JP5697858B2 - 固形油性化粧料 - Google Patents

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本発明は固形油性化粧料の改良に関する。より詳細には、高SPF値を実現できる固形油性化粧料に関する。
地表に届く紫外線には、UV−A(320〜400nm)及びUV−B(290〜320nm)があるが、そのうち、UV−Aは過度に浴びると皮膚に紅斑を惹起させ、急性の炎症反応を起こし、その後黒化をもたらし、皮膚癌の原因の一つとなることが知られている。また、UV−Bは紅斑惹起は弱いが、皮膚の還元メラニンを酸化させてメラニン色素沈着をきたし黒化させたり、長期暴露により皮膚の早期老化の原因となることが明らかになっている。
このように皮膚に及ぼす紫外線の影響が明らかになるにつれて、紫外線遮断効果の高い日焼け止め化粧料に対する要求が高まってきている。紫外線から皮膚を守る指標として、一般にSPF(Sun Protection Factor)値が用いられ、SPF値が高いほど日焼け止め効果が高いとされている。
通常日焼け止め化粧料には、皮膚への紫外線照射を遮断して高いSPF値を得るために、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤が配合されている。
紫外線吸収剤は、光エネルギーを吸収することによって紫外線を遮蔽するものであるが、一般に紫外線吸収剤の吸収帯は280〜350nm域に存在するため広帯域の紫外線を防止する上では必ずしも十分ではない。
一方、紫外線散乱剤は、紫外線を散乱させることによって紫外線を遮蔽するものであり、従来から酸化亜鉛、酸化チタン、カオリン、炭酸カルシウム等の無機顔料が用いられている。これらは広帯域にわたって紫外線を遮蔽することができ、しかも不活性であるため皮膚安全性も高く、より有用な紫外線遮蔽剤である。
酸化チタンは紫外線遮蔽効果の他、隠ぺい力があることが知られている。そこで十分な隠ぺい力の範囲で所望以上のSPFも得られれば余分な酸化チタンを配合する必要もなく経済的である。
ところで紫外線遮蔽剤である酸化チタンはシリコーン等で表面被覆処理して使用されている。有機チタネート被覆処理もよく用いられるようになった。(特許文献1,2)
一方トリメチルシロキシケイ酸はネイルカラーの被膜剤や撥水撥油性を付与するためにメイクアップ化粧料等に配合される。(特許文献3,4,5)
しかし有機チタネート被覆処理とトリメチルシロキシケイ酸を併用することによって併用しない場合より高SPFを得られることは全く知られていない。
特許第2729636号公報 特許第4181958号公報 特許第4076955号公報 特開2000−302644号公報 特公平6−15448号公報
本発明の目的は、酸化チタンが有する優れた紫外線遮蔽効果を十分に発揮し得る固形油性化粧料を提供することである。
より詳細には有機チタネート被覆処理酸化チタンとトリメチルシロキシケイ酸を併用することにより高SPFを得ることが可能な固形油性化粧料を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行なっていたところ、有機チタネート被覆処理酸化チタンとトリメチルシロキシケイ酸を併用することにより高SPFを得ることが可能であることを見出した。
本発明は、かかる知見に基づいて開発されたものである。
本発明によれば高SPF効果を奏する固形油性化粧料を得ることができる。
本発明に係る固形油性化粧料は、コンパクト状、スティック状等の形態で提供でき、特にファンデーション、頬紅、アイカラー、口紅といったメイクアップ化粧料として好適に提供できる。
成分(A)のトリメチルシロキシケイ酸は、シロキサン構造を主骨格とした架橋構造を持つ化合物で、[(CH3)3SiO1/2]X[SiO2]Yで表されXは1〜3、Yは0.5〜8のもので、市販品としては、トリメチルシロキシケイ酸の溶媒との混合物でシリコンKF-7312J(トリメチルシロキシケイ酸60%、ジメチコン40%)、シリコンKF-7312K(固形分50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)シリコンKF-9021(固形分50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)(いずれも信越化学工業社製)、BY11-018(固形分30%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)等が挙げられる。
トリメチルシロキシケイ酸はネイルエナメル等の皮膜剤として普通に使用されている。
成分(A)のトリメチルシロキシケイ酸の配合量は特に限定されないが、好ましくは0.5〜10重量%、好ましくは1〜7重量%、特に好ましくは2〜5重量%である。
