JP5687321B1 - 電動機駆動装置、およびそれを内蔵した電動機、ならびにそれを搭載した空気調和機 - Google Patents

電動機駆動装置、およびそれを内蔵した電動機、ならびにそれを搭載した空気調和機 Download PDF

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Abstract

【課題】ディスクリート型のツェナーダイオードを制御部の速度指令電圧入力端子に外部接続した構成において、インバータの最大出力の低下を抑制し、インバータの最大出力を保証することが可能な電動機駆動装置、およびそれを内蔵した電動機、ならびにそれを搭載した空気調和機を得ること。【解決手段】速度指令電圧の最大値のばらつき範囲の下限値をインバータ3の出力が最大となる速度指令電圧入力端子4aの電圧値のばらつき範囲の上限値よりも大きい値とし、ツェナーダイオード5の降伏電圧のばらつき範囲の上限値が速度指令電圧入力端子4aの入力電圧の絶対最大定格値よりも小さく、且つ、インバータ3の動作時において、ツェナーダイオード5の降伏電圧の下限値がインバータ3の出力が最大となる速度指令電圧入力端子4aの電圧値のばらつき範囲の上限値よりも大きくなるように、インバータ3の発熱によりツェナーダイオード5を加熱する。【選択図】図1

Description

本発明は、電動機の固定子巻線に駆動電流を供給するインバータと、外部から入力される速度指令電圧に基づきインバータを駆動制御する制御部とを具備した電動機駆動装置、およびそれを内蔵した電動機、ならびにそれを搭載した空気調和機に関する。
従来、インバータを制御する制御部を静電気やノイズから保護する保護用ツェナーダイオードを制御用電源ラインと接地ラインとの間に具備した構成が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2005−237063号公報
一般に、上述した保護用ツェナーダイオードは、制御部を構成するICの内部に形成される。このIC内部に形成される保護用ツェナーダイオードは、静電気によるサージ電圧やノイズを除去するものであり、降伏電圧(ツェナー電圧)以上の定常的な電圧の印加、つまり、定常的に電流を流す用途には適していない。
ところで、制御部に入力される速度指令電圧は、電動機外部に設けられた専用ICやマイコンIC等で構成された速度指令電圧生成部により生成される。このとき、制御部の速度指令電圧入力端子への電圧値が制御部の入力電圧の絶対最大定格値を超えないように、速度指令電圧の可変範囲を設定する必要があるが、速度指令電圧生成部の電源電圧のばらつきを考慮して、速度指令電圧の可変範囲を設定すると、制御部側のインバータ出力に対する入力端子電圧のばらつき範囲と速度指令電圧のばらつき範囲とが重なり、速度指令電圧を最大としてもインバータの出力が最大とならない場合が生じる。ここで、制御部側の設計を変更して制御部側のインバータ出力に対する入力端子電圧のばらつき範囲が速度指令電圧のばらつき範囲と重ならないようにすることも可能であるが、この場合には、制御部を構成するIC等のハードウェアの設計を変更する必要がある。一方、速度指令電圧の可変範囲を十分に広く設定した場合、速度指令電圧生成部の電源電圧のばらつきにより、速度指令電圧の可変範囲の上限付近において、制御部を構成するIC内部に形成される保護用ツェナーダイオードの降伏電圧(ツェナー電圧)以上の電圧が定常的に印加されると、IC内部の保護用ツェナーダイオードの温度が異常上昇する虞がある。また、速度指令電圧生成部の電源電圧のばらつきを抑制する場合には、DCDCコンバータ等を用いて速度指令電圧生成部の電源電圧を生成する必要がある。
ここで、制御部を構成するICの内部に形成可能な保護用ツェナーダイオードよりも降伏電流(ツェナー電流)の大きいディスクリート型のツェナーダイオードを速度指令電圧入力端子に外部接続することも考えられる。