JP5687176B2 - 改装サッシユニット、改装サッシユニットの取付方法、及び、改装サッシユニットを有する窓ユニット - Google Patents

改装サッシユニット、改装サッシユニットの取付方法、及び、改装サッシユニットを有する窓ユニット Download PDF

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Description

本発明は、改装に用いられる改装サッシユニット、改装サッシユニットの取付方法、及び、改装サッシユニットを有する窓ユニットに関する。
建物等の改装において、窓を含む部位を改装する場合には、例えば、既に設けられている既設サッシが有する既設枠にて形成される開口より、改装された窓の開口の方が小さくなる場合がある(例えば、特許文献1参照)。また、特に浴室では、改装時に防犯性を考慮して窓を小さくすることを要求される場合があり、洗面所では、改装に伴って備えた、洗面台と鏡や収納家具とが一体となった大型の所謂洗面化粧台によって既設枠にて形成される開口の一部が塞がれることがある。
特開2004−270289号公報
上記のような改装においては、既設枠にて形成される開口の内側の領域であって、改装された開口の外側の領域は、既設サッシ側から見ると、改装された開口の周りに壁の裏側が露出し、見映えが悪い。また、大型の洗面化粧台によって既設枠にて形成される開口の一部が塞がれた場合にも、既設サッシ側から見ると、洗面化粧台の裏側が露出し見映えが悪い。このため、既設枠にて形成される開口の一部に壁を形成して塞ぐことは可能であるが、施工が煩雑であるとともに費用が嵩む一方で、長年経過した周りの既設の壁と統一性がなく見映えが悪いという課題がある。さらに、壁を施工する業者と、サッシを改装する業者とは別なので、スケジュールの調整が煩雑であるとともに、さらに費用が高騰するという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、既設枠の内周側に透光性を有する領域と遮光性を有する領域と設けることが可能であり、安価で施工性が良く、美観にも優れた改装サッシユニット、改装サッシユニットの取付方法、及び、改装サッシユニットを有する窓ユニットを提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の改装サッシユニットは、既設サッシが有する既設枠の内周側に設けられる改装サッシユニットであって、前記既設枠にて形成される既設枠開口より小さな開口を形成する改装開口枠、及び、前記改装開口枠に設けられ透光性を有する透光性面材、を備えた改装透光性サッシと、前記既設枠開口の内周側の領域のうち、前記改装透光性サッシにより占められる領域を除く領域に設けられる改装外領域枠、及び、前記改装外領域枠の内側を覆って閉塞し遮光性を有する遮光性面材、を備えた改装遮光性パネルと、前記改装透光性サッシ及び前記改装遮光性パネルを前記既設枠に接合する接合部材と、を有し、前記接合部材は、前記改装開口枠と前記改装外領域枠とを連結する連結部材と、連結された前記改装開口枠と前記改装外領域枠とを一体とするサブユニットの状態にて、前記既設枠に固定する固定部材と、を有することを特徴とする改装サッシユニットである。
このような改装サッシユニットによれば、既設枠開口より小さな開口を形成する改装開口枠及び透光性面材を備えた改装透光性サッシと、既設枠開口の内周側の領域のうち、改装透光性サッシにより占められる領域を除く領域に設けられる改装外領域枠及び改装外領域枠の内側を覆って閉塞し遮光性を有する遮光性面材を備えた改装遮光性パネルを既設枠に接合部材を用いて取り付けるだけで、容易に、既設枠の内周側に既設枠開口より小さな透光性を有する窓を備えるとともに、窓が設けられない領域を、遮光性を有する面材で閉塞することが可能である。例えば、既設枠の内周側の一部の領域を閉塞すべく壁を形成する場合には、従来の方法では既設枠を取り外さなければならず、また、形成された壁は既存の壁と差が生じるため、美観が損なわれる虞がある。上記改装サッシユニットによれば、既設サッシの既設枠内に改装透光性サッシと改装遮光性パネルを設けるので、施工が容易かつ安価であるとともに、既設枠、改装透光性サッシ、改装遮光性パネルが統一された外観が得られるので、美観に優れた改装サッシユニットを提供することが可能である。ここで、透光性を有する面材とは、無色透明の面材のみならず、磨り硝子及び着色されているガラスや樹脂など、光を透過する、所謂透光性を有する面材であれば構わない。
また、改装開口枠と改装外領域枠とが連結部材にて連結され、連結された改装開口枠と改装外領域枠とが接合部材にて既設枠に接合されるので、改装開口枠と改装外領域枠とを個々に既設枠と接合することはない。このため、施工現場での作業を削減し、容易にかつ短時間にて改装することともに、コストも低減することが可能である。
かかる改装サッシユニットであって、前記改装透光性サッシは、前記透光性面材を備え、開閉自在に設けられる障子を有することが望ましい。
このような改装サッシユニットによれば、改装透光性サッシは、透光性面材を備え、開閉自在に設けられる障子を有するので、透光性を有する窓を開閉することが可能である。このため採光のみならず換気も可能なサッシを設けることが可能である。
かかる改装サッシユニットであって、前記改装透光性サッシと前記改装遮光性パネルとは、少なくともいずれか一方が複数設けられていることとしても良い。
このような改装サッシユニットによれば、改装透光性サッシ及び改装遮光性パネルが複数設けられる場合には、既設枠開口内を、透光性を有する領域と遮光性を有する領域とを適宜分けることが可能である。このため、施工現場に応じて透光性を有する領域と遮光性を有する領域との配置に対する自由度が高い改装サッシユニットを提供することが可能である。
また、既設サッシが有する既設枠の内周側に設けられる改装サッシユニットの取付方法であって、前記既設枠にて形成される既設枠開口より小さな開口を形成し当該開口に透光性を有する面材が設けられる改装開口枠と、前記既設枠開口の内周側領域のうち、前記改装開口枠により占められる領域を除く領域に設けられ遮光性を有する面材が組み込まれる改装外領域枠と、を連結部材で連結して一体のサブユニットとするサブユニット形成工程と、前記サブユニットを固定部材により前記既設枠に固定して前記既設枠と前記サブユニットとを接合する接合工程と、を有することを特徴とする改装サッシユニットの取付方法である。