成分(B)に用いられる有機チタネートは、例えば、長鎖カルボン酸型、ピロリン酸型、亜リン酸型、アミノ酸型等のアルキルチタネート等が挙げられ、炭素数8〜24のアルキル基を有するアルキルチタネートが好ましい。前記アルキルチタネートは、具体的には、長鎖カルボン酸型のアルキルチタネートとして、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリオクタノイルチタネート、イソプロピルジメタクリルイソステアロイルチタネート、イソプロピルイソステアロイルジアクリルチタネート、ジイソステアロイルエチレンチタネート等が挙げられ、ピロリン酸型アルキルチタネートとして、テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファイト)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリルオキシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート等が挙げられ、亜リン酸型アルキルチタネートとして、イソプロピルトリ(ジオクチルピロホスフェート)チタネート、ビス(ジオクチルピロホスフェート)オキシアセテートチタネート、ビス(ジオクチルピロホスフェート)エチレンチタネート等が挙げられ、アミノ酸型アルキルチタネートとして、イソプロピルトリ(N−アミドエチル・アミノエチル)チタネート等が挙げられる。本発明においては、これらアルキルチタネートの中でも、長鎖カルボン酸型のアルキルチタネートを選択することが好ましく、特にイソプロピルトリイソステアロイルチタネートが好ましい。
有機チタネートの量は、特に限定されないが有機チタネート被覆処理酸化チタン100重量%あたり、通常約0.2〜10重量%、特に1〜7重量%、更に2〜5重量%、であることが好ましい。なお、酸化チタンの被覆処理方法は、特に制限されず、従来公知の方法を適宜選択して行うことができる。
成分(B)に用いられる酸化チタンは、特に制限されることなく化粧料に通常用いられるものを広く挙げることができる。酸化チタンの結晶形態としては、特に問うものではなく、アナターゼ、ルチルまたはブルカイトのいずれであってもよい。
成分(B)で用いられる酸化チタンの粒子径は、特に制限されないが、通常平均一次粒子径が0.1μm以上のものを挙げることができる。好ましくは平均一次粒子径が0.1〜0.4μmであり、UV吸収能と隠ぺい力の両方が得られるからである。
なお、本発明において平均一次粒子径とは、特に制限されず酸化チタンに関して一般的に用いられる方法で測定される一次粒子の径を意味するものであるが、具体的には透過電子顕微鏡写真から、粒子の長軸と短軸の相加平均として求められるものである。
粒子の形態は、特に問うものではなく、一次粒子の状態であっても、凝集した二次集合体を形成したものでもよい。また球状、楕円形状、破砕状等の形状の別を問うものではない。
本発明の化粧料に用いられる酸化チタンの配合量は特に限定されないが、通常1〜40重量%、好ましくは5〜25重量%である。1重量%を大きく下回ると高SPF値が得られないため、酸化チタンを配合するメリットが少ない。また酸化チタンを40重量%以上超えて配合すると商品性の面で問題がある場合がある。
本発明の化粧料は、さらに上記成分に加えて、通常化粧品に用いられる他の成分を、必要に応じて適宜配合することができる。これらの成分としては、酸化チタン以外の紫外線散乱剤、保湿剤、ビタミン剤、抗炎症剤、液状油分、増粘剤、保存剤、香料等を例示することができる。これらの成分はそれぞれ一種単独で用いても良いし、また二種以上を任意に組み合わせて用いることもできる。
紫外線散乱剤としては、特に制限されないが、例えば酸化鉄、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、ケイ酸チタン、ケイ酸亜鉛、無水ケイ酸及びケイ酸セリウム等の無機化合物や、それらの無機化合物をマイカやタルク等の無機粉体に被覆したり、ポリアミド、ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレン、ナイロン等の樹脂粉体に複合化したもの、さらにシリコン油や脂肪酸アルミニウム塩等で処理したもが挙げられる。本発明の化粧料に、酸化チタン及び酸化亜鉛に加えて、これらの紫外線散乱剤の一種あるいは二種以上を用いることによって、より一層紫外線防止効果が向上するものと期待できる。また有機系紫外線吸収剤を併用しても良い。例えばパラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸メチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸フェニル、サリチル酸オクチル、サリチル酸ブチルフェニル、サリチル酸ホモメンチル、メトキシケイ皮酸オクチル、メトキシケイ皮酸エトキシエチル、ジメトキシケイ皮酸モノエチルヘキサン酸グリセリル、ヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ブチルメトキシベンゾイルメタン、オクチルトリアゾン等が挙げられることができる。
