JP5701383B2 - ケイ酸塩蛍光物質の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、材料工学、オプトエレクロニクス式、およびルミネッセンスの技術分野に関連するものであり、特にケイ酸塩蛍光体とその調合方法に関する。
ケイ酸塩蛍光体は、強い光学吸収能力とともに、化学的や熱的によい安定性を示すものであって、イルミネーション、ディスプレイ、レーザ、バイオ医薬品、および他の分野に適用されている。
幾10年にわたり、レアアースケイ酸塩蛍光体にフォーカスした研究は続けられており、高画質テレビや、映像テレビや、プラズマディスプレイや、電界放出ディスプレイや、電界放出光源などといった、新しいタイプのディスプレイとイルミネーションのテクニックが進歩をし続けており、蛍光の材料の特性についての要求は高いものとなっている。高性能イルミネーションやディスプレイ装置は、より良い高性能と、より高い発光効率を備える緑色蛍光体を必要とする。
したがって、より良い性能と、より高い発光効率を備えるケイ酸塩蛍光体を提供することが必要である。
ケイ酸塩蛍光体は、以下の化学式によって提供される:
LnSiO:Tb,M;
LnはY、Gd、La、およびLuから成るグループから選択される少なくとも一つの要素であり、MはAg、Au、Os、Ir、Pt、Ru、Rh、及びPdから成るグループから選択される少なくとも一つのナノ粒子である;Tb対Lnのモル比は0よりも大きく、0.25以下である。
従来の蛍光体と比べ、ケイ酸塩蛍光体は、上述したより良い性能と、より高い発光効率を示している。
加えて、ケイ酸塩蛍光体の調合方法を提供することが必要とされる。
ケイ酸塩蛍光体の調合方法は、以下のステップを含む:
Mイオンを含む水溶液を調合するステップ;
Mイオンを含む前記溶液に多孔質ガラスを浸漬するステップ;
Mを含む多孔質ガラスを入手するために、得られた前記多孔質ガラスを、還元剤溶液に浸漬するステップ;
Tb対Lnのモル比が0よりも大きく0.25以下として、Mを含む多孔質ガラス、LnSiO原料、およびTb源化合物を、粉砕して混合粉末を得るステップ;及び
1300℃から1600°Cの温度で1〜8時間、還元雰囲気において前記混合粉末を焼結させ、次に、LnSiO:Tb,Mの化学式を有するケイ酸塩蛍光物質を得るために室温に冷却するステップ。
好ましくは、Mイオンを含有する水溶液を調合するステップにおいて、Mイオンの濃度は、1×10−6mol/L〜1mol/Lとし;前記多孔質ガラスは、0.5時間から48時間、前記Mイオン含有溶液中に浸漬される。
好ましくは、前記Mイオンの還元ステップにおいて、還元時間は10分間から20時間とされ;還元剤溶液の濃度は、1×10−3mol/L〜1mol/Lとされ;還元剤溶液の還元剤は、水素化ホウ素ナトリウム、ほう素ヒドリドカリウム、りん酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ヒドラジンヒドラート、アスコルビン酸、エチレングリコール、およびポリエチレングリコールを含むグループから少なくとも一つが選択され;還元剤溶液の溶媒は、蒸留水とエタノール系を含むグループから少なくとも一つが選択される。
より好ましくは、Mイオンを含む前記溶液が、優れた溶解牲を有する塩溶液である場合である。特に、1mol/LのMイオン濃度の溶液について、溶解性を考慮すると、硝酸塩溶液、塩酸塩溶液、などが好ましい。Mイオン含有溶液が調合される際には、水またはエタノールなどの低炭素アルコール系溶剤がMの可溶性塩を溶解する溶媒として用いられる。他の実施形態として、硝酸、塩化水酸化塩などの酸が、Mの酸化物または炭酸塩を溶解するのために用いられる。
好ましくは、前記粉砕のステップは以下のステップを含む:
Mを含有する多孔質ガラスをガラス粉末に粉砕するステップ;
混合粉末を得るためにLnSiO原料、ガラス粉末、およびTb源化合物を粉砕して混合するステップ。
前記LnSiO原料は、Ln源化合物を含み;Ln源化合物は、Ln酸化物、硝酸塩、炭酸塩、およびしゅう酸塩のグループから少なくとも一つ選択され;Tb源化合物は、Tb酸化物、硝酸塩、炭酸塩、およびしゅう酸塩のグループから少なくとも一つ選択される。
