JP5688446B2 - 射出成形機 - Google Patents

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本発明は、金型の型開閉を行って成形体を成形する射出成形機に関し、特に、溶融樹脂を射出する射出ユニットを、複数のモータの合成された駆動力で駆動する射出成形機に関する。
従来から用いられている一般的な射出成形機は、大別すると概ね、型締めユニットと及び射出ユニットから構成されており、型締めユニットにおいては、固定金型及び可動金型を備え、固定金型に対して可動金型をトグル機構若しくは直圧方式などの型締めを可能とする可動手段により進退させ、型開閉が行われる。その一方で、射出ユニットにおいては、駆動源たるモータの回転力によりプーリやベルトなどを介して駆動力を伝達させ、回転運動を直線運動に変換するボールネジ機構等を介し、加熱シリンダ内に設けられたスクリュを作動させ、射出ノズル先端より型閉された金型のキャビティへ溶融樹脂の射出が行われるようになっている。こうした射出成形機では、キャビティへ溶融樹脂を射出するための駆動力を増加させるため、単独の射出ユニットを複数のモータの駆動力により作動させることが行なわれている。
上述した従来技術に関連するものとして、特許文献1には、2つの電動機たるサーボモータの駆動力を、それぞれに対応して設けられた2つのねじ機構を介して、単独の射出スクリュを進退させる射出成形機の駆動装置が開示されており、また、特許文献2には、3つ又は4つのモータの駆動力を用いて、プーリとタイミングベルトからなる駆動伝達手段を介して射出ユニットに構成された射出スクリュを進退させる電動式射出成形機の駆動装置が開示されている
特許第3496089号公報 特開2001−212855号公報
しかし、特許文献1で開示されている従来の縦型射出成形機においては、ボールねじ軸のそれぞれの先端側に固定された2つの同期タイミングプーリに同期タイミングベルトを掛け回すことにより、2つのボールねじ軸の回転の同期をとり、2つのサーボモータの駆動力を射出スクリュを進退させるための駆動力として利用しているものであるが、成形体の形状や大きさ如何によっては、より大きな駆動力を用いて射出スクリュを進退させなければならない場合がある。そこで、そのような問題に対処できるものとして、例えば特許文献2には、3つ以上のサーボモータの駆動力を、射出スクリュを進退させるための駆動源として利用することができる射出成形機が提案されている。しかし、サーボモータの数が多くなると、それに合わせて駆動力を伝達するためのタイミングベルトやプーリの数も増加するため、そのレイアウトが複雑化してしまい、タイミングベルトやプーリなどの部品同士が接触することがないようにレイアウトするには、例えば特許文献2の図1や図5に示されているように、サーボモータを上下に離間して配置するなどレイアウト上の制約が生じることになる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、射出ユニットの駆動力を増加させるために、その駆動源として複数のモータを有し複雑な構造であっても、複数のモータの合成された駆動力を単独の射出ユニットの駆動源として確実に用いることができる射出成形機を提供することを目的とする。
射出成形機に係る発明は、
加熱シリンダ内に設けたスクリュが前進されることで金型のキャビティへ溶融樹脂を射出する射出ノズルと、
回転運動を直線運動に変換して前記スクリュを進退させる第1,第2のボールネジ機構と、
前記第1のボールネジ機構を作動させる第1の駆動伝達プーリと、
前記第2のボールネジ機構を作動させる第2の駆動伝達プーリと、
主たる駆動源として前記第1,第2の駆動伝達プーリを回転駆動するマスター射出駆動用モータと、
該マスター射出駆動用モータの回転軸部に固定したマスタープーリと、
前記マスター射出駆動用モータの駆動力を補う従たる駆動源としての第1のスレーブ射出駆動用モータと、
該第1のスレーブ射出駆動用モータの回転軸部に固定した第1のスレーブプーリと
前記マスター射出駆動用モータの駆動力を補う従たる駆動源としての第2のスレーブ射出駆動用モータと、
