JP5708571B2 - タンデム式ベーン型圧縮機 - Google Patents
タンデム式ベーン型圧縮機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5708571B2 JP5708571B2 JP2012138721A JP2012138721A JP5708571B2 JP 5708571 B2 JP5708571 B2 JP 5708571B2 JP 2012138721 A JP2012138721 A JP 2012138721A JP 2012138721 A JP2012138721 A JP 2012138721A JP 5708571 B2 JP5708571 B2 JP 5708571B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- back pressure
- valve
- vane
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Description
請求項2に記載の発明は、ハウジング内に収容される回転軸と、前記ハウジング内に収容される複数のシリンダブロックと、前記複数のシリンダブロックの間又は両端に前記回転軸の軸方向に配置される複数の区画壁と、前記シリンダブロック及び前記区画壁により前記ハウジング内に区画される複数のシリンダ室と、各シリンダ室に収容されるとともにベーンが収容されるベーン溝が複数形成され、前記回転軸と共に回転するロータと、前記ベーンの底面と前記ベーン溝とによって区画される背圧室と、を備えたタンデム式ベーン型圧縮機において、前記複数の区画壁のうちのいずれか一つであって、前記複数のシリンダブロックの間に位置する区画壁には、吐出圧領域に連通する弁室が形成されるとともに、前記弁室には、当該弁室を開閉する弁体と、前記弁室を開放する方向に前記弁体を付勢する付勢部とからなる開閉弁が設けられており、さらに、前記弁室から各ロータの背圧室に向けて分岐されるとともに前記弁室と各ロータの背圧室とを連通する連通通路を有し、前記吐出圧領域に存在する冷媒が前記弁室及び前記連通通路を介して各ロータの背圧室に導かれることを要旨とする。
図1に示すように、圧縮機10のハウジング11は、金属材料製(本実施形態ではアルミニウム製)の有底円筒状をなすリヤハウジング12と、リヤハウジング12の開口端(図1の左端)に接合された金属材料製(本実施形態ではアルミニウム製)の有底円筒状をなすフロントハウジング13とから形成されている。ハウジング11内には回転軸23が収容されている。リヤハウジング12(ハウジング11)内には、シリンダブロックとしての第1シリンダブロック14及び第2シリンダブロック15が収容されている。すなわち、ハウジング11内には複数(本実施形態では二つ)のシリンダブロックが収容されている。第1シリンダブロック14及び第2シリンダブロック15は金属材料製(本実施形態ではアルミニウム製)であるとともに筒状をなしている。第1シリンダブロック14は、第2シリンダブロック15よりもフロントハウジング13側に配置されている。
車両エンジンが駆動して、回転軸23がクラッチKを介して回転すると、第1ロータ31及び第2ロータ32が同期して回転する。すると、外部冷媒回路から吸入ポート13aを介して吸入空間Saに冷媒ガスが吸入される。吸入空間Saに吸入された冷媒ガスは、吸入口16a及び第1吸入通路14aを介して吸入行程中の第1圧縮室21aに吸入されるとともに、吸入口16a、第1吸入通路14a、第1連絡通路17a及び第2吸入通路15aを介して吸入行程中の第2圧縮室22aに吸入される。
(1)センタープレート17に、吐出圧領域である第2間隙K2に連通する弁室51を形成し、弁室51に、当該弁室51を開閉する弁体53と、弁室51を開放する方向に弁体53を付勢する付勢ばね54とからなる開閉弁50を設けた。さらに、センタープレート17に、弁室51から第1背圧室31c及び第2背圧室32cに向けて分岐されるとともに弁室51と第1背圧室31c及び第2背圧室32cとを連通する連通通路60を形成し、第2間隙K2に存在する冷媒ガスを弁室51及び連通通路60を介して第1背圧室31c及び第2背圧室32cに導くようにした。よって、圧縮機10の起動時において、付勢ばね54の付勢力が第2間隙K2の圧力に抗して、付勢ばね54が弁室51を開放する方向に弁体53を付勢する。そして、第2間隙K2に存在する冷媒ガスを、弁室51及び連通通路60を介して第1背圧室31c及び第2背圧室32cに導くことができる。その結果、一つの開閉弁50を搭載するだけで、圧縮機10の起動時において、第1ベーン31b及び第2ベーン32bを容易に第1シリンダブロック14の内周面及び第2シリンダブロック15の内周面に向けて飛び出させることができる。よって、第1シリンダ室21及び第2シリンダ室22に対応するように開閉弁をそれぞれ搭載する必要が無く、部品点数を極力抑えて圧縮機10が大型化してしまうことを抑制することができる。
○ 図4に示すように、弁室71をリヤサイドプレート18に形成してもよい。弁室71は、リヤサイドプレート18における吐出室12a側の端面の一部を径方向に切り欠いた切欠部72と、ケース40aの側壁401aとにより区画されている。弁室71は吐出室12aに連通している。弁室71内には、弁体53及び付勢ばね54からなる開閉弁50が収容されている。弁体53は、ケース40aの側壁401aと当接することで、弁室71から飛び出してしまうことが防止されている。
