JP5685621B2 - 音響チップ - Google Patents

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Description

本発明は、音響チップに関し、特に熱音響チップに関するものである。
一般的に、音響装置は、信号装置及び音波発生器を含む。信号装置は、信号を音波発生器に伝送する。熱音響装置は、熱音響現象を利用した音響装置の一種であり、導電体に交流電流を流すと熱により音が発生する。導電体に交流電流を流すと、熱音響装置に熱が生じ、周辺の媒体へ伝播される。伝播された熱によって生じた熱膨張及び圧力波によって、音波を発生させることができる。
非特許文献1には、熱音響装置が掲載されている。熱音響装置の音波発生器は、カーボンナノチューブフィルムを利用する。カーボンナノチューブフィルムは、比表面積が高く、単位面積当たりの熱容量(2×10−4J/cm・Kより小さい)は低いため、熱音響装置が発生した音波は強く、熱音響周波数(100Hz〜100kHz)は広い。
しかし、この音波発生器は電気エネルギーを熱に転換した後、空気を加熱して、音を発生する。この原理は従来の喇叭のように音を発生させる原理と異なる。従って、熱音響装置を作動させて、音を発生させるために、更に熱音響装置の外部に、独立した駆動回路を設計して、導線などによって熱音響装置に電気的に接続する必要がある。これにより、熱音響装置の使用が不便になり、構造は複雑になり、さらに小型化に不利になる。
中国特許出願公開第101239712号明細書 特開2004107196号公報 特開2006161563号公報
Lin Xiao et al.,"Flexible,Stretchable,Transparent Carbon Nanotube Thin Film Loudspeakers",Nano Letters,Vol.8(12),p.4539−4545
従って、前記課題を解決するために、本発明は構造が簡単であり、生産し易く、小型化を実現し易く、使用に便利な熱音響装置を提供する。
本発明の音響チップは、基板と、音波発生器と、少なくとも一つの第一電極と、少なくとも一つの第二電極と、集積回路チップと、を含み、前記基板は、第一表面を含み、前記音波発生器は、前記基板の第一表面に設置され、前記少なくとも一つの第一電極及び前記少なくとも一つの第二電極は、間隔をあけて設置され、前記音波発生器と電気的にそれぞれ接続され、前記集積回路チップは前記基板に設置され、第一電極及び第二電極とは電気的に接続され、前記集積回路チップには、少なくとも周波数電気信号の電力増幅回路と直流バイアス回路が集積されている。
前記基板の第一表面に複数の突起及び複数の凹部が形成され、前記複数の突起及び前記複数の凹部は交互に設置され、前記凹部の深さは100μm〜200μmである。
前記基板の第二表面に少なくとも一つの凹部が設置され、前記集積回路チップは前記第二表面の少なくとも一つの凹部に設置され、前記基板によって、音波発生器と集積回路チップとは超小型の一体成型構造に集積される。
従来の技術と比べて、本発明の音響チップは、基板によって、音波発生器と集積回路チップとが超小型の一体成型構造に集積されるため、小型化を実現できる。また、前記集積回路チップは、周波数電気信号に対して、電力増幅作用と直流バイアス作用を有し、音響チップを作動でき、別の駆動回路を設計する必要がないため、音響チップの構造は簡単であり、且つ使用に便利である。従って、前記音響チップは、携帯電話、コンピュータ、イヤホンなどの電子素子に用いることができる。
本発明の実施例1における音響チップの構造図である。 本発明の実施例1の音響チップにおけるカーボンナノチューブフィルムの走査型電子顕微鏡写真である。 本発明の実施例1に利用される非ねじれ状カーボンナノチューブワイヤの走査型電子顕微鏡写真である。 本発明の実施例1に利用されるねじれ状カーボンナノチューブワイヤの走査型電子顕微鏡写真である。 本発明の実施例2における音響チップの構造図である。 本発明の実施例3における音響チップの構造図である。 本発明の実施例4における音響チップの構造図である。 本発明の実施例5における音響チップの構造図である。 本発明の実施例6における音響チップの構造図である。 本発明の実施例6における音響チップの平面図である。 本発明の実施例6における音響チップの走査型電子顕微鏡写真である。 本発明の実施例6における有機溶剤で処理した後のカーボンナノチューブワイヤの光学顕微鏡写真である。 本発明の実施例6における音響チップの音の発生の効果図である。 本発明の実施例6における音響チップの音圧レベル―周波数の曲線図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
