JP5694079B2 - 送信装置および送信方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、送信装置および送信方法に関する。
2.4GHz帯のようなISM(Industry-Science-Medical)バンドでは、様々な産業機器による利用がなされており、無線通信を行う通信装置にとって、これら産業機器から発生される電磁波が無線通信に対する干渉となる場合がある。干渉源の中には周期性を持つ電磁波があり、この電磁波の周期性を検知し、検知結果に基づき干渉の影響を受けないよう無線通信を行う方法が考えられる。
周期性を持つ干渉源の例として、電子レンジにより2.4GHz帯で広帯域に放射される不要電波がある。また、周期性を持つ干渉源の別の例として、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11b規格やIEEE802.11g規格に準拠する無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイント(AP)からのビーコン信号がある。
特開2002−111603号公報
ところで、近年、送信装置側では、帯域中のある1のチャネルで送信を行うようにし、受信装置側では、帯域中から1のチャネルの信号を抽出する狭帯域のフィルタを用いずに、帯域中の全チャネルを受信するようにして無線通信を行う方式が提案されている。この通信方式によれば、受信装置側のコストを削減できる。
送信側で1のチャネルで送信を行い、受信側で全チャネルを受信するようにした場合であっても、送信側ではその1のチャネルで干渉の影響を受けずに送信を行うことができる。しかしながら、受信側では、他の干渉源から放出された電磁波による干渉を受けてしまうという問題点があった。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであって、無線信号の送信周波数帯域に対して受信周波数帯域が広い場合の、受信側が受ける干渉を抑制することを目的とする。
実施形態の送信装置は、フレームを送信する信号帯域幅より広い帯域幅でキャリアセンスを行い、フレームを送信するために要する時間以上の時間のアイドル検出に成功するか否かを判定する。アイドル検出に成功した場合に、アイドル検出に成功した時点から、干渉波の周期からフレーム長を減じた第1時間の経過後にフレームの送信を開始する。
図1は、各実施形態に適用可能な無線通信システムを概念的に示す略線図である。 図2は、IEEE802.11bに規定されるフレームフォーマットを示す略線図である。 図3は、各実施形態に適用可能な受信装置の一例の構成を示すブロック図である。 図4は、受信装置における受信電力と比較部の入力信号との関係を示す略線図である。 図5は、第1の実施形態による送信装置の一例の構成を示すブロック図である。 図6は、第1の実施形態によるCS処理を示す一例のフローチャートである。 図7は、第1の実施形態によるCS処理と、送信タイミングとを示す略線図である。 図8は、アイドル状態検出のより実際的な例を示す略線図である。 図9は、第2の実施形態による送信装置の一例の構成を示すブロック図である。 図10は、第2の実施形態によるCS処理を示す一例のフローチャートである。 図11は、各アクセスポイント、送信装置、受信装置の位置関係と、信号レベルとの関係の例を示す略線図である。 図12は、送信装置の受信電力とCS処理結果との関係の例を示す略線図である。 図13は、送信装置の受信電力とCS処理結果との関係の例を示す略線図である。 図14は、第4の実施形態によるCS処理を示す一例のフローチャートである。 図15は、第5の実施形態による送信装置の一例の構成を示すブロック図である。
(各実施形態に適用可能な無線通信システム)
図1は、各実施形態に適用可能な無線通信システムを概念的に示す。無線通信システムは、複数のアクセスポイント(WLAN AP)30a、30bと、送信装置10と、受信装置20とを含む。アクセスポイント30a、30bは、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11bに準拠する無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントであって、それぞれ、2.4GHz帯の1チャネルの周波数帯において、102.4msec周期でビーコンフレームを送信している。
例えば、アクセスポイント30aは、自身とアソシエーションを行ったステーションA(図示しない)と、IEEE802.11bに規定されたチャネルのうち第1チャネル(以下、1ch)の周波数帯で通信可能とされているものとする。また、アクセスポイント30bは、自身とアソシエーションを行ったステーションB(図示しない)と、IEEE802.11bに規定されたチャネルのうち第2チャネル(以下、6ch)の周波数帯で通信可能とされているものとする。
送信装置10は、各実施形態による無線通信の送信処理を行う。例えば、送信装置10は、受信側において、IEEE802.11bに規定される第11チャネル(以下、11ch)の周波数帯で受信可能な無線信号を送信するものとする。また、送信装置10は、IEEE802.11bに規定される各チャネルの信号を受信可能とされている。例えば、送信装置10は、アクセスポイント30aから送信される1chの信号と、アクセスポイント30bから送信される6chの信号とを受信可能である。
受信装置20は、IEEE802.11bに規定される全ての周波数帯の信号を受信可能とされている。換言すれば、受信装置20は、IEEE802.11bに規定される全てのチャネルのうち、送信側で選択されたチャネルの周波数帯による送信信号を受信することができる。受信装置20は、受信した信号を復調し、復調された信号に従い、当該受信装置20に接続される他の電子機器を制御することができる。
なお、受信装置20において、アクセスポイント30aおよび30bからそれぞれ送信される、1chおよび6chの信号は、送信装置10から送信された特定のチャネルの信号を受信する際の干渉源となる可能性がある。
IEEE802.11bにおいては、情報の送信は、フレーム単位で行われる。図2は、IEEE802.11bに規定されるフレームフォーマットを示す。フレームは、先頭側の物理ヘッダと、物理ヘッダに続くMACフレーム(Media Access Control Frame)とからなる。物理ヘッダは、PLCP(Physical Layer Convergence Protocol)プリアンブル(以下、プリアンブルと略称する)とPLCPヘッダとを含む。PLCPは、伝送速度やフレームの長さなど物理層の情報をやりとりする通信プロトコルである。また、MACフレームは、IEEE802.11bヘッダ、データ部およびFCS(Frame Check Sequence)とを含む。
図3は、各実施形態に適用可能な受信装置20の一例の構成を示す。受信装置20は、アンテナ201と、広帯域バンドパスフィルタ(BPF)202と、整流部203と、ベースバンド信号増幅部204と、比較部205と、制御部206とを含む。制御部206は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)を含み、ROMに予め記憶されるプログラムに従い、RAMをワークメモリとして動作し、この受信装置20の全体を制御する。
アンテナ201は、電波を受信して電気信号に変換して出力する。広帯域バンドパスフィルタ202は、帯域制限フィルタであって、アンテナ201から供給された受信信号に対して、IEEE802.11bに規定される全チャネルの周波数帯域を通過させ、その他の周波数帯域の電力を減衰させる。整流部203は、広帯域バンドパスフィルタ202で帯域制限された受信信号を整流してエンベロープを抽出し、高周波信号である受信信号をベースバンド信号に変換して出力する。このベースバンド信号は、ベースバンド信号増幅部204で増幅されて比較部205に供給される。なお、ベースバンド信号増幅部204における信号の増幅率は、制御部206によって制御することができる。
比較部205は、ベースバンド信号増幅部204から供給されたベースバンド信号の信号レベルと閾値とを比較する。比較部205は、この比較の結果、ベースバンド信号の信号レベルが閾値以上であると判定した場合、出力信号のレベルをハイレベル(以下、Hレベル)とする。一方、比較部205は、比較の結果、ベースバンド信号の信号レベルが閾値未満であると判定した場合、出力信号のレベルをローレベル(以下、Lレベル)とする。閾値の値は、予め決められた値を用いてもよいし、制御部206からの入力に従い設定してもよい。
制御部206は、比較部205から供給されたHレベルおよびLレベルの出力信号を受信して、復調する。そして、制御部206は、復調処理の結果に応じて、例えばこの受信装置20に接続される他の電子機器を制御することができる。
なお、制御部206は、比較部205に対して制御信号を出力して、上述した閾値の設定を行うことができる。また、制御部206は、ベースバンド信号増幅部204に対して制御信号を出力し、当該ベースバンド信号増幅部204の利得を制御することができる。
図4は、各実施形態を適用しない場合の、受信装置20における受信電力レベルと、比較部205に対して入力される信号のレベルとの関係の例を示す。図4の例は、図1を用いて説明した無線通信システムにおけるアクセスポイント30aおよび30b、ならびに、送信装置10の通信範囲内に受信装置20が存在するものとする。
図4(a)および図4(b)は、それぞれ、アクセスポイント30aおよび30bから1chおよび6chを用いて、102.4msecの周期で一定電力にて送信されるビーコンフレームを受信した場合の受信電力レベルの例を示す。これら1chおよび6chのビーコンフレームは、互いに非同期で送信される。また、送信装置10から、図4(c)に例示されるように、任意のタイミングで、11chを用いて信号が送信される。図4(c)では、送信装置10からタイミングAおよびBの2回、信号が送信されたことが示されている。
これら図4(a)〜図4(c)に示される信号は、各伝搬遅延後に受信装置20に受信される。以下、各伝搬遅延は無視できる程度に十分小さいものと仮定して説明を行うが、伝搬遅延が無視できない値であっても、同様に説明できる。受信装置20において、アンテナ201で受信されたこれらの信号が広帯域バンドパスフィルタ202、整流部203およびベースバンド信号増幅部204を介して比較部205に入力される。
受信装置20は、2.4GHz帯の全チャネルの信号を受信するため、比較部205の入力信号レベルは、図4(d)に例示されるようになる。すなわち、タイミングAで受信した11chの信号は、6chのビーコンフレームの影響を受けてしまい、比較部205における閾値との比較の結果、11chの信号を正しく抽出できず通信品質が劣化する。一方、タイミングBで受信した11chの信号は、1chおよび6chのビーコンフレームの影響を受けないため正しく抽出でき、通信品質の劣化が生じない。
(第1の実施形態)
図5は、第1の実施形態による送信装置10の一例の構成を示す。送信装置10は、受信側(キャリアセンス側)の構成として、整流部103と、ベースバンド信号増幅部104と、比較部105と、アイドル検出判定部106とを含む。また、送信装置10は、送信側の構成として、送信遅延時間記憶部107と、DAC(D/A変換部)120と、ローパスフィルタ121と、ミキサ122と、シンセサイザ123と、電力増幅部124とを含む。さらに、送信装置10は、送受信に共通の構成として、アンテナ100と、広帯域バンドパスフィルタ101と、スイッチ(SW)部102と、制御部110とを含む。
制御部110は、例えばCPU、ROMおよびRAMを含み、ROMに予め記憶されたプログラムに従い、RAMワークメモリとして用いて、この送信装置10の全体の動作を制御する。
アンテナ100は、電波を受信して電気信号に変換し、受信信号として出力する。また、アンテナ100は、電気信号を電波に変換して送信する。広帯域バンドパスフィルタ101は、帯域制限フィルタであって、通過する受信信号または送信信号に対して、IEEE802.11bに規定される全チャネルの周波数帯域を通過させ、その他の周波数帯域の電力を減衰させる。スイッチ部102は、制御部110の制御に従い、受信信号および送信信号の経路を切り替える。
送信装置10の受信側(キャリアセンス側)の構成について説明する。アンテナ100で受信され広帯域バンドパスフィルタ101で帯域制限された受信信号は、スイッチ部102を介して整流部103に供給される。整流部103は、広帯域バンドパスフィルタ101で帯域制限された受信信号を整流してエンベロープを抽出し、受信信号をベースバンド信号に変換して出力する。このベースバンド信号は、ベースバンド信号増幅部104で増幅されて比較部105に供給される。なお、ベースバンド信号増幅部104における信号の増幅率は、制御部110によって制御することができる。
比較部105は、ベースバンド信号増幅部104から供給されたベースバンド信号の信号レベルと閾値とを比較する。比較部105は、この比較の結果、ベースバンド信号の信号レベルが閾値以上であると判定した場合、出力信号のレベルをHレベルとし、ベースバンド信号の信号レベルが閾値未満であると判定した場合、出力信号のレベルをLレベルとする。閾値の値は、予め決められた値を用いてもよいし、制御部110からの入力に従い設定してもよい。比較部105の出力信号は、アイドル検出判定部106に入力される。
アイドル検出判定部106は、比較部105の出力信号に基づきアイドル状態を検出し、このアイドル状態が予め決められた一定時間継続して検出できるか否かを判定する。なお、アイドル検出判定部106は、比較部105からLレベルの出力信号が出力された場合に、アイドル状態を検出したとする。
アイドル検出判定部106は、予め定められた一定時間継続してアイドル状態を検出できるか否かを判定する。本第1の実施形態では、成功の判定結果を出力するための一定時間を、受信装置20が干渉波を受けてから次のフレームを正しく受信するために必要なヌル時間Tnと、フレーム長のデータを送信するために要する時間Tfとの和に相当する時間(Tn+Tf)とする。以下、成功の判定結果を出力するための予め定められた一定時間を、一定時間(Tn+Tf)と呼ぶ。
ヌル時間Tnは、フレームに含まれるプリアンブルのデータを受信装置20が受信し処理するために要する時間Tpr以下(0≦Tn≦Tpr)の範囲で設定される。なお、プリアンブルは、受信側においてフレームを受信するために必要な既知の信号である。プリアンブルは、通常、フレームの先頭で送信され、受信側において、エッジ検出や利得制御、タイミング同期などに用いられる。
アイドル検出判定部106は、例えば予め定められた時間内に、一定時間(Tn+Tf)継続してアイドル状態を検出できた場合に、判定結果として成功を出力する。一方、アイドル検出判定部106は、一定時間(Tn+Tf)継続したアイドル状態を、この予め定められた時間内に検出できなかった場合に、判定結果として失敗を出力する。アイドル検出判定部106による判定結果は、制御部110に渡される。
制御部110は、アイドル検出判定部106から渡された判定結果が成功を示している場合、送信遅延時間記憶部107に予め記憶されている送信遅延時間Tdに従い、当該送信遅延時間Tdの経過後に送信信号を出力する。制御部110から出力された送信信号は、DAC120に供給される。
本第1の実施形態では、送信遅延時間Tdとして、干渉波の周期からフレーム長Tfを減じた時間を用いる。干渉波としてIEEE802.11bによるビーコンフレームを想定した場合、干渉波の周期は、102.4msecとなる。この送信遅延時間Tdは、送信遅延時間記憶部107に予め記憶される。
一方、制御部110は、アイドル検出判定部106から渡された判定結果が失敗を示している場合は、送信信号の出力を行わない。このとき、さらに、ユーザに対して送信を行わない旨を通知するために、図示されないユーザインターフェイスに対して制御情報を出力してもよい。
次に、送信装置10の送信側の構成について説明する。DAC120は、制御部110からデジタル信号として供給される送信信号を、アナログ信号の送信信号に変換する。このアナログ信号の送信信号は、ローパスフィルタ(LPF)121に供給され、フィルタリング処理されてベースバンド信号とされる。ローパスフィルタ121によるフィルタリング処理は、低周波成分の信号を通過すると共に高周波成分の信号を減衰させる処理である。ローパスフィルタ121から出力されたベースバンド信号は、ミキサ122の一方の入力端に供給される。
一方、シンセサイザ123は、制御部110から供給される制御信号により、ベースバンド信号を特定のチャネルの周波数帯の信号に変換するように、所定の周波数の高周波信号を生成する。この高周波信号は、ミキサ122の他方の入力端に供給される。ミキサ122は、シンセサイザ123から供給された高周波信号により、ローパスフィルタ121から供給されたベースバンド信号をRF(Radio Frequency)信号に変換する。このRF信号は、電力増幅部124にて電力増幅され、スイッチ部102および広帯域バンドパスフィルタ101を介して、アンテナ100から送信される。
なお、制御部110は、比較部105に対して制御信号を出力し、比較処理の際の閾値を制御できる。また、制御部110は、ベースバンド信号増幅部104に対して制御信号を出力し、増幅処理の際の利得を制御できる。さらに、制御部110は、スイッチ部102に対して制御信号を出力して、信号経路を切り替えることができる。例えば、制御部110は、図示されないユーザインターフェイスを介してデータの送信要求があった場合、先ず広帯域バンドパスフィルタ101と整流部103とを接続して上述したアイドル検出判定処理を行い、DAC120に対して送信信号を出力する際には、電力増幅部124と広帯域バンドパスフィルタ101とを接続する。
図6は、本第1の実施形態によるキャリアセンス処理を示す一例のフローチャートである。制御部110は、例えば図示されない上位レイヤからの送信の指示を受けると、スイッチ部102を、広帯域バンドパスフィルタ101と整流部103とを接続するように制御し、アイドル検出判定処理を開始する。アンテナ100から出力された受信信号が広帯域バンドパスフィルタ101およびスイッチ部102を介して整流部103に供給されて整流され、得られたベースバンド信号がベースバンド信号増幅部104を介して比較部105に供給され、閾値と比較される。比較結果のLレベルまたはHレベルの信号は、アイドル検出判定部106に供給される。
ステップS101で、アイドル検出判定部106は、比較部105から供給された比較結果に基づき、アイドル状態が検出されたか否かを判定する。若し、比較部105から供給された比較結果がHレベルの信号であって、アイドル状態が検出されないと判定した場合、処理をステップS102に移行させる。
ステップS102で、アイドル検出判定部106は、アイドル検出判定処理が開始されてから予め定められた時間を超えタイムアウトしたか否かを判定する。若し、ステップS102でタイムアウトしていないと判定した場合には、処理をステップS101に戻し、アイドル状態の検出を継続させる。
一方、アイドル検出判定部106は、ステップS102でタイムアウトしたと判定した場合、失敗の判定結果を制御部110に対して出力する。制御部110は、失敗の判定結果をアイドル検出判定部106から受け取ると、フレーム送信を行わずにこのフローチャートによる一連の処理を終了させる。このとき、さらに、ユーザに対して送信を行わない旨を通知するために、図示されないユーザインターフェイスに対して制御情報を出力してもよい。
ステップS101で、アイドル検出判定部106は、比較部105から供給された比較結果がLレベルの信号であって、アイドル状態が検出されたと判定した場合、さらに、アイドル状態が一定時間(Tn+Tf)連続して検出されたか否かを判定する。若し、一定時間(Tn+Tf)連続してアイドル状態を検出できたと判定した場合、アイドル検出判定部106は、成功の判定結果を制御部110に対して出力する。制御部110は、成功の判定結果をアイドル検出判定部106から受け取ると、処理をステップS103に移行させる。
ステップS103で、制御部110は、送信遅延時間記憶部107から送信遅延時間Tdを読み出す。そして、次のステップS104で、制御部110は、送信遅延時間Tdが経過するのを待機する。送信遅延時間Tdが経過したと判定した場合、制御部110は、処理をステップS105に移行させ、送信信号をDAC120に対して出力し、フレームの送信を行う。
図7は、本第1の実施形態による送信装置10におけるキャリアセンス(CS)処理と、送信タイミング制御とを概略的に示す。図7(a)および図7(b)は、それぞれ、アクセスポイント30aおよび30bから1chおよび6chを用いて、102.4msecの周期で一定電力にて送信されるビーコンフレームを送信装置10で受信した場合の受信電力レベルの例を示す。また、図7(c)は、比較部105の入力信号の例を示す。1chのビーコンフレームの受信信号3101、3102、…、ならびに、6chのビーコンフレームの受信信号3111、3112、…がHレベルで検出されるのが分かる。
図7(d)は、キャリアセンス処理を示す。図7(d)において丸印(○)のタイミング300でキャリアセンスが開始されたものとする。この例では、比較部105の出力信号は、受信信号3101の後端からLレベルとなり、アイドル状態が検出される。しかしながら、受信信号3101の後端から一定時間(Tn+Tf)が経過する前に、受信信号3111により比較部105の出力信号がHレベルとなる(期間301)。
受信信号3111の後端の時刻T1から、再びLレベルとなり、アイドル状態が検出される。この例では、期間302に示されるように、時刻T1から一定時間(Tn+Tf)連続してアイドル状態が検出され、成功の判定結果が出力される。成功の判定結果が出力されると、当該期間302の先頭の時刻T1からビーコンフレームの1周期分の時間が経過した、時刻T1+102.4msecの時点から時間(Tn+Tf)が経過するまでの間も、アイドル状態となることが分かる。
そこで、時刻T1から、時刻T1+102.4msecにヌル時間Tnを加えた時間を経過した後に、フレーム320の送信を開始する。これは、実際的には、アイドル状態が一定時間(Tn+Tf)連続して検出された時点から、ビーコンフレームの1周期の時間102.4msecからフレーム長Tfを減じた時間を経過した時点でフレーム320の送信を開始すればよいことになる。これにより、受信装置20は、図7(a)および図7(b)に示したビーコンフレームによる干渉波の影響を受けることなく、フレーム320を受信し復調することができる。
図8は、アイドル状態検出のより実際的な例を示す。この例では、送信装置10および受信装置20の通信環境に、アクセスポイントAP#1〜AP#3による、異なる3ch分のビーコンフレームと、任意のタイミングで放射されるビーコンフレームとは異なる干渉波とが存在することを想定している。
図8の例では、キャリアセンス(CS)の開始時刻(図中に丸印(○)で示す)をずらしていき、一定時間(Tn+Tf)のアイドル状態が検出され、送信遅延時間Td後に送信するフレームが受信装置20側で干渉波の影響を受けるか否かを試行している。a群およびd群に示されるように、一定時間(Tn+Tf)のアイドル状態の検出後、送信遅延時間Tdを経過した時点において、その時点からフレーム長Tfの間で任意のタイミングで放射される干渉波が存在しない限り、受信装置20は、送信装置10から送信されたフレームの受信に際して干渉波の影響を受けることがない。
一方、b群およびc群に示されるように、一定時間(Tn+Tf)のアイドル状態の検出後、送信遅延時間Tdを経過した時点において、その時点からフレーム長Tfの間で任意のタイミングで放射される干渉波が存在する場合には、受信装置20は、送信装置10から送信されたフレームの受信に際して干渉波の影響を受けてしまう。この場合には、受信装置20側で、例えばエラー訂正処理を用いて、受信したフレームを修復できる場合がある。
また、e群は、一定時間(Tn+Tf)のアイドル状態の検出処理が、検出処理の制限時間を超過してしまった例である。このような場合、強制的にフレーム送信を行ってもよい。キャリアセンスの判定結果に基づかずに強制的に送信されたフレームは、ビーコンフレームや、任意のタイミングで放射される干渉波の影響を受けてしまう可能性がある。これについては、上述のように、受信装置20側で、例えばエラー訂正処理を用いて、受信したフレームを修復できる場合がある。
このように、本第1の実施形態によれば、送信装置10は、IEEE802.11bの全チャネルのキャリアセンス処理により一定時間(Tn+Tf)連続してアイドル状態が検出された場合に、ビーコンフレームの1周期に基づく時間の経過後にフレームの送信を行うようにしている。これにより、受信装置20において特定チャネルの信号を抽出する狭帯域のバンドパスフィルタを用いることなく、送信装置10と受信装置20との間で行われる無線通信における干渉波の影響を回避することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。本第2の実施形態では、上述の第1の実施形態による方法により、2.4GHz帯の全チャネルを対象とした広帯域のキャリアセンスを行った後に、フレーム送信に用いるチャネルを対象とする狭帯域のキャリアセンスを行うようにしている。
図9は、本第2の実施形態による送信装置10’の一例の構成を示す。なお、図9において、上述した図5と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。送信装置10’は、図5に示した送信装置10に対して、狭帯域のキャリアセンスを行う構成による、ローノイズアンプ130と、ミキサ131と、ローパスフィルタ132と、ADC(A/D変換器)133と、アイドル検出判定部134と、閾値記憶部135とが追加されている。
スイッチ部102から出力されたRF信号は、ローノイズアンプ130で増幅され、ミキサ131に供給される。一方、シンセサイザ123’は、制御部110から供給される制御信号により、特定のチャネルの周波数帯域のRF信号をベースバンド信号に変換するように、所定の周波数の高周波信号を生成する。ミキサ131は、シンセサイザ123’から出力された高周波信号により、ローノイズアンプ130から供給されたRF信号をベースバンド信号に変換して出力する。
ミキサ131から出力されたベースバンド信号は、ローパスフィルタ132でフィルタリング処理され、低周波成分の信号が通過されると共に、高周波成分の信号が減衰されて出力される。ローパスフィルタ132から出力されたアナログ信号であるベースバンド信号は、ADC133でデジタル信号に変換される。
ADC133でデジタル信号に変換されたベースバンド信号は、アイドル検出判定部134に供給される。アイドル検出判定部134は、閾値記憶部135に記憶される閾値を読み出し、読み出した閾値と、ADC133から供給されたデジタル信号によるベースバンド信号とを比較する。なお、閾値記憶部135は、制御部110から入力された閾値を記憶する。
アイドル検出判定部134は、ベースバンド信号の値と閾値との比較の結果、ベースバンド信号の値が閾値以上であればHレベルとし、ベースバンド信号の値が閾値未満であればLレベルとする。アイドル検出判定部134は、Lレベルが予め決められた時間継続した場合に、アイドル状態が検出されたと判定する。アイドル検出判定部134は、アイドル状態が検出されるまで、閾値と供給されるベースバンド信号との比較を続ける。アイドル検出判定部134は、アイドル状態が検出された場合に、その旨示す制御情報を制御部110に対して出力する。
第2の実施形態によるキャリアセンス処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。なお、図10のフローチャートにおいて、上述した図6のフローチャートと共通する処理には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
ステップS101で、アイドル検出判定部106は、アンテナ100による受信信号に基づく比較部105の比較結果から、アイドル状態が検出されたか否かを判定する。若し、比較部105から供給された比較結果がHレベルの信号であって、アイドル状態が検出されないと判定した場合、処理をステップS102に移行させてタイムアウト判定を行う。若し、タイムアウトしていないと判定した場合には、処理をステップS101に戻してアイドル状態の検出を継続させる。
一方、アイドル検出判定部106は、ステップS102でタイムアウトしたと判定した場合、失敗の判定結果を制御部110に対して出力する。制御部110は、この失敗の判定結果を受け取ると、フレーム送信を行わずにこのフローチャートによる一連の処理を終了させる。このとき、さらに、ユーザに対して送信を行わない旨を通知するために、図示されないユーザインターフェイスに対して制御情報を出力してもよい。
ステップS101で、アイドル検出判定部106は、比較部105から供給された比較結果がLレベルの信号であって、アイドル状態が検出されたと判定した場合、さらに、アイドル状態が一定時間(Tn+Tf)連続して検出されたか否かを判定する。若し、一定時間(Tn+Tf)連続してアイドル状態を検出できたと判定した場合、アイドル検出判定部106は、成功の判定結果を制御部110に対して出力する。制御部110は、成功の判定結果をアイドル検出判定部106から受け取ると、処理をステップS103に移行させる。
制御部110は、ステップS103で送信遅延時間記憶部107から送信遅延時間Tdを読み出し、次のステップS104で、送信遅延時間Tdが経過するのを待機する。送信遅延時間Tdが経過したと判定した場合、制御部110は、処理をステップS110に移行させる。
ステップS110で、制御部110は、フレーム送信を行う送信帯域でのアイドル検出を行う。
より具体的には、制御部110は、スイッチ部102に対して制御信号を出力し、広帯域バンドパスフィルタ101とローノイズアンプ130とを接続するように制御し、アイドル検出判定部134の判定結果を待機する。アイドル検出判定部134は、閾値記憶部135から読み出した閾値と、ADC133から供給されたベースバンド信号の値とに基づきアイドル状態を検出する。アイドル検出判定部134は、アイドル状態が検出できたと判定した場合に、制御部110に対してその旨示す制御信号を出力する。
一方、アイドル検出判定部134は、ステップS110において予め定められた時間内にアイドル状態が検出できたと判定できなかった場合、失敗の判定結果を制御部110に対して出力する。制御部110は、失敗の判定結果をアイドル検出判定部134から受け取ると、フレーム送信を行わずにこのフローチャートによる一連の処理を終了させる。このとき、さらに、ユーザに対して送信を行わない旨を通知するために、図示されないユーザインターフェイスに対して制御情報を出力してもよい。
制御部110は、アイドル検出判定部134からアイドル状態が検出されたことを示す制御情報が供給されると、処理をステップS105に移行させ、フレームの送信を行う。すなわち、制御部110は、スイッチ部102を、電力増幅部124と広帯域バンドパスフィルタ101とを接続するように制御すると共に、DAC120に対して送信信号を出力し、フレームの送信を行う。
このように、本第2の実施形態によれば、フレームの送信を、フレーム送信に用いる周波数帯のチャネルがアイドル状態であることを確認した後に実行することができる。これにより、送信チャネルからの干渉を受けずにフレーム送信を行うことができる。それと共に、送信チャネルを使って送信を行う他の無線通信装置に対する干渉も、回避できる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。なお、本第3の実施形態による送信装置は、図9を用いて説明した第2の実施形態による送信装置10’と同一の構成で実施可能であるので、図9を参照しながら説明する。本第3の実施形態では、閾値記憶部135に対し、比較部105がベースバンド信号と比較するための閾値よりも小さな値の閾値を記憶させておく。したがって、アイドル検出判定部134は、比較部105においてベースバンド信号から検出されるHレベルよりも小さなレベルを、Hレベルとして検出できるようになる。
例えば、比較部105がベースバンド信号と比較するための閾値を、IEEE802.11bに規定されるキャリアセンスレベルよりも大きな値とし、閾値記憶部135に記憶する閾値を、IEEE802.11bに規定されるキャリアセンスレベルと同等の値とする。それと共に、制御部110から出力される送信信号をIEEE802.11bに準拠させる。これにより、本第3の実施形態による送信装置10’は、IEEE802.11bに準じた送信装置としてフレームの送信を行うことができる。
これにより、既存の無線LAN製品を本第3の実施形態による送信装置10’に対して応用することが可能となる。また、本第3の実施形態による送信装置10’をIEEE802.11bに準拠した無線LAN製品として使用することが可能となる。
勿論、本第3の実施形態による送信装置においても、上述した第1の実施形態および第2の実施形態にそれぞれ示される送信装置10および送信装置10’と同様に、受信装置20との間の無線通信における干渉波の影響を回避できる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。なお、本第4の実施形態による送信装置は、図9を用いて説明した第2の実施形態による送信装置10’と同一の構成で実施可能であるので、図9を参照しながら説明する。
干渉波の電力が比較的小さいレベルであった場合、受信装置20側で干渉波の影響を除去できる可能性がある。例えば、送信側のキャリアセンスにより受信された干渉波の受信電力が比較部105の閾値を超えていたとする。この場合であっても、干渉波の送信元と、受信装置20および送信装置10’との間の伝搬経路の差により、当該干渉波が受信装置20により受信された際の受信電力が、受信装置20の比較部205の閾値に達しない可能性もある。さらに、受信装置20において、干渉波の受信電力が比較部205の閾値に達している場合であっても、SIR(Signal to Interference Ratio)が十分に大きい場合、受信装置20の自動利得制御(AGC:Automatic Gain Control)により、受信電力の小さい干渉波の影響を低減できる可能性がある。
