JP5687749B1 - 油拡散ポンプの制御装置、真空処理装置及び油拡散ポンプの制御方法 - Google Patents

油拡散ポンプの制御装置、真空処理装置及び油拡散ポンプの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】運転時間の増加を抑えつつ消費電力を低減することができる油拡散ポンプの制御装置、真空処理装置及び油拡散ポンプの制御方法を提供する。【解決手段】油拡散ポンプの制御装置6は、真空槽2を減圧する油拡散ポンプ3aをその油拡散ポンプ3a内の作動油の沸点以上である第1の作動油設定温度で運転する第1の運転と、油拡散ポンプ3aをその油拡散ポンプ3a内の作動油の沸点以上であって第1の作動油設定温度より低い第2の作動油設定温度で運転する第2の運転とを真空槽2の真空度に応じて切り替える制御部6aを備える。第2の作動油設定温度は、真空槽2の真空度下降開始タイミングから第1の運転による真空槽2の真空度上昇開始タイミングまでの時間内に第1の作動油設定温度まで上昇することが可能となる温度に設定されている。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、油拡散ポンプの制御装置、真空処理装置及び油拡散ポンプの制御方法に関する。
真空処理装置は、真空状態とした真空槽内の処理対象物に対して各種処理(例えば蒸着処理など)を行う装置であり、通常、真空槽は、本ポンプとして機能する油拡散ポンプ(油拡散真空ポンプ)によって高真空状態にされる。油拡散ポンプは、本体内の底部にある作動油をヒータにより加熱して蒸気とし、この蒸気をノズルから高速で噴出することで、気体粒子を弾き飛ばし排気側に運搬するポンプである。この油拡散ポンプは、ノズルから噴射した作動油を本体の内壁で冷却して液化しヒータの加熱部に戻すことで、加熱、蒸発及び噴射を繰り返す。
このような油拡散ポンプの運転方法としては、商用電源(例えばAC200V)をそのままヒータ電力として供給し、油拡散ポンプの起動中、ヒータ電力を一定に維持する方式が一般的である。その他の方式としては、例えば、油拡散ポンプの立ち上げ時にヒータの消費電力を全消費電力とし、ヒータ温度が所定温度に達したらヒータの消費電力を1/2の定常の消費電力に切り替え、ヒータ温度を一定温度に維持する方式が提案されている。
特開平5−180200号公報
しかしながら、前述のように油拡散ポンプの立ち上げ完了後にヒータ温度を一定温度に維持する方式では、立ち上げ完了後の処理中にヒータ温度を下げることはなく、その処理中に消費電力を大幅に低減することは難しい。一方、処理中にヒータ温度を下げれば消費電力を大幅に低減することは可能であるが、ヒータ温度、すなわち作動油温度を下げると、その下げた作動油温度を次処理のために元の温度まで戻す昇温時間が長い時間必要となるため、全体の運転時間が増加することになってしまう。このため、運転時間の増加を抑えつつ消費電力を低減することが求められている。
本発明が解決しようとする課題は、運転時間の増加を抑えつつ消費電力を低減することができる油拡散ポンプの制御装置、真空処理装置及び油拡散ポンプの制御方法を提供することである。
本発明の実施形態に係る油拡散ポンプの制御装置は、真空槽を減圧する油拡散ポンプを第1の作動油設定温度で運転する第1の運転と、油拡散ポンプをその油拡散ポンプ内の作動油が油拡散ポンプの排気能力が低下しない温度以上であって第1の作動油設定温度より低い第2の作動油設定温度で運転する第2の運転とを真空槽の真空度に応じて切り替える制御部を備え、第2の作動油設定温度は、真空槽の真空度下降開始タイミングから第1の運転による真空槽の真空度上昇開始タイミングまでの時間内に第1の作動油設定温度まで上昇することが可能となる温度に設定されている。
本発明の実施形態に係る真空処理装置は、真空槽を減圧する油拡散ポンプと、真空槽の真空度を測定する真空計と、油拡散ポンプを第1の作動油設定温度で運転する第1の運転と、油拡散ポンプをその油拡散ポンプ内の作動油が油拡散ポンプの排気能力が低下しない温度以上であって第1の作動油設定温度より低い第2の作動油設定温度で運転する第2運転とを、真空計により測定された真空槽の真空度に応じて切り替える制御部とを備え、第2の作動油設定温度は、真空槽の真空度下降開始タイミングから第1の運転による真空槽の真空度上昇開始タイミングまでの時間内に第1の作動油設定温度までに上昇することが可能となる温度に設定されている。