保湿剤としては、特に制限されないが、例えば、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、キチン・キトサン、トレハロース、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳清、アロエエキス、オウバクエキス、オトギリソウエキス、カンゾウエキス、キイチゴエキス、キウイエキス、クチナシエキス、コメヌカエキス、シソエキス、シルク末、セージエキス、タイムエキス、チャエキス、トマトエキス、納豆エキス、ハマメリスエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、モモ葉エキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユリエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、ローズマリーエキス、加水分解ケラチン、プラセンタエキス、ローヤルゼリーエキス、トウキンセンカエキス、マロニエエキス等を挙げることができる。
ビタミン剤としては、特に制限されないが、例えば、塩酸ピリドキシン、パントテニルアルコール、アスコルビン酸、モノステアリン酸アスコルビル、モノパルミチン酸アスコルビル、ジパルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸硫酸エステル二ナトリウム、リン酸アスコルビルマグネシウム、天然ビタミンE、酢酸トコフェロール等を挙げることができる。
抗炎症剤としては、特に制限されないが、例えば、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム等のグリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸ステアリルなどのグリチルレチン酸及びその誘導体、アラントイン、トラネキサム酸、亜鉛華、ヒノキチオール、アズレン等を挙げることができる。
液状油分としては、特に制限されないが、アボガド油、オリブ油、コメヌカ油、サフラワー油、大豆油、ナタネ油、ヒマシ油、ホホバ油、α―オレフィンオリゴマー、軽質流動イソパラフィン、流動イソパラフィン、スクワラン、オレイン酸、イソステアリン酸等を挙げることができる。
保存剤としては、特に制限されないが、安息香酸、安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ベンジル、パラオキシ安息香酸メチル、イソプロピルメチルフェノール、フェノキシエタノール、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム等を挙げることができる。
本発明の化粧料は、特に制限されず、各成分を常法に従って混合撹拌することによって調製することができる。制限はされないが、例えば、酸化チタン並びに油性成分をあらかじめ加熱溶解して混合撹拌する方法を例示することができる。粉体成分をより分散させるために、ディスパーやホモミキサー等の撹拌機を用いることもできる。
次に、実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。ただし、本発明は、これらの実施例によって何ら限定されるものではない。なお、下記において特に言及しない限り、各成分の配合量は重量%で示されるものとする。
表1に記載される処方に従って、固形油性ファンデーションを作成した。具体的には、各処方に記載の成分を混合し、90℃まで加熱しディスパー及びホモミキサーで撹拌した後、ファンデーションを調製した。調製したファンデーションは、金属皿に充填して冷却した。
(表1)
A:メチルハイドロジェンポリシロキサン2%被覆処理酸化チタン
B:(ジメチコン/メチコン)コポリマー2%被覆処理酸化チタン
C:N−ステアロイルL−グルタミン酸ナトリウム2%被覆処理酸化チタン
D:イソプロピルイソステアロイルチタネート2%被覆処理酸化チタン
A〜Dは実験例1の酸化チタンを上記素材で被覆処理した。
上記で得られたファンデーションについて、それぞれ日焼け止め効果を測定した。
1.日焼け止め効果
日本化粧品工業連合会の方法(2007年8月10日通達)に準じて、SPF値を測定した。
本発明のイソプロピルイソステアロイルチタネート2%被覆処理酸化チタン(実験例5)は未処理酸化チタンや他の被覆処理品と比較して顕著に優れたSPF値を示した。
表2に記載される処方に従って、固形油性ファンデーションを作成した。具体的には、各処方に記載の成分を混合し、90℃まで加熱しディスパー及びホモミキサーで撹拌した後、ファンデーションを調製した。調製したファンデーションは、金属皿に充填して冷却した。
(表2)
上記で得られたファンデーションについて、それぞれ日焼け止め効果を測定した。
1.日焼け止め効果
