JP5697362B2 - 画像処理システム及び処理条件設定実施方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置や端末装置、サーバ装置などがネットワークを介して接続された画像処理システムに係り、より詳細には、画像処理装置での画像処理等の条件設定を、端末装置側で事前に可能とした画像処理システム及び処理条件設定実施方法に関する。
従来、画像処理装置の前で行う画像処理の処理条件の設定を、端末装置側で事前に可能としたシステムが提案されている(例えば、特許文献1〜3等参照)。
特許文献1には、複合機(画像処理装置)に接続されたポート端末(端末装置)で、複合機のコピー条件を入力しておき、次いで、複合機の操作パネルのキー操作により、ポート端末で設定したコピー条件を呼び出すことで、複合機でのコピーを可能とした画像形成システムが開示されている。このような構成の画像形成システムによれば、複合機が動作中等の待ち時間の間に、コピー条件の設定が出来るので、その前にいた人の使用が終了すると、直ちに使用が可能となるものである。
また、特許文献2には、複合機(画像処理装置)からジョブの機能情報を携帯端末(端末装置)で受け取り、受け取った携帯端末でジョブに対する機能情報を設定して複合機に送信する画像形成システムが開示されている。このような構成の画像形成システムによれば、複合機の操作画面でなくても印刷指示等のジョブの機能情報の設定ができるので、複合機の操作パネルが簡略なものや、故障していても、ジョブを実行することが可能となる。
また、特許文献3には、ネットワーク上のパソコン(端末装置)に複合機(画像処理装置)の設定画面を表示し、この設定画面からコピー条件の入力と印刷の開始指令を行う画像形成装置が開示されている。このような構成の画像形成装置によれば、複合機の操作画面でなくても印刷指示ができるので、操作パネルが簡略なものや、故障していても、印刷を行うことが可能となる。
特開2007−110617号公報 特開2007−74162号公報 特開平9−185469号公報
しかし、特許文献1〜3記載のものは、複数の人がそれぞれの端末装置でそれぞれ処理条件を設定した場合、すなわち、画像処理装置に複数の処理条件が重複して設定された場合を想定していない。
すなわち、特許文献1記載のものは、ポート端末でコピー条件を入力した後、複合機の前まで行って、複合機の操作パネルに表示されている開始(スタート)キーを押し下げすることにより、画像処理を開始するようになっている。そのため、複数の処理条件が設定されている場合には、どの処理条件でコピーが開始されるかがユーザー側では分からないため、開始キーを押し下げしても、コピーされた内容が自分の所望するものとは異なっている可能性がある。すなわち、自分の設定した内容のものが印刷されるかどうか分からないといった問題があった。
また、特許文献2記載のものは、複合機(画像処理装置)からジョブの機能情報を携帯端末(端末装置)で受け取り、受け取った携帯端末でジョブに対する機能情報を設定して複合機に送信し、次いで、スタート指示を携帯端末から送信することで、複合機が印刷を開始するようになっている。または、ジョブに対する機能情報を設定して複合機に送信後、複合機の前まで行って、表示されている「スタートキー」を押し下げすることで、複合機が印刷を開始するようになっている。この場合、複数の処理条件が設定されていると、印刷はその設定順に行われるため、携帯端末のユーザーが印刷の開始指令後直ちに画像形成装置の前まで行ったとしても、自分の設定した印刷が開始されているとは限らない。また、複合機の前まで行って、表示されている「スタートキー」を押し下げしても、それによって開始される処理動作が、自分の設定したジョブの処理動作であるかどうかは分からないため、他人の印刷物を持ち去ってしまう可能性もあるといった問題があった。逆に言えば、他人に自分の印刷物を持ち去られてしまう可能性もあるといった問題があった。
また、特許文献3記載のものは、パソコン(端末装置)に表示された設定画面からコピー条件の入力と印刷の開始指令を行うことにより、画像形成装置が印刷を開始するようになっている。そのため、複数の処理条件が設定されていた場合、印刷はその設定順に行われるため、パソコンのユーザーが印刷の開始指令後直ちに画像形成装置の前まで行ったとしても、自分の設定した印刷が開始されているとは限らない。また、少ししてから画像形成装置の前まで行った場合には、他の人の印刷物に紛れて持ち去られている可能性もあるといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、画像処理装置での画像処理の条件設定を、端末装置側で事前に可能とするとともに、複数の人が端末装置で処理条件を設定した場合でも、画像処理装置側で自分の設定した処理条件を確実に呼び出して実施することのできる画像処理システム及び処理条件設定実施方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の画像処理システムは、画像処理装置と端末装置とがネットワークを介して接続された画像処理システムであって、前記端末装置は、ユーザーからの操作入力を受け付ける端末側操作入力手段と、前記端末側操作入力手段の操作入力により前記画像処理装置での処理条件を設定する処理条件設定手段と、設定した前記処理条件を設定者の認識情報とともに前記画像処理装置に送信する送信手段とを備え、前記画像処理装置は、ユーザーからの操作入力を受け付ける画像処理側操作入力手段と、前記端末装置から送信されてきた処理条件及び認識情報を保存する保存手段と、前記画像処理側操作入力手段から入力された認識情報と前記保存手段に保存されている認識情報とを比較して認証を行う認証手段とを備え、前記認証手段での認証の結果、両認識情報が一致する場合には、その認識情報に対応して前記保存手段に保存されている処理条件を前記画像処理側操作入力手段の表示画面に表示する構成としている。
また、本発明の画像処理システムは、画像処理装置と端末装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続された画像処理システムであって、前記端末装置は、ユーザーからの操作入力を受け付ける端末側操作入力手段と、前記端末側操作入力手段の操作入力により前記画像処理装置での処理条件を設定する処理条件設定手段と、設定した前記処理条件を設定者の認識情報とともに前記サーバ装置に送信する送信手段とを備え、前記サーバ装置は、送信されてきた前記処理条件と設定者の認識情報とを保存する保存手段を備え、前記画像処理装置は、ユーザーからの操作入力を受け付ける画像処理側操作入力手段と、前記サーバ装置に保存されている前記処理条件と設定者の認識情報とを取得する取得手段と、前記画像処理側操作入力手段から入力された認識情報と前記取得手段にて取得した前記認識情報とを比較して認証を行う認証手段とを備え、前記認証手段での認証の結果、両認識情報が一致する場合には、その認識情報に対応して前記取得手段にて取得した前記処理条件を前記画像処理側操作入力手段の表示画面に表示する構成としている。
このような構成を有する本発明によれば、端末装置側で予め処理条件を設定しておき、その設定された処理条件を、画像処理装置の保存手段、または、サーバ装置の保存手段に保存しておくことができるので、画像処理装置の前にきたときには、その設定した処理条件を読み出す操作のみで、画像処理を実施することができる。従って、画像処理装置の前での操作時間が短縮され、素早く画像処理を実施して、終了することができる。また、画像処理装置の前で認識情報を入力することにより、認識情報の一致した処理条件を呼び出して画像処理を実施できるので、複数の人が端末装置で処理条件を設定した場合でも、自分の設定した処理条件のみを呼び出して、確実に実施することができる。
また、予め端末装置側で画像処理装置の処理条件を設定できるので、他のユーザーの使用状況を気にすることなく、処理条件の内容を時間をかけて確認することができる。従って、処理条件の設定ミスを防止することができ、また、画像処理する資料の質を高めることができる。例えば、簡単な打ち合わせに使う程度の参考資料であれば、2in1コピー(例えば、B4横の用紙の左右にB5縦サイズの画像をそれぞれ印刷すること)や両面コピー等を設定し、会議に提出する重要な資料であれば、新しい紙に印刷する等、細かな設定まで、時間をかけて行うことができる。さらに、枠消しや、ホッチキス止めを設定する等、提出資料の用途に応じてさらに細かな設定まで時間をかけて行うことができる。
なお、設定する処理条件には、濃度選択や用紙選択といった画像処理に直接関連する条件の他に、ステープル処理や穴あけ処理といった画像形成後の用紙を加工する処理なども含まれる。従って、以下の説明では、用紙への画像形成のみならず、その後のステープル処理や穴あけ処理なども含めて、便宜上、画像処理と称することにする。
また、本発明によれば、前記画像処理装置は、処理条件の設定画面の情報を前記端末装置に送信する送信手段を備え、前記端末装置は、前記画像処理装置から送信されてきた設定画面の情報を表示する表示手段を備え、前記表示手段に表示された設定画面に従って前記処理条件の設定が行われる構成としている。
このような構成とすれば、端末装置は、画像処理装置から送信されてきた設定画面の情報を表示手段に表示することにより、画像処理側操作入力手段の表示形態と同じ表示形態の設定画面を表示手段に表示することが可能となる。これにより、画像処理装置の処理条件を設定するユーザー(設定者)は、画像処理装置の前で画像処理側操作入力手段を操作して設定しているのと同じ操作環境で、各種処理条件を設定することができる。
また、本発明によれば、前記表示手段に表示される設定画面は、前記画像処理側操作入力手段に表示される設定画面の表示形態と同じ表示形態としてもよい。
このような構成とすれば、端末装置の表示手段には、画像処理側操作入力手段の表示形態と同じ表示形態の設定画面が表示されるので、画像処理装置の処理条件を設定するユーザー(設定者)は、画像処理装置の前で画像処理側操作入力手段を操作して設定しているのと同じ操作環境で、各種処理条件を設定することができ、設定ミスもなく、使い勝手のよいユーザーインターフェースを提供することができる。
