JP5641315B2 - ボールジョイント用ダストカバー - Google Patents
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Description
また、本発明は、自動車懸架装置、操舵装置等に使用されるボールジョイント用ダストカバーに関する。
そして、ボールスタッド100の他端の軸部400は、ナックル500に締め付け固定されている。
一方、ゴム状弾性材製ダストカバー600の一端大径開口部800が、ソケット300の外周面にサークリップ900により固定保持され、他端小径開口部150が軸部400に保持された構成となっている。
そして、大径開口部800と小径開口部150とを連結している膜部700全体が外側に張り出した鼓形状を呈している。
この結果、ボールスタッド100が傾斜する側と反対側に位置する膜部700が引き伸ばされ、膜部700に引っ張り力Fが作用する。
そして、この引っ張り力Fは、図5に示す様に、サークリップ900を径方向外方(図上右側)に移動させる力として作用する。
すなわち、ソケット300の軸芯に対してサークリップ900の軸芯が図上右側(膜部700が引き伸ばされにいる側)に変位する形で移動する。
この結果、サークリップ900の片側(図上右側)が、ソケット300の装着溝310から離脱する結果を招来し、ダストカバー600のシール性能が低下する問題を惹起した。
しかし、ソケットの装着溝の加工に費用が掛るばかりでなく、ダストカバーを蟻溝状の装着溝に取り付ける事が困難であった。
本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、膜部に引っ張り力が作用したとしても、ソケットの装着溝に特別な加工を施す事無く、サークリップがクランプ溝から抜けたり、ダストカバーの大径開口部が、ソケットの装着溝から抜け出す事が無く、更に、サークリップがクランプ溝から抜ける事、及びダストカバーの大径開口部が、ソケットの装着溝から抜け出す事を効果的に阻止出来る。
図1及び図2に示される様に、参考形態に係るボールジョイント用ダストカバーは、ボールスタッド1の一端に形成された球頭部2がソケット3内に保持され、このボールスタッド1の他端の軸部4は、ナックル5に締め付け固定され、一端大径開口部8がソケット3の外周面にサークリップ9により固定保持され、他端小径開ロ部15が軸部4に保持され、大径開口部8と小径開口部15とを連結している外側に張り出した略鼓形状の膜部7を備えた構成となっている。
この抜け止用突起82は、クランプ溝81の膜部7と反対側の側面811から、サークリップ9の外周面近傍をクランプ溝81の膜部7側の側面812側に向かって伸びている環状の突起である。
この抜け止用突起82の高さは、サークリップ9の径方向外方(図2において右側)への移動を阻止出来る高さであれば良く、サークリップ9の装着性の観点から、通常、サークリップ9の軸方向高さHの半分以下である。
この結果、サークリップ9がクランプ溝81から抜けたり、ダストカバー6の大径開口部8が、ソケット3の装着溝31から抜け出す事が無い。
先に説明した参考形態と相違する点は、第1の実施態様で示した抜け止用突起82が、クランプ溝81の膜部7と反対側の側面811から、サークリップ9の外周面近傍をクランプ溝81の膜部7側の側面812に向かって伸びている突起に加えて、クランプ溝81の膜部7側の側面812から、サークリップ9の外周面近傍をクランプ溝81の膜部7と反対側の側面811に向かって伸びている突起を設けた点である。
この結果、サークリップ9がクランプ溝81から抜けたり、ダストカバー6の大径開口部8が、ソケット3の装着溝31から抜け出す事を、より確実に阻止出来る。
また、ダストカバー6は、各種のゴム状弾性材により成形されている。
2 球頭部
3 ソケット
4 軸部
5 ナックル
6 ダストカバー
7 膜部
8 大径開口部
9 サークリップ
15 小径開口部
31 装着溝
81 クランプ溝
82 抜け止用突起
811膜部と反対側の側面
812膜部側の側面
Claims (3)
- ボールスタッド(1)の一端に形成された球頭部(2)がソケット(3)内に保持され、前記ボールスタッド(1)の他端の軸部(4)はナックル(5)に締め付け固定され、一端大径開口部(8)が前記ソケット(3)の外周面にサークリップ(9)により固定保持され、他端小径開ロ部(15)が前記軸部(4)に保持され、前記大径開口部(8)と前記小径開口部(15)とを連結している外側に張り出した略鼓形状の膜部(7)を備えたゴム状弾性材製ボールジョイント用ダストカバーにおいて、前記大径開口部(8)の外周部に設けた前記サークリップ(9)を収容する為のクランプ溝(81)に、前記サークリップ(9)の抜け止用突起(82)を設け、前記抜け止用突起(82)が、前記クランプ溝(81)の前記膜部(7)と反対側の側面(811)から、前記サークリップ(9)の外周面近傍を前記クランプ溝(81)の前記膜部(7)側の側面(812)に向かって伸びている突起と、前記クランプ溝(81)の前記膜部(7)側の側面(812)から、前記サークリップ(9)の外周面近傍を前記クランプ溝(81)の前記膜部(7)と反対側の側面(811)に向かって伸びている突起との組み合わせであることを特徴とするボールジョイント用ダストカバー。
- 前記抜け止用突起(82)が、環状の突起であることを特徴とする請求項1記載のボールジョイント用ダストカバー。
- 前記抜け止用突起(82)が、等配に配置された複数個の突起であることを特徴とする請求項1記載のボールジョイント用ダストカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010238260A JP5641315B2 (ja) | 2010-10-25 | 2010-10-25 | ボールジョイント用ダストカバー |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010238260A JP5641315B2 (ja) | 2010-10-25 | 2010-10-25 | ボールジョイント用ダストカバー |
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JP2012092858A JP2012092858A (ja) | 2012-05-17 |
JP5641315B2 true JP5641315B2 (ja) | 2014-12-17 |
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Family Applications (1)
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JP2010238260A Active JP5641315B2 (ja) | 2010-10-25 | 2010-10-25 | ボールジョイント用ダストカバー |
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Country | Link |
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JP (1) | JP5641315B2 (ja) |
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2010
- 2010-10-25 JP JP2010238260A patent/JP5641315B2/ja active Active
Also Published As
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JP2012092858A (ja) | 2012-05-17 |
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