しかしながら、このディスクリート型のツェナーダイオードを接続した場合においても、個体バラツキや温度特性により降伏電圧(ツェナー電圧)が低下し、速度指令電圧を最大としてもインバータの出力が最大とならない場合がある、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ディスクリート型のツェナーダイオードを制御部の速度指令電圧入力端子に外部接続した構成において、インバータの最大出力の低下を抑制し、インバータの最大出力を保証することが可能な電動機駆動装置、およびそれを内蔵した電動機、ならびにそれを搭載した空気調和機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる電動機駆動装置は、電動機の固定子巻線に駆動電流を供給するインバータと、外部から入力される速度指令電圧に基づき前記インバータを駆動制御する制御部とを具備した電動機駆動装置であって、アノードが接地され、カソードが前記制御部の速度指令電圧入力端子に外部接続されたディスクリート型のツェナーダイオードを備え、前記速度指令電圧の最大値のばらつき範囲の下限値は、前記インバータの出力が最大となる前記速度指令電圧入力端子の電圧値のばらつき範囲の上限値よりも大きい値であり、前記ツェナーダイオードは、降伏電圧のばらつき範囲の上限値が前記速度指令電圧入力端子の入力電圧の絶対最大定格値よりも小さく、且つ、前記インバータの動作時において、降伏電圧の下限値が前記インバータの出力が最大となる前記速度指令電圧入力端子の電圧値のばらつき範囲の上限値よりも大きくなるように、当該インバータの発熱により加熱されることを特徴とする。
本発明によれば、ディスクリート型のツェナーダイオードを制御部の速度指令電圧入力端子に外部接続した構成において、インバータの最大出力の低下を抑制し、インバータの最大出力を保証することが可能な電動機駆動装置、およびそれを内蔵した電動機、ならびにそれを搭載した空気調和機を得ることができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる電動機駆動装置、およびこの電動機駆動装置に出力する速度指令電圧を生成する速度指令電圧生成部の接続構成の一例を示す図である。 図2は、実施の形態にかかる電動機駆動装置に出力する速度指令電圧を生成する速度指令電圧生成部の細部構成の一例を示す図である。 図3は、実施の形態にかかる電動機駆動装置の制御部およびインバータの細部構成の一例を示す図である。 図4は、図1に示すツェナーダイオードを具備していない構成における速度指令電圧とPWM信号のDutyとの関係を示す図である。 図5は、実施の形態にかかる電動機駆動装置における速度指令電圧とPWM信号のDutyとの関係を示す図である。 図6は、ツェナーダイオードの温度特性の一例を示す図である。 図7は、制御用ICの近傍にツェナーダイオードを配置した例を示す図である。 図8は、パワーICの近傍にツェナーダイオードを配置した例を示す図である。 図9は、実施の形態にかかる電動機駆動装置において、ツェナーダイオードをパワーICの近傍に配置した場合における速度指令電圧とPWM信号のDutyとの関係を示す図である。 図10は、制御部とインバータとを1つのパワーICのパッケージ内に封止した実施の形態にかかる電動機駆動装置の一構成例を示す図である。 図11は、2チップ構成における実施の形態にかかる電動機の断面図である。 図12は、1チップ構成における実施の形態にかかる電動機の断面図である。 図13は、実施の形態にかかる空気調和機の室内機および室外機の概観図である。
以下に添付図面を参照し、本発明の実施の形態にかかる電動機駆動装置、およびそれを内蔵した電動機、ならびにそれを搭載した空気調和機について説明する。なお、以下に示す実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、実施の形態にかかる電動機駆動装置、およびこの電動機駆動装置に出力する速度指令電圧を生成する速度指令電圧生成部の接続構成の一例を示す図である。図1に示すように、実施の形態にかかる電動機駆動装置1は、速度指令電圧を生成する速度指令電圧生成部2に接続され、主たる構成要素として、図示しない電動機の固定子巻線に駆動電流を供給するインバータ3と、速度指令電圧生成部2から入力される速度指令電圧に基づきインバータ3を駆動制御する制御部4とを具備している。図1に示す例では、電動機側に設けられた電動機駆動装置1と電動機外部に設けられた速度指令電圧生成部2とがリード線100で接続された例を示している。
また、本実施の形態では、制御部4の速度指令電圧入力端子4aと接地との間にディスクリート型のツェナーダイオード5が外部接続され、このツェナーダイオード5に流れる電流を制限する電流制限抵抗5aを備えている。これらツェナーダイオード5および電流制限抵抗5aを具備する技術的意義については後述する。
図2は、実施の形態にかかる電動機駆動装置に出力する速度指令電圧を生成する速度指令電圧生成部の細部構成の一例を示す図である。