このような改装サッシユニットの取付方法によれば、既設枠開口より小さな開口を形成する改装開口枠と、既設枠開口の内周側の領域のうち、改装開口枠により占められる領域を除く領域に設けられ遮光性を有する面材が組み込まれる改装外領域枠とを連結して一体のサブユニットとして、既設枠に接合されるので、現場での施工が容易である。このため、容易な施工にて、既設枠開口の内周側に開閉自在な領域と閉塞される領域とを設けることが可能である。
また、改装開口枠と改装外領域枠とが連結部材にて連結され、連結された改装開口枠と改装外領域枠とが接合部材にて既設枠に接合されるので、改装開口枠と改装外領域枠とを個々に既設枠と接合することはない。このため、施工現場での作業を削減し、容易にかつ短時間にて改装することともに、コストも低減することが可能である。
また、前記改装サッシユニットが、2つの空間の境界に設けられており、前記改装遮光性パネルの、前記2つの空間の一方の空間側に、前記既設枠開口の上下に位置する躯体間にわたって設けられる新設柱と、前記既設枠が取り付けられている躯体と前記新設柱との間に亘って設けられる面材と、を有することを特徴とする改装サッシユニットを有する窓ユニットである。
このような、改装サッシユニットを有する窓ユニットによれば、改装サッシユニットの既設枠開口より小さな改装開口枠に設けられた改装透光性サッシにより占められる領域を除く領域に設けられる改装遮光性パネルの一方の空間側に、既設枠開口の上下に位置する躯体間にわたって設けられる新設柱と、既設枠が取り付けられている躯体との間に亘って面材が設けられるので、改装後に、必要な大きさの透光性を有する開口部を確保しつつ、耐力壁や断熱材を設けるスペースを確保することが可能である。
また、新設柱及びこの新設柱と躯体との間に亘って設けられる面材は、既設枠に改装サッシユニットを備えるときに施工するので、施工が容易であるとともに、より綺麗に仕上げることが可能である。特に、既存の建物に外部からブレースやパネルを取り付けて耐震補強する場合と異なり、美観を損なうことなく耐震補強することが可能である。
かかる改装サッシユニットを有する窓ユニットであって、前記2つの空間は、室内側空間と室外側空間であり、前記一方の空間は前記室内側空間であり、前記面材は、前記室内側の空間の内壁をなす壁面材であることが望ましい。
このような改装サッシユニットを有する窓ユニットによれば、面材が改装遮光性パネルの室内側に設けられるので、室内側から施工することが可能であり、また、改装遮光性パネルの室内側に、室内側の空間の壁面をなす内壁面を設けることが可能である。
かかる改装サッシユニットを有する窓ユニットであって、前記面材は、構造用の耐力面材であることが望ましい。
このような改装サッシユニットを有する窓ユニットによれば、面材が構造用の耐力面材なので、より耐震性を高めることが可能である。
かかる改装サッシユニットを有する窓ユニットであって、前記改装遮光性パネルと前記面材との間には断熱材が設けられていることが望ましい。
このような改装サッシユニットを有する窓ユニットによれば、改装遮光性パネルと面材との間に断熱材が設けられているので、断熱性を高めることが可能である。
本発明によれば、既設枠の内周側に透光性を有する領域と遮光性を有する領域と設けることが可能であり、安価で施工性が良く、美観にも優れた改装サッシユニット、改装サッシユニットの取付方法、及び、改装サッシユニットを有する窓ユニットを提供することが可能である。
本実施形態に係る改装サッシユニットにおける改装開閉サッシ側を説明するための縦断面図である。 本実施形態に係る改装サッシユニットにおける改装閉塞パネル側を説明するための縦断面図である。 本実施形態に係る改装サッシユニットにおける改装サッシを説明するための横断面図である。 本実施形態に係る改装サッシユニットのサブユニットの構成を説明するための斜視図である。 本実施形態に係る改装サッシユニットのサブユニットの既設枠への固定方法を説明するための斜視図である。 改装開閉サッシと改装閉塞パネルとの組み合わせの一部を例示する模式図である。 本実施形態に係る改装サッシユニットを有する窓ユニットを説明するための縦断面図である。 本実施形態に係る改装サッシユニットを有する窓ユニットを説明するための横断面図である。
以下、本発明の第1実施形態に係る改装サッシユニット、改装サッシユニットの取付方法、及び、改装サッシユニットを有する窓ユニットについて図面を参照して説明する。
本実施形態の改装サッシユニット1は、図1〜図3に示すように、新たに取り付けられる改装透光性サッシとしての改装開閉サッシ10及び改装遮光性パネルとしての改装閉塞パネル20を有する改装サッシ5と、改装サッシ5を取り付けるための接合部材であって、改装開閉サッシ10の改装開口枠11及び改装閉塞パネル20の改装外領域枠としての改装閉塞枠21を連結する連結部材としての下枠接合部材36、連結方立38、上枠補助部材44、及び、改装開口枠11及び改装閉塞枠21を既設枠50に固定するための固定部材としての上枠接合部材35、縦枠接合部材37、下枠ブラケット39、上枠接合部材固定金具40、縦枠接合部材固定金具42、閉塞枠上固定金具43と、を有している。
以下の説明においては、建物等に取り付けられた状態の既設枠50及び改装サッシ5を室内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向または見付け方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。また、改装サッシユニットが備える各部材は、単体として説明する場合であっても、建物等に形成された建物開口2に取り付けられた状態で上下方向、見付け方向、見込み方向等となる方向にて方向を特定して説明する。また、建物開口2の上部に取り付けられる枠部材の下側、建物開口2の下部に取り付けられる枠部材の上側、建物開口2の左側に取り付けられる枠部材の右側、建物開口2の右側に取り付けられる枠部材の左側を、建物開口2及び枠部材の中央側又は内側として説明する。