図1を参照すると、本実施例の音響チップ10は、基板100と、音波発生器102と、第一電極104と、第二電極106と、集積回路チップ108と、を含む。
基板100は、互いに対向する第一表面101及び第二表面103を含む。第一電極104と第二電極106とは、間隔をあけて電気的に絶縁に設置され、音波発生器102と電気的に接続される。基板100が絶縁基板である場合、第一電極104及び第二電極106は、基板100の第一表面101に直接に設置される。また、音波発生器102は、基板100の第一表面101に接触して設置されても良い。又は、第一電極104及び第二電極106によって、音波発生器102を懸架させて設置しても良い。集積回路チップ108は、基板100の表面に設置され、第一電極104及び第二電極106と電気的に接続される。
基板100の形状は制限されず、円形、方形、矩形又は他の形状である。基板100の第一表面101及び第二表面103は、平面或いは曲面である。基板100のサイズは制限されず、必要に応じて選択できる。音響チップ10を製造する際、基板100のサイズは、集積回路チップ108のサイズと基本的に同じであることが好ましい。基板100の面積は、25mm〜100mmであるが、好ましくは、基板100の面積は40mm、60mm或いは80mmである。基板100の厚さは0.2mm〜0.8mmである。基板100の材料は制限されず、特定の強度を有する硬質材料或いは軟質材料である。本実施例において、基板100の材料の抵抗は、音波発生器102の抵抗より大きい。音波発生器102は、基板100の第一表面101に接触して設置された場合、基板100の材料は優れた熱絶縁性を有する必要がある。これにより、音波発生器102が発生させた過量の熱が基板100に吸収されることを防止することができる。基板100の材料はガラス、シリコン、セラミック、石英、ダイヤモンド、ポリマー、酸化ケイ素、金属酸化物或いは木質材料である。本実施例において、基板100は正方形であり、一辺の長さは8mmであり、厚さは0.6mmであり、材料はガラスである。また、基板100の第一表面101は平面である。
音波発生器102は、単位面積当たりの熱容量が非常に低い。本実施例において、音波発生器102の単位面積当たりの熱容量は、2×10−4J/cm・Kより小さい。音波発生器102は導電構造であり、比表面積が大きく、厚さが薄い。これにより、音波発生器102は入力された電気エネルギーを熱に変換し、且つ周辺の媒体と熱を素早く交換することができる。また、音波発生器102は、好ましくは自立構造体である。ここで、自立構造体とは、支持体材を利用しないことでも自身の形態を保持できることを示す。つまり、音波発生器102は、支持体を利用せず、自身の特定の形状を保持する。これにより、音波発生器102は、一部分を懸架して設置できる。また、周辺の媒体と十分に接触でき、熱を伝播することができる。周辺の媒体とは、音波発生器102の外部の媒体であり、内部の媒体を含まない。例えば、音波発生器102が複数のカーボンナノチューブからなる場合、その周辺の媒体は、各カーボンナノチューブの内の媒体を含まない。
本実施例において、音波発生器102は、カーボンナノチューブ構造体を含み、好ましくは、複数のカーボンナノチューブからなるカーボンナノチューブ構造体のみを含む。該カーボンナノチューブ構造体は層状構造である。この層状のカーボンナノチューブ構造体の厚さは、好ましくは、0.5nm〜1ミリメートルである。カーボンナノチューブ構造体の厚さが薄い場合、例えば10nm以下である場合、カーボンナノチューブ構造体の透明度が優れる。カーボンナノチューブ構造体は自立構造体であり、カーボンナノチューブ構造体における複数のカーボンナノチューブは分子間力で相互に吸引するため、カーボンナノチューブ構造体は特定の形状を有する。従って、カーボンナノチューブ構造体の一部分は、基板100に支持され、他の部分は懸架される。即ち、カーボンナノチューブ構造体の少なくとも一部の区域は懸架して設置される。
カーボンナノチューブ構造体は、少なくともカーボンナノチューブフィルム、或いはカーボンナノチューブワイヤ、或いはそれらの組み合わせを含む。カーボンナノチューブフィルムは、カーボンナノチューブアレイを直接引き伸ばして得る。カーボンナノチューブフィルムの厚さは0.5nm〜100μmであり、カーボンナノチューブフィルムの単位面積当たりの熱容量は1×10−6J/cm・Kより小さい。カーボンナノチューブは、単層カーボンナノチューブ、二層カーボンナノチューブ、多層カーボンナノチューブの一種又は多種である。単層カーボンナノチューブの直径は0.5nm〜50nmであり、二層カーボンナノチューブの直径は1nm〜50nmであり、多層カーボンナノチューブの直径は1.5nm〜50nmである。該カーボンナノチューブフィルムの長さは制限されず、幅はカーボンナノチューブアレイの幅によって選択できる。
