JP5699962B2 - ピンチバルブ - Google Patents

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本発明は、通路における流体の流通状態を切換可能なピンチバルブに関する。
従来から、チューブ等で形成された管体の内部を流通する流体の流通状態を切り換えるためにピンチバルブが用いられている。このピンチバルブは、ボディと、弾性材料から形成され該ボディの内部に設けられ内部に流体が流通する管体と、前記管体を挟むことで変形させ流体の流通状態を切り換える挟圧子と、前記挟圧子を前記管体に接近・離間させる方向に付勢するピストンとを備える。そして、例えば、圧力流体の供給作用下にピストンが管体側に向かって押圧され移動することで、前記ピストンと共に挟圧子が移動し、前記管体がボディと挟圧子との間に挟持されて押し潰される。これにより、管体の内部を通じた流体の流通が遮断される(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−174352号公報
上述したような従来技術に係るピンチバルブでは、弾性材料からなる管体を押し潰すことで流体の流通を遮断しているが、長年の使用によって前記管体の弾性が徐々に低下していく。これにより、挟圧子による管体の押圧状態が解除された場合でも、管体が自らの弾性によって元の形状へと復帰することができず、該管体の通路断面積が減少したままの状態となることがある。その結果、挟圧子が上昇した流体の連通状態(弁開状態)においても、流体を所望の流量で流通させることができず、該流量が低下してしまうという問題が生じる。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、長年使用時においても管体の状態にかかわらず流体を常に安定した流量で流通させることが可能なピンチバルブを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、ボディと、
弾性を有し、前記ボディに保持され内部に流体の流通する管体と、
前記ボディに連結され、コイルへの通電作用下に励磁して可動鉄心が固定鉄心側へと吸引されるソレノイド部と、
前記管体に臨んで配置され、前記ボディの軸方向に沿って変位自在な弁体を有し、前記ソレノイド部の励磁作用下に前記弁体を前記管体側へと押圧する弁機構と、
前記弁体が前記管体から離間する方向へと変位する際、前記管体を前記弁体側に向かって吸引する吸引手段と、
を備え、
前記弁体が前記管体側へと変位することで該管体が前記ボディとの間で挟持され前記流体の流通が遮断されると共に、前記吸引手段は、前記弁体に設けられ該管体の外周面に当接するパッドの脚部と前記管体とに囲まれる第1の空間内に負圧流体を供給する負圧流体供給部を有し、前記負圧流体によって前記管体を吸引することを特徴とする。
本発明によれば、ボディに対して変位自在な弁体を有し、前記弁体をソレノイド部の励磁作用下に変位させることで管体をボディとの間に挟持するピンチバルブにおいて、前記弁体が前記管体から離間する方向に変位する際、前記管体を前記弁体側に向かって吸引する吸引手段を備えている。
従って、例えば、長年の使用によって管体の弾性が低下し、ソレノイド部の非励磁時において前記管体の弾性によって前記弁体を押し戻すことができなくなった場合でも、吸引手段によって前記管体を前記弁体側に向かって吸引することで、該管体を押圧される前の状態へと復帰させ、その流路断面積を確保することができるため、前記管体の状態にかかわらず所望流量の流体を常に安定的に流通させることができる。
また、吸引手段は、管体と弁体とで囲まれる第1の空間内に負圧流体を供給する負圧流体供給部を有し、前記負圧流体によって前記管体を吸引するとよい。
さらに、弁体のソレノイド部側に形成された端面とボディの弁孔とによって囲まれた第2の空間を有し、前記弁体の変位方向と直交方向における第1の空間の断面積を、前記弁体の変位方向と直交方向における前記第2の空間の断面積に対して小さく設定するとよい。
さらにまた、第1の空間は、管体に臨む弁体の端面に設けられ、前記管体に当接する脚部を有したパッドによって形成するとよい。