以下の実施形態においては、建物に既に設けられている既存の既設枠50と、既設枠50を建物開口2の内側から覆うように改装される改装サッシ5とが登場するが、同じ名称を有する部位、部材には、各名称の前に「既設」または「改装」を付して説明する。例えば、既設枠が有する下枠や縦枠等は、既設下枠、既設縦枠等とし、改装サッシ5が有する縦枠や障子等は、改装縦枠、改装障子等として説明する。
既設サッシの既設枠50は、引き違い障子用の枠体であり、既設サッシの既設障子(不図示)が案内される既設レール51a、51b、52a、52bを有する既設上枠51及び既設下枠52と、既設障子の既設戸先框(不図示)と係合する既設係合片53aを有する左右の既設縦枠53とが矩形状に枠組みされて建物開口2に設けられている。尚、既設上枠51、既設下枠52、及び、左右の既設縦枠53は押出成形部材であり、左右の既設縦枠53は、既設障子と係合する既設係合片53aの形状及び位置は異なるものの、互いにほぼ左右対称の形状をなしている。ここで、既設上枠51及び既設下枠52と、左右の既設縦枠53とが矩形状に枠組みされた既設枠の内周側に形成される開口が既設枠開口に相当する。
既設枠50は、既設上枠51が躯体3をなす窓まぐさ3aに、既設下枠52が躯体3をなす窓台3bに、左右の既設縦枠53が躯体3をなす柱(方立)3cにそれぞれ固定されている。
既設上枠51は、既設内障子(不図示)を案内するための既設内上レール51aと、既設外障子(不図示)を案内するための既設外上レール51bと、既設網戸(不図示)を案内するための既設網戸上レール51cと、室内側にて鉛直な面を形成する室内側上壁部51dとを有している。既設内上レール51a、既設外上レール51b、既設網戸上レール51cは、上端側にて繋がっており、室内側上壁部51dは既設内上レール51aの室内側に設けられている。また、既設上枠51は、上部に設けられ上方に向かって突出された固定フィン51eにて窓まぐさ3aに固定されている。
既設内上レール51a、既設外上レール51b、既設網戸上レール51cは、いずれも見付け方向の全域に渡って鉛直方向に垂設された板状の部位である。そして、室内側から室内側上壁部51d、既設内上レール51a、既設外上レール51b、既設網戸上レール51cの順で配置され、見込み方向に互いに間隔を隔てて対面するように設けられている。また、既設内上レール51aと既設外上レール51bとの下端は、ほぼ同じ位置まで延出されている。
既設下枠52は、既設内障子(不図示)を案内するための既設内下レール52aと、既設外障子(不図示)を案内するための既設外下レール52bと、既設網戸(不図示)を案内するための既設網戸下レール52cと、室内側にて鉛直な面を形成する室内側下壁部52dとが、見込み方向に互いに間隔を隔てて設けられている。
既設内下レール52a、既設外下レール52b、既設網戸下レール52cは、いずれも見付け方向の全域に渡って上方に突出させて設けられた板状の部位である。そして、室内側から室内側下壁部52d、既設内下レール52a、既設外下レール52b、既設網戸下レール52c、の順で、見込み方向に互いに間隔を隔てて配置されている。また、室内側下壁部52d及び既設内下レール52aと、既設外下レール52bと、既設網戸下レール52cとは、室内側から室外側に向かって順次低くなるように階段状に形成されている。
既設下枠52は、室内側の部位が窓台3b上に載置されるとともに下方に向かって突出された固定フィン52eにて窓台3bに固定されている。
既設縦枠53は、見込み方向に沿う平面でなる既設縦枠本体部53bと、既設縦枠本体部53bから建物開口2の中央側に突出され既設障子の既設戸先框が係合される既設係合片53aと、既設縦枠本体部53bの室内側にて室内に臨む面を形成する室内縦壁部53cと、既設枠50の室外側にて配置され既設縦枠本体部53bから建物開口2の中央側に突出され既設網戸の既設縦框に挿入される既設挿入片53dと、既設挿入片53dと見付け方向において反対側に既設縦枠本体部53bから突出された固定フィン53eと、を有している。
改装サッシユニット1が有する改装サッシ5は、既設枠50にて形成される既設枠開口より小さな開口を形成する改装開口枠11、及び、改装開口枠11に開閉自在に設けられ透光性を有する透光性面材としてのガラスが設けられた改装障子12を有する改装開閉サッシ10と、既設枠開口の内周側の領域のうちの改装開閉サッシ10により占められる領域を除く領域に設けられる改装外領域枠としての改装閉塞枠21、及び、改装閉塞枠21の内側を覆って閉塞し遮光性を有する遮光性面材としての外装板22とを有する改装遮光パネルとしての改装閉塞パネル20と、を有している。改装開閉サッシ10及び改装閉塞パネル20は、建物等の建物開口2に直接新設可能な一般的なサッシである。すなわち、改装専用のサッシではない。
改装開閉サッシ10の改装開口枠11も引き違い障子用の枠体であり、改装開閉サッシ10の改装障子12が案内される改装レール13a、13b、14a、14bを有する改装開閉上枠13及び改装開閉下枠14と、左右の改装開閉縦枠15が矩形状に枠組みされている。改装開閉上枠13、改装開閉下枠14、及び、左右の改装開閉縦枠15は押出成形部材であり、左右の改装開閉縦枠15は改装障子12a、12bとの改装係合片15aを除いて互いに左右対称の形状をなしている。
改装開閉上枠13は、改装内障子12aを案内するための改装内上レール13aと、改装外障子12bを案内するための改装外上レール13bと、改装網戸70を案内するための改装網戸上レール13cとが、見込み方向に互いに間隔を隔てて設けられている。改装内上レール13aと、改装外上レール13bと、改装網戸上レール13cとは、改装開閉上枠13の見付け方向の全域に渡って鉛直方向に垂設されている。また、改装網戸上レール13cは、改装開閉上枠13の最も室外側に設けられている。改装開閉上枠13の室内側の端部には、水平方向に延出されて改装開閉上枠13を躯体3に固定するための固定片13dが設けられている。
また、改装開閉上枠13は、改装内上レール13aと改装外上レール13bとの間にて分断されており、室外側の部位と室内側の部位とが断熱材72を介して接合されて断熱性が確保されている。
