JP5695352B2 - 印捺物の製造方法、捺染物の製造方法、印捺物の製造装置、及び、捺染物の製造装置 - Google Patents
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Description
本実施形態の基材17は、電気的絶縁性を有し、かつ染色可能な材料であって平滑な表面又は凹凸が存在する表面を有するものである。基材17としては、例えば、布帛、紙、プラスチックフィルム、プラスチックシートを挙げることができる。基材17は、表面に凹凸を有することが好ましい。基材17がプラスチックフィルムやプラスチックシートからなる場合、基材17の表面に、エンボス加工等により凹凸が形成されていてもよい。基材17の表面の凹凸の程度は特に限定されないが、最大厚みに対する最小厚みの割合が50%以下であってもよいし、例えば、メッシュ状の布帛のような当該割合が略0%のものであってもよい。
上述のように本実施形態において現像装置23Y,23M,23C,23Kが保持する乾式トナーは、染料成分とバインダ樹脂とを含有している。
上述のように、印捺物を製造する工程S3は、付着工程S31、転写工程S33、及び、付着強度向上工程S35を含んでいる。
本工程においては、以下のように、乾式トナー粒子80を中間転写ベルト13に静電的に付着させる。本実施形態においては、以下のように電子写真方式によって、乾式トナー粒子80を中間転写ベルト13に静電的に付着させる。
次に、転写工程S33が行われる。上述のように、転写工程S33は、第1除電工程S331、第2除電工程S333、配置工程S334、及び、飛翔工程S335を含んでいる。
これらの工程においては、2つのプーリ71,73によって搬送ベルト15を駆動させながら、第1除電装置81によって搬送ベルト15の表面の除電を行い、第2除電装置83によって搬送ベルト15の裏面の除電を行う。第1除電装置81及び第2除電装置83としては、それぞれ例えば交流式除電装置を用いることができる。
そして、これらの工程の他、洗浄部75による洗浄、乾燥部77による乾燥、及び、粘着剤供給部79による粘着剤の付与を搬送ベルト15に対して行う。その後、搬送ベルト15を駆動させてプーリ73を経由させた後、表面に基材17を固定する。そして、さらに搬送ベルト15を駆動させることにより、基材17を転写部65の近傍、即ち、逆バイアス転写ローラ61と二次転写ローラ63との間まで移動させる。
本工程では、以下のように、所定の形状で中間転写ベルト13に付着した乾式トナー粒子80を、基材17に転写する。
乾式トナー粒子80が転写された基材17は、搬送ベルト15によって、付着装置85の近傍に搬送される。そして、付着装置85によって、乾式トナー粒子80の基材17に対する付着強度を向上させる処理が行われる。
付着強度向上工程S35が行われた基材17は、搬送ベルト15によって染色部103の近傍に搬送される。そして、染色部103によって、乾式トナー粒子80中の染料成分によって基材17を染色する処理が行われる。染色部103としては、例えば、過熱蒸気を基材17に与える装置を用いることができる。
染色処理が行われた基材17は、搬送ベルト15によってバインダ樹脂除去部105の近傍に搬送される。そして、バインダ樹脂除去部105によって、乾式トナー粒子80中のバインダ樹脂を除去する処理が行われる。バインダ樹脂除去部105としては、例えば、浴中でのアルカリ水溶液(例えば、所定濃度に調製された苛性ソーダ水溶液等)による洗浄や水による洗浄等のソーピング処理を行う装置を用いることができる。染色後にバインダ樹脂が除去されると、最終的に得られる捺染物の風合いが向上するだけでなく、摩擦堅牢度および耐洗濯特性にも優れることとなる。
また、上述のような本実施形態に係る捺染物の製造装置110によれば、上述のような印捺物の製造装置100を備えているため、乾式トナー粒子80を基材17に転写する際の転写性が向上する。
Claims (14)
- 染料が印捺された基材からなる印捺物の製造方法であって、
染料成分とバインダ樹脂とを含有する少なくとも1種の乾式トナーを帯電体に静電的に付着させる付着工程と、
前記乾式トナーを前記帯電体から前記基材に転写する転写工程と、を備え、
前記転写工程は、
前記帯電体の前記基材側とは反対側に設けられた電界印加部によって、前記帯電体に付着した前記乾式トナーが電気的な斥力を受けるように当該乾式トナーに電界を印加することにより、当該乾式トナーを前記帯電体から前記基材に向かって飛翔させる飛翔工程を有することを特徴とする方法。 - 前記飛翔工程では、前記乾式トナーと前記基材との間に間隙が設けられた状態、又は、前記帯電体が前記乾式トナーを前記基材に対して押圧しない状態で、前記乾式トナーに前記電界を印加することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記転写工程後に、前記乾式トナーの前記基材に対する付着強度を向上させる付着強度向上工程をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
- 前記付着強度向上工程では、前記基材に非接触な加熱手段を用いて、前記乾式トナーを前記バインダ樹脂のガラス転移以上、融点未満の温度に加熱することによって、前記乾式トナーの前記基材に対する付着強度を向上させることを特徴とする請求項3に記載の方法。
- 前記飛翔工程では、定電流源によって、前記乾式トナーに印加される前記電界を発生させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記転写工程は、
前記基材を基材搬送部の表面に配置する配置工程と、
前記基材搬送部の前記表面の除電を行う第1除電工程と、
前記基材搬送部の裏面の除電を行う第2除電工程と、をさらに有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法によって、前記印捺物を製造する工程と、
前記乾式トナー中の前記染料成分によって前記基材を染色する染色工程と、を備えることを特徴とする捺染物の製造方法。 - 染料が印捺された基材からなる印捺物の製造装置であって、
前記基材が配置される表面を有する基材搬送部と、
染料成分とバインダ樹脂とを含有する少なくとも1種の乾式トナーを静電的に保持する帯電体と、
前記乾式トナーを前記帯電体から前記基材に転写する転写部と、を備え、
前記転写部は、電気的な斥力によって前記乾式トナーを前記帯電体から前記基材に向かって飛翔させるように、当該乾式トナーに電界を印加する電界印加部を有し、前記電界印加部は、前記帯電体の前記基材側とは反対側に設けられている、ことを特徴とする装置。 - 前記転写部は、前記乾式トナーと前記基材との間に間隙が設けられた状態、又は、前記帯電体が前記乾式トナーを前記基材に対して押圧しない状態で、前記乾式トナーに前記電界を印加することを特徴とする請求項8に記載の装置。
- 前記転写部は、定電流源を有し、当該定電流源によって前記乾式トナーに印加される前記電界を発生させることを特徴とする請求項8又は9に記載の装置。
- 前記基材搬送部の前記表面を除電するための第1除電装置と、
前記基材搬送部の裏面を除電するための第2除電装置と、をさらに備えることを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の装置。 - 前記乾式トナーの前記基材に対する付着強度を向上させる付着装置であって、前記転写部よりも前記基材搬送部による搬送方向下流側に設けられた前記付着装置をさらに備えることを特徴とする請求項8〜11のいずれか一項に記載の装置。
- 前記付着装置は、前記基材に非接触な状態で、前記乾式トナーを前記バインダ樹脂のガラス転移以上、融点未満の温度に加熱することを特徴とする請求項12に記載の装置。
- 請求項12又は13に記載の装置と、
前記乾式トナー中の前記染料成分によって前記基材を染色する染色部であって、前記付着装置よりも前記基材の前記搬送部による搬送方向下流側に設けられた前記染色部と、を備えることを特徴とする捺染物の製造装置。
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