JP5698623B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関し、詳しくは、サーミスタの断線異常が検知された後に定着ヒータを加熱する場合、当該定着ヒータの冷却のためのヒータオフ時間を短縮することが可能な画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来より、画像形成装置では、測定物の温度に応じた出力を行うサーミスタが、例えば、定着ヒータ(ヒータ)で加熱される加熱ローラ(定着ローラ)の温度検知に利用されている。前記サーミスタでは、自身の断線時にアナログ・デジタル変換された値(AD値、デジタル値などという)が0となる。そのため、画像形成装置では、本体装置の電源投入時に、サーミスタの断線検知が行われる場合、理論的にはデジタル値が0となった時点で当該サーミスタの断線と判定されるように設定される。
しかしながら、現実には、サーミスタが断線した場合でも、デジタル値は0にならず、0に近い値で変動する。又、低温環境下では、前記デジタル値が限りなく0に近づく。つまり、サーミスタによる加熱ローラの温度検知では、電源投入後において、周囲の環境などに応じて、サーミスタの断線が誤検知される可能性が高いという問題がある。
上述した問題に対して、本体装置の電源投入後に行われる、通常の装置立ち上げ動作中に、所定の時間、定着ヒータをONしても、サーミスタのデジタル値が0近傍の値から変化しない場合には、サーミスタの断線と判定してサーミスタ断線エラーを報知する画像形成装置が提案されている。これにより、定着ヒータの温度は、装置部品(例えば、定着ローラ、加熱ローラ)に不具合を与えるほど高温にならず、温度上昇による装置及びユーザへの危険性を低減している。
又、本体装置の電源がオフされても、本体装置の稼動中に生成された自己診断結果のデータを保持し、電源が再投入された際に、保持されている自己診断データに応じて装置の可動許可を制御する画像形成装置も提案されている。これにより、故障時における被害を最小限に止めるとしている。
しかしながら、前記画像形成装置でも、電源のOFF/ONの繰り返しやサービスマンによる自己診断結果のデータのリセットにより、定着ヒータが異常に高温となる問題がある。
このような問題を解決する技術として、特開2007−25010号公報(特許文献1)には、装置の電源投入時に、不揮発性メモリにサーミスタの断線情報が記憶されている場合に、自己診断として、ファンを第1の所定時間駆動させた後、第2の所定時間の間、電力供給手段に所定のデューティ比でヒータに電力を供給させながら、断線検知手段にサーミスタの断線を検知させる自己診断制御手段を備える画像形成装置が開示されている。当該画像形成装置は、前記自己診断時に前記断線検知手段により前記サーミスタの断線が検知されない場合に、装置の立ち上げ動作に移行させる制御手段を備える。これにより、装置コストが増すことなく、装置を安全に立ち上げることが可能となるとしている。
又、特開平10−198232号公報(特許文献2)には、画像形成装置の電源オフ経過時間を導出する導出手段と、前記画像形成装置の動作状態を検知する検知手段と、前記検知手段が検知した動作状態が異常かどうかを判定する判定手段とを備える画像形成装置が開示されている。当該画像形成装置は、前記判定手段が異常と判定した異常情報の異常解除時間を記憶する不揮発性記憶手段と、前記画像形成装置の電源オン時に、前記不揮発性記憶手段に記憶されている前記異常解除時間と前記導出手段により計測された前記電源オフ経過時間とを比較して前記画像形成装置の動作状態を異なる状態に遷移させる制御手段とを備える。これにより、画像形成装置で発生した異常情報を識別して所望とする異なる動作状態に遷移させる制御を容易に実行させることが出来るとしている。
又、特開2003−98893号公報(特許文献3)には、定着器の温度異常を検知するための温度センサと、この温度センサにより前記定着器の温度異常が検知された場合に定着器異常データを不揮発的に記憶する不揮発性メモリと、前記温度異常が検知された場合に前記定着器への通電を停止する制御手段とを備える画像形成装置が開示されている。当該画像形成装置の制御手段は、電源投入時に、前記不揮発性メモリの記憶内容をチェックし、前記定着器異常データが記憶されていなければ、前記定着器への通電を行い、前記定着器異常データが記憶されている場合には前記温度センサの出力をチェックし、定着器が所定温度以下であるときは前記定着器への通電を行い、前記定着器が正常に立ち上がったとき前記不揮発性メモリの定着器異常データを消去する。これにより、何らかの原因で一時的に定着器異常が発生したような場合には、サービスマンコール等を行うことなく、電源再投入により容易に正常状態に復帰出来るとしている。
特開2007−25010号公報 特開平10−198232号公報 特開2003−98893号公報
上述した画像形成装置では、サーミスタの断線異常が検知された後に、定着ヒータを加熱する場合、再度、当該サーミスタの断線異常が検知されないように、当該定着ヒータを所定時間冷却した後に、当該定着ヒータの加熱が開始される。このような定着ヒータの冷却のための待ち時間をヒータオフ時間と称する。前記特許文献1−3に記載の技術では、前記ヒータオフ時間を短縮することが出来ないという問題がある。
