JP5687867B2 - 情報処理装置、動画ファイル編集方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、動画ファイルをチャプタ分割する技術に関する。
動画ファイルのシーンごとに、区切り点を入れ、動画ファイルを複数の部分に分割し、再生時に各区切り点から再生することができるようにすると便利である。例えば、テレビ放送を録画した動画ファイルであれば、CM(Commercial Message:コマーシャル)の部分と、本編の部分と、の間に区切り点を入れ、CMの部分と本編の部分とを異なる部分に分割し、区切り点から再生することができるようにすることにより、CMの部分だけを再生することや、本編の部分だけを再生することなどができるようになる。この区切り点を、チャプタと呼び、この区切り点を入れることを、チャプタを打つ、と表現することがある。
動画ファイルをカット編集した際、カット編集された部分ではシーンが変化することになる。よって、この部分にチャプタを打つと、シーンが変化する位置にチャプタが打たれることになり、再生時に便利である。例えば、特許文献1には、動画ファイルをカット編集した後に再圧縮した場合でも、再圧縮後のファイルにおいて、カット編集した部分にチャプタを打つ方法が開示されている。
特開2010−28297号公報
しかしながら、このカット編集した部分に打たれたチャプタの近くに、他のチャプタが存在する場合がある。チャプタは、動画ファイルを構成するフレームごとに打つことも可能である。通常、動画ファイルには、数ミリ秒に1枚のフレームを有する。このため、極端な例としては、カット編集した部分に打たれたチャプタの数ミリ秒だけ離れた位置に、他のチャプタが存在するようなことも起こりえる。このように、極端に短い間隔で打たれたチャプタは不要であることが多い。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、カット編集が行われた場合であっても、チャプタを適切な状態に保つことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様は、動画ファイルのカット編集を行う動画ファイル編集部と、前記動画ファイル編集部によりカット編集が行われたとき、カットされた部分の前後にあるチャプタが、ユーザにより指定されたチャプタであるのかを確認し、前記カットされた部分の前後にあるチャプタがユーザにより指定されたチャプタである場合は、当該チャプタがカットされた部分から第1の所定の範囲内にあるときに、当該チャプタを削除し、前記カットされた部分の前後にあるチャプタがユーザにより指定されたチャプタでない場合は、当該チャプタがカットされた部分から第2の所定の範囲内にあるときに、当該チャプタを削除するチャプターテーブル編集部と、を備え、前記第1の所定の範囲は、前記第2の所定の範囲より小さいことを特徴とする。
本発明により、カット編集が行われた場合であっても、チャプタを適切な状態に保つことができる。
本発明の実施形態に係る情報処置装置の構成例を示す図である。 MPEGのGOP構造の例を説明する図である。 チャプタを使用した動画ファイル再生の例を説明する図である。 本発明に実施形態に係る動画ファイルの編集の例を説明する図である。 動画ファイルのカット編集の例を説明する図である。 本発明の実施形態に係るIピクチャテーブルの編集の例を説明する図である。 本発明の実施形態に係るチャプタテーブルの編集の例を説明する図である。 本発明の実施形態に係るチャプタテーブルの編集の例を説明する図である。 本発明の実施形態に係る動画ファイルとチャプタの編集の例を説明する図である。
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。
<情報処理装置100の構成例>
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。本実施形態に係る情報処理装置100は、記憶部110と、動画ファイル再生部120と、動画ファイル編集部130と、Iピクチャテーブル編集部140と、チャプタテーブル編集部150と、を有して構成される。
記憶部110は、動画ファイルやIピクチャテーブル、チャプタテーブルなどを記憶する。動画ファイル再生部120は、記憶部110に記憶された動画ファイルを再生する。