図2に示す例では、速度指令電圧生成部2は、マイクロプロセッサベースのコントローラICであるMCU11およびRCフィルタ回路12を含み構成されている。
MCU11内部のPWM生成部19により速度指令PWM信号が生成され、この速度指令PWM信号をRCフィルタ回路12によりアナログ電圧信号に変換することにより、速度指令PWM信号のDutyと比例する速度指令電圧が生成される。
また、図2に示す例では、RCフィルタ回路12は、バッファ13、フォトカプラ14、抵抗15,16,17、およびコンデンサ18を含み構成されている。
フォトカプラ14は、電動機の故障等により速度指令電圧に高電圧が印加されることを想定したものであり、このフォトカプラ14にて絶縁されることにより、速度指令電圧に高電圧が印加されることを防止している。また、この場合には、フォトカプラ14の入力電流がMCU11内部のPWM生成部19によりドライブできる電流より大きくなるので(例えば、1mA以上)、電流増幅用のバッファ13を設けている。なお、これらバッファ13およびフォトカプラ14の有無により、本発明が限定されるものではない。また、図2に示す例では、ツェナーダイオード5に流れる電流は抵抗16により制限されるため、図1に示す電流制限抵抗5aは不要である。
なお、図2に示す例では、MCU11内部のPWM生成部19により速度指令PWM信号を生成し、この速度指令PWM信号をRCフィルタ回路12によりアナログ電圧信号に変換して速度指令電圧を生成する例について説明したが、MCU11内部の図示しないDAC機能を用いて、速度指令電圧を生成してもよい。また、MCU11を用いず、DAC機能のみを有するDACICを用いて、速度指令電圧を生成してもよいことは言うまでもない。なお、MCU11内部のDAC機能、あるいはDACICを用いて速度指令電圧を生成する場合には、後述するツェナーダイオード5の熱耐力を考慮して、出力電流が小さい(例えば、10mA以下)DACを用いればよい。
図3は、実施の形態にかかる電動機駆動装置の制御部およびインバータの細部構成の一例を示す図である。
図3に示す例では、パワーIC10aを構成するインバータ3は、複数のスイッチング素子がブリッジ接続されて構成されている。
インバータ3を構成するスイッチング素子としては、例えば、図3に示すIGBTであってもよいし、MOSFETであってもよい。また、これらをSi(シリコン)系半導体により形成した構成であってもよいし、例えば、SiC(炭化珪素)やGaN(窒化ガリウム)系材料、またはダイヤモンド等のワイドバンドギャップ(以下、「WBG」という)半導体により形成した構成であってもよい。
また、図3に示す例では、制御用IC10bを構成する制御部4は、三角波生成回路6、コンパレータ7、および駆動部8を含み構成されている。
速度指令電圧生成部2から入力された速度指令電圧と三角波生成回路6により生成された三角波とがコンパレータ7により比較されて、Dutyが速度指令電圧と比例するPWM信号が生成される。このPWM信号が駆動部8内の図示しない三相分配回路により三相のPWM信号に分配され、図示しないゲートドライブ回路によりインバータ3を構成する各スイッチング素子の駆動信号が生成され、各スイッチング素子に入力されることにより、固定子9の三相の固定子巻線にそれぞれ駆動電流が供給される。
なお、図3に示す例では、固定子巻線の結線をスター形結線としているが、デルタ型結線であってもよい。
つぎに、本実施の形態にかかる電動機駆動装置において、ディスクリート型のツェナーダイオード5および電流制限抵抗5aを具備する技術的意義について、図1、図2、図4および図5を参照して説明する。図4は、図1に示すツェナーダイオードを具備していない構成における速度指令電圧とPWM信号のDutyとの関係を示す図である。また、図5は、実施の形態にかかる電動機駆動装置における速度指令電圧とPWM信号のDutyとの関係を示す図である。なお、以下の説明では、PWM信号のDutyに対する制御部4の速度指令電圧入力端子4aの電圧値のばらつき、速度指令電圧のばらつき、ツェナーダイオード5の降伏電圧(ツェナー電圧)のばらつき等を想定して説明している。これらのばらつき要因としては、各部電源電圧のばらつき、温度特性、部品個体ばらつき等が考えられる。なお、本実施の形態では、制御部4を構成するIC等のハードウェアの設計は変更しないことを前提としている。