そこで、本発明は、前記問題を解決するためになされたものであり、サーミスタの断線異常が検知された後に定着ヒータを加熱する場合、当該定着ヒータの冷却のためのヒータオフ時間を短縮することが可能な画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、加熱ローの温度を検知するサーミスタの断線が検知された場合、当該加熱ローラを加熱する定着ヒータへの電力供給停止を含む自装置の電源切断を実行し、自装置の電源が再投入されると、当該サーミスタの断線が検知された時点から、予め設定された所定の待ち時間であるヒータオフ時間経過後に、前記定着ヒータに電力を供給する画像形成装置であって、以下の構成を採用する。
前記画像形成装置は、前記定着ヒータに電力が供給されると、前記サーミスタの断線の検知を開始し、前記定着ヒータに電力が供給された時点からの経過時間が所定の断線検知時間を超過すると、前記サーミスタが検知する加熱ローラの温度が所定の閾値よりも高いか否かを判定し、前記加熱ローラの温度が前記閾値よりも高い場合、前記サーミスタの断線の検知を終了し、前記加熱ローラの温度が前記閾値以下の場合、前記サーミスタの断線が生じていると検知する断線検知手段を備える。又、前記サーミスタの断線が検知されると、当該サーミスタの断線が検知された時点である断線時刻を所定の不揮発性メモリに記憶させる断線時刻記憶手段を備える。又、前記サーミスタの断線が検知されると、前記定着ヒータへの電力供給を停止し、当該サーミスタの断線が検知された回数をカウントし、カウントした回数が、予め設定された所定の誤検知回数を超過した場合に、自装置に備えられた操作部に停止画面を表示させて、前記定着ヒータへの電力供給を完全に停止し、前記カウントした回数が前記誤検知回数以下の場合に、前記操作部に、前記サーミスタの断線の誤検知の可能性がある旨と前記定着ヒータを再加熱するためには自装置の電源の再投入が必要である旨とを示すエラー誤検知画面を表示させるヒータ停止手段を備える。又、前記カウントした回数が前記誤検知回数以下の場合に、ユーザにより自装置の電源が再投入されると、当該電源が再投入された時点である電源オン時刻から、前記不揮発性メモリに記憶された断線時刻を減算した減算時間が、前記ヒータオフ時間を超過したか否かを判定する時間判定手段を備える。又、前記減算時間が前記ヒータオフ時間を超過した場合、前記定着ヒータに電力を即時に投入し、前記減算時間が前記ヒータオフ時間以下である場合、前記電源が再投入された時点からの経過時間を計測し、前記ヒータオフ時間から前記減算時間を減算した待機時間を算出し、前記計測する経過時間が当該算出した待機時間を超過するまで待機し、前記経過時間が前記待機時間を超過すると、前記定着ヒータに電力を即時に投入するヒータ加熱手段を備える。
尚、本発明は、加熱ローラの温度を検知するサーミスタの断線が検知された場合、当該加熱ローラを加熱する定着ヒータへの電力供給停止を含む自装置の電源切断を実行し、自装置の電源が再投入されると、当該サーミスタの断線が検知された時点から、予め設定された所定の待ち時間であるヒータオフ時間経過後に、前記定着ヒータに電力を供給する画像形成装置の画像形成方法として提供することが出来る。即ち、前記画像形成方法は、前記定着ヒータに電力が供給されると、前記サーミスタの断線の検知を開始し、前記定着ヒータに電力が供給された時点からの経過時間が所定の断線検知時間を超過すると、前記サーミスタが検知する加熱ローラの温度が所定の閾値よりも高いか否かを判定し、前記加熱ローラの温度が前記閾値よりも高い場合、前記サーミスタの断線の検知を終了し、前記加熱ローラの温度が前記閾値以下の場合、前記サーミスタの断線が生じていると検知する断線検知ステップを備える。又、前記サーミスタの断線が検知されると、当該サーミスタの断線が検知された時点である断線時刻を所定の不揮発性メモリに記憶させる断線時刻記憶ステップを備える。又、前記サーミスタの断線が検知されると、前記定着ヒータへの電力供給を停止し、当該サーミスタの断線が検知された回数をカウントし、カウントした回数が、予め設定された所定の誤検知回数を超過した場合に、自装置に備えられた操作部に停止画面を表示させて、前記定着ヒータへの電力供給を完全に停止し、前記カウントした回数が前記誤検知回数以下の場合に、前記操作部に、前記サーミスタの断線の誤検知の可能性がある旨と前記定着ヒータを再加熱するためには自装置の電源の再投入が必要である旨とを示すエラー誤検知画面を表示させるヒータ停止ステップを備える。又、前記カウントした回数が前記誤検知回数以下の場合に、ユーザにより自装置の電源が再投入されると、当該電源が再投入された時点である電源オン時刻から、前記不揮発性メモリに記憶された断線時刻を減算した減算時間が、前記ヒータオフ時間を超過したか否かを判定する時間判定ステップを備える。又、前記減算時間が前記ヒータオフ時間を超過した場合、前記定着ヒータに電力を即時に投入し、前記減算時間が前記ヒータオフ時間以下である場合、前記電源が再投入された時点からの経過時間を計測し、前記ヒータオフ時間から前記減算時間を減算した待機時間を算出し、前記計測する経過時間が当該算出した待機時間を超過するまで待機し、前記経過時間が前記待機時間を超過すると、前記定着ヒータに電力を即時に投入するヒータ加熱ステップを備える。当該構成としても、上述と同様の効果を得ることが可能となる。