図2を参照すると、カーボンナノチューブフィルムは、複数のカーボンナノチューブによって形成された自立構造体であり、複数のカーボンナノチューブが同じ方向に沿って配列されている。好ましくは、カーボンナノチューブフィルムはカーボンナノチューブのみからなる。複数のカーボンナノチューブにおける大部分のカーボンナノチューブの延伸する方向は、カーボンナノチューブフィルムの表面と基本的に平行である。また、大部分のカーボンナノチューブは分子間力で接続されている。大部分のカーボンナノチューブにおける各カーボンナノチューブは、延伸する方向における隣接するカーボンナノチューブとは、分子間力で端と端とが接続している。また、カーボンナノチューブフィルムは、少数のランダムなカーボンナノチューブを含む。しかし、大部分のカーボンナノチューブは同じ方向に沿って配列されているため、このランダムなカーボンナノチューブの延伸方向は、大部分のカーボンナノチューブの延伸方向には影響しない。
カーボンナノチューブフィルムは自立構造体である。ここで、自立構造体とは、支持体を利用せず、カーボンナノチューブフィルムを独立して利用することができる形態のことである。すなわち、カーボンナノチューブフィルムを対向する両側から支持して、カーボンナノチューブフィルムの構造を変化させずに、カーボンナノチューブフィルムを懸架させることができることを意味する。カーボンナノチューブフィルムにおけるカーボンナノチューブは、分子間力で端と端とが互いに接続されて配列することによって、自立構造が実現する。
カーボンナノチューブフィルムにおける多数のカーボンナノチューブは、基本的に絶対に直線状ではなく、やや湾曲しても良い。又は、延伸する方向が完全に配列せず、少しずれても良い。従って、同じ方向に沿って配列されている複数のカーボンナノチューブの中に、並列のカーボンナノチューブが部分接触する可能性がある。
前記複数のカーボンナノチューブは、基板100の第一表面101にほぼ平行である。カーボンナノチューブ構造体は複数のカーボンナノチューブフィルムを含み、該複数のカーボンナノチューブフィルムの幅が非常に小さい場合、該複数のカーボンナノチューブフィルムは、同一面上で基板100の第一表面101に設置される。また、カーボンナノチューブ構造体は、相互に重なった多層のカーボンナノチューブフィルムを含み、隣接する二層のカーボンナノチューブフィルムにおけるカーボンナノチューブは、交差する角度βを有し、この角度βは、0°〜90°である。カーボンナノチューブフィルムの製造方法は、特許文献1に掲載されている。
本実施例において、音波発生器102は、単層のカーボンナノチューブフィルムである。第一電極104及び第二電極106によって、基板100の第一表面101に、該単層のカーボンナノチューブフィルムは懸架して設置される。単層のカーボンナノチューブフィルムの厚さは50nmであり、単層のカーボンナノチューブフィルムの光透過率は67%〜95%である。カーボンナノチューブフィルムは強い接着性を有するため、第一電極104の表面及び第二電極106の表面に直接に接着できる。また、カーボンナノチューブフィルムは、接着剤によって第一電極104の表面及び第二電極106の表面に固定することができる。カーボンナノチューブフィルムにおけるカーボンナノチューブは、第一電極104から第二電極106に向かって延伸する。
更に、カーボンナノチューブフィルムは、第一電極104の表面及び第二電極106の表面に直接に接着した後、有機溶剤によって、カーボンナノチューブフィルムを処理する。試験管を使用して、有機溶剤をカーボンナノチューブフィルムが浸るまで垂らす。該有機溶剤は、揮発性の有機溶剤であり、例えば、エタノール、メタノール、アセトン、ジクロロエタン或いはクロロホルムである。本実施例において、有機溶剤はエタノールである。微視的には、揮発性の有機溶剤が揮発すると、表面張力の作用によって、カーボンナノチューブフィルムにおける一部分の隣接するカーボンナノチューブが収縮して束になる。また、一部分の隣接するカーボンナノチューブが収縮して束になるため、カーボンナノチューブフィルムの機械強度及び強靭度は増強し、カーボンナノチューブフィルムの表面積は減少し、接着性は小さくなる。巨視的には、カーボンナノチューブフィルムは均一なフィルム構造である。
カーボンナノチューブワイヤは、非ねじれ状カーボンナノチューブワイヤ又はねじれ状カーボンナノチューブワイヤである。非ねじれ状カーボンナノチューブワイヤもねじれ状カーボンナノチューブワイヤも自立構造である。図3を参照すると、カーボンナノチューブワイヤが、非ねじれ状カーボンナノチューブワイヤである場合、分子間力で端と端とが接続された複数のカーボンナノチューブセグメント(図示せず)を含む。さらに、各カーボンナノチューブセグメントに、同じ長さの複数のカーボンナノチューブが平行に配列されている。複数のカーボンナノチューブはカーボンナノチューブワイヤの中心軸に平行に配列されている。カーボンナノチューブセグメントの長さ、厚さ、均一性及び形状は制限されない。非ねじれ状カーボンナノチューブワイヤの長さは制限されず、その直径は、0.5nm〜100μmである。有機溶剤によって、図2のカーボンナノチューブフィルムを処理して、非ねじれ状カーボンナノチューブワイヤを得る。
