JP5608045B2 - 成形機 - Google Patents

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Description

本発明は、金型のキャビティに溶融材料を充填して成形を行う、ダイカストマシンや射出成形機等の成形機に関し、特に、金型のキャビティに溶融材料を充填する動力源として複数のモータを用いた成形機に関する。
金型のキャビティに溶融金属材料を射出充填して成形品を成形するダイカストマシンにおいては、金型のキャビティ内に溶融金属材料を射出充填する圧力を高く保ち高速で射出することが要求される。そのため、溶融金属材料を金型のキャビティに射出充填する動力源として、単独のモータのみを採用するのではなく、複数のモータを動力源として利用したダイマストマシンが知られており、例えば、本願出願と同一出願人から出願されている特許文献1には、2つの電動サーボモータの回転力を、プーリ、ベルトよりなる回転伝達系を介してボールネジ機構に構成されたボールネジに伝達し、このボールネジの回転によりボールネジに螺合されたボールネジ機構のナット体を軸方向に前進させ、ナット体と共に移動体を前進させるのに伴い射出スリーブ内の金属溶湯を金型のキャビティに射出充填するダイカストマシンが開示されている。
特開2006−315050号公報
しかし、前記特許文献1においては、1つではなく2つの電動サーボモータの合成駆動力により移動体を移動させるので、金型のキャビティに金属溶湯を射出充填するための大きな推力を得ることはできるものの、比較的大きな成形体を成形する場合には、2つのモータから得られる駆動力には限界があり、仮に2つのモータにより比較的大きな駆動力を得られたとしても、大型なモータを使用しなければならず、大型モータを採用した場合には成形機の大型化を招いてしまい好ましくない。そこで、比較的小型な成形機であっても大きな駆動力を得るようにするためには、小型モータを3つ以上採用することで比較的大きな駆動力を得ながらにして、成形機の小型化も達成できるであろうと考えが及ぶところではあるのだが、3つやそれ以上のモータの駆動力を利用して大きな駆動力を得て、金型のキャビティに高速射出充填を実行しようとなると、モータの駆動力を伝達するベルトには大きな負荷がかかってしまい、それが原因でベルトの破断や損傷を招いてしまい、故障の原因になってしまう。
本発明は、上記課題を解決するものであり、金型のキャビティに溶融材料を射出充填するのに3つやそれ以上の数のモータの駆動力を合成して駆動源として用いる成形機において、ベルトを支持するプーリとベルトにテンションを与えるテンションアイドラの配置を重要視し、モータの駆動力を伝達するためのベルトに比較的大きな負荷が加えられても破断や損傷することを抑止でき、ベルトの破損に伴う故障を防止した成形機を提供することを目的とする。
請求項1に係る成形機の発明は、
3つ又はそれ以上の射出駆動用モータと、これらの射出駆動用モータの回転軸部の各々に固定された駆動伝達プーリと、これらの駆動伝達プーリに掛け回された単独のモータ用駆動伝達ベルトとを備え、前記3つ又はそれ以上の射出駆動用モータを回転駆動して得られる合成駆動力を駆動源として前進されることにより、溶融材料を金型のキャビティへ射出充填する射出プランジャを備えた成形機であって、
前記キャビティへ溶融材料を射出充填する際に前記回転運動を直線運動に変換して該直線運動により前記射出プランジャを前進させる第1,第2のボールネジ機構と、
前記第1のボールネジ機構を作動させる第1の被動プーリと、
前記第2のボールネジ機構を作動させる第2の被動プーリと、
前記3つ又はそれ以上の射出駆動用モータのうち何れか1つである第1の射出駆動用モータの回転軸部に固定した第1の駆動伝達プーリと前記第1の被動プーリとに掛け回された第1のベルトと、
前記3つ又はそれ以上の射出駆動用モータのうち、前記第1の射出駆動用モータを除いた何れか1つである第2の射出駆動用モータの回転軸部に固定した第2の駆動伝達プーリと前記第2の被動プーリとに掛け回された第2のベルトと、を備え、
