JP5696464B2 - 摩擦補償方法、モータ制御方法、摩擦補償装置、及びモータ制御装置 - Google Patents
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Description
あらかじめ複数の温度別に測定された、制御対象の速度又は角速度と駆動電流値とに基づいて、前記複数の温度別に、前記速度又は角速度と前記駆動電流値との関係を表わす関係式を導出し、
前記温度別の関係式に基づき、前記関係式の中の前記速度又は角速度に依存する第1の項の係数として、温度を変数とする第1の関数を算出し、
前記温度別の関係式に基づき、前記関係式の中の第2の項として、温度を変数とする第2の関数を算出し、
前記関係式、前記第1の関数、及び前記第2の関数に基づいて、速度又は角速度と、温度とを変数とする摩擦損失推定関数を導出し、
ある時刻の前記制御対象の速度又は角速度と、前記制御対象の温度を取得し、
前記摩擦損失推定関数に、前記ある時刻の前記速度又は角速度と前記温度とを入力して摩擦補償値を算出する、
ことを特徴とする。
あらかじめ複数の異なる温度で取得したモータの角速度と駆動電流値とに基づいて、前記複数の温度別に、前記角速度と前記駆動電流との関係を表わす関係式を導出し、
前記温度別の関係式に基づいて、前記関係式の中の前記角速度に依存する項の係数として、温度を変数とする第1の関数を算出し、
前記温度別の関係式に基づいて、前記関係式の中の定数項として、温度を変数とする第2の関数を算出し、
前記関係式、前記第1の関数、及び前記第2の関数に基づいて、角速度と温度とを変数とする摩擦損失推定関数を導出し、
ある時刻の前記モータの角速度と温度とを取得し、
前記ある時刻の前記モータの前記角度及び前記温度を、前記摩擦損失推定関数に入力して摩擦損失補償値を算出し、
前記摩擦損失補値を、制御指令値に基づくモータ駆動値に加算して前記モータを駆動する、
ことを特徴とする。
あらかじめ複数の温度別に測定された制御対象の速度又は角速度と駆動電流値との関係を表わす関係式に基づいて導出された摩擦損失推定関数であって、前記速度又は角速度に依存する第1の項の係数として温度を変数とする第1の関数と、第2の項として温度を変数とする第2の関数を含む前記摩擦損失推定関数を保持する関数保持部と、
ある時刻における前記制御対象の速度又は角速度と、温度とを受け取る入力部と、
前記入力された速度又は角速度と前記温度とに基づいて、前記第1の項を計算して粘性抵抗補償値を算出する粘性抵抗補償演算部と、
前記入力された速度又は角速度と前記温度とに基づいて、前記第2の項を計算してクーロン摩擦補償値を算出するクーロン摩擦補償演算部と、
前記粘性抵抗補償値と前記クーロン摩擦補償値とを合算して摩擦損失補償電流を算出する加算器と、
を備える。
指令値に基づいてモータを制御する制御器と、
前記モータの角速度と温度とに基づいて、前記モータの摩擦損失を補償する摩擦補償装置と、
を含み、
前記摩擦補償装置は、
前記モータの角速度と駆動電流値との関係を表わす温度別の関係式に基づいて導出され、前記角速度に依存する第1の項の係数として温度を変数とする第1の関数と、第2の項として温度を変数とする第2の関数とを含む摩擦損失補償関数を保持する関数保持部と、
ある時刻の前記モータの角速度と、温度とを受け取る入力部と、
前記入力された角速度と前記温度とに基づいて、前記第1の項を計算して粘性抵抗補償値を算出する粘性抵抗補償演算部と、
前記入力された角速度と前記温度とに基づいて、前記第2の項を計算してクーロン摩擦補償値を算出するクーロン摩擦補償演算部と、
前記粘性抵抗補償値と前記クーロン摩擦補償値とを合算して摩擦損失補償値を出力する加算器と、
を備え、
前記加算器の出力は前記制御器の出力に接続されている。
(付記1)