図4および図5において、斜線部で示す領域は、PWM信号のDutyに対する制御部4の速度指令電圧入力端子4aの電圧値のばらつき範囲を示している。図4および図5に示す例では、インバータ3の出力が0、つまり、PWM信号のDutyが0%となる速度指令電圧入力端子4aの電圧値のばらつき範囲が1.6V〜2.4Vであり、インバータ3の出力が最大、つまり、PWM信号のDutyが100%となる速度指令電圧入力端子4aの電圧値のばらつき範囲が4.8V〜6.1Vであり、速度指令電圧入力端子4aの入力電圧の絶対最大定格値が6.6Vである場合の例を示している。
また、図1および図2に示す例では、商用電源をトランスにより変圧して整流した直流電源を速度指令電圧生成部2に供給する場合の例を示している。この場合、速度指令電圧生成部2の電源電圧のばらつきが大きく(図1および図2に示す例では、13.5V〜16.1V)、この電源電圧の分圧値となる速度指令電圧のばらつきも大きくなる。
ツェナーダイオード5を具備していない構成では、制御部4の速度指令電圧入力端子4aへの電圧値、つまり、速度指令電圧が速度指令電圧入力端子4aの入力電圧の絶対最大定格値(6.6V)を超えないように、速度指令電圧の可変範囲を設定する必要がある。なお、図4に示す例では、速度指令電圧の最大値のばらつき範囲が5.2V〜6.6Vとなる例を示している。
この場合には、図4に示すように、速度指令電圧の最大値のばらつき範囲の下限値(5.2V)は、インバータ3の出力が最大となる速度指令電圧入力端子4aの電圧値のばらつき範囲の上限値(6.1V)を下回ることとなり、速度指令電圧の最大値が5.2V、インバータ3の出力が最大となる速度指令電圧入力端子4aの電圧値が6.1Vである場合には、PWM信号のDutyが約78%となる。つまり、速度指令電圧の最大値のばらつき範囲の下限値がインバータ3の出力が最大となる速度指令電圧入力端子4aの電圧値のばらつき範囲の上限値を下回り、速度指令電圧の最大値のばらつき範囲とインバータ3の出力が最大となる速度指令電圧入力端子4aの電圧値のばらつき範囲とが重なる範囲が大きい(図4に示す例では、5.2V〜6.1V)場合には、インバータ3の最大出力が著しく低下することとなる。
一方、実施の形態にかかる電動機駆動装置では、ツェナーダイオード5の降伏電圧(ツェナー電圧)のばらつき範囲の上限値は、速度指令電圧入力端子4aの入力電圧の絶対最大定格値よりも小さく、且つ、ツェナーダイオード5の降伏電圧(ツェナー電圧)の定格値は、インバータ3の出力が最大となる速度指令電圧入力端子4aの電圧値のばらつき範囲の上限値よりも大きいものとする。図5に示す例では、降伏電圧(ツェナー電圧)の定格値が6.2V、動作温度が−5℃〜135℃である場合のばらつき範囲が6.0V〜6.5Vのツェナーダイオード5を設けている。これにより、速度指令電圧がツェナーダイオード5の降伏電圧(6.0V〜6.5V)以上である場合でも、電流制限抵抗5aを介した速度指令電圧入力端子4aの電圧値は、ツェナーダイオード5の降伏電圧(6.0V〜6.5V)以下に制限され、速度指令電圧入力端子4aの入力電圧の絶対最大定格値(6.6V)を超えることはない。
したがって、例えば、図5に示すように、速度指令電圧の最大値のばらつき範囲を6.2V〜7.2Vとし、速度指令電圧の最大値のばらつき範囲の下限値(ここでは、6.2V)がインバータ3の出力が最大となる速度指令電圧入力端子4aの電圧値のばらつき範囲の上限値(ここでは、6.1V)よりも大きくなるように設定しても、ツェナーダイオード5および電流制限抵抗5aにより、速度指令電圧入力端子4aへの入力電圧の最大値のばらつき範囲は、ツェナーダイオード5の降伏電圧のばらつき範囲(6.0V〜6.5V)内に制限され、このツェナーダイオード5の降伏電圧のばらつき範囲、つまり、速度指令電圧入力端子4aへの入力電圧の最大値のばらつき範囲とインバータ3の出力が最大となる速度指令電圧入力端子4aの電圧値のばらつき範囲とが重なる範囲が小さくなり(図5に示す例では、6.0V〜6.1V)、インバータ3の最大出力の低下を抑制することが可能となる。なお、図5に示した例では、ツェナーダイオード5の降伏電圧のばらつき範囲とインバータ3の出力が最大となる速度指令電圧入力端子4aの電圧値のばらつき範囲とが重なる例を示したが、さらに、ツェナーダイオード5の降伏電圧のばらつき範囲の下限値がインバータ3の出力が最大となる速度指令電圧入力端子4aの電圧値のばらつき範囲の上限値よりも大きくなるようにすれば、インバータ3の最大出力を保証することができる。