又、本発明は、電気通信回線などを介して個別に流通する、コンピュータに実行させるためのプログラムとして提供することができる。この場合、中央演算処理装置(CPU)が、本発明のプログラムに従ってCPU以外の各回路と協働して制御動作を実現する。
又、前記プログラム及びCPUを用いて実現される各手段は、専用のハードウェアを用いて構成することもできる。又、当該プログラムは、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された状態で流通させることも可能である。
本発明の画像形成装置及び画像形成方法によれば、サーミスタの断線異常が検知された後に定着ヒータを加熱する場合、当該定着ヒータの冷却のためのヒータオフ時間を短縮することが可能となる。
本発明に係る複合機の内部の全体構成を示す概念図である。 本発明に係る操作部の全体構成を示す概念図である。 本発明に係る複合機の制御系ハードウェアの構成を示す図である。 本発明の実施形態における複合機の機能ブロック図である。 本発明の実施形態の実行手順を示すための第一のフローチャートである。 本発明の実施形態の実行手順を示すための第二のフローチャートである。 本発明の実施形態のタッチパネル上に表示されたエラー誤検知画面の一例を示す図(図7(A))と、本発明の実施形態のタッチパネル上に表示された停止画面の一例を示す図(図7(B))である。 本発明の実施形態に係る減算時間とヒータオフ時間との関係を示す第一の図(図8(A))と、本発明の実施形態に係る減算時間とヒータオフ時間との関係を示す第二の図(図8(B))と、従来技術に係るヒータオフ時間の関係を示す図(図8(C))とである。
以下に、添付図面を参照して、本発明の画像形成装置の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。また、フローチャートにおける数字の前に付されたアルファベット「S」はステップを意味する。
<画像形成装置>
以下に、本発明に係る画像形成装置について説明する。
図1は、画像形成装置の概略模式図である。ただし、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
なお、本発明の画像形成装置は、例えばプリンタや複写機単体、あるいはプリンタ、コピー、複写機、ファックス等を備えた複合機等が該当し、コピーサービス、スキャナサービス、ファクシミリサービス、プリンタサービス等を備えた画像形成装置として機能する。以下に、例えばコピーサービスを利用する場合の複合機100(MFP:Multi Function Peripheral)の動作を簡単に説明する。
ユーザが複合機100を使用してコピー機能を実行する場合、原稿を複合機100の上面に備えられている原稿台に載置する。続いて、ユーザがコピー機能に関連する設定を前記操作部101(タッチパネルを含む)から入力し、当該操作部101に設けられたスタートキーを押下して、複合機100が印刷処理を開始する。
複合機100が印刷処理を開始すると、画像読取部102において、光源103から照射された光が、前記原稿台に置かれた原稿によって反射される。反射された光は、ミラー104、105、106によって撮像素子107に導かれる。導かれた光は前記撮像素子107により光電変換されて、前記原稿に対応する画像データが生成される。
さて、前記画像データをトナー像に変換する部分が画像形成部108である。前記画像形成部108には感光体ドラム109が備えられている。前記感光体ドラム109は、一定速度で所定の方向に回転し、その周囲には、感光体ドラム109の回転方向の上流側から順に、帯電器110、露光ユニット111、現像器112、転写器113、クリーニングユニット114などが感光体ドラム109に作用するように配置されている。
前記帯電器110は、前記感光体ドラム109の表面を一様に帯電させる。前記露光ユニット111は、帯電された前記感光体ドラム109の表面に、前記画像データに基づいてレーザーを照射し、静電潜像を形成する。前記現像器112は、形成された静電潜像を、トナーを用いてトナー像に変換する。形成されたトナー像は、前記転写器113により、記録媒体(例えば、シート)に転写される。前記クリーニングユニット114は、前記感光体ドラム109の表面に残された余分なトナーを取り除く。これらの一連のプロセスは、前記感光体ドラム109が回転することにより実行される。
前記シートは、前記複合機100に備えられた複数の給紙カセット115から搬送される。搬送される時は、前記シートはピックアップローラ116により何れか1つの前記給紙カセット115から搬送路へ引き出される。前記各給紙カセット115には、それぞれ異なる紙種のシートが収容されており、前記画像形成に関する設定に基づいてシートが給紙される。
搬送路に引き出された前記シートは、搬送ローラ117やレジストローラ118により感光体ドラム109と転写器113の間に送り込まれる。送り込まれると、前記シートは前記転写器113により前記トナー像が転写され、定着装置120に搬送される。また、搬送ローラ117に搬送されるシートは、複合機100の側面に備えられた手差しトレイ119から搬送される場合もある。
