JP5692294B2 - 情報処理装置、印刷制御プログラム、記録媒体及び画像処理システム - Google Patents

情報処理装置、印刷制御プログラム、記録媒体及び画像処理システム Download PDF

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Description

この発明は、情報処理装置、印刷制御プログラム、記録媒体及び画像処理システムに関する。
近年、コンピュータによりデバイスを制御する場合、オペレーティングシステム(OS)上でそのデバイスを制御するためのデバイスドライバプログラムを実行することにより、デバイスを制御するデバイスドライバの機能を実現することが行われている。この場合、ユーザが、文書作成ソフトや表計算ソフト、画像編集ソフト等の各種アプリケーションプログラム(以下単に「アプリ」という)を実行して、デバイスに何らかの動作をさせることを指示すると、アプリがその指示をデバイスドライバ(のプロセス)に渡し、デバイスドライバが指示に従ってデバイスの制御を行う。
例えばプリンタを制御して印刷を実行させる場合、ユーザが文書作成ソフトや表計算ソフト、画像編集ソフト等の各種アプリで作成・閲覧した文書を印刷する指示を行うと、アプリは、指示に従って印刷すべき文書のデータをプリンタドライバ(印刷制御プログラム)に渡し、プリンタドライバがその文書のデータをプリンタに渡して印刷を実行させる。
また、アプリが印刷指示を受け付ける際、集約、製本、拡大縮小、仕上げ処理等、プリンタが有する豊富な印刷機能に関する設定を受け付ける機能を提供し、ユーザが様々な設定を組み合わせることで、よりユーザの要望に適した印刷物を得ることを可能とする機能を搭載したプリンタドライバも提供されている。
特に近年、その機能の組み合わせをより分かりやすくするために、アイコンやサムネイル等のグラフィックシンボルにより各機能を視覚化することで利用者に対して簡便な印刷設定操作を可能としているものが多い。これらには、印刷設定に応じてどのような印刷物が得られるかを実際の出力結果を表現したアイコン等で表示する機能や、複数の機能を組み合わせた印刷設定を1つのアイコンで表現するという、いわゆるワンクリック機能というものがある。これは印刷時の様々な設定を1つのアイコンで表現しプリンタドライバに登録することで、次回以降はそのアイコンを選択すれば、本来複数回の印刷設定操作が必要なところを1回のアイコン選択で済ませることができる機能であり、以下の特許文献1乃至5に記載されているように、各プリンタベンダからも数多く提案されている。
また、マイクロソフト社は、非特許文献1にあるように、Microsoft Windows Vista(商標)における印刷支援機能として、印刷設定の内容を構造化言語であるXML(Extensible Markup Language)形式で記載したPrintTicketや、プリンタの能力を示す情報をXML形式の文書として記載したPrintCapabilitiesを提案している。
ところで、OSとしてMicrosoft Windows(登録商標) 2000やXP等を用いる場合、印刷対象の文書を印刷するときの設定内容はDEVMODEという構造体に格納され、この内容はアプリからOSのグラフィックエンジンを介してプリンタドライバに入力される。そして、上述のワンクリック機能を設ける場合、予め任意の設定内容の組み合わせをDEVMODE構造体として登録しておき、アイコンが選択された場合に、そのアイコンと対応するDEVMODE構造体を読み出して印刷に使用することが考えられる。
また、このDEVMODE構造体には、OSで定義されているパブリック領域と、各プリンタドライバのベンダが任意に定義可能なプライベート領域という領域があり、例えば上述のワンクリック機能を例にすると、用紙サイズや用紙の方向等のように、プリンタベンダに共通する内容はパブリック領域に、プリンタベンダ固有の機能はプライベート領域にその内容が格納される。
しかし、DEVMODE構造体の場合、プライベート領域に格納されている印刷設定は、その印刷設定を行ったプリンタドライバでしかその内容を認識することができない。そのため、あるプリンタドライバで登録しておいた設定内容を別のプリンタドライバで利用したくとも、その別のプリンタドライバは、プライベート領域に格納されている内容を認識することができないため、利用できなかった。そこで、利用者はその別のプリンタドライバを用いて再度同じ設定を行わなければならず、操作が面倒であるという問題があった。
このような問題は、制御対象がプリンタ以外のデバイスの場合にも、同様に発生するものである。
また、非特許文献1にも、PrintTicketやPrintCapabilitiesを活用して適切にこの問題を解決する手法は記載されていない。
この発明は、このような問題を解決し、特定の印刷制御プログラムを用いて行った設定の内容を、他の印刷制御プログラムを用いる場合でも容易に利用できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明は、第1の画像処理装置に対して印刷を要求する第1の印刷制御プログラムと、上記第1の画像処理装置とは異なる機種である第2の画像処理装置に対して印刷を要求する第2の印刷制御プログラムとを搭載する情報処理装置において、上記第1の印刷制御プログラムに、上記第1の画像処理装置に対して要求する印刷の設定であって、上記第1の画像処理装置が有する印刷に用いる各機能に対する設定をそれぞれ受け付ける設定画面を表示装置に表示する表示制御手段と、上記第1の画像処理装置が有する印刷に用いる各機能に対する設定として上記設定画面に反映されている設定を格納させておく要求に応じて、その反映されている設定に基づいて第1の印刷設定を生成し、生成したその第1の印刷設定を上記情報処理装置が有する記憶部に格納する生成保存手段と、上記第2の印刷制御プログラムによって生成され、上記記憶部に格納された第2の印刷設定であって、上記第2の画像処理装置が有する印刷に用いる各機能に対する設定に基づく第2の印刷設定と、上記生成保存手段によって格納された上記第1の印刷設定とから、上記設定画面に反映させる一の印刷設定の選択を受け付ける選択受付手段と、上記第1の画像処理装置が実行可能な機能に関する情報を含む能力情報を上記記憶部に記憶する能力情報記憶制御手段と、上記選択受付手段によって受け付けられた上記一の印刷設定が上記第1の印刷制御プログラムにより生成された印刷設定であるか否かを判定する判定手段と、上記判定手段が上記一の印刷設定は上記第1の印刷制御プログラムにより生成されたと判定した場合、上記一の印刷設定に示された設定を上記設定画面に反映させ、上記判定手段が上記一の印刷設定は上記第1の印刷制御プログラムにより生成されていないと判定した場合、上記一の印刷設定に示された設定それぞれに対する第2の画像処理装置が有する機能と上記第1の画像処理装置が有する機能との比較に基づいて、上記一の印刷設定に示された設定のうち上記第1の画像処理装置が有する機能に対応する設定を上記設定画面に反映させる反映手段とを設けたものである。
このような情報処理装置において、上記生成保存手段が、上記第1の印刷制御プログラムを識別する識別情報を含む第1の設定情報を生成し、上記判定手段が、上記選択受付手段によって受け付けられた上記一の印刷設定に上記第1の印刷制御プログラムを識別する識別情報が含まれているか否かに基づいて、上記一の印刷設定が上記第1の印刷制御プログラムで生成された印刷設定であるか否かを判定するようにするとよい。
あるいは、上記印刷に用いる機能を、用紙サイズ、給紙トレイ、グラフィックモード、原稿方向、パンチ穴あけのいずれかとするとよい。
さらに、上記用紙サイズに対する設定を、A6、A3、A4、B4、のいずれかとし、上記給紙トレイに対する設定を、自動選択、手差しトレイ、トレイ1、トレイ2のいずれかとするとよい。
あるいは、上記第1の印刷設定及び第2の印刷設定を、それぞれPrintTicketとするとよい。
また、この発明の印刷制御プログラムは、コンピュータに、第1の画像処理装置に対して印刷を要求する機能を実現させるための印刷制御プログラムであって、上記コンピュータを、上記第1の画像処理装置に対して要求する印刷の設定であって、上記第1の画像処理装置が有する印刷に用いる各機能に対する設定をそれぞれ受け付ける設定画面を表示装置に表示する表示制御手段と、上記第1の画像処理装置が有する印刷に用いる各機能に対する設定として上記設定画面に反映されている設定を格納させておく要求に応じて、その反映されている設定に基づいて第1の印刷設定を生成し、生成したその第1の印刷設定を上記情報処理装置が有する記憶部に格納する生成保存手段と、コンピュータに上記第1の画像処理装置とは異なる機種である第2の画像処理装置に対して印刷を要求する機能を実現させるための他の印刷制御プログラムによって生成され、上記記憶部に格納された第2の印刷設定であって、上記第2の画像処理装置が有する印刷に用いる各機能に対する設定に基づく第2の印刷設定と、上記生成保存手段によって格納された上記第1の印刷設定とから、上記設定画面に反映させる一の印刷設定の選択を受け付ける選択受付手段と、上記第1の画像処理装置が実行可能な機能に関する情報を含む能力情報を上記記憶部に記憶する能力情報記憶制御手段と、上記選択受付手段によって受け付けられた上記一の印刷設定が、その印刷制御プログラムにより生成された印刷設定であるか否かを判定する判定手段と、上記判定手段が上記一の印刷設定はその印刷制御プログラムにより生成されたと判定した場合、上記一の印刷設定に示された設定を上記設定画面に反映させ、上記判定手段が上記一の印刷設定はその印刷制御プログラムにより生成されていないと判定した場合、上記一の印刷設定に示された設定それぞれに対する第2の画像処理装置が有する機能と上記第1の画像処理装置が有する機能との比較に基づいて、上記一の印刷設定に示された設定のうち上記第1の画像処理装置が有する機能に対応する設定を上記設定画面に反映させる反映手段として機能させるための印刷制御プログラムである。