改装開閉上枠13の、断熱材72より室外側の部位の上面は、見込み方向の中央より室内側がほぼ水平面をなし、中央より室外側は室外側に向かって低くなるように僅かな傾斜が設けられた滑らかな面をなしている。また、断熱材72より室内側は、室外側の部位より低く窪みが形成されている。このため、改装開閉上枠13は、水平面をなす部位より上方に突出しないように形成されている。また、改装開閉上枠13の上面にはL字状をなす上枠補助部材44が、改装開閉上枠13の室外側に偏らせて固定されており、L字状をなす一方をなす水平板部44aが、改装開閉上枠13の上面水平面をなす部位にビスにて固定されており、他方の鉛直板部44bが、室外側にて水平板部44aより上方に立ち上がっている。そして、鉛直板部44bの室外側の面は、改装網戸上レール13cの室外側の面とほぼ同一平面をなすように配置されている。
改装開閉下枠14は、改装内障子12aを案内するための改装内下レール14aと、改装外障子12bを案内するための改装外下レール14bと、改装網戸70を案内するための改装網戸下レール14cとが、見込み方向に互いに間隔を隔てて設けられている。改装開閉下枠14の室内側の端部は、改装サッシ5の室内側に設けられた改装額縁60と対向する平面を有する額縁対向部14dが設けられている。額縁対向部14dの下端は、後述する下枠接合部材36に設けられた額縁支持部材41に当接されるとともに、額縁支持部材41に設けられた鉛直壁部41aにビス65にて固定される。
額縁対向部14dと改装内下レール14aとを繋ぐ部位のほぼ中央には、下方に延出されて下枠接合部材36に支持される室内側脚部14eと、改装内下レール14aの下方に延出されて下枠接合部材36に支持される中央脚部14fと、改装外下レール14bの下方に延出されて下枠接合部材36に支持される室外側脚部14gと、を有し、中央脚部14fと室外側脚部14gとが下端側にて連結された連結部14hを有している。また、連結部14hから室外側に、改装網戸下レール14cとほぼ同じ位置まで延出された延出部14iが形成され、延出部14iの先端には、下枠接合部材36と係合する開閉下枠係合部14kが設けられている。
改装開閉縦枠15は、見込み方向に沿う平面を有する改装縦枠本体部15bと、改装縦枠本体部15bから建物開口2の中央側に突出され改装障子12a、12bの改装戸先框12cが係合される改装係合片15aと、改装縦枠本体部15bの室内側の縁部から改装開口枠11の外周側に突出され縦枠接合部材37の室内側に配置される室内側係合部15cと、改装縦枠本体部15bの室内側の縁部から改装開口枠11の内周側に突出された縦枠内突出部15dと、改装開口枠11の最も室外側に配置され改装縦枠本体部15bから改装開口枠11の内周側に突出され改装網戸70の改装縦框70aに挿入される改装挿入片15eと、改装開口枠11の室外側の縁部に改装挿入片15eと見付け方向において反対側に突出された改装縦枠縁部15fと、を有している。ここで、左側の改装開閉縦枠15の室内側係合部15cは、改装開口枠11に連結方立38が取り付けられる際に連結方立38の閉塞枠外係合部38gと係合する。
改装閉塞パネル20の改装閉塞枠21は、所謂FIX障子用の枠体であり、本実施形態においては、面材として遮光性を有する外装板22が固定されている。
改装閉塞枠21は、改装閉塞上枠23及び改装閉塞下枠24と、左右の改装閉塞縦枠25が矩形状に枠組みされている。改装閉塞上枠23、改装閉塞下枠24、及び、左右の改装閉塞縦枠25は押出成形部材であり、左右の改装閉塞縦枠25は互いに左右対称の形状をなしている。
改装閉塞上枠23は、改装開閉上枠13の上面と同様に、見込み方向の中央より室内側がほぼ水平面をなし、中央より室外側は室外側に向かって低くなるように僅かな傾斜が設けられた滑らかな面をなす改装上枠上板部23aと、改装上枠上板部23aの室外側の縁部から垂設され、改装開閉上枠13の改装網戸上レール13cと同じ室外側の面を形成する上枠垂板部23bと、改装上枠上板部23aの見込み方向におけるほぼ中央から垂設され、下端部に外装板を室外側から保持する外装板上保持部23cを備えた上枠外側垂壁部23dと、改装上枠上板部23aの室内側の縁部近傍から垂設された上枠内側垂壁部23eと、上枠外側垂壁部23dの上下方向におけるほぼ中央にて水平方向に延出されて上枠内側垂壁部23eの下端と連結する上枠連結部23fと、上枠内側垂壁部23eの下端近傍から室内方向に延出されて下面に上押縁26を取り付けるための上アタッチメント27が係止されるアタッチメント係止部23gと、アタッチメント係止部23gの室内側の縁から上方に延出された上枠内壁部23hと、を有している。
改装上枠上板部23aの上面には、改装開閉上枠13と同様に、L字状をなす上枠補助部材44が、改装閉塞上枠23の室外側に偏らせて固定されており、L字状をなす一方をなす水平板部44aが、改装閉塞上枠23の上面水平面をなす部位にビスにて固定されており、他方の鉛直板部44bが、室外側にて水平板部44aより上方に立ち上がっている。そして、鉛直板部44bの室外側の面は、改装網戸上レール13c及び上枠垂板部23bの室外側の面とほぼ同一平面をなすように配置されている。
改装閉塞下枠24は、見込み方向におけるほぼ中央から上方に立設され、上端部に外装板を室外側から保持する外装板下保持部24aを備えた下枠外側壁部24bと、下枠外側壁部24bの上下方向におけるほぼ中央から室内側に向かって延出されほぼ水平をなす下枠水平板部24cと、下枠水平板部24cの室内側の縁から上方に立設されて改装サッシ5の室内側に設けられた改装額縁60と対向する平面を有する額縁対向部24dと、下枠水平板部24cの室内側の縁から下方に垂設された下枠垂壁部24eと、下枠水平板部24cの見込み方向におけるほぼ中央から垂設されて後述する下枠接合部材36に支持される中央脚部24fと、中央脚部24fの下端から室外側に延出されて下枠接合部材36に載置される下枠底板部24gと、中央脚部24fの上下方向における中央から室外側に延出された中央延出部24hと、下枠底板部24gと中央延出部24hとを室外側にて上下に繋ぐ上下連結部24iと、上下連結部24iから室外側に、既設網戸下レール52cとほぼ同じ位置まで延出された延出部24jが形成され、延出部24jの先端には、下枠接合部材36と係合する閉塞下枠係合部24kが設けられている。下枠外側壁部24bの下端は中央延出部24hと繋がっている。また、下枠水平板部24cは、中央脚部24fの室内側にて分断されており、室外側の部位と室内側の部位とが断熱材72を介して接合されて断熱性が確保されている。下枠水平板部24cの断熱材72より室内側には、下押縁28が嵌合される下押縁嵌合部24lが設けられている。
