JP2005340228A - 電気化学素子の製造方法および装置 - Google Patents

電気化学素子の製造方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 少なくとも集電体フィルムと多孔質層とを含む積層シートを、所望のように、切断して、所定のサイズを有する積層体部品を作製することができ、信頼性が高い電気化学素子を、高い歩留まりで製造することができる電気化学素子の製造方法を提供する。
【解決手段】 導電性を有する集電体フィルム2と、集電体フィルムの両面に形成された導電性材料を含む多孔質層4a、4bとを含む積層シー1に、YVOレーザ11を照射し、積層シートとYVOレーザを相対的に移動させて、積層シートを切断し、所定のサイズを有する積層体部品7を作製することを特徴とする電気化学素子の製造方法。
【選択図】 図5

Description

本発明は、電気化学素子の製造方法および装置に関するものであり、さらに詳細には、少なくとも集電体フィルムと多孔質層とを含む積層シートを、所望のように、切断して、所定のサイズを有する積層体部品を作製することができ、信頼性が高い電気化学素子を、高い歩留まりで製造することができる電気化学素子の製造方法および装置に関するものである。
電気化学素子は、小型化、軽量化が容易であるため、携帯機器(小型電子機器)などのバックアップ用電源、電気自動車やハイブリッド自動車向けの補助電源などとしての利用が期待されており、その性能向上のため、種々の試みがなされている。
このような電気化学素子は、一般に、まず、アルミニウムなどからなる集電体フィルム、アンダーコート層および多孔質層を積層して、アノード電極あるいはカソード電極用の積層シートを形成し、積層シートを、金型を用いた打抜き加工によって、カットして、所定のサイズを有するアノード電極あるいはカソード電極を作製し、アノード電極あるいはカソード電極と、同様にして作製したカソード電極あるいはアノード電極とをセパレータを介して、貼り合わせて、積層体ユニットを作製し、積層体ユニットをフィルムで包んだり、金属缶に収納したりして、製造されている。
しかしながら、金型を用いた打抜き加工によって、積層シートをカットして、所定のサイズを有するアノード電極あるいはカソード電極を作製する場合には、金型から切断面に加わる剪断力によって、集電体フィルムにばりや歪みが発生し、アノード電極とカソード電極とを、セパレータを介して、貼り合わせて、電気化学素子を生成したときに、短絡の原因になって、電気化学素子としての電気的特性を得ることができなくなり、アノード電極とカソード電極とが短絡したときには、アノード電極からカソード電極に電流が流れるため、電気化学素子をキャパシタとして用いる場合に、電荷を蓄積することができなって、キャパシタとして機能しなくなるという問題があった。
長期使用によって、金型が磨耗して、金型から積層シートに加わる剪断力が低下した場合には、集電体フィルムにばりや歪みが発生しやすくなるため、とくに深刻な問題になっていた。
したがって、本発明は、少なくとも集電体フィルムと多孔質層とを含む積層シートを、所望のように、切断して、所定のサイズを有する積層体部品を作製することができ、信頼性が高い電気化学素子を、高い歩留まりで製造することができる電気化学素子の製造方法および装置を提供することを目的とするものである。
本発明のかかる目的は、導電性を有する集電体フィルムと、前記集電体フィルムの少なくとも一方の表面に形成された導電性材料を含む多孔質層とを含む積層シートに、YVOレーザを照射し、前記積層シートと前記YVOレーザを相対的に移動させて、前記積層シートを切断し、所定のサイズを有する積層体部品を作製することを特徴とする電気化学素子の製造方法によって達成される。
本発明によれば、YVOレーザを用いて、積層シートを切断するように構成されているから、積層シートの切断面に、剪断力が加わることがなく、したがって、積層体部品の集電体フィルムにばりや歪みが発生することを確実に防止することが可能になるから、信頼性が高い電気化学素子を、高い歩留まりで、製造することが可能になる。
本発明の好ましい実施態様においては、前記積層体ユニットに対して、前記YVOレーザを二次元的に移動させて、前記積層シートを切断するように構成されている。
本発明の別の好ましい実施態様においては、前記YVOレーザに対して、前記積層シートを二次元的に移動させて、前記積層シートを切断するように構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、作製されるべき前記積層体部品に対する前記YVOレーザの照射角度が、80°以上、90°未満になるように、前記積層シートに、前記YVOレーザを照射するように構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、YVOレーザのビーム断面と、積層体部品とが交わる角度が90°に近い角度になるように、積層シートに、YVOレーザを照射することができ、したがって、積層体部品の端面が90°に近い角度になるように、積層シートを切断して、積層体部品を作製することが可能になる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記YVOレーザのビーム断面と、作製されるべき前記積層体部品とが交わる角度が略90°になるように、前記積層シートに、前記YVOレーザを照射するように構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、YVOレーザのビーム断面と、積層体部品とが交わる角度が略90°になるように、YVOレーザが積層シートに照射されて、積層シートが切断され、積層体部品が作製されているから、積層体部品の端面が略90°になるように、積層シートを切断して、積層体部品を作製することが可能になる。
