JP5692097B2 - 生体情報計測器、携帯端末装置、生体情報計測方法およびプログラム - Google Patents

生体情報計測器、携帯端末装置、生体情報計測方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5692097B2
JP5692097B2 JP2011552715A JP2011552715A JP5692097B2 JP 5692097 B2 JP5692097 B2 JP 5692097B2 JP 2011552715 A JP2011552715 A JP 2011552715A JP 2011552715 A JP2011552715 A JP 2011552715A JP 5692097 B2 JP5692097 B2 JP 5692097B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
biological information
information
reliability
value
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011552715A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011096240A1 (ja
Inventor
茂樹 篠田
茂樹 篠田
佐々木 康弘
康弘 佐々木
酒井 浩
浩 酒井
尚武 高橋
尚武 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2011552715A priority Critical patent/JP5692097B2/ja
Publication of JPWO2011096240A1 publication Critical patent/JPWO2011096240A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5692097B2 publication Critical patent/JP5692097B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/72Signal processing specially adapted for physiological signals or for diagnostic purposes
    • A61B5/7221Determining signal validity, reliability or quality
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H20/00ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance
    • G16H20/30ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance relating to physical therapies or activities, e.g. physiotherapy, acupressure or exercising
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H40/00ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices
    • G16H40/60ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices for the operation of medical equipment or devices
    • G16H40/63ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices for the operation of medical equipment or devices for local operation
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H40/00ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices
    • G16H40/60ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices for the operation of medical equipment or devices
    • G16H40/67ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices for the operation of medical equipment or devices for remote operation