改装閉塞縦枠25は、見込み方向に沿う平面を有する改装閉塞縦枠本体部25aと、改装閉塞縦枠本体部25aから建物開口2の中央側に突出されて先端部に外装板を室外側から保持する外装板縦保持部25bを備えた縦枠外側壁部25cと、改装閉塞縦枠本体部25aの最も室内側にて見付け方向に沿う面を形成する室内側壁部25dと、改装閉塞縦枠本体部25aの室外側の縁が外装板縦保持部25bと反対側に突出されて縦枠接合部材37と係合する係合縁部25eと、を有している。室内側壁部25dの改装閉塞縦枠本体部25aより建物開口2の中央側に突出している部位が、縦押縁29を取り付けるための縦アタッチメント30が係止されるアタッチメント係止部25fをなし、アタッチメント係止部25fと反対側に突出された室内側縦突出部25gを形成している。ここで、左右の改装閉塞縦枠25は、同一の部材がその形状が左右対称となるように配置されている。
上枠接合部材35は、アルミニウム製の押し出し成形部材である。
上枠接合部材35は、既設上枠51の下方を覆い平坦な下面をなして改装開閉上枠13が固定される上枠固定板部35aと、上枠固定板部35aの室外側の端部側にて上方に突出させて設けられ既設上枠51に室内側から当接される既設上枠当接部35bと、上枠固定板部35aの室外側の縁から下方に突出させて設けられ改装開閉上枠13が室内側から当接される改装上枠当接部35cとを有している。
上枠固定板部35aは、ほぼ平坦な板状をなし、取り付けられた際に既設上枠51の既設内上レール51aより室内側に突出し、突出した部位が既設上枠51と対向して既設内上レール51aとともに躯体3の下方に位置するように形成されている。
上枠接合部材固定金具40は、既設内上レール51a及び既設外上レール51bの下縁に当接され、既設内上レール51aの室内側及び既設外上レール51bの室外側に延び下面が平坦な2つのレール当接部40aと、2つのレール当接部40a間を繋ぎ上方に窪んだ部位が水平面を有する連結部40bと、を備えたアルミニウム製の押出成形部材である。上枠接合部材固定金具40は、連結部40bの水平面をなす水平板部40cと2つの当接部40aとを繋ぐ部位が既設外上レール51bにビス止めされて既設上枠51に固定されている。
閉塞枠上固定金具43は、改装閉塞上枠23の上枠内壁部23hに室内側からビス止めされる部材である。閉塞枠上固定金具43は、上枠内壁部23hに当接されて固定される固定壁部43aと、固定壁部43aの上縁から上方に向かって室内側に傾斜する板部でなる固定傾斜板部43bとを有し、閉塞枠上固定金具43が上枠内壁部23hにビス止めされて、固定傾斜板部43bを貫通するビス68が躯体3に螺合されることにより閉塞枠上固定金具43が固定されて改装閉塞枠21が躯体3に固定される。
下枠接合部材36は、アルミニウム製の押し出し成形部材であり、室外側は既設下枠52に固定された下枠ブラケット39を介して既設下枠52に固定されている。
下枠接合部材36は、室内側にて鉛直面を形成する室内側鉛直壁部36aと、室内側鉛直壁部36aの上下方向におけるほぼ中央から室外側に延出され、改装開閉下枠14の室内側脚部14e及び改装閉塞下枠24の下枠垂壁部24eが載置される内脚部載置部36bと、内脚部載置部36bの室外側の縁から垂下された部位の下縁から室外側に延出された下室外側延出部36cと、下室外側延出部36cの室外側縁部に設けられ、改装開閉下枠14の開閉下枠係合部14k及び改装閉塞下枠24の閉塞下枠係合部24kと係合する係合凹部36dと、係合凹部36dから下方に垂設され、既設網戸下レール52cに下枠ブラケット39を介して固定される室外側固定部36eと、室内側鉛直壁部36aの下端側から室内側に向かって下方に傾斜して躯体3に螺合されるビス68にて固定される室内側下固定片36fと、を有している。
下枠ブラケット39は、既設下枠52の既設外下レール52bの室外側に当接されてビス止めされるレール固定部39aと、レール固定部39aがビス止めされた状態で、既設外下レール52bと既設網戸下レール52cとの間に位置して下端が既設下枠52上に載置される下接合部材固定部39bとが上方で繋がったアルミニウム製の押出成形部材である。下枠接合部材36の室外側固定部36eは、レール固定部39aがビス止めされた下枠ブラケット39の下接合部材固定部39bに室外側固定部36eを貫通するビスにて固定されている。
左右の既設縦枠53と改装開閉サッシ10及び改装閉塞パネル20との間に介在される縦枠接合部材37は、同一のアルミニウム製押出成形部材であり、左右の向きが異なるように配置される。ここでは、左の既設縦枠53と改装閉塞パネル20との間に介在される左の縦枠接合部材37を例に挙げて説明する。
左の縦枠接合部材37は、水平断面形状が見込み方向に長いほぼ長方形状をなす中空部37aを有し、長方形状をなす中空部37aの室外側の面をなす室外縦壁部37bは、右側、すなわち建物開口2の中央側に延出されて、改装閉塞縦枠25の係合縁部25eと係合する係合部37cが形成されている。また、長方形状をなす中空部37aの室内側の面をなす室内縦壁部37dも右側、すなわち建物開口2の中央側に延出されており、延出された先端が改装閉塞縦枠25が有する改装閉塞縦枠本体部25aの左側面に当接される改装縦枠側延出部37eをなしている。また、室内縦壁部37dの左側縁部から室内方向に延出されて躯体3に螺合されるビス68にて固定される室内側縦固定片37fが設けられている。室内側縦固定片37fは、室外側に向かって漸次左側に傾斜する傾斜部分を有している。
左の縦枠接合部材37が改装閉塞パネル20の左の改装閉塞縦枠25と組み合わされたときに、左の縦枠接合部材37の室内縦壁部37dは、改装閉塞縦枠25の室内側縦突出部25gの室外側に間隔を隔てって配置されており、室内縦壁部37dと室内側縦突出部25gとの間には、室内縦壁部37dと室内側縦突出部25gとの間を繋ぐ中継板部42aと、中継板部42aの左側端から延出されて室内側縦固定片37fと重なる室内側縦傾斜片42bとを有する縦枠接合部材固定金具42が設けられている。縦枠接合部材37と縦枠接合部材固定金具42とは、室内縦壁部37dと中継板部42aとがビスにて固定されて一体をなし、室内側縦固定片37fと室内側縦傾斜片42bとが重なった状態にて躯体3に螺合されるビス68が貫通されて躯体3に固定される。
