JP5702010B1 - ゲームシステム、ゲーム装置、端末装置及び通信方法 - Google Patents
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Abstract
Description
こうした認証のために利用者が認証情報を端末装置に入力するのでは、簡易な操作で利用者がゲームを楽しむことができるとはいい難い。
ゲーム装置と、前記ゲーム装置と無線通信可能な端末装置とを備えるゲームシステムであって、
前記ゲーム装置は、
ゲーム内で所定のゲーム情報を使用可能に構成されるとともに、
前記端末装置との間で無線通信を行う第1無線通信手段と、
ペアリング確立情報がコード化されたペアリングコードを前記端末装置に対して提供するペアリングコード提供手段と、
画像表示を行う表示手段と、
前記第1無線通信手段を介して前記端末装置との通信を行う第1制御手段と、
を備え、
前記端末装置は、
前記所定のゲーム情報の使用の試行が可能に構成されるとともに、
前記ゲーム装置との間で無線通信を行う第2無線通信手段と、
前記ペアリングコード提供手段が提供する前記ペアリングコードを取得するペアリングコード取得手段と、
前記第2無線通信手段を介して前記ゲーム装置とのペアリングの確立のための通信を行う第2制御手段と、
を備え、
前記第1制御手段は、
前記ペアリングコード提供手段に、前記ゲーム装置の識別情報を含むペアリング情報がコード化されたペアリングコードを提供させ、
前記ペアリング情報を利用して前記ペアリングを確立しようとしている装置との間で前記ペアリングの確立のための通信を行い、
前記第2制御手段は、
前記ペアリングコード取得手段により取得された前記ペアリングコードを解読して前記ペアリング情報を取得し、
前記ペアリング情報に基づいて、前記ゲーム装置との間で前記ペアリングの確立のための通信を行い、
前記ペアリングの確立後、前記第1制御手段と前記第2制御手段とが、前記所定のゲーム情報の通信を行う、
ことを特徴とする。
ここでの「ゲーム情報」とは、ゲームに必要なゲーム要素を言う。ゲーム要素として挙げられるのは、例えば、キャラクタ情報(キャラクタの属性、キャラクタの種類、キャラクタが保有するアイテムやツール、シチュエーション、プレイの種類)などゲームの進行上で欠かせない要素やゲーム結果である。以下、同様である。
この場合、請求項2に記載のように、前記ペアリングコード提供手段は、前記ペアリング情報がコード化されたコード画像を表示する前記表示手段から構成され、前記ペアリングコード取得手段は、撮像対象物の撮像を行う撮像手段から構成されている、ことが好ましい。
なお、ペアリングコード提供手段及びペアリングコード取得手段の他例としては、赤外線やその他のデータ通信方法が挙げられる。
前記ペアリングの確立のための通信に先立って、前記第1制御手段は、所定のサービス識別情報を含む通信接続可能情報を同報送信し、
前記第2制御手段は、前記通信接続可能情報に含まれるサービス識別情報が前記所定のサービス識別情報であった場合に、前記ペアリングの確立のための通信を開始する、
ことを特徴とする。
所定のゲーム情報の使用の試行が可能に構成された端末装置と無線通信を行うゲーム装置であって、
ゲーム内で前記所定のゲーム情報を使用可能に構成されるとともに、
前記端末装置との間で無線通信を行う無線通信手段と、
画像表示を行う表示手段と、
前記無線通信手段を介して前記端末装置との通信を行うとともに、前記表示手段に画像表示を行わせる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記表示手段に、前記ゲーム装置の識別情報を含むペアリング情報がコード化されたコード画像を表示させ、
前記ペアリング情報を利用して前記ペアリングを確立しようとしている前記端末装置との間で前記ペアリングの確立のための通信を行い、
前記ペアリングの確立後、前記端末装置との間で、前記所定のゲーム情報の通信を行う、
ことを特徴とする。
ゲーム内で所定のゲーム情報を使用可能に構成されたゲーム装置と無線通信を行う端末装置であって、
前記所定のゲーム情報の使用の試行が可能に構成されるとともに、
前記ゲーム装置との間で無線通信を行う無線通信手段と、
撮像対象物の撮像を行う撮像手段と、
前記無線通信手段を介して前記ゲーム装置とのペアリングの確立のための通信の制御を行う制御手段と、を備え、
前記撮像手段は、前記ゲーム装置の表示手段に表示された、前記ゲーム装置の識別情報を含むペアリング情報がコード化されたコード画像を撮像し、