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

本発明は、生体情報計測器、携帯端末装置、生体情報計測方法およびプログラムに関する。
心拍数や呼吸数などの生体情報を計測することにより、被計測者の健康状態等、抽象的な状態を判定し通知する幾つかのサービスが提案されている。例えば、特許文献1では、心電図や心拍数のデータから被計測者の健康状態を推定し、被計測者が緊急事態に陥っていると判定すると緊急通報を行う携帯情報端末機器が示されている。特許文献2では、体温や脈拍や血圧から被計測者の健康状態を推定し、さらには、体の左側と右側とにおける体温や脈拍や血圧の差に基づいて脳卒中や心筋梗塞のおそれを推定する生体情報監視システムが示されている。
接触型のセンサを用いて生体情報を計測する場合、センサ端子の剥離等により計測異常が生じるおそれがある。このため、計測が正しく行われているか否かの判定が重要となる。例えば、特許文献3では、人体情報を測定する情報通信端末において、電極間の電流を検知した場合に被計測者の人体が検知部に接触していると判定する方法や、心拍数や血圧が所定の範囲内にある場合に被計測者の人体が検知部に接触していると判定する方法が示されている。特許文献4では、血圧測定装置において、計測を複数回行って、1回目の計測値と2回目の計測値との差異があまりに大きい場合に測定ミス等があったと判定する方法が示されている。
日本国特開2008−229092号公報 日本国特許第3843118号公報 日本国特開2005−287691号公報 日本国特開2008−279185号公報
しかしながら、これらの方法を用いた場合、一定の計測値が得られているが、実際は計測異常であるような場合に、健康状態等の適切な判定を行えないおそれがある。
例えば、センサ端子の部分剥離の場合、センサの計測値は0とはならず、小さい値の生体情報を計測することが考えられる。この場合に、特許文献3に示される、電流を検出する方法では、センサが人体に接触している部分が存在するために電流が検出され、計測異常を検出できないおそれがある。特許文献3に示される、心拍数や血圧が所定の範囲内にあるか否かによる方法では、センサ端子の部分剥離後の計測値が所定の範囲内にある場合は、計測異常を検出できない。特許文献4に示される、1回目の計測値と2回目の計測値との差異による方法では、センサ端子の部分剥離前後で、計測値の差異が大きくない場合には、計測異常を検出できない。特に、運動中の発汗量を計測する場合など、生体情報の値が増加する場合は、センサ端子の部分剥離前後で、計測値の差異が大きくない場合が生じ易い。
従って、これらの異常判定方法を上記の健康状態等の判定に用いた場合、一定の計測値が得られているが、実際は計測異常であるような場合に適切に判定を行えないおそれがある。
本発明は、このような事情を考慮してなされた。本発明の目的の一例は、一定の計測値が得られているが、実際は計測異常であるような場合にも、より適切に生体情報を計測できる生体情報計測器、生体情報計測方法およびプログラムや、その生体情報に基づいて、被計測者の状態をより適切に判定できる携帯端末装置を提供することである。
[1]この発明は上述した課題を解決するためになされた。本発明の一態様による生体情報計測器は、生体情報を計測するセンサと、予め設定された規格化情報に基づいて前記生体情報の値を変換することにより、前記生体情報を規格化する規格化回路と、前記生体情報または前記規格化された生体情報について、予め定められた時間内における予め定められた値以上の変化量を検出し、前記変化量が大きいほど低い信頼性を示す信頼性情報を生成する信頼性情報生成回路と、を具備する。
[2]上述の生体情報計測器は、複数の前記センサと、前記センサの各々が計測する前記生体情報を規格化する複数の前記規格化回路と、前記生体情報または前記規格化された生体情報の各々について、前記信頼性情報を生成する複数の前記信頼性情報生成回路と、前記信頼性情報に基づいて、前記規格化された複数の前記生体情報を、信頼性が高い生体情報ほど大きい重みで加重平均する加重平均回路と、を具備してもよい。
[3]上述の生体情報計測器において、前記生体情報計測器は、複数種類の前記センサを具備して複数種類の前記生体情報を計測し、前記加重平均回路は、前記規格化された複数種類の生体情報の加重平均を算出してもよい。
[4]上述の生体情報計測器において、前記信頼性情報生成回路は、前記複数のセンサが計測した前記生体情報の値の増減を判定し、前記生体情報の値が共に増加または無変化であると判定した場合および前記生体情報の値が共に減少または無変化であると判定した場合は、より高い信頼性を示す前記信頼性情報を生成し、1つの前記生体情報の値が増加し他の1つの前記生体情報の値が減少すると判定した場合は、より低い信頼性を示す前記信頼性情報を生成してもよい。
[5]本発明の一態様による携帯端末装置は、上述の生体情報計測器を具備し、前記複数種類のセンサは、発汗量を計測する発汗センサと、心拍数を計測する心拍数センサとを含み、前記加重平均回路は、規格化された前記発汗量と、規格化された前記心拍数と、を含む前記規格化された複数種類の生体情報の加重平均を算出し、前記携帯端末装置は、前記加重平均に基づいて被計測者の運動負荷を判定する運動負荷判定回路と、判定した前記運動負荷を表示する表示回路と、を具備する。
[6]本発明の一態様による携帯端末装置は、複数の前記センサと、前記センサの各々が計測する前記生体情報を規格化する複数の前記規格化回路と、前記生体情報または前記規格化された生体情報の各々について、前記信頼性情報を生成する複数の前記信頼性情報生成回路と、を具備する上述の生体情報計測器を具備し、前記複数のセンサは、発汗量を計測する発汗センサと、体温を計測する体温センサとを含み、前記携帯端末装置は、前記発汗量と前記発汗量の信頼性情報と前記体温と前記体温の信頼性情報とに基づいて被計測者の心理状態を判定する心理状態判定回路と、判定した前記心理状態を表示する表示回路と、を具備する。
[7]上述の携帯端末装置は、前記心理状態判定部が判定した前記心理状態を示す心理状態情報を他の端末装置に送信する送信回路をさらに具備してもよい。
[8]本発明の一態様による生体情報計測方法は、生体情報を計測する計測ステップと、前記生体情報の値を予め設定された規格化情報に基づいて変換することにより、前記生体情報の各々を規格化する規格化ステップと、前記生体情報または前記規格化された生体情報について、予め定められた時間内かつ予め定められた値以上の変化量を検出し、前記変化量が大きいほど低い信頼性を示す信頼性情報を生成する信頼性情報生成ステップと、を具備する。
[9]本発明の一態様によるプログラムは、コンピュータに、生体情報を計測する計測ステップと、前記生体情報の値を予め設定された規格化情報に基づいて変換することにより、前記生体情報の各々を規格化する規格化ステップと、前記生体情報または前記規格化された生体情報について、予め定められた時間内かつ予め定められた値以上の変化量を検出し、前記変化量が大きいほど低い信頼性を示す信頼性情報を生成する信頼性情報生成ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、一定の計測値が得られているが、実際は計測異常であるような場合にも、より適切に生体情報を計測でき、その生体情報に基づいて、被計測者の状態をより適切に判定できる。
本発明の第1の実施形態における携帯電話機の概略構成を示す構成図である。 同実施形態における携帯電話機の外形示す外形図である。 同実施形態における携帯電話機の外形を示す外形図である。 同実施形態における携帯電話機の断面を示す断面図である。 同実施形態において、規格化回路が、電流値を発汗量に変換する変換関数の例を示す図である。 同実施形態において、規格化回路が、電流値を発汗量に変換する変換関数の例を示す図である。 同実施形態において、規格化回路が、電流値を発汗量に変換する変換関数の例を示す図である。 同実施形態において、発汗量の計測が正常に行われた場合の信頼性情報の例を示す図である。 同実施形態において、発汗量の計測が正常に行われた場合の信頼性情報の例を示す図である。 同実施形態において、発汗量の計測が正常に行われた場合の信頼性情報の例を示す図である。 同実施形態において、発汗量の計測中にセンサ端子が部分剥離した場合の信頼性情報の例を示す図である。 同実施形態において、発汗量の計測中にセンサ端子が部分剥離した場合の信頼性情報の例を示す図である。 同実施形態において、発汗量の計測中にセンサ端子が部分剥離した場合の信頼性情報の例を示す図である。 同実施形態において、携帯電話機が、被計測者の生体情報を計測して運動負荷を判定し表示する処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における携帯電話機の概略構成を示す構成図である。 本発明の第3の実施形態における携帯電話機の概略構成を示す構成図である。 本発明の第4の実施形態における携帯電話機の概略構成を示す構成図である。 同実施形態における携帯電話機の外形を示す外形図である。 同実施形態における携帯電話機の外形を示す外形図である。 同実施形態における携帯電話機の断面を示すおよび断面図である。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における携帯電話機(携帯端末装置)1の概略構成を示す構成図である。
図1において、携帯電話機1は、生体情報計測器11と、運動負荷判定回路141と、表示回路142とを具備する。生体情報計測器11は、センサ111および121と、規格化情報メモリ112および122と、規格化回路113および123と、生体情報メモリ114および124と、信頼性情報生成回路115および125と、加重平均回路131とを具備する。
携帯電話機1は、被計測者が通話を行う際などに音声信号を電気信号に変換する音声処理回路や、他の電話機等との通信を行う通信回路など、図1に示す以外の部分も具備する。
生体情報計測器11は、被計測者(携帯電話機1のユーザ)の発汗量を計測し、計測した発汗量に基づいて、被計測者の運動負荷(運動を行うことにより身体にかかる負荷)を示す指標を生成する。
センサ111および121は、それぞれ発汗センサであり、被計測者の発汗量を計測し、計測した発汗量に応じた電流を出力する。
規格化回路113は、センサ111が出力する電流値の規格化を行うことにより発汗量を算出する。
「規格化」とは、センサが計測したデータを、処理対象の単位のデータに変換することである。規格化の詳細については後述する。規格化回路123は、センサ121が出力する電流値の規格化を行うことにより発汗量を算出する。規格化情報メモリ112は、規格化回路113が規格化を行うための情報である規格化情報を記憶する。規格化情報メモリ122は、規格化回路123が規格化を行うための情報である規格化情報を記憶する。
生体情報メモリ114は、規格化回路113が算出した発汗量を、予め定められた時間分記憶する。生体情報メモリ124は、規格化回路123が算出した発汗量を、予め定められた時間分記憶する。信頼性情報生成回路115は、生体情報メモリ114が記憶する発汗量に基づいて、センサ111が計測したデータの信頼性を示す信頼性情報を生成する。信頼性情報生成回路125は、生体情報メモリ124が記憶する発汗量に基づいて、センサ121が計測したデータの信頼性を示す信頼性情報を生成する。
加重平均回路131は、規格化回路113および123が算出した発汗量を、それぞれ信頼性情報生成回路115および125が生成した信頼性情報に基づいて重み付けし、重み付けした発汗量の平均値を算出する。
運動負荷判定回路141は、加重平均回路131が算出した発汗量の平均値に基づいて、被計測者の運動負荷が適切か、あるいは過度の負荷かを判定する。表示回路142は、液晶パネル等の表示画面を具備し、運動負荷判定回路141の判定結果を表示する。
図2Aおよび図2Bは、携帯電話機1の外形を示す外形図である。図2Cは、携帯電話機1の断面を示す断面図である。
図2Aは、携帯電話機1の表側の外形図である。図2Aにおいて、携帯電話機1は、表示画面181と、操作ボタン182と、スピーカ183とを具備する。表示画面181は、液晶パネル等の表示画面であり、運動負荷判定回路141が判定した運動負荷を表示する。操作ボタン182は、テンキー等の押ボタンを具備し、被計測者の操作入力を受け付ける。スピーカ183は、通話相手の会話等の音声を出力する。
図2Bは、携帯電話機1の裏側の外形図である。図2Bにおいて、携帯電話機1は、センサ端子191および192を具備する。センサ端子191と192とは、それぞれ、センサ111と121とが発汗量を計測するための端子である。
図2Cは、携帯電話機1を図2BのA‐A’線に沿って切断した断面図である。図2Bに示すように、センサ端子191および192は、携帯電話機1の裏面に突起している。被計測者は、センサ端子191および192が被計測者の掌に接触するように携帯電話機1を持つ。この状態で被計測者が発汗すると、センサ111および121の各々を流れる電流値が変化する。センサ111および121は、これらの電流を出力する。
次に、規格化回路113および123が行う規格化について説明する。
図3A〜3Cは、規格化回路113が、電流値を発汗量に変換する変換関数の例を示す図である。図3A〜3Cの横軸は、センサ111が出力する電流値を示す。図3A〜3Cの縦軸は、規格化回路113が算出する発汗量を示す。
以下、図3Aに示す変数関数の例について説明する。例えば、室温が摂氏20度など、被計測者が運動を行う環境と同様の環境において、被計測者が運動を行っていない平常時の発汗量と、所定の負荷の運動を行ったときの発汗量とを予め計測しておく。この場合において、平常時の発汗量を、規格化された発汗量の基準値「1」とし、所定の負荷の運動時の発汗量を「3」とする変換関数を決定しておく。
具体的には、例えば、規格化情報メモリ112が、センサ111の特性に応じた関数を予め記憶しておく。この関数は、センサ111の出力する電流値が入力されると、規格化された発汗量を出力する関数である。この関数は、関数の出力値が「1」となる入力値を示すパラメータと、関数の出力値が「3」となる入力値を示すパラメータとの、2つのパラメータを持つ。このような関数の例を式(1)に示す。
Figure 0005692097
平常時に、被計測者が操作ボタン182から、平常時の発汗量の計測を指示する操作入力を行うと、規格化情報生成回路(不図示)が、センサ111が出力する電流値を読み取り、関数の出力値が「1」となる入力値を示すパラメータに、読み取った電流値(平常時の計測値V1)を書き込む。また、被計測者が、所定の負荷の運動を行っている状態で、操作ボタン182から、所定の負荷の運動をおこなったときの発汗量の計測を指示する操作入力を行うと、規格化情報生成回路が、センサ111が出力する電流値を読み取り、関数の出力値が「3」となる入力値を示すパラメータに、読み取った電流値(所定負荷運動時の計測値V2)を書き込む。これにより、平常時の発汗量を「1」とし、所定の負荷の運動をおこなったときの発汗量を「3」とする、センサ111の特性に応じた変換関数が得られる。
規格化情報メモリ112が、この変換関数を記憶しておく。規格化回路113は、規格化情報メモリ112が記憶する変換関数に基づいて、規格化された発汗量を算出する。
規格化情報メモリ122も、規格化情報メモリ112と同様に、関数の出力値が「1」となる入力値を示すパラメータと、関数の出力値が「3」となる入力値を示すパラメータとの、2つのパラメータを持ち、センサ121の特性に応じた関数を予め記憶しておく。規格化情報生成回路125は、規格化情報メモリ112が記憶する関数のパラメータにセンサ111が出力する電流値を書き込む際に、センサ121が出力する電流値も読み取り、規格化情報メモリ122が記憶する関数のパラメータに、読み取った電流値(平常時の計測値V1および所定負荷運動時の計測値V2)を書き込む。これにより、平常時の発汗量を「1」とし、所定の負荷の運動をおこなったときの発汗量を「3」とする、センサ121の特性に応じた変換関数が得られる。
規格化情報メモリ122が、この変換関数を記憶しておく。規格化回路123は、規格化情報メモリ122が記憶する変換関数に基づいて、規格化された発汗量を算出する。
生体情報計測器11が、この規格化を行うことにより、被計測者毎の個人差にかかわらず、計測値から被計測者の状態を判定することができる。また、センサ毎の特性のばらつきと、後述するように、複数種類の生体情報を計測する場合の生体情報の単位の違いとにかかわらず、複数のセンサによる計測値を比較できる。
すなわち、発汗量から運動負荷を判定する際に、発汗量のより少ない被計測者と、発汗量のより多い被計測者とでは、センサが計測した発汗量が同じ場合でも、発汗量のより少ない被計測者のほうが、より高い負荷の運動中であることが考えられる。規格化回路113が、例えば発汗量をミリリットル(ml)単位で算出するなど、被計測者にかかわらない絶対的な発汗量を算出するのではなく、被計測者の平常時の発汗量を基準とした相対的な発汗量を算出している。このため、算出した発汗量に基づいて、被計測者の特性に応じて適切に運動負荷を判定できる。
また、規格化情報メモリ112と122とが、それぞれセンサ111と121との特性に応じた変換関数を記憶している。このため、例えば、同じ発汗量に対してセンサ111と121とが互いに異なる値の電流を出力するなど、センサの特性によりセンサ毎に測定値のばらつきが生じる場合でも、センサの特性に応じて適切に発汗量を算出できる。
規格化情報メモリ112および122が記憶する変換関数や、規格化回路113および123が算出する発汗量は、上述のものに限らない。
例えば、図3Bに示すように、規格化情報メモリ112および122が、電流値を5段階の発汗量に変換する関数を記憶し、規格化回路113および123が、発汗量を示す5段階のレベルを算出するようにしてもよい。例えば、発汗量がレベル3の場合は運動負荷が中程度であると判定するなど、発汗量のレベルに基づいて、被計測者の運動負荷を判定できる。
生体情報計測器11が発汗量をミリリットル単位にて計測する場合について図3Cを参照して説明する。この場合は、図3Cに示すように、規格化情報メモリ112および122は、電流値をミリリットル単位の発汗量に変換する関数を記憶する。規格化回路113および123は、発汗量をミリリットル単位にて算出する。この場合、規格化回路113および123は、センサ毎の特性のばらつきに応じた発汗量を算出する規格化を行う。
次に、信頼性情報生成回路115および125が算出する信頼性情報について説明する。
図4A〜4Cは、発汗量の計測が正常に行われた場合の信頼性情報の例を示す図である。
図4Aは、発汗量の計測が正常に行われた場合に、規格化回路113が算出する発汗量の例を示す図である。図4Aにおいて、横軸は時刻tを示し、縦軸は発汗量Wを示す。
図4Aに示す例では、被計測者は時刻t1に運動を開始し、時刻t2に運動を終了している。運動開始前の発汗量は、平常時の値「1」であり、運動開始後は発汗量が増加している。運動終了後は、発汗量が減少し、時間の経過により平常時の値「1」に戻っている。
図4Bは、図4Aにおける発汗量の変化量の絶対値|dW/dt|を示す図である。図4Bにおいて、横軸は時刻tを示し、縦軸は発汗量の変化量の絶対値|dW/dt|を示す。図4Bに示す基準値cは、発汗量の計測が正常に行われた場合の、発汗量の変化量の絶対値の最大値よりも大きな値である。
図4Cは、図4Aの発汗量に対して信頼性情報生成回路115が算出する信頼性情報を示す図である。図4Cにおいて、横軸は時刻tを示し、縦軸は信頼性情報Rの値を示す。
信頼性情報は、例えば、式(2)を用いて算出できる。
Figure 0005692097
式(2)は、基準値c以上となった変化量の絶対値の積分を算出し、算出した値が0のときに信頼性情報Rが1となり、算出した値が大きくなるにつれて信頼性情報Rが小さくなる関数である。このように、発汗量が急激に変化した場合に値が小さくなる信頼性情報を算出することにより、この信頼性情報を重みとして用いて、各センサの計測値から算出される生体情報を加重平均できる。センサ端子の部分剥離などの計測異常により、生体情報の値が急激に変化すると、重み(信頼性情報の値)が小さくなる。このため、計測異常が検出されない生体情報の重みを相対的に大きくして加重平均を行うことができ、より正確に生体情報を算出できる。
信頼性情報は、0以上かつ1以下の値を取り、値が大きいほど、規格化回路113が算出した発汗量の信頼性が高いことを示す。図4Bに示すように、発汗量の変化量の絶対値が基準値c未満の場合は、信頼性情報の値は「1」のままである。
図5A〜5Cは、発汗量の計測中にセンサ端子191が部分剥離した場合の信頼性情報の例を示す図である。
図5Aは、発汗量の計測中にセンサ端子191が部分剥離した場合に、規格化回路113が算出する発汗量の例を示す図である。図5Aに示す場合においては、図4Aと同様に、時刻t1における運動開始後は発汗量が増加している。しかしながら、時刻t3にてセンサ端子191が部分剥離し、発汗量(規格化回路113の算出値)が減少している。センサ端子191の部分剥離は、例えば、被計測者が携帯電話機1を握りなおし、握りなおした後の状態では、センサ端子191の一部が掌と非接触となることにより生じる。
センサ端子191の部分剥離の後、時刻t2における運動終了後は発汗量が減少し、センサ端子が部分剥離している。このため、平常時の値「1」よりも小さい発汗量で定常状態となっている。
図5Bは、図5Aにおける発汗量の変化量の絶対値|dW/dt|を示す図である。センサ端子が部分剥離した場合は、運動による発汗量の変化よりも急激に発汗量が変化する。このため、図5Bの例では、センサ端子191が部分剥離した時刻t3において、基準値c以上の変化が示されている。
図5Cは、図5Aの発汗量に対して信頼性情報生成回路115が算出する信頼性情報を示す図である。センサ端子が部分剥離する前の状態では、信頼性情報の値は「1」となっている。これに対し、センサ端子が部分剥離し、図5Bに示すように、発汗量の変化量の絶対値が基準値c以上となった後は、信頼性情報の値は「1」よりも小さい値となっている。
図5Bのように、基準値cを定めておき、この基準値c以上となった変化量を検出することは、予め定められた時間内における予め定められた値以上の変化量を検出することに相当する。すなわち、基準値cは、発汗量/時間の次元で設定されるので、ある時間内に、ある発汗量以上の変化があったことを検出する。
次に、携帯電話機1の動作について説明する。
図6は、携帯電話機1が、被計測者の生体情報を計測して運動負荷を判定し表示する処理手順を示すフローチャートである。被計測者がセンサ端子191および192を掌に接触させ、操作ボタン182から運動負荷の判定を指示する操作入力を行うと、携帯電話機1は、図6の処理を開始する。
まず、センサ111および121が、被計測者の生体情報として、発汗量を計測し、計測した発汗量に応じた電流を出力する(ステップS1)。次に、規格化回路113は、センサ111が出力する電流と、規格化情報メモリ112が予め記憶する、上述のように平常時の発汗量を「1」とする変換関数とに基づいて、規格化された発汗量を算出する。規格化回路113は、算出した発汗量を生体情報メモリ114に書き込み、また、加重平均回路131に出力する。同様に、規格化回路123は、センサ121が出力する電流と、規格化情報メモリ122が予め記憶する変換関数とに基づいて、規格化された発汗量を算出する。規格化回路123は、算出した発汗量を生体情報メモリ124に書き込み、また、加重平均回路131に出力する(以上、ステップS2)。
信頼性情報生成回路115は、規格化回路113が算出する発汗量を生体情報メモリ124から読み出し、読み出した発汗量の変化量の絶対値を算出し、図4A〜図5Cで説明したように、発汗量が所定の基準値以上に大きく変化する場合に、この、基準値以上の変化がない場合の信頼性情報よりも小さい値となる信頼性情報を生成する。信頼性情報生成回路115は、生成した信頼性情報を加重平均回路131に出力する。同様に、信頼性情報生成回路125は、規格化回路123が算出する発汗量に基づいて信頼性情報を生成し、生成した信頼性情報を加重平均回路131に出力する(以上、ステップS3)。
加重平均回路131は、信頼性情報生成回路115が生成する信頼性情報を、規格化回路113が算出する発汗量の重みとし、信頼性情報生成回路125が生成する信頼性情報を、規格化回路123が算出する発汗量の重みとして、規格化回路113が算出する発汗量と規格化回路123が算出する発汗量との加重平均を算出する(ステップS4)。
運動負荷判定回路141は、加重平均回路131が算出する発汗量(の加重平均)に基づいて、被計測者の運動負荷を判定する(ステップS5)。例えば、運動負荷判定回路141は、運動負荷レベルの境界における発汗量を示す閾値定数k1およびk2を予め記憶しておく。加重平均回路131が算出する発汗量が定数k1以下の場合は、運動負荷判定回路141は、適切な運動負荷のレベルである「正常」と判定する。加重平均回路131が算出する発汗量が定数k1よりも大きく定数k2以下の場合は、運動負荷判定回路141は、やや過度の運動負荷のレベルである「負荷中」と判定する。加重平均回路131が算出する発汗量が定数k2よりも大きい場合は、運動負荷判定回路141は、過度の運動負荷のレベルである「負荷大」と判定する。
表示回路142は、運動負荷判定回路141が判定した運動負荷を表示する。これにより、被計測者は、表示回路142が表示する運動負荷を参考にして、適度な負荷で運動を行える。
次に、携帯電話機1が行う運動負荷の判定の結果について説明する。
表1は、正常に計測が行われた場合における、発汗量の計測結果と運動負荷の判定結果とを示す表である。
Figure 0005692097