該第2のスレーブ射出駆動用モータの回転軸部に固定した第2のスレーブプーリと、を備え、
前記第1のスレーブプーリに掛け回した第1の駆動伝達ベルトと前記マスタープーリに掛け回した第2の駆動伝達ベルトとを前記第1の駆動伝達プーリに掛け回すことで前記マスター射出駆動用モータと前記第1のスレーブ射出駆動用モータの合成された駆動力を前記第1の駆動伝達プーリに伝達するよう構成し、
前記第2のスレーブプーリに掛け回した第3の駆動伝達ベルトと前記マスタープーリに掛け回した第4の駆動伝達ベルトとを前記第2の駆動伝達プーリに掛け回すことで前記マスター射出駆動用モータと前記第2のスレーブ射出駆動用モータの合成された駆動力を前記第2の駆動伝達プーリに伝達するよう構成したことを特徴とする。
射出成形機の発明によれば、環状の第1〜第4の駆動伝達ベルトの各々は、それぞれの長さを可及的に短い寸法にするため、3つやそれ以上のプーリに掛け回すのではなく、2つのプーリ単位で掛け回していることから、例えば3つ以上のプーリに駆動伝達ベルトを掛け回したりすると、ベルトの長さ寸法を長くしなければならなくなり、使用に伴うベルトの初期の伸び寸法が長くなり、その張力の緩みが大きくなるため、ベルトに張力を与えるためのテンションローラ等の手段が必要になるが、本発明では、駆動伝達ベルトのそれぞれは、前述したよう2つのプーリ単位に掛け回されていることで、駆動伝達ベルトの伸び寸法を可及的に抑えることができ、テンションローラ等の張力手段を設けずに済むことから、省スペースや低コスト化を図った射出成形機を得ることができる。
本発明の一例の射出成形機の全体を示す側面図である。 同上、射出成形機に構成される射出ユニットを示す平面図である。 同上、射出ユニットを示す背面図である。 同上、射出ユニットを後方側から視た状態を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態としての実施例を図1〜図4により以下に説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反しない範囲で、実施例において説明した以外の構成のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。
図1に示す射出成形機1は大別すると、型締めユニット2と射出ユニット3が構成されており、型締めユニット2には、可動ダイプレート4に固定された可動金型5、固定ダイプレート6に固定された固定金型7、固定金型7に対し可動金型5を進退させ型開閉を行うためのトグルリンク機構8等が構成されている。
図2に示すように射出ユニット3には、駆動源としての2つの計量駆動用モータ9及び後述する3つの射出駆動用モータを備えており、計量駆動用モータ9においては、回転駆動されるのに伴い加熱シリンダ10内に設けられたスクリュを回転させ、加熱シリンダ内に供給された溶融樹脂をスクリュの先端側に送り出し、その計量を行なう。
前述した射出駆動用モータとしての、マスター射出駆動用モータ13、第1のスレーブ射出駆動用モータ14、第2のスレーブ射出駆動用モータ15は、ネジなどの固定手段により後側固定フレーム16に並列に固定されており、マスター射出駆動用モータ13の回転軸部13aの基端部にはマスタープーリ20が、第1のスレーブ射出駆動用モータ14の回転軸部14aの基端部には第1のスレーブプーリ21が、第2のスレーブ射出駆動用モータ15の回転軸部15aの基端部には第2のスレーブプーリ26が固定されている。
図3、4等に示すように、第1のスレーブプーリ21に掛け回された第1の駆動伝達ベルト22と、マスタープーリ20の先端側に掛け回された第2の駆動伝達ベルト23とは、第1の駆動伝達プーリ25に掛け回されることでこの第1の駆動伝達プーリ25はマスター射出駆動用モータ13と第1のスレーブ射出駆動用モータ14の合成された駆動力により回転されるようになっており、また、第2のスレーブプーリ26に掛け回された第3の駆動伝達ベルト27と、マスタープーリ20の基端側に掛け回された第4の駆動伝達ベルト28とは、第2の駆動伝達プーリ29に掛け回されることでこの第2の駆動伝達プーリ29はマスター射出駆動用モータ13と第2のスレーブ射出駆動用モータ15の合成された駆動力により回転されるようになっている。
