JP5685347B2 - 電子部品の電極帯のレーザー光線による切断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、リチウム電池やコンデンサ等の電子部品の電極帯を所定の寸法又は大きさに切断するための、レーザー光線による切断方法とその装置に関する。
リチウム二次電池に代表される非水電解液二次電池は、高エネルギー密度であるメリットを活かして、小は携帯電話、パソコンなどの電子機器、大はハイブリッド或いは電気自動車の蓄電装置など各種の電子部品に使用されている。リチウムイオン二次電池の主たる内部構造である電極組立体には、金属箔に活物質が塗着された正・負電極帯とセパレータとを巻き付けた捲回式や、これらを積層した積層式のものがある。
捲回式の場合、この正または負電極帯は幅広で長尺の原反をスリッタで所定幅に切り分け、幅の狭い正・負電極帯とセパレータとを巻き取り機に供給し、所定長さに巻き取ったところで切断し、リチウム二次電池用の電極組立体としていた。また、積層式の場合、正・負電極帯の幅広の原反からトムソン刃で矩形に打ち抜き、これをセパレータの間に交互に積層してリチウム二次電池用の積層体としていた。そして、この捲回式や積層式の電極組立体が容器となる外装缶に収容され、電解液が注液された後、キャップがつけられ封口され、最後に初充電されて電池としての機能が付与される。コンデンサも同様の構造を持つ。
このように製造された電池の中には電圧や容量等の電池特性や、経時変化による電池特性の低下の挙動が正常な電池と異なるものが混じる場合がある。その原因は、現在までの知見では、電極帯に金属性異物が混入することが原因とされている。即ち、混入した金属性異物がセパレータを貫通し、充放電に伴ってこれらの金属性異物が溶解して電解液中に溶出し、その金属イオンがデンドライト状に負極から析出、成長して正負極間で僅かな電流がリークする微小短絡を起こすためとされている。
そして、リチウム二次電池の数ある製造工程中で、特に金属性異物が混入する可能性が高い工程は切断工程であると言われている。切断工程では、刃物鋼製のロールカッタ、はさみ式カッタ、或いは矩形に打ち抜く場合にはトムソン刃が使用されること、被切断物は電極帯を構成する銅箔又はアルミニウム箔である事から、これらを切断する時に使用する金属製刃からの微細粉や切断される金属箔の微細粉が電極帯に混入付着したり、切断端に尖ったバリが発生する可能性が高く、これらが金属性異物になると言われている。
そこで、一つの解決策として金属製のカッタを使用しない方法、即ち、金属製刃物に代えてセラミックス製刃物の使用が考えられ、刃物からの異物を排除できるようになったが、なお、切断される金属箔の微細粉の混入やバリの発生を排除することが出来なかった(特許文献1)。
このような物理的な切断方法に対してレーザー光線による切断も提案された。レーザー光線による切断の場合、レーザー光線を切断線に沿って走らせると、連続的に発生する微小領域である、その集光位置において電極帯は瞬時に溶融するが、電極帯の温度は低いために次の瞬間には周囲に熱を奪われて凝固して元に戻ってしまい、結果としてはレーザー光線が切断線を走り抜けるだけとなってレーザー光線のみによる切断は不可能であった。
そこで、溶融した微小領域の金属がその位置で凝固させないようにこれを排除しようとして切断部分に向けて空気を吹きつけたり、切断部分を吸引したりしたが、吹き付けの場合は、溶融金属が吹きつけられた空気によって急冷されて大量の微細な球(金属性異物)となり、空気と共に舞い上がって別の場所で電極部分に付着し、前述の不具合の原因を引き起こすこととなった。また、吸引では微小範囲の溶融金属の除去能力が不足し、しかも空気を使用すると騒音となり、工場環境が著しく劣化する。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、レーザー光線による切断の不具合を確実に除去出来る電極帯のレーザー光線による切断方法とその装置を提供することをその課題とする。
請求項1に記載した発明は、長尺の電極帯1をレーザー光線41にてレーザー切断を実 現する切断装置の第1実施例Aである。即ち、
電極帯1の切断線2に沿って電極帯1を電極帯搬送台75に押圧固定する押圧固定部材20a,20bと、
出射したレーザー光線41を切断線2上に沿って走行させ、レーザー光線41の集光位置を溶融するレーザー出射部40と、