本発明の実施形態に係る油拡散ポンプの制御方法は、真空槽を減圧する油拡散ポンプを第1の作動油設定温度で運転する第1の運転と、油拡散ポンプをその油拡散ポンプ内の作動油が油拡散ポンプの排気能力が低下しない温度以上であって第1の作動油設定温度より低い第2の作動油設定温度で運転する第2の運転とを真空槽の真空度に応じて切り替える工程を有し、第2の作動油設定温度は、真空槽の真空度下降開始タイミングから第1の運転による真空槽の真空度上昇開始タイミングまでの時間内に第1の作動油設定温度まで上昇することが可能となる温度に設定されている。
本発明によれば、運転時間の増加を抑えつつ消費電力を低減することができる。
第1の実施形態に係る真空処理装置の概略構成を示す図である。 第1の実施形態に係る真空処理装置の概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る本引き待機時間と作動油温度との関係を示すグラフである。 第1の実施形態に係る排気時間と真空槽内圧力(真空槽の真空度)との関係を示すグラフである。 第1の実施形態に係る運転切替処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る運転切替を説明するための説明図である。 第2の実施形態に係る真空処理装置の概略構成を示すブロック図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図1ないし図6を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、第1の実施形態に係る真空処理装置1は、真空槽2と、その真空槽2を減圧する本ポンプとして機能する複数台(図1では一例として二台)の油拡散ポンプ3a、3bと、真空槽2を減圧する粗引きポンプ及び油拡散ポンプ3a、3bの補助ポンプとして機能するメカニカルブースターポンプ4及び複数台(図1では一例として二台)の油回転ポンプ5a、5bと、各部を制御する制御装置6(図2参照)とを備えている。
真空槽2は、処理対象部を収容可能に形成されており、収容した処理対象物に対して真空状態で処理(例えば蒸着処理など)を行う処理槽として機能する。油拡散ポンプ(油拡散真空ポンプ)3a及び3bは高真空用ポンプとして機能し、メカニカルブースターポンプ4及び油回転ポンプ(油回転真空ポンプ)5a及び5bは低真空用ポンプとして機能する。ここで、一例として、高真空とは真空槽2内の圧力が0.1Pa以下となる圧力状態であり、低真空とは真空槽2内の圧力が0.1Paより高い圧力状態である。
真空槽2には、真空槽2内の圧力(真空度)を測定する低真空用真空計11及び高真空用真空計12が設けられている。低真空用真空計11は低真空側の測定精度が高い真空計であり、高真空用真空計12は高真空側の測定精度が高い真空計である。これらの低真空用真空計11及び高真空用真空計12は制御装置6に電気的に接続されており、測定した真空度(圧力)をそれぞれ制御装置6に送信する。なお、低真空用真空計11としては、例えばピラニ真空計などを用いることが可能であり、高真空用真空計12としては、例えば電離真空計などを用いることが可能である。
前述の真空槽2には、リークラインL1やガス導入ラインL2、排気ラインL3が接続されている。リークラインL1はライン途中で二本に分岐しており、その分岐後の二本のリークラインのうち一本には、リークバルブ13が設けられおり、他方の一本にはスローリークバルブ14が設けられている。また、ガス導入ラインL2には、ガス導入バルブ15が設けられている。
排気ラインL3はライン途中で四本に分岐してから再度一本に合流して補助排気ラインとなり、再度二本に分岐する。分岐後の四本の排気ラインのうち一本には粗引きバルブ16が設けられており、他の一本にはスロー粗引きバルブ17が設けられている。さらに、他の一本には、本引きバルブ18a、排気ライン真空計19a、油拡散ポンプ3a及び補助バルブ20aが排気の流れ方向にその順番で設けられている。同様に、最後の一本にも、本引きバルブ18b、排気ライン真空計19b、油拡散ポンプ3b及び補助バルブ20bが排気の流れ方向にその順番で設けられている。