○ 実施形態において、弁体53は、例えば、板状であってもよく、弁体53の形状は特に限定されるものではない。
Claims (4)
- ハウジング内に収容される回転軸と、
前記ハウジング内に収容される複数のシリンダブロックと、
前記複数のシリンダブロックの間又は両端に前記回転軸の軸方向に配置される複数の区画壁と、
前記シリンダブロック及び前記区画壁により前記ハウジング内に区画される第1シリンダ室及び第2シリンダ室と、
前記第1シリンダ室及び第2シリンダ室に収容されるとともにベーンが収容されるベーン溝が複数形成され、前記回転軸と共に回転するロータと、
前記第1シリンダ室において、前記ベーンの底面と前記ベーン溝とによって区画される第1背圧室と、
前記第2シリンダ室において、前記ベーンの底面と前記ベーン溝とによって区画される第2背圧室と、を備えたタンデム式ベーン型圧縮機において、
前記複数の区画壁のうちのいずれか一つには、吐出圧領域に連通する弁室が形成されるとともに、前記弁室には、当該弁室を開閉する弁体と、前記弁室を開放する方向に前記弁体を付勢する付勢部とからなる開閉弁が設けられており、
さらに、前記弁室から前記第1背圧室及び前記第2背圧室に向けて分岐されるとともに前記弁室と前記第1背圧室及び前記第2背圧室とを連通する連通通路を有し、
前記吐出圧領域に存在する冷媒が前記弁室及び前記連通通路を介して前記第1背圧室及び前記第2背圧室に導かれることを特徴とするタンデム式ベーン型圧縮機。 - ハウジング内に収容される回転軸と、
前記ハウジング内に収容される複数のシリンダブロックと、
前記複数のシリンダブロックの間又は両端に前記回転軸の軸方向に配置される複数の区画壁と、
前記シリンダブロック及び前記区画壁により前記ハウジング内に区画される複数のシリンダ室と、
各シリンダ室に収容されるとともにベーンが収容されるベーン溝が複数形成され、前記回転軸と共に回転するロータと、
前記ベーンの底面と前記ベーン溝とによって区画される背圧室と、を備えたタンデム式ベーン型圧縮機において、
前記複数の区画壁のうちのいずれか一つであって、前記複数のシリンダブロックの間に位置する区画壁には、吐出圧領域に連通する弁室が形成されるとともに、前記弁室には、当該弁室を開閉する弁体と、前記弁室を開放する方向に前記弁体を付勢する付勢部とからなる開閉弁が設けられており、
さらに、前記弁室から各ロータの背圧室に向けて分岐されるとともに前記弁室と各ロータの背圧室とを連通する連通通路を有し、
前記吐出圧領域に存在する冷媒が前記弁室及び前記連通通路を介して各ロータの背圧室に導かれることを特徴とするタンデム式ベーン型圧縮機。 - 前記弁室には押さえ部材が取り付けられており、
前記押さえ部材には、前記付勢部によって前記弁室を開放する方向に付勢された前記弁体が当接可能になっていることを特徴とする請求項2に記載のタンデム式ベーン型圧縮機。 - 前記吐出圧領域を形成する吐出室、及び前記複数のシリンダ室が前記回転軸の軸方向に並んで配置されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のタンデム式ベーン型圧縮機。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012138721A JP5708571B2 (ja) | 2012-06-20 | 2012-06-20 | タンデム式ベーン型圧縮機 |
BRBR102013015326-5A BR102013015326A2 (pt) | 2012-06-20 | 2013-06-18 | Compressor de palhetas em tandem |
CN201310244550.3A CN103511268B (zh) | 2012-06-20 | 2013-06-19 | 串列式叶片压缩机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012138721A JP5708571B2 (ja) | 2012-06-20 | 2012-06-20 | タンデム式ベーン型圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014001710A JP2014001710A (ja) | 2014-01-09 |
JP5708571B2 true JP5708571B2 (ja) | 2015-04-30 |
Family
ID=49894538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012138721A Expired - Fee Related JP5708571B2 (ja) | 2012-06-20 | 2012-06-20 | タンデム式ベーン型圧縮機 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5708571B2 (ja) |
CN (1) | CN103511268B (ja) |
BR (1) | BR102013015326A2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6350576B2 (ja) * | 2016-03-31 | 2018-07-04 | 株式会社豊田自動織機 | ベーン型圧縮機 |