有機溶剤によって、カーボンナノチューブフィルムの全ての表面を浸す。その後、揮発性の有機溶剤が揮発すると、表面張力の作用によって、カーボンナノチューブフィルムにおける相互に平行な複数のカーボンナノチューブが、分子間力によって緊密に結合して、カーボンナノチューブフィルムを収縮して、非ねじれ状カーボンナノチューブワイヤを形成する。該有機溶剤は、エタノール、メタノール、アセトン、ジクロロエタン或いはクロロホルムである。有機溶剤によって処理されないカーボンナノチューブフィルムより、有機溶剤によって処理された非ねじれ状カーボンナノチューブワイヤは、比表面積が減少し、接着性も小さい。また、カーボンナノチューブワイヤの機械強度及び強靭度が増強し、外力によってカーボンナノチューブワイヤが破壊される可能性を低くする。
図4を参照すると、図2のカーボンナノチューブフィルムの長手方向に沿う対向する両端に対して、相反する力を印加することにより、ねじれ状カーボンナノチューブワイヤを形成することができる。このねじれ状カーボンナノチューブワイヤは、好ましくは、分子間力によって端と端とが接続された複数のカーボンナノチューブセグメント(図示せず)を含む。また、各カーボンナノチューブセグメントに、同じ長さの複数のカーボンナノチューブが平行に配列されている。カーボンナノチューブセグメントの長さ、厚さ、均一性及び形状は制限されない。一本のねじれ状カーボンナノチューブワイヤの長さは制限されず、その直径は、0.5nm〜100μmである。更に、有機溶剤によって、ねじれ状カーボンナノチューブワイヤを処理する。有機溶剤によって処理されたねじれ状カーボンナノチューブワイヤは、比表面積が減少し、接着性も小さいが、カーボンナノチューブワイヤの機械強度及び強靭度を増強する。カーボンナノチューブワイヤの製造方法は、特許文献2及び特許文献3に掲載されている。
第一電極104及び第二電極106は、音波発生器102と電気的にそれぞれ接続されて、周波数電気信号を音波発生器102に入力する。また、この第一電極104及び第二電極106によって、前記周波数電気信号をカーボンナノチューブ構造体に入力する。第一電極104及び第二電極106は、基板100の第一表面に直接に設置されても良い。又は、第一電極104及び第二電極106は、支持素子によって、基板100の第一表面に設置されても良い。第一電極104及び第二電極106は導電材料からなり、その形状と構造は制限されない。第一電極104及び第二電極106は、細長いストリップ状、棒状或いは他の形状でも良い。その材料は、金属、導電ポリマー、導電性接着剤、導電ペースト、金属性のカーボンナノチューブ、ITO、導電スラリーなどの導電性材料である。カーボンナノチューブは、その軸方向に優れた導電性を有するため、カーボンナノチューブが同じ方向に沿って配列されている際、カーボンナノチューブは、第一電極104から第二電極106までの方向に沿って延伸するのが好ましい。本実施例において、第一電極104及び第二電極106は平行して設置される二つの導電スラリー層である。
集積回路チップ108を設置する位置に制限はなく、例えば集積回路チップ108は基板100の第一表面101に設置し、集積回路チップ108は基板100の第二表面103に設置し、或いは集積回路チップ108は基板100の内部に設置することができる。集積回路チップ108は、周波数電気信号の電力増幅回路と直流バイアス回路を含む。故に、集積回路チップ108は、前記周波数電気信号に対して、電力増幅作用及び直流バイアス作用を有する。これにより、集積回路チップ108は、入力された周波数電気信号を増大させた後、音波発生器102に入力すると同時に、直流バイアスによって、周波数電気信号の周波数逓倍の問題を解決する。また、集積回路チップ108は、包装されたチップ或いは包装されていない裸のチップでも良い。集積回路チップ108のサイズ及び形状は制限されない。集積回路チップ108は、電力増幅作用と直流バイアス作用を実現するのみであるから、内部回路構造は簡単であり、且つその面積は1cmより小さい、例えば、49mm、25mm、9mm或いは9mmより更に小さい。これにより、音響チップ10は小型化である。本実施例において、集積回路チップ108は、接着剤によって、基板100の第二表面103に固定される。また、集積回路チップ108は、二つの導線110によって、第一電極104と第二電極106とにそれぞれ電気的に接続される。基板100が絶縁基板である場合、基板100に二つの穴を形成し、二つの導線110をこの二つの穴に通す。基板100が導電基板である場合、絶縁材料によって導線110を被覆する必要がある。音響チップ10が作動すると、集積回路チップ108は、音波発生器102に周波数電気信号を出力し、この出力された周波数電気信号によって、音波発生器102は、間欠的に周辺の媒体を加熱し、熱膨張及び圧力波によって、音波を発生させる。