また、補助排気ラインには、メカニカルブースターポンプ4が設けられており、その分岐後の二本の補助排気ラインのうち一本には、排気バルブ21a及び油回転ポンプ5aが排気の流れ方向にその順番で設けられている。排気バルブ21a及び油回転ポンプ5aの間のラインには、真空破壊ラインL4aが接続されており、その真空破壊ラインL4aには真空破壊弁22aが設けられている。同様に、他の一本にも、排気バルブ21b及び油回転ポンプ5bが排気の流れ方向にその順番で設けられている。排気バルブ21b及び油回転ポンプ5bの間のラインには、真空破壊ラインL4bが接続されており、その真空破壊ラインL4bには真空破壊弁22bが設けられている。
バルブ13〜17、18a、18b、20a〜22a及び20b〜22bは制御装置6に電気的に接続されており、その制御装置6の制御に応じて動作する。これらのバルブ13〜17、18a、18b、20a〜22a及び20b〜22bとしては、例えば、電磁弁などを用いることが可能である。また、排気ライン真空計19a及び19bは、低真空用真空計11及び高真空用真空計12と同様、制御装置6に電気的に接続されており、測定した真空度(圧力)をそれぞれ制御装置6に送信する。なお、ラインL1〜L3、L4a及びL4bは各種の配管によって構成されている。
油拡散ポンプ3a及び3bは、本体内の底部にある作動油をヒータにより加熱して蒸気とし、この蒸気をノズルから高速で噴出することで、気体粒子を弾き飛ばして排気側に運搬し、さらに、ノズルから噴射した作動油を本体の内壁で冷却して液化しヒータの加熱部に戻すことで、加熱、蒸発及び噴射を繰り返すポンプである。この油拡散ポンプ3aには、そのポンプ内の作動油温度を測定するための熱電対3a1が設けられており、同様に、油拡散ポンプ3bにも、そのポンプ内の作動油温度を測定するための熱電対3b1が設けられている。これらの熱電対3a1及び3b1は温度を測定するための温度センサとして機能し、制御装置6に電気的に接続されている。
図2に示すように、制御装置6は、各部を制御するマイクロコンピュータなどの制御部6aと、設定値やプログラムなどの各種情報を記憶する記憶部6bと、各種情報を表示する表示部6cとを備えている。
制御部6aは、記憶部6bに記憶された各種の設定値やプログラムなどに基づき、油拡散ポンプ3a及び3b、メカニカルブースターポンプ4、油回転ポンプ5a及び5b、さらに、バルブ13〜17、18a、18b、20a〜22a及び20b〜22bなどを制御する。この制御部6aとしては、例えば、CPU(中央処理装置)や専用の電子回路などを用いることが可能である。
特に、制御部6aは、真空槽2の真空度に応じて油拡散ポンプ3a及び3bの運転(例えば、高温運転と低温運転)を切り替え、また、油拡散ポンプ3a及び3bの作動油温度に応じて、それらの作動油温度を所定の作動油設定温度に維持するように各ヒータへの供給電力を制御する。このとき、制御部6aは、油拡散ポンプ3a及び3bが備えるヒータへの供給電力を可変することで、油拡散ポンプ3a及び3bの作動油温度を制御することが可能である。
記憶部6bは、各種情報として、例えば、真空槽2の真空度の閾値や、油拡散ポンプ3a及び3bの作動油温度などの各種の設定値を記憶する記憶装置である。これらの設定値は変更可能である。この記憶部6bとしては、例えば、各種のメモリなどを用いることが可能である。
表示部6cは、各種情報として、例えば、真空槽2の真空度(真空計11、12、19a及び19bの測定値)や装置の消費電力などを表示する表示装置である。この表示部6cとしては、例えば、LED(発光ダイオード)表示器や液晶ディスプレイなどを用いることが可能である。
次に、前述の真空処理装置1の真空処理動作について説明する。なお、真空処理装置1の制御装置6が設定値やプログラムなどの各種情報に基づいて真空処理を実行する。
まず、真空槽2を大気開放している場合には、リークバルブ13及びスローリークバルブ14は開いており、ガス導入バルブ15は閉じている状態であり、メカニカルブースターポンプ4と油回転ポンプ5a及び5bは補助ポンプとして動作している。このとき、粗引きバルブ16、スロー粗引きバルブ17、本引きバルブ18a及び18b、真空破壊弁22a及び22bは閉じており、補助バルブ20a及び20bと排気バルブ21a及び21bは開いている。また、真空槽2に設置された高真空用真空計12は動作しておらず、その高真空用真空計12を動作させるためのスイッチを兼ねている低真空用真空計11が動作している。