このような印刷制御プログラムにおいて、上記生成保存手段が、上記第1の印刷制御プログラムを識別する識別情報を含む第1の設定情報を生成し、上記判定手段が、上記選択受付手段によって受け付けられた上記一の印刷設定に上記第1の印刷制御プログラムを識別する識別情報が含まれているか否かに基づいて、上記一の印刷設定が上記第1の印刷制御プログラムで生成された印刷設定であるか否かを判定するようにするとよい。
あるいは、上記印刷に用いる機能を、用紙サイズ、給紙トレイ、グラフィックモード、原稿方向、パンチ穴あけのいずれかとするとよい。
さらに、上記用紙サイズに対する設定を、A6、A3、A4、B4、のいずれかとし、上記給紙トレイに対する設定を、自動選択、手差しトレイ、トレイ1、トレイ2のいずれかとするとよい。
あるいは、上記第1の印刷設定及び第2の印刷設定を、それぞれPrintTicketとするとよい。
また、この発明の記録媒体は、上記のいずれかの印刷制御プログラムを記録した、コンピュータにより読取可能な記録媒体である。
また、この発明の画像処理システムは、上記のいずれかの印刷制御プログラムと、上記第1の画像処理装置とを備えた画像処理システムである。
以上のようなこの発明の構成によれば、特定の印刷制御プログラムを用いて行った設定の内容を、他の印刷制御プログラムを用いる場合でも容易かつ適切に利用できるようにすることができる。
この発明の情報処理装置の実施形態であるPCと、そのPCによる制御対象のデバイスとを備えたプリントシステムの構成例を示すブロック図である。 図1に示したPCのハードウェア構成を示す図である。 図1に示したPCの機能のうち、実施形態の特徴に関連する部分の機能構成を示す、機能ブロック図である。 図1に示したPCにおけるPrintTicketの格納状況を示す図である。 図4に示したプリンタドライバAが持つPrintCapabilitiesの内容を示す図である。 プリンタドライバAが生成するPrintTicketの例を示す図である。 プリンタドライバAが用いる印刷設定画面の表示例を示す図である。 同じくショートカットアイコン管理画面の表示例を示す図である。 図3に示したプリンタドライバがPrintTicketを印刷設定情報記憶フォルダに登録する際に実行する処理の流れを示す図である。 図9に示した処理により登録されたPrintTicketを利用した印刷を行う場合の処理の流れを示す図である。 図10のステップS25に示したPrintTicketの読み出し及び反映の処理の内容をより詳細に示すフローチャートである。 図11のステップS34で行う比較処理のより詳細なフローチャートである。 図11のステップS36で行う、対応していない機能の情報の表示の例を示す図である。 図4に示したPCが備えるプリンタドライバBが持つPrintCapabilitiesの内容を示す図である。 プリンタドライバBが用いる印刷設定画面の表示例を示す図である。 プリンタドライバBにおける印刷設定の初期値を示すデフォルトPrintTicketの内容を示す図である。 プリンタドライバBが用いるショートカットアイコン管理画面の表示例を示す図である。 その別の時点での表示例を示す図である。 プリンタドライバBが図6に示したPrintTicketの内容を反映させて生成する印刷用PrintTicketの内容を示す図である。 印刷用PrintTicketに内容を反映させるPrintTicketの別の例を示す図である。 プリンタドライバBが図20に示したPrintTicketの内容を反映させて生成する印刷用PrintTicketの内容を示す図である。 プリンタドライバAが図20に示したPrintTicketの内容を反映させて生成する印刷用PrintTicketの内容を示す図である。 この発明の実施形態の変形例においてプリンタドライバが記憶する排他設定データの例を示す図である。 この発明の実施形態の変形例においてプリンタドライバが実行する排他処理のフローチャートである。 図24のステップS62で行う、発見した排他設定の情報の表示の例を示す図である。 この発明の実施形態の変形例において、プリンタドライバBが読み出して印刷用PrintTicketに反映させるPrintTicketの例を示す図である。 同じく、プリンタドライバBが図26に示したPrintTicketの内容を反映させて生成する、排他処理前のPrintTicketの内容を示す図である。 同じく、排他処理後のPrintTicketの内容を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔実施形態:図1乃至図22〕
まず図1に、この発明の情報処理装置の実施形態であるPC(パーソナルコンピュータ)と、そのPCによる制御対象のデバイスとを備えたプリントシステムの構成例を示す。
図1に示すように、このプリントシステム1は、PC10a,10b,10c(以下、個体を特定する必要がない場合には符号「10」を用いて示す)と、これらのPC10により制御されるデバイスであり、PC10からの印刷要求に従って用紙に画像を形成する画像形成装置である、プリンタ20a,20b(以下、個体を特定する必要がない場合には符号「20」を用いて示す)とを、ネットワーク30により接続して構成したシステムである。ネットワーク30としては、LAN(ローカルエリアネットワーク)を始め、有線、無線を問わず、任意の通信経路を採用可能である。
ここで、図2にPC10のハードウェア構成を示す。
この図に示すように、PC10は、CPU11,ROM12,RAM13,表示器14,操作部15,HDD(ハードディスクドライブ)16,通信インタフェース(I/F)17を備え、これらがシステムバス18により接続された構成である。表示器14は、例えば液晶ディスプレイ、操作部15は、例えばマウスやキーボードである。もちろん、外部の表示器や操作部を用いてもよい。
これらのハードウェアは、ハードウェアとしては公知の構成でよい。
そして、PC10においては、CPU11が実行するOS上で、ROM12やHDD16に記憶されているこの発明のプログラムの実施形態であるプリンタドライバプログラムを動作させることにより、プリンタ20を制御するデバイスドライバ手段であるプリンタドライバの機能を実現することができる。
なお、ここでいうプリンタ20の制御とは、PC10とプリンタ20との間で相互にデータを送受信しながら行うものだけでなく、印刷対象のデータに基づいてプリンタ20に印刷動作を実行させるための処理全般を含む。例えば、OSの内部命令をプリンタが解釈可能な言語に変換し、PDL(Page Description Language)で記載されたプリントデータを生成する処理も含む。
なお、OSとしては、Microsoft Windows Vista(商標)を使用しており、OSが提供するプラットフォームを利用して、プリンタドライバがプリンタに指示する各種印刷設定の内容を、プリンタの能力の中で選択された設定(例えば「用紙サイズはA4」等)を示すXML形式の文書であるPrintTicketとして記載することができる。PrintTicketの書式は、OSの供給元であるMicrosoft社によってある程度決められているため、PrintTicketは、印刷設定の内容をPrintTicket形式で記載した印刷設定情報であると考えることもできる。
また、プリンタドライバによる制御対象であるプリンタが有する能力を示す情報を、XML文書の形式であるPrintCapabilitiesとして記載することもできる。PrintCapabilitiesの書式も、OSの供給元であるMicrosoft社によってある程度決められているため、PrintCapabilitiesは、デバイスが有する機能の内容をPrintCapabilities形式で記載したデバイス能力情報であると考えることもできる。
また、プリンタ20も、ハードウェアとしては、CPU,ROM,RAM,通信I/F(インタフェース),操作パネル,プリントエンジン等を備えた公知のものでよい。そして、このプリンタ20は、プリンタドライバからのプリント命令に従い、プリントデータに付されたPrintTicketに記載された設定内容に従った設定で、プリントデータが示す内容の画像を印刷するプリント機能を有する。また、プリンタ20を、スキャン、ファクシミリ通信、文書蓄積等の機能を併せ持つMFP(デジタル複合機)として構成してもよい。
以上のプリントシステム1を構成するPCやプリンタの台数には、特に制限はない。
次に、図3に、図1に示したPC10の機能のうち、この実施形態の特徴に関連する部分の機能構成を示す。
図3に示すように、PC10は、上述のプリンタドライバプログラムにより実現されるプリンタドライバ110の機能と、文書作成ソフトや表計算ソフト、画像編集ソフト等の各種アプリケーションプログラムにより実現されるアプリケーション120の機能とを有する。また、プリンタドライバ110もアプリケーション120も、1台のPC10に複数存在していてもよい。
そして、アプリケーション120は、ユーザの操作に従って文書や画像等のデータを作成すると共に、ユーザの印刷指示に従って適当なプリンタドライバ110を起動して、作成した文書や画像等のデータを渡し、印刷に必要な処理を実行させる機能を有する。
一方、プリンタドライバ110は、印刷設定情報管理部111,印刷設定情報読み込み部112,印刷設定情報検査部113,印刷設定反映部114,印刷設定情報作成/保存部115,印刷実行部116を有する。
印刷設定情報管理部111は、プリンタドライバ110の機能を利用してユーザが作成したPrintTicketの格納位置を管理する機能を有する。また、他のプリンタドライバからの照会に応じて、その格納位置の情報を提供したり、他のプリンタドライバにより作成されたPrintTicketの格納位置を記憶したりする機能も有する。
印刷設定情報読み込み部112は、印刷設定情報管理部111が記憶する格納先から、ユーザが指定したPrintTicketを読み込むと共に、その書式を確認する機能を有する。
また、DEVMODE構造体あるいは他の形式で登録されている印刷設定情報を読み込み、これをPrintTicket形式に変換する機能を設けてもよい。