レーザー光線41に追従して溶融部位3に進入し、溶融部位3の溶融端3a,3bの一方を他方から離間させるブレード12を備えるブレード作動機構10とで構成されたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、レーザー切断を実現する切断装置の第2実施例Bである。即ち、
電極帯1の切断線2に沿って、その両側にて電極帯1を電極帯搬送台75に押圧固定する送り元側押圧固定部材20a及び送り先側押圧固定部材20bと、
出射したレーザー光線41を切断線2上に沿って走行させ、レーザー光線41の集光位置を溶融するレーザー出射部40と、
電極帯1に対するレーザー光線41の侵入側の部分に対して張力が付与されるように、 送り元側押圧固定部材20a又は送り先側押圧固定部材20bのいずれか一方を他方に対して離間移動させる張力付与機構50とで構成されたことを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、レーザー切断を実現する切断装置の第3実施例C1である。即ち、
電極帯1の切断線2に沿って電極帯1を電極帯搬送台75に押圧固定する送り元側押圧固定部材20aと、
出射したレーザー光線41を切断線2上に沿って走行させ、レーザー光線41の集光位置を溶融するレーザー出射部40と、
レーザー光線41に追従して移動し、溶融部位3に振動を付与して溶融部位3の溶融端3a,3bの一方を他方から離間させる超音波発生装置60とで構成されたことを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、レーザー切断を実現する切断装置の他の第3実施例C2である。即ち、
電極帯1の切断線2に沿って電極帯1を電極帯搬送台75に押圧固定する押圧固定部材20aと、
出射したレーザー光線41を切断線2上に沿って走行させ、レーザー光線41の集光位置を溶融するレーザー出射部40と、
切断線2に沿い、電極帯1に接触するように配置され、溶融部位3に振動を付与して溶融部位3の溶融端3a,3bの一方を他方から離間させる振動部材62を有する超音波発生装置60とで構成されたことを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の切断装置において、送り元側押圧固定部材20a又は送り先側押圧固定部材20bに代えて、電極帯搬送台75に電極帯1の切断線2の近傍を吸着する吸着機構90を設けたことを特徴とする。吸着機構90としては、真空吸着機構や静電吸着機構など既存の機構が採用される。
本発明によれば、レーザー光線41を切断線2に沿って走らせてその集光位置を溶融すると共に溶融部位3に外力を与えて溶融部位3を押し広げ、該溶融部位3の再融着を阻害しつつ連続的にセパレートして行くので、溶融部位3における微量の溶融金属の全てが、セパレートされると共にセパレートされた溶融端3a,3bでそのまま凝固して切断端を構成することになり、従来のように球状の粉となることはない。その結果、無塵のレーザー切断を実現することが出来た。
本発明に係る切断装置の第1実施例の斜視図。 (a)は図1の要部拡大斜視断面図、(b)は変形例の要部拡大斜視断面図。 本発明装置の第1実施例の作動前の正面図。 第1実施例において、レーザー光線を電極帯に照射した状態の要部正面図。 第1実施例において、ブレードを溶融部位に進入させた状態の要部正面図。 第1実施例において、電極帯の切断後の要部正面図。 本発明に係る切断装置の第2実施例の斜視図。 図7の要部拡大斜視図。 第2実施例の作動状態を示す正面図。 第2実施例において、張力を与えて切断開始点から溶融部位までの部分を切断した状態の要部斜視図。 本発明に係る切断装置の第3実施例の斜視図。 第3実施例の変形例の斜視図。 第4実施例の要部正面図。
発明の実施の形態
以下、本発明の第1実施例Aを図1〜6に基づいて説明する。第1実施例Aは、装置本体70、装置本体70の縦フレーム85を貫通して設置された電極帯搬送台75、装置本体70の縦フレーム85に装着された上下方向のリニアガイドレール71、該リニアガイドレール71に装着された上部昇降ブロック72、上部昇降ブロック72を上下移動させる、サーボモータ(図示せず)駆動のボールネジ駆動部73、上部昇降ブロック72に設けられた上部押圧機構部30、上部押圧機構部30の直下にて電極帯搬送台75に、必要に応じて設けられる下部昇降機構部81,82、縦フレーム85に昇降自在に装着されている上部昇降ブロック72の上部押圧機構部30の上方に配置され、電極帯1の切断線2に合わせて移動するレーザー出射部40及びレーザー出射部40の直下に設けられ、ブレード12を有するブレード作動機構10とで構成されている。