前記制御手段は、
前記撮像手段により撮像された前記コード画像を解読して、前記ペアリング情報を取得し、
前記ペアリング情報を利用して、前記ゲーム装置との間で前記ペアリングの確立のための通信を行い、
前記ペアリングの確立後、前記ゲーム装置との間で、前記所定のゲーム情報の通信を行う、
ことを特徴とする。
ゲーム装置と、前記ゲーム装置と無線通信可能な端末装置とを備え、前記ゲーム装置が、ゲーム内で所定のゲーム情報を使用可能に構成されるとともに、前記端末装置との間で無線通信を行う第1無線通信手段と、画像表示を行う表示手段と、前記第1無線通信手段を介して前記端末装置との通信を行うとともに、前記表示手段に画像表示を行わせる第1制御手段と、を備え、前記端末装置が、前記所定のゲーム情報の使用の試行が可能に構成されるとともに、前記ゲーム装置との間で無線通信を行う第2無線通信手段と、撮像対象物の撮像を行う撮像手段と、前記撮像手段による撮像結果に基づいて、前記第2無線通信手段を介して前記ゲーム装置とのペアリングの確立のための通信の制御を行う第2制御手段と、を備えるゲームシステムにおいて使用されるペアリング確立方法であって、
前記第1制御手段が、前記表示手段に、前記ゲーム装置の識別情報を含むペアリング情報がコード化されたコード画像を表示させる表示工程と、
前記第2制御手段が、前記撮像手段により撮像された前記コード画像を解読して、前記ペアリング情報を取得する取得工程と、
前記第1制御手段と、前記ペアリング情報を利用する前記第2制御手段とが、前記ペアリングの確立のための通信を行う第1通信工程と、
前記ペアリングの確立後、前記第1制御手段と前記第2制御手段とが、前記所定のゲーム情報の通信を行う第2通信工程と、
を備えることを特徴とする。
こうしてペアリング情報が取得されると、第2制御手段が、当該ペアリング情報を利用して、第1制御手段との間でペアリングを確立する。そして、ペアリングが確立すると、第1制御手段と第2制御手段とが、ゲーム情報の1対1通信を行う。
したがって、ゲーム装置と、当該ゲーム装置でゲームを楽しもうとしている利用者が所持している端末装置との間で簡易にペアリングを確立して、割り込み通信が行われないことが保証された1対1無線通信をすることができる。
例えば、請求項2に記載のゲームシステムのように、表示手段にゲーム装置の識別情報(ペアリングのための認証情報)を含むペアリング情報がコード化されたコード画像を表示させる。こうして表示されたコード画像を、端末装置の撮像手段が撮像する。引き続き、端末装置の第2制御手段が、撮像手段により撮像されたコード画像を解読して、ペアリング情報を取得する。このようにしても、同様の効果が得られる。
このため、WiFi規格、Bluetooth(登録商標)規格等の標準的な通信規格を利用し
て、ペアリングの確立のための通信を行うことができる。
このため、ゲーム装置と、当該ゲーム装置でゲームを楽しもうとしている利用者が所持している端末装置との間で簡易にペアリングを確立することができるゲームシステムの構築に際して、請求項6に記載の端末装置を好適に採用することができる。
こうしてペアリング情報が取得されると、第1通信工程において、第2制御手段が、当該ペアリング情報を利用して、第1制御手段との間でペアリングを確立する。そして、ペアリングが確立すると、第2通信工程において、第1制御手段と第2制御手段とが、ゲーム情報の1対1無線通信を行う。
したがって、ゲーム装置と、当該ゲーム装置でゲームを楽しもうとしている利用者が所持している端末装置との間で簡易にペアリングを確立して、割り込み通信が行われないことが保証された1対1通信をすることができる。
ここで「コーディネート(coordinate)」とは、衣装や各種アイテム等をキャラクタやシチュエーション(場面・局面)等に調和するように組み合わせることをいい、以下では、コーディネートゲームとして、シチュエーション等に応じた衣装(トップスやボトムス)・靴・アクセサリ等をキャラクタに調和するように組み合わせる着せ替えゲームを行う場合について説明する。
図1に示すように、ゲーム装置100では、入力部2、QRコード読取部3、記録パーツ読取部4、表示部5、音出力部6が、筐体1に据え付けられている。また、筐体1には、チケット排出口7と、コイン投入口8とが形成されている。
なお、入力部として、表示部5に設けられたタッチパネルを更に含む構成とすることができる。