(実施例2)
図5を参照すると、本発明の実施例2は音響チップ20を提供する。該音響チップ20は、基板100と、音波発生器102と、第一電極104と、第二電極106と、集積回路チップ108と、を含む。
本実施例2の熱音響装置20の構造には、実施例1の熱音響装置10の構造と比べて、次の異なる点がある。本実施例の基板100の第二表面103に凹部112が設置され、且つ集積回路チップ108が凹部112に設置される。凹部112は、集積回路チップ108を収容することができ、そのサイズと形状に制限はない。これにより、集積回路チップ108を容易に設置することができる。また、集積回路チップ108を、凹部112の側壁によって、凹部112に固定することもできる。又は、集積回路チップ108を、接着剤によって、凹部112の底面に固定することもできる。本実施例において、基板100は、長方形であり、長さは1cmであり、幅は7mmであり、厚さは1mmであり、その材料は樹脂である。インプリント技術によって、凹部112は形成される。凹部112の深さは集積回路チップ108の厚さよりやや大きい。更に、本実施例において、例えば、樹脂層である保護層(図示せず)を設置して凹部112を被覆することによって、集積回路チップ108は基板100の内部に封入されることができる。この場合、集積回路チップ108は、包装されていない裸のチップでも良い。
(実施例3)
図6を参照すると、本発明の実施例3は音響チップ30を提供する。該音響チップ30は、基板100と、音波発生器102と、第一電極104と、第二電極106と、集積回路チップ108と、を含む。
本実施例3の熱音響チップ30の構造には、実施例2の熱音響チップ20の構造と比べて、次の異なる点がある。本実施例の熱音響チップ30は更に散熱装置114を含み、該散熱装置114は、集積回路チップ108に貼設される。散熱装置114は金属片、合金片、カーボンナノチューブ層或いはカーボンナノチューブアレイであり、そのサイズと形状は制限されず、必要によって選択できる。更に、散熱装置114と集積回路チップ108との間には、導熱ペースト120が設置される。これにより、散熱装置114と集積回路チップ108との熱伝導率を高めることができる。本実施例において、散熱装置114は金属散熱片であり、且つ導熱ペースト120によって、集積回路チップ108に貼設される。
(実施例4)
図7を参照すると、本発明の実施例4は音響チップ40を提供する。該音響チップ40は、基板100と、音波発生器102と、第一電極104と、第二電極106と、集積回路チップ108と、を含む。
本実施例4の熱音響チップ40の構造には、実施例2の熱音響チップ20の構造と比べて、次の異なる点がある。本実施例の基板100は金属板或いは合金板であり、音波発生器102としたカーボンナノチューブ構造体は、少なくとも二つの絶縁支持体116によって、基板100の第一表面101に懸架して設置される。本実施例において、少なくとも二つの絶縁支持体116の数が二つである。また、第一電極104及び第二電極106は、二つの絶縁支持体116にそれぞれ設置される。この場合、カーボンナノチューブ構造体が電極及び絶縁支持体によって挟んで固定される。カーボンナノチューブ構造体が生成する熱が、金属板或いは合金板に吸収されて、熱音響効果に影響することを防止するために、カーボンナノチューブ構造体と基板100の第一表面101との距離は100μmより大きい。好ましくは、200μmである。金属板或いは合金板からなる基板100は優れた熱伝導性を有するため、熱音響チップ40は散熱装置を備えなくても、集積回路チップ108は、散熱性に優れる。本実施例において、基板100は、長方形の銅板であり、長さは1cmであり、幅は8mmであり、厚さは2mmである。
(実施例5)
図8を参照すると、本発明の実施例5は音響チップ50を提供する。該音響チップ50は、基板100と、音波発生器102と、第一電極104と、第二電極106と、集積回路チップ108と、を含む。