また、並設された第1,第2の駆動伝達プーリ25,29は射出駆動用モータ13,14,15の下方で後側固定フレーム16に回転自在に枢支されており、後述する第1,第2のボールネジ機構30a,30bに構成されている第1,第2のボールネジ部31a,31bの一方の端部に固定されていることで第1,第2のボールネジ部31a,31bは、第1,第2の駆動伝達プーリ25,29と共に同方向に回転される。
第1,第2のボールネジ機構30a,30bには、前述した第1,第2のボールネジ部31a,31bとこの第1,第2のボールネジ部31a,31bに螺合された第1,第2のナット部32a,32bが構成されている。第1,第2のナット部32a,32bは前側固定フレーム35と後側固定フレーム16とに架設された円柱状の4本のタイバー36に進退可能(図2に示す左右方向)に取り付けられた支持プレート37に一体に設けられ、第1,第2のボールネジ部31a,31bが回転されるのに伴い第1,第2のナット部32a,32bを介して支持プレート37が進退される。なお、支持プレート37は前進されたときには、それに伴い加熱シリンダ10内に有するスクリュが追従して前進され、計量された溶融樹脂が射出ノズル12の先端から金型のキャビティへと射出される。
なお、図2に示すように、並列に設けられたマスター射出駆動用モータ13、第1のスレーブ射出駆動用モータ14、第2のスレーブ射出駆動用モータ15のうち、第2のスレーブ射出駆動用モータ15は、同一面上に配置したマスター射出駆動用モータ13及び第1のスレーブ射出駆動用モータ14に対して、射出ユニット3の後方側へ若干(具体的には35mm)ずらして後側固定フレーム16に固定している。言い換えれば、第2のスレーブ射出駆動用モータ15に対して同一面上に配置したマスター射出駆動用モータ13及び第1のスレーブ射出駆動用モータ14を射出ユニット3の前方側に若干ずらして後側固定フレーム16に固定していることになり、後側固定フレーム16の基端面aに位置する第2のスレーブ射出駆動用モータ15と、同一面上に並列に設けられたマスター射出駆動用モータ13及び第1のスレーブ射出駆動用モータ14との配置関係が前後に位置ずれさせた状態で固定されるため、前記基端面aよりも前側に形成された後側固定フレーム16の段差部bにマスター射出駆動用モータ13及び第1のスレーブ射出駆動用モータ14を配設することで、3つの射出駆動用モータ13,14,15を駆動源として2つのボールネジ機構30a,30bを介して単独の射出ユニット2を駆動する、複雑な駆動伝達構造を有していても、各射出駆動用モータ13,14,15の回転軸部13a,14a,15aの基端部に対して、駆動伝達ベルトの掛け回されるプーリ20,21,26を固定することを実現することが可能なる。
以上のように本実施例に係る射出成形機1によれば、3つの射出駆動用モータ13,14,15の合成された駆動力を2つのボールネジ機構等を介して単独の射出ユニット3のスクリュの駆動源として用いるものであり、スクリュが前進されることで金型のキャビティへ溶融樹脂を射出する射出ノズル12と、射出ノズル12から溶融樹脂を射出する際に回転運動を直線運動に変換してスクリュを前進させるための第1,第2のボールネジ機構30a,30bと、第1のボールネジ機構30aの第1のナット部32aを第1のボールネジ部31aを回転することで作動させる第1の駆動伝達プーリ25と、第2のボールネジ機構の30bの第2のナット部32bを第2のボールネジ部31bを回転することで作動させる第2の駆動伝達プーリ29と、主たる駆動源として第1,第2の駆動伝達プーリ25,29を回転駆動するマスター射出駆動用モータ13と、マスター射出駆動用モータ13の回転軸部13aに固定したマスタープーリ20と、マスター射出駆動用モータ13の駆動力を補う従たる駆動源としての第1のスレーブ射出駆動用モータ14と、第1のスレーブ射出駆動用モータ14の回転軸部14aに固定した第1のスレーブプーリ21と、マスター射出駆動用モータ13の駆動力を補う従たる駆動源としての第2のスレーブ射出駆動用モータ15と