ここで、図2に示す例において、制御部4の速度指令電圧入力端子4aの電圧値が速度指令電圧入力端子4aの入力電圧の絶対最大定格値(ここでは、6.6V)を超えない仕組みについて説明する。速度指令電圧がツェナーダイオード5の降伏電圧(ここでは、6.0V〜6.5V)を超えると、ツェナーダイオード5に電流が流れるようになり、この分だけ抵抗16に流れる電流が増加する。これにより、抵抗16における電圧降下が大きくなり、速度指令電圧入力端子4aの電圧値が低下し、ツェナーダイオード5の降伏電圧(6.0V〜6.5V)で安定する。これにより、速度指令電圧入力端子4aの電圧値が速度指令電圧入力端子4aの入力電圧の絶対最大定格値(6.6V)を超えることはない。
また、図1に示すように、電動機駆動装置1と速度指令電圧生成部2とがリード線100(例えば、400mm程度)で接続されている場合、このリード線100に静電気によるサージ電圧やノイズが重畳する可能性がある。本実施の形態では、制御部4の速度指令電圧入力端子4aに設けたツェナーダイオード5により、このような静電気によるサージ電圧やノイズを除去することができる。
なお、制御部4を構成するIC内部に形成可能な静電気によるサージ電圧やノイズを除去するための保護用ツェナーダイオードでは、降伏電流(ツェナー電流)が小さいため、本実施の形態のように速度指令電圧が定常的に保護用ツェナーダイオードの降伏電圧(ツェナー電圧)以上となると、温度が異常上昇して熱破壊を招く虞がある。このため、本実施の形態では、制御部4を構成するIC内部に形成可能な保護用ツェナーダイオードよりも降伏電流(ツェナー電流)の大きいディスクリート型のツェナーダイオード5を速度指令電圧入力端子4aに外部接続した構成としている。これにより、速度指令電圧が定常的にツェナーダイオード5の降伏電圧(ツェナー電圧)以上となる場合でも、自身の異常温度上昇を抑制してそれに伴う熱破壊を防止するのみならず、制御部4を構成するIC内部に保護用ツェナーダイオードが形成されている場合でも、この保護用ツェナーダイオードに定常的に降伏電圧(ツェナー電圧)以上の電圧が印加されるのを防ぐことができる。
一方で、図5に示すように、ツェナーダイオード5の動作温度が−5℃〜135℃である例では、インバータ3の出力が最大、つまり、PWM信号のDutyが100%となる速度指令電圧入力端子4aの電圧値のばらつき範囲が4.8V〜6.1Vであるのに対し、ツェナーダイオード5の降伏電圧のばらつき範囲が6.0V〜6.5Vであるので、速度指令電圧入力端子4aの電圧値のばらつき範囲の上限値(6.1V)がツェナーダイオード5の降伏電圧のばらつき範囲の下限値(6.0V)を上回っている。このため、PWM信号のDutyが100%となる速度指令電圧入力端子4aの電圧値が6.1V、ツェナーダイオード5の降伏電圧が6.0Vである場合には、図5に示すように、PWM信号のDutyが最大でも約97%となる。つまり、ツェナーダイオード5の降伏電圧のばらつきによりPWM信号のDutyが100%とならない場合がある。
図6は、ツェナーダイオードの温度特性の一例を示す図である。また、図7は、制御用ICの近傍にツェナーダイオードを配置した例を示す図である。また、図8は、パワーICの近傍にツェナーダイオードを配置した例を示す図である。図7、図8に示す例では、電動機内蔵基板45上にパワーIC10a、制御用IC10b、およびツェナーダイオード5を配置した例を示している。
図7に示すように、制御用IC10bに付随する部品であるツェナーダイオード5は、制御用IC10bの近傍に配置されるのが一般的である。
また、一般に、インバータ3を含み構成されるパワーIC10aは、インバータ3を構成するスイッチング素子のスイッチング動作により、制御部4を含み構成される制御用IC10bよりも高温となる。
ここで、一般にツェナーダイオードの降伏電圧(ツェナー電圧)は、温度の上昇に伴い上昇する。つまり、例えば、図6に示すように、−5℃の環境下において降伏電圧(ツェナー電圧)の下限値が6.0Vであっても、25℃の環境下では降伏電圧(ツェナー電圧)の下限値が上昇する(図6に示す例では6.1V)。
したがって、本実施の形態では、図8に示すように、制御用IC10bに付随する部品であるツェナーダイオード5を、インバータ3を含み構成されるパワーIC10aの近傍に配置する。つまり、インバータ3の動作時において、パワーIC10aの発熱によりツェナーダイオード5を加熱することにより、インバータ3の最大出力の低下をさらに抑制し、ツェナーダイオード5の降伏電圧が速度指令電圧入力端子4aの電圧値のばらつき範囲の上限値(6.1V)を下回らないようにしている。