前記モータ用駆動伝達ベルトを内側から外側に向かって押圧して張力を与える駆動伝達ベルト用テンションアイドラを、前記モータ用駆動伝達ベルトの内側に設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、射出プランジャの前進移動により金型のキャビティへ溶融材料を射出充填する際に、3つ又はそれ以上の射出駆動用モータを同方向且つ同高速度で回転させると、これらの駆動伝達プーリに掛け回されたモータ用駆動伝達ベルトは、駆動伝達ベルト用テンションアイドラによりモータ用駆動伝達ベルトの内側から外側に向けて押圧され、張力が与えられた状態が維持されながら、前記3つ又はそれ以上の射出駆動用モータの合成された駆動力を駆動源として回転される。するとそれに伴い、第1,第2の射出駆動用モータの駆動伝達プーリに掛け回された第1,第2のベルトが回転され、第1,第2のベルトに掛け回された第1,第2の被動プーリは回転される。そして、第1,第2の被動プーリの回転駆動により、第1,第2のボールネジ機構が作動されると、第1,第2のボールネジ機構は、回転運動を直線運動に変換して該直線運動により射出プランジャを前進させ、溶融材料を金型のキャビティへ射出充填する。
請求項2に係る成形機の発明は、請求項1において、
前記第1のベルトを内側から外側に向かって押圧して該第1のベルトに張力を与える第1のテンションアイドラを、前記第1のベルトの内側に設け、
前記第2のベルトを内側から外側に向かって押圧して該第2のベルトに張力を与える第2のテンションアイドラを、前記第2のベルトの内側に設けたことを特徴とする。
請求項2の発明によれば、射出プランジャからキャビティへ溶融材料を射出充填する際に第1,第2のベルトが回転されるときに、第1,第2のベルトは、第1,第2のテンションアイドラにより第1,第2のベルトの内側から外側に向けて押圧され、張力が与えられた状態で回転される。
請求項3に係る成形機の発明は、請求項2において、
前記第1の駆動伝達プーリから前記第1の被動プーリへ移送される第1のベルトの移送方向を往路とし、前記第1の被動プーリから前記第1の駆動伝達プーリへ移送される第1のベルトの移送方向を復路としたとき、前記第1の駆動伝達プーリと前記第1の被動プーリとの間の前記第1のベルトの復路の部位を押圧するようにして、前記第1のテンションアイドラを設け、
前記第2の駆動伝達プーリから前記第2の被動プーリへ移送される第2のベルトの移送方向を往路とし、前記第2の被動プーリから前記第2の駆動伝達プーリへ移送される第2のベルトの移送方向を復路としたとき、前記第2の駆動伝達プーリと前記第2の被動プーリとの間の前記第2のベルトの復路の部位を押圧するようにして、前記第2のテンションアイドラを設けたことを特徴とする。
請求項3の発明によれば、第1,第2の駆動伝達プーリは第1,第2の射出駆動用モータの回転軸部に固定されていることから、直接的に回転駆動されるものである一方で、第1,第2の被動プーリは第1,第2の駆動伝達プーリからの駆動力が、第1,第2のベルトを介して回転されるものであり、第1,第2の駆動伝達プーリから第1,第2の被動プーリへ移送される第1,第2のベルトの移送方向を往路とし、前記第1の被動プーリから前記第1の駆動伝達プーリへ移送される第1のベルトの移送方向を復路とした場合には、往路と復路の部位の相違により、第1,第2のベルトに対する負荷が相違するが、第1,第2のベルトのうち、ベルトに対する負荷の少ない復路の部位を押圧するようにして、第1,第2のベルトの内側に第1,2のテンションアイドラを配設したことから、第1,第2のベルトが駆動されているときのベルトに対する負担を軽減することができる。
本発明によれば、3つ又はそれ以上の射出駆動用モータの回転軸部の各々に固定された駆動伝達プーリに対して単独のモータ用駆動伝達ベルトを掛け回し、該モータ用駆動伝達ベルトの内側から外側に向かう方向にモータ用駆動伝達ベルトを押圧して張力を与える駆動伝達ベルト用テンションアイドラを設けたから、3つ又はそれ以上の射出駆動用モータを同時に駆動しているとき、各駆動伝達プーリの近傍と駆動伝達ベルト用テンションアイドラの近傍とを通過するモータ用駆動伝達ベルトの部位は外側が凸型の山折りの状態で駆動される。