本発明の前記目的はまた、それぞれが、導電性を有する集電体フィルムと、前記集電体フィルムの少なくとも一方の表面に形成された導電性材料を含む多孔質層とを含み、互いに積層された2以上の積層シートに、前記YVOレーザを照射し、前記2以上の積層シートと前記YVOレーザを相対的に移動させて、前記2以上の積層シートを同時に切断し、所定のサイズを有する2以上の積層体部品を作製することを特徴とする電気化学素子の製造方法によって達成される。
本発明の好ましい実施態様においては、切断されるべき前記2以上の積層シートの厚さに応じて、前記YVOレーザを発するレーザ光源と、前記2以上の積層シートとの距離を調整するように構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、切断されるべき2以上の積層シートの厚さに応じて、YVOレーザを発するレーザ光源と、2以上の積層シートとの距離が調整されるから、YVOレーザの焦点の位置を、所望の位置に設定して、2以上の積層シートを同時に切断し、複数の積層体部品を同時に作製することが可能になる。
本発明の前記目的はまた、YVOレーザを発するレーザ光源と、導電性を有する集電体フィルムと、前記集電体フィルムの少なくとも一方の表面に形成された導電性材料を含む多孔質層とを含み、前記YVOレーザが照射される積層シートと前記YVOレーザとを相対的に移動させる移動機構と、前記YVOレーザが、前記積層シートに照射される位置の近傍に配置された集塵装置および/またはエアブロー装置とを備えたことを特徴とする電気化学素子の製造装置によって達成される。
本発明によれば、電気化学素子の製造装置は、YVOレーザを発するレーザ光源と、導電性を有する集電体フィルムと、集電体フィルムの少なくとも一方の表面に形成された導電性材料を含む多孔質層とを含み、YVOレーザが照射される積層シートと前記YVOレーザとを相対的に移動させる移動機構を備えているから、積層シートに、YVOレーザを照射し、積層体ユニットとYVOレーザとを相対的に移動させて、積層シートを切断し、所定のサイズを有する積層体部品を作製することができ、したがって、積層シートの切断面に、剪断力が加わることがなく、積層体部品の集電体フィルムにばりや歪みが発生することを確実に防止することが可能になるから、信頼性が高い電気化学素子を、高い歩留まりで製造することが可能になり、さらに、電気化学素子の製造装置は、YVOレーザが、積層体ユニットに照射される位置の近傍に配置された集塵装置および/またはエアブロー装置を備えているから、YVOレーザによって、積層シートを切断したときに生じる微粉やガスを、積層シートの切断部から速やかに除去することができ、したがって、積層シートの切断によって発生した微粉が、電気化学素子に短絡を生じさせることを確実に防止して、信頼性が高い電気化学素子を、高い歩留まりで製造することが可能になる。
本発明の好ましい実施態様においては、前記積層シートが長尺状をなし、前記移動機構が、長尺状の前記積層シートを搬送する積層体ユニット搬送機構と、前記YVOレーザの走査機構とによって構成されている。
本発明の別の好ましい実施態様においては、前記積層シートがシート状をなし、電気化学素子の製造装置が、さらに、前記積層シートを支持する支持テーブルを備え、前記移動機構が、前記支持テーブルを三次元的に移動させるテーブル移動機構によって構成されている。
本発明の前記目的はまた、YVOレーザを発するレーザ光源と、それぞれが、導電性を有する集電体フィルムと、前記集電体フィルムの少なくとも一方の表面に形成された導電性材料を含む多孔質層とを含み、互いに積層された2以上の積層シートと、前記YVOレーザとを相対的に移動させる移動機構と、前記2以上の積層シートに、前記YVOレーザが照射される位置の近傍に配置された集塵装置および/またはエアブロー装置とを備えたことを特徴とする電気化学素子の製造装置によって達成される。
本発明の好ましい実施態様においては、電気化学素子の製造装置は、さらに、切断されるべき前記2以上の積層シートの厚さに応じて、前記YVOレーザを発するレーザ光源と、前記2以上の積層シートとの距離を調整する距離調整手段を備えている。
本発明によれば、少なくとも集電体フィルムと多孔質層とを含む積層シートを、所望のように、切断して、所定のサイズを有する積層体部品を作製することができ、信頼性が高い電気化学素子を、高い歩留まりで製造することができる電気化学素子の製造方法および装置を提供することが可能になる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の好ましい実施態様につき、詳細に説明を加える。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる電気化学キャパシタの製造装置によって切断される積層シートの略断面図である。