また、本発明によれば、前記画像処理装置は、前記保存手段に保存されている設定者ごとの処理条件と認識情報とを、設定履歴として保存する設定履歴保存手段を備え、前記端末装置から認識情報が送信されてくると、まず、前記設定履歴保存手段に保存されている認識情報と送信されてきた前記認識情報とを前記認証手段にて比較し、一致する認識情報がある場合には、一致した認識情報に対応付けられて前記設定履歴保存手段に保存されている、処理条件が事前に入力された設定画面の情報を前記端末装置に送信する構成としている。また、本発明によれば、前記サーバ装置は、前記保存手段に保存されている設定者ごとの処理条件と認識情報とを、設定履歴として保存する設定履歴保存手段と、を備え、前記画像処理装置は、前記端末装置から認識情報が送信されてくると、まず、前記サーバ装置の前記設定履歴保存手段に保存されている認識情報と送信されてきた前記認識情報とを前記認証手段にて比較し、一致する認識情報がある場合には、一致した認識情報に対応付けられて前記設定履歴保存手段に保存されている、処理条件を事前に入力した設定画面の情報を前記端末装置に送信する構成としている。
このような構成とすれば、画像処理を実施しようとしたユーザーが、端末装置から画像処理装置に認識情報を送信すると、画像処理装置では、設定履歴保存手段に保存されている認識情報と比較し、一致する認識情報がある場合には、その認識情報に対応付けて保存されている処理条件を事前に設定画面に入力して端末装置に送信する。従って、端末装置のユーザーは、自身が以前に設定した処理条件が事前に入力されているので、変更の必要が無い場合には、何ら設定操作を行うことなく、今回の画像処理の処理条件を設定できることになる。また、変更がある場合でも、変更部分の処理条件項目のみを設定すれば良いので、処理条件の設定時間を短縮することが可能である。
また、本発明によれば、前記設定履歴保存手段は、処理条件と認識情報とが設定者ごとに複数件保存可能に設けられた構成とすることができる。
このような構成とすれば、画像処理の処理条件の設定(いわゆる予約設定)を行うために、端末装置から画像処理装置に認識情報を送信した場合、画像処理装置は、その認識情報に対応して複数件の処理条件の設定履歴が設定履歴保存手段に保存されている場合には、保存されている複数件の処理条件の全てを事前に入力した設定画面を端末装置に送信することができる。従って、端末装置のユーザーは、複数件の処理条件が事前に入力された設定画面を用いて所望する画像処理の処理条件を設定することができるので、変更の必要のない処理条件項目についてはそのまま利用することができるため、処理条件の設定操作を簡略化し、処理条件の設定時間を短縮することが可能となる。
また、本発明によれば、前記設定履歴保存手段に保存される複数件の処理条件は、前記画像処理装置の画像形成部でのコピーモード、ファックス送信部でのファックス送信モード、画像読取部での読み取りモードの各モードに対応した処理条件を含む構成とすることができる。
このような構成とすれば、画像処理の処理条件の設定(いわゆる予約設定)を行うために、端末装置から画像処理装置に認識情報を送信した場合、画像処理装置は、その認識情報に対応したコピーモード、ファックス送信モード、読み取りモードの各モードに対応する処理条件の設定履歴が設定履歴保存手段に保存されている場合には、保存されている各モードの処理条件を事前に入力した設定画面を端末装置に送信することができる。従って、端末装置のユーザーは、各モードの処理条件が事前に入力された設定画面を用いて所望するモードの処理条件を設定することができるので、変更の必要のない処理条件項目についてはそのまま利用することができるため、処理条件の設定操作を簡略化し、処理条件の設定時間を短縮することが可能となる。
また、本発明によれば、前記設定履歴保存手段は、前記端末装置から送信されてきた処理条件及び認識情報に、前記設定履歴保存手段に保存する旨の指示情報が含まれている場合にのみ、前記処理条件及び認識情報を前記設定履歴保存手段に保存する構成とすることができる。
このような構成とすれば、設定履歴保存手段に保存する処理条件を、端末装置を使用するユーザー側で決定できるので、例えば、ユーザーが良く使用する処理条件のみをユーザー側の判断で保存することができる。
また、本発明によれば、前記認識情報は、設定者に固有のID番号、設定者が設定したパスワード、設定者の名前の少なくとも1つ以上とすることができる。
このような構成とすれば、画像処理装置の前によるユーザーの認証を確実に行うことができる。また、ユーザーにとっても、自分のID番号や自分の設定したパスワード、自分の名前等、分かりやすい認識情報であるので、認識情報の入力ミスも少なく、確実に認証を行うことができる。
また、本発明の処理条件設定実施方法は、画像処理装置と端末装置とがネットワークを介して接続された画像処理システムにおける処理条件設定実施方法であって、前記端末装置の操作入力手段からユーザーによって入力された認識情報を前記画像処理装置に送信するステップと、認識情報を受信した前記画像処理装置が前記端末装置に対して処理条件の設定画面の情報を送信するステップと、送信されてきた設定画面を前記端末装置の表示手段に表示するステップと、表示された設定画面を用いて前記端末装置の操作入力手段からユーザーが設定入力した処理条件と認識情報とを前記画像処理装置に送信するステップと、送信されてきた処理条件と認識情報とを前記画像処理装置の保存手段に保存するステップと、前記保存手段に保存されている設定者ごとの処理条件と認識情報とを前記画像処理装置の設定履歴保存手段に設定履歴として保存するステップと、前記端末装置前記操作入力手段から認識情報が送信されてくると、前記画像処理装置では、まず送信されてきた前記認識情報と前記設定履歴保存手段に保存されている認識情報とを認証手段で比較して認証するステップと、前記認証手段での認証の結果、一致する認識情報がある場合には、一致した認識情報に対応付けられて前記設定履歴保存手段に保存されている、処理条件が事前に入力された設定画面の情報を前記端末装置に送信するステップと、前記端末装置が、送信されてきた処理条件が事前に入力された設定画面の情報を前記操作入力手段の表示画面に表示するステップと、を含むことを特徴としている。
また、本発明の処理条件設定実施方法は、画像処理装置と端末装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続された画像処理システムにおける処理条件設定実施方法であって、前記端末装置の操作入力手段からユーザーによって入力された認識情報を前記画像処理装置に送信するステップと、認識情報を受信した前記画像処理装置が前記端末装置に対して処理条件の設定画面の情報を送信するステップと、送信されてきた設定画面を前記端末装置の表示手段に表示するステップと、表示された設定画面を用いて前記端末装置の操作入力手段からユーザーが設定入力した処理条件と認識情報とを前記サーバ装置に送信するステップと、送信されてきた処理条件と認識情報とを前記サーバ装置の保存手段に保存するステップと、前記保存手段に保存されている設定者ごとの処理条件と認識情報とを前記サーバ装置の設定履歴保存手段に設定履歴として保存するステップと、前記端末装置の前記操作入力手段から認識情報が送信されてくると、前記画像処理装置では、まず送信されてきた前記認識情報と前記サーバ装置の前記前提履歴保存手段に保存されている認識情報とを認証手段で比較して認証するステップと、前記認証手段での認証の結果、両認識情報が一致する場合には、一致した認識情報に対応付けられて前記設定履歴保存手段に保存されている、処理条件が事前に入力された設定画面の情報を前記サーバ装置から読み出して前記端末装置に送信するステップと、前記端末装置が、送信されてきた処理条件が事前に入力された設定画面の情報を前記操作入力手段の表示画面に表示するステップと、を含むことを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、端末装置は、画像処理装置から送信されてきた設定画面の情報を表示手段に表示することにより、画像処理側操作入力手段の表示形態と同じ表示形態の設定画面を表示手段に表示することが可能となる。これにより、画像処理装置の処理条件を設定するユーザー(設定者)は、画像処理装置の前で画像処理側操作入力手段を操作して設定しているのと同じ操作環境で、各種処理条件を設定することができる。そして、このように設定された処理条件を画像処理装置の保存手段に保存しておくことができるので、画像処理装置の前にきたユーザーは、認識情報を入力して保存しておいた処理条件を読み出す操作のみで、処理条件に合った画像処理を即座に実施することが可能である。従って、画像処理装置の前での操作時間が短縮され、素早く画像処理を実施し、終了することができる。また、予め端末装置側で画像処理装置の処理条件を設定できるので、他のユーザーの使用状況を気にすることなく、処理条件の内容を時間をかけて確認することができる。従って、処理条件の設定ミスを防止することができ、また、画像処理する資料の質を高めることができる。例えば、簡単な打ち合わせに使う程度の参考資料であれば、2in1コピー(例えば、B4横の用紙の左右にB5縦サイズの画像をそれぞれ印刷すること)や両面コピー等を設定し、会議に提出する重要な資料であれば、新しい紙に印刷する等、細かな設定まで、時間をかけて行うことができる。さらに、枠消しや、ホッチキス止めを設定する等、提出資料の用途に応じてさらに細かな設定まで時間をかけて行うことができる。
また、画像処理を実施しようとしたユーザーが、端末装置から画像処理装置に認識情報を送信すると、画像処理装置では、まず設定履歴保存手段に保存されている認識情報と比較し、一致する認識情報がある場合には、その認識情報に対応付けて保存されている処理条件を事前に設定画面に入力して端末装置に送信する。従って、端末装置のユーザーは、自身が以前に設定した処理条件が事前に入力されているので、変更の必要が無い場合には、何ら設定操作を行うことなく、今回の画像処理の処理条件を設定できることになる。また、変更がある場合でも、変更部分の処理条件項目のみを設定すれば良いので、処理条件の設定時間を短縮することが可能である。
本発明によれば、画像処理を実施しようとしたユーザーが、端末装置から画像処理装置に認識情報を送信すると、画像処理装置では、まず設定履歴保存手段に保存されている認識情報と比較し、一致する認識情報がある場合には、その認識情報に対応付けて保存されている処理条件を事前に設定画面に入力して端末装置に送信する。従って、端末装置のユーザーは、自身が以前に設定した処理条件が事前に入力されているので、変更の必要が無い場合には、何ら設定操作を行うことなく、今回の画像処理の処理条件を設定できることになる。また、変更がある場合でも、変更部分の処理条件項目のみを設定すれば良いので、処理条件の設定時間を短縮することが可能である。