印刷設定情報検査部113は、印刷設定情報読み込み部112が読み込んだPrintTicketの内容を解析し、そこに記載されている情報が、自ドライバによる制御対象のプリンタが有する機能の範囲内の情報であるか否かを判断する機能を有する。制御対象のプリンタが有する機能の情報は、所定のフォルダに格納されるPrintCapabilitiesファイルとして記憶している。
印刷設定反映部114は、印刷設定情報読み込み部112が読み込んだPrintTicketの内容に基づき、印刷実行時にプリンタに送信するPrintTicketの内容を変更する機能を有する。この変更は、読み込んだPrintTicketが、自ドライバが生成したものである場合には、PrintTicketに記載された設定内容をそのまま全て印刷実行時にプリンタに送信するPrintTicket(以下「印刷用PrintTicket」という)の内容に反映させる形で行う。また、読み込んだPrintTicketが、他のドライバが生成したものである場合には、PrintTicketに記載された設定内容のうち、印刷設定情報検査部113による検査結果に応じた範囲のみ、より具体的には、制御対象のプリンタが有する機能の範囲内の設定内容を、印刷用PrintTicketの内容に反映させる形で行う。
印刷設定情報作成/保存部115は、後述する図7に示すようなGUIにより設定指示を受け付け、ユーザから受け付けた印刷設定の内容に従って、印刷用PrintTicketを作成する機能を有する。この機能により作成した印刷用PrintTicketに、印刷設定反映部114の機能により読み込んだPrintTicketの内容を反映させることもできるし、逆に、印刷設定反映部114の機能により読み込んだPrintTicketの内容を反映させた後で、その全部または一部を、ユーザから受け付けた印刷設定の内容に従って変更することもできる。
さらに、印刷設定情報作成/保存部115は、この作成した印刷用PrintTicketや、印刷設定反映部114が読み込んだPrintTicketの内容を反映させた後の印刷用PrintTicketを、印刷設定情報管理部111が管理する記憶位置に保存する機能も有する。
印刷実行部116は、ユーザから印刷実行の指示があった場合に、アプリケーション120から渡された印刷すべきドキュメントの内容を示すデータを、制御対象のプリンタが理解できるプリンタ言語形式のプリントデータに変換し、これに作成しておいた印刷用PrintTicketを付加してプリントコマンドを生成し、プリンタに送信する機能を有する。そして、このことにより、プリンタに印刷を実行させることができる。
ここで、図4に、PC10におけるPrintTicketの格納状況を示す。
PC10においては、各プリンタドライバ110と対応させて、そのプリンタドライバ110が作成したPrintTicketを格納する印刷設定情報記憶フォルダを設け、これを印刷設定情報記憶手段として用いている。そして、各プリンタドライバ110は、印刷設定情報作成/保存部115によるPrintTicketの保存は、自ドライバと対応するフォルダに行う。一方、印刷設定情報読み込み部112によるPrintTicketの読み込みについては、基本的には自ドライバと対応するフォルダから行うが、ユーザの指示により、図4に破線で示したように、他のプリンタドライバと対応するフォルダからもPrintTicketを読み込むことができる。この場合、読み込むべきPrintTicketの位置は、他のプリンタドライバの印刷設定情報管理部111に問い合せたり、PrintTicketのファイル名の拡張子でファイル検索をしたりして、把握することができる。
なお、以降の説明においては、プリンタドライバを、制御対象のデバイス毎に区別する場合には、プリンタ20aを制御するためのプリンタドライバを「プリンタドライバA」、プリンタ20bを制御するためのプリンタドライバを「プリンタドライバB」と呼ぶことにする。
次に、図5に、PC10が備えるプリンタドライバの1つであるプリンタドライバAが持つPrintCapabilitiesの内容を示す。
このPrintCapabilitiesは、プリンタドライバAが制御するプリンタ20aが有する機能の内容を示すものである。ただし、ここで示すのは、説明の用に供するため、実際にプリンタが備える機能のごく一部に関するデータのみを記載したものであり、実際に使用されるPrintCapabilitiesには、図に示したものよりはるかに多くの機能に関する記載が含まれる。これは、以降説明する全てのPrintCapabilitiesやPrintTicketについて同様である。
また、PrintCapabilitiesは、予め所定の記憶手段に記憶しておいてもよいが、プリンタドライバが起動された際、さらにはその後定期的に、制御対象のプリンタにアクセスして取得するようにしてもよい。
そして、図中に示した各要素のうち、最上位のFeature要素1つが、機能1単位を示す。また、そのname属性が、機能の識別子を示す。図5の例では、5つのFeature要素211〜215により、プリンタ20aが、"PageMediaSize"(用紙サイズ),"JobInputBin"(給紙トレイ),"JobGraphicsMode"(グラフィックモード),"PageOrientation"(原稿方向),"JobHolePunch"(パンチ穴あけ)の5つの機能を有することが示されている。
また、各Feature要素の子要素であるOption要素は、Feature要素が示す機能について設定できる各選択肢を示している。例えば、"PageMediaSize"のFeature要素211(name属性の値が"PageMediaSize"のFeature要素)は、4つのOption要素216〜219を子要素として持ち、これらの各々が、選択可能な設定内容として、"ISOA6"(A6),"ISOA3"(A3),"ISOA4"(A4),"ISOB4"(B4)の4つの選択肢を示している。"JobInputBin"のFeature要素212は、4つのOption要素220〜223を子要素として持ち、これらの各々が、選択可能な設定内容として、"AUTO"(自動選択),"Manual"(手差しトレイ),"Tray1"(トレイ1),"Tray2"(トレイ2)の4つの選択肢を示している。
また、Feature要素の中には、その要素が示す機能の設定を行うと、同時に他の項目に関する設定を行う必要があるものもある。例えば、用紙サイズを設定すると、それに合わせて用紙の幅と高さを設定する必要が生じる。そして、"PageMediaSize"のFeature要素211においては、各Option要素216〜219に、子要素としてScoredProperty要素224,225を設け、そのOption要素を選択した場合に値を設定すべき項目と、その値を記載している。図5の例では例えば、"PageMediaSize"について"ISOA6"を選択した場合には、"MediaSizeWidth"の項目にValue要素226が示す「105000」を、"MediaSizeHeight"の項目にValue要素227が示す「148000」を設定することがわかる。
次に、図6に、プリンタドライバAが生成するPrintTicketの例を示す。
このPrintTicketは、プリンタドライバAが印刷要求時にプリンタ20aに送信して設定を要求する設定内容を示すものである。
PrintTicketにおいては、まず、先頭のFeature要素231に、そのPrintTicketを生成したプリンタドライバの識別情報を記載している。識別情報自体は、Feature要素231の子要素であるOption要素237のname属性として記載しており、ここでは、識別情報として"Printer_A"を記載している。
また、2番目以降のFeature要素232〜236は、このPrintTicketを生成したプリンタドライバAが持つPrintCapabilitiesに含まれるFeature要素が示す各機能につき、設定する選択肢を示すものである。そして、Feature要素232〜236の子要素としては、PrintCapabilitiesにおいて同名のFeature要素が有していたOption要素のうち、設定する選択肢を示すOption要素を1つ記載している。例えば、Feature要素233は、子要素であるOption要素238により、給紙トレイの機能につき、トレイ1を設定することを示している。
PrintTicketには、ユーザの指示に応じて読み出せるように図4に示したように所定のフォルダに格納しておくもの、デフォルトの書式を示すデータとして記憶しておくもの、プリントデータに付加してプリンタに送信するもの(印刷用PrintTicket)等があるが、どの用途に用いる場合も書式は同じである。
次に、図7に、プリンタドライバ110がユーザからの設定指示を受け付けるためのGUI画面の表示例を示す。ユーザからの設定指示を受け付けるための画面は、プリンタドライバ毎に異なるが、図7に示したのは、プリンタドライバAが用いる画面である。
そして、この図に示す印刷設定画面310には、プリンタドライバAによる制御対象であるプリンタ20aが有する各機能につき、ユーザから設定すべき値の指示を受け付けるための画面である。このため、印刷設定画面310には、図5に示したPrintCapabilities中のFeature要素211〜215と対応する選択部311〜315を設け、Feature要素211〜215が示す用紙サイズ,給紙トレイ,グラフィックモード,原稿方向,パンチ穴あけの各項目につき、Feature要素211〜215の子要素であるOption要素が示す選択肢のいずれかの選択を受け付けることができるようにしている。
各選択部311〜315における選択肢の初期値は、プリンタドライバAがデフォルトの書式を示すデータとして記憶しているデフォルトPrintTicketの内容に従って定める。また、プリンタドライバ110は、印刷設定画面310を表示した場合には、デフォルトPrintTicketをコピーして、プリントデータに付加してプリンタに送信する印刷用PrintTicketを生成し、以後、各選択部311〜315において選択肢の選択が変更される度に、その変更後の設定内容を反映させるように、印刷用PrintTicketの内容を変更する。