好ましくは、前記粉砕のステップは、さらに以下のステップを含む:
0.01mol/Lから2mol/LのTbイオンの濃度の溶液を調合するために、溶媒にTb源化合物を溶解させるステップ;
前記Mを含有する多孔質ガラスをTbイオンを含有する溶液に0.5時間から48時間浸漬して、その後取り出し乾燥するステップ;
Tbを含有するガラス粉末を得るために乾燥多孔質ガラスを粉砕するステップ;
混合粉末を得るために、LnSiO原料とTbを含有するガラス粉末を、粉砕して混合するステップ。
上述のTbイオン溶液を調合するステップにおいて、溶媒としては、水、硝酸、塩化水酸化塩、硫酸、および酢酸のグループから少なくとも一つ選択される。
LnSiO原料は、Ln源化合物を含み;Ln源化合物は、Ln酸化物、硝酸塩、炭酸塩、およびしゅう酸塩のグループから少なくとも一つ選択され;Tb源化合物は、Tb酸化物、硝酸塩、炭酸塩、およびしゅう酸塩のグループから少なくとも一つ選択される。
より好ましくは、Tbの塩溶液は、優れた溶解牲を有する塩溶液とすることができる。溶解性を考慮すると、特にTb塩溶液の濃度は2mol/Lにすることができ、硝酸塩溶液、塩酸塩溶液、硫酸塩溶液、酢酸塩溶液などが好ましい。Tbの塩溶液の調合において、水またはエタノール系などの低炭素アルコールが、Tbの可溶性塩を溶解するための溶媒として使用することができる。他の実施例として、硝酸、塩酸、硫酸、酢酸などの酸がTb酸化物、炭酸塩を溶解するために用いられる。
好ましくは、還元雰囲気は、窒素対水素のボリューム比が95:5の窒素と水素の混合ガスとされる。
多孔質ガラスのナノポア構造と金属ナノ粒子の表面プラズモン電界効果を利用して、多孔質ガラスに金属ナノイオンが導入され、多孔質ガラスに一様に分散された金属ナノ粒子を化学還元方法で沈殿させ、従来の高温の固相焼結法により調合されたケイ酸塩蛍光物質の原料中のSiOが金属ナノ粒子を含む多孔質ガラス含有に置換されることで、増強された放出輝度を有するケイ酸塩蛍光物質が得られる。
上述したケイ酸塩蛍光物質の調合法は、シンプルなプロセス、高品質な製品、低コストを実現し、発光材料の製造について広く適用できる。
図1は実施例1の手順に従って調合された銀ナノ粒子をドープしたYSiO:Tb蛍光材料の励振と発光スペクトルを示すものであり、従来のYSiO:Tb蛍光材料との比較を示す図である。 図2は実施例2の手順に従って調合された銀ナノ粒子をドープしたYSiO:Tb蛍光材料の励振と発光スペクトルを示すものであり、従来のYSiO:Tb蛍光材料との比較を示す図である。
表面等プラズモン(Surface Plasmon,SP)は金属と誘電体とのインタフェースに沿って広まる波であり、そして、インタフェースからの距離が増えるのに従って、その振幅は指数関数的に減少する。金属表面構造が変わるとき、表面等プラズモンポラリトン(Surface Plasmon Polaritons,SPPs)の特性、分散関係、励振モード、およびカップリング効果は顕著に変化する。SPPsによって引き起こされた電磁場は、サブ波長構造における光波の拡散を抑制できるだけでなく、光周波数からマイクロ波帯まで電磁放射を発生、操作することができ、その結果、光伝搬の能動的処置が達成され、これにより、発光材料の光学密度の状態が増加され、自発放出率が強められる。さらに、表面プラズモンカップリング効果を使用することによって、発光材料の内部量子効率が大いに改良され、その結果、材料の発光強度を高めることができる。
従って、蛍光物質を調合する際に、表面プラズモンカップリング効果によって蛍光物質の発光強度を高めるために、金属ナノ粒子を加えることができる。
ケイ酸塩蛍光物質の実施例は以下の化学式によって代表的に示される;
LnSiO:Tb,M;
Lnは,Y,Gd,La,およびLuから成るグループから選択される少なくとも一つの要素であり,Mは,Ag,Au,Os,Ir,Pt,Ru,Rh,及びPdから成るグループから選択される少なくとも一つのナノ粒子であり:Tb対Lnのモル比は0よりも大きく、0.25以下である。
金属ナノ粒子の表面プラズモンカップリング効果を利用することにより、発光強度が高められたケイ酸塩蛍光物質の材料を得ることを目的として、金属ナノ粒子がケイ酸塩蛍光体物質の材料に添加される。