前記トナー像が転写されたシートが前記定着装置120に備えられた加熱ローラ121と加圧ローラ122の間を通過すると、前記トナー像に熱と圧力が印加されて、トナー像(可視像)がシートに定着される。前記加熱ローラ121の熱量は、当該加熱ローラ121の回転軸の外周に設けられ、当該加熱ローラ121を加熱する定着ヒータ124を介し、紙種に応じて最適に設定され、前記定着が適切に行われる。
前記可視像がシートに定着されて画像形成が終了し、当該シートは印刷物として複合機100の側壁に設けられた排紙トレイ123に積載され、収容される。
尚、前記加熱ローラ121の外周には、当該加熱ローラ121の温度を検知可能なサーミスタ125が、当該加熱ローラ121に接触(又は当接)して設けられており、前記画像形成部108が、前記加熱ローラ121の温度変動に伴うサーミスタ125の電気抵抗の変動を検知することにより、当該加熱ローラ121の内部の定着ヒータ124の加熱を制御する。
前記手順により、複合機100はコピー機能をユーザに提供する。又、複合機100が他の機能を提供する場合は、前記画像読取部102と前記画像形成部108とが駆動して提供する。
図2は、複合機100に備えられた操作部101の外観の一例を示す図である。ユーザは、前記操作部101を用いて、上述のような機能提供についての設定条件等を入力する。設定条件の入力等が行なわれる際に、前記操作部101に備えられたタッチパネル201、タッチペン202、操作キー203が用いられる。
前記タッチパネル201には、上述した設定条件を入力する機能と、入力された設定条件等を表示する機能とが兼ね備えられている。即ち、タッチパネル201上に表示された画面内の設定項目キー等を押下することによって、当該設定項目キー等に関連付けられた設定条件の入力が行われる。また、設定条件が入力された設定項目キー等は、その背景色を白色からグレー色へ変更してタッチパネル201上に表示されるため、ユーザによって随時視認される。又、複合機100にエラーや緊急事態が発生した場合、タッチパネル201には、ユーザに対してエラー等を知らせるための画面(例えば、停止画面)が表示される。表示された画面に従って、ユーザはエラーや緊急事態に対応することが出来る。
タッチパネル201の近傍には、タッチペン202が備えられており、ユーザがそのタッチペン202の先をタッチパネル201に接触させると、タッチパネル201下方に設けられた接触センサが接触先を検知する。そのため、タッチペン202の接触により、キーボード画面のキーの押下や所定の手書き情報の入力が可能である。
更に、タッチパネル201近傍には、所定数の操作キー203が設けられ、例えば、テンキー204、スタートキー205、クリアキー206、ストップキー207、リセットキー208、電源キー209が備えられている。
次に、図3を用いて、複合機100の制御系ハードウェアの構成を説明する。図3は、複合機における制御系ハードウェアの概略構成図である。ただし、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
複合機100の制御回路は、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303、HDD(Hard Disk Drive)304、各駆動部に対応するドライバ305、定着ヒータ124、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D部306を内部バス307によって接続している。前記A/D部306には、サーミスタ125が接続され、当該サーミスタ125からのアナログ信号をデジタル信号に変換して、前記CPU301に出力する。前記CPU301は、例えば、RAM303を作業領域として利用し、前記ROM302、HDD304等に記憶されているプログラムを実行し、当該実行結果に基づいて前記ドライバ305と前記操作部101からのデータ、前記サーミスタ124からのデータ等を授受し、図1乃至図2に示した各駆動部の動作を制御する。又、前記CPU301は、前記A/D306を介して、前記サーミスタ124からの信号を検出・監視することにより、当該サーミスタ124の温度、言い換えると、当該サーミスタ124が検出している定着ヒータ121の温度を随時監視することが可能となる。又、前記駆動部以外の後述する各手段(図4に示す)についても、前記CPU301がプログラムを実行することで当該各手段を実現する。前記ROM302、HDD304等には、以下に説明する各手段を実現するプログラムやデータが記憶されている。
<本発明の実施形態>
次に、図4−図6を参照しながら、本発明の実施形態に係る構成及び実行手順について説明する。図4は、本発明の複合機の機能ブロック図である。図5及び図6は、本発明の実行手順を示すためのフローチャートである。
まず、ユーザが、複合機100の電源を投入すると(図5:S101)、複合機100が起動し、当該複合機100の時間判定手段401が、予め設けられた所定の不揮発性メモリ402(前記ROM302など)を参照し、当該不揮発性メモリ402に、サーミスタ125の断線が検知された断線時刻(断線日時)が記憶されているか否かを判定する(図5:S102)。
ここで、現時点では、前記不揮発性メモリ402には未だ何も記憶されていない。そのため、前記判定の結果、前記時間判定手段401は、当該不揮発性メモリ402に前記断線時刻が記憶されていないと判定し(図5:S102NO)、その旨をヒータ加熱手段403に通知する。当該通知を受けたヒータ加熱手段403は、サーミスタ125を介して、当該サーミスタ125が検知する加熱ローラ121の温度を監視するとともに、電力供給手段404を介して、前記定着ヒータ124に電力を供給する(図5:S103)。これにより、定着ヒータ124の加熱が開始される。尚、前記不揮発性メモリ402に前記断線時刻が記憶されている場合については(図5:S102YES)、後述する。
そして、前記ヒータ加熱手段403は、その旨を断線検知手段405に通知する。当該通知を受けた断線検知手段405は、加熱ローラ121の温度を検知するサーミスタ125の断線の検知を開始する。
具体的には、前記断線検知手段405が、サーミスタ125が検知する加熱ローラ121の温度を監視するとともに、予め設けられたタイマーを用いて、前記定着ヒータ124に電力が供給された時点からの経過時間を計測する(図5:S104)。
次に、前記断線検知手段405は、前記計測する経過時間を、予め設定された所定の時間(断線検知時間とする。例えば、1秒)と比較し(図5:S105)、当該経過時間が前記断線検知時間を超過するまで、待機する(図5:S105NO)。
前記経過時間が前記断線検知時間を超過すると(図5:S105YES)、前記断線検知手段405は、前記サーミスタ125が検知する加熱ローラ121の温度が、予め設定された所定の閾値(例えば、5℃)よりも高いか否かを判定する(図5:S106)。
前記判定の結果、前記加熱ローラ121の温度が前記閾値よりも高い場合(図5:S106YES)、前記断線検知手段405は、前記サーミスタ125に断線が生じていないと判定し、当該サーミスタ125の断線の検知を終了する。この場合は、前記サーミスタ125が正常に機能する場合に対応する。
又、前記ヒータ加熱手段403は、前記サーミスタ125からの加熱ローラ121の温度が、予め設定された所定の定着温度(例えば、160℃など)に達するまで、前記定着ヒータ124に電力の供給を継続する(図5:S107)。これは、通常の定着装置120の立上げに対応し、前記加熱ローラ121が前記定着温度まで到達し、前記ヒータ加熱手段403により当該定着温度が維持されると、コピー機能を提供可能な状態(画像形成可能な状態)となり、ユーザの指示、例えば、スタートキー205の押下により、コピー機能が提供されることになる。
一方、前記判定の結果、前記加熱ローラ121の温度が前記閾値以下の場合(図5:S106NO)、前記断線検知手段405は、前記サーミスタ125に断線が生じていると判定し、その旨を断線時刻記憶手段406に通知する。当該通知を受けた断線時刻記憶手段406は、現在の時刻(日時)を計時する時計手段407(Real Time Clock)から、当該サーミスタ125の断線が検知された断線時刻(例えば、2011年7月5日11時30分30秒)を取得する(図5:S108)。
次に、前記断線時刻記憶手段406は、前記不揮発性メモリ402を参照する。ここで、上述したように、前記不揮発性メモリ402には未だに前記断線時刻は記憶されていない。そのため、前記断線時刻記憶手段406は、取得した断線時刻を当該不揮発性メモリ402にそのまま記憶させる(図5:S109)。尚、前記不揮発性メモリ402に既に所定の断線時刻が記憶されている場合、前記断線時刻記憶手段406は、既に記憶されている断線時刻を消去するとともに、取得した断線時刻を前記不揮発性メモリ402に記憶させることになる。
そして、前記断線時刻を前記不揮発性メモリ402に記憶させた断線時刻記憶手段406は、その旨をヒータ停止手段408に通知し、当該通知を受けたヒータ停止手段408は、前記ヒータ加熱手段403による定着ヒータ124への電力供給(加熱ローラ121の加熱)を停止させる(図5:S110)。
次に、前記ヒータ停止手段408は、予め初期値が「0回」と設定された回数に「1回」を加算して、前記サーミスタ125の断線が検知された回数を「1回」とカウントする(図5:S111)。
更に、前記ヒータ停止手段408は、前記カウントした回数と、所定のメモリに予め記憶された誤検知回数(例えば、1回)とを比較して、当該回数が前記誤検知回数よりも多いか否かを判定する(図5:S112)。
前記判定の結果、前記回数が前記誤検知回数以下の場合(図5:S112NO)、前記ヒータ停止手段408が、先ほど検知されたサーミスタ125の断線は所定の原因(例えば、低温環境)による誤検知の可能性があると判定し、操作部101に対応する表示受付手段409を介して、サーミスタ125の断線と誤検知の可能性とを示すエラー誤検知画面をタッチパネル上に表示させる(図5:S113)。
前記エラー誤検知画面700には、図7(A)に示すように、サーミスタの断線の可能性がある旨のメッセージ701と、定着ヒータの加熱を停止した旨のメッセージ702と、前記定着ヒータを再加熱するためには、電源の再投入が必要である旨のメッセージ703と、OKキー704とが表示される。これにより、サーミスタ125の断線の検知による定着ヒータ124の加熱停止処理が完了する。尚、前記回数が前記誤検知回数よりも多い場合については(図5:S112YES)、後述する。