OKボタン316は、選択部311〜315で行った設定に基づく印刷の実行指示を受け付けるボタン、キャンセルボタン317は、印刷を中止して前の画面に戻る指示を受け付けるボタンである。
なお、印刷設定画面310の内容を示すデータは、PrintCapabilitiesに基づいて生成する必要はなく、PrintCapabilitiesと独立して用意しておけばよい。
また、印刷設定画面310には、PrintTicketを用いた一括設定を行うためのショートカットアイコン管理画面330の表示指示を受け付けるショートカット設定ボタン318も設けている。
次に、図8に、このショートカットアイコン管理画面の表示例を示す。
そして、この図に示すショートカットアイコン管理画面330には、アイコン表示部331,設定内容表示部333,設定登録ボタン334,設定呼び出しボタン335,閉じるボタン336を設けている。
このうちアイコン表示部331は、印刷設定情報記憶フォルダに登録されている印刷設定の一覧を表示すると共に、印刷に使用する印刷設定の選択を受け付ける部分である。そして、印刷設定毎に、その名称と、その印刷設定の内容に従って制御対象のプリンタに印刷を行わせた場合の書式の内容を示すアイコンとを表示して、各印刷設定の内容を分かり易くしている。なお、この印刷設定の内容は、印刷設定情報記憶フォルダにPrintTicketとして登録されている。
印刷設定に基づいてアイコンを生成する方法については、適宜公知のものを採用すればよい。また、アイコンに代えて、プリントデータが示す印刷内容を印刷設定の内容に従って加工して生成する、出力される印刷物の状態を模式的に示すサムネイル画像等、他のグラフィックシンボルを用いてもよい。
そして、ユーザは、このアイコンをシングルクリックすることにより、そのアイコンを選択することができる。いずれかのアイコンが選択されると、カーソル332によりその旨が示され、設定内容表示部333に、そのアイコンと対応する印刷設定の内容が表示される。
また、ユーザは、アイコン表示部331のアイコンをダブルクリックすることにより、アイコンと対応する印刷設定を選択し、その印刷設定を、図7に示した印刷設定画面310の内容に反映させることができる。この場合、プリンタドライバ110は、ユーザが選択したアイコンと対応する印刷設定の内容を示すPrintTicketを印刷設定情報記憶フォルダから読み出して、その内容を印刷用PrintTicketに反映させる。
この読み出しは、自ドライバ(印刷設定画面310やショートカットアイコン管理画面330を表示させたプリンタドライバ)と対応する印刷設定情報記憶フォルダから行うこともあれば、他のプリンタドライバと対応する印刷設定情報記憶フォルダから行うこともある。また、読み出したPrintTicketの内容を全て印刷用PrintTicketに反映させるとは限らないが、この点については後述する。そして、この反映の結果印刷用PrintTicketの内容が変更された場合には、図7に示した印刷設定画面310の選択部311〜315における選択肢の選択内容もこれに合わせて変更する。
また、反映後の設定内容に従って印刷を行う場合には、閉じるボタン336を押下して印刷設定画面310に戻り、ここでOKボタン316を押下すればよい。設定内容をさらに変更する場合には、印刷設定画面310において変更操作が可能である。
また、ユーザは、アイコン表示部331のいずれかのアイコンをシングルクリックして選択した状態で設定登録ボタン334を押下することにより、その時点で印刷設定画面310においてなされていた印刷設定の内容を、選択したアイコンと対応する印刷設定として登録することができる。この場合、プリンタドライバ110は、設定登録ボタン334が押下された時点での印刷用PrintTicketを、選択されていたアイコンと対応する印刷設定の内容を示すPrintTicketとして、それまでのPrintTicketに上書きして印刷設定情報記憶フォルダに登録する。この場合、アイコンの表示も、新たに登録したPrintTicketの内容に応じて変更する。また、新規のアイコンを作成し、印刷設定の内容を、そのアイコンと対応する印刷設定の内容を示すPrintTicketとして登録できるようにしてもよい。
設定呼び出しボタン335は、他のプリンタドライバにより登録された印刷設定を示すアイコンを、アイコン表示部331における選択肢に追加する指示を受け付けるためのボタンである。この追加の後では、アイコン表示部331により、他のプリンタドライバが作成し、そのプリンタドライバと対応する印刷設定情報記憶フォルダに格納されているPrintTicketを読み出す指示を行うことができる状態になる。
なお、設定呼び出しボタン335の押下に応じてアイコン表示部331に表示させたアイコンについては、そのアイコンが選択された状態で設定登録ボタン334が押下されても、そのアイコンと対応するPrintTicketの登録は行わない。他ドライバと対応する印刷設定情報記憶フォルダの内容を不用意に変更してしまうと、そのドライバの動作に不具合が生じる恐れがあるためである。
以上の図7及び図8の説明からわかるように、プリンタドライバ110を利用する場合、ユーザは、予め所望の印刷設定をPrintTicketとして登録しておき、後でアイコン表示部331においてその印刷設定を示すアイコンをクリックするだけで、登録しておいた印刷設定を再現することができる。また、他のプリンタドライバにより登録した印刷設定についても、同様にアイコンをクリックするだけで再現することができる。
以下、この機能を実現するための処理について説明する。
まず、図9に、プリンタドライバ110がPrintTicketを印刷設定情報記憶フォルダに登録する際に実行する処理の流れを示す。
この図に示す処理の各ステップは、ユーザの操作に応じてイベント駆動でなされるものであるが、処理の流れを分かり易くするため、連続した処理の流れとして示した。また、この図9に示す処理は、PC10のCPUが所要のプログラム(ここではプリンタドライバ110)を実行することにより行うものであるが、説明を簡単にするため、そのプログラムが処理を実行するとして説明する。以後の図に示す処理についても同様である。
図9に示す処理においては、まず、印刷設定画面310の表示指示があった場合に、プリンタドライバ110がディスプレイに図7に示した印刷設定画面310を表示させ、ユーザからの印刷設定の指示を受け付けると共に、印刷用PrintTicketの初期値を生成する(S11)。印刷設定画面310の表示指示には、ユーザがアプリ上で印刷指示を行った場合にアプリから発せられたり、ユーザが直接行ったりするプリンタドライバ110の起動指示も含む。
その後、プリンタドライバ110は、ユーザからの各選択部311〜315における印刷設定変更指示に応じて、その変更指示に従って印刷用PrintTicketの内容を変更する(S12)。また、印刷設定画面310の表示更新も行う。
次に、ユーザが所望の設定変更指示を行い、これが印刷用PrintTicketに反映された後で、ユーザがショートカット設定ボタン318を押下すると、プリンタドライバ110はディスプレイに図8に示したショートカットアイコン管理画面330を表示させる(S13)。
そして、ユーザがショートカットアイコン管理画面330においてアイコンを選択して設定登録ボタン334を押下すると、プリンタドライバ110は、設定登録ボタン334押下時点の印刷用PrintTicketのコピーを、選択されたアイコンと対応するPrintTicketとして、自ドライバと対応する印刷設定情報記憶フォルダに保存する(S14)。
以後も、ユーザはショートカットアイコン管理画面330や印刷設定画面310における操作が可能であるが、このステップS14までの手順でプリンタドライバ110に処理を実行させることにより、ユーザは、印刷設定情報記憶フォルダに所望の設定内容を示すPrintTicketを登録することができる。
次に、図10に、図9に示した処理により登録されたPrintTicketを利用した印刷を行う場合の処理の流れを示す。この図に示す処理の各ステップも、図9の場合と同様、イベント駆動でなされるものであるが、処理の流れを分かり易くするため、連続した処理の流れとして示した。
図9に示す処理においては、まず、ユーザからドキュメントファイルを開く指示があった場合に、PC10のOSが、適当なアプリケーション120を起動して、指示されたドキュメントファイルを開く(S21)。
そしてその後、ユーザがアプリケーション120に対してドキュメントの印刷指示を行うと、これを検出したアプリケーション120が印刷に使用するプリンタを制御するプリンタドライバ110を起動して、指示されたドキュメントの印刷を行わせる。このとき、プリンタドライバ110の機能により図7に示した印刷設定画面310の表示を行う(S22)。このとき、デフォルトの書式を示す印刷用PrintTicketの生成も行う。
そして、ユーザが印刷設定画面310においてショートカット設定ボタン318を押下すると、プリンタドライバ110はディスプレイに図8に示したショートカットアイコン管理画面330を表示させる(S23)。またこの時点では、起動されているプリンタドライバ110と対応する印刷設定情報記憶フォルダに格納されているPrintTicketを示すアイコンを、アイコン表示部331に表示する。
そして、ショートカットアイコン管理画面330において、ユーザが設定呼び出しボタン335を押下すると、プリンタドライバ110は、他ドライバと対応する印刷設定情報記憶フォルダに格納されているPrintTicketを検索し、発見されたPrintTicketと対応するアイコンをアイコン表示部に追加する(S24)。
ここで行う検索としては、例えば、また、PC10が備える全て又は所定範囲のフォルダについて、拡張子等を用いてPrintTicketのファイルを検索し、得られたファイルについて"DeviceName"のFeature要素の内容を参照して、PC10にインストールされているプリンタドライバが生成したPrintTicketを取得することが考えられる。