あらかじめ複数の温度別に測定された、制御対象の速度又は角速度と駆動電流値とに基づいて、前記複数の温度別に、前記速度又は角速度と前記駆動電流値との関係を表わす関係式を導出し、
前記温度別の関係式に基づき、前記関係式の中の前記速度又は角速度に依存する第1の項の係数として、温度を変数とする第1の関数を算出し、
前記温度別の関係式に基づき、前記関係式の中の第2の項として、温度を変数とする第2の関数を算出し、
前記関係式、前記第1の関数、及び前記第2の関数に基づいて、速度又は角速度と、温度とを変数とする摩擦損失推定関数を導出し、
ある時刻の前記制御対象の速度又は角速度と、前記制御対象の温度を取得し、
前記摩擦損失推定関数に、前記ある時刻の前記速度又は角速度と前記温度とを入力して摩擦補償値を算出する、
ことを特徴とする摩擦補償方法。
(付記2)
あらかじめ複数の温度別に測定された、前記制御対象において静止摩擦から動摩擦に遷移するときの遷移駆動電流値に基づき、温度を変数とする静止摩擦補償関数を導出し、
前記ある時刻の前記制御対象の速度又は角速度に応じて、前記静止摩擦補償関数から求められる静止摩擦補償値と、前記摩擦損失推定関数から求められる前記摩擦補償値を選択的に切り替えて出力することを特徴とする付記1に記載の摩擦補償方法。
(付記3)
前記ある時刻の前記制御対象の速度又は角速度が、所定の遷移速度又は遷移角速度以下である場合に、前記静止摩擦補償値を出力する、
ことを特徴とする付記2に記載の摩擦補償方法。
(付記4)
前記ある時刻の前記制御対象の速度又は角速度は、前記ある時刻の前記制御対象の応答値、または前記ある時刻の前記制御対象に対する指令値であることを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載の摩擦補償方法。
(付記5)
前記第1の関数は、前記摩擦損失推定関数の傾きを表わす係数であることを特徴とする付記1〜4のいずれかに記載の摩擦補償方法
(付記6)
前記第1の関数は、温度に依存する粘性抵抗を表わすことを特徴とする付記1〜5のいずれかに記載の摩擦補償方法。
(付記7)
前記第2の関数は、クーロン摩擦を表わすことを特徴とする付記1〜5のいずれかに記載の摩擦補償方法。
(付記8)
前記ある時刻の前記温度は、前記制御対象の摺動部近傍で測定された温度であることを特徴とする付記1〜7のいずれかに記載の摩擦補償方法。
(付記9)
あらかじめ複数の異なる温度で取得したモータの角速度と駆動電流値とに基づいて、前記複数の温度別に、前記角速度と前記駆動電流との関係を表わす関係式を導出し、
前記温度別の関係式に基づいて、前記関係式の中の前記角速度に依存する項の係数として、温度を変数とする第1の関数を算出し、
前記温度別の関係式に基づいて、前記関係式の中の定数項として、温度を変数とする第2の関数を算出し、
前記関係式、前記第1の関数、及び前記第2の関数に基づいて、角速度と温度とを変数とする摩擦損失推定関数を導出し、
ある時刻の前記モータの角速度と温度とを取得し、
前記ある時刻の前記モータの前記角度及び前記温度を、前記摩擦損失推定関数に入力して摩擦損失補償値を算出し、
前記摩擦損失補値を、制御指令値に基づくモータ駆動値に加算して前記モータを駆動する、
ことを特徴とするモータ制御方法。
(付記10)
複数の温度別に測定された、静止摩擦から動摩擦に遷移するときの前記モータの遷移駆動電流値に基づき、温度を変数とする静止摩擦補償関数を導出し、
前記ある時刻の前記モータの角速度に応じて、前記静止摩擦補償関数から求められる静止摩擦補償値と、前記摩擦損失推定関数から求められる前記摩擦損失補償値とを選択的に切り替えて出力する
工程をさらに含むことを特徴とする付記9に記載のモータ制御方法。
(請求項11)
前記ある時刻の前記モータの角速度が、所定の遷移角速度以下である場合に、前記静止摩擦補償値を出力し、
前記静止摩擦補償値を、前記制御指令値に基づく前記モータ駆動値に加算して前記モータを駆動する、