記録パーツ読取部4では、記録パーツ載置台上に載置された記録パーツに、LEDから射出した光を照射する。そして、カメラが、記録パーツPTの画像又はコードを撮像することにより、記録パーツPTの画像又はコードを読み取る。
なお、上述したように、表示部5の表面に、タッチパネルが一体的に構成されていてもよい。この場合には、ユーザが指等により表示部5の表面をタッチすることによっても各種の入力を行うことができる。
次に、ゲームシステム300で使用されるチケットについて説明する。このチケットは、ゲーム装置100における課金分のゲーム処理の最後に、チケット排出口7から排出される。
次いで、上述した記録パーツPTについて説明する。
記録パーツPTは、透明なプラスチックにより形成されている。図3に示すように、記録パーツPTには、装飾が施されている。例えば、記録パーツPTは、着色されると共に、平面視ハート形に形成されている。記録パーツPTの表面は、複数の面を有するように形成され、光が当たるとキラキラと輝くように形成されている。
また、記録パーツPTの裏面は平坦に形成され、記録パーツ読取部4の記録パーツ載置台に載置できるように形成されている。
図4に示すように、記録パーツPTの裏面には、その記録パーツPTの分類、テーマがコーディネートアイテムやコードと共に描かれている。
この場合、記録パーツPTの裏面には、記録パーツPTのコードCが赤外線を吸収するインクによって描かれていてもよい。この場合には、赤外線カメラで記録パーツPTの裏面を撮像すればよい。コードの部分だけが周囲の画像と異なるので、当該コードを容易に検出することができる。
例えば、記録パーツPTは、髪型、トップス、ボトムス、シューズ、アクセサリの5つの種類に分けられている。そして、着せ替えパーツとなる各パーツ分類においても複数のテーマに分けられ、キュート系、エレガンス系、ポップ系、ミステリアス系、フレッシュ系など、テーマ毎に異なる衣装が用意されている。
図5に示すように、ゲーム装置100は、筐体1内に、制御部9と、記憶部9Mと、無線通信部9Cと、印刷部71と、コイン検出部81とを備えている。
制御部9は、本実施形態では、中央処理装置(CPU)等を備え、プログラムを実行することにより、ゲーム装置100の全体を統括制御する。
すなわち、制御部9は、入力部2から、利用者による設定入力やゲーム進行のための指定入力の内容を受ける。そして、制御部9は、入力部2から送られた入力内容に対応する処理を実行する。
また、制御部9は、制御部9による制御のもとでQRコード読取部3から送られた読み取り結果を受ける。そして、制御部9は、当該読み取り結果に基づいて、プレーヤキャラクタ及びチームメイトキャラクタの特定を行う。
また、制御部9は、制御部9による制御のもとでQRコード読取部3又は記録パーツ読取部4から送られた読み取り結果を受ける。そして、制御部9は、当該読み取り結果に基づいて、プレーヤチケット31P又は記録パーツPTに基づく着せ替え内容を特定し、プレーヤキャラクタの着せ替え処理を行う。
また、制御部9は、ゲーム開始前、ゲーム中、或いは、各種設定時において表示すべき画像の信号を生成する。そして、制御部9は、生成された画像の信号を表示部5へ送る。この結果、表示部5には、ゲーム前、ゲーム中、或いは、各種設定時において適切な画像が表示される。
また、制御部9は、ゲーム前、ゲーム中、或いは、各種設定時において出力すべき音の信号を生成する。そして、制御部9は、生成された音の信号を音出力部6へ送る。この結果、音出力部6から、ゲーム前、ゲーム中、或いは、各種設定時において適切な音が出力される。
記憶部9Mに記憶される情報データとしては、制御部9が実行するプログラム、複数のコーディネート選択肢等がある。ここで、コーディネート選択肢は、例えばコーディネート対象となるキャラクタ、このキャラクタに対してコーディネートするコーディネートアイテム、コーディネートの前提となるコーディネート環境のうちの少なくとも1つを含む。
無線通信部9Cは、制御部9から送られた送信データを受けると、当該送信データを含むパケットを組み立てる。そして、無線通信部9Cは、組み立てられたパケットを無線信号の形態で外部へ送信する。
また、無線通信部9Cは、外部から無線信号の形態でパケットを受けると、当該パケットに含まれるデータを抽出する。そして、無線通信部9Cは、当該抽出されたデータを制御部9へ送る。こうして外部から送られたデータを受けると、制御部9は当該データに対応する処理を実行する。
なお、制御部9は、ゲーム開始前の状態でコイン検出部81からコインが必要量だけ投入されたことが報告されると、ゲームを開始する。