また、PC10が備える全部又は一部のプリンタドライバについて、対応する印刷設定情報記憶フォルダの情報を保持しておき、その全てのフォルダ又はそのうちユーザが指定したフォルダに格納されているPrintTicketを検索することも考えられる。
そして、ステップS24の処理を行うことにより、ユーザが他のプリンタドライバが登録したPrintTicketを選択して印刷用PrintTicketに反映させることができるようになる。しかし、プリンタドライバ110と対応する印刷設定情報記憶フォルダに格納されているPrintTicketを印刷用PrintTicketに反映させるのであれば、このステップS24の処理を行う必要はない。
次に、ショートカットアイコン管理画面330において、ユーザがアイコンをダブルクリックしてそのアイコンと対応する印刷設定の反映を指示すると、プリンタドライバ110は、そのダブルクリックされたショートカットアイコンと対応するPrintTicketを適当な印刷設定情報記憶フォルダから読み出し、その内容を印刷用PrintTicketに反映させる(S25)。この反映の処理については、後に詳述する。
また、この反映の結果印刷用PrintTicketの内容が変更された場合には、図7に示した印刷設定画面310の選択部311〜315における選択肢の選択内容もこれに合わせて変更し、表示を更新する(S26)。
その後、ユーザが閉じるボタン336を押下してショートカットアイコン管理画面330を閉じた後、印刷設定画面310に戻ってOKボタン316を押下すると、プリンタドライバ310は、印刷を指示されたドキュメントのデータに、印刷用PrintTicketを付加してプリントコマンドを生成し、これを制御対象のプリンタに送信して、印刷用PrintTicketが示す設定内容に従った印刷を実行させる(S27)。ここで送信する印刷用PrintTicketは、ステップS25においてショートカットアイコンと対応するPrintTicketの内容が反映されたものとなっている。
以上の後、プリンタドライバ110による処理は終了し、ユーザによる操作対象はアプリケーション120に戻る。このステップS27までの手順で各プログラムに処理を実行させることにより、ユーザは、印刷設定情報記憶フォルダに登録されているPrintTicketの内容に従った印刷を実行することができる。ステップS26とS27の間で、印刷設定画面310において印刷設定の内容を変更することも可能ではあるが、ステップS25の処理は、読み出したPrintTicketを、すぐに印刷に使用できる状態で印刷用PrintTicketに反映させるものである。そして、この反映の指示を受け付ける場合、PC10のCPUは受付手段として機能する。
また、ステップS27の完了後、ユーザは、アイコンの選択及び設定登録ボタン334の押下を行うことにより、読み出したPrintTicketの内容を反映させた後の印刷用PrintTicketを、図9のステップS14の場合と同様、選択されたアイコンと対応するPrintTicketとして自ドライバの印刷設定情報記憶フォルダに登録することができる。
次に、図11を用いて、図10のステップS25に示したPrintTicketの読み出し及び反映の処理の内容を、より詳細に説明する。
この図に示すように、プリンタドライバ110は、ユーザがアイコンをダブルクリックしてそのアイコンと対応する印刷設定の反映を指示すると、図10のステップS25に示した部分の処理として、まず、ダブルクリックされたアイコンと対応するPrintTicketを適当な印刷設定情報記憶フォルダから読み出す(S31)。各アイコンと対応するPrintTicketの格納位置は、アイコン表示部331にアイコンを表示する際に記憶しておけばよい。この処理においては、PC10のCPUは読出手段として機能する。
その後、読み出したPrintTicketは自ドライバが作成したものか否か判断する(S32)。この判断はここでは、PrintTicketに含まれる、"DriverName"のFeature要素(例えば図6に符号231で示したもの)に記載されたドライバの識別情報に基づいて行うことができる。また、アイコンに対応付けて自他識別情報を用意しておき、これに基づいて行ってもよい。この処理においては、PC10のCPUは判別手段として機能する。
そして、ステップS32でYESの場合、読み出したPrintTicketに記載されている設定は、全て制御対象のプリンタで使用可能なものであると考えられる。そこで、読み出したPrintTicketを、そのまま新たな印刷用PrintTicketとすることにより、読み出したPrintTicketに記載された設定内容を、印刷用PrintTicketに反映させる(S33)。この場合、"DriverName"のFeature要素も変更する必要はない。ステップS32でYESの場合、この処理においては、PC10のCPUは第1の制御手段として機能する。なお、PrintTicketにヘッダやフッタが付されている場合には、ステップS33にて、ヘッダやフッタの内容を適切な内容に変更する処理も行う。
一方、ステップS32でNOの場合、読み出したPrintTicketは、他のプリンタで使用するために作成されたものであると考えられるから、制御対象のプリンタで使用できない設定が含まれている可能性がある。そこで、読み出したPrintTicketの内容と、自ドライバが有するPrintCapabilitiesの内容とを比較する(S34)。ここで用いるPrintCapabilitiesは、制御対象のプリンタが有する機能を示すものである。
図12に、このステップS34で行う比較処理のより詳細なフローチャートを示す。
この図に示すように、ステップS34の処理においては、まずFeature要素を1つ取得する(S51)。そして、PrintCapabilities中に、ステップS51で取得したものと同じ名前のFeature要素があり、かつ、そのFeature要素の子要素であるOption要素に、ステップS51で取得したFeature要素の子要素であるOption要素と同じ名前のものがあるか否か判断する(S52)。ここでOption要素についての判断も行うのは、制御対象のプリンタがある機能を有していても、PrintTicketにより指定される特定の選択肢には対応できない場合もあり得るためである。例えば、用紙サイズの選択として、PrintTicketではA3が選択されているが、制御対象のプリンタはA4サイズまでしか給紙できない等である。
ステップS52の判断がYESであれば、制御対象のプリンタは、ステップS51で取得したFeature要素についての印刷設定に従った印刷を行う機能を有していることがわかる。また、NOであれば、その機能を有していないことがわかる。
そこで、ステップS52でNOの場合には、ステップS51で取得したFeature要素が示す機能を制御対象のデバイスが有していない旨の情報を記憶する(S53)。
そして、どちらの場合も、PrintTicketにまだステップS51で取得していないFeature要素が残っている限り、ステップS54からステップS51に戻って処理を繰り返し、全てのFeature要素について処理が完了すると、図11のステップS35の処理に進む。ただし、"DriverName"のFeature要素のように、機能と無関係なFeature要素については、そもそもPrintCapabilitiesに含まれていない場合もあるため、処理対象とする必要はない。あるいは、ステップS53での登録を行わないようにしてもよい。
以上の処理により、図11のステップS31で読み出したPrintTicketに記載された設定内容のうち、制御対象のプリンタの能力の範囲内の設定と、能力の範囲外の設定とを判別することができる。
図11の説明に戻ると、図12に示した比較処理の後、プリンタドライバ110は、ステップS31で読み出したPrintTicketが、制御対象のプリンタが対応していない機能の指定を含むか否か判断する(S35)。すなわち、図12のステップS53で何らかの情報を記憶したか否か判断する。
そして、ここでYESであれば、対応していない機能の情報、すなわち図12のステップS53で記憶した情報をディスプレイに表示する(S36)。この表示は、例えば図13に示すように、制御対象のプリンタが対応していない機能及び選択肢を、その機能に関する設定を行わない旨のメッセージと共に表示すればよい。ここでは、機能及び選択肢の表示は、図示しないGPD(汎用プリンタ記述:Generic Printer Description)データに含まれる文字列を用いて行っており、PrintTicket中のFeature要素及びOption要素のname属性と、GPDデータ中の文字列との対応関係は、プリンタドライバ110が管理している。
また、ステップS36の後は、ステップS31で読み出したPrintTicketのから、制御対象のプリンタが対応していない機能に関する設定情報の部分を削除する(S37)。例えば、読み出したPrintTicketのうち、図12のステップS53で記憶したFeature要素の部分を削除すればよい。
一方、ステップS35でNOであれば、制御対象のプリンタは、読み出したPrintTicketに記載された設定内容に全て対応しているため、この時点ではステップS31で読み出したPrintTicketに加工を加えない。
またいずれの場合も、その後、ステップS31で読み出した(ステップS37での加工後の)PrintTicketに、PrintCapabilitiesに含まれる全てのFeature要素が含まれているか否か判断する(S38)。すなわち、読み出したPrintTicketの記載で、制御対象のプリンタに対して必要な設定を全て行うことができるか否かを判断する。