図1に示されるように、積層シート1は長尺状をなし、アノード電極あるいはカソード電極用の積層シートとして形成され、アルミニウムによって形成された集電体フィルム2と、集電体フィルム2の両面に塗布されたアンダーコート層3a、3bと、アンダーコート層3aの表面に塗布されたカーボン材料を含む多孔質層4aと、アンダーコート層3bの表面に塗布されたカーボン材料を含む多孔質層4bとを含んでいる。
図2は、図1に示された積層シート1の矢印Aの方向から見た略平面図であり、図3は、図1に示された積層シート1の矢印Bの方向から見た略平面図である。
図2および図3に示されるように、集電体フィルム2の両表面には、長手方向両縁部を除き、アンダーコート層3aおよび多孔質層4aあるいはアンダーコート層3bおよび多孔質層4bが形成されている。
図4は、本発明の好ましい実施態様にかかる電気化学キャパシタの製造装置によって、積層シート1が切断されて、作製されるべき積層体部品の略平面図である。
図4に示されるように、多孔質層4b、アンダーコート層3b、集電体フィルム2、アンダーコート層3aおよび多孔質層4aが積層された積層シート1の部分が略矩形状をなし、その一縁部7bに、リード8として機能する略矩形状の集電体フィルム2が残されるように、積層シート1が切断されて、積層体部品7が作製される。
図5は、本発明の好ましい実施態様にかかる電気化学キャパシタの製造装置の略断面図である。
本実施態様にかかる電気化学キャパシタの製造装置は、長尺状の積層シート1が、所定の長さを有するように裁断された積層シート1を、所定のサイズに切断して、図4に示される積層体部品を作製可能に構成されており、図5に示されるように、その上面で、積層シート1を支持する支持テーブル10と、支持テーブル10の上方に配置され、支持テーブル10に向けて、YVOレーザ11を発するレーザ光源12と、fθレンズ13と、支持テーブル10に向けて、エアを放出するエアブロー装置14とを備えている。本実施態様において、fθレンズ13は、角度調整機構(図示せず)によって、その角度が制御可能に構成されている。
本実施態様においては、支持テーブル10は、数値制御されたテーブル移動機構(図示せず)により、略水平面内において、移動可能に構成されており、一方、レーザ光源12は静止状態に保持されている。
上述のように、本実施態様にかかる電気化学キャパシタの製造装置は、積層シート1を、所定のサイズに切断して、図4に示される積層体部品を作製可能に構成されており、したがって、支持テーブル10は、YVOレーザ11が、図4に示される作製すべき積層体部品7の縁部に対応する部分に沿って、積層シート1に照射される。
支持テーブル10のYVOレーザ11が照射される部分には、YVOレーザ11が透過する空隙部が形成されている。図5においては、空隙部は、参照番号15aおよび15bによって示されているが、本実施態様においては、図4に示される作製すべき積層体部品7の縁部7a、7b、7c、7dに対応する部分に沿って、YVOレーザ11が照射されるから、空隙部15a、15bは、支持テーブル10に、枠状に形成されている。
また、図5に示されるように、支持テーブル10に形成された空隙部15a、15b内には、それぞれ、集塵装置(図示せず)の集塵ノズル16a、16bが配置されている。図5においては、2つの集塵ノズル16a、16bのみが図示されているが、前述のように、支持テーブル10には、空隙部15a、15bが枠状に形成されているから、作製すべき積層体部品7の各縁部7a、7b、7c、7dに対応して形成された空隙部内に、それぞれ、1つの集塵ノズル16a、16bが配置されている。
図5に示されるように、本実施態様にかかる電気化学キャパシタの製造装置は、さらに、支持テーブル10の上方に、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4aあるいは4bが形成されていない領域、すなわち、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界あるいは集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界と、その外側に位置する集電体フィルム2の縁部との間の領域を検出し、その画像を生成するCCDカメラ17を備えている。
図6は、図5に示された電気化学キャパシタの製造装置の制御系、検出系、駆動系および入力系を示すブロックダイアグラムである。
図6に示されるように、本実施態様にかかる電気化学キャパシタの製造装置の制御系は、電気化学キャパシタの製造装置全体の動作を制御するコントローラ20を備え、電気化学キャパシタの製造装置の検出系は、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4aあるいは4bが形成されていない領域を検出し、その画像を生成するCCDカメラ17を備えている。
また、電気化学キャパシタの製造装置の駆動系は、支持テーブル10を、略水平面内において、二次元的に移動させるテーブル移動機構21と、fθレンズ13の角度を調整して、YVOレーザ11が、積層シート1に照射される角度を調整する角度調整機構22を備え、電気化学キャパシタの製造装置の入力系は、キーボード23を備えている。
以上のように構成された本実施態様にかかる電気化学キャパシタの製造装置は、以下のようにして、積層シート1を切断して、所定のサイズを有する積層体部品7を作製する。
まず、ユーザーによって、積層シート1が、多孔質層4aが上になるように、支持テーブル10上にセットされる。