またさらに、負圧流体供給部は、ボディに形成される供給ポートと、弁体に形成され、前記供給ポートと第1の空間とを連通させる第1通路と、前記供給ポートと第2の空間とを連通させる第2通路とを備えるとよい。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、弁体が管体から離間する方向に変位する際に、前記管体を前記弁体側に向かって吸引可能な吸引手段を備えることにより、例えば、長年の使用によって管体の弾性が低下し、該弾性によって前記弁体を押し戻すことができなくなった場合でも、吸引手段によって前記管体を前記弁体側に向かって吸引することで、該管体を押圧される前の形状へと復帰させることができるため、前記管体の状態にかかわらず常に所望流量の流体を安定的に流通させることができる。
本発明の実施の形態に係るピンチバルブを示す全体断面図である。 図1のピンチバルブにおいて弁体が変位してチューブを挟み込んで流路を遮断した状態を示す全体断面図である。 図1のピンチバルブにおいて、負圧流体を供給することでチューブを吸引した状態を示す拡大断面図である。
本発明に係るピンチバルブについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係るピンチバルブを示す。
このピンチバルブ10は、図1及び図2に示されるように、例えば、水や血液等の流体が流通するチューブ(管体)12の挿通されたボディ14と、前記ボディ14の上部に連結されるソレノイド部16と、前記ソレノイド部16及びボディ14の内部に設けられ、該ソレノイド部16の励磁作用下に軸方向(矢印A、B方向)に沿って変位する弁機構17とを含む。
ボディ14は、例えば、樹脂製材料から形成され、水平方向に一直線上に貫通した貫通孔18を有し、その略中央部には貫通孔18の延在方向に対して直交した挟圧部20が形成される。挟圧部20は、且つ、該貫通孔18の内周面に対して所定高さだけ突出して形成されると共に、前記挟圧部20の先端は半球状に形成される。
また、ボディ14の略中央部には、貫通孔18と連通し、該貫通孔18と直交する方向に延在した弁孔22が形成され、該弁孔22は前記貫通孔18から上方(矢印A方向)に向かって形成される。この弁孔22には、後述する弁機構17の弁体48が変位自在に設けられ、該弁体48が設けられた状態でカバープレート24によって閉塞される。すなわち、チューブ12は、ボディ14において弁孔22と直交方向に延在している。
さらに、ボディ14の側面には、図示しない負圧流体供給源(例えば、真空ポンプ)から配管を通じて負圧流体の供給される供給ポート26が形成される。この供給ポート26は、貫通孔18と略平行に延在して弁孔22と連通している。
チューブ12は、例えば、ゴムや樹脂製材料等の弾性を有する材質から管状に形成され、ボディ14の貫通孔18に挿通される。そして、チューブ12は、その外周面が貫通孔18の内周面に密着することでボディ14に対して支持されると共に、その内部には流体の流通する流路28が形成される。
ソレノイド部16は、ボディ14の上部に連結される円筒状のハウジング30と、前記ハウジング30の内部に設けられコイル32が巻回されるボビン34と、前記ボビン34の内部に設けられる固定鉄心36と、該固定鉄心36と同軸上で変位自在に設けられる可動鉄心38とを含む。
ボビン34は、軸方向(矢印A、B方向)に沿った両端部に半径外方向に突出した一対の鍔部40a、40bを備え、前記鍔部40a、40bがハウジング30の内周面に係合されると共に、一方の鍔部40aと他方の鍔部40bとの間にコイル32が巻回されている。なお、コイル32は、図示しない電源に対して電気的に接続されている。
固定鉄心36は、例えば、電磁ステンレス等の磁性材料から形成され、その下端部がカバープレート24に対して固定されると共に、上端部がボビン34の内部に挿入され固定されている。また、固定鉄心36の中央部には、軸方向(矢印A、B方向)に沿って貫通したシャフト孔42が形成され、後述する弁機構17のシャフト50が挿通され変位自在に支持される。
可動鉄心38は、固定鉄心36と同様に、例えば、電磁ステンレス等の磁性材料から形成され、ボビン34の内部に沿って変位自在に設けられる。この可動鉄心38の一端部が固定鉄心36に臨むと共に、該固定鉄心36側(矢印B方向)に向かって先細状となるテーパ面を有している。また、可動鉄心38の一端部には、該可動鉄心38の軸線と直交した平面状で、且つ、シャフト50に当接する当接面44が形成される。