本発明に適用される電極帯1は、アルミニウム箔や銅箔の片面或いは表裏両面に活物質が所定間隔で塗着された長尺部材であり、本実施例では両面塗着タイプ物が使用されている。切断は活物質の非塗着部分1a又は塗着部分1bを所定寸法で切断又は所定サイズで切り取り、正極板や負極板として2次電池やコンデンサなどの電子部品に使用されるものである。
縦フレーム85の前面側に2条のレール71が縦方向に平行に取り付けられ、上部昇降ブロック72が昇降自在に装着されている。上部昇降ブロック72にボールネジ駆動部73が取り付けられており、図示しないサーボモータによって上部昇降ブロック72を昇降させる。図のボールネジ駆動部73はサーボモータにより回転駆動させる方式のものが採用されているが、勿論、これに限られずシリンダ駆動のもの、その他の形式のものを適宜採用することができる。
上部押圧機構部30は、上部昇降ブロック72の前面に縦方向に取り付けられた立板31、該立板31の両脇下部に送り元側(図中、右側)に向けて突き出すように取り付けられた一対のアーム32、両アーム32の前端下方に所定間隔を明けて電極帯1を横断するように架設された送り元側押圧固定部材20aと、送り先側押圧固定部材20b並びに送り元側押圧固定部材20a、及び送り先側押圧固定部材20bを昇降方向にそれぞれガイドする一対の送り元側ガイド部材21と、送り先側ガイド部材22とで構成されている。
送り元側押圧固定部材20a及び送り先側押圧固定部材20bは、電極帯1の幅より長く、その縦断面が台形のブロックで、その対向面がそれぞれ下り傾斜に形成されており、対向面間の隙間20cはレーザー出射部40からのレーザー光線41が通過するスリット状で、下に行くほど次第に幅が狭くなる。送り元側押圧固定部材20a及び送り先側押圧固定部材20bは少なくともいずれか一方があれば足りるが、更に言えば、送り元側押圧固定部材20aがあれば足りるが、ここでは両者を用いるものとして説明する。
送り元側及び送り先側ガイド部材21、22は本実施例では同じ構造のもので、ガイドピン21a、22aと押圧バネ21b、22bとで構成されている。アーム32の先端部分には下面が座ぐられた貫通孔21c、22cが形成され、これに対応する位置において、送り元側押圧固定部材20a及び送り先側押圧固定部材20bに上面が座ぐられた螺子孔21d、22dが形成され、対向する座ぐり部分に押圧バネ21b、22bがそれぞれ収納されている。そして、押圧バネ21b、22bの内側を通るように配設されたガイドピン21a、22aのねじ部が送り元側押圧固定部材20a及び送り先側押圧固定部材20bの螺子孔21d、22dに螺着され、ガイドピン21a、22aの軸部分がアーム32の貫通孔21c、22cをスライドするように挿通されている。これにより送り元側及び送り先側ガイド部材21、22は下方に向けて押圧付勢されている。
電極帯搬送台75は、図示しない間欠送り機構で長尺の電極帯1を1ピッチずつ送り元側から送り先側へ(図中、右から左へ)間欠送りするもので、電極帯1の幅をカバーするだけの幅を持つ。この電極帯搬送台75は、装置本体70の縦フレーム85を貫通して水平に設置され、且つ、送り元側電極帯搬送台75aと、送り先側電極帯搬送台75bとで構成されている。
送り元側電極帯搬送台75aと送り先側電極帯搬送台75bの対向部分には、正面視直角三角形状に突き出している部分(以下、この部分を三角形突出部分という。)76a,76bが設けられている。この三角形突出部分76a,76bの上面側の対向エッジ間の隙間75cが、送り元側押圧固定部材20aと送り先側押圧固定部材20bとの対向部分間の隙間20cにほぼ一致している。図4、5の拡大図からわかるように、送り元側押圧固定部材20aの対向部分の先端と送り元側電極帯搬送台75aの三角形突出部分76aの先端とはほぼ一致しているものの、送り先側電極帯搬送台75bの三角形突出部分76bの先端は送り先側押圧固定部材20bの対向部分の先端より内側に突き出している。なお、隙間75cは後述のブレード12の刃先12aが進入できる幅を持つ。
送り元側電極帯搬送台75aと送り先側電極帯搬送台75bの対向部分の近傍の上面には、電極帯1に塗着された活物質の肉厚より大きな段差77a、77bが設けられており、更にこの段差77a、77bにより一段低くなった平面部分78a、78bに形成された昇降用通孔に下部昇降機構部81、82のベッド側昇降ブロック81a、82aが昇降可能に嵌め込まれている。ベッド側昇降ブロック81a、82aの上面には自走ローラ81c、82cが所定間隔で配置されている。そして、下部昇降機構部81、82の本体部分81b、82bはシリンダのような昇降装置で形成されており、電極帯搬送台75の下方にて縦フレーム85に設置された水平フレーム部85aに取り付けられている。