図1に戻り、端末装置200では、入力部21、表示部51、音出力部61及び撮像部10が、筐体11に固定されている。
なお、入力部として、表示部51に設けられたタッチパネルを更に含む構成とすることができる。
図6に示すように、端末装置200は、筐体11内に、制御部91と、記憶部91Mと、無線通信部91Cとを備えている。
制御部91は、本実施形態では、中央処理装置(CPU)等を備え、プログラムを実行することにより、端末装置200の全体を統括制御する。
すなわち、制御部91は、入力部21から、利用者による設定入力や指令入力の内容を受ける。そして、制御部91は、入力部21から送られた入力内容に対応する処理を実行する。
また、制御部91は、端末装置200の動作状態に対応して、表示すべき画像の信号を生成する。そして、制御部91は、生成された画像の信号を表示部51へ送る。この結果、表示部51には、端末装置200の動作状態に対応した適切な画像が表示される。
また、制御部91は、端末装置200の動作状態に対応して、出力すべき音の信号を生成する。そして、制御部91は、生成された音の信号を音出力部61へ送る。この結果、音出力部61から、端末装置200の動作状態に対応した適切な音が出力される。
記憶部91Mに記憶される情報データとしては、制御部91が実行するプログラム、端末装置200の固有又は非固有のキャラクタ情報、複数のコーディネートアイテム情報等がある。ここで、記憶部91Mが記憶しているコーディネートアイテム情報は、上述したゲーム装置100の記憶部9Mに記憶されているコーディネートアイテムの一部となっている。また、固有のキャラクタ情報とは端末装置200が独自に保有するキャラクタ情報を言い、非固有のキャラクタ情報とは例えばゲーム装置100も保有するキャラクタ情報を言う。
このため、端末装置200を利用することにより、ゲーム装置100で実行されるゲームの実行前に着せ替えの試行を行うことができ、高い評価結果を得るため準備時間を確保することが可能となる。
無線通信部91Cは、制御部91から送られた送信データを受けると、当該送信データを含むパケットを組み立てる。そして、無線通信部91Cは、組み立てられたパケットを無線信号の形態で外部へ送信する。こうした送信データには、端末装置200において、キャラクタのコーディネートアイテムを変更するためのプログラムの実行により準備しておいた着せ替えを行うためのコーディネート指定等が含まれる。
また、無線通信部91Cは、外部から無線信号の形態でパケットを受けると、当該パケットに含まれるデータを抽出する。そして、無線通信部91Cは、当該抽出されたデータを制御部91へ送る。こうして外部から送られたデータを受信すると、制御部91に当該データに対応する処理を実行する。
なお、外部から送られるデータには、ゲーム装置100から送られた購入コーディネートアイテムのデータ等が含まれる。
次に、上記のように構成されたゲームシステム300の動作について、ゲーム装置100での遊び方、及び、ゲーム装置100と端末装置200とのペアリング確立処理に主に着目して説明する。
次に、ゲーム装置100での遊び方の概略について、制御部9が実行する処理に主に着目して説明する。
まず、ゲーム装置100に電源を入れると、図7に示すように、ステップS11において、制御部9が、ゲーム開始前処理を行う。かかるゲーム開始前処理では、制御部9が、タイトル画面、デモ画面を表示部5に表示する。これらの画面は、コインが投入されない限り、繰り返し表示される。
また、入力部2等により「めくる操作」をすることによって、あたかも雑誌のページをめくるように他のコーディネート画像を投票画面上に表示させることができる。
ステップS11におけるゲーム開始前処理中にコイン投入口8からコインが投入され、そのことをコイン検出部81が検出すると、ゲーム前処理が終了する。そして、ステップS12において、制御部9が、プレーヤキャラクタ特定処理が開始される。
このプレーヤキャラクタ特定処理に際しては、利用者によりプレーヤチケット31Pがチケット挿入口7から挿入されると、挿入されたプレーヤチケット31Pに印刷されたQRコードQR1をQRコード読取部3が読み取る。そして、QRコード読取部3は、読取結果を制御部9へ送る。
この読取結果を受けると、制御部9は、読み取られたQRコードQR1に含まれていたキャラクタ情報から、プレーヤキャラクタを、コーディネートの態様を含めて特定する。そして、制御部9は、現段階におけるコーディネートが行われているプレーヤキャラクタを表示部5に表示させる。