そこで、本第4の実施形態では、広帯域のキャリアセンスにおいて一定時間(Tn+Tf)のアイドル状態の検出に失敗した場合に、比較部105の閾値を固定したままベースバンド信号増幅部104の利得を下げて比較部105に入力される信号の信号レベルを下げる。そして、比較部105の入力信号の信号レベルを下げた状態で、再度アイドル状態の検出を行う。
すなわち、干渉波の送信元と、送信装置10’および受信装置20との位置関係などにより、干渉波の電力が、送信装置10’の位置では大きく、受信装置20の位置では小さいような場合が存在する。この場合、受信装置20側において干渉波の影響を受けずに送信装置10’からのフレームを受信可能な状態であるにも関わらず、送信装置10’において一定時間(Tn+Tf)のアイドル状態が検出されないためにフレームの送信が行われない事態を避けることができる。
なお、比較部105の閾値を変えずに比較部105に入力される信号の信号レベルを下げることは、比較部105に対する入力信号の信号レベルを変えずに、比較部105における閾値を大きな値とすることと、同義である。
本第4の実施形態について、より具体的に説明する。図11は、アクセスポイント30a、30bおよび30c、送信装置10’、ならびに、受信装置20の位置関係と、信号レベルとの関係の例を示す。横軸は、例えばアクセスポイント30aを基準とした場合の、アクセスポイント30a、アクセスポイント30b、アクセスポイント30c、送信装置10’、ならびに、受信装置20の距離を示す。また、縦軸は、アクセスポイント30a〜30cおよび送信装置10’から送信されたビーコンフレーム330、331、332および333の信号レベルを示す。
アクセスポイント30aおよび30bは、図1を用いて説明したように、それぞれIEEE802.11bに準拠するアクセスポイントであって、それぞれ2.4GHz帯における1chおよび6chの周波数帯のビーコンフレームを102.4msecの間隔で送信する。受信装置20は、2.4GHz帯における全チャネルのフレームを受信する。
アクセスポイント30cは、IEEE802.11bに準拠するアクセスポイントであって、2、4GHz帯における11chの周波数帯のビーコンフレームを102.4msecの間隔で送信する。
また、本第4の実施形態に係る送信装置10’は、IEEE802.11bにおける2.4GHz帯の11chの周波数帯において、受信装置20で受信可能な無線信号を送信する。それと共に、送信装置10’は、キャリアセンスのために、IEEE802.11bによる全チャネルの信号を受信可能である。すなわち、送信装置10’は、アクセスポイント30aからの1chの周波数帯の信号と、アクセスポイント30bからの6chの周波数帯の信号と、アクセスポイント30cからの11chの周波数帯の信号とを受信することができる。
図11の横軸に例示されるように、各アクセスポイント30a〜30c、送信装置10’および受信装置20が、アクセスポイント30a、アクセスポイント30b、アクセスポイント30c、送信装置10’、受信装置20の順に、一直線上に並んでいるものとする。各アクセスポイント30a〜30c、送信装置10’および受信装置20の位置を、それぞれ位置Xap#1、Xap#2、Xap#3、XtxおよびXrxとして表す。また、アクセスポイント30a、30bおよび30c、ならびに、送信装置10’は、それぞれ送信信号330、331、332、および333を、互いに等しい信号レベルで送信するものとする。送信されたビーコンフレームの信号レベルは、フリスの伝搬則に従うと仮定する。
送信装置10’は、比較部105における閾値の値を閾値Aとした場合、キャリアセンスにおいて、各アクセスポイント30a〜30cそれぞれから送信されたビーコンフレームによる比較部105の比較結果が全てHレベルとなる。
図12は、送信装置10’の受信電力レベルと、送信装置10’によるキャリアセンス結果との関係の例を示す。図12(a)、図12(b)および図12(c)は、それぞれ、アクセスポイント30a、30bおよび30cから1ch、6chおよび11chを用いて、102.4msecの周期で一定電力にて送信されるビーコンフレーム330、331および332を受信した場合の受信電力レベルの例を示す。
アクセスポイント30a〜30cから送信されたビーコンフレーム330、331および332の受信電力レベルは、送信装置10’に対する各アクセスポイント30a〜30cの距離に従い、送信装置10’との距離が最も大きいアクセスポイント30aから送信された1chのビーコンフレーム330から、送信装置10’との距離が最も小さいアクセスポイント30cから送信された11chのビーコンフレーム332の順に高くなる。
ここで、図12(d)に例示されるように、比較部105の閾値の値を図11に示される閾値Aとした場合、各アクセスポイント30a〜30cから送信されたビーコンフレーム330、331および332による比較部105の比較結果が全てHレベルとなる。したがって、図12(e)に期間3031、3032、…として例示されるように、送信装置10’においてキャリアセンスをタイミング300で開始した場合、各アクセスポイント30a〜30cから送信されるビーコンフレーム330、331および332のタイミング毎に、アイドル状態が連続した検出結果が得られる。
図12(e)の例では、6chのビーコンフレーム331と、11chのビーコンフレーム332との間で検出されるアイドル状態の期間3032、3035、…が、1chと6chとの間、ならびに、1chと11chとの間で検出されるアイドル状態の期間よりも長い。しかしながら、この例では、期間3032、3035、…の長さが、一定時間(Tn+Tf)に達しておらず、アイドル検出判定部106による一定時間(Tn+Tf)のアイドル状態の検出に失敗している。そのため、送信装置10’は、フレームの送信を行わない。
一方、受信装置20は、送信装置10’よりも各アクセスポイント30a〜30cから離れており、各アクセスポイント30a〜30cから送信されるビーコンフレーム330、331および332の受信電力レベルは、送信装置10’が受信するこれらのビーコンフレーム330、331および332の受信電力レベルよりも低いものとなる。
受信装置20の比較部205の閾値を閾値Aとした場合、上述した図11の例では、受信装置20の位置において、アクセスポイント30aから送信されるビーコンフレーム330の受信装置20の受信電力レベルは、閾値A未満となっている。したがって、受信装置20の比較部205におけるビーコンフレーム330の受信タイミングでの比較結果はLレベルとされ、送信装置10’から送信されるフレームの受信に際して干渉波としての影響を受けない。