本実施例5の熱音響チップ50の構造には、実施例4の熱音響チップ40の構造と比べて、次の異なる点がある。本実施例の金属板或いは合金板の基板100の第一表面101には凹部112が設置されている。集積回路チップ108は、この凹部112に設置される。基板100の第二表面103に、散熱用の複数の凹突構造体122が設置されている。凹部112以外の第一表面101に絶縁支持体116が被覆される。第一電極104及び第二電極106は、絶縁支持体116にそれぞれ設置され、この第一電極104及び第二電極106によって、カーボンナノチューブ構造体は第一表面101に懸架して設置される。第二表面103に複数の凹突構造体122が設置されているので、基板100の散熱面積を増大し、集積回路チップ108の散熱効果を高めることができる。凹突構造体122のサイズと形状は必要に応じて選択できる。凹突構造体122は、好ましくは互いに間隔をあけて平行に設置されるフィン状の片である。
(実施例6)
図9及び図10を参照すると、本発明の実施例6は音響チップ60を提供する。該音響チップ60は、基板100と、音波発生器102と、第一電極104と、第二電極106と、集積回路チップ108と、を含む。
本実施例6の音響チップ60の構造には、実施例1の音響チップ10の構造と比べて、次の異なる点がある。本実施例の基板100はシリコン片であり、基板100の第一表面101は複数の凹突構造体122が設置され、複数の第一電極104及び複数の第二電極106は、交互に設置され、集積回路チップ108は、マイクロ電子加工によって、基板100に形成され、且つ基板100と一体成型構造を形成する。
基板100は、単結晶シリコン或いは多結晶シリコンである。基板100はシリコンからなるため、集積回路チップ108を基板100に直接に形成できる。即ち、集積回路チップ108における回路、マイクロ電子素子等は、直接基板100に集積される。電子回路及びマイクロ電子素子の担体である基板100は、集積回路チップ108と一体成型である。集積回路チップ108は、導線110によって、第一電極104及び第二電極106と電気的に接続される。導線110は、基板100の内部において、基板100の第一表面101に垂直な方向に沿って基板100を通る。本実施例において、基板100は正方形の平面構造であり、一つの辺の長は、0.8mmであり、厚さは0.6mmであり、その材料は単結晶シリコンである。
凹突構造体122は複数の突起1220及び複数の凹部1222を含み、該複数の突起1220及び複数の凹部1222は交互に設置される。カーボンナノチューブ構造体の一部分は突起1220の表面に設置され、他の部分は凹部1222によって、懸架して設置される。複数の第一電極104及び複数の第二電極106は、突起1220の表面におけるカーボンナノチューブ構造体の表面に交互に設置される。これにより、カーボンナノチューブ構造体は、基板100の第一表面101に固定される。複数の第一電極104は電気的に連接されて、第一櫛歯電極を形成する。複数の第二電極106は電気的に連接されて、第二櫛歯電極を形成する。また、複数の第一電極104及び複数の第二電極106は、カーボンナノチューブ構造体と突起1220との間に設置されても良い。図11を参照すると、第一櫛歯電極の歯部と第二櫛歯電極の歯部とは交互に設置されている。この連接方式によって、隣接する第一電極104及び第二電極106は一つの熱音響ユニットを形成する。従って、音波発生器102は複数の熱音響ユニットを備える。また、該複数の熱音響ユニットは並列であり、音波発生器102の駆動電圧を低くする。
複数の凹部1222は貫通溝、貫通穴、止まり溝、止まり穴のいずれか一種或いは多種である。また、基板100の第一表面101において、複数の凹部1222は、均一に分布され、特定の規律で分布され、アレイ形式で分布され、或いはランダムに分布される。第一表面101上において複数の凹部1222が延伸する長さは、基板100の辺の長さ以下である。凹部1222の深さは必要に応じて及び基板100の厚さによって選択できる。好ましくは、凹部1222の深さは100μm〜200μmである。この際、基板100は、音波発生器102を保護すると同時に、基板100と音波発生器102との距離を確保する。該距離は、作動する際に生成された熱が、基板100に完全に吸収されることによって周辺の媒体へ伝播されないために音量が低くなることを防止する。また、音波発生器102が各音響周波数に優れた音響効果を有することを保証する。
凹部1222が延伸する方向における横断面の形状は、V型、長方形、台形、多辺形、円形或いは他の不規則な形状である。凹部1222の最大の幅(つまり、凹部1222の横断面の長さの最大値である)は、0.2mm〜1mmである。本実施例において、凹部1222は溝構造であり、その横断面は逆台形である。即ち、溝の幅は、溝が深くなるにつれて狭くなる。逆台形の底面と側面を形成する角度はαであり、該角度αの大小は基板100の材料に関係している。角度αの大小は基板100の単結晶シリコンの結晶面の角度と同じである。複数の凹部1222は、好ましくは、相互に平行であり、且つ間隔をあけて均一に分布する。隣接する二つの溝の間の距離はd1であり、該d1は20μm〜200μmである。また、前記d1は、後続のスクリーン印刷方法によって、基板100の表面に、第一電極104及び第二電極106を形成すると同時に、エッチングの精確性及び音響効果を高めることを保証する。凹部1222の延伸方向は第一電極104及び第二電極106の延伸方向と平行する。