第一のケイ酸塩蛍光物質の調合法では、以下のステップを含む:
Mを含有する多孔質ガラスを調合するステップS110。
Mイオンを含む水溶液が調合される;多孔質ガラスは約0.5時間から48時間のMイオンを含有する溶液の中に浸漬される;そして、得られた多孔質ガラスは、Mを含有する多孔質ガラスを得るために約10分から20時間還元剤溶液に浸漬される。
好ましくは、Mイオンを含む溶液におけるMイオンの濃度は、1×10−6mol/L〜1mol/Lとされる。還元剤溶液の濃度は、1×10−3mol/L〜1mol/Lとされ;還元剤溶液の還元剤は、水素化ホウ素ナトリウム、ほう素ヒドリドカリウム、りん酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ヒドラジンヒドラート、アスコルビン酸、エチレングリコール、およびポリエチレングリコールを含むグループから少なくとも一つが選択され;還元剤溶液の溶媒は、蒸留水とエタノール系を含むグループから少なくとも一つが選択される。
より好ましくは、Mイオンを含む前記溶液は、優れた溶解牲を有する塩溶液とすることができる。特に、1mol/LのMイオン濃度の溶液について溶解性を考慮すると、硝酸塩溶液、塩酸塩溶液、などが好ましい。Mイオン含有溶液が調合される際には、水またはエタノールなどの低炭素アルコール系溶剤がMの可溶性塩を溶解する溶媒として用いられる。他の実施形態として、硝酸、塩化水酸化塩などの酸が、Mの酸化物または炭酸塩を溶解するのために用いられる。
ステップS120では、Tb対Lnが0以上0.25以下のモル比となるように、Mを含む多孔質ガラス、LnSiO原料、およびTb源化合物を含有する混合粉末が調合される。
Mを含有する多孔質ガラスはガラス粉末に粉砕される;LnSiO原料、ガラス粉、およびTb源化合物は、生成される混合粉末の割合に従うように、粉砕、混合される。
好ましくは、LnSiO原料はLn源化合物を含む;Ln源化合物は、Lnの酸化物、硝酸塩、炭酸塩、およびしゅう酸塩のグループから少なくとも一つ選択され;Tb源化合物は、Tbの酸化物、硝酸塩、炭酸塩、およびしゅう酸塩のグループから少なくとも一つ選択される。
ステップS130では、LnSiO:Tb,Mの化学式を有するケイ酸塩蛍光物質を得るために、1300℃から1600°Cの温度で1〜8時間、還元雰囲気において混合粉末を焼結させ、次いで、室温まで冷却が行われる。
好ましくは、還元雰囲気は、窒素対水素のボリューム比が95:5の窒素と水素の混合ガスとされる。
第二の実施例によるケイ酸塩蛍光物質の調合法は、以下のステップを含んで提供される:
ステップS210;Mを含有する多孔質ガラスを調合するステップ。
上述のステップS110と同じことを実施する。
ステップS220では、Tb対Lnが0以上0.25以下のモル比となるように、Mを含む多孔質ガラス、LnSiO原料、およびTb源化合物を含有する混合粉末が調合される。
0.01mol/Lから2mol/LのTbイオンの濃度の溶液を調合するために、Tb源化合物を溶媒に溶解させる;前記Mを含有する多孔質ガラス含有をTbを含有する溶液に0.5時間から48時間浸漬して、その後取り出し乾燥させる;乾燥された多孔質ガラスは、Tbを含有するガラス粉末を得るために粉砕され;LnSiO原料、およびTbを含むガラス粉末は、生成される混合粉末の割合に従うように、粉砕、混合される。
好ましくは、上述のTbイオン溶液を調合するステップにおいて、溶媒としては、水、硝酸、塩化水酸化塩、硫酸、および酢酸のグループから少なくとも一つ選択される。
LnSiO原料は、Ln源化合物を含み;Ln源化合物は、Lnの酸化物、硝酸塩、炭酸塩、およびしゅう酸塩のグループから少なくとも一つ選択され;Tb源化合物は、Tbの酸化物、硝酸塩、炭酸塩、およびしゅう酸塩のグループから少なくとも一つ選択される。より好ましくは、Tbの塩溶液は、優れた溶解牲を有する塩溶液とすることができる。溶解性を考慮すると、特にTb塩溶液の濃度は2mol/Lにすることができ、硝酸塩溶液、塩酸塩溶液、硫酸塩溶液、酢酸塩溶液などが好ましい。Tbの塩溶液調合において、水またはエタノール系などの低炭素アルコールが、Tbの可溶性塩を溶解するための溶媒として使用することができる。他の実施例として、硝酸、塩酸、硫酸、酢酸などの酸がTbの酸化物、炭酸塩を溶解するために用いられる。