引き続き、ステップS13において、コーディネート処理が行われる。このコーディネート処理では、制御部9が、QRコード読取部3に、プレーヤチケット31Pに印刷されたQRコードQR1を再び読み取らせる。これによって、今度は、プレーヤチケット31Pに印刷された購入アイテムが読み込まれる。また、必要であれば利用者の作為を通じて、制御部9が、記録パーツ読取部4に、載置台上に載置された記録パーツPTに記録されているコーディネートアイテムの画像又はコードを読み取らせる。また、必要であれば利用者の作為を通じて、制御部9は、端末装置200からのコーディネートアイテム指定を、無線通信部9Cを介して受ける。
このコーディネートの変更後のプレーヤキャラクタの表示部5への表示と並行して、変更後のコーディネートの評価を行う。この評価は、変更後のコーディネートの斬新性、調和性を評価することにより行われる。そして、制御部9は、評価結果の得点を、利用者がそれまで獲得していた得点に加算し、加算結果をプレーヤキャラクタ識別用IDと対応付けて記憶部9M内に記憶させる。そして、コーディネートの変更後のプレーヤキャラクタを、ゲーム本編への参加キャラクタに決定する。
次に、ステップS14において、ゲーム本編の選択処理が行われる。かかるゲーム本編の選択処理に際して、制御部9は、利用者が入力部2等を利用したゲーム本編の選択指令を受けると、当該選択指令で指定されたゲームを、実行すべきゲーム本編に決定する。
引き続き、ステップS15においてチーム結成処理が行われる。このチーム結成処理に際しては、利用者によりチームメイトチケット31Fがチケット挿入口7から挿入されると、挿入されたチームメイトチケット31Fに印刷されたQRコードQR2をQRコード読取部3が読み取る。そして、QRコード読取部3は、読取結果を制御部9へ送る。
この読取結果を受けると、制御部9は、読み取られたQRコードQR2に含まれていたキャラクタ情報から、チームメイトキャラクタ候補を、当該チームメイトキャラクタのコーディネート態様を含めて特定する。そして、制御部9は、当該チームメイトキャラクタ候補を表示部5に表示させる。
こうして表示されたチームメイトキャラクタ候補を見た利用者が、入力部2等により「選択指定」を行うと、制御部9は、当該チームメイトキャラクタ候補を今回のチームメイトキャラクタに決定する。
本実施形態では、1ゲームごとに最大N個(例えば、N=3)のチームメイトキャラクタを選択できるようになっている。
こうしてチーム結成が行われると、ステップS16において、結成されたチームを用いたゲーム本編処理が行われる。
ゲーム本編は、ユーザによるコーディネート結果に基づいて行われるゲームである。このゲームとしては、例えば、ユーザによってコーディネートされたプレーヤキャラクタが、チームメイトキャラクタと一緒にステージ上でダンスを披露したり、他のキャラクタと互いにダンスを競うダンスバトルをしたりする等が想定される。
本実施形態では、ゲーム本編の実行に先立って、背景楽曲、難易度等が指定できるようになっている。そして、ダンスやダンスバトルと並行してタイミングゲーム等が楽しめようになっており、当該タイミングゲームによる得点を獲得できるようになっている。また、制御部9は、背景楽曲と、プレーヤキャラクタのコーディネート及びチームメイトキャラクタのコーディネートとの適合性を評価し、得点を付与するようになっている。
ゲーム本編処理が終了すると、ステップS17において、ゲーム終了処理が行われる。このゲーム終了処理では、制御部9が、ステップS16のゲーム本編処理において獲得された得点の集計が行われる。そして、制御部9は、集計結果の得点を、利用者がそれまで獲得していた得点に加算し、加算結果をキャラクタ識別用IDと対応付けて記憶部9M内に記憶させる。
引き続き、制御部9は、今回のゲーム本編に参加したプレーヤキャラクタの現時点における累計得点と、他のプレーヤキャラクタ現時点における累計得点とを比較するランキング処理を行う。そして、制御部9は、ランキング処理の結果を表示部5に表示させることにより、現時点のランキングを利用者に提示する。
次に、ステップS18において、ショッピング処理が行われる。このショッピング処理に際して、制御部9は、購入可能なコーディネートアイテムを表示部5に表示させる。そして、表示されたコーディネートアイテムを見た利用者が、購入を希望するコーディネートアイテムを指定すると、表示部5及び/又は音出力部6を利用してコイン投入を促す。このコイン投入の促しに応じて利用者がコインを必要量だけ投入すると、制御部9は、プレーヤキャラクタの現時点におけるキャラクタ情報(キャラクタ識別用ID、ゲーム本編への参加時のコーディネート情報、購入コーディネートアイテム情報等)を生成する。
