JP5691481B2 - ボールジョイント用ダストカバー - Google Patents
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Description
また、本発明は、自動車懸架装置、操舵装置等に使用されるボールジョイント用ダストカバーに関する。
そして、ボールスタッド100の他端の軸部400は、ナックル500に締め付け固定されている。
一方、ゴム状弾性材製ダストカバー600の一端大径開口部800が、ソケット300の外周面に大径開口部800に埋設された補強環900により固定保持され、他端小径開口部150が、軸部400に嵌合保持された断面L字形状のリテーナ外周面に密接保持された構成となっている。
そして、大径開口部800と小径開口部150とを連結している膜部700全体が外側に張り出した鼓形状を呈している。
しかし、ダストカバー600は、ゴム状弾性材製である為、小石等の衝突、周辺部材との接触等により破損する危険性を有している。
そして、ダストカバー600が破損した場合は、直ちに、ボールジョイント内のグリースの流出や、ボールジョイント内への水やダスト等の浸入を許容する問題を惹起した。
しかしながら、保護シートを一体化している為、ダストカバーの伸縮性能が低下すると共に、成形コストが増大し、周辺部材との接触等による破損には不十分であった。
しかしながら、部品点数が増加する為、製造コストが増大すると共に、周辺部材との接触等による破損には不十分であった。
前記ソケット側に位置する一端部は、前記大径開口部の端部を包み込む形でカシメ固定し、前記保護環の内周側折り曲げ部が、前記ソケット外周面に嵌合することにより、前記大径開口部を前記ソケット外周面にカシメ固定すると共に、他端部は前記膜部の外周面を保護する様に前記ナックル側に向かって伸びている筒状部を備えた金属材製保護環を有し、前記筒状部が、組み付け状態に於いて前記膜部の外周面全体を覆っていることを特徴とする。
請求項1記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、小石等の衝突、周辺部材との接触等より、ダストカバーの膜部を保護すると共に、安価に製造出来、ダストカバーをより確実に、ソケット側に固定する事が出来る。
更に、請求項2記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、ダストカバーの伸縮性能の低下を抑えることが出来る。
更に、請求項4記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、保護環の機械的強度を高めると共に、保護環をソケットに嵌合する際の変形を防止する事が出来る。
図1及び図2に示される様に、本発明に係るボールジョイント用ダストカバーの第1の態様は、ボールスタッド1の一端に形成された球頭部2がソケット3内に保持され、このボールスタッド1の他端の軸部4はナックル5に締め付け固定され、一端大径開口部8がソケット3の外周面に固定保持され、他端小径開ロ部15が軸部4外周面に保持され、大径開口部8と小径開口部15とを連結している膜部7を備えた基本的構成となっている。
また、保護環9の他端部92は、径方向外側に折り曲げられている。
このことにより、他端部92の機械的強度を高める事が出来る為、保護環をソケット3に嵌合する際の変形を防止する事が出来る。
すなわち、一端部91は、ソケット3外周面と嵌合している円筒状の内周側折り曲げ部911と、筒状部93に連結している円筒状の外周側折り曲げ部912と、内周側折り曲げ部911と外周側折り曲げ部912とを連結して、ソケット3の段部31上に配置されている、径方向連結部913とより構成されている。
このことにより、大径開口部8が、保護環9の一端部91に確実に保持される。
このことにより、大径開口部8側からのグリースの流出をより確実に阻止出来る。
この為、膜部7が外径側に撓むのを抑制出来る為、周辺部材との接触を回避出来ると共に、外径規制にも対応が可能である。
第1の態様と相違する点は、保護環9の筒状部93が、膜部7外周面と一定の間隙Xを備えてナックル5側に向かって伸びる円筒形状を呈している点である。
この為、ダストカバーの伸縮性能の低下を抑え、膜部7と筒状部93との間で生ずる摩耗を抑止することが出来る。
第1の態様と相違する点は、保護環9の筒状部93が、一端部91側からナックル5側に向かって、膜部7外周面との間隙Yを徐々に増大する円錐形状を呈している点である。
この為、ボールスタッド1の傾斜角度をより大きくとる事が出来る。
2 球頭部
3 ソケット
4 軸部
5 ナックル
7 膜部
8 大径開口部
9 保護環
15 小径開口部
31 段部
81 環状突起
91 一端部
92 他端部
93 筒状部
911内周側折り曲げ部
912外周側折り曲げ部
913径方向連結部
Claims (5)
- ボールスタッド(1)の一端に形成された球頭部(2)がソケット(3)内に保持され、前記ボールスタッド(1)の他端の軸部(4)はナックル(5)に締め付け固定され、一端大径開口部(8)が前記ソケット(3)の外周面に固定保持され、他端小径開ロ部(15)が前記軸部(4)外周面に保持され、前記大径開口部(8)と前記小径開口部(15)とを連結している膜部(7)を備えた弾性材製ボールジョイント用ダストカバーにおいて、
前記ソケット(3)側に位置する一端部(91)は、前記大径開口部(8)の端部を包み込む形でカシメ固定し、前記保護環(9)の内周側折り曲げ部(911)が、前記ソケット(3)外周面に嵌合することにより、前記大径開口部(8)を前記ソケット(3)外周面にカシメ固定すると共に、他端部(92)は前記膜部(7)の外周面を保護する様に前記ナックル(5)側に向かって伸びている筒状部(93)を備えた金属材製保護環(9)を有し、前記筒状部(93)が、組み付け状態に於いて前記膜部(7)の外周面全体を覆っていることを特徴とするボールジョイント用ダストカバー。 - 前記保護環(9)の筒状部(93)が、前記膜部(7)外周面と一定の間隙(X)を備えて前記ナックル(5)側に向かって伸びる円筒形状を呈していることを特徴とする請求項1記載のボールジョイント用ダストカバー。
- 前記保護環(9)の筒状部(93)が、前記一端部(91)側から前記ナックル(5)側に向かって、前記膜部(7)外周面との間隙(Y)を徐々に増大する円錐形状を呈していることを特徴とする請求項1記載のボールジョイント用ダストカバー。
- 前記他端部(92)が、径方向外側に折り曲げられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のボールジョイント用ダストカバー。
- 前記大径開口部(8)の内周面側に、前記ソケット(3)外周面と接する環状突起(81)を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のボールジョイント用ダストカバー。
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