JP5700525B2 - プリンタのカッター機構 - Google Patents
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Description
プリンタ40は、用紙供給口3と、印刷部4と、カッター部41と、用紙排出口6と、が配置されている。
用紙供給口3は、プリンタ40の背面側にファンフォールド紙PがZ状に折りたたまれたファンフォールド積層体Paから繰り出されたファンフォールド紙Pをプリンタ40の内部に供給できる位置に形成されている。尚、ファンフォールド紙Pは、1ページ毎に折りたたまれているように形成されている。
印刷されたファンフォールド紙Pは、後述のカッター部41に搬送される。
尚、ファンフォールド紙Pは、感熱発色するサーマル層が形成されており、サーマルヘッド8の発熱体(図示せず)の発熱作用により、文字やバーコードの情報等を印刷することができる。
固定刃43は、ファンフォールド紙Pが搬送される上方に配置されている。また可動刃42は、ファンフォールド紙Pが搬送される下方に配置され、固定刃43に向けて進退自在に移動することができ、固定刃43に向けて移動し、固定刃43と可動刃42とが重なった時にファンフォールド紙Pをカットすることができる。
印刷されたファンフォールド紙Pをカットする位置は、印刷内容に等により、1ページ毎にカットするページカットと、所定の複数ページを連接してからカットする複数ページカットと、をすることができる。しかし、従来のプリンタでは、ファンフォールド紙Pを複数ページカットする場合には、カット後の排出されるファンフォールド紙Pcがふくらみ、ファンフォールド紙Pcの後端がカッター部41側に戻り、次のカット動作の時にファンフォールド紙Pcの後端側が僅かにカットされてカット屑が発生する問題がある。
さらに、カットされたファンフォールド紙を引き出す引出ローラを設けることにより解消されるが、プリンタ本体が大型化する問題が発生する。
また、印刷媒体のカット屑の発生を防止することができるプリンタのカッター機構を提供することを目的とする。
また、品質の劣化した印刷媒体となることを防止することができるプリンタのカッター機構を提供することを目的とする。
また、プリンタを大型化してしまうことがないプリンタのカッター機構を提供することを目的とする。
また、品質の劣化した用紙となることを防止することができるので、用紙を無駄にしてしまうことを防止できる。さらに、プリンタの構造を複雑化することなく、且つ大型化することがない。
本発明の実施形態を図1から図4に基づいて説明する。尚、先に説明した従来技術と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
用紙供給口3は、プリンタ1の背面1a側の筐体に形成され、ファンフォールド積層体Paから繰り出されたファンフォールド紙Pを用紙供給口3からプリンタ1の内部に供給できる位置に形成されている。
尚、ファンフォールド紙Pは、1ページ毎に折りたたまれ、図示しないが検出マークが1ページ毎に形成されている。
また、ファンフォールド紙Pは、感熱発色するサーマル層が形成されており、後述するサーマルヘッド8の発熱体(図示せず)の発熱作用により、文字やバーコードの情報等を感熱発色して印刷することができる。
プラテンローラ7は、図示しないステッピングモータに接続され、このステッピングモータの駆動により、プラテンローラ7が回動自在に駆動するようにしてある。
またファンフォールド紙Pは、プラテンローラ7とサーマルヘッド8とにより挟持され、制御部30からの印刷指令によりプラテンローラ7が駆動するとともに、サーマルヘッド8が選択的に発熱体(図示せず)を発熱させることにより、ファンフォールド紙Pのサーマル層側に文字、記号、バーコード等の視認情報を印刷することができる。
カッター部5は、印刷部4と用紙排出口6との間に設けられている。カッター部5は、プリンタ1の筐体の前面1bに近接して設けられている。
カッター部5は、可動刃9と固定刃10とを有している。可動刃9は、ファンフォールド紙Pの裏面側(印刷面とは反対の面)に配置されている。固定刃10は、ファンフォールド紙Pの表面側(印刷面)に配置されている。
また、カッターモータ16は、ファンフォールド紙Pが切断されるとき、正転方向と反転方向に交互に駆動するように制御される。
押出部25は、支持部26と、摩擦部27とを有している。支持部26は、外力が加わらない状態で弓形の形状を保つことができる。