表1では、温度および湿度が一定の部屋で十分安静にした後、被計測者が一定時間踏み台昇降を行った際の、踏み台昇降開始から1分、5分、10分および15分経過時における、センサ111とセンサ121との各々により計測される発汗量(規格化された値)と、携帯電話機1による判定結果とが示されている。併せて、同表に示す発汗量に基づいて、加重平均を行わずに、両センサ値の差が予め定められた値以上になるとエラーと判定する方法による判定結果が参考結果1に示されている。また、センサ111による計測値のみを用いて判定を行う方法による判定結果が参考結果2に示されている。
表1の発汗量は、図3A〜3Cで説明したように、被計測者の平常状態における計測データで規格化した値である。判定結果の「正常」は、身体能力に適した運動量であることを示す。「負荷中」は、身体能力に対して、やや過度の負荷であることを示す。「負荷大」は、身体能力に対して、過度の負荷であることを示す。表1において、「**」は、測定確度が大きいことを示す。「」は、測定確度が小さいことを示す。表2〜8における表記も表1と同様の意味である。
表1に示すように、正常に計測が行われた場合は、いずれの判定方法によっても適切な判定結果が得られる。
このように、正常に計測が行われた場合においては、携帯電話機1による判定では、複数のセンサによる計測結果を平均して判定を行う点で、センサの精度による測定誤差の影響が小さくなり、より確度の高い計測を行える。
表2は、センサ端子の部分剥離による計測異常が生じた場合における、発汗量の計測結果と運動負荷の判定結果とを示す表である。
Figure 0005692097