図9は、実施の形態にかかる電動機駆動装置において、ツェナーダイオードをパワーICの近傍に配置した場合における速度指令電圧とPWM信号のDutyとの関係を示す図である。
図8に示すように、ツェナーダイオード5をパワーIC10aの近傍に配置し、インバータ3の動作時において、パワーIC10aの発熱によりツェナーダイオード5を加熱することにより、例えば、図9に示すように、ツェナーダイオード5の動作温度を25℃〜135℃とし、ツェナーダイオード5の降伏電圧のばらつき範囲を6.1V〜6.5Vとした場合には、インバータ3の出力が最大、つまり、PWM信号のDutyが100%となる速度指令電圧入力端子4aの電圧値のばらつき範囲が4.8V〜6.1Vであるのに対し、ツェナーダイオード5の降伏電圧が速度指令電圧入力端子4aの電圧値のばらつき範囲の上限値(6.1V)を下回ることがない。したがって、インバータ3の最大出力を保証することができる。
図10は、制御部とインバータとを1つのパワーICのパッケージ内に封止した実施の形態にかかる電動機駆動装置の一構成例を示す図である。上述した図3に示す例では、パワーIC10aと制御用IC10bとからなる2チップ構成とした例を示したが、図10に示すように、制御部4とインバータ3とを1つのパワーIC10のパッケージ内に封止した1チップ構成とした場合においても、同様の効果を得ることができる。つまり、インバータ3の動作時において、パワーIC10の発熱によりツェナーダイオード5を加熱することにより、2チップ構成である場合と同様に、インバータ3の最大出力の低下をさらに抑制することができ、インバータ3の最大出力を保証することができる。
図11は、2チップ構成における実施の形態にかかる電動機の断面図である。また、図12は、1チップ構成における実施の形態にかかる電動機の断面図である。実施の形態にかかる電動機駆動装置1は、例えば、図11、図12に示すようなブラシレスDCモータに内蔵することができる。
図11、図12に示すブラシレスDCモータ(電動機)200について説明する。電磁鋼板を積層され構成される固定子鉄心41と固定子巻線42を絶縁するため、固定子鉄心41と一体成型されたインシュレータ43を有する。インシュレータ43と一体成型された固定子鉄心41の各スロットに固定子巻線42が巻きつけられ、固定子40が構成される。電動機駆動装置1(図3、図10参照)の各構成要素や、回転子20の位置を検知するホールIC49を含む回路を備える電動機内蔵基板45は、出力側軸受21aと固定子40との間にて回転軸23の軸線方向に対して垂直に配置され、インシュレータ43に固定される。また、電動機内蔵基板45のインバータ3と固定子巻線42は、巻線端子44を介して接続される。電動機内蔵基板45には、速度指令電圧生成部2(図1参照)を含む外部回路と接続するリード線100(図1参照)を接続するためのコネクタ48が配置される。固定子40をモールド樹脂50で成形したモールド固定子51は、固定子40と電動機内蔵基板45とを一体成型すると共に、内部に回転子20を収容可能に形成された凹部が設けられてる。
回転子20は、モールド固定子51の内側に配置され固定子鉄心41と対向して回転軸23の外周側に配置された永久磁石で構成される回転子マグネット24を有する。センサマグネット22は、電動機内蔵基板45のホールIC49の近傍になるように、回転軸23を円中心とし回転子20に配置される。回転子マグネット24は、フェライト磁石、または、希土類磁石にて構成される。
回転軸23の一端には回転自在に支持する出力側軸受21aを有する。回転軸23の他端には回転自在に支持する反出力側軸受21bを有する。
導電性ブラケット30は、モールド固定子51の凹部の開口部を塞ぐようにしてモールド固定子51の内周部に嵌め込まれると共に、反出力側軸受21bの外輪が内側に嵌め込まれる。
このように、固定子40と電動機内蔵基板45とをモールド樹脂50で一体成型することにより、電動機内蔵基板45上に配置されたパワーIC10a(10)からツェナーダイオード5に効率よく加熱することができる。
図13は、実施の形態にかかる空気調和機の室内機および室外機の概観図である。上述した実施の形態にかかる電動機200は、例えば、図13に示すような空気調和機300の室内機301および室外機302に適用することができる。
図13に示す空気調和機300について説明する。空気調和機300は、室内機301と、室内機301に接続される室外機302とを備える。室内機301は、室内機用送風機(図示せず)を搭載し、室外機302は、室外機用送風機(図示せず)を搭載している。これら室外機用送風機および室内機用送風機の駆動源として、上述した実施の形態にかかる電動機200を搭載している。