又、前記ヒータ停止手段408は、複合機100の電源を切断(OFF)する(図5:S114)。これにより、複合機100は、完全に動作を停止する。
さて、ユーザは、前記エラー誤検知画面700を確認しながら、再度、電源を投入(ON)すると(図5:S101)、複合機100が起動し、前記時間判定手段401が、前記不揮発性メモリ402に、前記サーミスタ125の断線が検知された断線時刻が記憶されているか否かを判定する(図5:S102)。
当該判定の場合、前記不揮発性メモリ402には、上述した断線時刻(2011年7月5日11時30分30秒)が既に記憶されているため(図5:S102YES)、前記時間判定手段401は、前記不揮発性メモリ402に前記断線時刻が記憶されていると判定し、当該不揮発性メモリから当該断線時刻(2011年7月5日11時30分30秒)を取得するとともに(図6:S201)、前記時計手段407から、先ほど電源が投入された電源オン時刻(電源日時、電源オン日時)を取得し(図6:S202)、当該電源オン時刻から、当該断線時刻を減算した減算時間(経過時間)を算出する(図6:S203)。
次に、前記時間判定手段401は、前記算出した減算時間が、所定のメモリに予め記憶された所定の時間(定着ヒータ124の冷却のための待機時間、ヒータオフ時間とする。例えば、30秒、60秒など、本発明の実施形態では、60秒とする)を超過したか否かを判定する(図6:204)。
ここで、ユーザが、例えば、前記エラー誤検知画面700を確認した際に、暫くしてから、複合機100の電源を切断し(図5:S114)、更に、当該電源を再投入した場合(図5:S101)、図8(A)に示すように、定着ヒータ124の電力供給が停止した時点801(サーミスタ125の断線が検知された時点)から複合機100の電源が再投入された時点802までの減算時間803aが、前記定着ヒータ124の電力供給が停止した時点801(複合機100の電源が再投入された時点)からの所定の時間であるヒータオフ時間805(60秒)よりも長くなる。すると、前記定着ヒータ124(加熱ローラ121)の温度が充分に低下しており、即時に当該定着ヒータ124に電力を供給しても構わない状態となる。そのため、この場合、前記時間判定手段401は、前記減算時間が前記ヒータオフ時間を超過したと判定し(図6:S204YES)、その旨をヒータ加熱手段403に通知する。当該通知を受けたヒータ加熱手段403は、S103に移行して、前記サーミスタ125により加熱ローラ121の温度を監視するとともに、前記電力供給手段404により前記定着ヒータ124に電力を即時に供給する(図5:S103)。これにより、前記定着ヒータ124の加熱を安全に開始することが出来るとともに、従来では、図8(C)に示すように、複合機100の電源が再投入された時点805からの所定の待ち時間(定着ヒータ124の冷却時間)であったヒータオフ時間804を省略することが可能となる。
尚、S103以降のステップについては、上述と同様であるため、割愛する。
一方、S204において、ユーザが、例えば、前記エラー誤検知画面を確認した際に、即時に、複合機100の電源を切断し(図5:S114)、更に、当該電源を再投入した場合(図5:S101)、図8(B)に示すように、定着ヒータ124の電力供給が停止した時点801から複合機100の電源が再投入された時点802までの減算時間803bが、前記定着ヒータ124の電力供給が停止した時点801からのヒータオフ時間804(60秒)よりも短くなる。この場合では、前記定着ヒータ124の温度が充分に低下しておらず、当該定着ヒータ124の温度を低下させる必要がある。そのため、前記時間判定手段401は、前記減算時間が前記ヒータオフ時間以下であると判定し(図6:S204NO)、その旨をヒータ加熱手段403に通知する。当該通知を受けたヒータ加熱手段403は、予め設けられたタイマーを用いて、前記電源の再投入時点からの経過時間を計測する(図6:S205)。
次に、前記ヒータ加熱手段403は、前記ヒータオフ時間から前記減算時間を減算した待機時間を算出し(図6:S206)、前記計測する経過時間を、当該算出した待機時間と比較し(図6:S207)、当該経過時間が当該待機時間を超過するまで、待機する(図6:S207NO)。これにより、図8(B)に示すように、前記減算時間803bが前記ヒータオフ時間804よりも短い場合であっても、前記待機時間806だけ待機することで、前記定着ヒータ124の加熱が、当該定着ヒータ124の電力供給が停止した時点801からのヒータオフ時間804まで停止され、当該定着ヒータ124を充分に冷却することが可能となる。又、前記サーミスタ125も冷却させ、前記定着ヒータ124の高温によるサーミスタ125の再度の誤検知を防止する。
さて、前記経過時間が前記待機時間を超過すると(図6:S207YES)、前記ヒータ加熱手段403は、S103に移行して、前記サーミスタ125により加熱ローラ121の温度を監視するとともに、前記電力供給手段404により前記定着ヒータ124に電力を即時に供給する(図5:S103)。これにより、前記定着ヒータ124の加熱を安全に開始することが出来るとともに、図8(B)、図8(C)に示すように、従来と比較して、複合機100の電源が再投入された時点805からの所定の待ち時間に対応するヒータオフ時間を著しく短縮し、前記定着ヒータ124の電力供給が再開する時点806を早めることが可能となる。