本実施例において、基板100の第一表面101は、複数の相互に平行し、且つ互いに間隔をあけて均一に分布する複数の逆台形の溝を有する。この逆台形の溝の第一表面101上における幅の最大値は0.6mmであり、深さは150μmであり、d1は100μmであり、逆台形の角度αは54.7度である。
集積回路チップ108は、基板100の第二表面103と隣接する表面に形成される。集積回路チップ108はシリコンに直接に集積できる。従って、集積回路チップ108を設置するスペースを最小にできるため、音響チップ60の体積を減少させることができる。これにより、小型化でき、且つ集積化に有利である。また、凹突構造体122によって、基板100は優れた散熱性を有し、集積回路チップ108及び音波発生器102が生成する熱を外界に迅速に伝導して、熱音響効果を保証する。
音響チップ60の製造方法は、先ず、マイクロ電子加工によって、集積回路チップ108を集積する。次に、凹突構造体122をエッチングする。最後に、カーボンナノチューブ構造体を設置した後、第一電極104及び第二電極106を設置する。マイクロ電子加工は、エピタキシ、拡散加工、酸化加工、イオン注入加工、エッチング等を含む。カーボンナノチューブ構造体、第一電極104及び第二電極106を設置する際、高温技術が必要ないため、集積回路チップ108が破壊されない。
更に、シリコン基板の第一表面101に、絶縁層118が設置される。絶縁層118は単層構造或いは多層構造である。絶縁層118が単層構造である場合、絶縁層118は突起1220の表面のみに設置される或いは基板100の第一表面101の全てに貼設される。ここで貼設とは、絶縁層118が凹部1222の底面と側面を被覆し、且つ突起1220の表面を被覆することである。即ち、絶縁層118は、直接凹部1222及び突起1220をカバーし、絶縁層118の起伏形状と凹部1222及び突起1220との起伏形状は同じである。これにより、どのような場合であっても、絶縁層118は、基板100と音波発生器102とを絶縁させることができる。絶縁層118の材料は、シリカ、窒化ケイ素或いはその組み合わせであるが、絶縁層118が基板100と音波発生器102と絶縁できれば他の絶縁材料であっても良い。絶縁層118の厚さは10nm〜2μmであり、50nm、90nm或いは1μmである。また、基板100の材料が絶縁材料である場合は、絶縁層118を設ける必要がない。本実施例において、絶縁層118は連続した単層シリコンであり、その厚さは1.2μmであり、基板100の第一表面101の全てを被覆する。
本実施例において、音波発生器102は複数のカーボンナノチューブワイヤを含む。該複数のカーボンナノチューブワイヤは、互いに間隔をあけて平行に設置され、層状のカーボンナノチューブ構造体を形成する。カーボンナノチューブワイヤの延伸方向は、凹部1222の延伸方向と交差して、特定の角度を成す。カーボンナノチューブワイヤにおけるカーボンナノチューブの延伸方向は、カーボンナノチューブワイヤの延伸方向と平行である。これにより、複数のカーボンナノチューブワイヤは、凹部1222と対応する位置に懸架して設置される。カーボンナノチューブワイヤの延伸方向は、好ましくは、凹部1222の延伸方向と垂直である。隣接するカーボンナノチューブワイヤの距離は1μm〜200μmである。好ましくは、50μm〜150μmである。本実施例において、隣接するカーボンナノチューブワイヤの距離は120μmであり、カーボンナノチューブワイヤの直径は1μmである。
複数のカーボンナノチューブワイヤの製造方法は、先ず、カーボンナノチューブフィルムを第一電極104及び第二電極106に設置し、次に、レーザーによって、カーボンナノチューブフィルムを切断することによって、互いに平行に、且つ間隔をあけて設置された複数のカーボンナノチューブストリップを形成する。最後に、有機溶剤によって、このカーボンナノチューブストリップを収縮して、カーボンナノチューブワイヤを形成する。
図12を参照すると、有機溶剤によって、前記カーボンナノチューブストリップを処理して、互いに間隔をあけて設置された複数のカーボンナノチューブワイヤを形成する。カーボンナノチューブワイヤの両端は、第一電極104と第二電極106とにそれぞれ接続される。これにより、音波発生器102の駆動電圧を減少させ、音波発生器102の安定性を向上させる。図12において、暗い部分は基板であり、白い部分は電極である。