これに対し、例えば、駆動伝達ベルト用テンションアイドラをモータ用駆動伝達ベルトの外側に配設するなどして、モータ用駆動伝達ベルトを外側から内側に向かう方向に押圧して該モータ用駆動伝達ベルトに張力を与えるようにすると、モータ用駆動伝達ベルトは、モータ用駆動伝達ベルトを外側から内側に押圧する駆動伝達ベルト用テンションアイドラにより、各駆動伝達プーリ近傍では山折りの状態で駆動される一方で、駆動伝達ベルト用テンションアイドラ近傍では谷折りの状態で駆動される。よって、モータ用駆動伝達ベルトの一部位が、駆動伝達ベルト用テンションアイドラ近傍を通過するときにだけ、山折りとは逆方向の谷折りに反転して曲げられるため破損の原因になるが、本発明では、モータ用駆動伝達ベルトの折れ曲がり部分を全て山折り状態で駆動することができるので、モータ用駆動伝達ベルトが高速で回転されたり、高速回転や停止が繰り返されたとしてもベルトが損傷しないよう耐久性を向上することができ、ひいてはベルトの破損に伴う成形機の故障を防止することができる。
さらに、本発明によれば、第1,第2のテンションアイドラは第1,第2のベルトの内側に設けており、これらの第1,第2のベルトは、第1,第2のテンションアイドラにより第1,第2のベルトの内側から外側向けて押圧して張力与えることから、モータ用駆動伝達ベルト同様に、第1,第2のベルトについても、折れ曲がり部分を全て山折り状態で駆動することができるので、第1,第2のベルトが高速回転されてもベルトの耐久性を向上することができ、ベルトの破損に伴う成形機の故障を防止することができる。
さらに、本発明によれば、第1,第2のベルトの往路と復路の部位の相違により、ベルトに対する負荷が相違するが、ベルトに対する負荷の小さい復路の部位を押圧するようにして、第1,2のテンションアイドラを配設したことから、第1,第2のベルトが駆動されているときのベルトに対する負担を軽減でき、ベルトの損傷を防止することができる。
本発明のダイマストマシンの要部を示す斜視図である。 ダイカストマシンの要部を示す概略正面図である。 駆動伝達ベルト用テンションアイドラをモータ用駆動伝達ベルトの外側に配置した場合を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図1〜図3により以下に説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反しない範囲で、本実施形態において説明した以外の構成のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。
図1に示すダイカストマシンに構成される要部としての射出系ユニット1には、機台2、機台2上に取り付けられた固定ダイプレート5、固定ダイプレート5などに保持された支持部材6、支持部材6に取り付けられたベース部材3、ベース部材3に取り付けられた保持ブロック4、ベース部材3上で前後進可能に設けられた移動体7、保持ブロック4に取り付けられた3つの射出駆動用モータ8a,8b,8c、保持ブロック4に保持され、後述するプーリ、ベルト等を介して作動される第1,第2のボールネジ機構9a,9b、移動体7に装着され、移動体7と共に移動する高速射出用の駆動源としてのアキュームレータ(以下、ACCと称す。)10、移動体7と一体化され、その内部をピストン体として兼ねる射出プランジャ11、固定ダイプレート5に取り付けられ、金属溶湯の供給される射出スリーブ12が構成されている。なお、第1,第2のボールネジ機構9a,9bには、回転(回転運動)可能に設けられた第1,第2のボールネジ13a,13bと、この第1,第2のボールネジ13a,13bに螺合され、このボールネジ13a,13bの回転に伴い進退(直線運動)される第1,第2のナット体14a,14bを備え、第1,第2のナット体14a,14bは移動体7に固定され、第1,第2のボールネジ13a,13bの一端には、第1,第2の被動プーリ20a,20bが固定されている。
ここで、図2に示す3つの射出駆動用モータのうち、右側、左側、上側の順に、第1の射出駆動用モータ8a、第2の射出駆動用モータ8b、第3の射出駆動用モータ8cとして、以下に説明する。
第1,第2,第3の射出駆動用モータ8a,8b,8cに有する回転軸部21には第1,第2,第3の駆動伝達プーリ22a,22b,22cが固定され、これら第1,第2,第3の駆動伝達プーリ22a,22b,22cには、環状のモータ用駆動伝達ベルト23が掛け回されている。モータ用駆動伝達ベルト23の内側であって、第1の駆動伝達プーリ22aと第2の駆動伝達プーリ22bの間には、モータ用駆動伝達ベルト23の内側から外側に向かってモータ用駆動伝達ベルト23を押圧する駆動伝達ベルト用テンションアイドラ25が保持ブロック4に装着して設けられている。