なお、上述した実施の形態にかかる電動機200は、空気調和機の他にも、例えば換気扇、家電機器、工作機などに搭載して利用することができる。
以上説明したように、実施の形態の電動機駆動装置、およびそれを内蔵した電動機、ならびにそれを搭載した空気調和機によれば、速度指令電圧を生成する速度指令電圧生成部に接続され、主たる構成要素として、電動機の固定子巻線に駆動電流を供給するインバータと、速度指令電圧生成部から入力される速度指令電圧に基づきインバータを駆動制御する制御部とを具備した構成において、制御部の速度指令電圧入力端子と接地との間に、制御部を構成するIC内部に形成可能な保護用ツェナーダイオードよりも降伏電流(ツェナー電流)の大きいディスクリート型のツェナーダイオードを外部接続し、このツェナーダイオードの降伏電圧(ツェナー電圧)のばらつき範囲の上限値を速度指令電圧入力端子の入力電圧の絶対最大定格値よりも小さく、且つ、ツェナーダイオードの降伏電圧(ツェナー電圧)の定格値をインバータの出力が最大となる速度指令電圧入力端子の電圧値のばらつき範囲の上限値よりも大きいものとしたので、速度指令電圧の最大値のばらつき範囲の下限値がインバータの出力が最大となる速度指令電圧入力端子の電圧値のばらつき範囲の上限値よりも大きくなるように設定しても、速度指令電圧入力端子への入力電圧の最大値のばらつき範囲は、ツェナーダイオードの降伏電圧のばらつき範囲内に制限され、速度指令電圧入力端子の入力電圧の絶対最大定格値以下に保たれる。また、ツェナーダイオードの降伏電圧のばらつき範囲、つまり、速度指令電圧入力端子への入力電圧の最大値のばらつき範囲とインバータの出力が最大となる速度指令電圧入力端子の電圧値のばらつき範囲とが重なる範囲が小さくなり、インバータの最大出力の低下を抑制することが可能となる。つまり、速度指令電圧生成部の電源電圧のばらつき、延いては、速度指令電圧のばらつきを抑制するためにDCDCコンバータ等を用いることなく、安価な回路構成で、また、速度指令電圧の入力側ハードウェアの設計を変更することなく、速度指令電圧入力端子の電圧値をツェナーダイオードの降伏電圧以下に制限しつつ、インバータの最大出力の低下を抑制することが可能となる。
また、インバータを含み構成されるパワーICの発熱によりツェナーダイオードを加熱するようにしたので、インバータの最大出力の低下をさらに抑制することが可能となり、ツェナーダイオードの降伏電圧のばらつき範囲の下限値をインバータの出力が最大となる速度指令電圧入力端子の電圧値のばらつき範囲の上限値よりも大きくすることにより、インバータの最大出力を保証することが可能となる。
また、電動機駆動装置と速度指令電圧生成部とがリード線で接続されている場合、このリード線に静電気によるサージ電圧やノイズが重畳する可能性があるが、本実施の形態では、制御部の速度指令電圧入力端子に設けたツェナーダイオードにより、このような静電気によるサージ電圧やノイズを除去することができる。
また、制御部の外部に、制御部を構成するIC内部に形成可能な保護用ツェナーダイオードよりも降伏電流(ツェナー電流)の大きいディスクリート型のツェナーダイオードを具備した構成としているので、速度指令電圧が定常的にツェナーダイオードの降伏電圧(ツェナー電圧)以上となる場合でも、自身の異常温度上昇を抑制してそれに伴う熱破壊を防止するのみならず、制御部を構成するIC内部に保護用ツェナーダイオードが形成されている場合でも、この保護用ツェナーダイオードに定常的に降伏電圧(ツェナー電圧)以上の電圧が印加されるのを防ぐことができる。
また、固定子と電動機内蔵基板とをモールド樹脂で一体成型することにより、電動機内蔵基板上に配置されたパワーICからツェナーダイオードに効率よく加熱することができる。
なお、上述した実施の形態にかかる電動機駆動装置のインバータ用のスイッチング素子として、WBG半導体により形成されたスイッチング素子を用いてもよいことを述べたが、このWBG半導体により形成されたスイッチング素子を用いることによる効果は、上述した効果にとどまらない。
例えば、WBG半導体で形成されたスイッチング素子は、耐電圧性が高く、許容電流密度も高いため、小型化が可能であり、これら小型化されたスイッチング素子を用いてパワーICを構成することにより、パワーICの小型化が可能となる。
