JP5688640B2 - 係止機構を備えた混合容器 - Google Patents
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図9に示すように、この特許文献1には、多数の傾斜した鍔状片を設けた混合棒片114を、上端から起立設した注出筒113を上面中央に立設し、下面に下方に開放した左右に長い通路凹部115を形成したブロック本体112と、容器体に注出ノズルが突き抜け不能に密嵌入する一対の段付き孔117を左右端部に開設し、この両段付き孔117と連通し、通路凹部115に下方から密嵌入して注出通路を形成する通路凸部118を上面に形成し、下面中央に摘み片119を垂下設した底蓋片116とを、その後端縁間をヒンジ121で結合し、ブロック本体112の前端縁に、閉状態の底蓋片116の前端縁に係止して、底蓋片116の閉状態を確保するロック片120を設けて構成される通路ブロック体111が記載されている。
また近年、一対の容器体としてエアゾール式容器以外に、例えばチューブ型容器やスクイズボトルなどから構成される混合容器が開発されており、このような混合容器においては、上記のような操作体は不要となる。このため、この種の混合容器の構成は、従来の混合容器から操作体を取り除いた構成、すなわち通路ブロック体111が外部に露出される構成となる。
左右に並列に隣接配置された一対の容器体と、一対の容器体の口筒部に外嵌される外装部及び外装部の上端にヒンジ部を介して開閉自在に設けられた注出筒部とを備えた通路ブロック体と、注出筒部の上に外装される取着部及び一対の容器体から別々に注出される内溶物を吐出口に導くキャップ体と、を有して構成される混合容器であって、
通路ブロック体の外装部側に被係止片が設けられ、注出筒部側に支点を介して揺動自在に設けられた揺動部及び揺動部の一端に被係止片に対して係止可能な係止片が設けられ、通路ブロック体は、注出筒部がヒンジ部を介して外装部の上部に立設され且つ係止片が被係止片に係止する状態で組み立てられており、
揺動部の他端を取着部の外表面に接触または近接させることより、係止片と被係止片との係止状態の解除を規制するようにしたことを特徴とする、と云うものである。
本発明の主たる構成においては、揺動部の揺動動作が制限されるため、揺動部の他端が軸中心方向に押圧されても、係止機構を構成する係止片と被係止片との間の係止状態の解除を規制する。よって、使用中に通路ブロック体が開状態に展開することが防止され、注出及び混合を安定かつ確実に達成することができ、安定性及び安全性に優れた混合容器を提供することができる。
また従来の混合容器のような操作体を不要とすることができるため、混合容器全体の構成を小型化にできると共に安価に製造することができる。
図1は本発明の混合容器の第1実施例を示す正面方向の縦断面図、図2は図1の混合容器をa−b−c−d線に沿って切断した状態を示す縦断面図、図3は本発明の混合容器の平面図、図4は図1に示した実施例の、通路ブロック体の開状態を拡大して示す縦断図である。図5は図1に示した実施例の、通路ブロック体の閉状態の縦断図であると共にキャップ体を取り付ける前の状態を示している。
ヒンジ部12を中心に、装着部11と注出筒部13との一方を基準にして他方を180度折り曲げることにより、通路ブロック体10の状態を、図4に示す開状態と図5に示す閉状態とに自在に変形できるようになっている。
なお、先に閉状態に組み立てた通路ブロック体10の注出筒部13に、キャップ体2を螺着し、その後に一対の外装部16,16に両容器体30,30をそれぞれ螺着しても同様に組み立てることが可能である。
一方、図2に示すように、注出筒部13にキャップ体2の取着部6を螺着し、注出筒部13の上に装着した後の状態では、注出筒部13と揺動部21の他端21bのとの間の隙間S内に、キャップ体2を構成する取着部6が入り込む状態となる。この状態は、揺動部21の他端21bが、取着部6の外表面に接触または近接して対向する状態にあり、揺動部21の自由な揺動動作を妨げる規制状態にある。よって、係止機構を構成する被係止片20と係止片22との係止状態が容易に解除されることがない。このため、揺動部21の他端21bに対して軸中心方向への外力が誤って作用しても、係止機構における係止状態を維持することができ、使用中に通路ブロック体10が容易に展開して開状態に至る誤動作の発生を防止することができ、混合容器1の安定且つ安全な使用を担保することが可能となっている。
なお、キャップ体2を注出筒部13から螺脱させる行為と両容器体30,30を一対の外装部16,16から螺脱させる行為とは逆の順番であってもよい。
例えば、上記実施例では、一対の容器体30としてブローボトルを用いて説明したが、本発明はブローボトルに限定されるものではなく、その他例えばチューブなどスクイズ変形可能な容器であればどのような容器であってもよい。さらにはエアゾール式容器とすることもできる。
2 ;キャップ体
3 ;頭部
4 ;塗布体
5 ;通路筒部
6 ;取着部
7 ;螺条
8 ;合流通路
9 ;注出口
10 ;通路ブロック体
11 ;装着部
12 ;ヒンジ部
13 ;注出筒部
14 ;注出口
15 ;螺旋条
16 ;外装部
17 ;ネジ部
18 ;注出通路
18a;通路凸部
18b;通路凹部
19 ;挿入筒
20 ;被係止片
21 ;揺動部
21a;揺動部の一端
21b;揺動部の他端
22 ;係止片
23 ;支点
24 ;仕切板
25 ;混合棒片
30 ;容器体
S ;隙間
Claims (3)
- 左右に並列に隣接配置された一対の容器体(30)と、該一対の容器体(30)の口筒部(31)に外嵌される外装部(16)及び該外装部(16)の上端にヒンジ部(12)を介して開閉自在に設けられた注出筒部(13)とを備えた通路ブロック体(10)と、前記注出筒部(13)の上に外装される取着部(6)及び前記一対の容器体(30)から別々に注出される内溶物を吐出口(9)に導くキャップ体(2)と、を有して構成される混合容器(1)であって、
前記通路ブロック体(10)の前記外装部(16)側に被係止片(20)が設けられ、前記注出筒部(13)側に支点(23)を介して揺動自在に設けられた揺動部(21)及び該揺動部(21)の一端(21a)に前記被係止片(20)に対して係止可能な係止片(22)が設けられ、
前記通路ブロック体(10)は、前記注出筒部(13)が前記ヒンジ部(12)を介して外装部(16)の上部に立設され且つ前記係止片(22)が前記被係止片(20)に係止する状態で組み立てられており、
前記揺動部(21)の他端(21b)を前記取着部(6)の外表面に接触または近接させることより、前記係止片(22)と前記被係止片(20)との係止状態の解除を規制するようにしたことを特徴とする係止機構を備えた混合容器。 - キャップ体(2)の取着部(6)の内側に螺条(7)が形成され、通路ブロック体(10)の注出筒部(13)の外表面に螺旋条(15)が形成されており、前記取着部(6)の螺条(7)が前記注出筒部(13)の螺旋条(15)に螺着されて前記キャップ体(2)が前記通路ブロック体(10)に取り付けられる請求項1記載の係止機構を備えた混合容器。
- 容器体(30)が、スクイズ変形可能な容器である請求項1または2記載の係止機構を備えた混合容器。
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JP2011040199A JP5688640B2 (ja) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | 係止機構を備えた混合容器 |
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- 2011-02-25 JP JP2011040199A patent/JP5688640B2/ja active Active
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