そして、ここでNOである場合、ステップS31で読み出した(ステップS37での加工後の)PrintTicketに、不足しているFeature要素を追加する。このとき、子要素に持たせるOption要素は、処理を実行中のプリンタドライバ110におけるデフォルト値、すなわちデフォルトPrintTicketの記載に従う(S39)。ステップS31で読み出した時点のPrintTicketに、PrintCapabilitiesに記載されている全てのFeature要素が含まれていたとしても、Option要素の不一致により、ステップS37でそのFeature要素が削除される場合もあるが、この場合には、ステップS39で改めてそのFeature要素を追加することになる。
ステップS38でYESであれば、PrintTicketを加工せずに次の処理に進む。
その後、いずれの場合も、ステップS31で読み出した(ステップS37及び/又はステップS39で加工後の)PrintTicketに記載されているドライバの識別情報、すなわち"DriverName"のFeature要素の内容を、自ドライバのものに変更する(S40)。PrintTicketにヘッダやフッタが付されている場合には、ステップS40にて、ヘッダやフッタの内容を適切な内容に変更する処理も行う。
そして、以上の加工後のPrintTicketを、新たな印刷用PrintTicketとする(S41)。
ここまでのステップS35乃至S41の処理により、ステップS31で読み出したPrintTicketの内容は、PrintCapabilitiesとの比較結果に応じて、制御対象のプリンタで実現可能な範囲の設定内容が印刷用PrintTicketに反映されることになる。この部分の処理においては、PC10のCPUは第2の制御手段として機能する。
以上のステップS33又はS41までの処理により、プリンタドライバ110は、ユーザがダブルクリックしたアイコンと対応するPrintTicketの内容を、そのPrintTicketを生成したのが自ドライバか他ドライバかに応じて適切に印刷用PrintTicketの内容に反映させることができる。
次に、このPrintTicketの反映処理について、図4に示したプリンタドライバBにより印刷を行う際に、プリンタドライバAを用いて登録したPrintTicketを用いて印刷設定を行う場合を例に挙げてさらに説明する。
図14に、プリンタドライバBが持つPrintCapabilitiesを示す。
このPrintCapabilitiesは、プリンタドライバBが制御するプリンタ20bが有する機能の内容を示すものであり、その形式は、図5に示したプリンタドライバAが持つPrintCapabilitiesと同じである。また、プリンタ20bの機能は、プリンタ20aと比較して、パンチ穴あけ機能がない点が異なるのみである。これを反映して、図14に示したPrintCapabilitiesの内容も、"JobHolePunch"(パンチ穴あけ)機能を示すFeature要素がない点が、図5に示したPrintCapabilitiesと異なるのみである。
図15に、プリンタドライバBが用いる印刷設定画面の表示例を示す。
この図に示すように、プリンタドライバBが用いる印刷設定画面310′には、制御対象のプリンタ20bにパンチ穴あけ機能がないことに伴い、パンチ穴あけ選択部315はないが、その他の点では、プリンタドライバAが用いる図7に示した画面と同様なものである。
図16に、プリンタドライバBにおける印刷設定の初期値を示すデフォルトPrintTicketを示す。
このデータは、Feature要素402〜405の内容により、印刷設定画面310′において、用紙サイズ選択部311の初期値が「A4」、給紙トレイ選択部312の初期値が「自動選択」、グラフィックモード選択部313の初期値が「ラスタ」、原稿方向選択部314の初期値が「縦長」であることを示している。Feature要素401は、PrintTicketを生成したのがプリンタドライバBであることを示すための要素である。そして、このデフォルトPrintTicketの内容が、プリンタドライバBが生成する印刷用PrintTicketの初期値となる。
また、図15に示した印刷設定画面310′においてショートカット設定ボタン318が押下された場合、プリンタドライバBは、ディスプレイにショートカットアイコン管理画面を表示させる。
図17及び図18に、プリンタドライバBが用いるショートカットアイコン管理画面の表示例を示す。
このショートカットアイコン管理画面330′は、枠やボタンの配置は、プリンタドライバAが用いる図8に示した画面と同様なものである。しかし、図4に示したように、プリンタドライバBと対応する印刷設定情報記憶フォルダには、印刷設定情報ファイル(PrintTicket)S,Tが登録されているのみであるので、初めにショートカットアイコン管理画面330′を表示させる時点では、図17に示すように、アイコン表示部331には、PrintTicketS,Tと対応する書式S,Tのアイコンを表示させる。
また、ユーザが設定呼び出しボタン335を押下すると、プリンタドライバBは、他のプリンタドライバと対応する印刷設定情報記憶フォルダに格納されているPrintTicketを検索し、印刷設定情報記憶フォルダAに格納されているPrintTicketP〜Rを発見して、図18に符号337で示すように、これらと対応する書式P〜Rのアイコンをアイコン表示部331に追加する。
そして、ユーザが書式Pのアイコンをダブルクリックすると、プリンタドライバBは、図11に示した処理を実行し、印刷設定情報記憶フォルダAからクリックされたアイコンと対応するPrintTicketPを読み出して、その内容を印刷用PrintTicketの内容に反映させる。
ここで、PrintTicketPの内容が図6に示したものであるとすると、図11のステップS34でこのPrintTicketPをプリンタドライバBが持つ図14のPrintCapabilitiesと比較した結果、プリンタドライバBの制御対象であるプリンタ20bは、PrintTicketPに記載された設定内容のうち、"JobHolePunch"には対応していないことがわかる。
そこで、プリンタドライバBは、読み出したPrintTicketPの内容を印刷用PrintTicketに反映させる際、プリンタ20bが対応していない"JobHolePunch"のFeature要素を削除する。そして、この加工後のPrintTicketPは、PrintCapabilitiesに含まれる全てのFeature要素が含まれているものである。
従って、プリンタドライバBにより生成される印刷用PrintTicketは、図19に示すものとなる。
このPrintTicketは、"PageMediaSize","JobInputBin","JobGraphicsMode","PageOrientation"の4つのFeature要素の内容が、図6に示したPrintTicketと同じ内容になっている。"DriverName"のFeature要素の内容は、プリンタドライバBの識別情報を含むものに変更されている。
また、別の例として、プリンタドライバBが、図20に示すPrintTicketの内容を印刷用PrintTicketに反映させる場合には、図11のステップS34でこのPrintTicketをプリンタドライバBが持つPrintCapabilitiesと比較した結果、プリンタドライバBの制御対象であるプリンタ20bは、PrintTicketに記載された設定内容全てに対応していることがわかる。また、図20に示すPrintTicketは、PrintCapabilitiesに含まれる全てのFeature要素が含まれているものである。
そこで、プリンタドライバBは、図20に示したPrintTicketに対し、"DriverName"のFeature要素の内容を、プリンタドライバBの識別情報を含むものに変更する加工を行い、図21に示す印刷用PrintTicketを生成する。
このPrintTicketは、"DriverName"以外の全てのFeature要素の内容が、図20に示したPrintTicketと同じ内容になっている。
また、逆に、プリンタドライバAが、図20に示したPrintTicketの内容を印刷用PrintTicketに反映させる場合にも、図11のステップS34でこのPrintTicketをプリンタドライバAが持つ図5に示したPrintCapabilitiesと比較した結果、プリンタドライバAの制御対象であるプリンタ20aは、PrintTicketに記載された設定内容全てに対応していることがわかる。しかし、図20に示したPrintTicketには、PrintCapabilitiesが有するFeature要素のうち、"JobHolePunch"のFeature要素が含まれていない。
そこで、プリンタドライバAは、図示しないデフォルトPrintTicketにおける"JobHolePunch"のFeature要素の内容を、図20に示したPrintTicketに追加する。また、"DriverName"のFeature要素の内容を、プリンタドライバAの識別情報を含むものに変更する加工も行う。
この結果、例えば図22に示す印刷用PrintTicketが生成されることになる。
このPrintTicketは、"DriverName"及び、図20に示したPrintTicketに含まれていなかった"JobHolePunch"以外の全てのFeature要素の内容が、図20に示したPrintTicketと同じ内容になっている。
そして、図19,図21,図22のいずれの場合にも、プリンタドライバは、他ドライバが生成したPrintTicketを読み出してその内容を印刷用PrintTicketに反映させ、その反映後の印刷用PrintTicketを用いて、制御対象のプリンタに対して印刷設定の内容を通知することができる。
このように、以上説明してきたプリンタドライバ110によれば、ユーザは、他のプリンタドライバを用いて作成し保存した設定内容を読み込んで設定を行うことができるため、高い操作性を得ることができる。
また、プリンタドライバ110は、他ドライバが生成したPrintTicketの内容を反映させる場合には、そのPrintTicketと、制御対象のプリンタの機能を示すPrintCapabilitiesとを比較し、その比較結果に応じた範囲の機能に関する設定を印刷用PrintTicketの内容に反映させることができるので、機能の異なるプリンタを制御する他のドライバが生成し、自ドライバの制御対象デバイスが対応していない機能に関する設定情報を含む可能性があるPrintTicketでも、適切に印刷用PrintTicketの内容に反映させることができる。