この大気開放状態の真空槽2内に処理対象物をセットし、そのセット後にリークバルブ13及びスローリークバルブ14を閉じて真空槽2を密閉する。次に、補助バルブ20a及び20bを閉じ、その後、スロー粗引きバルブ17を開き、次いで粗引きバルブ16を開くことで、真空槽2内をある一定の真空度まで粗引きする。
このとき、真空槽2内の圧力(真空度)を低真空用真空計11によって監視し、その測定値がある一定の真空度(所定の第1真空度)となったら、粗引きバルブ16及びスロー粗引きバルブ17を閉じ、その後、補助バルブ20a及び20bを開く。そして、メカニカルブースターポンプ4と油回転ポンプ5a及び5bを油拡散ポンプ3a及び3bの補助ポンプとして機能させた後、油拡散ポンプ3a及び3bの吸気側にそれぞれ設置された排気ライン真空計19a及び19bを監視し、その測定値がある一定の真空度(所定の第2真空度)に達していれば、本引きバルブ18a及び18bを開く。その後、低真空用真空計11の測定値がある一定の真空度(所定の第3真空度)に達したら、高真空用真空計12を動作させる。
さらに、真空槽2内の圧力を高真空用真空計12により監視し、目的とする真空度(所定の目標真空度)に達したら、真空槽2内で処理対象物に対して成膜を行う成膜処理(例えば蒸着処理など)を実行する。なお、成膜処理の際には、処理内容によってガス導入バルブ15を開いて真空槽2内にガスを導入することがある。成膜処理の終了後、ガス導入バルブ15が開いている場合にはそのガス導入バルブ15を閉じ、一方でガス導入バルブ15が開いていない場合にはその状態のまま、本引きバルブ18a及び18bを閉じる。
次に、真空槽2から処理済の処理対象物を取り出すため、スローリークバルブ14を開き、次いでリークバルブ13を開き、真空槽2を大気開放する。真空槽2内の圧力がある一定の低真空度(所定の第3真空度)となったら、高真空用真空計12の保護のため、高真空用真空計11を停止する。そして、前述のスローリークバルブ14及びリークバルブ13を開いてから一定時間経過したら、真空槽2を開けて真空槽2内に次の処理対象物をセットする。
このような処理サイクルが繰り返されるが、この処理サイクルにおいて、制御部6aは、真空槽2の真空度に応じて、油拡散ポンプ3a及び3bの運転を高温運転(第1の運転)と低温運転(第2の運転)とに切り替える。高温運転では、作動油温度を高温の作動油設定温度(第1の作動油設定温度)に維持するため、また、低温運転では、高温運転による安定した作動油温度よりも低い低温の作動油設定温度(第2の作動油設定温度)に維持するため、油拡散ポンプ3a及び3bの作動油温度に応じてその油拡散ポンプ3a及び3bに供給する電力を制御する(詳しくは、後述する)。前述の高温及び低温の作動油設定温度は少なくとも作動油が油拡散ポンプ3a及び3bのは排気能力が低下しない温度以上の温度である。
なお、高温運転では、最大電力(例えば商用電源AC200V)印加時の作動油の飽和温度を高温の作動油設定温度とし、油拡散ポンプ3a及び3bに最大電力を印加し続けるような制御を行うようにしても良い。また、真空槽2の真空度としては、真空槽2の直接の真空度(高真空用真空計12の測定値)を用いているが、これに限るものではなく、例えば、真空槽2につながる排気ラインL3における本引きバルブ18a及び18bの真空槽2側の間接的な真空度を用いるようにしても良い。
ここで、前述の低温の作動油設定温度を求めるためには、真空槽2を大気開放してから再度本引きバルブ18aが開き始めるまでの本引き待機時間を予め測定し、その本引き待機時間(あるいは複数の本引き待機時間が想定される場合にはそれらの中で最小の本引き待機時間)で目的とする高温の作動油温度まで昇温が可能である昇温前の作動油温度を低温の作動油温度として設定する。これにより、低温の作動油温度は本引き待機時間内で元の高温の作動油温度に戻るため、昇温時間が本引き待機時間より長くなることが無くなり、さらに、低温運転時には低温の作動油設定温度となるように供給電力を抑えることが可能となる。このため、運転時間の増大を引き起こすことなく消費電力を低減することができる。なお、本引き待機時間は、真空槽2への処理対象物のセット時間や粗引き時間などを含んでいる。
具体的には、スローリークバルブ14を開いてから次に本引きバルブ18a及び18bが開き始めるまでの最短の時間を計測し、その時間を本引き待機時間T1とする。その後、本引き待機時間T1内で、油拡散ポンプ3aの作動油温度を高温の作動油設定温度t1まで昇温することが可能な昇温前の作動油温度を予め求め、低温の作動油設定温度t3とし、同様に、油拡散ポンプ3bの作動油温度を高温の作動油設定温度t2まで昇温することが可能な昇温前の作動油温度を予め求め、低温の作動油設定温度t4とする。