有機溶剤によって、カーボンナノチューブストリップを処理する過程において、突起1220の位置におけるカーボンナノチューブを、絶縁層118の表面に固く固定するので、基本的には収縮しない。従って、カーボンナノチューブワイヤは、第一電極104及び第二電極106とは良く電気的に接続される。カーボンナノチューブストリップを良好にカーボンナノチューブワイヤに収縮することを保証するため、カーボンナノチューブストリップの幅は10μm〜50μmである。カーボンナノチューブストリップの幅が、この10μm〜50μmより広い場合、カーボンナノチューブストリップを収縮する過程において裂け目ができる可能性があり、熱音響効果に影響する。また、カーボンナノチューブストリップの幅が、10μm〜50μmより狭い場合にも、カーボンナノチューブストリップを収縮する過程において、破裂する或いは形成されたカーボンナノチューブワイヤは細いため、熱音響効果に影響する。本実施例において、カーボンナノチューブストリップの幅は30μmであり、収縮したカーボンナノチューブワイヤの直径は1μmであり、隣接するカーボンナノチューブワイヤ間の距離は120μmである。カーボンナノチューブストリップの幅に制限はなく、カーボンナノチューブワイヤが正常に音波を発生させさえすれば、必要に応じてカーボンナノチューブストリップの幅を選択できる。更に、有機溶剤によって処理した後、カーボンナノチューブワイヤは、基板100の表面に固く貼設され、且つ懸架された部分は張った状態を保持して、作動中においてカーボンナノチューブワイヤが変形しないことを保証する。これにより、カーボンナノチューブワイヤが変形して、熱音響効果に影響することを防止する。
図13及び図14を参照すると、凹部1222の異なる深さによる音響チップ60の音波の発生の効果を示している。凹部1222の深さは、100μm〜200μmであることが好ましい。この際、人の耳でも聞こえる音響周波数に達し、音響チップ60は熱の波長に優れ、小さいサイズでも熱音響効果に優れている。更に、基板100は音波発生器102を保護すると同時に、基板100と音波発生器102の間に十分な距離が確保される。該距離は、作動する際に発生する熱が、基板100に完全に吸収されることによって周辺の媒体へ伝播されないために音量が低くなることを防止する。並びに、音波発生器102が各音響周波数に対して優れた音響効果を有することを保証する。また、前記凹部1222の深さは、音波発生器102の音響効果を保証し、凹部1222の深さが深すぎるために起こる、音波発生器102の音響効果に対する干渉を防止する。
本発明は、基板によって、音波発生器と集積回路チップとは超小型の一体成型構造に集積されるため、音小型化を実現できる。前記集積回路チップは、周波数電気信号に対して、電力増幅作用と直流バイアス作用を有し、音響チップを作動でき、別の駆動回路を設計する必要がないため、音響チップの構造は簡単であり、且つ使用に便利である。従って、前記音響チップは、携帯電話、コンピュータ、イヤホンなどの電子素子に用いることができる。
10、20、30、40、50、60 音響チップ
100 基板
101 第一表面
102 音波発生器
103 第二表面
104 第一電極
106 第二電極
108 集積回路チップ
110 導線
114 散熱装置
116 絶縁支持体
118 絶縁層
120 導熱ペースト
122 凹突構造体
1220 突起
1222、112 凹部

Claims (3)

  1. 基板と、音波発生器と、複数の第一電極と、複数の第二電極と、集積回路チップと、を含む音響チップであって、
    前記基板が、第一表面を含み、
    前記音波発生器が、前記基板の第一表面に設置され
    前記集積回路チップが前記基板に設置され、第一電極及び第二電極と電気的に接続され、
    前記集積回路チップには、少なくとも周波数電気信号の電力増幅回路及び直流バイアス回路が集積され、
    前記基板の第一表面に複数の突起及び複数の凹部が形成され、前記複数の突起及び前記複数の凹部が交互に設置され、前記凹部の深さが100μm〜200μmであり、
    前記複数の第一電極及び前記複数の第二電極は、前記突起に対応する位置に交互にそれぞれ設置されて、前記音波発生器と電気的に接続されることを特徴とする音響チップ。
  2. 前記音波発生器はカーボンナノチューブ構造体を含むことを特徴とする、請求項1記載の音響チップ。
  3. 前記基板の第二表面に少なくとも一つの凹部が設置され、前記集積回路チップが前記第二表面の少なくとも一つの凹部に設置され、前記基板によって、音波発生器と集積回路チップとが超小型の一体成型構造に集積されることを特徴とする、請求項1記載の音響チップ。
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