特に、読み出したPrintTicketに、PrintCapabilitiesが示すデバイスの能力に含まれていない設定内容があった場合、その部分の内容を、印刷用PrintTicketに反映させないようにしているため、印刷用PrintTicketに不正な情報を記載してプリンタドライバ110や制御対象のプリンタの動作に不具合を生じさせるような事態を防止できる。
また、読み出すPrintTicketの選択を受け付ける場合に、初期状態では、自ドライバと対応する印刷設定情報記憶フォルダに記憶しているPrintTicketを選択肢とし、ユーザの指示に応じて、それ以外のフォルダに記憶しているPrintTicketも選択肢に加えてPrintTicketの指定を受け付けるようにしているので、不必要に選択肢を増やしてユーザを混乱させることがない。
さらに、読み出すPrintTicketの選択を、そのPrintTicketに記載された設定内容に従ってプリンタに印刷を行わせた場合の書式の内容を示すグラフィックシンボルにより受け付けるようにしているため、ユーザは、選択肢となっている各PrintTicketの内容を容易に把握して、スムーズに選択操作を行うことができる。
〔変形例:図23乃至図28〕
以上で実施形態の説明を終了するが、この発明において、装置の構成、具体的な処理内容、表示する画面の内容や用途、データの形式等が、以上説明してきた実施形態において具体的に説明したものに限られないことは、もちろんである。
例えば、プリンタドライバ110に、許可しない設定の組み合わせを排他設定として記憶させておき、印刷設定情報記憶フォルダから読み出したPrintTicketの内容を印刷用PrintTicketに反映させた際に、その許可しない設定の組み合わせが含まれることになった場合には、その含まれる組み合わせに関する項目の設定内容は、印刷用PrintTicketに反映させないようにする排他制御を行うことも考えられる。
図23に、この排他制御に使用する排他設定のデータ例を示す。
この例では、各行の「LIST」に続くカッコ内に、設定項目(Feature要素に相当)と設定値(Opation要素に相当)により、許可しない設定の組み合わせを記載している。
例えば、1行目のデータは、「InputBin(給紙トレイ)」の項目に「Tray1(トレイ1)」という値が設定され、かつ「Papersize(用紙サイズ)」の項目に「A3」という値が設定された状態になることは許可しない、ということを示している。同様に、2,3行目のデータはそれぞれ、「InputBin」の項目に「Tray1」という値が設定され、かつ「Papersize」の項目に「A6」や「B4」という値が設定された状態になることも許可しない、ということを示している。
このような排他設定は、装置全体としては広範な選択肢(例えば用紙サイズ)に対応しているが、特定の機能を利用した場合、対応可能な範囲が狭まるというような場合に有効に活用できる。プリントエンジンはA3の画像形成に対応しているが、特定の給紙トレイからはA4サイズの用紙しか給紙できない場合等である。
なお、図23に示したデータは、GPDデータとして記載しているため、設定項目や設定値を示す文字列がPrintTicket中の記載とは異なるが、これらの対応関係はプリンタドライバ110が別途管理している。
図24に、排他制御の処理のフローチャートを示す。
この処理は、上述した実施形態の図11の処理中で、ステップS40とS41の間で行うものである。
この処理では、プリンタドライバ110は、図11のステップS40までの処理で、読み出したPrintTicketを加工して、PrintCapabilitiesとの比較内容に応じて適切な範囲の内容を反映させたPrintTicketを生成した後、その加工後のPrintTicketに、図23に示すように予め登録しておいた排他設定が含まれているか否か判断する(S61)。
そして、含まれていると判断した場合、発見した排他設定の内容を表示する(S62)。
この表示は、例えば図25に示すように、排他設定となっている設定内容の組み合わせを、その機能に関する設定を行わない旨のメッセージと共に表示すればよい。図25の例で、GPDデータに基づいて表示を行っていることは、図13の場合と同様である。
そして、この表示を行った後、発見した排他設定を解消すべく、加工後のPrintTicketのうち排他設定となっている項目の内容を、デフォルトPrintTicketの内容に戻す(S6)。従って、排他設定となった部分については、ステップS31で読み出したPrintTicketの内容は印刷用PrintTicketには反映されないこととなる。
なお、デフォルト値は、排他設定とならないように定められているはずであるが、他の項目との関係によりステップS63の処理で新たな排他設定が生じる危険性がある場合には、ステップS61に戻って排他設定がなくなるまで処理を繰り返してもよい。
そして、以上の処理の後、図11のステップS41に進み、加工後のPrintTicketを印刷用PrintTicketとする。
ステップS61でNOの場合には、そのまま図11のステップS41に進む。
これらのステップS61乃至S63の処理においては、PC10のCPUは排他制御手段として機能する。
なお、自ドライバが作成したPrintTicketの内容を反映させる場合には、登録時に排他設定が含まれないことを確認しているはずであるので、改めて排他設定の有無について検討する必要はなく、このような排他制御は不要である。
次に、この排他設定を考慮したPrintTicketの反映処理について、具体例を挙げて説明する。ここでは、上述の実施形態で説明したプリンタドライバBにより印刷を行う際に、プリンタドライバAを用いて登録したPrintTicketを用いて印刷設定を行う場合を例に挙げる。
図26に、プリンタドライバAが生成して登録し、プリンタドライバBが読み出して印刷用PrintTicketに反映させるPrintTicketの例を示す。
この場合、プリンタドライバBは、図11に示したステップS41までの処理において、図27に示すPrintTicketを生成する。このPrintTicketは、図26に示したPrintTicketのうち、プリンタ20bが対応していない"JobHolePunch"のFeature要素を削除し、"DriverName"のFeature要素の内容を、プリンタドライバBの識別情報を含むものに置き換えたものである。
その後、このPrintTicketについて図24のステップS61で排他設定の有無を判定すると、給紙トレイ(JobInputBin;InputBin)に「トレイ1(Tray1; Tray1)」が設定され、用紙サイズ(PageMediaSize; PaperSize)に「A3(ISOA3;A3)」が設定されていることから、この部分に排他設定がなされていることがわかる。
そこで、プリンタドライバBは、これらの項目を、図16に示したデフォルトPrintTicketの内容に戻し、読み出したPrintTicketの内容を反映した印刷用PrintTicketとして図28に示すPrintTicketを生成する。
以上の処理を行うことにより、他ドライバが作成したPrintTicketを読み出して印刷用PrintTicketに反映させる場合でも、このことにより排他設定がなされてしまうことを防止し、適切な印刷を行えるようにすることができる。どのような設定の組み合わせが排他であるかは、機種によって異なるため、異なるプリンタに対しての使用を前提に登録された、他ドライバ由来のPrintTicketを利用する際には、例えその内容を全て印刷用PrintTicketに反映させたとしても、自ドライバでは排他設定となってしまうことがあり得る。このため、読み出したPrintTicketの内容をそのまま印刷用PrintTicketに反映させる場合でも、排他処理を行うことが好ましいと言える。
また、別の変形として、PC10が備えるプリンタドライバのうち、一部のプリンタドライバのみについて、上述した印刷設定情報記憶フォルダへのPrintTicketの登録や、他ドライバが登録したPrintTicketの印刷用PrintTicketへの反映の機能を持たせてもよい。登録機能のみや、反映機能のみをもつドライバがあってもよい。また、印刷用PrintTicketに内容を反映させるPrintTicketを、PC10の外部の装置から読み出すことができるようにしてもよい。
さらに、GUIの構成が、ドライバ間で共通である必要はなく、ドライバ毎に異なるGUIを用いても、全く問題ない。
また、上述した実施形態では、図11のステップS39や図24のステップS63で、該当するFeature要素の内容をデフォルトの内容にする例について説明したが、これに代えて、PrintTicketの読み出し時点での印刷用PrintTicketの内容に変更するようにしてもよい。読み出したPrintTicketの内容を反映させることが不適当な範囲については、ユーザがそれまでに行った設定の内容を尊重する趣旨である。
また、上述した実施形態では、印刷設定情報記憶フォルダから読み出したPrintTicketを加工して新たな印刷用PrintTicketを生成する例について説明したが、PrintTicketの読み出し時点での印刷用PrintTicketに、読み出したPrintTicketの内容のうち反映させるべき部分を上書きすることにより、新たな印刷用PrintTicketを生成するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、デバイスの制御に用いる設定の内容をPrintTicket形式のデータとして取扱い、制御対象のデバイスの能力をPrintCapabilities形式のデータとして取り扱う例について説明した。この形式であると、公知のOSが提供する機能を利用して容易にこの発明の情報処理装置を構成することができるが、他のデータ形式を用いたとしても、同等な機能を実現することは可能である。