改装開閉サッシ10と改装閉塞パネル20との間に介在される接合部材としての連結方立38は、見込み方向においてほぼ中央より室内側に配置されるほぼ矩形状の中空部38aと、中空部38aを形成する改装開閉サッシ10側の右壁部38bと直線状に繋がって室外側に延出された外側壁部38cと、外側壁部38cの室外側の縁からから改装開閉サッシ10側に延出されて、改装開閉縦枠15の改装縦枠縁部15fと係合する開閉枠外係合部38dと、外側壁部38cの室外側の縁からから改装閉塞パネル20側に延出されて、改装閉塞縦枠25の係合縁部25eと係合する閉塞枠外係合部38eと、右壁部38bと繋がって室内側に延出された内側右壁部38fと、内側右壁部38fの室内側の縁から改装開閉サッシ10側に延出されて改装開閉縦枠15の室内側係合部15cと係合する閉塞枠外係合部38gと、中空部を形成する改装閉塞パネル20側の左壁部38hと直線状に繋がって室内側に延出され内側左壁部38iと、内側左壁部38iの室内側の縁から改装閉塞パネル20側に延出されて改装閉塞縦枠25の室内側縦突出部25gと係合する閉塞枠外係合部38jと、を有している。
本実施形態の改装サッシユニット1の取付方法は、まず図4に示すように、改装開口枠11と改装閉塞枠21とに、上枠補助部材44と下枠接合部材36と縦枠接合部材37と連結方立38とを組み付けることにより、改装開口枠11と改装閉塞枠21とが一体をなすサブユニット7を形成する(サブユニット形成工程)。
具体的には、まず、改装開口枠11と改装閉塞枠21との間に連結方立38にて連結する。このとき、連結方立38と改装開閉縦枠15とは、連結方立38の開閉枠外係合部38dと左側の改装開閉縦枠15の改装縦枠縁部15fとを係合させ、連結方立38の閉塞枠外係合部38gと左側の改装開閉縦枠15の室内側係合部15cとを係合させ、閉塞枠外係合部38gの改装開口枠11側に延出されている部位と室内側係合部15cとが見込み方向に重なった部位を室内側からビスにて固定する。
また、連結方立38と改装閉塞縦枠25とは、連結方立38の閉塞枠外係合部38eと右側の改装閉塞縦枠25の係合縁部25eとを係合させ、連結方立38の閉塞枠外係合部38jと右側の改装閉塞縦枠25の室内側縦突出部25gとを係合させ、閉塞枠外係合部38jの改装開口枠11側に延出されている部位と室内側縦突出部25gとが見込み方向に重なった部位を室内側からビスにて固定する。このとき、改装閉塞枠21の改装閉塞上枠23には、閉塞枠上固定金具43を予め取り付けておく。
そして、連結された改装開口枠11と改装閉塞枠21の上側に、上枠補助部材44を固定し、連結された改装開口枠11と改装閉塞枠21の下側に下枠接合部材36を固定し、改装開口枠11の右側と改装閉塞枠21の左側とに、それぞれ縦枠接合部材37を固定する。このとき、改装開閉上枠13と改装閉塞上枠23との上部には、改装開閉上枠13と改装閉塞上枠23とに架け渡して上枠補助部材44をビス止めする。
また、改装開閉下枠14の開閉下枠係合部14k及び改装閉塞下枠24の閉塞下枠係合部24kを、改装開閉下枠14と改装閉塞下枠24との下側に亘って設けられる下枠接合部材36の室外側固定部36eに係合させるとともに、改装開閉下枠14の室内側脚部14e及び改装閉塞下枠24の下枠垂壁部24eを下枠接合部材36の室内側鉛直壁部36aとを見込み方向に対向させて重ね合わせ、ビス65にて仮固定する。また、左右の縦枠接合部材37には、予め縦枠接合部材固定金具42を、改装縦枠側延出部37eと中継板部42aとが、室内側縦固定片37fと室内側縦傾斜片42bとがそれぞれ重なるように配置してビスにて接合しておく。
そして、縦枠接合部材固定金具42が取り付けられた左右の縦枠接合部材37の係合部37cと改装閉塞縦枠25の係合縁部25eをそれぞれ係合させるとともに、改装縦枠側延出部37eの先端を改装閉塞縦枠本体部25aの左側に当接させて室内側壁部25dと室内側縦固定片37f及び室内側縦傾斜片42bとをビスにて固定する。そして、上枠補助部材44の上方から、また、下枠接合部材36の下方から、それぞれビスを連結方立38に螺合するとともに、改装開閉下枠14と改装閉塞下枠24とにわたるように形成された連結プレート48を下枠接合部材36の室外側から当接させてビスにて改装開閉下枠14と改装閉塞下枠24とを固定して、サブユニット7を形成する。
サブユニット7は、図5に示すように、既設上枠51に上枠接合部材固定金具40を介して固定された上枠接合部材35と、既設下枠52に固定された下枠ブラケット39を介して既設枠50に取り付けられる(接合工程)。
具体的には、まず、サブユニット7の下端側が室外側に位置し、上端側が室内側に位置するようにサブユニット7を傾けた状態にて、室内側から既設枠50の内周側に挿入し、既設下枠52の上に載置する。そして、サブユニット7が有する下枠接合部材36の室外側固定部36eを室外側から下枠ブラケット39の下接合部材固定部39bに当接させるとともに、サブユニット7の上端側を室外方向に移動させる。このとき、改装開閉上枠13の改装網戸上レール13c及び改装閉塞上枠23の上枠垂板部23b及び鉛直板部44bの室外側の面を上枠接合部材35の改装上枠当接部35cに当接させて位置決めする。
位置決めされたサブユニット7は、改装開閉上枠13の固定片13dの下方から、改装閉塞上枠23に設けられた閉塞枠上固定金具43の固定傾斜板部43bの室内側から、下枠接合部材36の室内側下固定片36fの室内側から、縦枠接合部材固定金具42の室内側縦傾斜片42b及び縦枠接合部材37の室内側縦固定片37fの室内側から、それぞれ貫通させたビスを躯体3に螺合して固定する。また、室外側からは、下枠接合部材36の室外側固定部36eを貫通するビスを下枠ブラケット39の下接合部材固定部39bに螺合させて固定する。
最後に、改装開閉下枠14の室内側脚部14e及び改装閉塞下枠24の下枠垂壁部24eと下枠接合部材36の室内側鉛直壁部36aとを仮固定しておいたビス65を一旦外し、室内側から額縁支持部材41の鉛直壁部41aを当接させて、鉛直壁部41aとともにビス65にて本固定し、改装額縁60を取り付ける。