ステップS230では、LnSiO:Tb,Mの化学式を有するケイ酸塩蛍光物質を得るために、1300℃から1600°Cの温度で1〜8時間、還元雰囲気において混合粉末を焼結させ、次いで、室温まで冷却が行われる。
好ましくは、還元雰囲気は、窒素対水素のボリューム比が95:5の窒素と水素の混合ガスとされる。
一様に分散されたナノポア構造を有する多孔質ガラスに金属ナノ粒子が導入され、多孔質ガラスに金属ナノ粒子を化学還元方法で沈殿させ、従来の高温の固相焼結法により調合されたケイ酸塩蛍光物質の原料中のSiOが金属ナノ粒子を含有する多孔質ガラスに置換されることで、増強された放出輝度を有するケイ酸塩蛍光物質が得られる。
多量のTbを一度に導入できるように、Tbは少なくともTbの酸化物、硝酸塩、炭酸塩、およびしゅう酸塩の少なくとも一つを加えることによって導入される。
Tbは、Tbを多孔質ガラスに一様に分散させるために、Tbイオン含有溶液に浸漬させることで導入され、これにより原料を節約することができる。
紫外線励振環境下では、光度を増加させるように、ケイ酸塩蛍光物質は金属面プラズマ効果を発生させることができる。
上述した二つのケイ酸塩蛍光物質の調合法は、シンプルなプロセス、高品質な製品、低コストを実現し、発光材料の製造について広く適用できる。
以下では、上述したケイ酸塩蛍光物質とその調合法について、具体的な実施例を参照して説明する。
Agナノ粒子がドープされたケイ酸塩蛍光物質YSiO:Tbであり、Tbモル数はYモル数の0.053を占める。
上記のケイ酸塩蛍光物質の調合法は以下のステップを含む:
1. 0.0017gの重さのAgNOを化学てんびんを用いて計測し、1×10−4mol/LのAg+濃度の100mlの水溶液を調合する。
2. 適切な量の多孔質ガラスをAg+水溶液に12時間浸漬する。
3. 0.0379gの水素化ホウ素ナトリウムを化学てんびんを用いて計測し、1×10−2mol/Lの濃度の100mlの水素化ホウ素ナトリウム水溶液を調合する。
4. Ag+を完全に吸収した多孔質ガラスを取り出し、脱イオン水で洗浄後、1×10−2mol/Lの濃度の水素化ホウ素ナトリウムの水溶液に2時間浸漬させる。Ag+はAgナノ粒子に還元され、Agナノ粒子は多孔質ガラスの中で一様に分散される。
5. Agナノ粒子を含有する多孔質ガラスを得るために、多孔質ガラスを水素化ホウ素ナトリウム溶液から取り出し、脱イオン水にて洗浄、乾燥させる。
6. Agナノ粒子を含有する多孔質ガラスを乳鉢の中で粉末になるように粉砕させる。
7. 0.3005gのAgナノ粒子を含有する多孔質ガラス粉末、1.1008gのY,および0.0467gのTb4O7を、化学てんびんを用いて計測し、コランダムるつぼで混合させる。
8. ステップ7で得られた原料は、温度1450℃の還元雰囲気(95%のN+5%のH)において5時間焼結され、得られた製品が室温になるまで冷却される。その結果、Tbモル数はYモル数の0.053を占め、Agナノ粒子がドープされたYSiO:Tbのケイ酸塩蛍光物質が得られた。
図1は、室温条件のもとで島津製作所高周波−5301蛍光スペクトロメータによって観察された、実施例1に従って調合されたAgナノ粒子がドープされたYSiO:Tb蛍光物質の励振と発光スペクトルを、従来のYSiO:Tb蛍光物質と比較して示している。
図1を参照すると、Ex11は、実施例1に従って調合された銀ナノ粒子をドープしたYSiO;Tb蛍光物質の励起スペクトルを示している;Em11は,実施例1に従って調合された銀ナノ粒子をドープしたYSiO;Tb蛍光物質の発光スペクトルを示している;Ex10は従来のYSiO:Tb蛍光物質の励起スペクトルを示している;Em10は従来のYSiO:Tb蛍光物質の発光スペクトルを示している。
図1に示されるように、実施例1に従って調合された銀ナノ粒子をドープしたYSiO:Tb蛍光物質は、544nmの波長においてかなり強い放出ピークを有しており、銀ナノ粒子をドープした蛍光物質は、従来のYSiO;Tb蛍光物質と比較して、より強い放出ピークを示すことが表されている。