本実施形態では、記憶部110に記憶される動画ファイルはMPEG(Moving Picture Expert Group)ファイルであるとする。MPEGファイルは、フレーム間予測符号化方式により、符号化された動画ファイルであり、Iピクチャ(Intra-coded Picture)と、Pピクチャ(Predictive-coded Picture)と、Bピクチャ(Bi-directionally Predictive-coded Picture)と、により、構成される。
フレーム間予測符号化方式では、異なる時刻の静止画のフレームに基づき、この静止画のフレーム間の予測画像を生成し、静止画のフレーム間のフレームについては、この予測画像と予測に用いた静止画との差分を用いる。予測画像が生成されるフレームには2種類あり、時間的に前方のフレームだけに基づき予測画像が生成されるフレームを符号化したのものが、Pピクチャであり、時間的に前後のフレームに基づき予測画像が生成されるフレームを符号化したものが、Bピクチャである。静止画をそのまま使用するフレームが符号化されたものが、Iピクチャである。
このため、PピクチャやBピクチャに対応するフレームは、他のピクチャに対応するフレームを参照しなくては復号化することができない。一方、Iピクチャに対応するフレームは、そのIピクチャのみから復号化することが可能である。このため、MPEGは、例えば図2に示すように、Iピクチャから始まるGOP(Group of Pictures)と呼ばれる単位を有している。そして、MPEGでは、このGOP単位で、復号化や編集などが行われる。
MPEGファイルでは、ピクチャごとにそのピクチャに対応するフレームを画面に表示する時刻が決まっており、その表示する時刻を示すPTS(Presentation Time Stamp)と呼ばれるタイムスタンプが各ピクチャに付されている。このPTSは、90kHzの解像度を持っている。つまり、PTSは、1/90000秒ごとに1だけ増加するような値になっている。よって、PTSがAであるピクチャに対応するフレームは、PTSがB(<A)であるピクチャに対応するフレームの(A−B)/90000秒後に表示される。
上述したように、MPEGでは、GOP単位で復号化や編集が行われるため、動画ファウルの復号化や編集を行う際には、各GOPの先頭のピクチャであるIピクチャのファイル位置と再生時刻とを知ることができると便利である。そこで、本実施形態では、Iピクチャのファイル位置と再生時刻とを記載したIピクチャテーブルを記憶部110に記憶する。
チャプタテーブルは、チャプタが打たれたフレームの再生時刻と、そのチャプタが打たれたフレームに対応するピクチャに付されたPTSと、を記載したテーブルである。このチャプタテーブルとIピクチャテーブルとを使用することにより、ユーザが選択したチャプタから動画ファイルの再生を行うことが可能になる。
例えば、図3に示すチャプタテーブルのチャプタ(2)から再生することをユーザが選択したとする。このとき、動画ファイル生成部120は、まず、チャプタテーブルに記載されたチャプタ(2)の再生時刻と、Iピクチャに記載された各Iピクチャの再生時刻と、を比較することにより、このチャプタ(2)が打たれたフレームが属するGOPの先頭のIピクチャを特定する(ステップS1)。そして、動画ファイル生成部120は、IピクチャテーブルからそのIピクチャのファイル位置を取得し、この取得したファイル位置のIピクチャから復号化をする(ステップS2)。そして、動画ファイル生成部120は、チャプタテーブルに記載されたチャプタ(2)が打たれたフレームのPTSを取得し、この復号化されたファイルを、この取得したPTSに対応するフレームから再生する(ステップS3)。このように、本実施形態では、チャプタ(2)が打たれたフレームから動画ファイルを再生することが可能になる。
動画ファイル編集部130は、記憶部110に記憶された動画ファイルの編集を行う。動画ファイル編集部130が行う動画ファイルの編集としては、例えば、カット編集などがある。
動画ファイル編集部130がカット編集を行った場合、カットした部分において、PTSが大きく飛んでしまう。そこで、本実施形態に係る動画ファイル編集部130は、カット編集をした場合は、カット編集後に、動画ファイルのPTSが連続的に付された状態を保つように、動画ファイルのPTSを書き換える。
例えば、カットされる部分の直前のフレームのPTSをPreMaxPtsとし、カットされる部分の直後のフレームのPTSをCurMinPtsとすると、カットされた部分より後にあるフレームのPTSに対する補正値ModifyPTSは、
ModifyPTS=CurMaxPts-(PreMinPts+OneFramePTS)
により求めることができる。ここで、OneFramePTSは、1フレーム分のPTSである。