画像処理装置と端末装置とがネットワークを介して接続された実施形態1に係る画像処理システムの概略構成を示す機能ブロック図である。 図1に示すデジタル複合機の操作部を示す平面図である。 実施形態1において、画像処理の条件設定を端末装置側で事前に行う予約設定処理手順を示すフローチャートである。 端末装置の表示部に表示される操作パネルの表示例を示す説明図である。 端末装置の表示部に表示される操作パネルの表示例を示す説明図である。 処理条件設定画面の機能設定キーからファックス/イメージ送信キーを選択した場合に表示される処理条件設定画面例の説明図である。 図6Aに示す処理条件設定画面の用紙選択キーを選択した場合に表示される処理条件設定画面例の説明図である。 HD装置の予約保存領域に保存されている処理条件の設定情報の一例を示す説明図である。 予約した処理条件を呼び出して画像処理を実施する処理手順を示すフローチャートである。 複合機の操作パネルの表示例を示す説明図である。 複合機の操作パネルの表示例を示す説明図である。 複合機の操作パネルの表示例を示す説明図である。 端末装置の表示部に表示される複合機の操作パネルに対応した表示形態の内容確認画面の説明図である。 HD装置の設定履歴保存領域に保存されている処理条件の設定情報の一例を示す説明図である。 設定履歴保存領域に保存されている処理条件の設定情報を利用して、画像処理の条件設定を端末装置側で事前に行う予約設定処理手順を示すフローチャートである。 画像処理装置と端末装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続された実施形態2に係る画像処理システムの概略構成を示す機能ブロック図である。 実施形態2において、画像処理の条件設定を端末装置側で事前に行う予約設定処理手順を示すフローチャートである。 予約した処理条件を呼び出して画像処理を実施する処理手順を示すフローチャートである。 設定履歴保存領域に保存されている処理条件の設定情報を利用して、画像処理の条件設定を端末装置側で事前に行う予約設定処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
<実施形態1>
図1は、画像処理装置と端末装置とがネットワークを介して接続された本発明の実施形態1に係る画像処理システムの概略構成を示す機能ブロック図である。
実施形態1では、画像処理装置をデジタル複合機に適用し、端末装置をパーソナルコンピュータに適用した場合について説明する。
[デジタル複合機の全体構成の説明]
図1に示すデジタル複合機(以下、単に複合機という。)1は、画像読取部2、操作部4、画像形成部6、機器制御部8、通信部10、記憶装置であるハードディスク(HD)装置12、管理部14及び消去手段22を備えている。
画像読取部2は、撮像素子(ここではCCD)2a、原稿検知センサー2b及び信号発生回路2cを備えており、原稿の画像を画像データとして読み取り、読み取った画像データを画像形成部6に出力するようになっている。原稿検知センサー2bは、図示しない原稿台や自動原稿送り装置などの読み取り位置にセットされた原稿の有無を検知するようになっている。CCD2aは、原稿検知センサー2bにより原稿が検出され、現行の読み取りが指示されると、信号発生回路2cからの信号に同期動作して光学的に走査される原稿の画像を読み取り、読み取った画像データを出力するようになっている。
図2は、図1に示す複合機1の操作部4を示す平面図である。この操作部4(以下、操作パネルともいう。)には、図2に示すように、ユーザーからの操作入力を受け付ける入力部4a及び表示部4bが設けられている。入力部4aは、プリンターモード、ファックス/イメージ送信モード、コピーモード等の機能を設定するための機能設定キー41、システム設定キー42、テンキー43、クリアキー44、スタートキー45等のキー群を備えている。また、表示部4bは、画面上に表示される表示領域へのユーザーによる入力操作により該画面から選択入力されるように構成されている。ここでは、表示部4bは、タッチパネル式の表示装置となっている。入力部4aは、表示部4bの画面上に重ねて設けられた透明なタッチパネル(図示せず)を含んで構成されている。すなわち、入力部4aは、表示部4bに表示されているキー46の入力操作の他、後述する表示領域の画面切り替えによって表示される各種キーの入力操作も可能な構成となっている。これらのキー操作による入力指示は、機器制御部8に通知されるようになっている。なお、図2における表示部4bの表示内容は、初期状態のものである。
画像形成部6は、画像データを処理して用紙に画像形成するものである。具体的には、画像形成部6は、画像データを記憶するメモリ6aと、レーザ光により画像データに基づく静電潜像を図示しない像担持体(感光体)に書き込むレーザ走査ユニット(LSU)を有する印字部6bと、メモリ6a内の画像データに対して適時に各種の画像処理を施す画像処理部6cとを備えている。画像形成部6は、画像読取部2及び外部の端末装置PC,…,FAX,…からの画像データを、メモリ6aを介して一旦HD装置12に記憶し、このHD装置12に記憶した画像データを再びメモリ6aを介して印字部6bに転送するようになっている。印字部6bでは、電子写真方式による記録が行われる。すなわち、印字部6bは、画像データがLSUに入力されると、一様に帯電された感光体表面にLSUのレーザ光を走査して静電潜像を形成し、該感光体上の静電潜像をトナーにて現像して顕像化し、さらに該感光体上に顕像化したトナー像を感光体から用紙に転写した後、加熱及び加圧して定着するようになっている。
機器制御部8は、CPU等のプロセッサと、ROM、RAM等の記憶部とを備えている。機器制御部8は、複合機1の統合的な制御を行うものであり、複合機1が備えるコピー機能(コピーモード)、スキャナー機能(スキャナモード)、ファクシミリ機能(ファクシミリモード)、プリンター機能(プリンターモード)などの各機能(モード)の動作を制御するようになっている。
具体的に説明すると、機器制御部8は、操作パネル4の入力部(例えばタブレット、キー群等)4aの操作による入力指示を監視すると共に、外部の端末装置PC,…から通信部10を通じての入力指示を監視し、これらの入力指示に応答して各種のモードのいずれかを適宜に実行し、画像読取部2、画像形成部6及び通信部10等の各部を制御するようになっている。さらに、機器制御部8は、各モードの実行に際し、複合機1の状態に関する情報、使用者に通知すべき情報等の表示情報を操作パネル4の表示部4bに的確に案内表示するようになっている。
通信部10は、ネットワークNWに接続されたNIC(ネットワーク・インターフェース・コントロール)10aを介してパーソナルコンピュータ(PC)等の複数の端末装置PC,…に接続されている。また、通信部10は、ネットワークNWを介して若しくは直接的にインターネットINに(図1の例ではネットワークNWを介してインターネットINに)接続されている。インターネットINには複数の端末装置PC,…やインターネットファクシミリ装置(以下、単にファクシミリ装置という。)FAX,…が接続されている。そして、通信部10は、端末装置PC,…やファクシミリ装置FAX,…からの画像データを、ネットワークNWやインターネットINを介して送受信するようになっている。また、通信部10は、電話回線網TWに接続されたファクシミリモデム10bを有している。電話回線網TWには複数のファクシミリ装置FAX,…が接続されている。通信部10は、ファクシミリ装置FAX,…からの画像データを、電話回線網TWを介して送受信するようになっている。
HD装置12は、画像データを一時記憶するためのものである。管理部14は、機器制御部8により制御される各部に関する情報を管理している。機器制御部8は、管理部14にて管理された情報をもとに、複合機1全体の動作を制御することができる。また、消去部22は、HD装置12内のデータの消去を実行するためのものである。
すなわち、実施形態の複合機1は、原稿の画像を読み取って記録用紙等のシート(ここでは用紙)に印刷するコピーモード、端末装置PC,…からの画像を受信して用紙に記録するプリンターモード、原稿の画像を読み取って端末装置PC,…に送信するスキャナーモード、及び原稿の画像を読み取ってファクシミリ装置FAX,…に送信すると共に、原稿の画像をファクシミリ装置FAX,…から受信して用紙に印刷するファクシミリモードを選択的に実行できるように構成されている。
以上説明した複合機1において、複写機として動作するコピーモードが実行される場合には、画像読取部2により原稿の画像を画像データとして読み取る。この画像データは、揮発性のメモリ6aに一旦蓄積され、符号化処理を施されてから、HD装置12に記憶される。原稿が複数枚ある場合は、枚数分の原稿の読み取りが繰り返し行われ、複数枚の原稿の画像を示すそれぞれの画像データがHD装置12に記憶される。
その後、操作パネル4から指示された処理内容に従って、HD装置12に記憶された画像データが適切なタイミングで読み出され、復号化処理が施されてメモリ6aに記憶される。そして、画像形成部6における印字部6bのLSUの書き込みタイミングに合わせて、画像データがメモリ6aから印字部6bへと転送される。同様に、原稿が複数枚ある場合も、処理内容に従って、枚数分の画像データがHD装置12からメモリ6aへと順次転送され、さらに画像データが印字部6bのLSUの書き込みタイミングに合わせて繰り返し印字部6bへと順次転送される。そして、図示しない給紙トレイまたは手差しトレイからシート搬送路にて搬送されてきた用紙に印字部6bにて画像データに対応する画像が形成された後、該用紙が複写物Pとして排出トレイ23に排出される。
また、プリンターとして動作するプリンターモードが実行される場合には、外部の端末装置PC,…からの画像データを通信部10で受信する。通信部10で受信した画像データは、機器制御部8を経由してページ単位でメモリ6aへと転送されて一旦蓄積される。
以降、コピーモードの場合と同様に、画像データは、符号化処理を施されてからHD装置12に記憶され、この後、HD装置12から読み出され、復号化処理を施されてメモリ6aへと転送され、さらに印字部6bのLSUの書き込みタイミングに合わせて印字部6bへと転送される。そして、シート搬送路30にて搬送されてきた用紙に印字部6bにて画像データに対応する画像が形成され、該用紙が複写物Pとして排出トレイ23に排出される。
また、スキャナーとして動作するスキャナーモードが実行される場合には、画像読取部2により原稿の画像を読み取り、この読み取った画像データをメモリ6a及びHD装置12、及び機器制御部8を経由して通信部10に送信し、通信部10からネットワークNWやインターネットINを介して所望の宛先の端末装置へと送信される。
この場合も、画像データは、メモリ6aへと転送されて一旦蓄積され、符号化処理を施されてからHD装置12に記憶され、この後、HD装置12から読み出され、復号化処理を施されてメモリ6aへと転送される。通信部10は、操作パネル4の操作により指示された宛先の端末装置とのネットワーク上の通信回線を確立させた後、画像データをメモリ6aから受け取って、宛先の端末装置へと送信する。
さらに、ファクシミリ装置として動作するファクシミリモードが実行される場合には、画像読取部2により原稿の画像を読み取り、この読み取った画像データをメモリ6a、HD装置12及び機器制御部8を経由して通信部10に送信する。
通信部10は、操作パネル4の操作により指示された宛先のファクシミリ装置FAX,…との電話回線上の通信回線を確立させた後、画像データをメモリ6aから受け取ってファクシミリモデム10bに入力し、該画像データをファクシミリモデム10bで符号化してから宛先のファクシミリ装置FAX,…へと送信する。
一方、通信部10は、着呼を受けると、発呼側のファクシミリ装置FAX,…との電話回線上の通信回線を確立させた後、ファクシミリ装置FAX,…からの画像データを受信してファクシミリモデム10bで復号化し、この符号化した画像データを、機器制御部8を経由してメモリ6aに転送して蓄積する。この画像データは、符号化処理を施されてからHD装置12に記憶され、この後、HD装置12から読み出され、復号化処理を施されてメモリ6aへと転送され、さらに印字部6bのLSUの書き込みタイミングに合わせて印字部6bへと転送される。そして、シート搬送路30にて搬送されてきた用紙に印字部6bにて画像データに対応する画像が形成され、該用紙が複写物Pとして排出トレイ23に排出される。
なお、図1に示す複合機1では、画像データを一時的に記憶する記憶部としてHD装置12を設けているが、これに限定されるものではなく、画像データを保存蓄積することができる不揮発性のメモリ、バックアップ機能の付いたメモリ、磁気記憶媒体を用いたその他の記憶部や記録媒体を備えるものであっても、同様の動作を行うことが可能である。
[端末装置の全体構成の説明]
端末装置PCは、装置全体の統合的な制御を行う装置制御部51に、バス59を介して、複合機1と情報を送受信するためのLANカード等の通信部52、ユーザーからの操作入力を受け付けるキーボード等の入力部53、液晶ディスプレイ等の表示部54、主記憶部であるRAM55、ROM56、及び、補助記憶部57が接続されている。補助記憶部57としては、例えばハードディスク等を適用することができるが、端末装置PCに着脱可能な記録媒体(CD、DVD、半導体メモリ等)であってもよい。
装置制御部51は、バス59を介して接続された上記各部を制御するとともに、ROM56に格納された制御プログラム56aに従って、種々のソフトウェアを実行する。また、ROM56には、複合機1用のプリンタドライバ56bがインストールされている。
この端末装置PCを用いて印刷を行う場合、ユーザーが入力部53を操作することにより、例えば補助記憶部57に記憶されている印刷データを読み出して複合機1へ送信することにより実行される。
以上が、本実施形態の画像処理システムを構成する複合機1及び端末装置PCの全体構成の説明である。
次に、本発明の特徴である画像処理等の処理条件の設定処理(以下、予約設定処理ともいう。)及び予約された処理条件による画像処理の実施処理について説明する。
[処理条件の設定処理(予約設定処理)の具体例1に係る説明]
上記構成の画像処理システムにおいて、具体例1では、端末装置PCの装置制御部51は、ROM56の制御プログラム56aに従って、操作パネル4による操作入力により複合機1での処理条件を設定する処理条件設定処理を実行するとともに、設定された処理条件を設定者(操作入力を行ったユーザー)の入力した認識情報とともに通信部52を介して複合機1に送信する処理を実行する。認識情報としては、設定者に固有のID番号、設定者が設定したパスワード、設定者の名前、の少なくとも1つ、または2つ以上を組み合わせて用いることができる。このような認識情報を用いると、設定者は、自分のID番号や自分の設定したパスワード、自分の名前等、分かりやすい認識情報であるので、認識情報の入力ミスも少なくなり、確実に認証を行うことができる。
一方、複合機1の機器制御部8は、端末装置PCから送信されてきた処理条件及び認識情報を、予約保存手段であるHD装置12内の所定の領域(以下、予約保存領域という。)に保存するとともに、操作パネル4から入力された認識情報とHD装置12の予約保存領域に保存されている認識情報とを比較し、両認識情報が一致する場合には、その認識情報に対応してHD装置12に保存されている処理条件に基づき、画像形成部6を制御して画像処理を実施するようになっている。
このような構成とすれば、端末装置PC側で予め処理条件を設定しておき、その設定された処理条件を複合機1のHD装置12に保存しておくことができるので、ユーザーが複合機1の前にきたときには、その設定した処理条件を読み出す操作のみで、画像処理を実施することができる。従って、複合機1の前での操作時間が短縮され、素早く画像処理を実施し、終了することができる。また、複合機1の前で認識情報を入力することにより、認識情報の一致した処理条件を呼び出して画像処理を実施できるので、複数の人が端末装置PCで処理条件を設定した場合でも、自分の設定した処理条件を呼び出して、確実に画像処理を実施することができる。
また、予め端末装置PC側で複合機1の処理条件を設定できるので、他のユーザーの使用状況を気にすることなく、処理条件の内容を時間をかけて確認することができる。従って、処理条件の設定ミスを防止することができ、また、画像処理する資料の質を高めることができる。
この場合、具体例1では、複合機1の機器制御部8は、処理条件の設定画面の情報を端末装置PCに送信し、端末装置PCは、複合機1から送信されてきた処理条件の設定画面の情報を表示部54に表示し、その表示された処理条件の設定画面(以下、処理条件設定画面ともいう。)に従ってユーザーが処理条件の設定を行う構成としている。
このような構成とすれば、端末装置PCは、複合機1から送信されてきた処理条件設定画面の情報を表示部54に表示することにより、複合機1の操作パネル4の表示形態と同じ表示形態の処理条件設定画面を表示部54に表示することができる。これにより、複合機1の処理条件を設定するユーザー(設定者)は、複合機1の前で操作パネル4を操作して設定しているのと同じ操作環境で、各種処理条件を設定することができるので、設定ミスもなく、使い勝手のよいユーザーインターフェースを提供することができる。
次に、(1)複合機1での画像処理の条件設定を端末装置PC側で事前に行う予約設定処理手順、及び、(2)予約設定後、複合機1の前まで行ったユーザーが自分の設定した処理条件を呼び出して画像処理を実施する処理手順について、それぞれ具体例を挙げてさらに詳しく説明する。
(1)予約設定処理手順の説明
図3は、画像処理の条件設定を端末装置側で事前に行う予約設定処理手順を示すフローチャート、図4及び図5は、端末装置の表示部に表示される操作パネルの表示例を示す説明図である。ただし、図3は、左側が端末装置PCの処理手順、右側が複合機1の処理手順となっている。
端末装置PCのユーザーは、表示部54に表示された図示しないメニュー画面等から複合機1による画像処理を選択すると(ステップS11でYes)、表示部54には、図4に示す個人認証画面101が表示される(ステップS12)。この個人認証画面101は、その表示形態が複合機1の操作パネル4の表示形態と同じ表示形態となっている。なお、端末装置PCの表示部54に表示される複合機1の操作パネル4の画像については、複合機1の操作パネル4の各機能ブロックに付与されている符号にダッシュを付して表記するものとする。ただし、この段階では、図4の左側の表示部4b′のみを表示部54に表示するようにしてもよい。なお、この例では、個人認証用として、ログインとパスワードの2つの情報を入力するようになっているが、個人認証はこれに限定されるものではなく、例えば、パスワードによる認証と指紋による認証とを組み合わせてもよい。また、事前に個人識別用のICカードを付与し、このICカードによる認証、若しくは、ICカードによる認証と例えばパスワードによる認証とを組み合わせるようにしてもよい。この場合には、例えば上記した図4に示す個人認証画面101を開き、この画面からさらに別の認証方式を選択できるようにして、上記いずれかの認証方式で個人認証できるようにすればよい。
端末装置PCのユーザーは、この個人認証画面101のログイン設定窓101aに例えばユーザーの名前を入力し、パスワード設定窓101bに自身の設定した例えば4桁のパスワードを入力して、画面右下の[送信]ボタン101cを押す(ステップS13でYes)。なお、各端末装置PCのログイン情報とパスワード情報とは、予め複合機1に登録されているものとする。また、複合機1には、各ユーザーに個別に付与されたID番号も予め登録されているものとする。これにより、端末装置PCの入力部53からユーザーによって入力された認識情報(ログイン情報とパスワード情報)が複合機1に送信される(ステップS14)。
複合機1は、各端末装置PCから個人認証用の認識情報を受信したか否かを常に監視している(ステップS51)。そして、任意の端末装置PCから個人認証用の認識情報を受信すると(ステップS51でYesと判断されると)、内部に予め保存されている各個人の認識情報と比較し(ステップS52)、両認識情報が一致する場合(ステップS52でYesと判断された場合)には、画像処理の処理条件設定画面の情報をその端末装置PCに送信する(ステップS53)。一方、両認識情報が一致しなかった場合(ステップS52でNoと判断された場合)には、エラー処理に移行する(ステップS54)。すなわち、認識情報が一致しなかった旨のメッセージを端末装置PCに送信して処理を終了する。
端末装置PCは、ステップS14で認識情報を送信後、複合機1から処理条件を設定するための設定画面情報が送信されてきたか否か(ステップS15)、または、エラーメッセージが送信されてきたか否か(ステップS16)、を監視する。そして、設定画面情報を受信した場合(ステップS15でYesと判断された場合)には、その設定画面情報を表示部54に表示する(ステップS17)。一方、エラーメッセージが送信されてきた場合(ステップS16でYesと判断された場合)には、そのエラーメッセージを表示部54に表示して(ステップS22)、ユーザーに認証失敗を通知し、処理を終了する(若しくはステップS11に戻る)。
図5は、表示部54に表示された処理条件設定画面の例を示している。表示部54に表示される処理条件設定画面102は、図2に示す複合機1の操作パネル4の表示形態と同じ表示形態となっている。従って、ユーザーは、この処理条件設定画面102から、画像処理したい処理対象を選択して、処理条件を設定していくことになる(ステップS18)。
ここで、処理条件設定画面の表示や処理条件の設定に際しては、一つのウィンドウに図5に示す処理条件設定画面とその履歴とを表示できるソフトウェアを端末装置PC上で動作させ、認識情報や、操作パネルやコピーランプなどの表示の更新情報などを、複合機1とやり取りする構成とすればよい。すなわち、このソフトウェアは、複合機1の操作パネルをそのまま再現できる機能と、複合機1へのパネルの更新情報をやり取りする機能とを備えている。
例えば、処理条件設定画面102の機能設定キー41′からプリンタキー41a′を選択すると、プリンターモードに対応した各種処理条件設定画面が表示部4b′に順次表示されていく。また、処理条件設定画面102の機能設定キー41′からファックス/イメージ送信キー41b′を選択すると、ファックス/イメージ送信モードに対応した各種処理条件設定画面が表示部4b′に順次表示されていく。さらに、処理条件設定画面102の機能設定キー41′からコピーキー41c′を選択すると、コピーモードに対応した各種処理条件設定画面が表示部4b′に順次表示されていく。ユーザーは、この表示された処理条件設定画面に従って処理条件を順次設定していくことになる。このときの表示順は、当然のことながら複合機1の操作パネル4で操作していった場合の表示順と同じである。
図6Aは、処理条件設定画面102の機能設定キー41′からファックス/イメージ送信キー41b′(図5参照)を選択した場合の処理条件設定画面例(ただし、概略イメージ画面)を示している。
ファックス/イメージ送信キー41b′を選択(マウス等でクリック(例えば、1回クリック))することで、例えばこのファックス/イメージ送信キー41b′を点灯表示させ、その横の表示部4b′に、ファックス/イメージ送信に必要な処理条件の選択キーを表示した選択画面4b1′を表示する。この例では、選択画面4b1′には、「濃度選択」キーと「用紙選択」キーとが表示されている。ここで、「用紙選択」キーを選択(マウス等でクリック(例えば、2回クリック))することで、図6Bに示すように、A4、B4、A3等といった用紙選択画面が表示されるので、そこから用紙を選択することになる。
なお、図6Aに示す例では、選択画面4b1′の下に操作機能画面4b2′が表示されている。この部分には、表示部4b′で操作されたキーの機能が、操作順に番号を付して表示されるようになっている。すなわち、上記の例では、最初に操作されたキーがファックス/イメージ送信キー41b′であるので、「操作1」として「イメージ送信」という操作の機能が表示されている。また、その次に操作されたのが「用紙選択キー」である場合には、「操作1」の下に、「操作2」として「用紙選択」という操作の機能が表示されることになる。
すなわち、端末装置PCでは、複合機1の操作パネル4を画像として表示し、操作パネル4′の画面上のキーをマウスでクリックすることで、複合機1で実際にキー操作が行われたときと同様に、操作パネル4′の画面上で、ランプを点灯させたり、表示画面を更新させる処理を、ソフトウェアによって再現している。また、押されたキーの機能を表示させて、そのキーの機能名を表示させるようになっている。実際の記憶処理では、各キーに固有の番号(No)を付与し、どのキーが押されたかを番号で記憶するようになっている。
このようにして処理条件の設定を終了すると、ユーザーは、処理条件の設定情報(操作された番号情報やその操作順等)を端末装置PCから複合機1に送信する(ステップS19)。
複合機1は、ステップS53で端末装置PCに処理条件設定画面の情報を送信後、端末装置PCから処理条件の設定情報が送信されてきたか否かを監視する(ステップS54)。そして、処理条件の設定情報が送信されてくると(ステップS54でYesと判断されると)、その設定情報に予約番号(例えば、受付時間順の連続番号)を付与し、当該ユーザーの個人情報(ID番号、パスワード、名前)と対応付けてHD装置12の予約保存領域に保存する(ステップS55)。ここで、送信されてきた処理条件の設定情報がどの端末装置PCから送信されてきたものであるのかの特定は、端末装置PCと複合機1との通信時に用いられるIPアドレスを確認することによって行うことができる。従って、一つの処理条件の設定情報を予約保存領域に保存する前に、別の処理条件の設定情報が別の端末装置PCから送信されてきた場合であっても、IPアドレスを確認することで、それぞれの端末装置PC、すなわち、個別のユーザーかから送信されてきたものであることを、複合機1側で認識することができるため、送信されてきた処理条件の設定情報を、それぞれの認識情報に対応させてHD装置12の予約保存領域に保存することが可能である。
この後、複合機1は、付与した予約番号を該当する端末装置PCに送信して(ステップS56)、予約処理を終了する。
端末装置PCは、ステップS19で処理条件の設定情報を送信後、複合機1から予約番号が送信されてくるのを監視する(ステップS20)。そして、予約番号が送信されてくると(ステップS21でYesと判断されると)、その予約番号を表示部54に表示して(ステップS21)、予約処理を終了する。これにより、ユーザーは、予約した処理条件が何番で予約されているのかを確認することができるので、その後の複合機1での画像処理の実施時に、予約した処理条件を確実に呼び出して実施することが可能となる。
複合機1では、上記のようなステップS51〜ステップS56の処理を、任意の端末装置PCから認識情報が送信されてくるたびに実施し、送信されてきた処理条件の設定情報を、HD装置12の予約保存領域に、ユーザーごとに順次保存していくことになる。
図7は、HD装置12の予約保存領域に保存されている処理条件の設定情報の一例を示している。
図7に示すように、予約保存領域には、ユーザーのID番号、名前、パスワード、予約番号、予約情報の各情報が、各ユーザーのID番号ごとに1レコードで記憶されている。例えば、ID番号「1234」、名前「△△△」、パスワード「aaaa」のユーザーは、処理条件の設定情報として、予約番号1番の「2in1コピー」、予約番号2番の「両面コピー」、予約番号3番の「イメージ送信」の3つの予約を設定しており、ID番号「5678」、名前「□□□」、パスワード「bbbb」のユーザーは、処理条件の設定情報として、予約番号1番の「片面コピー」、予約番号2番の「プリンター」の2つの予約を設定している。
(2)予約した処理条件を呼び出して画像処理を実施する処理手順の説明
図8は、予約した処理条件を呼び出して画像処理を実施する処理手順を示すフローチャート、図9及び図10A,図10Bは、複合機の操作パネルの表示例を示す説明図である。
予約を行ったユーザーは、画像処理を実施するために、複合機1の前までいくと、例えば操作パネル4の表示部4bにメニュー画面を表示し、そのメニュー画面に表示されている予約実施ボタンを押す(ステップS71)。これにより、図4に示す個人認証画面が表示部4bに表示される(ステップS72)。従って、ユーザーは、この個人認証画面のログイン設定窓102aにユーザーの名前を入力し、パスワード設定窓102bに自身の設定した4桁のパスワードを入力して、画面右下の[決定]ボタン102cを押す(ステップS73)。
これにより、機器制御部8は、入力されたユーザー名とパスワードとから個人を認証し(ステップS74)、一致するユーザー名とパスワードがある場合(ステップS74でYesと判断された場合)には、HD装置12の予約保存領域を検索して、そのユーザーが登録した処理条件の予約情報を抽出し、その予約内容を示す画面を操作パネル4の表示部4bに表示する(ステップS75)。一方、ユーザー名またはパスワードの少なくとも一つが一致しない場合(ステップS74でNo判断された場合)には、ステップS72に戻って、個人認証画面を表示部4bに再度表示する。
図10Aは、予約内容を示す画面の表示例を示している。この例では、図7に示すID番号「1234」、名前「△△△」、パスワード「aaaa」のユーザーの予約情報、すなわち処理条件の設定情報を表示している場合を例示している。従って、表示部4bには、3つの予約情報が表示されている。また、図10Aでは、各予約情報の横に「操作の表示」と表記された欄が表示されている。ユーザーは、予約を実行する前に、予約情報の操作内容を確認したい場合には、この「操作の表示」と表記された欄を選択(クリック)すれば良い。これにより、図10Bに示す操作手順の内容が表示される。すなわち、この例では、予約番号1番の「2in1コピー」の処理条件を設定したときの操作手順が表示されており、操作1でコピーを選択し、操作2で用紙選択を操作し、操作3でA4用紙を選択したことが表示されている。このように操作手順を表示することで、ユーザーは、自身が事前に設定した予約内容を、実行ボタン(スタートキー45等)を操作する前に確認することが可能となる。このとき、この確認段階で例えば設定ミス等を発見した場合、または事情が変わって設定を変更したい場合には、設定を変更したい操作を選択して(画面上でクリックして)、設定変更すればよい。
このようにして設定内容を確認後、ユーザーは、処理対象である原稿を複合機1にセットし(ステップS76)、表示されている処理条件の設定情報の中から、実施する予約番号を選択する(ステップS77)。具体的には、表示部4bに表示されているいずれかの予約番号の表示窓を選択(画面上でクリック)する。これにより、選択した表示窓の表示色が変わり、他の表示窓が薄いグレーの反転表示となるので、ユーザーは、この状態で操作パネル4のスタートキー45を押す。これにより、複合機1は、事前に設定されている処理条件に従って、選択された予約番号の画像処理を実施する(ステップS78)。
ユーザーは、表示されている処理条件の設定情報の中から、実施する予約番号を選択する上記操作を、表示されている予約番号の全てについて順次行うことにより、予約した全ての画像処理を実施することができる。
複合機1では、予約されている処理条件の設定情報が実施されると、HD装置12の予約保存領域からその実施された予約番号の処理条件の情報を消去する。
[本発明の特徴である処理条件の設定処理(予約設定処理)の具体例2に係る説明]
上記具体例1の構成では、予約保存領域に保存されている処理条件の設定情報は、その予約が実施されたときに消去される構成としているが、ユーザーにとって何度も使用するような設定情報は、その後もそのまま利用できるほうが便利である。そこで、具体例2では、ユーザーが処理条件の設定処理(予約設定処理)を行った場合に、複合機1側でその設定情報を予約保存とは別に履歴として残しておき、ユーザーから認識情報が送信されてくることによって新たな処理条件の予約要求があった場合には、履歴として残しておいた処理条件を読み出して利用できるようにしている。
従って、具体例2では、設定情報を履歴として残すために、HD装置12は、予約保存領域とは別に、予約保存領域に保存されているユーザー(設定者)ごとの処理条件と認識情報とを、画像処理実施後も設定履歴として保存する設定履歴保存領域(設定履歴保存手段)を備えている。そして、端末装置PCから認識情報が送信されてくると、複合機1の機器制御部8は、まず、HD装置12の設定履歴保存領域に保存されている認識情報と比較し、一致する認識情報がある場合には、その認識情報に対応付けられている処理条件を事前に入力した処理条件設定画面の情報を作成して、端末装置PCに送信する構成としている。
このような構成とすれば、端末装置PCのユーザーは、処理条件の予約を行うためにメニュー画面等から複合機1を選択し、図4に示す個人認証画面からログイン名とパスワードとを入力して複合機1に送信すると、複合機1から、以前にユーザー自身が設定した処理条件が事前に入力された処理条件設定画面の情報が送信されてくるので、ユーザーは、表示部54に表示された処理条件が事前に入力された処理条件設定画面の内容に変更が無い場合には、その内容をそのまま複合機1に送信するだけで、今回の画像処理の処理条件を設定できることになる。また、変更がある場合でも、変更部分の処理条件項目のみを設定変更すれば良いので、処理条件の設定時間を大幅に短縮することができる。
また、具体例2では、複合機1は、端末装置PCから送信されてきた処理条件及び認識情報に、HD装置12の設定履歴保存領域に保存する旨の指示情報が含まれている場合にのみ、処理条件及び認識情報を設定履歴保存領域に保存する構成とすることができる。このような構成とすれば、設定履歴保存領域に保存する処理条件を、端末装置PCを使用するユーザー側で決定できるので、例えば、ユーザーが良く使用する処理条件のみをユーザー側の判断で保存することができる。
(3)予約設定処理において設定した処理条件を履歴として残す処理手順の説明
以下、設定した処理条件を複合機1に履歴として残す処理手順について具体的に説明する。
設定した処理条件を複合機1に履歴として残す処理は、上記した予約設定処理手順の中で一連に行われる。具体的には、図3に示すステップS19で処理条件の設定を終了すると、端末装置PCの表示部54には、複合機1の操作パネル4に対応した表示形態の図11に示す内容確認画面110が表示される。
この内容確認画面110には、操作パネル4の表示部4bに対応する表示部4b′に、処理条件の設定内容が一覧表示されており、その一覧表示された設定内容の下に、「この設定を履歴として保存する」と表記されたチック窓110aが設けられている。従って、ユーザーは、今回設定した処理条件の内容を今後も使用したい場合には、このチック窓110aにチェックを入れてから、その横の「送信」ボタン110bを操作する。これにより、端末装置PCからは、処理条件の設定情報とともに、履歴として保存する旨の指示情報が複合機1に送信される。
複合機1では、ステップS54において端末装置PCから処理条件の設定情報が送信されてきたことを確認するときに、履歴として保存する旨の指示情報(以下、保存指示情報という。)の有無も同時に確認し、保存指示情報がある場合には、ステップS55において設定情報をHD装置12の予約保存領域に保存する際に、同じ設定情報をHD装置12の設定履歴保存領域にも保存する。
例えば、HD装置12の予約保存領域に保存されている図7に示す処理条件の設定情報のうち、ID番号「1234」に対応する3つの予約情報の中の予約番号1のみに保存指示情報が付加されており、ID番号「5678」に対応する2つの予約情報の中の予約番号2のみに保存指示情報が付加されていた場合、HD装置12の設定履歴保存領域には、図12に示す内容の処理条件の設定情報が保存されることになる。
(4)設定履歴保存領域に保存されている設定情報を用いた予約設定処理手順の説明
次に、このようにして設定履歴保存領域に各ユーザーの処理条件の設定情報が保存されている状態において、複合機1での画像処理の条件設定を端末装置PC側で事前に行う予約設定処理手順について説明する。
図13は、設定履歴保存領域に保存されている処理条件の設定情報(以下、設定履歴情報ともいう。)を利用して、画像処理の条件設定を端末装置側で事前に行う予約設定処理手順を示すフローチャートである。ただし、図13に示すフローチャートの各ステップの処理は、図3に示すフローチャートの各ステップの処理とほとんど同じであるため、同じ処理ステップには同じステップ番号を付すこととして、詳細な説明を省略する。
端末装置PCのユーザーは、表示部54に表示された図示しないメニュー画面等から複合機1による画像処理を選択すると(ステップS11でYesと判断されると)、表示部54には、図4に示す個人認証画面101が表示される(ステップS12)。従って、端末装置PCのユーザーは、この個人認証画面101のログイン設定窓101aにユーザーの名前を入力し、パスワード設定窓101bに自身の設定した4桁のパスワードを入力して、画面右下の[送信]ボタン101cを押す(ステップS13でYes)。これにより、端末装置PCの入力部53からユーザーによって入力された認識情報(ログイン情報とパスワード情報)が複合機1に送信される(ステップS14)。
複合機1は、各端末装置PCから個人認証用の認識情報を受信したか否かを常に監視している(ステップS51)。そして、任意の端末装置PCから個人認証用の認識情報を受信すると(ステップS51でYesと判断されると)、予め内部に保存されている各個人の認識情報と比較する(ステップS52)。その結果、両認識情報が一致する場合(ステップS52でYesと判断された場合)には、次に、HD装置12の設定履歴保存領域を検索して、その認識情報に対応した設定履歴情報が保存されているか否かを確認する(ステップS52−1)。その結果、設定履歴情報が保存されている場合(ステップS52−1でYesと判断された場合)には、その認識情報に対応付けられている設定履歴情報(処理条件の設定情報)を設定履歴保存領域から読み出し、その処理条件を事前に入力した処理条件設定画面の情報を作成して、端末装置PCに送信する(ステップS52−2)。
一方、ステップS52−1の判断において、認識情報に対応した設定履歴情報が設定履歴保存領域に保存されていないと判断した場合(ステップS52−1でNoと判断した場合)には、画像処理の処理条件を設定するための処理条件設定画面の情報(ただし、この場合には、各処理条件項目には何も入力されていない)を作成して、端末装置PCに送信する(ステップS53)。複合機1でのその後の処理は、既に説明した通りであるので、ここではその後のステップの説明を省略する。
一方、端末装置PCは、ステップS14で認識情報を送信後、複合機1から処理条件設定画面の情報が送信されてきたか否か(ステップS15)、または、エラーメッセージが送信されてきたか否か(ステップS16)、を監視する。そして、処理条件設定画面の情報を受信した場合(ステップS15でYesと判断された場合)には、その処理条件設定画面の情報を表示部54に表示する(ステップS17)。この場合、ステップS52−2で作成された処理条件設定画面の情報(すなわち、処理条件を事前に入力した処理条件設定画面の情報)が送信されてきた場合には、図示は省略しているが、表示部54には、各処理条件項目に既に処理条件が入力された処理条件設定画面が表示されることになる。従って、ユーザーは、その設定内容でよければ、何も変更することなく(すなわち、ステップS19で実質的な処理条件の設定を何もすることなく)、その表示された処理条件の設定情報をそのまま端末装置PCから複合機1に送信すればよい(ステップS19)。端末装置PCでのその後の処理は、既に説明した通りであるので、ここではその後のステップの説明を省略する。
<実施形態2>
図14は、画像処理装置と端末装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続された本発明の実施形態2に係る画像処理システムの概略構成を示す機能ブロック図である。すなわち、実施形態1では、端末装置PCで設定した処理条件の設定情報を複合機1に送信し、複合機1のHD装置12の予約保存領域に保存する構成としているが、実施形態2では、端末装置PCで設定した処理条件の設定情報をサーバ装置3に送信し、サーバ装置3の予約保存領域3aに保存する構成としている。また、実施形態1では、HD装置12の予約保存領域に保存されている処理条件の設定情報を、履歴として残すために、HD装置12に別途、設定履歴保存領域を設け、履歴として残す処理条件の設定情報をこの設定履歴保存領域に保存する構成としているが、実施形態2では、サーバ装置3に設定履歴保存領域3bを設け、この設定履歴保存領域3bに、履歴として残す処理条件の設定情報を保存する構成としている。
そのため、図14に示す画像処理システムでは、ネットワークNWに、予約保存領域3aと設定履歴保存領域3bとを有するサーバ装置3が接続されている。その他の構成は、図1に示す画像処理システムの構成と同じであるので、ここでは機能ブロック図の説明は省略する。
次に、実施形態2に係る画像処理システムにおいて、(5)複合機1での画像処理の条件設定を端末装置PC側で事前に行う予約設定処理手順、及び、(6)予約設定後、複合機1の前まで行ったユーザーが自分の設定した処理条件を呼び出して画像処理を実施する処理手順について説明する。
(5)予約設定処理手順の説明
図15は、画像処理の条件設定を端末装置側で事前に行う予約設定処理手順を示すフローチャートである。ただし、図15は、左側が端末装置PCの処理手順、右上側が複合機1の処理手順、右下側がサーバ装置3の処理手順となっている。また、実施形態2では、図15に示すフローチャートのほとんどの手順が実施形態1の図3に示すフローチャートとほぼ同じであるので、同じ処理手順には同じステップ番号を付すこととし、処理の異なるステップは、ステップ番号の横にダッシュを付して区別するものとする。
すなわち、端末装置PCのユーザーが、表示部54に表示された図示しないメニュー画面等から複合機1による画像処理を選択する処理(ステップS11)から開始し、複合機1での認証処理(ステップS51〜ステップS53)を経て、ステップS18で処理条件を設定するまでは、実施形態1と同じである。
そして、ステップS18において処理条件の設定を終了すると、ユーザーは、処理条件の設定情報(操作された番号情報やその操作順等)を端末装置PCからサーバ装置3に送信する(ステップS19′)。