ブレード作動機構10は、ブレード12、ブレード作動部11及びブレードガイド14とで構成されている。稼働中にブレード12の先端部分が振れない程度の剛性がブレード12にある場合、ブレードガイド14は不要になる。ブレード12は片刃又は両刃の刃物のような形状で、一端がブレード作動部11の例えばサーボモータ11aに取り付けられている。ここでは片刃のものを示している。このサーボモータ11aは取付プレート11bに取り付けられている。ブレード12の他端は振れ止めのためにブレードガイド14にてガイドされている。ブレードガイド14は図の場合、二股状でガイド溝14aが形成されており、このガイド溝14a内にブレード12の一端がスライド可能に挟み込まれている。勿論、ブレードガイド14はこのような構造に限られるものでなく、縦方向に移動する市販のリニアガイドレールのようなものを用い、ブレード12の他端を僅かな角度で上下方向にガイドすることも可能である。
ブレード12は、図1の場合片刃で、刃先12aを上にし、その刃先12aのブレードガイド14側が、ブレード作動部11側よりも若干高くなるようにして、送り元側電極帯搬送台75aと送り先側電極帯搬送台75bとの間の隙間75cにセットされている。材質は、耐熱性や熱伝導性に優れていることが望ましい。例えば、少なくとも刃先12a部分には、銅―タングステン合金、クロム銅合金、アルミナ分散銅、モリブデンのようなスポット溶接の電極材料に使用される材質、或いはセラミックのような部材が使用されることになる。なお、上側の送り元側押圧固定部材20aや送り先側押圧固定部材20bも同様の材料、或いは鋼が使用される。また、後述のレーザー光線41との位置関係では片刃の刃の裏側に沿って該裏側から僅かな間隔を以ってレーザー光線41が走行するようになっている。
レーザー出射部40は上部押圧機構部30の上方に配置され、その下面からレーザー光線41が送り元側押圧固定部材20aと送り先側押圧固定部材20bとの隙間20cに向かって出射される。レーザー出射部40は図示しないレーザー出射部走行機構によって移動するようになっており、ここでは出射されたレーザー光線41が隙間20cに位置する切断線2上を走行するようになっている。図の実施例では直線状であるが、勿論これに限られず、隙間20cを曲線、矩形その他の形状にすれば、これに合致して位置する切断線2上を自由に走行する。その場合、隙間20cの形状も切断線2に合わせて形成される。
次に、第1実施例である本装置Aの作用について説明する。図3に示すように、両面に所定間隔で活物質が塗着された電極帯1が電極帯搬送台75上に載置され、自走ローラ81c、82cにて間欠送りされるようになっている。図の場合では、活物質の非塗着部分1aが電極帯搬送台75の隙間75cに合致するようにセットされ、活物質の塗着部分1bが最下点位置にあるベッド側昇降ブロック81a、82a上に載置されている。電極帯1の切断線2は、該隙間75c(又は隙間20c)に一致する部分ということになる。なお、活物質の塗着部分1bを切断する場合には、その被切断部分が隙間75cに合致するようにセットされる。
この状態で図4に示すように上部昇降ブロック72が降下して送り元側押圧固定部材20a及び送り先側押圧固定部材20bが非塗着部分1aを送り元側電極帯搬送台75a及び送り先側電極帯搬送台75bの三角形突出部分76a,76bの上面にそれぞれ押圧する。この状態ではブレード12の刃先12aは非塗着部分1aの下面に接触していない。そして、この時点ではレーザー出射部40はレーザー光線41の焦点が電極帯1の切断開始点P1の外側に位置している。この状態でレーザー出射部40からレーザー光線41を出射しつつ、レーザー光線41をブレード12のブレードガイド14側からブレード作動部11側へ移動させる。レーザー光線41が切断開始点P1に至ると焦点範囲で電極帯1の構成部材が瞬時に溶融される。
そして、ブレード作動部11をレーザー光線41の移動に同期させて回動作動させ、ブレード12のブレードガイド14側を徐々に持ち上げ、レーザー光線41の出射により溶融した微小溶融部位3に刃先12aを連続的に進入させてこの部分をセパレートして行き、微小溶融部位3の凝固による再接続を妨げて電極帯1を切断線2上で切断して行く。刃先12aによる微小溶融部位3の凝固による再接続の妨げを模式図としたものが図5の拡大図面である。即ち、レーザー光線41の照射により溶融している部分3の送り先側の溶融端3bを刃先12aで押すことにより、送り元側の溶融端3aから強制的に押し広げ、両者を該溶融部位3においてセパレートする。溶融金属は、送り元側の溶融端3aや送り先側の溶融端3bにそのまま付着した状態で凝固一体化する。この動作がレーザー光線41の進行に続いて連続的に行われることになる。