なお、コーディネートアイテムの購入は、入力部2を利用した「購入操作」によって可能であるが、端末装置200を利用した「購入操作」によっても可能である。そして、端末装置200を利用した「購入操作」が行われた場合には、制御部9は、生成された現時点におけるキャラクタ情報を、無線通信部9Cを介して、端末装置200へ送るようになっている。
次いで、ステップS19において、チケット印刷処理が行われる。このチケット印刷処理に際して、制御部9は、ステップS18において生成されたキャラクタ情報がコード化されたQRコードQR1を有するプレーヤチケット31Pと、キャラクタ識別用ID、ゲーム本編への参加時のコーディネート情報等がコード化されたQRコードQR2を有するチームメイトチケット31Fとがミシン目31Cを介して連結されたチケット31を印刷部71に印刷させる。こうして印刷されたチケット31は、チケット排出口から排出され、利用者に提供される。
なお、チケット31は、ステップS18において購入されたコーディネートアイテムの数と同数だけ印刷される。
次に、図7のステップS13におけるコーディネート処理に際して、端末装置200を利用してコーディネートの変更を行う場合におけるゲーム装置100と端末装置200との通信処理について、主に図8を参照して説明する。
なお、制御部9は、コーディネート処理が終了するまで、コーディネート処理の進行状態を示す画像に重畳したQRコードQR3の画像を表示し続ける。
なお、通信接続可能情報に応答した端末装置200から送られた接続要求を受信するまで、制御部9は、定期的に通信接続可能情報を外部へ同報送信する。
また、SSIDの内容は、ゲーム装置100と同一のサービスを提供する他のゲーム装置と共通したものとなっている。
こうしてQRコードQR3が撮像されると、制御部91は、QRコードQR3を解読し、QRコードQR3として表現されているペアリング情報を取得する。なお、当該ペアリング情報には、上述したように、ゲーム装置100に固有の識別情報が含まれている。
なお、ゲーム装置100が提供するサービスを示すSSIDの内容は、予め記憶部91M内に記憶されており、この記憶されたSSIDの内容を利用して、制御部91は、受信した通信接続可能情報に含まれるSSIDが、ゲーム装置100が提供するサービスを示しているか否かを判定する。
一方、判定の結果が肯定的であった場合には、制御部9は、パスワードが正しい旨の応答を、パスワードを送信した装置へ送る。そして、制御部9は、ペアリングの確立のために必要なゲーム装置100の識別情報の受信を待つ。
なお、通信リンクを確立するための当該パスワードは、予め記憶部9M内に記憶されており、この記憶されたパスワードを利用して、制御部9は、受信したパスワードが、ゲーム装置100と通信リンクを確立することができる装置から送信されたものであるか否かを判定する。
一方、パスワードが正しい旨の応答を受信すると、制御部91は、上述ステップS32において取得した識別情報を、パスワードが正しい旨の応答を送信した装置へ送信する。
なお、制御部91が、パスワードが正しい旨の応答を受信した時点で、ゲーム装置100と端末装置200との間の通信リンクが確立する。
一方、当該判定の結果が肯定的であった場合には、制御部9は、識別情報応答として、ゲーム装置100に固有の識別情報を、識別情報を送信した装置へ返送する。そして、所定時間の経過を待って、ステップS22のペアリング確立処理を終了する。なお、所定時間の経過前に、識別情報を受信した場合には、上述した識別情報受信後の処理を実行する。
なお、所定時間の経過前に、識別情報を受信し識別情報応答した場合には、ステップS22の処理が正常終了し、制御部9は、ステップS23の端末装置200からの指定によるコーディネートの変更処理を開始する。そして、端末装置200からのコーディネート指定を待つ。
なお、ステップS22のペアリング確立処理の実行時間には制限時間があり、当該制限時間が経過すると、制御部9は、ステップS22の処理を終了する。また、ステップS33のペアリング確立処理の実行時間にも制限時間があり、当該制限時間が経過すると、制御部91は、コーディネート指定ができない旨を表示部51に表示させ、ステップS33のペアリング確立処理を終了する。
当該判定の結果が肯定的であった場合には、制御部9は、その旨を指定応答として端末装置200へ返送する。そして、制御部9は、通信リンク及びペアリングを解除し、上述したプレーヤキャラクタのコーディネートの変更を行う。
なお、制御部9は、例えば、全身についてコーディネートできるコーディネートアイテムが揃っているか否かを判定することにより、コーディネート指定が妥当であるか否かを判定する。
なお、コーディネート指定を、上述した第4所定回数行っても、コーディネート指定が妥当である旨の指定応答を受信できなかった場合には、制御部91は、コーディネート指定ができない旨を表示部51に表示させた後、通信リンク及びペアリングを解除し、ステップS34の処理を終了する。
一方、コーディネート指定が妥当である旨の指定応答を受信すると、制御部91は、通信リンク及びペアリングを解除し、ステップS34の処理を終了する。
こうしてペアリング情報が取得されると、制御部91が、当該ペアリング情報を利用して、制御部9との間でペアリングを確立する。そして、ペアリングが確立すると、制御部9と制御部91とが、ゲーム進行のための1対1通信を行う。
したがって、ゲーム装置100と、当該ゲーム装置100でゲームを楽しもうとしている利用者が所持している端末装置200との間で簡易にペアリングを確立して、割り込み通信が行われないことが保証された1対1通信をすることができる。
このため、WiFi規格、Bluetooth規格等の標準的な通信規格を利用して、ペアリングの確立のための通信を行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の本質的部分を変更しない範囲内で自由に設計変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、ペアリング情報がコード化された画像をQRコードの画像とした。これに対し、ペアリング情報がコード化された画像を、QRコード以外の2次元コードとしてもよい。
また、ゲーム装置100を外部のデータサーバ等と接続し、ゲーム装置100に固有の情報データ以外の情報データの一部又は全てをデータサーバ等に保存するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、コーディネートアイテムのデータを1対1通信するように構成したが、それに加えて又はそれに代えてキャラクタのデータをも1対1通信するようにし、ゲーム内に端末装置200から送信したキャラクタのデータに基づくキャラクタを出現させることもできる。要するに、ゲーム進行に使用されるデータを1対1通信することができる。
2 入力部
3 QRコード読取部
4 記録パーツ読取部
5 表示部(表示手段)
6 音出力部
7 チケット排出口
8 コイン投入口
9 制御部(第1制御手段)
9M 記憶部
9C 無線通信部(第1無線通信手段)
10 撮像部(撮像手段)
11 筐体
21 入力部
51 表示部
61 音出力部
91 制御部(第2制御手段)
91M 記憶部
91C 無線通信部(第2無線通信手段)
100 ゲーム装置
200 端末装置
300 ゲームシステム
Claims (7)
- ゲーム装置と、前記ゲーム装置と無線通信可能な端末装置とを備えるゲームシステムであって、
前記ゲーム装置は、
ゲーム内で所定のゲーム情報を使用可能に構成されるとともに、
前記端末装置との間で無線通信を行う第1無線通信手段と、
ペアリング確立情報がコード化されたペアリングコードを前記端末装置に対して提供するペアリングコード提供手段と、
画像表示を行う表示手段と、
前記第1無線通信手段を介して前記端末装置との通信を行う第1制御手段と、
を備え、
前記端末装置は、
前記所定のゲーム情報の使用の試行が可能に構成されるとともに、
前記ゲーム装置との間で無線通信を行う第2無線通信手段と、
前記ペアリングコード提供手段が提供する前記ペアリングコードを取得するペアリングコード取得手段と、
前記第2無線通信手段を介して前記ゲーム装置とのペアリングの確立のための通信を行う第2制御手段と、
を備え、
前記第1制御手段は、
前記ペアリングコード提供手段に、前記ゲーム装置の識別情報を含むペアリング情報がコード化されたペアリングコードを提供させ、
前記ペアリング情報を利用して前記ペアリングを確立しようとしている装置との間で前記ペアリングの確立のための通信を行い、
前記第2制御手段は、
前記ペアリングコード取得手段により取得された前記ペアリングコードを解読して前記ペアリング情報を取得し、