JP2019065771A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 株式会社豊田自動織機 | ベーン型圧縮機 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0264780U (ja) * | 1988-11-04 | 1990-05-15 | ||
JPH03118294U (ja) * | 1990-03-20 | 1991-12-06 | ||
JP2903423B2 (ja) * | 1990-05-28 | 1999-06-07 | ヤマハ発動機株式会社 | エンジン駆動式熱ポンプ装置 |
JP4350107B2 (ja) * | 2006-06-26 | 2009-10-21 | 三洋電機株式会社 | 多段圧縮式ロータリコンプレッサ |
KR20090047874A (ko) * | 2007-11-08 | 2009-05-13 | 엘지전자 주식회사 | 로터리식 2단 압축기 |
JP5360709B2 (ja) * | 2008-08-29 | 2013-12-04 | 東芝キヤリア株式会社 | 密閉型圧縮機と冷凍サイクル装置 |
CN102132046B (zh) * | 2008-08-29 | 2014-08-06 | 东芝开利株式会社 | 密闭型压缩机、双汽缸旋转式压缩机和制冷循环装置 |
-
2012
- 2012-06-20 JP JP2012138721A patent/JP5708571B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2013
- 2013-06-18 BR BRBR102013015326-5A patent/BR102013015326A2/pt not_active Application Discontinuation
- 2013-06-19 CN CN201310244550.3A patent/CN103511268B/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014001710A (ja) | 2014-01-09 |
CN103511268A (zh) | 2014-01-15 |
CN103511268B (zh) | 2017-04-12 |
BR102013015326A2 (pt) | 2015-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5707336B2 (ja) | 圧縮機 | |
JP5879010B2 (ja) | 気体圧縮機 | |
JP2010031759A (ja) | ベーン圧縮機 | |
JP5120721B2 (ja) | ベーン型圧縮機 | |
JP5708571B2 (ja) | タンデム式ベーン型圧縮機 | |
JP5430393B2 (ja) | ベーン型圧縮機 | |
JP6428200B2 (ja) | 電動圧縮機 | |
JP2017180285A (ja) | 圧縮機 | |
JP2014167290A (ja) | ベーン型圧縮機 | |
JP6238726B2 (ja) | 圧縮機 | |
JP5751215B2 (ja) | タンデム式ベーン型圧縮機 | |
JP5585617B2 (ja) | タンデム式ベーン型圧縮機 | |
JP2018105228A (ja) | ベーン型圧縮機の給油構造 | |
JP4185722B2 (ja) | 気体圧縮機 | |
JP2019100234A (ja) | ベーン型圧縮機 | |
JP6098265B2 (ja) | 圧縮機 | |
JP5696690B2 (ja) | タンデム式ベーン型圧縮機 | |
JP6927357B1 (ja) | 遠心分離式の油分離器 | |
JP2015190418A (ja) | 圧縮機 | |
JP4185723B2 (ja) | 気体圧縮機 | |
JP5878970B1 (ja) | 気体圧縮機 | |
JP2003201980A (ja) | 気体圧縮機 | |
JP5826709B2 (ja) | 気体圧縮機 | |
JP5826708B2 (ja) | 気体圧縮機 | |
WO2016129334A1 (ja) | 気体圧縮機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131001 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140624 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140825 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150203 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150216 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5708571 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |