JP5693920B2 - 基礎下免震構造 - Google Patents

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本発明は、基礎下免震構造に関する。
地盤にコンクリートやモルタルからなるならし層が形成されると共に、該ならし層の上に滑りシートを介してコンクリート基礎が支承され、地震による横揺れによって滑りシートとならし層の間に滑りを生じて建物が免震されるようになされた基礎下免震構造は、従来より提案されている。
特開平11−141183号公報
しかしながら、ならし層もコンクリート基礎もいずれも硬いものであるため、地震による横揺れによって建物の耐力壁が水平力を受けると、力の伝達過程において、ならし層とコンクリート基礎との間の面圧にバラツキを生じ、それが滑り面における抵抗力のバラツキとなって、建物に回転運動を生じさせ、応答変位を増大させてしまうという問題がある。
また、ならし層とコンクリート基礎との間に滑りシートを介した基礎下免震構造では、地震時の横揺れには有効に作用しても、地震時の縦揺れや、日常の環境振動に対しては作用せず、外部からの振動をそのまま建物へ伝達するだけだった。
また、滑りシートと接するならし層やコンクリート基礎の表面は平滑さがもとめられ、施工か難しいものとなる。
さらに、滑りシートは、外気や床下、地中の温度に影響され、滑りシート自身の温度が変動しやすく、温度変化による滑りシートの摩擦係数の変動の影響が大きかった。特に滑りシートがプラスチック材料系からなる場合には、環境変化による摩擦係数の変動の影響が大きかった。
また、滑り面での滑りを円滑にするために滑りシートを上下2層とすると、上下の滑りシート間で真空状態となり、上下の滑りシート間でのすべりが阻害される場合があった。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、地震時に基礎下に滑りを生じさせて建物を免震する基礎下免震構造において、免震時に建物が回転運動するのを効果的に抑制することができ、地震時の縦揺れや環境振動にも対応し、また外部環境の変動に影響を受けることなく、上下の滑りシート間で真空状態となり、上下の滑りシート間でのすべりが阻害されることなく免震性能を発揮することができる基礎下免震構造を提供することを課題とする。
上記の課題は、建物のコンクリート基礎が2層の発泡樹脂板を介して地盤上に支承されると共に、該2層の発泡樹脂板の間に、重ね合わせ状態にした上下の滑りシートが介設され、地震による横揺れによって上下の滑りシート間に滑りを生じて建物が免震されるようになされている基礎下免震構造において、
該2層の発泡樹脂板のうち少なくとも一方には溝部が形成されていることを特徴とする基礎下免震構造により解決される。
この構造では、地震による横揺れによって建物の耐力壁が水平力を受けると、力の伝達過程において、2層の発泡樹脂板の鉛直方向におけるバネ作用によって、2層の発泡樹脂板の間の面圧のバラツキが緩和され、上下の滑りシート間の滑り面における抵抗力が一定化されて、免震時に建物が回転運動してしまうのを効果的に抑制することができる。
しかも、2層の発泡樹脂板の間に、重ね合わせ状態にした上下の滑りシートが介設され、上下の滑りシート間に滑りを生じさせて建物を免震するようになされているので、スムーズな滑りを実現することができて、発泡樹脂板がコンクリート基礎によって傷付けられてしまうのを防ぐことができる。
加えて、上記のような発泡樹脂板を採用することにより、該発泡樹脂版の鉛直方向におけるバネ作用によって、地震や日常の環境振動による縦揺れも緩和することができる。
また、上下の滑りシートが2層の発泡樹脂板の間に介設されており、上下の滑りシートの平滑性は確保されているので、ならし層やコンクリート基礎の表面の不陸を吸収でき、効率的に施工を実施することができる。
また、上下の滑りシートが2層の発泡樹脂板の間に介設されているので、滑りシートは、外気や床下、地中の温度の影響を受けにくく、よって滑りシート自身の温度が変動しにくいため、温度変化による滑りシートの摩擦係数の変動の影響を低減することができる。特に滑りシートがプラスチック材料系からなる場合には、環境変化による摩擦係数の変動が低減される効果が高い。
さらに、本構造では、滑り面の上に発泡樹脂板を設け、その上に建物のコンクリート基礎が設けられているので、建物の荷重により発泡樹脂板が変形したとしても、発泡樹脂板の上面部が変形するだけで、滑り面となる発泡樹脂板の下面部は変形しないため、免震時に滑り面において影響を与えることがない。
また、2層の発泡樹脂板のうち少なくとも一方には溝部が形成されているので、溝部により、滑りシートの一部が収納され、上下の滑りシート間で空気の流通が可能となり、上下の滑りシート間が真空状態となることを防止することができ、上下の滑りシート間でのすべりを確保することができる。
前記2層の発泡樹脂板は、それぞれ複数の方形発泡樹脂板を連接して構成され、少なくとも一方の方形発泡樹脂板のもう一方の発泡樹脂板と相対する面には溝部が形成されており、それぞれ連接する方形発泡樹脂板の溝部どうしが接続しているとよい。
2層の発泡樹脂板が、それぞれ複数の方形発泡樹脂板を連接して構成されているので、2層の発泡樹脂板の運搬・施工は、分割された複数の方形発泡樹脂板を運搬し、順次敷き詰めていくだけで容易に実現することができる。
また、2層の発泡樹脂板はそれぞれ、方形発泡樹脂板のもう一方の発泡樹脂板と相対する面には、切り欠き部が形成されており、少なくとも一方の方形発泡樹脂板が連接することで形成される溝部が形成される溝部どうしが接続するようになされているので、溝部により、滑りシートの一部が収納され、上下の滑りシート間で空気の流通が可能となり、上下の滑りシート間が真空状態となることを防止することができ、上下の滑りシート間でのすべりを確保することができる。
上記の基礎下免震構造において、溝部が、方形発泡樹脂板の連続する2辺の端部に設けられているとよい。
溝部が、方形発泡樹脂板の連続する2辺の端部に設けられているので、複数の方形発泡樹脂板を連接して発泡樹脂板を構成した場合、それぞれの方形発泡樹脂板の境界面で溝部が形成されるので、上下の滑りシート間で空気の流通が可能となり、上下の滑りシート間が真空状態となることを防止することができ、上下の滑りシート間でのすべりを確保する溝部を一定間隔で設けることができる。
また、滑りシートの重ね合わせ部が、前記溝部に収納されるとよい。
溝部に滑りシートの重ね合わせ部を収納することができるので、滑りシートどうしが重ね合わされて、重ね合わせ部において滑りシートの厚みが増した場合でも、重ね合わせ部を溝部に収納することで発泡樹脂板間で滑りシートの重なりが発生しないので、発泡樹脂板間の滑りシートの厚みを一定に保つことができ、安定した免震性能を発揮することができる。特に、滑りシートが方形発泡樹脂板に先貼りされている場合には、方形の発泡樹脂板を連接させていく過程で、滑りシートどうしのジョイントを溝部に効率的に収納していくことができる。
本発明は以上のとおりであるから、地震時に基礎下に滑りを生じさせて建物を免震する基礎下免震構造において、免震時に建物が回転運動するのを効果的に抑制することができ、地震時の縦揺れや環境振動にも対応し、また外部環境の変動に影響を受けることなく、上下の滑りシート間で真空状態となり、上下の滑りシート間でのすべりが阻害されることなく免震性能を発揮することができる基礎下免震構造を提供することができる。
実施形態の基礎下免震構造を示すもので、図(イ)は断面側面図、図(ロ)は分解側面図である。 図(イ)は方形発泡樹脂板の平面図、図(ロ)は同側面図、図(ハ)は同正面図、図(ニ)は、保護シートと滑りシートが貼り付けられた方形発泡樹脂板を示す側面図、図(ホ)は同分解側面図である。 図(イ)は方形発泡樹脂板を連接した状態を示す側面図、図(ロ)は方形発泡樹脂板に貼り付けられた滑りシートどうしを重ね合わせ溝部に収納した状態を示す側面図、図(ハ)は方形発泡樹脂板を連接して発泡樹脂板を形成した状態を示す側面図である。 方形発泡樹脂板を連接した状態を示す平面図である。 図(イ)乃至図(ホ)は、発泡樹脂板を用いた基礎下免震構造を用いた建物の基礎の施工を順にしめす斜視図である。 図(イ)乃至図(ヘ)は方形発泡樹脂板の種類を示す平面図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す実施形態の基礎下免震構造において、1は建物のコンクリート基礎、2は地盤であり、地盤2の上には、地盤基礎3が設けられ、地盤基礎3の上に、発泡ポリプロピレンや発泡ポリスチレンなどからなる2層の発泡樹脂板4,4を介して、コンクリート基礎1が支承されており、2層の発泡樹脂板4,4の間には、重ね合わせ状態にした上下の滑りシート5,5が介設されて、地震による横揺れによって上下の滑りシート5,5間に滑りを生じて建物が免震されるようになされている。
発泡樹脂板4,4の平面形状は、それぞれ形状が同じで、発泡樹脂板の上に設けられる建物のコンクリート基礎1の底面よりも大きく設定されている。
滑りシート5,5は、例えばフッ素樹脂系シートなどからなり、上側の発泡樹脂板と上側の滑りシートの間、及び下側の発泡樹脂板と下側の滑りシートの間には、水分や下地の不陸等から滑りシート5,5を保護する保護シート6,6が必要に応じて設けられる。
発泡樹脂板4の厚さ寸法は、例えば50mmであり、シート5,5,6,6の合計厚さ寸法は、例えば6mm程度であり、コンクリート基礎1のフーチング部の厚さ寸法は、例えば155mmである。
2層の発泡樹脂板4,4は、それぞれ複数の方形発泡樹脂板4a‥が連接して構成される。図2(イ)、(ロ)、(ハ)に示すように、方形発泡樹脂板4a‥は、例えば、縦1820mm、横910mm、厚み30mmの板状であり、方形型発泡樹脂板4aのもう一方の発泡樹脂板4と相対する面4bの連続する縦と横の2辺の端部には、隣り合う方形発泡樹脂板4a間で溝部7‥を形成するための切り欠き部4c,4cが設けられている。
方形発泡樹脂板4aのもう一方の発泡樹脂板4と相対する面4bには、保護シート6を介して滑りシート5が貼り付けられている。図2(ニ)、(ホ)に示すように、保護シート6は、方形発泡樹脂板4aの面4bの切り欠き部4c,4cを除いた平面部と略同形状であり、滑りシート5は、方形発泡樹脂板4aの形状よりも大きくなっている。
発泡樹脂板4は、図3に示すように隣り合う方形発泡樹脂板4a‥どうしを連設して構成される。隣り合う方形発泡樹脂板4a‥に貼り付けられた滑りシート5どうしは重ね合わされ、方形発泡樹脂板4a‥間の溝部7‥に収納される。図4に示すように、複数の方形発泡樹脂板4a‥を、それぞれ切り欠き部4c,4cを有する端部を同じ方向に向けながら順次連設していくことで、方形発泡樹脂板4a‥間の溝部7どうしがそれぞれ接続され、発泡樹脂板4の平面内に溝部7‥が網目上に接続して張り巡らされる。
この発泡樹脂板を用いた基礎下免震構造を用いた建物の基礎の施工は次のようにして行われる。
図5(イ)に示すように、地盤2上に地盤基礎3を設ける。地盤基礎3の上面は水平な平滑面となるように施工される。
図5(ロ)に示すように、地盤基礎3上に滑り面の下側に配置される下側発泡樹脂板4を敷設する。発泡樹脂板4の敷設は、分割された方形発泡樹脂板4aを、端部に切り欠き部4cを有する面を上側にして順次敷き詰めていくことにより行う。方形発泡樹脂板4aは接着剤等により地盤基礎3に固定される。隣り合う方形発泡樹脂板4a‥に貼り付けられた滑りシートどうしは重ね合わされ、方形発泡樹脂板4a‥間の溝部7‥に収納される。
次に、図5(ハ)に示すように、下側発泡樹脂板4の上に滑り面の上側に配置される上側発泡樹脂板4を敷設する。発泡樹脂板4の敷設は、分割された方形発泡樹脂板4aを、端部に切り欠き部4cを有する面を下側にして順次敷き詰めていくことにより行う。方形発泡樹脂板4aどうしはその連設部において、接着テープ等により固定される。隣り合う方形発泡樹脂板4a‥に貼り付けられた滑りシートどうしは重ね合わされ、方形発泡樹脂板4a‥間の溝部7‥に収納される。なお、下側発泡樹脂板4と上側発泡樹脂板4の溝部7‥どうしは重なり合わないように配置される。
そして、図5(ニ)、(へ)に示すように、発泡樹脂板4上にベタ基礎である建物のコンクリート基礎1を設置し、基礎周囲を埋め戻すことにより、発泡樹脂板を用いた基礎下免震構造を用いた建物の基礎の施工は完了する。
上記の基礎下免震構造では、地震による横揺れによって建物の耐力壁が水平力を受けると、力の伝達過程において、2層の発泡樹脂板4,4の鉛直方向におけるバネ作用によって、2層の発泡樹脂板4,4の間の面圧のバラツキが緩和され、上下の滑りシート5,5間の滑り面における抵抗力が一定化されて、免震時に建物が回転運動してしまうのを効果的に抑制することができる。
しかも、2層の発泡樹脂板4,4の間に、重ね合わせ状態にした上下の滑りシート5,5が介設され、上下の滑りシート5,5間に滑りを生じさせて建物を免震するようになされているので、スムーズな滑りを実現することができて、発泡樹脂板4,4がコンクリート基礎1によって傷付けられてしまうのを防ぐことができる。
加えて、上記のような発泡樹脂板4,4を採用することにより、該発泡樹脂板4,4の鉛直方向におけるバネ作用によって、地震や、交通振動などの環境振動による縦揺れも緩和することができる。
また、上下の滑りシート5,5が2層の発泡樹脂板4,4の間に介設されており、上下の滑りシート5,5の平滑性は確保されているので、ならし層やコンクリート基礎1の表面の不陸を吸収でき、効率的に施工を実施することができる。
また、上下の滑りシート5,5が2層の発泡樹脂板4,4の間に介設されているので、滑りシート5,5は、外気や床下、地中の温度の影響を受けにくく、よって滑りシート5,5自身の温度が変動しにくいため、温度変化による滑りシート5,5の摩擦係数の変動の影響を低減することができる。特に滑りシート5,5がプラスチック材料系からなる場合には、環境変化による摩擦係数の変動が低減される効果が高い。
さらに、本構造では、滑り面の上に発泡樹脂板4,4を設け、その上に建物のコンクリート基礎1が設けられているので、建物の荷重により発泡樹脂板4,4が変形したとしても、発泡樹脂板4の上面部が変形するだけで、滑り面となる発泡樹脂板4の下面部が部分的に変形しないため、免震時に滑り面において影響を与えることがない。
発泡樹脂板4,4と滑りシート5,5の間に保護シート6,6が設けられているので、滑りシート5,5の横滑りを防止でき、また、発泡樹脂板4,4の不陸を吸収し滑りシート5,5を平滑に維持することができる。
そして、2層の発泡樹脂板4,4が、それぞれ複数の方形発泡樹脂板4a‥を連接して構成されているので、2層の発泡樹脂板4,4の運搬・施工は、分割された複数の方形発泡樹脂板4a‥を運搬し、順次敷き詰めていくことができるので、容易に実現することができる。
また、2層の発泡樹脂板4,4はそれぞれ、方形発泡樹脂板4aのもう一方の発泡樹脂板4と相対する面には、切り欠き部4cが形成されており、方形発泡樹脂板4aが連接することで形成される溝部7どうしが接続するようになされているので、溝部7により、滑りシート5の一部が収納され、上下の滑りシート5,5間で空気の流通が可能となり、上下の滑りシート5,5間が真空状態となることを防止することができ、上下の滑りシート5,5間でのすべりを確保することができる。
また、溝部7が、方形発泡樹脂板4aの連続する2辺の端部に設けられているので、複数の方形発泡樹脂板4a‥を連接して発泡樹脂板4を構成することで、それぞれの方形発泡樹脂板4a‥の境界面で溝部7が形成されるので、上下の滑りシート5,5間で空気の流通が可能となり、上下の滑りシート5,5間が真空状態となることを防止することができ、上下の滑りシート5,5間でのすべりを確保する溝部を一定間隔で設けることができる。
また、溝部7に滑りシート5の重ね合わせ部を収納することができるので、滑りシート5,5どうしが重ね合わされて、重ね合わせ部において滑りシート5の厚みが増した場合でも、重ね合わせ部を溝部7に収納することで発泡樹脂板4,4間で滑りシート5の重なりが発生しないので、発泡樹脂板間4の滑りシート5の厚みを一定に保つことができ、安定した免震性能を発揮することができる。特に、滑りシート5が方形発泡樹脂板4aに先貼りされている場合には、方形の発泡樹脂板4aを連接させていく過程で、滑りシートどうしのジョイントを溝部7に効率的に収納していくことができる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、方形発泡樹脂板の平面形状が長方形で、連続する縦と横の2辺の端部に切り欠き部が設けられた場合について示したが、方形発泡樹脂板の平面形状、切り欠き部の位置、数に制限はなく、図6(イ)、(ロ)、(ハ)に示すように、方形発泡樹脂板の平面形状が正方形であってもよいし、図6(ニ)、(ホ)、(ヘ)に示すように、方形発泡樹脂板の平面形状が長方形であってもよいし、図6(ロ)乃至(ヘ)に示すように、切り欠き部が端部だけでなく、中央部に縦方向、横方向に一つ若しくは複数設けられていてもよい。
さらに、上記実施形態では、基礎下免新構造を適用した建物のコンクリート基礎としてベタ基礎の場合について示したが、布基礎であってもよいし、独立基礎であってもよい。
1・・・コンクリート基礎
2・・・地盤
3・・・地盤基礎
4・・・発泡樹脂板
4a・・・方形発泡樹脂板
4c・・・切り欠き部
5・・・滑りシート
6・・・保護シート
7・・・溝部

Claims (3)

  1. 建物のコンクリート基礎が2層の発泡樹脂板を介して地盤上に支承されると共に、該2層の発泡樹脂板の間に、重ね合わせ状態にした上下の滑りシートが介設され、地震による横揺れによって上下の滑りシート間に滑りを生じて建物が免震されるようになされている基礎下免震構造において、
    該2層の発泡樹脂板は、それぞれ複数の方形発泡樹脂板を連接して構成され、
    少なくとも一方の方形発泡樹脂板のもう一方の方形発泡樹脂板と相対する面には溝部が形成されており、
    それぞれ連接する方形発泡樹脂板の溝部どうしが接続していることを特徴とする基礎下免震構造。
  2. 前記溝部が、方形発泡樹脂板の連続する2辺の端部に設けられている請求項に記載の基礎下免震構造。
  3. 前記滑りシートの重ね合わせ部が、前記溝部に収納される請求項に記載の基礎下免震構造。
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