また、第1の駆動伝達プーリ22aには、第1のベルト26aの一方が掛け回されており、その他方側は第1の被動プーリ20aに掛け回され、同様に、第2の駆動伝達プーリ22bには、第2のベルト26bの一方が掛け回されており、その他方側は第2の被動プーリ20bに掛け回されている。なお、図2に示すように、第1の駆動伝達プーリ22a、第2の駆動伝達プーリ,22b、第3の駆動伝達プーリ22cは同径となっており、また、第1の被動プーリ20a、第2の被動プーリ20bも同径となっており、第1,第2,第3の駆動伝達プーリ22a,22b,22cよりも第1,第2の被動プーリ20a,20bは径大となっている。
第1のベルト26aの内側には、この第1のベルト26aを内側から外側に向かって押圧して張力を与える第1のテンションアイドラ27aが保持ブロック4に装着して設けられ、同様に、第2のベルト26bの内側には、この第2のベルト26bを内側から外側に向かって押圧して張力を与える第2のテンションアイドラ27bが保持ブロック4に装着して設けられている。そして、第1,第2の駆動伝達プーリ22a,22bから第1,第2の被動プーリ20a,20bへ移送される第1,第2のベルト26a,26bの移送方向を往路Gとし、前記第1,第2の被動プーリ20a,20bから第1,第2の駆動伝達プーリ22a,22bへ移送される第1,第2のベルト26a,26bの移送方向を復路Bとすると、第1,第2のテンションアイドラ27a,27bは、第1,第2のベルト26a,26bの復路Bの部位を押圧するようにして配設している。
本実施形態では、第1、第2、第3の3つの射出駆動用モータ8a,8b,8cの回転力を、これらに掛け回された単独のモータ用駆動伝達ベルト23で合成し、これを駆動源として、第1,第2のボールネジ機構9a,9bのナット体14a,14bを移動体7と共に前進させ、射出スリーブ12に供給された溶融金属材料を、射出プランジャ11の先端から型閉された金型のキャビティへ射出充填するのだが、射出充填前の状態においては、射出プランジャ11は最後退位置にあり、第1,第2のナット体14a,14bは最も後退した位置に配置される。
そして、このような状態において、射出充填工程の開始タイミングに至った場合には、ダイカストマシン全体の制御を司る図示しない制御手段からの指令に基づいて、第1、第2、第3の射出駆動用モータ8a,8b,8cは、同方向且つ同速度で回転され、これらに対応する第1、第2、第3の駆動伝達プーリ22a,22b,22cに掛け回されたモータ用駆動伝達ベルト23は、駆動伝達ベルト用テンションアイドラ25により、モータ用駆動伝達ベルト23の内側から外側に向けて押圧され、張力が与えられた状態が維持されながら、第1、第2、第3の射出駆動用モータ8a,8b,8cの合成された駆動力を駆動源として回転される。するとそれに伴い、第1,第2の射出駆動用モータ8a,8bの駆動伝達プーリ22a,22bに掛け回された第1,第2のベルト26a,26bが回転され、第1,第2のベルト26a,26bが掛け回された第1,第2の被動プーリ20a,20bは回転される。
そして、第1,第2は被動プーリ20a,20bの回転駆動により、第1,第2のボールネジ機構が作動されると、第1,第2のボールネジ機構9a,9bのボールネジ13a,13bの回転運動は、これに螺合された第1,第2のナット体14a,14bによる直線運動により、第1,第2のナット体14a,14bに一体に設けられた移動体7及び射出プランジャ11が金型側へ前進移動され、それにより、射出スリーブ12内に有する溶融材料は、固定ダイプレート5に装着された図示しない固定金型と、可動金型とからなる型閉された金型のキャビティへ射出充填される。そして、射出充填工程後には、保圧・冷却工程が行われ、型開きされてから製品が取り出される。そして、そのような成形サイクルが繰り返されることで製品が多数製造される。