次に、図13を参照しながら、比較部105の閾値の値を、図11に例示されるような、上述の閾値Aよりも高い閾値Bとする場合について考える。この場合、例えば図13(d)に示されるように、送信装置10’においてビーコンフレーム330に対する比較部105による比較結果がLレベルとなり、他のビーコンフレーム331および332に対する比較部105による比較結果がHレベルとなる。したがって、送信装置10’のアイドル検出判定部106は、ビーコンフレーム330を認識しない。そのため、図13(e)に期間304として示されるように、アイドル検出判定部106は、比較部105の出力信号がビーコンフレーム332によりHレベルになった後に、一定時間(Tn+Tf)のアイドル状態の検出に成功する。
制御部110は、このようにして一定時間(Tn+Tf)のアイドル状態の検出に成功すると、送信遅延時間記憶部107から送信遅延時間Td(=102.4msec−Tf)を読み出し、この送信遅延時間Td後にフレーム305の送信を行う。これにより、一定時間(Tn+Tf)の先頭の時刻T1からビーコンフレームの周期の102.4msecに時間Tnを加算した時間を経過した後に、フレーム305の送信が行われる。
受信装置20は、アクセスポイント30bおよび30cによる、それぞれ6chおよび11chの影響を受ける。一方、受信装置20の比較部205の閾値の値が閾値Aである場合、図11に示されるように、受信装置20は、アクセスポイント30aによる1chのビーコンフレーム330の影響を受けない。したがって、送信装置10’において、時刻T1から各ビーコンフレーム330、331および332の間隔である102.4msec毎にフレームを送信することで、受信装置20は、アクセスポイント30a、30bおよび30cが送信するビーコンフレーム330、331および332の影響を受けることなく、送信装置10’が送信したフレームを受信することができる。
本第4の実施形態によるキャリアセンス処理について、図14のフローチャートを用いて説明する。なお、図14のフローチャートにおいて、上述した図6のフローチャートと共通する処理には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
ステップS101で、アイドル検出判定部106は、アンテナ100による受信信号に基づく比較部105の比較結果に基づきアイドル状態が検出されたか否かを判定する。若し、アイドル状態が検出されないと判定したら、処理をステップS102に移行させてタイムアウト判定を行い、後述するステップS121の処理が行われてから、あるいは、キャリアセンス処理が開始されてから一定時間TCS1stが経過したか否かを判定する。若し、一定時間TCS1stを経過していないと判定した場合には、タイムアウトしていないとして、処理をステップS101に戻してアイドル状態の検出を継続させる。
一方、アイドル検出判定部106は、ステップS102でタイムアウトしたと判定した場合、その旨を制御部110に通知する。制御部110は、アイドル検出判定部106からタイムアウトの通知を受け取ると、処理をステップS120に移行させ、ベースバンド信号増幅部104の利得が下限値であるか否かを判定する。若し、下限値であると判定した場合、フレーム送信を行わずにこのフローチャートによる一連の処理を終了させる。
一方、制御部110は、ステップS120でベースバンド信号増幅部104の利得が下限値ではないと判定した場合、処理をステップS121に移行させる。ステップS121では、制御部110は、ベースバンド信号増幅部104に対して制御信号を送信し、ベースバンド信号増幅部104の利得を所定幅だけ下げる。これにより、相対的に、比較部105における閾値が上がることになる。そして、処理をステップS101に戻し、アイドル検出判定部106によるアイドル検出を再開させる。
上述のステップS101で、アイドル状態が検出されたと判定した場合、アイドル検出判定部106は、さらに、アイドル状態が一定時間(Tn+Tf)連続して検出されたか否かを判定する。一定時間(Tn+Tf)連続してアイドル状態を検出できたと判定した場合、アイドル検出判定部106は、成功の判定結果を制御部110に対して出力する。制御部110は、成功の判定結果をアイドル検出判定部106から受け取ると、処理をステップS103に移行させる。
制御部110は、ステップS103で、送信遅延時間記憶部107から送信遅延時間Tdを読み出し、次のステップS104で、送信遅延時間Tdが経過するのを待機する。制御部110は、送信遅延時間Tdが経過したと判定した場合、処理をステップS105に移行させ、フレームの送信を行う。すなわち、制御部110は、スイッチ部102を、電力増幅部124と広帯域バンドパスフィルタ101とを接続するように制御すると共に、DAC120に対して送信信号を出力し、フレームの送信を行う。
このように、本第4の実施形態では、送信装置10’でのキャリアセンス処理の際に、一定時間(Tn+Tf)のアイドル状態が検出できなかった場合に、キャリアセンスレベルを上げて、アイドル状態の検出を再開させるようにしている。そのため、送信装置10’において干渉波の受信電力レベルが比較的高いが、受信装置20において干渉波の受信電力レベルが低く、受信装置20側で干渉波の影響を除去できる可能性のある場合の、送信装置10’からのフレーム送信が可能となる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。図15は、本第5の実施形態による送信装置10”の一例の構成を示す。なお、図15において、上述の図5と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。本第5の実施形態による送信装置10”は、図5に示した第1の実施形態による送信装置10に対して、比較部105と制御部110とが信号線で接続され、比較部105で生成されたHレベルまたはLレベルの信号が、当該信号線を介して制御部110に直接的に供給されるようにした点が異なっている。
本第5の実施形態では、一定時間(Tn+Tf)のアイドル状態の検出処理を行う前に、受信信号から自己相関係数を計算し、得られた自己相関係数に基づき干渉波の周期を取得する。そして、送信装置10がフレーム送信を行う際に実行するキャリアセンス処理を、自己相関係数から取得した干渉波の周期に基づき実行する。
