のパラメータを用いた携帯電話機では、デバイスに依存する特性に応じた補正を行うことができる。
本発明に係る携帯電話機は、補正した音声の音圧を測定する測定部を備える構成としてもよい。このような構成の場合、制御部は、測定部により測定された音声に基づいて、補正レベルの調整を行う。
本発明に係る携帯電話機において第1筐体2又は第2筐体3に設けられた各機能部は、第1筐体2又は第2筐体3の少なくともいずれかに設けられていればよい。
本発明には、外部機器と通信を行う通信部と、音声を集音する集音部と、音声を出力する出力部と、所定の音響利得を記憶する記憶部と、音声の音質補正を行う補正部とを備える携帯電子機器が音声を出力する音声出力方法であって、前記補正部が、前記記憶部に記憶されている前記所定の音響利得に基づいて補正を行うステップと、前記出力部が、前記補正部により補正された音声を出力するステップとを含むことを特徴とする音声出力方法が含まれる。
本発明には、外部機器と通信を行う通信部と、音声を集音する集音部と、音声を出力する出力部と、所定の音響利得を記憶する記憶部と、音声の音質補正を行う補正部とを備える携帯電子機器に音声を出力させる音声出力プログラムであって、前記補正部が、前記記憶部に記憶されている前記所定の音響利得に基づいて補正を行うステップと、前記出力部が、前記補正部により補正された音声を出力するステップとを前記携帯電子機器に実行させる音声出力プログラムが含まれる。
1 携帯電話機(携帯電子機器)
12 マイク(入力部)
23 レシーバ(出力部)
24 スピーカ
31 通信部
33 接続部
34 記憶部
35 補正部
36 制御部(出力制御部、変更部、受付部)

Claims (8)

  1. 外部機器と通信を行う通信部を備える携帯電子機器において、
    音声を集音する集音部と、
    音声を出力する出力部と、
    音声の音質補正を行う補正部と
    イヤホンを接続可能な接続部と、
    前記接続部にイヤホンが接続されると、前記補正部により補正された音声を該イヤホンから出力する出力制御部と、
    前記補正された音声の出力先を前記出力部と前記イヤホンとで切り替えると、前記音質補正の補正パラメータを変更する変更部と、を備え、
    前記出力部は、前記集音部により集音され前記補正部により補正された音声を出力し、
    前記出力制御部が、前記補正された音声の出力先を前記イヤホンから前記出力部に切り替える場合において、前記変更部は、前記補正パラメータに対応する補正レベルが所定値を超えているときに、該補正レベルを所定レベルに変更する、
    携帯電子機器。
  2. 操作部を備え、
    前記出力制御部は、前記操作部からの入力に基づいて前記出力部から前記イヤホンに出力先を切り替えて、前記補正された音声を出力する、
    請求項に記載の携帯電子機器。
  3. 前記出力制御部は、前記イヤホンの接続が解除されると、前記補正された音声を前記出力部から出力する、
    請求項1又は2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記補正パラメータの入力を受け付ける受付部を備え、
    前記変更部は、前記受付部から入力された補正パラメータに対応する補正レベルが所定値を超えている場合、前記所定レベルに対応する補正パラメータに変更し、前記受付部から入力された前記補正パラメータに対応する補正レベルが前記所定値を超えていない場合、前記受付部から入力された補正パラメータに変更する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記補正された音声の出力中に着信すると、該補正された音声の出力先から着信音を出力する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  6. 第1筐体と、
    前記出力部が配置される第2筐体と、
    前記出力部が第1筐体で覆われる第1形態と、前記出力部が開放される第2形態との間を相対移動可能に前記第1形態と前記第2筐体とを連結する連結部とを備え、
    前記出力制御部は、前記第2形態から前記第1形態に変形すると、前記補正された音声の出力先を前記出力部から前記イヤホンに切り替える、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  7. 第1筐体と、
    前記出力部が配置される第2筐体と、
    前記出力部が第1筐体で覆われる第1形態と、前記出力部が開放される第2形態との間を相対移動可能に前記第1筐体と前記第2筐体とを連結する連結部とを備え、
    前記出力制御部は、前記補正された音声の出力先が前記イヤホンである場合、第1形態と第2形態とにかかわらず、該補正された音声の該イヤホンへの出力を継続する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  8. 外部機器と通信を行う通信部を備える携帯電子機器において実行されるプログラムであって、
    集音部によって音声を集音する集音ステップと、
    補正部によって音声の音質補正を行う補正ステップと、
    出力部から音声を出力する出力ステップと、
    イヤホンを接続可能な接続部にイヤホンが接続されると、前記補正ステップにより補正された音声を該イヤホンから出力させる出力制御ステップと、
    前記補正された音声の出力先を前記出力部と前記イヤホンとで切り替えると、変更部によって前記音質補正の補正パラメータを変更する変更ステップと、を備え、
    前記出力ステップは、前記集音部により集音され前記補正部により補正された音声を出力し、
    前記出力制御ステップにおいて前記補正された音声の出力先を前記イヤホンから前記出力部に切り替えた場合、前記変更ステップは、前記補正パラメータに対応する補正レベルが所定値を超えているときに、該補正レベルを所定レベルに変更する、
    プログラム。
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