また、WBG半導体で形成されたスイッチング素子は、耐熱性も高いため、パワーICの冷却手段を簡素化することが可能であるので、このパワーICを実装した電動機駆動装置や、それを内蔵した電動機の小型化が可能となる。
さらに、パワーICの冷却手段を簡素化することで、ツェナーダイオードへの加熱効率をより高めることができ、電動機内蔵基板上の部品配置の自由度を増すことができる。
また、以上の実施の形態に示した構成は、本発明の構成の一例であり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能であることは言うまでもない。
以上のように、本発明は、インバータの最大出力の低下を抑制し、インバータの最大出力を保証することができる発明として有用であり、特に、ディスクリート型のツェナーダイオードを制御部の速度指令電圧入力端子に外部接続した構成に適している。
1 電動機駆動装置、2 速度指令電圧生成部、3 インバータ、4 制御部、5 ツェナーダイオード、5a 電流制限抵抗、6 三角波生成回路、7 コンパレータ、8 駆動部、9 固定子、10,10a パワーIC、10b 制御用IC、11 MCU、12 RCフィルタ回路、13 バッファ、14 フォトカプラ、15,16,17 抵抗、18 コンデンサ、19 PWM生成部、20 回転子、21a 出力側軸受、21b 反出力側軸受、22 センサマグネット、23 回転軸、24 回転子マグネット、30 導電性ブラケット、40 固定子、41 固定子鉄心、42 固定子巻線、43 インシュレータ、44 巻線端子、45 電動機内蔵基板、48 コネクタ、49 ホールIC、50 モールド樹脂、51 モールド固定子、100 リード線、200 電動機、300 空気調和機、301 室内機、302 室外機。

Claims (8)

  1. 電動機の固定子巻線に駆動電流を供給するインバータと、外部から入力される速度指令電圧に基づき前記インバータを駆動制御する制御部とを具備した電動機駆動装置であって、
    アノードが接地され、カソードが前記制御部の速度指令電圧入力端子に外部接続されたディスクリート型のツェナーダイオードを備え、
    前記速度指令電圧の最大値のばらつき範囲の下限値は、前記インバータの出力が最大となる前記速度指令電圧入力端子の電圧値のばらつき範囲の上限値よりも大きい値であり、
    前記ツェナーダイオードは、
    降伏電圧のばらつき範囲の上限値が前記速度指令電圧入力端子の入力電圧の絶対最大定格値よりも小さく、且つ、前記インバータの動作時において、降伏電圧の下限値が前記インバータの出力が最大となる前記速度指令電圧入力端子の電圧値のばらつき範囲の上限値よりも大きくなるように、当該インバータの発熱により加熱されることを特徴とする電動機駆動装置。
  2. 前記インバータを含み構成されるパワーICと前記制御部を含み構成される制御用ICとからなる2チップ構成であり、
    前記ツェナーダイオードは、前記パワーICの近傍に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の電動機駆動装置。
  3. 前記インバータおよび前記制御部を含み構成されるパワーICからなる1チップ構成であり、
    前記ツェナーダイオードは、前記パワーICの近傍に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の電動機駆動装置。
  4. 前記速度指令電圧入力端子への前記速度指令電圧の印加経路に抵抗を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動機駆動装置。
  5. 前記インバータを構成するスイッチング素子のうちの少なくとも1つがワイドバンドギャップ半導体で形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動機駆動装置。
  6. 前記ワイドバンドギャップ半導体は、炭化珪素、窒化ガリウム系材料またはダイヤモンドであることを特徴とする請求項5に記載の電動機駆動装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の電動機駆動装置が実装された電動機内蔵基板を内蔵し、固定子と前記電動機内蔵基板とがモールド樹脂で一体成型されたことを特徴とする電動機。
  8. 請求項7に記載の電動機を搭載したことを特徴とする空気調和機。
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