そして、カットされた部分より後のフレームのPTSを、カット編集前のPTSからこのModifyPTSを減算した値を新たなPTSとして書き換える。これにより、カット編集後の動画ファイルにおいても、PTSが連続的に付された状態を保たれることになる。
例えば、図4に示すようなカット編集が行われた場合を考える。図4に示した例では、フレーム4とフレーム5とがカットされる。このとき、PTS3がPreMaxPtsであり、PTS6がCurMinPtsである。よって、カットされた部分より後にあるフレームのPTSに対する補正値ModifyPTSは、PTS6−(PTS3+OneFramePTS)=2OneFramePTSとなる。ここで、OneFramePTSは、1フレーム分のPTSであるので、PTS6−PTS3=3OneFramePTSが成り立つことを用いた。そして、カットされた部分より後のフレームである、PTS6、PTS7、・・・から補正値を減算することにより、これらのフレームのPTSを書き換える。例えば、編集前にPTSがPTS6あったフレームのPTSは、PTS6−ModifyPTS=PTS6−2OneFramePTS=PTS4を新たなPTSとして書き換える。これにより、カット編集後であっても、動画ファイルのPTSを連続的に付された状態に保たれることになる。
カット編集を行うことにより、Iピクチャに対応するフレームの再生時刻とファイル位置とが変わる。そこで、本実施形態では、Iピクチャテーブル編集部140を備えている。
Iピクチャテーブル編集部140は、動画ファイル編集部130により動画ファイルのカット編集が行われたときに、その編集された動画ファイルのIピクチャテーブルを、上述したPTSの書き換えに対応するように編集する。
例えば、図5に示すようなカット編集が行われたときは、図6に示すように、カットされた部分のIピクチャに対する情報を削除し、カットされた部分より後にあるIピクチャに対しては、カット編集後にPTSが書き換えられた動画ファイルに対応するようにその再生時刻とファイル位置とを書き換える。
つまり、図5、図6に示した例では、n=1、2、・・・とし、GOP(n)のIピクチャをIピクチャ(n)としており、GOP(3)、GOP(4)、GOP(5)がカットされているので、カットされた部分に打たれたIピクチャであるIピクチャ(3)、Iピクチャ(4)、Iピクチャ(5)に関する情報を削除し、カットされた部分より後にあるIピクチャであるIピクチャ(6)、Iピクチャ(7)、・・・の再生時刻とファイル位置とを、カット編集後にPTSが書き換えられた動画ファイルに対応するように書き換える。
再生時刻の補正値ModifyTime(msec)は、上記のPTSの補正値ModifyPTSを用いると、
ModifyTime(msec)=(ModifyPTS/90000)×1000(msec)
により求めることができる。そして、カットされた部分より後にあるIピクチャのカット編集後の再生時刻ModifyPicTime(msec)は、このIピクチャのカット編集前の再生時刻をOrgIPicTime(msec)とすると、この再生時刻の補正値を用いて、
ModifyPicTime(msec)=OrgIPicTime(msec)-ModifyTime(msec)
により求めることができる。
また、カット編集を行うことにより、チャプタが打たれたフレームのPTSと再生時刻も変わる。そこで、本実施形態では、チャプタテーブル編集部150を備える。
チャプタテーブル編集部150は、動画ファイル編集部130により動画ファイルのカット編集が行われたときに、その編集された動画ファイルのチャプタテーブルを、上述したPTSの書き換えに対応するように編集する。
例えば、図5に示すようなカット編集が行われたときは、図7に示すように、カットされた部分のチャプタに対する情報を削除し、カットされた部分より後にあるチャプタに対しては、カット編集後にPTSが書き換えられた動画ファイルに対応するようにそのPTSと再生時刻とを書き換える。
例えば、図5、図7の例では、チャプタ(2)がカットされた部分に打たれたチャプタであるとしている。このため、図7では、カット編集に伴い、チャプタテーブルからチャプタ(2)に関する情報を削除し、カットされた部分より後にあるチャプタであるチャプタ(3)、チャプタ(4)、・・・のPTSと再生時刻とを、カット編集された後のファイルに対応するように書き換える。
カットされた部分より後にあるチャプタのカット編集後のPTS、ModifyChapPTSは、このチャプタのカット編集前のPTSをOrgChapPTSとすると、上記のPTSの補正値ModifyPTSを用いて、
ModifyChapPTS=OrgChapPTS-ModifyPTS