例えば、図3に示すように、本引き待機時間T1が10分であり、高温の作動油設定温度t1(=t2)が225度である場合には、前述の昇温前の作動油温度である215度を予め求め、低温の作動油設定温度t3(=t4)とする(t1>t3)。この低温の作動油設定温度t3(=t4)が記憶部6bにあらかじめ記憶されており、記憶部6bから適宜読み出されて用いられる。
次に、運転切替用の真空度の閾値を求めるためには、低温の作動油設定温度t3(=t4)に基づく低温運転による排気速度が、高温の作動油設定温度t1(=t2)に基づく高温運転による排気速度と同等又はそれ以上になる真空度を予め確認しておき、その真空度(あるいはその真空度よりも高真空側の真空度)を運転切替用の閾値として設定する。この閾値に応じて運転方法を切り替える場合、真空槽2内の圧力が運転切替用の閾値より高いか否か、すなわち真空度が低真空であるか否かを絶えず監視し、低真空側であれば、作動油温度が高温の作動油設定温度となるように油拡散ポンプ3a及び3bを運転し(高温運転)、高真空側となったら、作動油温度が低温の作動油設定温度となるように油拡散ポンプ3a及び3bを運転する(低温運転)。
例えば、図4に示すように、油拡散ポンプ3a及び3bの作動油温度を高温の作動油設定温度である225度として本引き動作を行った場合の高真空用真空計12の測定値(グラフA1:実線)と、油拡散ポンプ3a及び3bの作動油温度を低温の作動油設定温度である215度として本引き動作を行った場合の高真空用真空計12の測定値(グラフA2:点線)とを比較し、真空槽2の高真空状態(真空槽2内の圧力が例えば0.1Pa以下)においてそれらの測定値に差が無くなる真空度(例えば0.03Pa)を求め、その真空度を運転切替用の閾値p1とする。この運転切替用の閾値p1が記憶部6bにあらかじめ記憶されており、記憶部6bから適宜読み出されて用いられる。
ここで、油拡散ポンプ3aの吸気側に接続された本引きバルブ18aの開動作の際、本引きバルブ18aの油拡散ポンプ3a側が高真空であり、その反対側である真空槽2側が低真空であるような場合、油拡散ポンプ3aの作動油温度が低くなると、排気能力が著しく低下し、その結果として運転時間が増加してしまう。このため、油拡散ポンプ3aの作動油温度は、本引きバルブ18aの開動作時にはすでに高温(所望温度以上)となっていることが望ましい。これは油拡散ポンプ3bでも同様である。なお、本引きバルブ18a及び18bの開動作後、時間が暫く経過すると真空槽2側の真空度も高真空となるが、そうなると作動油温度がある程度低下しても、排気能力が低下するような問題は無くなる。
次に、運転切替処理の流れを詳しく説明する。
図5に示すように、運転切替用の閾値p1及び低温の作動油設定温度t3(=t4)を記憶部6bから読み出して設定し(ステップS1)、油拡散ポンプ3a及び3bの電源をオン状態にする(ステップS2)。次に、真空槽2内の圧力が所定の閾値p1より高いか(真空槽2の真空度が所定の閾値p1より低いか)否かを判断し(ステップS3)、真空槽2内の圧力が所定の閾値p1より高いと判断した場合には(ステップS3のYES)、高温運転(200V)を行い(ステップS4)、その後、処理をステップS3に戻して判断を繰り返す。一方、真空槽2内の圧力が所定の閾値p1より高くない、すなわち所定の閾値p1以下であると判断した場合には(ステップS3のNO)、低温運転(温度制御=200V未満)を行い(ステップS5)、その後、処理をステップS3に戻して判断を繰り返す。
この運転切替処理によれば、図6に示すように、真空槽2の大気開放状態から本引き動作後、高真空用真空計12の測定値(真空槽2内の圧力)が運転切替用の閾値p1以下となる(真空度が高真空になる)までの間では、高温運転を行い、熱電対3a1及び3b1からそれぞれ得られた作動油温度が高温の作動油設定温度t1(=t2)となるように油拡散ポンプ3a及び3bへの供給電力を制御する(例えば、AC200Vの安定供給)。