表2における計測条件は、表1の場合と同様である。表2の場合においては、1分経過時から5分経過時までの間に、センサ端子191の部分剥離が生じている。このため、5分、10分および15分経過時においては、センサ111による計測値が小さくなる計測異常が生じている。
その結果、加重平均を算出しない参考結果1では、センサ111による計測値とセンサ121による計測値との差が大きいために負荷の判定が行われず、「エラー」となっている。
センサ111による計測値のみを用いる参考結果2では、センサ端子の部分剥離のために「負荷中」と判定する閾値以上に計測結果が大きくならず、いずれの経過時間においても「正常」との判定結果となっている。すなわち、10分経過時は「負荷中」と判定すべきところが「正常」と判定されている。また、15分経過時は「負荷大」と判定すべきところが「正常」と判定されている。このように、いずれも不適切な判定結果が示されている。
これに対して、携帯電話機1による判定では、センサ端子191の部分剥離時の計測値の急激な減少を検出してセンサ111による計測値の信頼性情報が小さく算出される。これにより、部分剥離後も適切な判定結果が示されている。
このように、片方のセンサに計測異常が生じた場合においては、携帯電話機1による判定では、重み付けの補正を行って判定結果に対する計測異常データの寄与度を小さくすることにより、計測エラーとならず、かつ、適切に判定することができる。
以上のように、生体情報計測器11は、生体情報の急激な変化を検出することにより、センサ端子の部分剥離等の計測異常を検出し、検出した計測異常に応じた信頼性情報を生成する。このため、生体情報計測器11は、この信頼性情報に基づいて生体情報の重み付け平均を算出し、より正確な生体情報を計測できる。これにより、携帯電話機1は、生体情報計測器11が計測する生体情報を用いて、被計測者の運動負荷をより適切に判定できる。
特に、携帯電話機等の携帯端末装置では、小型化およびコストダウンの要求により、複雑な構造を有する高価なセンサを実装できない。また、携帯端末装置の持ち方がユーザの癖や使用時の状況によって大きく異なる。このため、生体情報を計測する際に計測異常が生じる可能性が高い。上述した携帯電話機1では、センサ111および121に小型かつ低コストのセンサを用いることができる。また、携帯電話機1では、信頼性情報に基づいて複数の生体情報の加重平均を算出することで、より正確な生体情報を計測し、被計測者の運動負荷をより適切に判定できる。
センサ111および121は、上述した発汗センサに限らない。センサ111および121は、例えば、心拍数を計測する心拍センサであってもよい。心拍数の変化を計測することにより、上述した発汗量の計測の場合と同様に、被計測者の運動負荷を判定できる。
また、携帯電話機1が具備するセンサの数は上述した2つに限らない。携帯電話機1が3つ以上のセンサを具備する場合も、上記と同様に信頼性情報を生成し、加重平均をとることで、生体情報の計測精度を高め、運動負荷を適切に判定できる。
携帯電話機1が、上述した、生体情報の変化量により計測異常を検出する方法と、他の計測異常を検出する方法とを併用するようにしてもよい。例えば、生体情報の値が予め定められた閾値以下の場合に計測異常であると判定することにより、計測開始前からセンサ端子が剥離している場合等を検出できる。携帯電話機1は、この計測異常を検出した場合に、該当する生体情報の信頼性情報の値を小さくすることができる。あるいは、携帯電話機1がエラーを表示するようにしてもよい。
上記では、本実施形態に係る携帯電話機について説明したが、これに限らない。本実施形態は、例えば、パームトップパソコン(Perm Top Personal Computer)など、他の携帯端末装置に適用してもよい。本実施形態は、腕時計に適用してもよいし、運動器具に適用してもよいし、ベルト等で人体に固定する生体情報計測専用の機器に適用してもよい。
生体情報メモリ114が、センサ111が出力し規格化される前の生体情報を記憶し、信頼性情報生成回路115が、この生体情報に基づいて信頼性情報を生成するようにしてもよい。特に、前述したように、規格化回路113が発汗量のレベルを出力する場合は、規格化後の生体情報からは、センサ111が出力する生体情報の急激な変化を検出することができない。したがって、この場合は、生体情報メモリ114が、センサ111が出力し規格化される前の生体情報を記憶し、信頼性情報生成回路115が、この生体情報に基づいて信頼性情報を生成する必要がある。生体情報メモリ124および信頼性情報生成回路125についても同様である。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、携帯電話機が、同じ種類の生体情報を計測する複数のセンサを具備する場合について説明した。これに対して、本実施形態では、携帯電話機が、互いに異なる種類の生体情報を計測する複数のセンサを具備する場合について説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態における携帯電話機(携帯端末装置)2の概略構成を示す構成図である。図7において、携帯電話機2は、生体情報計測器21と、運動負荷判定回路141と、表示回路142とを具備する。生体情報計測器21は、センサ111および221と、規格化情報メモリ112および222と、規格化回路113および123と、生体情報メモリ114および124と、信頼性情報生成回路115および125と、加重平均回路131とを具備する。図7において、図1の各部に対応し、その機能も同一である部分には同一の符号(111〜115、123〜125、131、141、142)を付し、説明を省略する。
携帯電話機1と同様、携帯電話機2は、被計測者が通話を行う際などに音声信号を電気信号に変換する音声処理回路や、他の電話機等との通信を行う通信回路など、図7に示す以外の部分も具備する。
センサ111、221のセンサ端子の配置は、それぞれ図2Bおよび2Cのセンサ端子191、192と同様である。
センサ221は、心拍センサであり、被計測者の心拍数を計測する。
規格化情報メモリ222は、規格化回路123が規格化を行うための情報である規格化情報を記憶する。
規格化情報メモリ222が記憶する規格化情報は、センサ221が計測する心拍数を規格化するための関数である。規格化情報メモリ222が記憶する規格化情報は、平常時の心拍数を、規格化された心拍数の基準値「1」に変換する。また、規格化情報メモリ222が記憶する規格化情報は、前述した、規格化情報メモリ112が発汗量を「3」とする所定の負荷の運動時における心拍数を、規格化された心拍数「3」に変換する。
このように、発汗量および心拍数など、複数種類の生体情報を、被計測者の平常時の生体情報や、所定の負荷の運動時における生体情報など、共通の基準に基づいて規格化することにより、生体情報の種類の違いによる単位の違いにかかわらず、複数種類の生体情報を比較できる。
次に、携帯電話機2が行う運動負荷の判定の結果について説明する。
表3は、正常に計測が行われた場合における、発汗量および心拍数の計測結果と運動負荷の判定結果とを示す表である。
Figure 0005692097

表3では、温度および湿度が一定の部屋で十分安静にした後、被計測者が一定時間踏み台昇降を行った際の、踏み台昇降開始から1分、5分、10分および15分経過時における、センサ111により計測される発汗量(規格化された値)とセンサ221により計測される心拍数(規格化された値)と、携帯電話機2による判定結果とが示されている。併せて、表3に示す発汗量および心拍数に基づいて、加重平均を行わずに、両センサ値の差が予め定められた値以上になるとエラーと判定する方法による判定結果が参考結果1に示されている。また、センサ111による計測値のみを用いて判定を行う方法による判定結果が参考結果2に示されている。
表1の場合と同様、表3の発汗量および心拍数は、被計測者の平常状態における計測データで規格化した値である。判定結果の「正常」、「負荷中」「負荷大」および「**」、「」の表記は、表1で説明したのと同様の意味である。
表3の、10分経過時において、携帯電話機2の判定結果と参考結果1とは「負荷大」となっているのに対して、参考結果2は「負荷中」となっている。これは、運動負荷の増大と発汗量の増加との間に時間差が生じ、発汗量のみに基づく参考結果2では、運動負荷の増大が充分に反映されず「負荷中」となったためである。これに対して、運動負荷の増大と心拍数の増加との間の時間差は小さいため、発汗量に加えて心拍数も用いる携帯電話機2の判定結果と参考結果1とでは、運動負荷の増大を適切に反映して「負荷大」との判定がなされている。他の経過時間においては、いずれの判定方法によっても適切な判定結果が得られている。
このように、正常に計測が行われた場合においては、携帯電話機2による判定では、複数種類のセンサによる計測結果を平均して判定を行う点で、生体情報の種類毎の特性や個人差の影響が小さくなり、より精度の高い判定を行える。例えば、上述した10分経過時のように、生体情報の種類によっては、運動負荷の変化が生体情報の変化に反映されるまでに時間差が生じる場合がある。複数種類の生体情報を計測することにより、この、時間差による影響を受けにくくできる。あるいは、例えば、発汗量の少ない被計測者の場合、運動を行っても発汗量の変化が小さく、この発汗量のみに基づいて運動負荷を判定すると精度が低くなることが考えられる。このような場合に、発汗量の計測に加えて心拍数の計測も行うことにより、運動負荷に応じた変化のより大きい計測値が得られ、より精度の高い判定を行うことができる。
表4は、センサ端子の部分剥離による計測異常が生じた場合における、発汗量および心拍数の計測結果と運動負荷の判定結果とを示す表である。
Figure 0005692097