、第2のスレーブ射出駆動用モータ15の回転軸部に固定した第2のスレーブプーリ26と、を備え、第1のスレーブプーリ21に掛け回された第1の駆動伝達ベルト22とマスタープーリ20に掛け回された第2の駆動伝達ベルト23とを第1の駆動伝達プーリ25に掛け回すことでマスター射出駆動用モータ13と第1のスレーブ射出駆動用モータ14の合成された駆動力を第1の駆動伝達プーリ25に伝達するよう構成し、第2のスレーブプーリ26に掛け回された第3の駆動伝達ベルト27とマスタープーリ20に掛け回された第4の駆動伝達ベルト28とを第2の駆動伝達プーリ29に掛け回すことでマスター射出駆動用モータ13と第2のスレーブ射出駆動用モータ15の合成された駆動力を第2の駆動伝達プーリ29に伝達するよう構成した射出成形機1であって、第1の駆動伝達ベルト22を掛け回した第1のスレーブプーリ21と、第3の駆動伝達ベルト27を掛け回した第2のスレーブプーリ26と、第2,4の駆動伝達ベルト23,28を掛け回したマスタープーリ20とを、これらを回転駆動する各モータ14,15,13の回転軸部14a,15a,13aの基端部に固定できるように、後側固定フレーム16に並列に固定された3つの前記モータのうち、図2に示すように同一面上に配置したマスター射出駆動用モータ13及び第1のスレーブ射出駆動用モータ14と、第2のスレーブ射出駆動用モータ15との配置関係を前後方向にずらして配設したものであり、より具体的には、第1の駆動伝達ベルト22を第1の駆動伝達プーリ25の基端側に掛け回す一方で第1の駆動伝達ベルト22に隣接する第1の駆動伝達プーリ25の先端側に第2の駆動伝達ベルト23を掛け回し、この第2の駆動伝達ベルト23をマスタープーリ20の先端側に掛け回す一方でその基端側に第4の駆動伝達ベルト28を掛け回し、この第4の駆動伝達ベルト28を第2の駆動伝達プーリ29の基端側に掛け回す一方で第4の駆動伝達ベルト28に隣接する第2の駆動伝達プーリ29の先端側に第3の駆動伝達ベルト27を掛け回したとき、第4の駆動伝達ベルト28に隣接する第2の駆動伝達プーリ29の先端側に第3の駆動伝達ベルト27を掛け回す位置に対応して、マスター射出駆動用モータ13及び第1のスレーブ射出駆動用モータ14よりも第2のスレーブ射出駆動用モータ15を射出ユニット3の後方(図2に示す右側)へ後退させた状態で後側固定フレーム16に前記第2のスレーブ射出駆動用モータ15を固定したものである。
上記構成により、同一面上に配置したマスター射出駆動用モータ13及び第1のスレーブ射出駆動用モータ14と、第2のスレーブ射出駆動用モータ15との配置を前後方向にずらして固定することで、並列で後側フレーム16に固定された、マスター射出駆動用モータ13、第1のスレーブ射出駆動用モータ14、及び第2のスレーブ射出駆動用モータ15の各回転軸部13a,14a,15aの基端部に固定した、マスタープーリ20、第1のスレーブプーリ21、及び第2のスレーブプーリ26に対して、射出駆動用モータの駆動力を伝達するための駆動伝達ベルト22,23,27,28を掛け回すことが可能となる。よって、レイアウト上の制約により、プーリ20,21,26をモータ13,14,15の回転軸部13a,14a,15aの基端部に設けることができずに、モータ本体に対してプーリを離間して設けなければならなくなることを解消することができるので、例えば、モータ本体から離間した回転軸部の先端側にプーリを固定したりすると、その回転軸部の回転に伴い駆動伝達ベルトの掛け回されたプーリは回転ぶれなどを引き起こし駆動力を伝達するには不安定になることがあるが、本発明では、駆動伝達ベルトを掛け回したプーリ20,21,26を回転軸部の基端部に固定することができるから、モータの駆動力をプーリを介して駆動伝達ベルトへ安定的に伝達することができる。