一方、高真空用真空計12の測定値(真空槽2内の圧力)が運転切替用の閾値p1以下となってから(真空度が高真空になってから)、スローリークバルブ14が開いて高真空用真空計12の測定値が運転切替用の閾値p1より大きくなる(真空度が低真空になる)までの間では、低温運転を行い、熱電対3a1及び3b1からそれぞれ得られた作動油温度が低温の作動油設定温度t3(=t4)となるように油拡散ポンプ3a及び3bへの供給電力をそれぞれ調整し、省電力化を図る(例えば、AC200V未満の供給制御)。これにより、低温運転の開始から13分程度、消費電力が0kWとなるため(図6参照)、高温運転を継続していた場合と比べ、大幅に消費電力を削減することができる。
なお、ここで必ずしも消費電力を0kWとする必要は無く、高温運転を継続していた場合と比べて小さくすれば良い。通常、供給電源をON/OFFする制御を行う場合、ONに切り替えたときに断線を起こす可能性があるが、消費電力を0kWとしないことで、その断線リスクを回避することが可能となる。
また、低温運転時の作動油温度は、大気開放後から次バッチの本引き開始までの本引き待機時間T1(=10分)内に、低温の作動油設定温度t3(=t4)から高温の作動油設定温度t1(=t2)まで戻るため、昇温時間が本引き待機時間T1より長くなることは無く、運転時間の増加を抑えることができる。ここで、本引き待機時間T1は、真空槽2の大気開放による真空槽2の真空度下降開始タイミング(真空槽2内の圧力上昇開始タイミング)から油拡散ポンプ3a及び3bの高温運転による真空槽2の真空度上昇開始タイミング(真空槽2内の圧力下降開始タイミング)までの時間である。なお、真空槽2の真空度下降開始タイミングとしては、真空槽2の大気開放による真空度下降開始タイミング以外にも、真空槽2へのガス導入などによる真空度下降開始タイミングを用いるようにしても良い。
さらに、運転切替用の閾値p1は、真空槽2が高真空状態となる所定の真空度以上(真空槽2内の圧力が例えば0.1Pa以下)であって、高温運転による真空槽2の真空度と低温運転による真空槽2の真空度とが同じになるときの真空度である。このため、低温運転による油拡散ポンプ3a及び3bの排気速度が高温運転による油拡散ポンプ3a及び3bの排気速度より遅くなることを抑えることが可能となる。これにより、排気能力の低下、すなわち運転時間の増加を確実に抑えつつ、消費電力を低減することができる。また、真空槽2の真空度に応じて運転を切り替える制御を行えば良いため、複雑な制御に比べて装置構成を簡略化することができる。
なお、高真空用真空計12の測定値が何らかの影響により運転切替用の閾値p1より大きくなった(真空度が低真空となった)場合、例えば、ガス導入バルブ15を開くことによる真空槽2内の圧力上昇によって運転切替用の閾値p1より大きくなった場合には、低温運転を高温運転に自動的に切り替え、再度閾値p1以下になった(真空度が高真空となった)場合には、高温運転を低温運転に切り替えて元に戻す。ただし、真空槽2にガスを導入しない、すなわちガス導入バルブ15を開けない処理を行った場合には、図6に示すような低温運転中の急激な圧力上昇(真空度の低下)は生じず、真空槽2の大気開放による急激な圧力上昇が生じるだけである。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、真空槽2の真空度に応じて、第1の運転である高温運転と、その高温運転より消費電力が小さくなる第2の運転である低温運転とを切り替えることによって、高温運転だけを行っている場合に比べ、消費電力を抑えることが可能となる。さらに、低温の作動油設定温度t3(=t4)を、真空槽2の大気開放(あるいは真空槽2へのガス導入など)による真空槽2の真空度下降開始タイミングから油拡散ポンプ3a及び3bの高温運転による真空槽2の真空度上昇開始タイミングまでの本引き待機時間T1内に高温の作動油設定温度t1(=t2)まで上昇することが可能となる温度に設定することによって、低温運転時の作動油温度は本引き待機時間T1内で元の高温の作動油温度に戻るため、昇温時間が本引き待機時間より長くなることは無く、運転時間が増加することを抑止することが可能となる。このため、運転時間の増加を抑えつつ消費電力を低減することができる。