サーバ装置3は、端末装置PCから処理条件の設定情報が送信されてきたか否かを常に監視している(ステップS54)。そして、処理条件の設定情報が送信されてくると(ステップS54でYesと判断されると)、その設定情報に予約番号(例えば、受付時間順の連続番号)を付与し、当該ユーザーの個人情報(ID番号、パスワード、名前)と対応付けて予約保存領域3aに保存する(ステップS55′)。ここで、送信されてきた処理条件の設定情報がどの端末装置PCから送信されてきたものであるのかの特定は、端末装置PCとサーバ装置3との通信時に用いられるIPアドレスを確認することによって行うことができる。従って、一つの処理条件の設定情報を予約保存領域3aに保存する前に、別の処理条件の設定情報が別の端末装置PCから送信されてきた場合であっても、IPアドレスを確認することで、それぞれの端末装置PC、すなわち、個別のユーザーかから送信されてきたものであることを、サーバ装置3側で認識することができるため、送信されてきた処理条件の設定情報を、それぞれの認識情報に対応させてサーバ装置3の予約保存領域3aに保存することが可能である。
この後、サーバ装置3は、付与した予約番号を該当する端末装置PCに送信して(ステップS56)、予約処理を終了する。
端末装置PCは、ステップS19′で処理条件の設定情報を送信後、サーバ装置3から予約番号が送信されてくるのを監視する(ステップS20)。そして、予約番号が送信されてくると(ステップS21でYesと判断されると)、その予約番号を表示部54に表示して(ステップS21)、予約処理を終了する。これにより、ユーザーは、予約した処理条件が何番で予約されているのかを確認することができるので、その後の複合機1での画像処理の実施時に、予約した処理条件を確実に呼び出して実施することが可能となる。
(6)予約した処理条件を呼び出して画像処理を実施する処理手順の説明
図16は、予約した処理条件を呼び出して画像処理を実施する処理手順を示すフローチャートである。ただし、実施形態2では、図16に示すフローチャートのほとんどの手順が実施形態1と同じであるので、同じ処理手順には同じステップ番号を付すこととし、処理の異なるステップには、ステップ番号の横にダッシュを付して区別するものとする。
すなわち、予約を行ったユーザーは、画像処理を実施するために、複合機1の前までいくと、例えば操作パネル4の表示部4bにメニュー画面を表示し、そのメニュー画面に表示されている予約実施ボタンを押す(ステップS71)。これにより、図4に示す個人認証画面が表示部4bに表示される(ステップS72)。従って、ユーザーは、この個人認証画面のログイン設定窓102aにユーザーの名前を入力し、パスワード設定窓102bに自身の設定した4桁のパスワードを入力して、画面右下の[決定]ボタン102cを押す(ステップS73)。
これにより、機器制御部8は、入力されたユーザー名とパスワードとから個人を認証し(ステップS74)、一致するユーザー名とパスワードがある場合(ステップS74でYesと判断された場合)には、ネットワークNWを介してサーバ装置3の予約保存領域3aを検索し、そのユーザーが登録した処理条件の予約情報をサーバ装置3から取得して、その予約内容を示す画面を操作パネル4の表示部4bに表示する(ステップS75′)。一方、ユーザー名またはパスワードの少なくとも一つが一致しない場合(ステップS74でNo判断された場合)には、ステップS72に戻って、個人認証画面を表示部4bに再度表示する。
そして、この段階で実施形態1と同様に必要があれば修正等を行った後、ユーザーは、処理対象である原稿を複合機1にセットし(ステップS76)、表示されている処理条件の設定情報の中から、実施する予約番号を選択する(ステップS77)。具体的には、表示部4bに表示されているいずれかの予約番号の表示窓を選択(画面上でクリック)する。これにより、選択した表示窓の表示色が変わり、他の表示窓が薄いグレーの反転表示となるので、ユーザーは、この状態で操作パネル4のスタートキー45を押す。これにより、複合機1は、事前に設定されている処理条件に従って、選択された予約番号の画像処理を実施する(ステップS78)。
ユーザーは、表示されている処理条件の設定情報の中から、実施する予約番号を選択する上記操作を、表示されている予約番号の全てについて順次行うことにより、予約した全ての画像処理を実施することができる。
複合機1では、予約されている処理条件の設定情報が実施されると、サーバ装置3に消去要求信号を送信し、サーバ装置3は、この消去要求信号に基づいて予約保存領域3aからその実施された予約番号の処理条件の情報を消去する。
(7)予約設定処理において設定した処理条件を履歴として残す処理手順の説明
以下、設定した処理条件をサーバ装置3に履歴として残す処理手順について具体的に説明する。ただし、処理手順については、図15に示すフローチャート及び図11を用いて説明を行うこととする。
設定した処理条件をサーバ装置3に履歴として残す処理は、上記した予約設定処理手順の中で一連に行われる。具体的には、図15に示すステップS19′で処理条件の設定を終了すると、端末装置PCの表示部54には、複合機1の操作パネル4に対応した表示形態の図11に示す内容確認画面110が表示される。
この内容確認画面110には、すでに説明したように、一覧表示された設定内容の下に、「この設定を履歴として保存する」と表記されたチック窓110aが設けられている。従って、ユーザーは、今回設定した処理条件の内容を今後も使用したい場合には、このチック窓110aにチェックを入れてから、その横の「送信」ボタン110bを操作する。これにより、端末装置PCからは、処理条件の設定情報とともに、履歴として保存する旨の指示情報がサーバ装置3に送信される。
サーバ装置3では、ステップS54において端末装置PCから処理条件の設定情報が送信されてきたことを確認するときに、履歴として保存する旨の指示情報(以下、保存指示情報という。)の有無も同時に確認し、保存指示情報がある場合には、ステップS55′において設定情報を予約保存領域3aに保存する際に、同じ設定情報を設定履歴保存領域3bにも保存する。
(8)設定履歴保存領域に保存されている設定情報を用いた予約設定処理手順の説明
次に、このようにしてサーバ装置3の設定履歴保存領域3bに各ユーザーの処理条件の設定情報が保存されている状態において、複合機1での画像処理の条件設定を端末装置PC側で事前に行う予約設定処理手順について説明する。
図17は、設定履歴保存領域に保存されている処理条件の設定情報(以下、設定履歴情報ともいう。)を利用して、画像処理の条件設定を端末装置側で事前に行う予約設定処理手順を示すフローチャートである。ただし、図17に示すフローチャートの各ステップの処理は、図13に示すフローチャートの各ステップの処理とほとんど同じであるため、同じ処理ステップには同じステップ番号を付すこととして、詳細な説明を省略する。
端末装置PCのユーザーは、表示部54に表示された図示しないメニュー画面等から複合機1による画像処理を選択すると(ステップS11でYesと判断されると)、表示部54には、図4に示す個人認証画面101が表示される(ステップS12)。従って、端末装置PCのユーザーは、この個人認証画面101のログイン設定窓101aにユーザーの名前を入力し、パスワード設定窓101bに自身の設定した4桁のパスワードを入力して、画面右下の[送信]ボタン101cを押す(ステップS13でYes)。これにより、端末装置PCの入力部53からユーザーによって入力された認識情報(ログイン情報とパスワード情報)が複合機1に送信される(ステップS14)。
複合機1は、各端末装置PCから個人認証用の認識情報を受信したか否かを常に監視している(ステップS51)。そして、任意の端末装置PCから個人認証用の認識情報を受信すると(ステップS51でYesと判断されると)、予め内部に保存されている各個人の認識情報と比較する(ステップS52)。その結果、両認識情報が一致する場合(ステップS52でYesと判断された場合)には、次に、ネットワークNWを介してサーバ装置13に接続し、サーバ装置13の設定履歴保存領域3bを検索して、その認識情報に対応した設定履歴情報が保存されているか否かを確認する(ステップS52−1′)。その結果、設定履歴情報が保存されている場合(ステップS52−1でYesと判断された場合)には、その認識情報に対応付けられている設定履歴情報(処理条件の設定情報)をサーバ装置3の設定履歴保存領域3bから読み出して取得し、その処理条件を事前に入力した処理条件設定画面の情報を作成して、端末装置PCに送信する(ステップS52−2′)。
一方、ステップS52−1′の判断において、認識情報に対応した設定履歴情報がサーバ装置3の設定履歴保存領域3aに保存されていないと判断した場合(ステップS52−1′でNoと判断した場合)には、画像処理の処理条件を設定するための処理条件設定画面の情報(ただし、この場合には、各処理条件項目には何も入力されていない)を作成して、端末装置PCに送信する(ステップS53)。
一方、端末装置PCは、ステップS14で認識情報を送信後、複合機1から処理条件設定画面の情報が送信されてきたか否か(ステップS15)、または、エラーメッセージが送信されてきたか否か(ステップS16)、を監視する。そして、処理条件設定画面の情報を受信した場合(ステップS15でYesと判断された場合)には、その処理条件設定画面の情報を表示部54に表示する(ステップS17)。この場合、ステップS52−2′で作成された処理条件設定画面の情報(すなわち、処理条件を事前に入力した処理条件設定画面の情報)が送信されてきた場合には、図示は省略しているが、表示部54には、各処理条件項目に既に処理条件が入力された処理条件設定画面が表示されることになる。従って、ユーザーは、その設定内容でよければ、何も変更することなく(すなわち、ステップS19′で実質的な処理条件の設定を何もすることなく)、その表示された処理条件の設定情報をそのまま端末装置PCからサーバ装置3に送信すればよい(ステップS19′)。端末装置PCでのその後の処理は、既に説明した通りであるので、ここではその後のステップの説明を省略する。また、サーバ装置3でのその後の処理も既に説明した通りであるので、ここではその後のステップの説明を省略する。
なお、上記各実施形態では、設定履歴情報を各ユーザーごとに1つのみ保存する構成として説明しているが、1つに限定されるものではない。すなわち、具体例2の複合機1では、図2に示すように、動作モードとして、プリンターモード、ファックス/イメージ送信モード、コピーモードの3つのモードを備えている。従って、設定履歴の保存も、これらのモードに合わせて1種類ずつ保存できるようにしてもよい。この場合、2つ以上のモードで設定履歴を保存している場合には、複合機1から端末装置PCに処理条件設定画面の情報を送信するときに、これら全てのモードに対応した処理条件を事前に入力した処理条件設定画面の情報を作成して、端末装置PCに送信するようにすればよい。これにより、端末装置PC側で所望のモードを選択すると、そのモードに合わせて事前に処理条件が入力された処理条件設定画面が順次表示されることになる。