以上のように本実施形態のダイカストマシンによれば、3つの射出駆動用モータ8a,8b,8cと、これら射出駆動用モータ8a,8b,8cの回転軸部21の各々に固定された第1,第2,第3の駆動伝達プーリ22a,22b,22cと、これら第1,第2,第3の駆動伝達プーリ22a,22b,22cに掛け回された単独のモータ用駆動伝達ベルト23とを備え、前記3つの射出駆動用モータ8a,8b,8cを回転駆動して得られる合成駆動力を駆動源として射出プランジャ11が前進されることにより、溶融材料を金型のキャビティへ射出充填するダイカストマシンであって、金型のキャビティへ射出スリーブ12に有する溶融材料を射出充填する際、回転運動を直線運動に変換してこの直線運動により射出プランジャ11を前進させる第1,第2のボールネジ機構9a,9bと、第1のボールネジ機構9aを作動させる第1の被動プーリ20aと、第2のボールネジ機構9bを作動させる第2の被動プーリ20bと、前記3つの射出駆動用モータとしての第1,第2,第3の射出駆動用モータ8a,8b,8cのうち何れか1つである第1の射出駆動用モータ8aの回転軸部21に固定した第1の駆動伝達プーリ22aと第1の被動プーリ20aとに掛け回された第1のベルト26aと、前記第1の射出駆動用モータ8aを除いた何れか1つである第2の射出駆動用モータ8bの回転軸部21に固定した第2の駆動伝達プーリ22bと第2の被動プーリ20bとに掛け回された第2のベルト26bとを備え、モータ用駆動伝達ベルト23を内側から外側に向かって押圧して張力を与える駆動伝達ベルト用テンションアイドラ25を、モータ用駆動伝達ベルト23の内側に設けたものである。
以上の構成によれば、第1,第2,第3の駆動伝達プーリ22a,22b,22cに対して単独のモータ用駆動伝達ベルト23を掛け回し、モータ用駆動伝達ベルト23の内側から外側に向かう方向にモータ用駆動伝達ベルト23を押圧して張力を与える駆動伝達ベルト用テンションアイドラ25を設けたから、金型のキャビティに溶融材料を射出充填するため、射出駆動用モータ8a,8b,8cを高速等で回転駆動しているとき、第1,第2,第3の駆動伝達プーリ22a,22b,22cの近傍と駆動伝達ベルト用テンションアイドラ25の近傍を通過するモータ用駆動伝達ベルト23の部位は、全て外側が凸型の山折りの状態で駆動される。よって、図3に示すように、例えば、駆動伝達ベルト用テンションアイドラ125を、モータ用駆動伝達ベルト23の内側でなく外側に配設するなどして、モータ用駆動伝達ベルト23を外側から内側に向かう方向に押圧してこのモータ用駆動伝達ベルト23に張力を与えるようにしたりすると、モータ用駆動伝達ベルト23は、モータ用駆動伝達ベルト23を外側から内側に押圧する駆動伝達ベルト用テンションアイドラ125により、第1,第2,第3の駆動伝達プーリ22a,22b,22cの近傍では山折りの状態で駆動される一方で、駆動伝達ベルト用テンションアイドラ125の近傍では谷折りの状態で駆動され、モータ用駆動伝達ベルト23の一部位が、駆動伝達ベルト用テンションアイドラ125の近傍を通過するときにだけ、山折りとは逆方向の谷折りに反転して曲げられてしまい、曲げ方向の相違によってモータ用駆動伝達ベルトに大きな負荷が加わってしまうが、本発明では、モータ用駆動伝達ベルト23の折れ曲がり部分を全て山折りの状態で駆動することができるから、モータ用駆動伝達ベルト23が高速等で回転されたり、高速回転や停止が繰り返されてもベルトが損傷しないよう耐久性を向上することが可能となり、ひいてはベルトの破損に伴うダイカストマシンの故障を防止することができる。
さらに、本発明によれば、第1,第2のテンションアイドラ27a,27bは第1,第2のベルト26a,26bの内側に設けており、これらの第1,第2のベルト26a,26bは、第1,第2のテンションアイドラ27a,27bによって、第1,第2のベルト26a,26bの内側から外側向けて押圧して張力が与えられることから、モータ用駆動伝達ベルト23と同様に、第1,第2のベルト26a,26bについても、折れ曲がり部分を全て山折り状態で駆動することができるので、第1,第2のベルト26a,26bが高速回転されたり、高速回転や停止が繰り返されたとしてもベルトの耐久性を向上することができ、ベルトの破損に伴う成形機の故障を防止することができる。