表4における計測条件は、表3の場合と同様である。表4においては、1分経過時から5分経過時までの間に、センサ端子の部分剥離が生じている。このため、5分、10分および15分経過時においては、センサ111による計測値が小さくなる計測異常が生じている。
その結果、加重平均を算出しない参考結果1では、センサ111による計測値とセンサ221による計測値との差が大きいために負荷の判定が行われず、「エラー」となっている。
また、センサ111による計測値のみを用いる参考結果2では、センサ端子の部分剥離のために「負荷中」と判定する閾値以上に計測結果が大きくならず、いずれの経過時間においても「正常」との判定結果となっている。すなわち、10分経過時および15分経過時において、いずれも「負荷大」と判定すべきところが「正常」と判定されており、不適切な判定結果が示されている。
これに対して、携帯電話機2による判定では、センサ端子の部分剥離時の計測値の急激な減少を検出してセンサ111による計測値の信頼性情報が小さく算出される。これにより、部分剥離後も適切な判定結果が示されている。
このように、片方のセンサに計測異常が生じた場合においては、携帯電話機1による判定では、重み付けの補正を行って判定結果に対する計測異常データの寄与度を小さくしている。その結果、計測エラーとならず、かつ、適切に判定することができる。
<第3の実施形態>
図8は、本発明の第3の実施形態における携帯電話機(携帯端末装置)3の概略構成を示す構成図である。図8において、携帯電話機3は、生体情報計測器31と、運動負荷判定回路141と、表示回路142とを具備する。生体情報計測器31は、センサ111および221と、規格化情報メモリ112および222と、規格化回路113および123と、生体情報メモリ114および124と、信頼性情報生成回路315および325と、加重平均回路131とを具備する。図8において、図1の各部に対応し、その機能も同一である部分には同一の符号(111〜114、221、222、123、124、131、141、142)を付し、説明を省略する。
携帯電話機1と同様、携帯電話機3は、被計測者が通話を行う際などに音声信号を電気信号に変換する音声処理回路や、他の電話機等との通信を行う通信回路など、同図に示す以外の部分も具備する。
センサ111、221のセンサ端子の配置は、それぞれ図2のセンサ端子191、192と同様である。
信頼性情報生成回路315は、第1の実施形態の信頼性情報生成回路115(図1)が生成する信頼性情報に、規格化回路113が算出する生体情報の増減と規格化回路123が算出する生体情報の増減との異同を加味した信頼性情報を生成する。
具体的には、信頼性情報生成回路315は、生体情報メモリ114から規格化された発汗量を読み出し、現時点において、この発汗量が増加しているか減少しているかを判定する。同様に、信頼性情報生成回路315は、生体情報メモリ124から規格化された心拍数を読み出し、現時点において、この心拍数が増加しているか減少しているか無変化であるかを判定する。
信頼性情報生成回路315が、生体情報メモリ114から読み出した発汗量と生体情報メモリ124から読み出した心拍数とが、共に増加または無変化であると判定した場合、あるいは、共に減少または無変化であると判定した場合について説明する。この場合、信頼性情報生成回路315は、第2の実施形態で説明した、生体情報の変化量に基づく信頼性情報の値に、「0.3」を加算した値を信頼性情報として算出する。例えば、図4Bのように、生体情報の変化量が基準値c以下の場合は、生体情報の変化量に基づく信頼性情報の値は「1」であり、信頼性情報生成回路315は、信頼性情報の値として「1.3」を算出する。
信頼性情報生成回路315が、生体情報メモリ114から読み出した発汗量が増加し、生体情報メモリ124から読み出した心拍数が減少していると判定した場合について説明する。この場合、信頼性情報生成回路315は、第2の実施形態で説明した、生体情報の変化量に基づく信頼性情報の値に、「0.1」を加算した値を信頼性情報として算出する。
信頼性情報生成回路315が、生体情報メモリ114から読み出した発汗量が減少し、生体情報メモリ124から読み出した心拍数が増加していると判定した場合について説明する。この場合、信頼性情報生成回路315は、第2の実施形態で説明した、生体情報の変化量に基づく信頼性情報の値に、「0」を加算した値、すなわち何も加算しない値を信頼性情報として算出する。
このように、複数の生体情報が同様の増減傾向を示す場合は、被計測者の運動負荷を反映して生体情報の値が変化していることが考えられ、これらの値を用いることにより、運動負荷をより適切に判定できることが期待できる。
一方、複数の生体情報が互いに異なる増減傾向を示す場合は、いずれかの生体情報の値の変化は、被計測者の運動負荷を反映していないことになり、この生体情報の値は、例えば、センサ端子の剥離が徐々に生じているなど、計測異常を生じている可能性がある。そこで、これらの生体情報の増減傾向を信頼性情報に加味する。この際、センサ端子の剥離が徐々に生じている場合や、センサの故障により感度が徐々に鈍くなる場合など、値が減少する生体情報の信頼性が低いことが考えられる。そこで、上述したように、値が減少する生体情報に対しては、値が増加する生体情報の信頼性よりも小さい値の信頼性情報を加算する。
もっとも、例えば、発汗量などの生体情報が運動負荷の増減に遅れて増減する場合など、運動負荷が減少した後に、遅れて生体情報の値が増加することも考えられる。そうすると、値が増加する生体情報が必ずしも信頼性情報が高くない場合もある。そこで、生体情報の増減傾向による信頼性情報は、第2の実施形態で説明した、生体情報の変化量に基づく信頼性情報に対して、比較的小さい値とする。
次に、携帯電話機3が行う運動負荷の判定の結果について説明する。
表5は、正常に計測が行われた場合における、発汗量および心拍数の計測結果と運動負荷の判定結果とを示す表である。
Figure 0005692097

表5では、温度および湿度が一定の部屋で十分安静にした後、被計測者が一定時間踏み台昇降を行った際の、踏み台昇降開始から1分、5分、10分および15分経過時における、センサ111により計測される発汗量(規格化された値)とセンサ221により計測される心拍数(規格化された値)と、携帯電話機3による判定結果とが示されている。併せて、同表に示す発汗量および心拍数に基づいて、加重平均を行わずに、両センサ値の差が予め定められた値以上になるとエラーと判定する方法による判定結果が参考結果1に示されている。また、センサ111による計測値のみを用いて判定を行う方法による判定結果が参考結果2に示されている。
表1の場合と同様、表5の発汗量および心拍数は、被計測者の平常状態における計測データで規格化した値である。判定結果の「正常」、「負荷中」「負荷大」および「**」、「」の表記は、表1で説明したのと同様の意味である。
表3で説明したのと同様、表5の、10分経過時において、参考結果2は、運動負荷の増大と発汗量の増加との間の時間差のために、運動負荷の増大が充分に反映されず「負荷中」となっている。他の経過時間においては、いずれの判定方法によっても適切な判定結果が得られている。
このように、正常に計測が行われた場合においては、携帯電話機3による判定では、携帯電話機2の場合と同様、複数種類のセンサによる計測結果を平均して判定を行う点で、生体情報の種類毎の特性や個人差の影響が小さくなり、より精度の高い判定を行える。
表6は、センサ端子の部分剥離による計測異常が生じた場合における、発汗量および心拍数の計測結果と運動負荷の判定結果とを示す表である。
Figure 0005692097