ことを特徴とする付記10に記載のモータ制御方法。
(付記12)
あらかじめ複数の温度別に測定された制御対象の速度又は角速度と駆動電流値との関係を表わす関係式に基づいて導出された摩擦損失推定関数であって、前記速度又は角速度に依存する第1の項の係数として温度を変数とする第1の関数と、第2の項として温度を変数とする第2の関数を含む前記摩擦損失推定関数を保持する関数保持部と、
ある時刻における前記制御対象の速度又は角速度と、温度とを受け取る入力部と、
前記入力された速度又は角速度と前記温度とに基づいて、前記第1の項を計算して粘性抵抗補償値を算出する粘性抵抗補償演算部と、
前記入力された速度又は角速度と前記温度とに基づいて、前記第2の項を計算してクーロン摩擦補償値を算出するクーロン摩擦補償演算部と、
前記粘性抵抗補償値と前記クーロン摩擦補償値とを合算して摩擦損失補償電流を算出する加算器と、
を備えることを特徴とする摩擦補償装置。
(付記13)
前記関数保持部は、複数の温度別の静止摩擦から動摩擦への遷移駆動電流値に基づいて導出された、温度を変数とする静止摩擦補償関数をさらに保持し、
前記摩擦補償装置は、
前記ある時刻における前記制御対象の温度、速度又は角速度、及び前記静止摩擦補償関数に基づいて、静止摩擦補償値を計算する静止摩擦補償演算部と、
前記ある時刻における前記制御対象の速度又は角速度に応じて、前記静止摩擦補償演算部の出力と、前記加算器の出力とを、選択的に切り替える切替部と、
をさらに備えることを特徴とする付記12に記載の摩擦補償装置。
(付記14)
前記切替部は、前記ある時刻における前記制御対象の速度又は角速度が、所定の遷移速度又は遷移角速度以下である場合に、前記静止摩擦補償電流値を出力する、
ことを特徴とする付記13に記載の摩擦補償装置。
(付記15)
指令値に基づいてモータを制御する制御器と、
前記モータの角速度と温度とに基づいて、前記モータの摩擦損失を補償する摩擦補償装置と、
を含み、
前記摩擦補償装置は、
前記モータの角速度と駆動電流値との関係を表わす温度別の関係式に基づいて導出され、前記角速度に依存する第1の項の係数として温度を変数とする第1の関数と、第2の項として温度を変数とする第2の関数とを含む摩擦損失補償関数を保持する関数保持部と、
ある時刻の前記モータの角速度と、温度とを受け取る入力部と、
前記入力された角速度と前記温度とに基づいて、前記第1の項を計算して粘性抵抗補償値を算出する粘性抵抗補償演算部と、
前記入力された角速度と前記温度とに基づいて、前記第2の項を計算してクーロン摩擦補償値を算出するクーロン摩擦補償演算部と、
前記粘性抵抗補償値と前記クーロン摩擦補償値とを合算して摩擦損失補償値を出力する加算器と、
を備え、
前記加算器の出力は前記制御器の出力に接続されていることを特徴とするモータ制御装置。
(付記16)
前記関数保持部は、前記モータの複数の温度別の静止摩擦から動摩擦への遷移駆動電流値に基づいてあらかじめ導出された温度を変数とする静止摩擦補償関数をさらに保持し、
前記摩擦補償装置は、
前記ある時刻の前記モータの前記角速度、前記温度、及び前記静止摩擦補償関数に基づいて、静止摩擦補償値を計算する静止摩擦補償演算部と、
前記ある時刻の前記モータの前記角速度に応じて、前記静止摩擦補償演算部の出力と、前記加算器の出力とを、選択的に切り替える切替部と、
をさらに備えることを特徴とする付記15に記載のモータ制御装置。
(付記17)
前記モータの応答は、前記ある時刻の角速度として、前記摩擦補償装置に入力され、
前記粘性抵抗補償演算部と、前記クーロン摩擦補償演算部は、前記入力された応答に基づいて、前記粘性抵抗補償値と、前記クーロン摩擦補償値をそれぞれ算出することを特徴とする付記15又は16に記載のモータ制御装置。
(付記18)
前記モータに対する指令は、前記ある時刻の角速度として、前記摩擦補償装置に入力され、
