JP5696690B2 - タンデム式ベーン型圧縮機 - Google Patents
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Description
例えば、区画壁にハウジングに向けて突出する凸部を形成する場合が考えられるが、区画壁は、厚さが比較的薄い部材であるため、凸部を形成し難い場合がある。このため、ハウジングに凸部を形成した方が好ましい。そして、この凸部とハウジングとが圧入嵌合されることで、ハウジングと区画壁との固定を強固なものとすることができる。
この発明によれば、回転軸を介して区画壁に伝わった振動を緩衝部材によって緩和することができ、区画壁が振動してしまうことをさらに抑制することができる。
図1に示すように、圧縮機10のハウジング11は、金属材料製(本実施形態ではアルミニウム製)の有底円筒状をなすリヤハウジング12と、リヤハウジング12の開口端(図1の左端)に接合された金属材料製(本実施形態ではアルミニウム製)の有底円筒状をなすフロントハウジング13とから形成されている。ハウジング11内には回転軸23が収容されている。リヤハウジング12(ハウジング11)内には、シリンダブロックとしての第1シリンダブロック14及び第2シリンダブロック15が収容されている。すなわち、ハウジング11内には複数(本実施形態では二つ)のシリンダブロックが収容されている。第1シリンダブロック14及び第2シリンダブロック15は金属材料製(本実施形態ではアルミニウム製)であるとともに筒状をなしている。第1シリンダブロック14は、第2シリンダブロック15よりもフロントハウジング13側に配置されている。
車両エンジンが駆動して、回転軸23がクラッチKを介して回転すると、第1ロータ31及び第2ロータ32が同期して回転する。すると、外部冷媒回路から吸入ポート13aを介して吸入空間Saに冷媒ガスが吸入される。吸入空間Saに吸入された冷媒ガスは、吸入口16a及び第1吸入通路14aを介して吸入行程中の第1圧縮室21aに吸入されるとともに、吸入口16a、第1吸入通路14a、第1連絡通路17a及び第2吸入通路15aを介して吸入行程中の第2圧縮室22aに吸入される。
(1)リヤハウジング12に凸部51を形成し、この凸部51によってリヤハウジング12とセンタープレート17とを圧入嵌合した。よって、リヤハウジング12とセンタープレート17とが圧入嵌合されていない場合に比べると、リヤハウジング12とセンタープレート17との固定を強固なものとすることができる。よって、第1ロータ31及び第2ロータ32の回転に伴って、圧縮行程中の第1圧縮室21a及び第2圧縮室22aにおいて冷媒ガスが圧縮される際に生じる第1ロータ31及び第2ロータ32の振動が回転軸23を介してセンタープレート17に伝わったとしても、センタープレート17はリヤハウジング12に拘束されており、センタープレート17が振動してしまうことを抑制することができる。
○ 図6に示すように、センタープレート17の外周面17eにリヤハウジング12の内周面12eに向かって突出する凸部71を形成し、この凸部71によってリヤハウジング12とセンタープレート17とを圧入嵌合してもよい。
○ 実施形態において、リヤハウジング12の内周面12eに凸部を形成するとともに、センタープレート17の外周面17eにリヤハウジング12の内周面12eに向かって突出する凸部を形成し、両凸部の先端同士を圧入することで、リヤハウジング12とセンタープレート17とを圧入嵌合してもよい。
○ 実施形態において、シール部材61を削除してもよい。
○ 実施形態において、ハウジング11内に3つ以上のシリンダブロックを収容してもよい。そして、各シリンダブロックの間又は両端に回転軸23の軸方向に区画壁を配置するとともに、さらに、シリンダブロック及び区画壁によりハウジング内に複数のシリンダ室を形成し、各シリンダ室にロータを収容してもよい。この場合、複数の区画壁のうちのシリンダ室に挟まれた区画壁の少なくとも一つとハウジング11との間であって、区画壁及びハウジング11のうちの少なくとも一方に凸部が形成されており、この凸部によってハウジング11と区画壁とが圧入嵌合されていればよい。
(イ)前記緩衝部材はシール部材であることを特徴とする請求項3に記載のタンデム式ベーン型圧縮機。
Claims (4)
- ハウジング内に収容される回転軸と、
ハウジング内に収容される複数のシリンダブロックと、
前記複数のシリンダブロックの間又は両端に前記回転軸の軸方向に配置される複数の区画壁と、
前記シリンダブロック及び前記区画壁により前記ハウジング内に区画される複数のシリンダ室と、
各シリンダ室に収容されるとともにベーンが収容されるベーン溝が複数形成され、前記回転軸と共に回転するロータと、
前記ベーンによって前記シリンダ室内に形成されるとともに冷媒が圧縮される圧縮室と、を備え、
前記回転軸が前記区画壁に回転可能に支持されたタンデム式ベーン型圧縮機において、
前記複数の区画壁のうちの前記シリンダ室に挟まれた区画壁の少なくとも一つが前記ハウジングに圧入嵌合され、
前記回転軸は、前記ハウジングに圧入嵌合された区画壁を貫通していることを特徴とするタンデム式ベーン型圧縮機。 - 前記ハウジングには、前記区画壁に向けて突出する凸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のタンデム式ベーン型圧縮機。
- 前記区画壁と前記ハウジングとの間には緩衝部材が介在されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタンデム式ベーン型圧縮機。
- 前記ハウジングと圧入嵌合された区画壁と前記回転軸との間には第1軸受が介在されるとともに、前記シリンダブロックの両端に配置された区画壁と前記回転軸との間には第2軸受が介在されており、
前記第1軸受と前記回転軸とのクリアランスは、前記第2軸受と前記回転軸とのクリアランスよりも小さくなっていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のタンデム式ベーン型圧縮機。
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