レーザー光線41が電極帯1の切断終点P2を通り抜け、刃先12aが切断終点P2をセパレートすると切断が終わる。レーザー出射部40はレーザー光線41の出射を終了し、ホームポジションに戻ると共にブレード作動機構10は反転動作してブレード12を下げ、上部昇降ブロック72は上昇して送り元側押圧固定部材20aと送り先側押圧固定部材20bを上昇位置のホームポジションに戻す。然る後、ベッド側昇降ブロック81a、82aを上昇させて電極帯1を持ち上げる。その状態で自走ローラ81c、82cを回転させて1ピッチ搬送し、電極帯1の次の被切断部分がブレード12上に位置するようにした後、昇降ブロック79a、79bを降下させて電極帯1を下ろす(図3)。そして、前述のように電極帯1の被切断部分の切断を実行する。
幅広原反の電極帯1から所定寸法の四角形の電極シートを切り取る場合には、図示していないが、トムソン刃のような四角形の刃物を用い、レーザー光線41を刃先の周囲に走らせ、上記と同様の方法で切り取る。
次に、第2実施例の装置Bについて説明する。煩雑さを避けるため、主として第1実施例と異なる点を中心に説明し、重複する部分は第1実施例の記載を援用する。この場合は、ブレード作動機構10に代えて張力付与機構50を用いている。第2実施例の装置Bは電極帯1に張力を与える関係から、一対の送り元側押圧固定部材20aと送り先側押圧固定部材20bとが必須で、送り元側押圧固定部材20aは第1実施例と同じ構造である。一方、送り先側押圧固定部材20bはセパレート作用が第1実施例Aと異なるので、第1実施例Aの送り先側押圧固定部材20bとは構造的に異なる。なお、この場合も、第1実施例Aで述べたように、送り元側押圧固定部材20a及び送り先側押圧固定部材20bに代えて吸着機構90を固定手段として用いることが出来る。
入口部分75b2は第1実施例Aの送り先側電極帯搬送台75bの導入部を切断して本体部分75b1から入口部分75b2を分離したようなものであり、送り元側電極帯搬送台75aに対向する入口部分75b2の対向面に三角形突出部分76bが形成され、この部分76bと送り元側電極帯搬送台75aの三角形突出部分76aで隙間75cを形成している。そして、この入口部分75b2は後述する張力付与機構50の揺動アーム53に固定され、本体部分75b1と送り元側電極帯搬送台75aの三角形突出部分76aとの間を僅かな距離だけ、揺動アーム53の回転軸53aを中心として揺動往復運動する。
張力付与機構50は、電極帯搬送台75に取り付けられた取付プレート52、取付プレート52に装着されたサーボモータ51、サーボモータ51の回転軸53aに取り付けられた揺動アーム53、揺動アーム53に一体的に取り付けられている入口部分75b2、入口部分75b2の上方に配置されている送り先側押圧固定部材20b、送り先側押圧固定部材20bを上下駆動させる挟持機構部54、及び揺動アーム53の先端をガイドするガイド機構部57などで構成されている。なお、ガイド機構部57は、揺動アーム53の剛性が高く、その先端が振れなければ不要である。
送り先側押圧固定部材20bを上下駆動させる挟持機構部54は、シリンダのような昇降駆動部材55とガイド柱56とで構成されている。ガイド柱56は入口部分75b2の上面に平行に複数本立設され、送り先側押圧固定部材20bに穿設されたガイド孔にスライド自在に挿入されている。昇降駆動部材55のシリンダ部分は入口部分75b2の側面に取り付けられており、昇降駆動部材55の軸が送り先側押圧固定部材20bの側面に取り付けられている。送り先側押圧固定部材20bの位置は第1実施例Aと同様アーム32の下方で、送り元側押圧固定部材20aに対向して配置され、両者の隙間20cがレーザー光線41の走行経路である。
揺動アーム53の先端側にはサーボモータ51の微小回転運動に合わせて揺動アーム53の先端をガイドする、僅かにカーブしたガイド機構部57が設置されており、可動側ガイド57aに揺動アーム53の先端が取り付けられている。固定側ガイド57bは可動側ガイド57aに平行に取り付けられている。