これにより、端末装置PCのユーザーは、各モードの処理条件が事前に入力された処理条件設定画面を用いて所望するモードの処理条件を設定することができるので、変更の必要のない処理条件項目についてはそのまま利用することができるため、処理条件の設定操作を簡略化し、処理条件の設定時間を大幅に短縮することができる。
なお、1つの動作モードについて既に設定履歴情報が保存されている場合において、その同じ動作モードに新たな保存指示情報が送信されてきた場合には、複合機1は、古い設定履歴情報を消去して、新しく送信されてきた処理条件の設定情報を設定履歴情報として保存する(すなわち、上書き保存する)ように構成すればよい。
1 デジタル複合機(複合機)
2 画像読取部
2a CCD
2b 原稿検知センサー
2c 信号発生回路
3 サーバ装置
3a 予約保存領域(保存手段)
3b 設定履歴保存領域(設定履歴保存手段)
4 操作部(操作パネル)
4a 入力部(画像処理側操作入力手段)
4b 表示部
6 画像形成部
6a メモリ
6b 印字部(LSU)
6c 画像処理部
8 機器制御部(認証手段)
10 通信部(送信手段)
10a NIC(ネットワーク・インターフェース・コントロール)
10b FAXモデム
14 管理部
12 ハードディスク(HD)装置(保存手段,設定履歴保存手段)
14 管理部
22 消去手段
23 排出トレイ
41 機能設定キー
42 システム設定キー
43 テンキー
44 クリアキー
45 スタートキー
46 機能キー
51 装置制御部
52 通信部(送信手段)
53 入力部(端末側操作入力手段)
54 表示部
55 RAM
56 ROM
56a 制御プログラム
56b プリンタドライバ
57 補助記憶部
59 バス
P 複写物
PC 端末装置
FAX 端末装置
NW ネットワーク
IN インターネット

Claims (12)

  1. 画像処理装置と端末装置とがネットワークを介して接続された画像処理システムであって、
    前記端末装置は、ユーザーからの操作入力を受け付ける端末側操作入力手段と、前記端末側操作入力手段の操作入力により前記画像処理装置での処理条件を設定する処理条件設定手段と、設定した前記処理条件を設定者の認識情報とともに前記画像処理装置に送信する送信手段とを備え、
    前記画像処理装置は、ユーザーからの操作入力を受け付ける画像処理側操作入力手段と、前記端末装置から送信されてきた処理条件及び認識情報を保存する保存手段と、前記保存手段に保存されている設定者ごとの処理条件と認識情報とを、設定履歴として保存する設定履歴保存手段と、前記画像処理側操作入力手段から入力された認識情報と前記保存手段及び前記設定履歴保存手段に保存されている認識情報とを比較して認証を行う認証手段とを備え、
    前記画像処理装置は、前記端末装置から認識情報が送信されてくると、まず、前記設定履歴保存手段に保存されている認識情報と送信されてきた前記認識情報とを前記認証手段にて比較し、一致する認識情報がある場合には、一致した認識情報に対応付けられて前記設定履歴保存手段に保存されている、処理条件が事前に入力された設定画面の情報を前記端末装置に送信することを特徴とする画像処理システム。
  2. 請求項1に記載の画像処理システムであって
    記端末装置は、前記画像処理装置から送信されてきた設定画面の情報を表示する表示手段を備え、前記表示手段に表示された設定画面に従って前記処理条件の設定が行われることを特徴とする画像形成システム。
  3. 請求項2に記載の画像処理システムであって、
    前記表示手段に表示される設定画面は、前記画像処理側操作入力手段に表示される設定画面の表示形態と同じ表示形態であることを特徴とする画像処理システム。
  4. 画像処理装置と端末装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続された画像処理システムであって、
    前記端末装置は、ユーザーからの操作入力を受け付ける端末側操作入力手段と、前記端末側操作入力手段の操作入力により前記画像処理装置での処理条件を設定する処理条件設定手段と、設定した前記処理条件を設定者の認識情報とともに前記サーバ装置に送信する送信手段とを備え、
    前記サーバ装置は、送信されてきた前記処理条件と設定者の認識情報とを保存する保存手段と、前記保存手段に保存されている設定者ごとの処理条件と認識情報とを、設定履歴として保存する設定履歴保存手段と、を備え、
    前記画像処理装置は、ユーザーからの操作入力を受け付ける画像処理側操作入力手段と、前記サーバ装置に保存されている前記処理条件と設定者の認識情報とを取得する取得手段と、前記画像処理側操作入力手段から入力された認識情報と前記取得手段にて取得した前記認識情報とを比較して認証を行う認証手段とを備え、
    前記画像処理装置は、前記端末装置から認識情報が送信されてくると、まず、前記サーバ装置の前記設定履歴保存手段に保存されている認識情報と送信されてきた前記認識情報とを前記認証手段にて比較し、一致する認識情報がある場合には、一致した認識情報に対応付けられて前記設定履歴保存手段に保存されている、処理条件を事前に入力した設定画面の情報を前記端末装置に送信することを特徴とする画像処理システム。
  5. 請求項に記載の画像処理システムであって
    記端末装置は、前記画像処理装置から送信されてきた設定画面の情報を表示する表示手段を備え、前記表示手段に表示された設定画面に従って前記処理条件の設定が行われることを特徴とする画像形成システム。
  6. 請求項に記載の画像処理システムであって、
    前記表示手段に表示される設定画面は、前記画像処理側操作入力手段に表示される設定画面の表示形態と同じ表示形態であることを特徴とする画像処理システム。
  7. 請求項またはに記載の画像処理システムであって、
    前記設定履歴保存手段は、処理条件と認識情報とを設定者ごとに複数件保存可能に設けられていることを特徴とする画像処理システム。
  8. 請求項に記載の画像処理システムであって、
    前記設定履歴保存手段に保存される複数件の処理条件は、前記画像処理装置の画像形成部でのコピーモード、ファックス送信部でのファックス送信モード、画像読取部での読み
    取りモードの各モードに対応した処理条件を含むことを特徴とする画像処理システム。
  9. 請求項1,4,7またはに記載の画像処理システムであって、
    前記設定履歴保存手段は、前記端末装置から送信されてきた処理条件及び認識情報に、前記設定履歴保存手段に保存する旨の指示情報が含まれている場合にのみ、前記処理条件及び認識情報を保存することを特徴とする画像処理システム。
  10. 請求項1からまでのいずれか1項に記載の画像処理システムであって、
    前記認識情報は、設定者に固有のID番号、設定者が設定したパスワード、設定者の名前の少なくとも1つ以上であることを特徴とする画像処理システム。
  11. 画像処理装置と端末装置とがネットワークを介して接続された画像処理システムにおける処理条件設定実施方法であって、
    前記端末装置の操作入力手段からユーザーによって入力された認識情報を前記画像処理装置に送信するステップと、
    認識情報を受信した前記画像処理装置が前記端末装置に対して処理条件の設定画面の情報を送信するステップと、
    送信されてきた設定画面を前記端末装置の表示手段に表示するステップと、
    表示された設定画面を用いて前記端末装置の操作入力手段からユーザーが設定入力した処理条件と認識情報とを前記画像処理装置に送信するステップと、
    送信されてきた処理条件と認識情報とを前記画像処理装置の保存手段に保存するステップと、
    前記保存手段に保存されている設定者ごとの処理条件と認識情報とを前記画像処理装置の設定履歴保存手段に設定履歴として保存するステップと、
    前記端末装置前記操作入力手段から認識情報が送信されてくると、前記画像処理装置では、まず送信されてきた前記認識情報と前記設定履歴保存手段に保存されている認識情報とを認証手段で比較して認証するステップと、
    前記認証手段での認証の結果、一致する認識情報がある場合には、一致した認識情報に対応付けられて前記設定履歴保存手段に保存されている、処理条件が事前に入力された設定画面の情報を前記端末装置に送信するステップと、
    前記端末装置が、送信されてきた処理条件が事前に入力された設定画面の情報を前記操作入力手段の表示画面に表示するステップと、
    を含むことを特徴とする処理条件設定実施方法。
  12. 画像処理装置と端末装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続された画像処理システムにおける処理条件設定実施方法であって、
    前記端末装置の操作入力手段からユーザーによって入力された認識情報を前記画像処理装置に送信するステップと、
    認識情報を受信した前記画像処理装置が前記端末装置に対して処理条件の設定画面の情報を送信するステップと、
    送信されてきた設定画面を前記端末装置の表示手段に表示するステップと、
    表示された設定画面を用いて前記端末装置の操作入力手段からユーザーが設定入力した処理条件と認識情報とを前記サーバ装置に送信するステップと、
    送信されてきた処理条件と認識情報とを前記サーバ装置の保存手段に保存するステップと、
    前記保存手段に保存されている設定者ごとの処理条件と認識情報とを前記サーバ装置の設定履歴保存手段に設定履歴として保存するステップと、
    前記端末装置前記操作入力手段から認識情報が送信されてくると、前記画像処理装置では、まず送信されてきた前記認識情報と前記サーバ装置の前記設定履歴保存手段に保存されている認識情報とを認証手段で比較して認証するステップと、
    前記認証手段での認証の結果、一致する認識情報がある場合には、一致した認識情報に対応付けられて前記設定履歴保存手段に保存されている、処理条件が事前に入力された設定画面の情報を前記サーバ装置から読み出して前記端末装置に送信するステップと、
    前記端末装置が、送信されてきた処理条件が事前に入力された設定画面の情報を前記操作入力手段の表示画面に表示するステップと、
    を含むことを特徴とする処理条件設定実施方法。
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