により求めることができる。
また、カットされた部分より後のチャプタのカット編集後の再生時刻ModifyChapTime(msec)は、このチャプタのカット編集前の再生時刻をOrgChapTime(msec)とすると、上記の再生時刻の補正値ModifyTime(msec)を用いて、
ModifyChapTime(msec)=OrgChapTime(msec)-ModifyTime(msec)
により求めることができる。
このように、本実施形態では、カット編集が行われた際に、動画ファイルのPTSを書き換える。このため、本実施形態では、カット編集されたとしても、動画ファイルのPTSが連続に付された状態を保つことが可能になる。
また、上述したように、本実施形態では、カット編集に伴い、Iピクチャテーブルとチャプタテーブルとを、この動画ファイルのPTSの書き換えに対応するように書き換える。このため、本実施形態では、カット編集された場合であっても、チャプタを適切な状態に保つことが可能になる。つまり、本実施形態では、カット編集後においても、ユーザが、チャプタテーブルとIピクチャテーブルとを用いることにより、好きなチャプタから動画ファイルを再生することが可能になる。
<チャプタの編集>
また、本実施形態に係るチャプタテーブル編集部150は、カットされた部分より後の部分の最初のフレームにチャプタを打つ。つまり、チャプタテーブル編集部150は、カットされた部分より後の部分の最初のフレームをチャプタとし、このフレームのPTSと再生時刻とをチャプタテーブルに記載する。
例えば、図5に示すようなカット編集が行われたときは、上述したように、カットされた部分のチャプタを削除し、さらに、図8に示すように、カットされた部分より後の部分の最初のフレームのPTSと再生時刻をチャプタテーブルに書き加える。
カット編集することにより、カットされた部分において、シーンの変化ができることになる。よって、このように、カットされた部分にチャプタを打つことにより、シーンが変化する部分に自動的にチャプタが打たれることになる。例えば、放送を録画した動画ファイルに対しては、CMの部分をカットする編集をすることがあるが、このようなとき、本実施形態では、CMカット後の動画ファイルに、自動的に、CMで切られたシーンの部分にチャプタが打つことが可能になる。
しかし、このように、カットされた部分にチャプタを打った場合に、このカット編集に付随して打たれたチャプタの近くに、他のチャプタが打たれていることも考えられる。チャプタは、動画ファイルを構成するフレームごとに打つことも可能である。通常、動画ファイルには、数ミリ秒に1枚のフレームを有する。このため、極端な例としては、カット編集した部分に打たれたチャプタの数ミリ秒だけ離れた位置に、他のチャプタが存在するようなことも起こりえる。このように、極端に短い間隔で打たれたチャプタは不要であることが多い。
そこで、本実施形態に係るチャプタテーブル編集部150は、動画ファイル編集部130により動画ファイルのカット編集が行われたときに、そのカットされた部分から所定の範囲内にあるチャプタを削除する。つまり、チャプタテーブル編集部150は、カットされた部分の前後の所定の範囲内にチャプタが存在するときは、そのチャプタに関する情報をチャプタテーブルから削除する。
このようにすることにより、カット編集の際に、カットした部分に新たにチャプタを打ったとしても、極端に短い間隔でチャプタが存在するという状態を避けることが可能になる。つまり、本実施形態では、カット編集が行われた場合であっても、チャプタを適切な状態に保つことが可能になる。
録画された動画ファイルの場合、動画ファイルに打たれたチャプタには、例えば、2つの種類が存在する。1つは、録画の際に、録画装置により自動的に打たれたチャプタである。このチャプタを、以下では、自動検出チャプタと呼ぶことにする。この自動検出チャプタとしては、例えば、録画装置が、CMの始まりと、終わりと、を自動検出し、この自動検出した位置に打つチャプタがある。このチャプタを使用することにより、ユーザは、例えば、CMを飛ばして本編だけを再生することなどが可能になる。
もう1つは、ユーザにより打たれたチャプタである。つまり、ユーザが自らの意思で打ったチャプタである。このユーザにより打たれたチャプタを、以下では、ユーザ指定チャプタと呼ぶことにする。このユーザ指定チャプタとしては、例えば、ユーザが、自分の好きなシーンの始まりなどに打つチャプタがある。このチャプタを使用することにより、ユーザは、自分の好きなシーンのみを再生することなどが可能になる。