日本化粧品工業連合会の方法(2007年8月10日通達)に準じて、SPF値を測定した。
本発明のトリメチルシロキシケイ酸(実験例8)は顔料の分散剤として知られる界面活性剤や被膜剤と比較して顕著に優れたSPF値を示した。
油性ファンデーション(スティックタイプ)
(1)ジメチルジステアリルアンモニウムベントナイト 1.5
(2)トリメチルシロキシケイ酸(信越シリコン社製;シリコンKF−7312K)
5.0
(3)ソルビタンモノイソステアリン酸エステル 0.5
(4)固形パラフィン 3.0
(5)マイクロクリスタリンワックス 7.0
(6)ワセリン 13.5
(7)ジメチルポリシロキサン 3.0
(8)スクワラン 5.0
(9)ミリスチン酸オクチルドデシル 11.5
(10)酢酸トコフェロール 0.2
(11)タルク 2.8
(12)カオリン 19.8
(13)マイカ 3.0
(14)イソプロピルイソステアロイルチタネート5重量%被覆処理 酸化チタン
20.0
(15)イソプロピルイソステアロイルチタネート5重量%被覆処理ベンガラ 1.0
(16)イソプロピルイソステアロイルチタネート5重量%黄酸化鉄 2.9
(17)イソプロピルイソステアロイルチタネート5重量%被覆処理黒酸化鉄 0.2
(18)香料 0.1
製法:(1)〜(3)を混合してゲルを調製する。一方(4)〜(10)を混合し、85℃に加熱して溶解した後前記ゲルを加え、これにあらかじめ混合粉砕した(11)〜(17)を撹拌しながら添加し、コロイドミルで磨砕分散する。次いで(18)を加え、脱気後70℃で型に流し込んで冷却、成型する。
油性ファンデーション(スティックタイプ)
(1)固形パラフィン 3.0
(2)マイクロクリスタリンワックス 7.0
(3)ワセリン 15.0
(4)ジメチルポリシロキサン 3.0
(5)スクワラン 5.0
(6)パルミチン酸イソプロピル 17.0
(7)酢酸トコフェロール 0.2
(8)タルク 2.8
(9)カオリン 29.7
(10)マイカ 3.0
(11)イソプロピルイソステアロイルチタネート2重量%被覆処理酸化チタン
10.0
(12)イソプロピルイソステアロイルチタネート2重量%被覆処理ベンガラ 1.0
(13)イソプロピルイソステアロイルチタネート2重量%被覆処理黄酸化鉄 3.0
(14)イソプロピルイソステアロイルチタネート2重量%被覆処理黒酸化鉄 0.2
(15)香料 0.1
製法:(1)〜(7)を混合して85℃に加熱して溶解し、これにあらかじめ混合粉砕した(8)〜(14)を撹拌しながら添加し、コロイドミルで磨砕分散する。次いで(15)を加え、脱気後70℃で成形型に流し込んで冷却、成型する。
油性ファンデーション
(1)デカメチルシクロペンタシロキサン 残量
(2)トリメチルシロキシケイ酸 (信越シリコン社製;シリコンKF-7312K)
10.0
(3)メチルフェニルポリシロキサン 10.0
(4)イソオクタン酸セチル 10.0
(5)イソプロピルイソステアロイルチタネート5重量%被覆処理処理酸化チタン
15.0
(6)イソプロピルイソステアロイルチタネート5重量%被覆処理処理酸化鉄(黄、赤、
黒) 3.0
(7)イソプロピルイソステアロイルチタネート5重量%被覆処理処理セリサイト
5.0
(8)シリカ 5.0
(9)ポリアクリル酸アルキル 2.0
(10)ナイロン末 2.0
(11)香料 適量
製法:成分(1)〜(10)を80℃で加熱溶解し、パルセーターにて撹拌した後、成分(11)を添加し、目的の油性ファンデーションを得た。
本発明の化粧料である実施例3〜5に関しても良好なSPFを得ることができた。

Claims (4)

  1. (A)トリメチルシロキシケイ酸、(B)有機チタネート被覆処理酸化チタンを含有し、かつ加熱、混合、冷却の工程を経て得られる固形油性化粧料であって、
    成分(B)の構成成分である酸化チタンの平均粒子径が0.25μmであるとともに、混合工程が、成分(A)と(B)とを混合する際に、成分(B)以外の粉体も同時に混合する工程を含むことを特徴とする固形油性化粧料。
  2. 成分(A)のトリメチルシロキシケイ酸の配合量が0.5〜10重量%、成分(B)の有機チタネート被覆処理酸化チタンの配合量が1〜40重量%のメイクアップ化粧料であることを特徴とする請求項1の固形油性化粧料。
  3. 成分(B)の構成成分である有機チタネートがイソプロピルイソステアロイルチタネートであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の固形油性化粧料。
  4. 成分(B)の構成成分である有機チタネート被覆処理酸化チタンにおいて有機チタネートの被覆量が有機チタネート被覆処理酸化チタン100重量%あたり、0.2〜10重量%であることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の固形油性化粧料。
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