一方、可動鉄心38の他端部は、ハウジング30の上部に連結されたエンドカバー46に臨むように配置される。
そして、図示しない電源に接続されたコイル32に通電を行うことにより、該コイル32が励磁して可動鉄心38が固定鉄心36側(矢印B方向)へと吸引され所定距離だけ移動する。
弁機構17は、ボディ14の弁孔22に設けられる弁体48と、前記弁体48の上端面に当接し固定鉄心36に対して変位自在に支持されるシャフト50と、前記ボディ14に設けられる挟圧部20とを含む。
弁体48は、例えば、樹脂製材料から断面矩形状に形成され、チューブ12に臨む下端面には該チューブ12側(矢印B方向)に向かって突出して当接する突起部52が設けられる。この突起部52は、チューブ12を挟んで挟圧部20と対向するように配置されると共に、前記挟圧部20と同様に先端が半球状に形成される。
また、弁体48の内部には、該弁体48の外周面から突起部52まで延在する供給通路(第1通路)54が形成される。この供給通路54は、供給ポート26に臨む弁体48の外周面に開口し、貫通孔18と略平行に延在した後、前記弁体48の中央部において突起部52側(矢印B方向)へと略直角に曲がり、該突起部52の中央へと貫通している。また、供給通路54の途中には、弁体48の上面側(矢印A方向)に向かって延在して貫通した分岐通路(第2通路)56が形成される。
そして、供給ポート26と供給通路54とが連通した状態で、該供給ポート26に負圧流体が供給されることにより、該負圧流体が、供給通路54を通じて弁体48の突起部52まで流通し、後述するパッド66の脚部64とチューブ12の外周面とで囲まれた第1空間(第1の空間)58へ供給されると同時に、前記弁体48の上面側に形成された第2空間(第2の空間)60へと流通する。この第2空間60は、図2に示されるように、弁体48の上面、カバープレート24及び弁孔22によって囲まれて形成される。すなわち、供給ポート26、供給通路54及び分岐通路56が、負圧流体を第1及び第2空間58、60へと供給可能な負圧流体供給部として機能する。
さらに、弁体48の外周面には、環状溝を介して一対のシールリング62a、62bが設けられ、前記シールリング62a、62bは、供給通路54の開口部を挟んで弁体48の上面側(矢印A方向)及び下面側(矢印B方向)となる位置に互いに所定間隔離間して設けられる。そして、シールリング62a、62bが弁孔22の内周面に当接することにより、供給ポート26から供給通路54へと供給される負圧流体が弁孔22の外部へと漏出することが防止される。
一方、弁体48の下部には、チューブ12に当接する脚部64を有したパッド66が装着される。このパッド66は、例えば、ウレタン、シリコーン、ゴム等の弾性材料から形成され、円盤状のベース部68と、該ベース部68に対して徐々に拡径するように円錐状に形成された脚部64とを有し、前記ベース部68の中央に形成された孔部に、弁体48の突起部52を挿通させ、該ベース部68と弁体48の下面とを当接させた状態で装着される。
脚部64は、弁体48の下面に対して突起部52と略同一の高さとなるように形成され、環状に形成された端部がチューブ12に当接し、前記チューブ12の外周面と前記脚部64とによって第1空間58を形成する。図3に示されるように、この第1空間58の最大断面積D1は、第2空間60の最大断面積D2に対して小さく設定される(D1<D2)。換言すれば、第1空間58の最大断面積D1を構成する脚部64の直径が、第2空間60の最大断面積D2を構成する弁孔22の内周径に対して小さくなるように形成される。
シャフト50は、一定径で軸方向(矢印A、B方向)に沿って延在した軸体であり、固定鉄心36の内部にシャフト孔42を介して変位自在に挿通される。シャフト50の一端部が弁体48の上面に当接し、他端部が可動鉄心38の当接面44に当接している。そして、可動鉄心38がボディ14側(矢印B方向)に変位することでシャフト50が押圧され、該シャフト50を介して弁体48が下方(矢印B方向)へと押圧され、それに伴って、弁孔22に沿ってチューブ12側(矢印B方向)へと移動して突起部52がチューブ12を押し潰すように変形させる。