上述したように、本実施形態では、カット編集が行われたときに、カットされた部分にチャプタを打ち、カットされた部分から所定の範囲内にあるチャプタを削除する。つまり、本実施形態は、カットされた部分の前後の所定の範囲内にあるチャプタに対しては、カットされた部分に打たれたチャプタにより代替しようとするものである。
しかしながら、削除されたチャプタがユーザ指定チャプタである場合、上記のチャプタの削除の判断で使用する所定の範囲の大きさによっては、カットされた部分に打たれたチャプタでは、削除されたユーザ指定チャプタの代替とはならず、ユーザの意思に反したチャプタとなってしまうこともありうる。
そこで、本実施形態に係るチャプタテーブル編集部150は、カットされた部分に打たれた前後のチャプタが自動検出チャプタであるのか、ユーザ指定チャプタであるのか、を確認する手段も備えるようにする。そして、上記のチャプタの削除の判断で使用する所定の範囲を、自動検出チャプタに対する場合と、ユーザ指定チャプタに対する場合と、で異なる値にする。
例えば、ユーザ指定チャプタに対しては、所定の範囲を1GOPにし、自動検出チャプタに対する所定の範囲を数GOPにするというように、ユーザ指定チャプタに対する所定の範囲を、自動検出チャプタに対する所定の範囲より小さくするようにする。これにより、ユーザの意思に反したチャプタの編集が行われることを防ぐことが可能になる。
また、所定の範囲をユーザが指定できるようにしても良い。これにより、ユーザの意思に反したチャプタの編集が行われることをより確実に防ぐことが可能になる。このとき、ユーザ指定チャプタに対する所定の範囲だけをユーザが指定することができるようにしても良いし、どちらのチャプタに対する所定の範囲もユーザが指定することができるようにしても良い。
例えば、図9は、CMの部分をカット編集した際のチャプタの編集を説明する図である。CMの始まりと、終わりと、に打たれる自動検出チャプタは、例えば、動画ファイルのうちで検出された無音部分などに打たれる。このため、図9に示すように、本来のCMの始まり、終わりの位置と、自動検出チャプタの打たれた位置とがずれることがある。しかし、本実施形態であれば、図9に示すように、ずれた位置に打たれた余分な自動検出チャプタが、CMカット編集後の動画ファイルに残るようなことがなくなる。また、ユーザ指定チャプタは削除されず、CMカット編集後の動画ファイルに残すことが可能になる。
上述した実施形態における処理動作は、ハードウェア、または、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成によって実行することも可能である。
なお、ソフトウェアによる処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムが格納されているROM(Read Only Memory)から、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリ(RAM)にプログラムを読み込んで実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROMに予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、フロッピー(登録商標)ディスク等の磁気ディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスク、MO(Magneto Optical)ディスク等の光磁気ディスクなどのリムーバブル記録媒体に、一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。
このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することが可能である。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送したりし、コンピュータでは、転送されてきたプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることが可能である。
また、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に実行するように構築することも可能である。
また、上記実施形態で説明したシステムは、複数の装置の論理的集合構成にしたり、各装置の機能を混在させたりするように構築することも可能である。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範囲な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更が可能である。