Agナノ粒子がトープされたケイ酸塩蛍光物質YSiO:Tbが開示される。
上記のケイ酸塩蛍光物質の調合法は以下のステップを含む:
1. 0.0017gの重さのAgNOを化学てんびんを用いて計測し、1×10−4mol/LのAg+濃度の100mlの水溶液を調合する。
2. 適切な量の多孔質ガラスをAg+水溶液に12時間浸漬する。
3. 0.0379gの水素化ホウ素ナトリウムを化学てんびんを用いて計測し、1×10−2mol/Lの濃度の100mlの水素化ホウ素ナトリウム水溶液を調合する。
4. Ag+を完全に吸収した多孔質ガラスを取り出し、脱イオン水で洗浄後、1×10−2mol/Lの濃度の水素化ホウ素ナトリウムの水溶液に2時間浸漬させる。Ag+はAgナノ粒子に還元され、Agナノ粒子は多孔質ガラスの中で一様に分散される。
5. Agナノ粒子を含有する多孔質ガラスを得るために、多孔質ガラスを水素化ホウ素ナトリウム溶液から取り出し、脱イオン水にて洗浄、乾燥させる。
6. 4.53gの重さのテルビウム硝酸塩六水塩(Tb(NO・6HO)を化学てんびんを用いて計測し、0.1mol/LのTbイオン濃度をの100mlの水溶液を調合する。
7. Tbイオンを多孔質ガラスに導入するために、得られたAgナノ粒子含有多孔質ガラスを5時間Tbイオン水溶液に浸漬する。多孔質ガラスは、取り出されて、乾燥させる。
8. ステップ7にて乾燥した多孔質ガラスは、Agナノ粒子を含有する多孔質ガラス粉末を得るために、乳鉢で粉砕される。
9. 0.3005gのAgナノ粒子を含有する多孔質ガラス粉末、1.1008gのYを、化学てんびんを用いて計測し、コランダムるつぼで混合させる。
10. ステップ9で得られた原料は、温度1450℃の還元雰囲気(95%のN+5%のH)において5時間焼結され、得られた製品が室温になるまで冷却される。その結果、Agナノ粒子がドープされたYSiO:Tbのケイ酸塩蛍光物質が得られた。
図2は、室温条件のもとで島津製作所高周波−5301蛍光スペクトロメータによって観察された、本実施例に従って調合された銀ナノ粒子がドープされたYSiO:Tb蛍光物質の励振と発光スペクトルを、従来のYSiO:Tb蛍光物質と比較して示している。
図2を参照すると、Ex21は、実施例2に従って調合された銀ナノ粒子をドープしたYSiO;Tb蛍光物質の励起スペクトルを示している;Em21は、実施例2に従って調合された銀ナノ粒子をドープしたYSiO;Tb蛍光物質の発光スペクトルを示している;Ex20は従来のYSiO:Tb蛍光物質の励起スペクトルを示している;Em20は従来のYSiO:Tb蛍光物質の発光スペクトルを示している。
図2に示されるように、実施例2に従って調合された銀ナノ粒子をドープしたYSiO:Tb蛍光物質は、544nmの波長においてかなり強い放出ピークを有しており、銀ナノ粒子をドープした蛍光物質は、従来のYSiO;Tb蛍光物質と比較して、より強い放出ピークを示すことが表されている。
上記のように、これらの実施形態は本発明のいくつかの実施形態について具体的かつ詳しく説明されているが、本発明は、これらによって限定されるものではない。本発明は、この技術分野に精通した者により本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に修正や変更されることが可能であり、そうした修正や変更は、本発明の特許請求の範囲に入るものである。本発明に係る実質的な技術内容は、特許請求の範囲に定義される。

Claims (8)

  1. LnSiO:Tb,Mの化学式からなるケイ酸塩蛍光物質の製造方法であって、
    LnはY、Gd、La、及びLuから成るグループから選択される少なくとも一つの要素であり、
    Mは少なくともAg、Au、Os、Ir、Pt、Ru、Rh、及びPdから成るグループから選択される少なくとも一つのナノ粒子であり、
    Tb対Lnのモル比は0以上0.25以下であって、
    Mイオンを含む水溶液含有を調合するステップS1と、
    Mイオンを含む前記溶液に多孔質ガラスを浸漬するステップS2と、
    Mを含む多孔質ガラスを入手するために、得られた前記多孔質ガラスを、還元剤溶液に浸漬するステップS3と、