また、低温運転による油拡散ポンプ3a及び3bの排気速度が高温運転による油拡散ポンプ3a及び3bの排気速度と同等又はそれ以上になる真空度である所定の閾値、一例として、真空槽2が高真空状態となる所定の真空度以上であって高温運転による真空槽2の真空度と低温運転による真空槽2の真空度とが同じになるときの真空度である所定の閾値p1と、真空槽2の真空度とを比較し、その比較結果に応じて高温運転と低温運転とを切り替えることによって、低温運転による排気速度が高温運転による排気速度より遅くなることを防止することが可能となる。これにより、低温運転により排気能力が低下し、運転時間が増加してしまうようなことは無くなるため、確実に運転時間の増加を抑えつつ消費電力を低減することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について図7を参照して説明する。
第2の実施形態は基本的に第1の実施形態と同様である。このため、第2の実施形態では、第1の実施形態との相違点(制御装置6のユニット化)について説明し、第1の実施形態で説明した部分と同一部分は同一符号で示し、その説明も省略する。
図7に示すように、第2の実施形態に係る制御装置6は、真空処理装置1の各部を制御する既存の制御装置51に電気的に接続可能に形成されており、既存の真空処理装置1に省エネ(省エネルギー)ユニットとして後付けすることが可能な構造になっている。制御装置6は、筺体内に制御部6aや記憶部6bなどを備えており、利用者が表示部6cの表示画面を視認可能となるように筺体内に表示部6cを具備している。この制御装置6は、既存の制御装置51につながる電源ライン、すなわち油拡散ポンプ3a及び3b用の電源ラインに接続され、既存の制御装置51と油拡散ポンプ3a及び3bとの間に電気的に接続される。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、前述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、既存の真空処理装置1に制御装置6を省エネユニットとして後付けをすることが可能であり、装置の省エネ化を容易に達成することができる。また、省エネユニットとして機能する制御装置6が表示部6cを有しているため、ユニット単体でもその表示部6cによって真空槽2の真空度や装置の消費電力などを表示して利用者に報知することが可能であり、利便性の向上を達成することができる。
(他の実施形態)
前述の第1又は第2の実施形態においては、油拡散ポンプ3a及び3bの二台を用いているが、これに限るものではなく、例えば、それらのどちらか一方の一台でも良く、また、一台を追加して三台としても良く、その数は特に限定されるものではない。
また、前述の第1又は第2の実施形態においては、高温運転における高温の作動油設定温度t1(=t2)を225度に設定しているが、これに限るものではなく、例えば、最大電力(商用電源AC200V)印加時の作動油の飽和温度を高温の作動油設定温度t1(=t2)としても良く、また、その従来の作動油温度が過剰である場合には、従来の作動油温度よりも低い温度を高温の作動油設定温度t1(=t2)としても良い。さらに、予備ヒータを装備した油拡散ポンプを用いる場合には、その予備ヒータを利用することで更なる昇温時間の短縮を実現することも可能である。また、従来の作動油温度よりも作動油温度を高く設定し、低真空時の排気能力の向上を実現することも可能である。
また、前述の第1又は第2の実施形態においては、油拡散ポンプ3a及び3bの高温の作動油設定温度t1及びt2を同じ温度とし、さらに、油拡散ポンプ3a及び3bの低温の作動油設定温度t3及びt4を同じ温度としているが、これに限るものではなく、油拡散ポンプ3a及び3bごとに異なる作動油設定温度としても良い。この場合には、油拡散ポンプ3a及び3bごとの個体差に対応して作動油温度を設定することが可能であり、確実に運転時間の増加を抑えつつ消費電力を低減することができる。
また、前述の第1又は第2の実施形態においては、真空槽2の真空度及び油拡散ポンプ3a及び3bの作動油温度が必要となるが、これらの情報を得るために専用の測定子を設置するようにしても良いし、あるいは、既存の測定子の情報を流用するようにしても良い。また、それ以外の情報を取り込み、高温運転と低温運転の切り替えを補助的に行うようにしても良い。例えば、複数の真空計を使用し、それぞれの論理和又は論理積による切り替え動作や、稼働中又は待機中などの真空処理装置1の状態による切り替え動作、デイリータイムスイッチなどによる操業時間と休憩時間による切り替え動作、油拡散ポンプ起動時から一定時間は強制的に高温動作とする運用、手動切り替えスイッチなどによる強制切り替え動作などを行うことが可能である。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 真空処理装置