本実施形態の改装サッシユニット1によれば、既設枠開口より小さな開口を形成する改装開口枠11及び開閉自在な障子12を備えた改装開閉サッシ10と、改装開口枠11より外側の領域に設けられる改装閉塞枠21及び改装閉塞枠21の内側を覆う外装板22を有する改装閉塞パネル20を既設枠50に上枠接合部材35、下枠接合部材36、縦枠接合部材37を用いて取り付けるだけで、容易に、既設枠50の内周側に既設枠開口より小さな開口を備え、透光性を有する改装開閉サッシ10を設けるとともに、既設枠50の内周側の領域のうちの改装開閉サッシ10が占める領域を除く領域を、遮光性を有する面材にて閉塞することが可能である。例えば、従来のように既設枠50の内周側の一部の領域を閉塞すべく壁を形成する場合には、既設枠50を取り外さなければならず、また、形成された壁は既存の壁と差が生じるため、美観が損なわれる虞がある。上記改装サッシユニット1によれば、既設サッシの既設枠50内に改装開閉サッシ10と改装閉塞パネル20を設けるので、施工が容易かつ安価であるとともに、既設枠50、改装開閉サッシ10、改装閉塞パネル20が統一された外観が得られるので、美観に優れた改装サッシユニット1を提供することが可能である。
また、外装板22は遮光性を有するので、外装板22によって閉塞された領域の裏側が外部に露出することを防止することが可能である。そして、改装開閉サッシ10は、透光性面材を備え、開閉自在に設けられる障子12を有するので、透光性を有し開閉可能な窓を備えることが可能である。このため、既設枠開口の内周側の一部を内部が露出しないように閉塞するとともに、採光及び換気も可能な窓を備えたサッシに、容易に改装することが可能である。
また、改装開口枠11と改装閉塞枠21とが下枠接合部材36、連結方立38、上枠補助部材44にて連結され、連結された改装開口枠11と改装閉塞枠21とが既設枠50に接合されるので、改装開口枠11と改装閉塞枠21とを個々に既設枠50と接合しない。このため、施工現場での作業を削減し、容易にかつ短時間にて改装することが可能である。このため、コストも低減することが可能である。
また、上記改装サッシユニットの取付方法によれば、既設枠開口より小さな開口を形成する改装開口枠11と、既設枠開口の内周側にて改装開口枠11より外側の領域を閉塞する外装板22が組み込まれた改装閉塞パネル20とを連結して一体のサブユニット7として、既設枠50に接合されるので、現場での施工が容易である。このため、容易な施工にて、既設枠開口の内周側に開閉自在な領域と閉塞される領域とを設けることが可能である。
上記実施形態においては、改装開閉サッシ10と改装閉塞パネル20とをそれぞれ1つずつ見付け方向に並べて設ける例について説明したが、これに限るものではない。例えば、図6に示すように、改装開閉サッシ10と改装閉塞パネル20の配置は、上下でも良いし、また、改装開閉サッシ10及び改装閉塞パネル20の少なくともいずれかが複数設けられていても構わない。改装開閉サッシ10及び改装閉塞パネル20が複数設けられる場合には、既設枠開口内を開閉可能な領域と閉塞される領域とを適宜分けることが可能である。このとき、改装開閉サッシ10と改装閉塞パネル20とが交互に配置されたり、改装開閉サッシ10同士及び改装閉塞パネル20同士が並べた配置されていても構わない。そして、改装開閉サッシ10と改装閉塞パネル20とを上下方向に並べる場合には、改装開閉サッシ10と改装閉塞パネル20との間には無目45が介在されて連結される。このように、改装開閉サッシ10及び改装閉塞パネル20の少なくともいずれかが複数設けられている場合には、施工現場に応じて開閉可能な領域と閉塞される領域との配置に対する自由度が向上する。
上記実施形態においては、改装透光性サッシを透光性面材としてのガラスを有する引き違い障子を備えた改装開閉サッシ10としたが、改装透光性サッシは引き違い障子用のサッシに限るものではない。例えば、透光性面材としてガラスやポリカーボネートなどの透光性を有する面材を備えた、片引き窓用サッシ、内倒し窓用サッシ、外倒し窓用サッシ、開き窓用サッシ、辷り出し窓用サッシ、FIX窓用サッシなどであっても構わない。特に、FIX窓用のサッシを改装透光性サッシとする場合には、上記実施形態にて用いた改装閉塞パネル20の面材を、透光性を有する面材に変更することにより、共通の改装閉塞枠21を使用すること可能である。
次に上記改装サッシユニットを有する窓ユニット100の一例について説明する。
本窓ユニット100は、室内側空間と室外側空間との2つの空間の境界に位置する既設枠50に設けられた改装サッシユニット1と、当該改装サッシユニット1の改装閉塞パネル20の室内側に設けられる耐力壁102と、を有している。
具体的には、図7、図8に示すように、改装開閉サッシ10と改装閉塞パネル20との間の改装閉塞縦枠25の一方の空間側である室内側の、改装閉塞縦枠25と対向する位置に、上下の躯体3である梁112及び土台110との間に窓台3b、飼い木121、床材122を介して固定された受け材111にわたるように新設柱114が配置され、固定金具(不図示)等を用いて釘120により固定されている。ここで、受け材111は、躯体3である土台110に、飼い木121、床材122を介して釘により固定されているので、土台110と一体となった躯体3とみなされる。
新設柱114は、既存の既設枠50が設けられている部位が含まれて、躯体3に囲まれた領域、本実施形態の例では、既設枠50の下方に位置する土台110と、既設枠50の上方に位置する梁112と、既設枠50の左右に位置する既存の柱3cとに囲まれた領域にて、上下に位置する梁112及び土台110に固定された受け材111にわたるように設けられている。このとき、新設柱114は、既設枠50が取り付けられているまぐさ3aにより上方に位置する梁112まで到達するように、まぐさ3aにおいて新設柱114が貫通する部位は切り欠かれている。また、土台110に固定されている受け材111は、その端部が既存の柱3cと新設柱114と隣接するように設けられており、柱3cと新設柱114固定金具(不図示)等を用いて釘等により固定されている。
そして、既設枠50を囲む躯体3のうちの一方の既存の柱3c、梁112、及び、土台110と新設柱114とにわたらせた構造用の耐力面材としての合板、石膏ボード、中密度繊維板などの繊維板、単板積層材等の壁面材116が固定金具(不図示)等を用いて釘120により固定されて耐力壁102が形成されている。このとき、改装閉塞パネル20と壁面材116との間には断熱材118が設けられている。