尚、S103以降のステップについては、上述と同様であるため、割愛する。
ところで、前記サーミスタ125の断線が繰り返し検知された場合は、以下のようになる。即ち、S112において、前記判定の結果、前記回数(サーミスタの断線が検知された回数)が前記誤検知回数よりも多い場合(図5:S112YES)、前記ヒータ停止手段408は、前記サーミスタ125の断線が確実に生じていると判定し、前記表示受付手段409に、当該サーミスタ125の断線の発生と管理者への連絡とを示す停止画面をタッチパネル上に表示させる(図5:S115)。
前記停止画面705には、図7(B)に示すように、サーミスタが断線した旨のメッセージ706と、定着ヒータの加熱を完全に停止した旨のメッセージ707と、管理者またはサービスマンに連絡するように促す旨のメッセージ708と、管理者またはサービスマンの連絡先709とが表示される。これにより、ユーザは、サーミスタ125の断線が発生したことを確認するとともに、当該サーミスタ125の断線を管理者またはサービスマンに簡単に連絡することが可能となる。
又、前記ヒータ停止手段408は、前記ヒータ加熱手段403と前記電力供給手段404との接続を切断し、当該ヒータ加熱手段403による定着ヒータ124への電力供給を完全に禁止(停止)する(図5:S116)。これにより、定着ヒータ124の電力供給による危険な加熱を完全に防止することが可能となる。そして、前記ヒータ停止手段408は、複合機100の電源を切断(OFF)し(図5:S114)、複合機100は、完全に動作を停止する。
このように、本発明に係る複合機100は、前記定着ヒータ124に電力が供給されると、前記サーミスタ125の断線を検知する断線検知手段405と、前記サーミスタ125の断線が検知されると、当該サーミスタ125の断線が検知された時点である断線時刻を所定の不揮発性メモリ402に記憶させる断線時刻記憶手段406とを備える。更に、本発明に係る複合機100は、自装置の電源が再投入されると、当該電源が再投入された時点である電源オン時刻から、前記不揮発性メモリ402に記憶された断線時刻を減算した減算時間が、前記ヒータオフ時間を超過したか否かを判定する時間判定手段401と、前記減算時間が前記ヒータオフ時間を超過した場合、前記定着ヒータ124に電力を即時に投入するヒータ加熱手段403とを備える。
これにより、サーミスタの断線が検知された時点、つまり、定着ヒータの電源供給が停止した時点を、ヒータオフ時間の計時開始時点とすることが可能となり、当該ヒータオフ時間を短縮・省略することが可能となる。又、前記定着ヒータが充分に冷却しているにも関わらず、電源の再投入時点からヒータオフ時間が計時されて、ユーザが無駄に待機するという事態を防止することが可能となる。
尚、本発明の実施形態では、ヒータオフ時間が60秒としているが、当該ヒータオフ時間は、定着ヒータ124の性能、加熱ローラ121の大きさなど、様々な要因により適宜設計変更可能な時間であることは言うまでも無い。
又、本発明の実施形態では、前記断線検知手段405が、前記サーミスタ125の断線を検知する際に、所定の断線検知時間経過後に、前記加熱ローラ121の温度が、予め設定された所定の閾値(例えば、5℃)よりも大きいか否かを判定するよう構成したが、他の構成でも構わない。例えば、前記サーミスタ125からA/D部306を介して出力されるデジタル値と、それに対応して設定された所定の閾値とを比較して、当該デジタル値が当該閾値よりも大きいか否かを判定するよう構成しても構わない。
又、本発明の実施形態では、複合機100のコピー機能の処理に関して採用したが、例えば、ファクシミリ受信機能、プリント機能等に対しても採用できる。
又、本発明の実施形態では、複合機100が各手段を備えるよう構成したが、当該各手段を実現するプログラムを記憶媒体に記憶させ、当該記憶媒体を提供するよう構成しても構わない。当該構成では、前記プログラムを複合機100に読み出させ、その複合機100が前記各手段を実現する。その場合、前記記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の作用効果を奏する。さらに、各手段が実行するステップをハードディスクに記憶させる方法として提供することも可能である。
以上のように、本発明に係る画像形成装置及び画像形成方法は、複合機はもちろん、複写機、プリンタ等に有用であり、サーミスタの断線異常が検知された後に定着ヒータを加熱する場合、当該定着ヒータの冷却のためのヒータオフ時間を短縮することが可能な画像形成装置及び画像形成方法として有効である。
100 複合機
120 定着装置
121 加熱ローラ
124 定着ヒータ
125 サーミスタ
401 時間判定手段
402 不揮発性メモリ
403 ヒータ加熱手段
404 電力供給手段
405 断線検知手段
406 断線時刻記憶手段
407 時計手段
408 ヒータ停止手段
409 表示受付手段

Claims (4)