2 真空槽
3a 油拡散ポンプ
3b 油拡散ポンプ
6 制御装置
6a 制御部
12 真空計

Claims (9)

  1. 真空槽を減圧する油拡散ポンプを第1の作動油設定温度で運転する第1の運転と、前記油拡散ポンプをその油拡散ポンプ内の作動油が、前記油拡散ポンプの排気能力が低下しない温度以上であって前記第1の作動油設定温度より低い第2の作動油設定温度で運転する第2の運転とを前記真空槽の真空度に応じて切り替える制御部を備え、
    前記第2の作動油設定温度は、前記真空槽の真空度下降開始タイミングから前記第1の運転による前記真空槽の真空度上昇開始タイミングまでの時間内に前記第1の作動油設定温度まで上昇することが可能となる温度に設定されていることを特徴とする油拡散ポンプの制御装置。
  2. 前記制御部は、前記第2の運転による前記油拡散ポンプの排気速度が前記第1の運転による前記油拡散ポンプの排気速度と同等又はそれ以上になる真空度である所定の閾値と前記真空槽の真空度とを比較し、その比較結果に応じて前記第1の運転と前記第2の運転とを切り替えることを特徴とする請求項1に記載の油拡散ポンプの制御装置。
  3. 前記所定の閾値は、前記真空槽が高真空状態となる所定の真空度以上であって、前記第1の運転による前記真空槽の真空度と前記第2の運転による前記真空槽の真空度とが同じになるときの真空度であることを特徴とする請求項2に記載の油拡散ポンプの制御装置。
  4. 真空槽を減圧する油拡散ポンプと、
    前記真空槽の真空度を測定する真空計と、
    前記油拡散ポンプを第1の作動油設定温度で運転する第1の運転と、前記油拡散ポンプをその油拡散ポンプ内の作動油が、前記油拡散ポンプの排気能力が低下しない温度以上であって前記第1の作動油設定温度より低い第2の作動油設定温度で運転する第2の運転とを、前記真空計により測定された前記真空槽の真空度に応じて切り替える制御部と、
    を備え、
    前記第2の作動油設定温度は、前記真空槽の真空度下降開始タイミングから前記第1の運転による前記真空槽の真空度上昇開始タイミングまでの時間内に前記第1の作動油設定温度まで上昇することが可能となる温度に設定されていることを特徴とする真空処理装置。
  5. 前記制御部は、前記第2の運転による前記油拡散ポンプの排気速度が前記第1の運転による前記油拡散ポンプの排気速度と同等又はそれ以上になる真空度である所定の閾値と前記真空槽の真空度とを比較し、その比較結果に応じて前記第1の運転と前記第2の運転とを切り替えることを特徴とする請求項4に記載の真空処理装置。
  6. 前記所定の閾値は、前記真空槽が高真空状態となる所定の真空度以上であって、前記第1の運転による前記真空槽の真空度と前記第2の運転による前記真空槽の真空度とが同じになるときの真空度であることを特徴とする請求項5に記載の真空処理装置。
  7. 真空槽を減圧する油拡散ポンプを第1の作動油設定温度で運転する第1の運転と、前記油拡散ポンプをその油拡散ポンプ内の作動油が、前記油拡散ポンプの排気能力が低下しない温度以上であって前記第1の作動油設定温度より低い第2の作動油設定温度で運転する第2の運転とを前記真空槽の真空度に応じて切り替える工程を有し、
    前記第2の作動油設定温度は、前記真空槽の真空度下降開始タイミングから前記第1の運転による前記真空槽の真空度上昇開始タイミングまでの時間内に前記第1の作動油設定温度まで上昇することが可能となる温度に設定されていることを特徴とする油拡散ポンプの制御方法。
  8. 前記切り替える工程では、前記第2の運転による前記油拡散ポンプの排気速度が前記第1の運転による前記油拡散ポンプの排気速度と同等又はそれ以上になる真空度である所定の閾値と前記真空槽の真空度とを比較し、その比較結果に応じて前記第1の運転と前記第2の運転とを切り替えることを特徴とする請求項7に記載の油拡散ポンプの制御方法。
  9. 前記所定の閾値は、前記真空槽が高真空状態となる所定の真空度以上であって、前記第1の運転による前記真空槽の真空度と前記第2の運転による前記真空槽の真空度とが同じになるときの真空度であることを特徴とする請求項8に記載の油拡散ポンプの制御方法。
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