本実施形態の窓ユニット100によれば、改装サッシユニット1の、既設枠50の内周側に形成される開口より小さな改装開口枠11に設けられた改装開閉サッシ10により占められる領域を除く領域に設けられる改装閉塞パネル20の室内側に、建物開口2の上下に位置する梁112間にわたって設けられる新設柱114と、既設枠50が取り付けられている既存の柱3cとの間に亘って壁面材116が設けられるので、改装後に、必要な大きさの透光性を有する開口部を確保しつつ、耐力壁や断熱材を設けるスペースを確保することが可能である。
また、新設柱114及びこの新設柱114と既存の柱3cとの間にわたる壁面材116は、既設枠50に改装サッシユニット1を備えるときに施工するので、施工が容易であるとともに、より綺麗に仕上げることが可能である。特に、既存の建物に外部からブレースやパネルを取り付けて耐震補強する場合と異なり、美観を損なうことなく耐震補強することが可能である。
また、壁面材116が改装閉塞パネル20の室内側に設けられるので、室内側から施工施することが可能であり、また、改装閉塞パネル20の室内側に、室内側空間の壁面をなす内壁面を設けることが可能である。このとき、改装閉塞パネル20の室内側に設ける壁面材が、周囲の壁面材116と同一平面をなすように配置すると、納まりを綺麗に仕上げることが可能である。さらに、改装される窓が居室などに設けられた窓の場合には、壁面材116の表面に壁紙などの内装材を設けることにより、より綺麗に仕上げることが可能である。また、壁面材116として表面に内装材などにより化粧が施された壁面材を用いると、より簡単且つ綺麗に仕上げることが可能である。
さらに、面材を合板などの耐力面材としたので、より耐震性を高めることが可能である。この場合にも、耐力面材の表面に壁紙などの内装材を設けることにより、より綺麗に仕上げることが可能であり、表面に内装材などにより化粧が施された耐力面材を用いることにより、より簡単且つ綺麗に仕上げることが可能である。
また、改装閉塞パネル20と壁面材116との間には断熱材118が設けられているので、耐力壁102においても高い断熱性を備えることが可能である。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 改装サッシユニット、7 サブユニット、10 改装開閉サッシ、
11 改装開口枠、12 改装障子、20 改装閉塞パネル、21 改装閉塞枠、
22 外装板、35 上枠接合部材、36 下枠接合部材、37 縦枠接合部材、
38 連結方立、39 下枠ブラケット、40 上枠接合部材固定金具、
42 縦枠接合部材固定金具、43 閉塞枠上固定金具、44 上枠補助部材
100 窓ユニット、102 耐力壁、110 土台、111 受け材、
112 梁、114 新設柱、116 壁面材、118 断熱材

Claims (8)

  1. 既設サッシが有する既設枠の内周側に設けられる改装サッシユニットであって、
    前記既設枠にて形成される既設枠開口より小さな開口を形成する改装開口枠、及び、前記改装開口枠に設けられ透光性を有する透光性面材、を備えた改装透光性サッシと、
    前記既設枠開口の内周側の領域のうち、前記改装透光性サッシにより占められる領域を除く領域に設けられる改装外領域枠、及び、前記改装外領域枠の内側を覆って閉塞し遮光性を有する遮光性面材、を備えた改装遮光性パネルと、
    前記改装透光性サッシ及び前記改装遮光性パネルを前記既設枠に接合する接合部材と、
    を有し、
    前記接合部材は、
    前記改装開口枠と前記改装外領域枠とを連結する連結部材と、
    連結された前記改装開口枠と前記改装外領域枠とを一体とするサブユニットの状態にて、前記既設枠に固定する固定部材と、
    を有することを特徴とする改装サッシユニット。
  2. 請求項1に記載の改装サッシユニットであって、
    前記改装透光性サッシは、前記透光性面材を備え、開閉自在に設けられる障子を有することを特徴とする改装サッシユニット。
  3. 請求項1または請求項に記載の改装サッシユニットであって、
    前記改装透光性サッシと前記改装遮光性パネルとは、少なくともいずれか一方が複数設けられていることを特徴とする改装サッシユニット。
  4. 既設サッシが有する既設枠の内周側に設けられる改装サッシユニットの取付方法であって、
    前記既設枠にて形成される既設枠開口より小さな開口を形成し当該開口に透光性を有する面材が設けられる改装開口枠と、前記既設枠開口の内周側領域のうち、前記改装開口枠により占められる領域を除く領域に設けられ遮光性を有する面材が組み込まれる改装外領域枠と、を連結部材で連結して一体のサブユニットとするサブユニット形成工程と、
    前記サブユニットを固定部材により前記既設枠に固定して前記既設枠と前記サブユニットとを接合する接合工程と、
    を有することを特徴とする改装サッシユニットの取付方法。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の改装サッシユニットは、2つの空間の境界に設けられており、
    前記改装遮光性パネルの、前記2つの空間の一方の空間側に、前記既設枠開口の上下に位置する躯体間にわたって設けられる新設柱と、
    前記既設枠が取り付けられている躯体と前記新設柱との間に亘って設けられる面材と、
    を有することを特徴とする改装サッシユニットを有する窓ユニット。
  6. 請求項に記載の改装サッシユニットを有する窓ユニットであって、
    前記2つの空間は、室内側空間と室外側空間であり、前記一方の空間は前記室内側空間であり、
    前記面材は、前記室内側の空間の内壁をなす壁面材であることを特徴とする改装サッシユニットを有する窓ユニット。
  7. 請求項または請求項に記載の改装サッシユニットを有する窓ユニットであって、
    前記面材は、構造用の耐力面材であることを特徴とする改装サッシユニットを有する窓ユニット。
  8. 請求項乃至請求項のいずれかに記載の改装サッシユニットを有する窓ユニットであって、
    前記改装遮光性パネルと前記面材との間には断熱材が設けられていることを特徴とする改装サッシユニットを有する窓ユニット。
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