前記粘性抵抗補償演算部と、前記クーロン摩擦補償演算部は、前記入力された指令に基づいて、前記粘性抵抗補償値と、前記クーロン摩擦補償値をそれぞれ算出することを特徴とする付記15又は16に記載のモータ制御装置。
(付記19)
前記モータの摺動部近傍に配置される温度センサ、
をさらに備え、前記温度センサの出力は、前記摩擦補償装置の入力に接続されることを特徴とする付記15〜18のいずれかに記載のモータ制御装置。
11 制御対象(モータ)
12 制御器
15 センサ(位置/角度センサ)
20 摩擦補償装置
21 摩擦損失推定部
22、122 関数保持部
23 温度センサ
24、124 粘性抵抗補償演算部
25、125 クーロン摩擦補償演算部
27 微分回路
28 加算器
126 静止摩擦補償演算部
127 静止摩擦/動摩擦切替部
Claims (12)
- あらかじめ複数の温度別に測定された、制御対象の速度又は角速度と駆動電流値とに基づいて、前記複数の温度別に、前記速度又は角速度と前記駆動電流値との関係を表わす関係式を導出し、
前記温度別の関係式に基づき、前記関係式の中の前記速度又は角速度に依存する第1の項の係数として、温度を変数とする第1の関数を第1近似式として算出し、
前記温度別の関係式に基づき、前記関係式の中の第2の項として、温度を変数とする第2の関数を第2近似式として算出し、
前記関係式、前記第1の関数、及び前記第2の関数に基づいて、速度又は角速度と、温度とを変数とする摩擦損失推定関数を導出し、
ある時刻の前記制御対象の速度又は角速度と、前記制御対象の温度を取得し、
前記摩擦損失推定関数に、前記ある時刻の前記速度又は角速度と前記温度とを入力して摩擦補償値を算出する、
ことを特徴とする摩擦補償方法。 - あらかじめ複数の温度別に測定された、前記制御対象において静止摩擦から動摩擦に遷移するときの遷移駆動電流値に基づき、温度を変数とする静止摩擦補償関数を導出し、
前記ある時刻の前記制御対象の速度又は角速度に応じて、前記静止摩擦補償関数から求められる静止摩擦補償値と、前記摩擦損失推定関数から求められる前記摩擦補償値を選択的に切り替えて出力することを特徴とする請求項1に記載の摩擦補償方法。 - 前記第1近似式として温度を変数とする指数関数を算出し、
前記第2近似式として温度を変数とする二次関数を算出することを特徴とする請求項1に記載の摩擦補償方法。 - あらかじめ複数の異なる温度で取得したモータの角速度と駆動電流値とに基づいて、前記複数の温度別に、前記角速度と前記駆動電流との関係を表わす関係式を導出し、
前記温度別の関係式に基づいて、前記関係式の中の前記角速度に依存する項の係数として、温度を変数とする第1の関数を第1近似式として算出し、
前記温度別の関係式に基づいて、前記関係式の中の定数項として、温度を変数とする第2の関数を第2近似式として算出し、
前記関係式、前記第1の関数、及び前記第2の関数に基づいて、角速度と温度とを変数とする摩擦損失推定関数を導出し、
ある時刻の前記モータの角速度と温度とを取得し、
前記ある時刻の前記モータの前記角度及び前記温度を、前記摩擦損失推定関数に入力して摩擦損失補償値を算出し、
前記摩擦損失補値を、制御指令値に基づくモータ駆動値に加算して前記モータを駆動する、
ことを特徴とするモータ制御方法。 - 複数の温度別に測定された、静止摩擦から動摩擦に遷移するときの前記モータの遷移駆動電流値に基づき、温度を変数とする静止摩擦補償関数を導出し、
前記ある時刻の前記モータの角速度に応じて、前記静止摩擦補償関数から求められる静止摩擦補償値と、前記摩擦損失推定関数から求められる前記摩擦損失補償値とを選択的に切り替えて出力する
工程をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のモータ制御方法。 - 前記第1近似式として温度を変数とする指数関数を算出し、