前記ペアリング情報に基づいて、前記ゲーム装置との間で前記ペアリングの確立のための通信を行い、
前記ペアリングの確立後、前記第1制御手段と前記第2制御手段とが、前記所定のゲーム情報の通信を行う、
ことを特徴とするゲームシステム。 - 前記ペアリングコード提供手段は、前記ペアリング情報がコード化されたコード画像を表示する前記表示手段から構成され、
前記ペアリングコード取得手段は、撮像対象物の撮像を行う撮像手段から構成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のゲームシステム。 - 前記コード画像は、2次元コード画像である、ことを特徴とする請求項2に記載のゲームシステム。
- 前記ペアリングの確立のための通信に先立って、前記第1制御手段は、所定のサービス識別情報を含む通信接続可能情報を同報送信し、
前記第2制御手段は、前記通信接続可能情報に含まれるサービス識別情報が前記所定のサービス識別情報であった場合に、前記ペアリングの確立のための通信を開始する、
ことを特徴とする請求項1から3いずれか一項に記載のゲームシステム。 - 所定のゲーム情報の使用の試行が可能に構成された端末装置と無線通信を行うゲーム装置であって、
ゲーム内で前記所定のゲーム情報を使用可能に構成されるとともに、
前記端末装置との間で無線通信を行う無線通信手段と、
画像表示を行う表示手段と、
前記無線通信手段を介して前記端末装置との通信を行うとともに、前記表示手段に画像表示を行わせる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記表示手段に、前記ゲーム装置の識別情報を含むペアリング情報がコード化されたコード画像を表示させ、
前記ペアリング情報を利用して前記ペアリングを確立しようとしている装置との間で前記ペアリングの確立のための通信を行い、
前記ペアリングの確立後、前記端末装置との間で、前記所定のゲーム情報の通信を行う、
ことを特徴とするゲーム装置。 - ゲーム内で所定のゲーム情報を使用可能に構成されたゲーム装置と無線通信を行う端末装置であって、
前記所定のゲーム情報の使用の試行が可能に構成されるとともに、
前記ゲーム装置との間で無線通信を行う無線通信手段と、
撮像対象物の撮像を行う撮像手段と、
前記無線通信手段を介して前記ゲーム装置とのペアリングの確立のための通信の制御を行う制御手段と、を備え、
前記撮像手段は、前記ゲーム装置の表示手段に表示された、前記ゲーム装置の識別情報を含むペアリング情報がコード化されたコード画像を撮像し、
前記制御手段は、
前記撮像手段により撮像された前記コード画像を解読して、前記ペアリング情報を取得し、
前記ペアリング情報を利用して、前記ゲーム装置との間で前記ペアリングの確立のための通信を行い、
前記ペアリングの確立後、前記ゲーム装置との間で、前記所定のゲーム情報の通信を行う、
ことを特徴とする端末装置。 - ゲーム装置と、前記ゲーム装置と無線通信可能な端末装置とを備え、前記ゲーム装置が、ゲーム内で所定のゲーム情報を使用可能に構成されるとともに、前記端末装置との間で無線通信を行う第1無線通信手段と、画像表示を行う表示手段と、前記第1無線通信手段を介して前記端末装置との通信を行うとともに、前記表示手段に画像表示を行わせる第1制御手段と、を備え、前記端末装置が、前記所定のゲーム情報の使用の試行が可能に構成されるとともに、前記ゲーム装置との間で無線通信を行う第2無線通信手段と、撮像対象物の撮像を行う撮像手段と、前記撮像手段による撮像結果に基づいて、前記第2無線通信手段を介して前記ゲーム装置とのペアリングの確立のための通信の制御を行う第2制御手段と、を備えるゲームシステムにおいて使用されるペアリング確立方法であって、
前記第1制御手段が、前記表示手段に、前記ゲーム装置の識別情報を含むペアリング情報がコード化されたコード画像を表示させる表示工程と、
前記第2制御手段が、前記撮像手段により撮像された前記コード画像を解読して、前記ペアリング情報を取得する取得工程と、
前記第1制御手段と、前記ペアリング情報を利用する前記第2制御手段とが、前記ペアリングの確立のための通信を行う第1通信工程と、
前記ペアリングの確立後、前記第1制御手段と前記第2制御手段とが、前記所定のゲーム情報の通信を行う第2通信工程と、
を備えることを特徴とする通信方法。
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