表6における計測条件は、表5の場合と同様である。表6においては、1分経過時から5分経過時までの間に、センサ端子の部分剥離が生じている。このため、5分、10分および15分経過時においては、センサ111による計測値が小さくなる計測異常が生じている。
その結果、加重平均を算出しない参考結果1では、センサ111による計測値とセンサ221による計測値との差が大きいために負荷の判定が行われず、「エラー」となっている。
また、センサ111による計測値のみを用いる参考結果2では、センサ端子の部分剥離のために「負荷中」と判定する閾値以上に計測結果が大きくならず、いずれの経過時間においても「正常」との判定結果となっている。すなわち、10分経過時および15分経過時において、いずれも「負荷大」と判定すべきところが「正常」と判定されており、不適切な判定結果が示されている。
これに対して、携帯電話機3による判定では、センサ端子の部分剥離時の計測値の急激な減少を検出してセンサ111による計測値の信頼性情報が小さく算出される。これにより、部分剥離後も適切な判定結果が示されている。
このように、片方のセンサに計測異常が生じた場合においては、携帯電話機1による判定では、重み付けの補正を行って判定結果に対する計測異常データの寄与度を小さくしている。その結果、計測エラーとならず、かつ、適切に判定することができる。
生体情報計測器31が3つ以上のセンサを具備するようにしてもよい。本実施形態の方法は、生体情報計測器31が3つ以上のセンサを具備する場合に特に有効である。
例えば、生体情報計測器31が、発汗量センサと心拍数センサと呼吸数センサとを具備するようにしてもよい。この場合に、心拍数と呼吸数が減少し、発汗量が増加していれば、発汗量は、心拍数や呼吸数よりも運動による影響を受けにくく、運動負荷が減少した後に、運動負荷が大きい状態の影響が発汗量に遅れて生じたことが考えられる。そうすると、同様に減少傾向を示す心拍数および呼吸数の信頼性を高くし、これらとは異なり増加傾向を示す発汗量の信頼性を低くすることにより、現在の運動負荷に応じたより適切な判定を行えることが期待できる。このように、3つ以上のセンサが計測する生体情報において、他と異なる増減傾向を示すものが存在する場合は、多数決により、同じ増減傾向を示す生体情報の信頼性を高くすることで、より適切な判定を行えることが期待できる。
生体情報計測器31が、同じ種類の生体情報を計測するセンサを具備するようにしてもよい。この場合は、例えばセンサの故障により他のセンサと異なる増減傾向を示す生体情報の信頼性を低くすることができ、より適切な判定を行えることが期待できる。
<第4の実施形態>
図9は、本発明の第4の実施形態における携帯電話機(携帯端末装置)4の概略構成を示す構成図である。図9において、携帯電話機4は、生体情報計測器41と、表示回路442と、心理状態判定回路443と、データベース444と、通信回路(送信回路)445とを具備する。生体情報計測器41は、センサ111および421と、規格化情報メモリ412および422と、規格化回路113および123と、生体情報メモリ114および124と、信頼性情報生成回路115および125とを具備する。
携帯電話機4は、携帯電話機9と通信を行う。携帯電話機9は、表示回路942と、通信回路945とを具備する。
図9において、図1の各部に対応し、その機能も同一である部分には同一の符号(111、113〜115、123〜125)を付し、説明を省略する。
携帯電話機4は、被計測者が通話を行う際などに音声信号を電気信号に変換する音声処理回路等、図9に示す以外の部分も具備する。
センサ421は、体温センサであり、被計測者の体温を計測する。
規格化情報メモリ412は、センサ111が計測した発汗量を規格化するための規格化情報を記憶する。被計測者の平常時の発汗量を「1」とし、予め定められた言葉および声量で威圧された場合など、所定の緊張状態における発汗量を「5」とする関数が予め決定される。規格化情報メモリ412は、この関数を規格化情報として記憶する。
規格化情報メモリ422は、センサ421が計測した体温を規格化するための規格化情報を記憶する。規格化情報メモリ412の場合と同様に、被計測者の平常時の体温を「1」とし、予め定められた言葉および声量で威圧された場合など、所定の緊張状態における体温を「5」とする関数が予め決定される。規格化情報メモリ422は、この関数を規格化情報として記憶する。
データベース444は、心理状態判定回路443が心理状態を判定する際に用いる、生体情報と心理状態情報との対応表を予め記憶している。例えば、データベース444が記憶する心理状態情報は、被計測者が落ち着いていることを示す「安静」または被計測者が緊張していることを示す「緊張」のいずれかの値をとる。データベース444は、発汗量と体温とそれぞれの信頼性情報との、一定の範囲毎に、当該範囲と「安静」または「緊張」とを対応付けて記憶する。これにより、発汗量と体温とそれぞれの信頼性情報との値が定まれば、それらの値に対応付けられた心理状態情報をデータベース444から読み出すことができる。
心理状態判定回路443は、規格化回路113が算出する規格化された発汗量と、信頼性情報生成回路115が生成する発汗量の信頼性情報と、規格化回路123が算出する規格化された体温と、信頼性情報生成回路125が生成する体温の信頼性情報とに基づいて、判定を行う。すなわち、心理状態判定回路443は、これらの情報に基づいて、被計測者が落ち着いているか、あるいは緊張状態にあるかの心理状態を判定する。心理状態判定回路443は、データベース444を参照して、これらの発汗量や体温や各々の信頼性情報に対応付けられた心理状態情報を読み出すことにより、被計測者の心理状態を判定する。
表示回路442は、スピーカを具備し、心理状態判定回路443が判定した心理状態を音声にて表示する。本実施形態では、被計測者が携帯電話機4を用いて通話を行っている際に、心理状態判定回路443が心理状態を判定する。この場合、被計測者は携帯電話機4の表示画面を見ることができないため、表示回路442は、心理状態を音声にて表示する。
携帯電話機9は、携帯電話機4が送信する心理状態情報を受信して表示する。通信回路945は、携帯電話機4の通信回路445が送信する心理状態情報を受信し、受信した心理状態情報を表示回路942に出力する。表示回路942は、液晶パネル等の表示画面を具備し、通信回路945から出力される心理状態情報を表示画面に表示する。表示回路942が表示回路442と同様にスピーカを具備し、通信回路945から出力される心理状態情報を音声にて表示するようにしてもよい。
図10Aおよび図10Bは、携帯電話機4の外形を示す外形図である。図10Cは、携帯電話機4の断面を示す断面図である。
図10Aは、携帯電話機4の表側の外形図である。図10Aにおいて、携帯電話機4は、表示画面181と、操作ボタン182と、スピーカ183と、センサ端子193および194とを具備する。図10Aにおいて、図2Aの各部に対応し、その機能も同一である部分には同一の符号(181〜183)を付し、説明を省略する。スピーカ183は、表示回路442が具備するスピーカである。
センサ端子193は、センサ111が発汗量を計測するための端子である。センサ端子194は、センサ421が体温を計測するための端子である。
図10Bは、携帯電話機4の裏側の外形図である。図10Aおよび図10Bに示すように、センサ端子194は、携帯電話機1の側面に突起している。被計測者は、センサ端子194が被計測者の指に接触するように携帯電話機4を持つ。この状態で被計測者が発汗すると、センサ111を流れる電流値が変化する。センサ111は、この電流を出力する。
図10Cは、携帯電話機4を図10AのB‐B’線に沿って切断した断面図である。図10Aおよび図10Cに示すように、センサ端子193は、携帯電話機4の表面に突起している。被計測者は、センサ端子193が被計測者の顔に接触するように携帯電話機4を持ち、通話を行う。この状態で、センサ421は、被計測者の体温として接触部分の温度を計測する。
次に、携帯電話機4が行う心理状態の判定の結果について説明する。
表7は、正常に計測が行われた場合における、発汗量および体温の計測結果と心理状態の判定結果とを示す表である。
Figure 0005692097

表7では、温度および湿度が一定の部屋で十分安静にした後、被計測者が10分間の通話を行った際の、通話開始から1分、5分および10分経過時における、センサ111により計測される発汗量(規格化された値)とセンサ421により計測される体温(規格化された値)と、携帯電話機4による判定結果とが示されている。併せて、表7に示す発汗量および体温に基づいて、加重平均を行わずに、両センサ値の差が予め定められた値以上になるとエラーと判定する方法による判定結果が参考結果1に示されている。また、センサ111による計測値のみを用いて判定を行う方法による判定結果が参考結果2に示されている。
表7の計測において、通話開始後5分前後において、被計測者の通話相手は、被計測者に対して緊張を与えるために怒気をはらんだ強い口調で会話を行っている。
表1の場合と同様、表7の発汗量および体温は、被計測者の平常状態における計測データで規格化した値である。判定結果の「安静」は、被計測者が落ち着いた心理状態にあることを示し、「緊張」は、被計測者が緊張した心理状態にあることを示す。表7において、「**」は、測定確度が大きいことを示す。「」は、測定確度が小さいことを示す。
表7に示すように、正常に計測が行われた場合は、いずれの判定方法によっても適切な判定結果が得られる。
このように、正常に計測が行われた場合においては、携帯電話機4による判定では、複数種類のセンサによる計測結果を用いて判定を行っている。このため、生体情報の種類毎の特性や個人差の影響が小さくなり、より精度の高い判定を行える。
表8は、センサ端子の部分剥離による計測異常が生じた場合における、発汗量および体温の計測結果と心理状態の判定結果とを示す表である。
Figure 0005692097