本第5の実施形態による処理について、より具体的に説明する。以下の処理は、制御部110により例えば定期的に実行される。制御部110は、所定のタイミングで、スイッチ部102を広帯域バンドパスフィルタ101と整流部103とを接続するように制御する。アンテナ100から出力された受信信号が広帯域バンドパスフィルタ101およびスイッチ部102を介して整流部103に供給される。受信信号が整流部103で整流されて得られたベースバンド信号がベースバンド信号増幅部104を介して比較部105に供給され、閾値と比較される。比較結果のLレベルまたはHレベルの信号は、制御部110に供給される。
制御部110は、比較部105から供給されたLレベルおよびHレベルの信号から、自己相関係数の値を算出する。そして、算出された自己相関係数の値の極大値を検出し、検出された極大値から予め定められた値を超える極大値を選出し、選出された極大値のうち、遅延時間が最も小さい極大値を選択する。この選択された自己相関係数の極大値による遅延時間を、干渉波の周期として取得し、例えば制御部110が持つレジスタなどに記憶する。
以上の処理は、定期的に実行されるのに限られず、例えば送信装置10の電源投入時や、送信装置10に対する上位レイヤ(図示しない)からの指示に従い実行してもよい。
このように、自己相関係数に基づき取得された干渉波の周期を、上述したビーコンフレームの周期である102.4msecの代わりに用いて、例えば図6のフローチャートを用いて説明したキャリアセンス処理を行う。
このように、本第5の実施形態によれば、IEEE802.11bによる102.4msec周期のビーコンフレームのみならず、他の周期性を持つ干渉波の周期を検出することができる。したがって、本第5の実施形態による送信装置10は、その検出された干渉波の周期に合わせてキャリアセンス処理およびフレーム送信のタイミング制御を行うことができる。
例えば、102.4msの周期のビーコンフレームを送信する無線LANのアクセスポイントが、送信装置10および受信装置20の当該ビーコンフレームの受信可能範囲内に存在する場合を考える。送信装置10において行われる、受信信号に基づく自己相関係数の計算において、102.4msと、204.8msと、307.2msとのように、102.4ms×n(nは自然数)の遅延時間で自己相関係数の値が大きくなる。そこで、この自己相関係数の計算により、自己相関係数の値が予め定められた値より大きくなる遅延時間のうち、最も小さい遅延時間を選択する。
以上により、干渉源としてIEEE802.11bのデフォルトのビーコンフレーム周期である102.4msに限らず、他の周期の干渉波の周期を検出することができる。したがって、干渉波の干渉の影響を受けずに、送信装置10と受信装置20との間での無線通信が可能になる。
なお、上述では、本第5の実施形態が第1の実施形態による送信装置10に適用されるように説明したが、これはこの例に限定されない。すなわち、本第5の実施形態を、上述した第2〜第4の実施形態による送信装置10’に適用し、受信信号から求めた自己相関係数に基づき得られた周期を、IEEE802.11bによるビーコンフレームの102.4msecの代わりに用いて、各実施形態によるキャリアセンス処理を行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10,10’ 送信装置
20 受信装置
30a,30b アクセスポイント
100 アンテナ
101 広帯域バンドパスフィルタ
102 スイッチ部
103 整流部
104 ベースバンド信号増幅部
105 比較部
106,134 アイドル検出判定部
107 送信遅延時間記憶部
110 制御部
135 閾値記憶部

Claims (8)

  1. フレームを送信する送信部と、
    前記送信部が前記フレームを送信する信号帯域幅より広い帯域幅でキャリアセンスを行う第1キャリアセンス部と、
    前記第1キャリアセンス部で、前記送信部が前記フレームを送信するために要する時間以上の時間のアイドル検出に成功するか否かを判定するアイドル検出判定部と
    を有し、
    前記送信部は、
    前記アイドル検出判定部でアイドル検出に成功した場合に、アイドル検出に成功した時点から、干渉波の周期からフレーム長を減じた第1の時間の経過後に前記フレームの送信を開始する
    ことを特徴とする送信装置。
  2. 前記送信部が前記フレームの送信を開始する直前に、前記信号帯域幅でキャリアセンスを行う第2キャリアセンス部をさらに有し、
    前記送信部は、
    前記第2キャリアセンス部での前記キャリアセンスの結果、アイドルを検出した場合に、前記フレームの送信を開始する
    ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記第2キャリアセンス部は、
    前記第1キャリアセンス部でのキャリアセンスレベルよりも低いキャリアセンスレベルでキャリアセンスを行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の送信装置。
  4. 前記アイドル検出判定部で前記アイドル検出に失敗した場合に、
    前記第1キャリアセンス部は、キャリアセンスレベルを上げて再度のキャリアセンスを行い、
    前記送信部は、前記再度のキャリアセンスを行った結果、前記アイドル検出判定部でアイドル検出に成功した場合に、第1の時間の経過後に前記フレームの送信を開始する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の送信装置。
  5. 前記干渉波の周期は、前記第1キャリアセンス部によるキャリアセンスにより得られた信号の自己相関係数から算出される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の送信装置。
  6. 前記干渉波の周期は、102.4msecである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の送信装置。
  7. 前記干渉波の周期は、前記自己相関係数の極大値のうち、遅延時間が最も小さい極大値による遅延時間である
    ことを特徴とする請求項5に記載の送信装置。
  8. 送信部が、フレームを送信する送信ステップと、
    キャリアセンス部が、前記送信ステップが前記フレームを送信する信号帯域幅より広い帯域幅でキャリアセンスを行うキャリアセンスステップと、
    アイドル検出判定部が、前記キャリアセンスステップで、前記送信ステップが前記フレームを送信するために要する時間以上の時間のアイドル検出に成功するか否かを判定するアイドル検出判定ステップと
    を有し、
    前記送信ステップは、
    前記アイドル検出判定ステップでアイドル検出に成功した場合に、アイドル検出に成功した時点から、干渉波の周期からフレーム長を減じた第1の時間の経過後に前記フレームの送信を開始する
    ことを特徴とする送信方法。
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