また、各プリンタやプリンタドライバが有する機能や選択可能な選択肢が、上述した実施形態のものに限られないことは、もちろんである。
また、この発明を、プリンタ以外のデバイスを制御するデバイスドライバ手段を有する情報処理装置に適用してもよいことはもちろんである。例えば、この発明は、スキャナ・ファクシミリ装置・複写機を始めとする種々の画像形成装置,ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム,自動車,航空機等の任意の電子装置を制御するためのデバイスドライバ手段及びそのデバイスドライバ手段を有する情報処理装置を構成する場合に適用可能である。
また、この発明の記録媒体は、コンピュータにハードウェアを制御させて上述したようなデバイスドライバ手段として機能させるためのプログラムを記録した記録媒体である。このような記録媒体からこのプログラムをRAMに読み出させてCPUに実行させることにより、上述した実施形態や変形例と同様の効果を得ることができる。また、このようなプログラムを、記録媒体の配布によらず、ダウンロード等により提供することも可能である。
また、以上述べてきた各実施形態の構成及び変形例は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて適用することも可能である。
以上説明してきたように、この発明の情報処理装置、印刷制御プログラム、記録媒体及び画像処理システムによれば、特定の印刷制御プログラムを用いて行った設定の内容を、他の印刷制御プログラムを用いる場合でも容易に利用できるようにすることができる。
10:PC、20:プリンタ、30:ネットワーク、110:プリンタドライバ、
111:印刷設定情報管理部、112:印刷設定情報読み込み部、
113:印刷設定情報検査部、114:印刷設定反映部、
115:印刷設定情報作成/保存部、116:印刷実行部、
310,310′:印刷設定画面、330,330′:ショートカットアイコン管理画面
特開2000−227849号公報 特開2002−182871号公報 特開2000−137589号公報 特開2000−112683号公報 特開平11−149362号公報
"PrintTicket and PrintCapabilitiesSupport in Windows Print Drivers"、[online]、2006年2月6日、Microsoft Corporation、[2007年7月11日検索]、インターネット<URL:http://download.microsoft.com/download/9/c/5/9c5b2167-8017-4bae-9fde-d599bac8184a/XPSDrv_PrintTicket.doc>

Claims (12)

  1. 第1の画像処理装置に対して印刷を要求する第1の印刷制御プログラムと、前記第1の画像処理装置とは異なる機種である第2の画像処理装置に対して印刷を要求する第2の印刷制御プログラムとを搭載する情報処理装置であって、
    前記第1の印刷制御プログラムは、
    前記第1の画像処理装置に対して要求する印刷の設定であって、前記第1の画像処理装置が有する印刷に用いる各機能に対する設定をそれぞれ受け付ける設定画面を表示装置に表示する表示制御手段と、
    前記第1の画像処理装置が有する印刷に用いる各機能に対する設定として前記設定画面に反映されている設定を格納させておく要求に応じて、該反映されている設定に基づいて第1の印刷設定を生成し、生成した該第1の印刷設定を前記情報処理装置が有する記憶部に格納する生成保存手段と、
    前記第2の印刷制御プログラムによって生成され、前記記憶部に格納された第2の印刷設定であって、前記第2の画像処理装置が有する印刷に用いる各機能に対する設定に基づく第2の印刷設定と、前記生成保存手段によって格納された前記第1の印刷設定とから、前記設定画面に反映させる一の印刷設定の選択を受け付ける選択受付手段と、
    前記第1の画像処理装置が実行可能な機能に関する情報を含む能力情報を前記記憶部に記憶する能力情報記憶制御手段と、
    前記選択受付手段によって受け付けられた前記一の印刷設定が前記第1の印刷制御プログラムにより生成された印刷設定であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記一の印刷設定は前記第1の印刷制御プログラムにより生成されたと判定した場合、前記一の印刷設定に示された設定を前記設定画面に反映させ、前記判定手段が前記一の印刷設定は前記第1の印刷制御プログラムにより生成されていないと判定した場合、前記一の印刷設定に示された設定それぞれに対する第2の画像処理装置が有する機能と前記第1の画像処理装置が有する機能との比較に基づいて、前記一の印刷設定に示された設定のうち前記第1の画像処理装置が有する機能に対応する設定を前記設定画面に反映させる反映手段と、
    有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記生成保存手段は、前記第1の印刷制御プログラムを識別する識別情報を含む第1の設定情報を生成し、
    前記判定手段は、前記選択受付手段によって受け付けられた前記一の印刷設定に前記第1の印刷制御プログラムを識別する識別情報が含まれているか否かに基づいて、前記一の印刷設定が前記第1の印刷制御プログラムで生成された印刷設定であるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記印刷に用いる機能は、
    用紙サイズ、給紙トレイ、グラフィックモード、原稿方向、パンチ穴あけのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記用紙サイズに対する設定は、A6、A3、A4、B4、のいずれかであり、
    前記給紙トレイに対する設定は、自動選択、手差しトレイ、トレイ1、トレイ2のいずれかであることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の印刷設定及び第2の印刷設定は、それぞれPrintTicketであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータに、第1の画像処理装置に対して印刷を要求する機能を実現させるための印刷制御プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記第1の画像処理装置に対して要求する印刷の設定であって、前記第1の画像処理装置が有する印刷に用いる各機能に対する設定をそれぞれ受け付ける設定画面を表示装置に表示する表示制御手段と、
    前記第1の画像処理装置が有する印刷に用いる各機能に対する設定として前記設定画面に反映されている設定を格納させておく要求に応じて、該反映されている設定に基づいて第1の印刷設定を生成し、生成した該第1の印刷設定を前記情報処理装置が有する記憶部に格納する生成保存手段と、
    コンピュータに前記第1の画像処理装置とは異なる機種である第2の画像処理装置に対して印刷を要求する機能を実現させるための他の印刷制御プログラムによって生成され、前記記憶部に格納された第2の印刷設定であって、前記第2の画像処理装置が有する印刷に用いる各機能に対する設定に基づく第2の印刷設定と、前記生成保存手段によって格納された前記第1の印刷設定とから、前記設定画面に反映させる一の印刷設定の選択を受け付ける選択受付手段と、
    前記第1の画像処理装置が実行可能な機能に関する情報を含む能力情報を前記記憶部に記憶する能力情報記憶制御手段と、
    前記選択受付手段によって受け付けられた前記一の印刷設定が、当該印刷制御プログラムにより生成された印刷設定であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記一の印刷設定は当該印刷制御プログラムにより生成されたと判定した場合、前記一の印刷設定に示された設定を前記設定画面に反映させ、前記判定手段が前記一の印刷設定は当該印刷制御プログラムにより生成されていないと判定した場合、前記一の印刷設定に示された設定それぞれに対する第2の画像処理装置が有する機能と前記第1の画像処理装置が有する機能との比較に基づいて、前記一の印刷設定に示された設定のうち前記第1の画像処理装置が有する機能に対応する設定を前記設定画面に反映させる反映手段として機能させるための印刷制御プログラム。
  7. 前記生成保存手段は、前記第1の印刷制御プログラムを識別する識別情報を含む第1の設定情報を生成し、
    前記判定手段は、前記選択受付手段によって受け付けられた前記一の印刷設定に前記第1の印刷制御プログラムを識別する識別情報が含まれているか否かに基づいて、前記一の印刷設定が前記第1の印刷制御プログラムで生成された印刷設定であるか否かを判定することを特徴とする請求項に記載の印刷制御プログラム。
  8. 前記印刷に用いる機能は、
    用紙サイズ、給紙トレイ、グラフィックモード、原稿方向、パンチ穴あけのいずれかであることを特徴とする請求項に記載の印刷制御プログラム。
  9. 前記用紙サイズに対する設定は、A6、A3、A4、B4、のいずれかであり、
    前記給紙トレイに対する設定は、自動選択、手差しトレイ、トレイ1、トレイ2のいずれかであることを特徴とする請求項に記載の印刷制御プログラム。
  10. 前記第1の印刷設定及び第2の印刷設定は、それぞれPrintTicketであることを特徴とする請求項に記載の印刷制御プログラム。
  11. 請求項6乃至10のいずれか一項に記載の印刷制御プログラムを記録した、コンピュータにより読取可能な記録媒体。
  12. 請求項6乃至10のいずれか一項に記載の印刷制御プログラムと、前記第1の画像処理装置とを備えた画像処理システム。
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