表8における計測条件は、表7の場合と同様である。表8においては、1分経過時から5分経過時までの間に、センサ端子の部分剥離が生じている。このため、5分および10分経過時においては、センサ111による計測値が小さくなる計測異常が生じている。
その結果、加重平均を算出しない参考結果1では、5分および10分経過時において、センサ111による計測値とセンサ421による計測値との差が大きいために心理状態の判定が行われず、「エラー」となっている。
また、センサ111による計測値のみを用いる参考結果2では、5分経過時において、センサ端子の部分剥離のために「緊張」と判定する閾値以上に計測結果が大きくならず、「安静」という不適切な判定結果となっている。
これに対して、携帯電話機4による判定では、センサ端子の部分剥離時の計測値の急激な減少を検出してセンサ111による計測値の信頼性情報が小さく算出される。これにより、部分剥離後も適切な判定結果が示されている。
このように、片方のセンサに計測異常が生じた場合においては、携帯電話機4による判定では、重み付けの補正を行って判定結果に対する計測異常データの寄与度を小さくしている。その結果、計測エラーとならず、かつ、適切に判定することができる。
以上のように、携帯電話機4が、被計測者の心理状態を判定して通話相手の携帯電話機9に送信することにより、従来のメッセージや音楽等の送信に加えて、通話者の心理状態という新たな情報を通知できる。
また、心理状態判定回路443が、心理状態情報に基づいてさらに被計測者の会話の信用度を判定して通話相手の携帯電話機9に送信することにより、会話の信用度を表示するサービスを提供できる。あるいは、心理状態判定回路443が、被計測者の心理状態として通話相手に対する好意度を判定して表示回路442に表示し、また、通話相手の携帯電話機9に送信することにより、通話者同士の相性診断サービスを提供できる。このように、携帯電話機4が被計測者の心理状態を判定することにより、さまざまなサービスを提供できる。
心理状態判定回路443およびデータベース444が、携帯電話機4の外部にあってもよい。例えば、サーバ装置(不図示)が心理状態判定回路443およびデータベース444を具備してもよい。この場合、サーバ装置が、携帯電話機4から生体情報や信頼性情報を受信すると、心理状態判定回路443が、受信した生体情報や信頼性情報に対応付けられた心理状態情報を、データベース444から読み出す。サーバ装置は読み出した心理状態情報を携帯電話機4に送信し、携帯電話機4の表示回路442が、受信した心理状態情報を受信する。
データベース444を携帯電話機4の内部にある場合、携帯電話機4の大きさの制約によりデータベース444の記憶容量が制限される。これに対して、データベース444を携帯電話機4の外部にある場合は、データベース444が、より大きな記憶容量を備えることができる。これにより、上述した発汗量および体温に加えて、心拍数にも基づいて心理状態を判定するなど、より多くの種類の生体情報を用いてより適切な心理状態判定を行える。あるいは、データベース444が、生体情報や信頼性情報のより細かい範囲毎に心理状態情報を記憶するなど、より詳細に心理状態判定を行える。
さらに、心理状態判定回路443およびデータベース444を携帯電話機4の外部に設けることにより、複数の携帯電話機が心理状態判定回路443やデータベース444を共有できる。これにより、データベース444が記憶する対応表を更新することにより、複数の携帯電話機が用いる対応表を一度に更新できるなど、対応表の管理が容易になる。
表示回路442や942が、上述した音声表示以外の方法で、心理状態情報を表示するようにしてもよい。例えば、表示回路442が表示画面を具備し、通話終了後に心理状態情報を視覚的に表示するようにしてもよい。例えば、表示画面に被計測者のアバタ(Avatar、仮想的な化身)を表示し、アバタの顔の表情により心理状態を表現するようにしてもよい。
携帯電話機1〜4の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含む。
「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含む。
「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含む。上記プログラムは、前述した機能の一部を実現しても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現してもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
この出願は、2010年2月5日に出願された日本出願特願2010−024456を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、生体情報計測器、生体情報計測方法およびプログラムや、当該生体情報計測器を具備する携帯端末装置に用いて好適である。
1〜4 携帯電話機
11、21、31、41 生体情報計測器
111、121、221、421 センサ
112、122、222、412、422 規格化情報メモリ
113、123 規格化回路
114、124 生体情報メモリ
115、125、315、325 信頼性情報生成回路
131 加重平均回路
141 運動負荷判定回路
142、442 表示回路
181 表示画面
182 操作ボタン
183 スピーカ
191〜194 センサ端子
443 心理状態判定回路
444 データベース
445 通信回路

Claims (9)

  1. 生体情報を計測するセンサと、
    予め設定された規格化情報に基づいて前記生体情報の値を変換することにより、前記生体情報を規格化する規格化回路と、
    前記生体情報または前記規格化された生体情報について、予め定められた時間内における予め定められた値以上の変化量を検出し、前記変化量が大きいほど低い信頼性を示す信頼性情報を生成する信頼性情報生成回路と、
    を具備する生体情報計測器。
  2. 複数の前記センサと、
    前記センサの各々が計測する前記生体情報を規格化する複数の前記規格化回路と、
    前記生体情報または前記規格化された生体情報の各々について、前記信頼性情報を生成する複数の前記信頼性情報生成回路と、
    前記信頼性情報に基づいて、前記規格化された複数の前記生体情報を、信頼性が高い生体情報ほど大きい重みで加重平均する加重平均回路と、
    を具備する請求項1に記載の生体情報計測器。
  3. 前記生体情報計測器は、複数種類の前記センサを具備して複数種類の前記生体情報を計測し、
    前記加重平均回路は、前記規格化された複数種類の生体情報の加重平均を算出する、
    請求項2に記載の生体情報計測器。
  4. 前記信頼性情報生成回路は、前記複数のセンサが計測した前記生体情報の値の増減を判定し、前記生体情報の値が共に増加または無変化であると判定した場合および前記生体情報の値が共に減少または無変化であると判定した場合は、より高い信頼性を示す前記信頼性情報を生成し、1つの前記生体情報の値が増加し他の1つの前記生体情報の値が減少すると判定した場合は、より低い信頼性を示す前記信頼性情報を生成する請求項2または請求項3に記載の生体情報計測器。
  5. 請求項3に記載の生体情報計測器を具備する携帯端末装置であって、
    前記複数種類のセンサは、発汗量を計測する発汗センサと、心拍数を計測する心拍数センサとを含み、
    前記加重平均回路は、規格化された前記発汗量と、規格化された前記心拍数と、を含む前記規格化された複数種類の生体情報の加重平均を算出し、
    前記携帯端末装置は、
    前記加重平均に基づいて被計測者の運動負荷を判定する運動負荷判定回路と、
    判定した前記運動負荷を表示する表示回路と、
    を具備する携帯端末装置。
  6. 複数の前記センサと、
    前記センサの各々が計測する前記生体情報を規格化する複数の前記規格化回路と、
    前記生体情報または前記規格化された生体情報の各々について、前記信頼性情報を生成する複数の前記信頼性情報生成回路と、
    を具備する請求項1に記載の生体情報計測器を具備する携帯端末装置であって、
    前記複数のセンサは、発汗量を計測する発汗センサと、体温を計測する体温センサとを含み、
    前記携帯端末装置は、
    前記発汗量と前記発汗量の信頼性情報と前記体温と前記体温の信頼性情報とに基づいて被計測者の心理状態を判定する心理状態判定回路と、
    判定した前記心理状態を表示する表示回路と、
    を具備する携帯端末装置。
  7. 前記心理状態判定部が判定した前記心理状態を示す心理状態情報を他の端末装置に送信する送信回路をさらに具備する請求項6に記載の携帯端末装置。
  8. 生体情報を計測する計測ステップと、
    前記生体情報の値を予め設定された規格化情報に基づいて変換することにより、前記生体情報の各々を規格化する規格化ステップと、
    前記生体情報または前記規格化された生体情報について、予め定められた時間内かつ予め定められた値以上の変化量を検出し、前記変化量が大きいほど低い信頼性を示す信頼性情報を生成する信頼性情報生成ステップと、
    を具備する生体情報計測方法。
  9. コンピュータに、
    生体情報を計測する計測ステップと、
    前記生体情報の値を予め設定された規格化情報に基づいて変換することにより、前記生体情報の各々を規格化する規格化ステップと、
    前記生体情報または前記規格化された生体情報について、予め定められた時間内かつ予め定められた値以上の変化量を検出し、前記変化量が大きいほど低い信頼性を示す信頼性情報を生成する信頼性情報生成ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
JP2011552715A 2010-02-05 2011-01-04 生体情報計測器、携帯端末装置、生体情報計測方法およびプログラム Active JP5692097B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011552715A JP5692097B2 (ja) 2010-02-05 2011-01-04 生体情報計測器、携帯端末装置、生体情報計測方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010024456 2010-02-05
JP2010024456 2010-02-05
JP2011552715A JP5692097B2 (ja) 2010-02-05 2011-01-04 生体情報計測器、携帯端末装置、生体情報計測方法およびプログラム
PCT/JP2011/050004 WO2011096240A1 (ja) 2010-02-05 2011-01-04 生体情報計測器、携帯端末装置、生体情報計測方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011096240A1 JPWO2011096240A1 (ja) 2013-06-10
JP5692097B2 true JP5692097B2 (ja) 2015-04-01