    Tb対Lnのモル比を0以上0.25以下として、Mを含む多孔質ガラス、Ln SiO 原料、及びTb源化合物を粉砕して混合粉末を得るステップS4と、
    1300℃から1600°Cの温度で1〜8時間、還元雰囲気において前記混合粉末を焼結させ、次に、Ln SiO :Tb,Mの前記ケイ酸塩蛍光物質を得るために室温に冷却するステップS5と、
    を有するケイ酸塩蛍光物質の製造方法。
  2. LnSiO:Tb,Mの化学式からなるケイ酸塩蛍光物質の製造方法であって、
    LnはY、Gd、La、及びLuから成るグループから選択される少なくとも一つの要素であり、
    Mは少なくともAg、Au、Os、Ir、Pt、Ru、Rh、及びPdから成るグループから選択される少なくとも一つのナノ粒子であり、
    Tb対Lnのモル比は0以上0.25以下であって、
    Mイオンを含む水溶液含有を調合するステップS1と、
    Mイオンを含む前記溶液に多孔質ガラスを浸漬するステップS2と、
    Mを含む多孔質ガラスを入手するために、得られた前記多孔質ガラスを、還元剤溶液に浸漬するステップS3と、
    Tb源化合物を溶媒に溶解させて0.01mol/Lから2mol/LのTbイオン含有溶液を調合するステップS4と、
    前記Mを含有する多孔質ガラスを前記Tbイオン含有溶液に0.5時間から48時間浸漬して、その後取り出し乾燥するステップS5と、
    Tbを含有するガラス粉末を得るために乾燥したステップS5にて乾燥された多孔質ガラスを粉砕するステップS6と、
    Ln SiO 原料とステップS6で得られた多孔質ガラスを混合して混合粉末を得るステップS7と、
    1300℃から1600°Cの温度で1〜8時間、還元雰囲気において前記混合粉末を焼結させ、次に、Ln SiO :Tb,Mの前記ケイ酸塩蛍光物質を得るために室温に冷却するステップS8と、
    を有するケイ酸塩蛍光物質の製造方法。
  3. Mイオンを含有する水溶液を調合するステップの間において、Mイオンの濃度は、1×10−6mol/L〜1mol/Lとする、ことを特徴とする請求項1又は請求項2にケイ酸塩蛍光物質の製造方法
  4. 前記多孔質ガラスは、0.5時間から48時間、前記Mイオン含有溶液中に浸漬される、ことを特徴とする請求項1又は請求項2にケイ酸塩蛍光物質の製造方法
  5. 前記Mイオンの還元ステップの間において、還元時間は10分間から20時間とされる、ことを特徴とする請求項1又は請求項2にケイ酸塩蛍光物質の製造方法
  6. 還元剤溶液の濃度は、1×10−3mol/L〜1mol/Lとされ、
    還元剤溶液の還元剤は、水素化ホウ素ナトリウム、ほう素ヒドリドカリウム、りん酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ヒドラジンヒドラート、アスコルビン酸、エチレングリコール、及びポリエチレングリコールを含むグループから少なくとも一つが選択され、
    還元剤溶液の溶媒は、蒸留水とエタノール系を含むグループから少なくとも一つが選択される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のケイ酸塩蛍光物質の製造方法
  7. 前記Tbイオン含有溶液を調合するステップS4において、
    前記溶媒は、水、硝酸、塩化水酸化塩、硫酸、及び酢酸のグループから少なくとも一つ選択される、
    ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載のケイ酸塩蛍光物質の製造方法
  8. LnSiO原料はLn源化合物を含み、
    Ln源化合物は、Ln酸化物、硝酸塩、炭酸塩、及びしゅう酸塩のグループから少なくとも一つ選択され、
    Tb源化合物は、Tb酸化物、硝酸塩、炭酸塩、及びしゅう酸塩のグループから少なくとも一つ選択される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のケイ酸塩蛍光物質の製造方法
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