さらに、本発明によれば、第1,第2のベルト26a,26bの往路Gと復路Bの部位の相違により、ベルトに対する負荷が相違するが、ベルトに対する負荷の小さい復路Bの部位を押圧するようにして、第1,2のテンションアイドラ27a,27bを配設したことから、第1,第2のベルト26a,26bが駆動されているときのベルトに対する負担を軽減でき、ベルトの磨耗や損傷を可及的に防止することができる。
以上、本実施形態の一例を詳述したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。上記一例では、射出駆動用モータを3つ構成されるものとして説明したが、4つなど3つ以上構成するようにしてもよく、また、成形機としては、ダイカストマシンに限らず、熱可塑性樹脂を金型のキャビティへ射出充填する射出成形機であってもよい。
8a 第1の射出駆動用モータ(射出駆動用モータ)
8b 第2の射出駆動用モータ(射出駆動用モータ)
8c 第3の射出駆動用モータ(射出駆動用モータ)
9a 第1のボールネジ機構
9b 第2のボールネジ機構
11 射出プランジャ
20a 第1の被動プーリ
20b 第2の被動プーリ
21 回転軸部
22a 第1の駆動伝達プーリ(駆動伝達プーリ)
22b 第2の駆動伝達プーリ(駆動伝達プーリ)
22c 第3の駆動伝達プーリ(駆動伝達プーリ)
23 モータ用駆動伝達ベルト
25 駆動伝達ベルト用テンションアイドラ
26a 第1のベルト
26b 第2のベルト
27a 第1のテンションアイドラ
27b 第2のテンションアイドラ

Claims (3)

  1. 3つ又はそれ以上の射出駆動用モータと、これらの射出駆動用モータの回転軸部の各々に固定された駆動伝達プーリと、これらの駆動伝達プーリに掛け回された単独のモータ用駆動伝達ベルトとを備え、前記3つ又はそれ以上の射出駆動用モータを回転駆動して得られる合成駆動力を駆動源として前進されることにより、溶融材料を金型のキャビティへ射出充填する射出プランジャを備えた成形機であって、
    前記キャビティへ溶融材料を射出充填する際に前記回転運動を直線運動に変換して該直線運動により前記射出プランジャを前進させる第1,第2のボールネジ機構と、
    前記第1のボールネジ機構を作動させる第1の被動プーリと、
    前記第2のボールネジ機構を作動させる第2の被動プーリと、
    前記3つ又はそれ以上の射出駆動用モータのうち何れか1つである第1の射出駆動用モータの回転軸部に固定した第1の駆動伝達プーリと前記第1の被動プーリとに掛け回された第1のベルトと、
    前記3つ又はそれ以上の射出駆動用モータのうち、前記第1の射出駆動用モータを除いた何れか1つである第2の射出駆動用モータの回転軸部に固定した第2の駆動伝達プーリと前記第2の被動プーリとに掛け回された第2のベルトと、を備え、
    前記モータ用駆動伝達ベルトを内側から外側に向かって押圧して張力を与える駆動伝達ベルト用テンションアイドラを、前記モータ用駆動伝達ベルトの内側に設けたことを特徴とする成形機。
  2. 前記第1のベルトを内側から外側に向かって押圧して該第1のベルトに張力を与える第1のテンションアイドラを、前記第1のベルトの内側に設け、
    前記第2のベルトを内側から外側に向かって押圧して該第2のベルトに張力を与える第2のテンションアイドラを、前記第2のベルトの内側に設けたことを特徴とする請求項1に記載の成形機。
  3. 前記第1の駆動伝達プーリから前記第1の被動プーリへ移送される第1のベルトの移送方向を往路とし、前記第1の被動プーリから前記第1の駆動伝達プーリへ移送される第1のベルトの移送方向を復路としたとき、前記第1の駆動伝達プーリと前記第1の被動プーリとの間の前記第1のベルトの復路の部位を押圧するようにして、前記第1のテンションアイドラを設け、
    前記第2の駆動伝達プーリから前記第2の被動プーリへ移送される第2のベルトの移送方向を往路とし、前記第2の被動プーリから前記第2の駆動伝達プーリへ移送される第2のベルトの移送方向を復路としたとき、前記第2の駆動伝達プーリと前記第2の被動プーリとの間の前記第2のベルトの復路の部位を押圧するようにして、前記第2のテンションアイドラを設けたことを特徴とする請求項2に記載の成形機。
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