Family

ID=44355250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011552715A Active JP5692097B2 (ja) 2010-02-05 2011-01-04 生体情報計測器、携帯端末装置、生体情報計測方法およびプログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20120296571A1 (ja)
JP (1) JP5692097B2 (ja)
CN (1) CN102740773B (ja)
WO (1) WO2011096240A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10786204B2 (en) 2015-08-03 2020-09-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic device
US11717209B2 (en) 2017-11-30 2023-08-08 Paramount Bed Co., Ltd. Abnormality determination apparatus and non-transitory computer readable medium storing program used for the same

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5948938B2 (ja) * 2012-02-20 2016-07-06 沖電気工業株式会社 データ生成装置、方法およびプログラム
CN105828710B (zh) * 2013-11-26 2020-10-30 心脏起搏器股份公司 根据呼吸模式来检测慢性阻塞性肺病恶化
US9903755B2 (en) * 2015-10-05 2018-02-27 Microsoft Technology Licensing, Llc Indoors / outdoors detection
US11786136B2 (en) * 2017-06-28 2023-10-17 Sony Corporation Information processing apparatus, and information processing method
JP6996144B2 (ja) * 2017-07-19 2022-01-17 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP7248094B2 (ja) * 2017-07-19 2023-03-29 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
EP3501395A1 (en) * 2017-12-20 2019-06-26 Nokia Technologies Oy An apparatus and associated methods for sweat reception
WO2019171586A1 (ja) * 2018-03-09 2019-09-12 三菱電機株式会社 不快状態判定装置
WO2019175961A1 (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 日本たばこ産業株式会社 吸引器、吸引器の制御方法および制御プログラム
JP7206663B2 (ja) * 2018-07-19 2023-01-18 日本電気株式会社 検出装置、ウェアラブルセンシングデバイス、検出方法、およびプログラム
JP2023073545A (ja) * 2021-11-16 2023-05-26 オムロン株式会社 情報処理装置および情報処理方法
WO2023090162A1 (ja) * 2021-11-19 2023-05-25 ソニーグループ株式会社 信号処理装置および方法

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4938228A (en) * 1989-02-15 1990-07-03 Righter William H Wrist worn heart rate monitor
CA2126227C (en) * 1991-12-17 2001-10-23 Eduard Emmanuilovich Godik Method of living system organism diagnostics and apparatus for its realization
US5751899A (en) * 1994-06-08 1998-05-12 Large; Edward W. Method and apparatus of analysis of signals from non-stationary processes possessing temporal structure such as music, speech, and other event sequences
US5853364A (en) * 1995-08-07 1998-12-29 Nellcor Puritan Bennett, Inc. Method and apparatus for estimating physiological parameters using model-based adaptive filtering
DE69725621T2 (de) * 1997-03-21 2004-08-19 Nellcor Puritan Bennett Inc., Pleasanton Verfahren und gerät zur adaptiven mittelwertbildung von datensignalen
JP4282841B2 (ja) * 1999-08-25 2009-06-24 シスメックス株式会社 無侵襲生体分析装置
US6757558B2 (en) * 2000-07-06 2004-06-29 Algodyne, Ltd. Objective pain measurement system and method
US7020508B2 (en) * 2002-08-22 2006-03-28 Bodymedia, Inc. Apparatus for detecting human physiological and contextual information
US20070100666A1 (en) * 2002-08-22 2007-05-03 Stivoric John M Devices and systems for contextual and physiological-based detection, monitoring, reporting, entertainment, and control of other devices
JP2004121539A (ja) * 2002-10-02 2004-04-22 Seiko Epson Corp 体動検出装置
WO2005027720A2 (en) * 2003-09-12 2005-03-31 Bodymedia, Inc. Method and apparatus for measuring heart related parameters
CN100402987C (zh) * 2004-02-27 2008-07-16 富士电机系统株式会社 与脉冲多普勒方法和传播时间差方法兼容的超声波流量计、在流量计中自动选择测量方法的方法、用于流量计的电子设备
PL1734858T4 (pl) * 2004-03-22 2015-04-30 Bodymedia Inc Urządzenie do nieinwazyjnego monitoringu temperatury
JP2005295170A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Brother Ind Ltd 音声通信装置
US7907997B2 (en) * 2005-05-11 2011-03-15 Cardiac Pacemakers, Inc. Enhancements to the detection of pulmonary edema when using transthoracic impedance
CN1731790A (zh) * 2005-08-23 2006-02-08 上海中策工贸有限公司 心情音乐手机
US8315693B2 (en) * 2006-02-28 2012-11-20 Physio-Control, Inc. Electrocardiogram monitoring
US20070270671A1 (en) * 2006-04-10 2007-11-22 Vivometrics, Inc. Physiological signal processing devices and associated processing methods
DE102006060819A1 (de) * 2006-12-21 2008-07-03 Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung der Atemfrequenz
JP5181477B2 (ja) * 2007-01-11 2013-04-10 ヤマハ株式会社 フィットネス運動状態表示装置
US9215996B2 (en) * 2007-03-02 2015-12-22 The Nielsen Company (Us), Llc Apparatus and method for objectively determining human response to media
US20080242955A1 (en) * 2007-03-30 2008-10-02 Kimmo Uutela Reliability in determination of clinical state of a subject
US20090010461A1 (en) * 2007-07-02 2009-01-08 Gunnar Klinghult Headset assembly for a portable mobile communications device
CN201139549Y (zh) * 2007-12-03 2008-10-29 南昌大学 带移动存储的运动测量记录仪
US20120123232A1 (en) * 2008-12-16 2012-05-17 Kayvan Najarian Method and apparatus for determining heart rate variability using wavelet transformation
US8105208B2 (en) * 2009-05-18 2012-01-31 Adidas Ag Portable fitness monitoring systems with displays and applications thereof
US9198582B2 (en) * 2009-06-30 2015-12-01 Nellcor Puritan Bennett Ireland Determining a characteristic physiological parameter
US9151786B2 (en) * 2010-10-11 2015-10-06 General Electric Company Systems, methods, and apparatus for detecting shifts in redundant sensor signals
US20130226492A1 (en) * 2010-10-11 2013-08-29 General Electric Company Systems, methods, and apparatus for detecting and removing sensor signal impulse disturbances
EP2968916B1 (en) * 2013-03-12 2021-05-19 Cardiac Pacemakers, Inc. Medical device with multiple sensor fusion
US20160058356A1 (en) * 2014-09-02 2016-03-03 Apple Inc. Method and system to calibrate fitness level and direct calorie burn using motion, location sensing, and heart rate

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10786204B2 (en) 2015-08-03 2020-09-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic device
US11717209B2 (en) 2017-11-30 2023-08-08 Paramount Bed Co., Ltd. Abnormality determination apparatus and non-transitory computer readable medium storing program used for the same

Also Published As

Publication number Publication date
CN102740773B (zh) 2014-11-26
WO2011096240A1 (ja) 2011-08-11
CN102740773A (zh) 2012-10-17
JPWO2011096240A1 (ja) 2013-06-10
US20120296571A1 (en) 2012-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5692097B2 (ja) 生体情報計測器、携帯端末装置、生体情報計測方法およびプログラム
Leijdekkers et al. A self-test to detect a heart attack using a mobile phone and wearable sensors
US9135466B2 (en) Biometric user equipment GUI trigger
JP5587328B2 (ja) 転倒検出システム
US8109874B2 (en) Mobile device having health care function based on biomedical signals and health care method using the same
US11963802B2 (en) Disease onset risk prediction device, method, and non-fugitive recording medium for storing program
JP5551606B2 (ja) 失神を検知するための装置及び方法
JP2009512483A (ja) 患者の血圧を決定するシステム及び方法
US20100249619A1 (en) Physical fitness level determining apparatus, method and mobile terminal apparatus
KR101974831B1 (ko) 낙상위험 평가방법 및 이를 위한 사용자 단말기
US10456037B2 (en) Terminal device and information processing system
US20100168590A1 (en) Apparatus and method for estimating life expectancy
JP2015157029A (ja) 運動支援システム
US20210193171A1 (en) Information processing apparatus and non-transitory computer readable medium
CN115316969A (zh) 一种身体能量的估算方法、可穿戴设备及计算机存储介质
US20210134435A1 (en) Behavior modification assistance device, terminal, and server
JP2018149175A (ja) 血圧関連情報表示装置および方法
US20200000343A1 (en) Blood Pressure Monitor, Assessment System, and Method of Controlling Blood Pressure Monitor for Assessing Autonomic Nerve Function of a Subject
JP2016163694A (ja) 熱中症発症危険度算出装置
US20100004516A1 (en) Method and System for Monitoring Physiological Status
CN114903457B (zh) 人体生理参数正负关联的动态血压监测装置及系统
KR20050099444A (ko) 휴대단말기와 연결된 이어폰을 통해 건강측정을 수행하는장치 및 방법
KR101118182B1 (ko) 응급 환자 구조요청 방법 및 이를 구현하기 위한 휴대형 단말기용 프로그램
WO2023189154A1 (ja) 心内圧推定装置、心内圧推定システム、心内圧推定方法、及びプログラム
WO2018168800A1 (ja) 血圧関連情報管理装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131205

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5692097

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150