また、支持部26の一方端部(下方端部)には、軸26aが設けられている。軸26aは、上述したように、連動アーム33の他端33bに嵌合している。さらに、支持部26の他方端部(上方端部)は、用紙排出口6側に向けて開放端部を有し、この開放端部に摩擦部27を設けることができる。これにより摩擦部材は可動刃9に対し離間して設けることができる。
摩擦部27は、薄い板状に形成されており、例えば、摩擦係数の高いゴム製部材から構成することができる。
また可動刃9を上方に移動することにより、押出部25も同期して上方に移動することができる。そして、押出部25が上方へ移動するときに、摩擦部27の表面をファンフォールド紙Pの裏面側に当接することができるようになっている。
変位プレート28は、カッター部5のハウジング14の側面に、ファンフォールド紙Pの幅方向に沿うように細長状プレートを設けることができる。
変位プレート28は、可動刃9が上方に移動する途中で、支持部26の弓形の外側が当接して、摩擦部27を上方及び用紙排出口6側(ファンフォールド紙Pの繰り出し側)へと変位させることができるように設けてある。
可動刃9が下降することにより、押出部25も下降して、変位プレート28の当接が解除され、支持部26は、外力が加わらない状態の弓形に戻ることができる。
センサー部29は、ファンフォールド紙Pの印刷面とは反対の面に形成された検出マーク(図示せず)を検出することができ、この検出マークを検出すると制御部30に検出信号を供給することができる。
制御部30は、この検出信号に基づいて印刷開始位置の基準を設定することができ、また、ファンフォールド紙Pを切断する切断位置情報をカッター部5に出力することができる。
プリンタ1は、印刷部4に移送されてきたファンフォールド紙Pにサーマルヘッド8により印刷することができる。
例えば、プリンタ1は、所定の枚数(ページ)を印刷してからカットする複数ページカットの場合には、複数ページを印刷してからカッター部5にカット信号が供給されカッターモータ16が駆動して、可動刃9を上方に移動させることができる。
可動刃9がさらに上方に移動してファンフォールド紙Pをカットする。また、可動刃9がさらに固定刃10に摺接して上方に移動することにより、摩擦部27が用紙排出口6の方向に移動する。したがって、カットされたファンフォールド紙Pの後端部を摩擦部27により用紙排出口6の方向に移動させることができる。
このように、カットされるファンフォールド紙Pを用紙排出口6に向けて移動させることができるので、ファンフォールド紙Pの後端部が戻ってカットされることがなく、カット屑を防止することができる。
また、支持部26は、プラスチックプレート、合成樹脂等、容易に弾性変形可能な材質であればよい。
また、印刷媒体のカット位置は、所望のカットする位置であってもよい。
また、印刷媒体にインクリボンのインクを転写して文字やバーコードを印刷するようにしたプリンタであってもよい。
また、プリンタ1内に設けたロール状の印刷媒体を供給軸32に装填して印刷するプリンタに対しても適用することができる。
2 用紙供給部
3 用紙供給口
4 印刷部
5 カッター部(カッター機構)
6 用紙排出口
9 可動刃
10 固定刃
12 連動機構
19 偏心軸
25 押出部
26 支持部
26a 軸
27 摩擦部材
28 変位プレート
30 制御部
33 連動アーム
40 プリンタ(従来)
P ファンフォールド紙(印刷媒体)
Claims (2)
- 可動刃を固定刃に向かって進退自在に移動させ、帯状の印刷媒体を所望の長さで切断するプリンタのカッター機構であって、
印刷された前記印刷媒体を排出する用紙排出口と、を有し、
前記印刷媒体を切断する際に、前記可動刃の下流側に前記印刷媒体を前記用紙排出口に向けて押し出す押出部を、設け、
前記押出部は、弓状の支持部と、前記印刷媒体に当接する摩擦部と、を有し、
前記弓状の支持部の一端は、前記可動刃と連動して動作する連動機構に設けられ、他端には、前記摩擦部が設けられていることを特徴とするプリンタのカッター機構。 - 請求項1に記載のプリンタのカッター機構において、
前記可動刃が前記固定刃に向かって移動中に、前記支持部に当接して前記摩擦部を前記排出側に変位させる変位プレートを設けたこと、
を特徴とするプリンタのカッター機構。
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