本発明の実施の形態に係るピンチバルブ10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。なお、以下の説明では、図1に示されるソレノイド部16が非励磁状態で、可動鉄心38、シャフト50及び弁体48に下方(矢印B方向)への推力が付勢されておらず、チューブ12の内部を流体が流通している弁開状態を初期状態として説明する。また、供給ポート26及び供給通路54に対して負圧流体が供給されていない状態について説明する。
先ず、このような初期状態において、図示しない電源からソレノイド部16のコイル32に対して通電を行うことにより、該コイル32が励磁され、その励磁作用下によって可動鉄心38が固定鉄心36側(矢印B方向)へと吸引される。
これにより、図2に示されるように、可動鉄心38によってシャフト50がボディ14側(矢印B方向)に向かって押圧されると同時に、弁体48が前記シャフト50によって押圧されてチューブ12側(矢印B方向)に向かって移動する。そして、弁体48の突起部52がチューブ12を挟圧部20側(矢印B方向)へと押圧し、該挟圧部20との間で前記チューブ12を押し潰すことで、該チューブ12の流路28を閉塞する。その結果、チューブ12の流路28を通じた流体の流通が遮断された弁閉状態となる。
一方、ソレノイド部16への通電を停止することで、コイル32の励磁状態が解除されて可動鉄心38に対する固定鉄心36側(矢印B方向)への吸引が滅勢される。これにより、弁体48はチューブ12の弾性(反力)によって固定鉄心36側(矢印A方向)へと押し戻され、それに伴って、シャフト50及び可動鉄心38がエンドカバー46側(矢印A方向)へと変位する。
その結果、弁体48と挟圧部20とによるチューブ12に対する押圧状態が解除され、前記チューブ12はその弾性作用下に図1に示される初期形状へと復帰し、流路28を通じて流体が流通可能な弁開状態(初期状態)となる。
次に、長年の使用によってピンチバルブ10を構成するチューブ12の弾性(反力)が低下した場合について図3を参照しながら説明する。なお、ここでは、図2に示す弁体48が下方(矢印B方向)へと変位し、チューブ12を押し潰すことで流体の流通を遮断した弁閉状態を初期状態として説明する。
先ず、図示しない負圧流体供給源から供給ポート26に対して予め負圧流体を供給することにより、負圧流体が、前記供給ポート26から弁体48の供給通路54を通じて突起部52から第1空間58内へと供給される。これにより、負圧流体によって第1空間58に臨むチューブ12の外周面が突起部52側へと吸引され当接する。また、同時に、負圧流体は、分岐通路56を通じて第2空間60内へと供給される。
そして、上述したチューブ12の吸引状態において、ソレノイド部16への通電を停止することで可動鉄心38に対する固定鉄心36側(矢印B方向)への吸引が滅勢され、それに伴って、弁体48によるチューブ12への押圧力が滅勢される。
チューブ12が所定の弾性を有した通常状態であれば、弁体48はチューブ12の反力(弾性)によって固定鉄心36側(矢印A方向)へと押し戻されるが、前記チューブ12の弾性が低下しているため、該弾性で前記弁体48、シャフト50及び可動鉄心38をエンドカバー46側(矢印A方向)へと押し戻すことができない。しかしながら、チューブ12は、第1空間58に対する負圧流体の供給作用下に突起部52に対して吸引されて密着し、且つ、第1空間58の最大断面積D1と第2空間60の最大断面積D2との差(|D1−D2|)によって弁体48が上方(矢印A方向)へと吸引され変位するため、前記弁体48と共にチューブ12が上方へと変位する。
これにより、チューブ12の弾性が低下し、ソレノイド部16の非励磁時において該弾性によって弁体48を押し戻すことができない場合でも、負圧流体の供給作用下にチューブ12及び弁体48を上方(矢印B方向)へと変位させ、前記チューブ12が押し潰されていない初期形状へと復帰させることができる。その結果、チューブ12の流路28における流路断面積を確保することができ、それに伴って、復帰させたチューブ12の流路28を通じて所望流量の流体を流通させることができる。