  1. 加熱ローラの温度を検知するサーミスタの断線が検知された場合、当該加熱ローラを加熱する定着ヒータへの電力供給停止を含む自装置の電源切断を実行し、自装置の電源が再投入されると、当該サーミスタの断線が検知された時点から、予め設定された所定の待ち時間であるヒータオフ時間経過後に、前記定着ヒータに電力を供給する画像形成装置であって、
    前記定着ヒータに電力が供給されると、前記サーミスタの断線の検知を開始し、前記定着ヒータに電力が供給された時点からの経過時間が所定の断線検知時間を超過すると、前記サーミスタが検知する加熱ローラの温度が所定の閾値よりも高いか否かを判定し、前記加熱ローラの温度が前記閾値よりも高い場合、前記サーミスタの断線の検知を終了し、前記加熱ローラの温度が前記閾値以下の場合、前記サーミスタの断線が生じていると検知する断線検知手段と、
    前記サーミスタの断線が検知されると、当該サーミスタの断線が検知された時点である断線時刻を所定の不揮発性メモリに記憶させる断線時刻記憶手段と、
    前記サーミスタの断線が検知されると、前記定着ヒータへの電力供給を停止し、当該サーミスタの断線が検知された回数をカウントし、カウントした回数が、予め設定された所定の誤検知回数を超過した場合に、自装置に備えられた操作部に停止画面を表示させて、前記定着ヒータへの電力供給を完全に停止し、前記カウントした回数が前記誤検知回数以下の場合に、前記操作部に、前記サーミスタの断線の誤検知の可能性がある旨と前記定着ヒータを再加熱するためには自装置の電源の再投入が必要である旨とを示すエラー誤検知画面を表示させるヒータ停止手段と、
    前記カウントした回数が前記誤検知回数以下の場合に、ユーザにより自装置の電源が再投入されると、当該電源が再投入された時点である電源オン時刻から、前記不揮発性メモリに記憶された断線時刻を減算した減算時間が、前記ヒータオフ時間を超過したか否かを判定する時間判定手段と、
    前記減算時間が前記ヒータオフ時間を超過した場合、前記定着ヒータに電力を即時に投入し、前記減算時間が前記ヒータオフ時間以下である場合、前記電源が再投入された時点からの経過時間を計測し、前記ヒータオフ時間から前記減算時間を減算した待機時間を算出し、前記計測する経過時間が当該算出した待機時間を超過するまで待機し、前記経過時間が前記待機時間を超過すると、前記定着ヒータに電力を即時に投入するヒータ加熱手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 加熱ローラの温度を検知するサーミスタの断線が検知された場合、当該加熱ローラを加熱する定着ヒータへの電力供給停止を含む自装置の電源切断を実行し、自装置の電源が再投入されると、当該サーミスタの断線が検知された時点から、予め設定された所定の待ち時間であるヒータオフ時間経過後に、前記定着ヒータに電力を供給する画像形成装置の画像形成方法であって、
    前記定着ヒータに電力が供給されると、前記サーミスタの断線の検知を開始し、前記定着ヒータに電力が供給された時点からの経過時間が所定の断線検知時間を超過すると、前記サーミスタが検知する加熱ローラの温度が所定の閾値よりも高いか否かを判定し、前記加熱ローラの温度が前記閾値よりも高い場合、前記サーミスタの断線の検知を終了し、前記加熱ローラの温度が前記閾値以下の場合、前記サーミスタの断線が生じていると検知する断線検知ステップと、
    前記サーミスタの断線が検知されると、当該サーミスタの断線が検知された時点である断線時刻を所定の不揮発性メモリに記憶させる断線時刻記憶ステップと、
    前記サーミスタの断線が検知されると、前記定着ヒータへの電力供給を停止し、当該サーミスタの断線が検知された回数をカウントし、カウントした回数が、予め設定された所定の誤検知回数を超過した場合に、自装置に備えられた操作部に停止画面を表示させて、前記定着ヒータへの電力供給を完全に停止し、前記カウントした回数が前記誤検知回数以下の場合に、前記操作部に、前記サーミスタの断線の誤検知の可能性がある旨と前記定着ヒータを再加熱するためには自装置の電源の再投入が必要である旨とを示すエラー誤検知画面を表示させるヒータ停止ステップと、
    前記カウントした回数が前記誤検知回数以下の場合に、ユーザにより自装置の電源が再投入されると、当該電源が再投入された時点である電源オン時刻から、前記不揮発性メモリに記憶された断線時刻を減算した減算時間が、前記ヒータオフ時間を超過したか否かを判定する時間判定ステップと、
    前記減算時間が前記ヒータオフ時間を超過した場合、前記定着ヒータに電力を即時に投入し、前記減算時間が前記ヒータオフ時間以下である場合、前記電源が再投入された時点からの経過時間を計測し、前記ヒータオフ時間から前記減算時間を減算した待機時間を算出し、前記計測する経過時間が当該算出した待機時間を超過するまで待機し、前記経過時間が前記待機時間を超過すると、前記定着ヒータに電力を即時に投入するヒータ加熱ステップと、
    を備えることを特徴とする画像形成方法。
  3. 請求項2に記載の画像形成方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  4. 請求項3に記載のプログラムを記憶したコンピュータに読み取り可能な記憶媒体。
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