このように構成された第2実施例Bにおいて、図7に示すように、電極帯搬送台75上に電極帯1が載置され、送り元側押圧固定部材20a及び送り先側押圧固定部材20bが電極帯1の切断部位の上方に位置する。この状態から上部昇降ブロック72が降下して送り元側押圧固定部材20aが電極帯1の切断線2に沿ってその送り元側を三角形突出部分76aに押圧固定する。これと同時に昇降駆動部材55が作動して送り先側押圧固定部材20bにて電極帯1の切断線2に沿ってその送り先側を三角形突出部分76bに押圧固定する。これによって切断線2の両側が固定されることになる。
この状態でサーボモータ51を作動して揺動アーム53及びこれに一体的に固定されている入口部分75b2とを僅かに回転させ、送り先側押圧固定部材20bと、入口部分75b2の三角形突出部分76bとで挟持されている電極帯1の送り先側を破れない程度で軽く引っ張り、切断線2に沿って電極帯1に軽く張力を与える。
レーザー出射部40は第1実施例Aと同じく、レーザー光線41の焦点が電極帯1の切断開始点P1の外側に位置している。この状態で、レーザー出射部40を作動させてレーザー光線41を出射させ、切断開始点P1方向に移動させる。レーザー光線41が切断開始点P1に至ると、移動しているレーザー光線41の焦点部分において順次電極帯1が瞬時に溶ける。そして、サーボモータ51の回転をレーザー光線41の移動に同期させて回動させる。これにより揺動アーム53の動きとともに送り先側押圧固定部材20bと入口部分75b2とが電極帯1の送り先側を挟持したまま送り元側からわずかに離れようとして、電極帯1に張力が掛かり、切断開始点P1から微小溶融部位3までを互いに引き離す。微小溶融部位3における溶けた金属は送り元側の溶融端3aや送り先側の溶融端3bにそのまま付着して凝固一体化する。その結果、微小溶融部位3の凝固による再接続が妨げられ、レーザー光線41の進行に合わせて電極帯1が切断線2に合致した状態で連続的に無塵切断される。
切断が終わると、レーザー光線41の出射を終了すると共に送り元側押圧固定部材20aと送り先側押圧固定部材20bを上昇させる。続いて、サーボモータ51を逆回転させて入口部分75b2をホームポジションに戻し、然る後、ベッド側昇降ブロック81a、82aを上昇させて電極帯1を持ち上げ、電極帯1をピッチ搬送し、次の切断位置まで移動させた後、昇降ブロック79a、79bを降下させて電極帯1を下ろす(図3)。そして、前述のように電極帯1の被切断部分の無塵切断を実行する。
次に、第3実施例の装置Cについて説明する。この場合も煩雑さを避けるため、主として第1実施例と異なる点を中心に説明し、重複する部分は第1実施例の記載を援用する。この場合は、ブレード作動機構10に代えて超音波発生装置60を用いる。ここでは超音波発生装置60の例を2つ示す。図11に示す第3実施例は超音波発生装置60が移動するタイプのもので、符号C1で示し、図12に示す第3実施例Cは超音波発生装置60が固定式のもので、符号C2で示す。なお、第3実施例Cでは、送り先側押圧固定部材20b側に超音波発生装置60を設置するため、送り先側押圧固定部材20bは用いられない。
超音波発生装置60は電気エネルギーを機械的振動エネルギーに変換する装置で、50/60Hzの電気的信号を発振器(ジェネレーター)によって20kHz(もしくは35kHz)の電気的信号に変換し、発振器から振動子(コンバーター)へ伝達し、そこで機械的振動エネルギーに変換する。電気信号の機械的振動エネルギーへの変換はピエゾ圧電素子によって行われ、その振動エネルギーは機械振幅を増大させるブースタを介してホーン61と呼ばれる共鳴体を通して電極帯1に伝達される。ホーン61は通常半波長の共鳴体で、その材質は一般的にアルミ合金やチタン合金、スチールが使われる。ここではホーン61の先端に回転体62aが取り付けられている。
移動式の場合、例えば、サーボモータ水平移動装置63Aのようなものを利用して超音波発生装置60の水平移動をレーザー光線41に同期させる。サーボモータ水平移動装置63Aの例を図11に示す。装置本体70の立板31の前面に水平ガイドレール64aが設置されており、この水平ガイドレール64aの可動側レール641に取り付けられた取付プレート65aに超音波発生装置60の本体が取り付けられている。そして、立板31の前面に設けた固定プレート66aにサーボモータ68aがセットされ、水平ガイドレール64aの可動側ガイド641に取り付けられた移動雌ネジ部67aにサーボモータ68aの送りネジ部69aが螺入されている。
次に、移動式の第3実施例C1の作用について説明する。図11に示すように、電極帯搬送台75上に電極帯1が載置され、送り元側押圧固定部材20a及び超音波発生装置60の回転体62aが電極帯1の切断部位の上方に位置する。この状態から上部昇降ブロック72が降下して送り元側押圧固定部材20aが電極帯1の切断線2に沿って、その送り元側を三角形突出部分76aに押圧バネ21bの弾発力による押圧固定する。