前記第2近似式として温度を変数とする二次関数を算出することを特徴とする請求項4に記載のモータ制御方法。 - あらかじめ複数の温度別に測定された制御対象の速度又は角速度と駆動電流値との関係を表わす関係式に基づいて導出された摩擦損失推定関数であって、前記速度又は角速度に依存する第1の項の係数として第1近似式で表される温度を変数とする第1の関数と、第2の項として第2近似式で表される温度を変数とする第2の関数を含む前記摩擦損失推定関数を保持する関数保持部と、
ある時刻における前記制御対象の速度又は角速度と、温度とを受け取る入力部と、
前記入力された速度又は角速度と前記温度とに基づいて、前記第1の項を計算して粘性抵抗補償値を算出する粘性抵抗補償演算部と、
前記入力された速度又は角速度と前記温度とに基づいて、前記第2の項を計算してクーロン摩擦補償値を算出するクーロン摩擦補償演算部と、
前記粘性抵抗補償値と前記クーロン摩擦補償値とを合算して摩擦損失補償電流を算出する加算器と、
を備えることを特徴とする摩擦補償装置。 - 前記関数保持部は、複数の温度別の静止摩擦から動摩擦への遷移駆動電流値に基づいて導出された、温度を変数とする静止摩擦補償関数をさらに保持し、
前記摩擦補償装置は、
前記ある時刻における前記制御対象の温度、速度又は角速度、及び前記静止摩擦補償関数に基づいて、静止摩擦補償値を計算する静止摩擦補償演算部と、
前記ある時刻における前記制御対象の速度又は角速度に応じて、前記静止摩擦補償演算部の出力と、前記加算器の出力とを、選択的に切り替える切替部と、
をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の摩擦補償装置。 - 前記第1近似式で表される前記第1の関数は指数関数であり、
前記第2近似式で表される前記第2の関数は二次関数であることを特徴とする請求項7に記載の摩擦補償装置。 - 指令値に基づいてモータを制御する制御器と、
前記モータの角速度と温度とに基づいて、前記モータの摩擦損失を補償する摩擦補償装置と、
を含み、
前記摩擦補償装置は、
前記モータの角速度と駆動電流値との関係を表わす温度別の関係式に基づいて導出され、前記角速度に依存する第1の項の係数として第1近似式で表される温度を変数とする第1の関数と、第2の項として第2近似式で表される温度を変数とする第2の関数とを含む摩擦損失補償関数を保持する関数保持部と、
ある時刻の前記モータの角速度と、温度とを受け取る入力部と、
前記入力された角速度と前記温度とに基づいて、前記第1の項を計算して粘性抵抗補償値を算出する粘性抵抗補償演算部と、
前記入力された角速度と前記温度とに基づいて、前記第2の項を計算してクーロン摩擦補償値を算出するクーロン摩擦補償演算部と、
前記粘性抵抗補償値と前記クーロン摩擦補償値とを合算して摩擦損失補償値を出力する加算器と、
を備え、
前記加算器の出力は前記制御器の出力に接続されていることを特徴とするモータ制御装置。 - 前記関数保持部は、前記モータの複数の温度別の静止摩擦から動摩擦への遷移駆動電流値に基づいてあらかじめ導出された温度を変数とする静止摩擦補償関数をさらに保持し、
前記摩擦補償装置は、
前記ある時刻の前記モータの前記角速度、前記温度、及び前記静止摩擦補償関数に基づいて、静止摩擦補償値を計算する静止摩擦補償演算部と、
前記ある時刻の前記モータの前記角速度に応じて、前記静止摩擦補償演算部の出力と、前記加算器の出力とを、選択的に切り替える切替部と、
をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載のモータ制御装置。 - 前記第1近似式で表される前記第1の関数は指数関数であり、
前記第2近似式で表される前記第2の関数は二次関数であることを特徴とする請求項10に記載のモータ制御装置。
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