なお、上述した説明においては、チューブ12において弾発力の低下が確認された場合に、負圧流体を供給して前記チューブ12を吸引する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、前記チューブ12の弾性が低下していない場合でも前記負圧流体を供給して該チューブ12の吸引を行うようにしてもよい。すなわち、チューブ12の使用状態(例えば、使用年数、使用頻度等)に基づいた弾性低下を考慮して負圧流体を供給するか否かを選択するのではなく、常に負圧流体を供給するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態では、ピンチバルブ10において、長年使用によってチューブ12における弁体48の突起部52で押圧される部位近傍の弾性(反力)が低下した場合でも、ボディ14の供給ポート26を通じて前記弁体48の突起部52から第1空間58へと負圧流体を供給することで、前記チューブ12を前記弁体48に対して吸引し、且つ、第2空間60の最大断面積D2を、第1空間58の最大断面積D1に対して大きく設定することにより、前記第1空間58と第2空間60との断面積の差(D2−D1)によって弁体48を上方へ付勢する吸引力を与え、チューブ12を吸引した前記弁体48を上方(矢印A方向)へと変位させることが可能となる。
その結果、チューブ12の弾性が低下した場合でも、ソレノイド部16が非励磁状態にある弁開時において、負圧流体の供給作用下に弁体48を固定鉄心36側へと確実に変位させ、チューブ12を押圧される前の形状へと復帰させることにより、チューブ12における流路断面積を確保することができるため、前記チューブ12の流路28を通じて所望流量の流体を確実且つ安定的に流通させることができる。
なお、本発明に係るピンチバルブは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…ピンチバルブ 12…チューブ
14…ボディ 16…ソレノイド部
17…弁機構 18…貫通孔
20…挟圧部 22…弁孔
24…カバープレート 26…供給ポート
36…固定鉄心 38…可動鉄心
48…弁体 52…突起部
54…供給通路 56…分岐通路
58…第1空間 60…第2空間
64…脚部 66…パッド

Claims (4)

  1. ボディと、
    弾性を有し、前記ボディに保持され内部に流体の流通する管体と、
    前記ボディに連結され、コイルへの通電作用下に励磁して可動鉄心が固定鉄心側へと吸引されるソレノイド部と、
    前記管体に臨んで配置され、前記ボディの軸方向に沿って変位自在な弁体を有し、前記ソレノイド部の励磁作用下に前記弁体を前記管体側へと押圧する弁機構と、
    前記弁体が前記管体から離間する方向へと変位する際、前記管体を前記弁体側に向かって吸引する吸引手段と、
    を備え、
    前記弁体が前記管体側へと変位することで該管体が前記ボディとの間で挟持され前記流体の流通が遮断されると共に、前記吸引手段は、前記弁体に設けられ該管体の外周面に当接するパッドの脚部と前記管体とに囲まれる第1の空間内に負圧流体を供給する負圧流体供給部を有し、前記負圧流体によって前記管体を吸引することを特徴とするピンチバルブ。
  2. 請求項1記載のピンチバルブにおいて、
    前記弁体の前記ソレノイド部側に形成された端面と前記ボディの弁孔とによって囲まれた第2の空間を有し、前記弁体の変位方向と直交方向における前記第1の空間の断面積が、前記弁体の変位方向と直交方向における前記第2の空間の断面積に対して小さく設定されることを特徴とするピンチバルブ。
  3. 請求項1又は2記載のピンチバルブにおいて、
    前記第1の空間は、前記管体に臨む前記弁体の端面に設けられ、前記管体に当接する脚部を有したパッドによって形成されることを特徴とするピンチバルブ。
  4. 請求項2記載のピンチバルブにおいて、
    前記負圧流体供給部は、前記ボディに形成される供給ポートと、
    前記弁体に形成され、前記供給ポートと前記第1の空間とを連通させる第1通路と、
    前記供給ポートと前記第2の空間とを連通させる第2通路と、
    を備えることを特徴とするピンチバルブ。
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