同時に降下した超音波発生装置60の回転体62aが電極帯1の切断開始点P1の外側に位置する。レーザー出射部40はレーザー光線41の焦点が電極帯1の切断開始点P1の外側に位置している。この状態で超音波発生装置60を作動させて回転体62aを振動させ、且つ、レーザー出射部40を作動させてレーザー光線41を出射させ、切断開始点P1方向に移動させる。レーザー光線41が切断開始点P1に至ると、前述同様、焦点部分において順次電極帯1が瞬時に溶ける。超音波発生装置60の回転体62aはレーザー光線41の移動に同期してレーザー光線41に続き、或いは近接位置で焦点の微小溶融部位3に振動を与えて微小溶融部位3の再融着を防ぎ、微小溶融部位3をセパレートして行く。これにより前述同様の電極帯1の無塵切断が可能となる。
次に、第3実施例の固定タイプC2について説明する。この場合は移動タイプC1のサーボモータ水平移動装置63Aに代えて、サーボモータ昇降移動装置63Bが用いられる。この場合は固定タイプC2なので、ホーン61には回転体62aの代わりに振動ブレード62bが装着される。振動ブレード62bは電極帯1の全幅をカバーする長さでホーン61の先端に装着され、超音波発生装置60を作動させることにより振動ブレード62bが振動する。
サーボモータ昇降移動装置63Bの例を図12に示す。装置本体70の立板31の前面に設けられたアーム32それぞれにガイドピン64bが立設されている。このガイドピン64bに移動雌ネジ部67bが昇降自在に取り付けられ、この移動雌ネジ部67bに取付プレート65bが固定されている。そして、この取付プレート65bに超音波発生装置60の本体が取り付けられている。そして、立板31の前面上部に設けた固定プレート66bにサーボモータ68bがセットされ、サーボモータ68bの送りネジ部69bが移動雌ネジ部67bの雌ネジ部に螺入されている。
次に、固定式である第3実施例C2の作用について説明する。図12に示すように、電極帯搬送台75上に電極帯1が載置され、送り元側押圧固定部材20a及び超音波発生装置60の振動ブレード62bが電極帯1の切断部位の上方に位置する。この状態から上部昇降ブロック72が降下して送り元側押圧固定部材20aが電極帯1の切断線2に沿ってその送り元側を三角形突出部分76aに押圧バネ21bの弾発力による押圧固定する。これと共にサーボモータ68bが作動して音波発生装置60を降下させて振動ブレード62bが電極帯1の切断線2に沿って、電極帯1の送り先側に軽く接触させる。
レーザー出射部40は前述同様、レーザー光線41の焦点が電極帯1の切断開始点P1の外側に位置している。この状態で超音波発生装置60を作動させて振動ブレード62bを振動させ、且つ、レーザー出射部40を作動させてレーザー光線41を出射させ、切断開始点P1方向に移動させる。レーザー光線41が切断開始点P1に至ると、前述同様、焦点部分において順次電極帯1が瞬時に溶ける。超音波発生装置60の振動ブレード62bは電極帯1の切断線2に沿って振動を与え続けているので、レーザー光線41の移動によって連続的に発生した微小溶融部位3に振動が与えられ、溶融部分の再融着を防いで溶融部分をセパレートし、同様に無塵切断される。
なお、幅広原反の電極帯1から所定寸法の四角形の電極シートを切り取る場合には、図示していないが、振動ブレード62bをトムソン刃のような四角形の刃物とし、レーザー光線41を刃先の周囲に走らせ、上記と同様の方法で切り取ることになる。また、この場合も、第1実施例Aで述べたように、送り元側押圧固定部材20aに代えて吸着機構90を固定手段として用いることが出来る。
次に、第4実施例Dについて説明する。この場合は、送り元側押圧固定部材20a及び送り先側押圧固定部材20bに代えて送り元側電極帯搬送台75aと送り先側電極帯搬送台75bの、送り元側押圧固定部材20a及び送り先側押圧固定部材20bの押圧部位に相当する部分に吸着孔90kを複数箇所設けたものである。吸着孔90kは排気系に接続されており、送り元側電極帯搬送台75a、送り先側電極帯搬送台75bの押圧固定・リリースのタイミングで電極帯1の非塗着部分1aを吸着固定・リリースすることになる。ここでは、吸着方式を示したが、静電吸着その他適宜な方式で吸着固定・リリースし得るものは全て含まれる。
なお、本発明はここに記載された実施例に限定されるものでなく、技術的思想を同じくするものは全て含まれることになる。