また、本発明における情報処理装置は、前記所定の範囲の大きさの指定をユーザから受ける手段を有するようにしても良い。
また、本発明における情報処理装置は、前記第1の所定の範囲は、前記第2の所定の範囲より小さいようにしても良い。
また、本発明における情報処理装置は、前記第1の所定の範囲の大きさの指定をユーザから受ける手段を有するようにしても良い。
また、本発明における情報処理装置は、前記第2の所定の範囲の大きさの指定をユーザから受ける手段を有するようにしても良い。
また、本発明における情報処理装置は、動画ファイルのカット編集の際に、カットされた部分にチャプタを追加するようにしても良い。
また、本発明における動画ファイル編集方法は、前記第1の所定の範囲は、前記第2の所定の範囲より小さいようにしても良い。
また、本発明におけるプログラムは、前記第1の所定の範囲は、前記第2の所定の範囲より小さいようにしても良い。
100 情報処理装置
110 記憶部
120 動画ファイル再生部
130 動画ファイル編集部
140 Iピクチャテーブル編集部
150 チャプタテーブル編集部

Claims (6)

  1. 動画ファイルのカット編集を行う動画ファイル編集部と、
    前記動画ファイル編集部によりカット編集が行われたとき、カットされた部分の前後にあるチャプタが、ユーザにより指定されたチャプタであるのかを確認し、
    前記カットされた部分の前後にあるチャプタがユーザにより指定されたチャプタである場合は、当該チャプタがカットされた部分から第1の所定の範囲内にあるときに、当該チャプタを削除し、
    前記カットされた部分の前後にあるチャプタがユーザにより指定されたチャプタでない場合は、当該チャプタがカットされた部分から第2の所定の範囲内にあるときに、当該チャプタを削除するチャプターテーブル編集部と、を備え、
    前記第1の所定の範囲は、前記第2の所定の範囲より小さいことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1の所定の範囲の大きさの指定をユーザから受ける手段を有することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2の所定の範囲の大きさの指定をユーザから受ける手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記チャプターテーブル編集部は、前記動画ファイル編集部によりカットされた部分にチャプタを追加することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 情報処理装置が実行する動画ファイル編集方法であって、
    動画ファイルのカット編集を行う動画ファイル編集ステップと、
    前記動画ファイル編集ステップによるカット編集が行われたあと、カットされた部分の前後にあるチャプタが、ユーザにより指定されたチャプタであるのかを確認するステップと
    前記カットされた部分の前後にあるチャプタがユーザにより指定されたチャプタである場合は、当該チャプタがカットされた部分から第1の所定の範囲内にあるときに、当該チャプタを削除するステップと
    前記カットされた部分の前後にあるチャプタがユーザにより指定されたチャプタでない場合は、当該チャプタがカットされた部分から第2の所定の範囲内にあるときに、当該チャプタを削除するステップと、
    を含み、
    前記第1の所定の範囲は、前記第2の所定の範囲より小さいことを特徴とする動画ファイル編集方法。
  6. 情報処理装置
    動画ファイルのカット編集を行う動画ファイル編集処理と、
    前記動画ファイル編集処理によるカット編集が行われたあと、カットされた部分の前後にあるチャプタが、ユーザにより指定されたチャプタであるのかを確認する処理と
    前記カットされた部分の前後にあるチャプタがユーザにより指定されたチャプタである場合は、当該チャプタがカットされた部分から第1の所定の範囲内にあるときに、当該チャプタを削除する処理と
    前記カットされた部分の前後にあるチャプタがユーザにより指定されたチャプタでない場合は、当該チャプタがカットされた部分から第2の所定の範囲内にあるときに、当該チャプタを削除する処理と、
    を実行させ、
    前記第1の所定の範囲は、前記第2の所定の範囲より小さいことを特徴とする動画ファイル編集プログラム。
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