さらに、図4に示すように環状の第1〜第4の駆動伝達ベルト22,23,27,28の各々は、それぞれの長さを可及的に短い寸法にするため、3つやそれ以上の数のプーリに掛け回すのではなく、2つのプーリ単位でたすきがけで掛け回していることから、例えば3つ以上のプーリに駆動伝達ベルトを掛け回したりすると、ベルトの長さ寸法を長くしなければならなくなり、使用に伴うベルトの初期の伸び寸法が長くなり、その張力の緩みが大きくなるため、ベルトに張力を与えるためのテンションローラ等の手段が必要になるが、本発明では、駆動伝達ベルト22,23,27,28のそれぞれは、前述したよう2つのプーリ単位に掛け回されていることで、駆動伝達ベルトの伸び寸法を可及的に抑えることができ、テンションローラ等の張力手段を設けずに済むことから、省スペース及び低コスト化を図った射出成形機1を得ることができる。また、通常、3つ以上のプーリに駆動伝達ベルトを掛け回す場合には、必然的にベルトとプーリとの接触面積が小さくなることから、駆動力に応じた、ベルトとプーリの接触面積を十分に確保するために、ベルト幅を広くする必要が生じてしまい、それに対応してプーリも幅広のものを採用しなければならなくなり、結果的には、装置の大型化を招いてしまうことがあるが、本発明の射出成形機1においては、駆動伝達ベルトの各々が2つのプーリ単位で掛け回されているため、プーリの幅寸法を比較的小さく抑えることができ、駆動伝達ベルトとこれらの掛け回されるプーリの幅寸法を小さくした、小型化を実現した射出成形機1を得ることができる。
以上、本実施例の一実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。本発明の一例においては、駆動源たる3つのモータの駆動力により2つのボールネジ機構等を介して単独の射出ユニット3を作動させる構造について説明したが、作動される対象が射出ユニット以外のものであっても適用可能である。
1 射出成形機
12 射出ノズル
13 マスター射出駆動用モータ
13a マスター射出駆動用モータの回転軸部
14 第1のスレーブ射出駆動用モータ
14a 第1のスレーブ射出駆動用モータの回転軸部
15 第2のスレーブ射出駆動用モータ
15a 第2のスレーブ射出駆動用モータの回転軸部
16 後側固定フレーム(固定フレーム)
20 マスタープーリ
21 第1のスレーブプーリ
22 第1の駆動伝達ベルト
23 第2の駆動伝達ベルト
25 第1の駆動伝達プーリ
26 第2のスレーブプーリ
27 第3の駆動伝達ベルト
28 第4の駆動伝達ベルト
29 第2の駆動伝達プーリ
30a 第1のボールネジ機構
30b 第2のボールネジ機構

Claims (1)

  1. 加熱シリンダ内に設けたスクリュが前進されることで金型のキャビティへ溶融樹脂を射出する射出ノズルと、
    回転運動を直線運動に変換して前記スクリュを進退させる第1,第2のボールネジ機構と、
    前記第1のボールネジ機構を作動させる第1の駆動伝達プーリと、
    前記第2のボールネジ機構を作動させる第2の駆動伝達プーリと、
    主たる駆動源として前記第1,第2の駆動伝達プーリを回転駆動するマスター射出駆動用モータと、
    該マスター射出駆動用モータの回転軸部に固定したマスタープーリと、
    前記マスター射出駆動用モータの駆動力を補う従たる駆動源としての第1のスレーブ射出駆動用モータと、
    該第1のスレーブ射出駆動用モータの回転軸部に固定した第1のスレーブプーリと
    前記マスター射出駆動用モータの駆動力を補う従たる駆動源としての第2のスレーブ射出駆動用モータと、
    該第2のスレーブ射出駆動用モータの回転軸部に固定した第2のスレーブプーリと、を備え、
    前記第1のスレーブプーリに掛け回した第1の駆動伝達ベルトと前記マスタープーリに掛け回した第2の駆動伝達ベルトとを前記第1の駆動伝達プーリに掛け回すことで前記マスター射出駆動用モータと前記第1のスレーブ射出駆動用モータの合成された駆動力を前記第1の駆動伝達プーリに伝達するよう構成し、
    前記第2のスレーブプーリに掛け回した第3の駆動伝達ベルトと前記マスタープーリに掛け回した第4の駆動伝達ベルトとを前記第2の駆動伝達プーリに掛け回すことで前記マスター射出駆動用モータと前記第2のスレーブ射出駆動用モータの合成された駆動力を前記第2の駆動伝達プーリに伝達するよう構成したことを特徴とする射出成形機。
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