A:第1実施例,B:第2実施例,C、C1:第3実施例,C2:第3実施例の変形例,D:第4実施例,P1:切断開始点,P2:切断終点,1:電極帯,1a:非塗着部分,1b:塗着部分,2:切断線,3:溶融部位,3a・3b:溶融端,10:ブレード作動機構,11:ブレード作動部,11a:サーボモータ,11b:取付プレート,12:ブレード,12a:刃先,14:ブレードガイド,14a:ガイド溝,20a:送り元側押圧固定部材,20b:送り先側押圧固定部材,20c:隙間,21:送り元側ガイド部材,21a:ガイドピン,21b:押圧バネ,21c:貫通孔,21d:螺子孔,22:送り先側ガイド部材,22a:ガイドピン,22b:押圧バネ,22c:貫通孔,22d:螺子孔,30:上部押圧機構部,31:立板,32:アーム,40:レーザー出射部,41:レーザー光線,50:張力付与機構,51:サーボモータ,52:取付プレート,53:揺動アーム,53a:回転軸,54:挟持機構部,55:昇降駆動部材,56:ガイド柱,57:ガイド機構部,57a:可動側ガイド,57b:固定側ガイド,60:超音波発生装置,61:ホーン,62:振動部材,62a:回転体,62b:振動ブレード,63A:サーボモータ水平移動装置,63B:サーボモータ昇降移動装置,64a:水平ガイドレール,641:可動側レール,64b:ガイドピン,65a,65b:取付プレート,66a、66b:固定プレート,67a、67b:移動雌ネジ部,68a、68b:サーボモータ,69a、69b:送りネジ部,70:装置本体,71:リニアガイドレール,72:上部昇降ブロック,73:ボールネジ駆動部,75:電極帯搬送台,75a:送り元側電極帯搬送台,75b:送り先側電極帯搬送台,75b1:本体部分,75b2:入口部分,75c:隙間,76a,76b:直角三角形状に突き出している部分(三角形突出部分),77a、77b:段差,78a、78b:平面部分,79a,79b:昇降ブロック,81、82:下部昇降機構部,81a,82a:ベッド側昇降ブロック,81b,82b;本体部分,81c、82c:自走ローラ,85:縦フレーム,85a:水平フレーム部,90:吸着機構

Claims (5)

  1. 電極帯の切断線に沿って電極帯を電極帯搬送台に押圧固定する押圧固定部材と、
    出射したレーザー光線を切断線上に沿って走行させ、レーザー光線の集光位置を溶融す るレーザー出射部と、
    レーザー光線に追従して溶融部位に進入し、溶融部位の溶融端の一方を他方から離間さ せるブレードを備えるブレード作動機構とで構成されたことを特徴とする電子部品の電極 帯のレーザー切断装置。
  2. 電極帯の切断線に沿って、その両側にて電極帯を電極帯搬送台に押圧固定する送り元側 押圧固定部材及び送り先側押圧固定部材と、
    出射したレーザー光線を切断線上に沿って走行させ、レーザー光線の集光位置を溶融す るレーザー出射部と、
    電極帯に対するレーザー光線の侵入側の部分に対して張力が付与されるように、送り元 側押圧固定部材又は送り先側押圧固定部材のいずれか一方を他方に対して離間移動させる 張力付与機構とで構成されたことを特徴とする電子部品の電極帯のレーザー切断装置。
  3. 電極帯の切断線に沿って電極帯を電極帯搬送台に押圧固定する送り元側押圧固定部材と
    出射したレーザー光線を切断線上に沿って走行させ、レーザー光線の集光位置を溶融す るレーザー出射部と、
    レーザー光線に追従して移動し、溶融部位に振動を付与して溶融部位の溶融端の一方を 他方から離間させる超音波発生装置とで構成されたことを特徴とする電子部品の電極帯の レーザー切断装置。
  4. 電極帯の切断線に沿って電極帯を電極帯搬送台に押圧固定する押圧固定部材と、
    出射したレーザー光線を切断線上に沿って走行させ、レーザー光線の集光位置を溶融す るレーザー出射部と、
    切断線に沿い、電極帯に接触するように配置され、溶融部位に振動を付与して溶融部位 の溶融端の一方を他方から離間させる振動部材を有する超音波発生装置とで構成されたこ とを特徴とする電子部品の電極帯のレーザー切断装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のレーザー切断装置において、送り元側押圧固定部材又 は送り先側押圧固定部材に代えて、電極帯搬送台に電極帯の切断線の近傍を吸着する吸着 機構を設けたことを特徴とする電子部品の電極帯のレーザー切断装置。
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