次いで、ユーザーによって、キーボード23に、作製すべき積層体部品7のサイズを示す切断データが入力され、スタート信号が入力される。
キーボード23に入力された切断データとスタート信号は、コントローラ20に出力され、コントローラ20は、切断データとスタート信号が入力されると、テーブル移動機構21に第一の駆動信号を出力して、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4aが形成されていない領域が、CCDカメラ17に対向するように、支持テーブル10を移動させ、次いで、CCDカメラ17によって検出された集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4aが形成されていない領域の画像を取り込んで、メモリ(図示せず)に記憶させる。
次いで、ユーザーによって、積層シート1が、支持テーブル10上から取り去られ、積層シート1が、多孔質層4bが上になるように、支持テーブル10上に再セットされ、再スタート信号がキーボード23に入力される。
再スタート信号はコントローラ20に出力され、再スタート信号を受けると、コントローラ20は、テーブル移動機構21に第一の駆動信号を出力して、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4bが形成されていない領域が、CCDカメラ17に対向するように、支持テーブル10を移動させ、次いで、CCDカメラ17によって検出された集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4bが形成されていない領域の画像を取り込んで、メモリ(図示せず)に記憶させる。
さらに、コントローラ20は、メモリに記憶された2つの画像を読み出して、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4aが形成されていない領域の幅と、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4bが形成されていない領域の幅を比較する。
これは、本実施態様においては、アンダーコート層3aおよび多孔質層4aならびにアンダーコート層3bおよび多孔質層4bは、長尺状の集電体フィルム2の表面に、別のプロセスで、塗布によって形成されるため、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界の位置と、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界の位置とが一致していないことがあり得るからである。
その結果、両者が一致していると判定したときは、コントローラ20は、角度調整機構22に第一の角度調整信号を出力して、積層シート1に照射されたYVOレーザ11のビーム断面と、作製すべき積層体部品7の縁部7aに対応する積層シート1の部分とが交わる角度がほぼ90°になるように、fθレンズ13の角度を調整させる。
次いで、コントローラ20は、テーブル移動機構21に初期信号を出力して、レーザ光源12から放出されるYVOレーザ11を、積層シート1の切断開始位置に照射可能な位置に、支持テーブル10を移動させ、次いで、レーザ光源12に第一の駆動信号を出力して、レーザ光源12をオンさせる。
その結果、レーザ光源12から、そのパワーが切断パワーに設定されたYVOレーザ11が放出され、積層シート1の切断開始位置に照射される。ここに、YVOレーザ11の切断パワーは、積層シート1を切断するのに十分なレベルに設定される。
本実施態様においては、積層シート1の作製すべき積層体部品7の縁部7aに対応する部分をまず切断し、次いで、縁部7bに対応する部分、形成すべきリード8の縁部8a、8b、8cに対応する部分、積層シート1の作製すべき積層体部品7の縁部7cに対応する部分、縁部7dに対応する部分の順に、切断するように構成されており、したがって、積層シート1の切断開始位置は、作製すべき積層体部品7の縁部7aと縁部7dとの交点になる。
次いで、コントローラ20は、テーブル移動機構21に第一の切断信号を出力して、積層シート1に対して、YVOレーザ11が、作製すべき積層体部品7の縁部7aに対応する積層シート1の部分に沿って、相対的に移動するように、支持テーブル10を移動させる。
その結果、作製すべき積層体部品7の縁部7aに沿って、積層シート1が切断される。
ここに、積層シート1に照射されたYVOレーザ11のビーム断面と、作製すべき積層体部品7の縁部7aに対応する積層シート1の部分とが交わる角度がほぼ90°になるように、fθレンズ13の角度が調整されているから、積層体部品7の縁部7aは、積層シート1の表面に対して、ほぼ90°の角度を有するように切断される。
また、積層シート1は、YVOレーザ11によって切断され、打抜き加工によって切断される場合のように、剪断力によって切断されるものではないから、集電体フィルム2にばりや歪みが発生することを確実に防止しつつ、積層シート1を切断することができる。
さらに、YVOレーザ11によって、積層シート1を切断するときには、微粉やガスが発生するが、本実施態様においては、エアブロアー装置14が設けられているから、YVOレーザ11によって積層シート1を切断したときに発生した微粉やガスを、積層シート1の切断部から速やかに除去することができ、また、支持テーブル10の各空隙部内に、それぞれ、1つの集塵ノズル16a、16bが配置されているから、YVOレーザ11によって積層シート1を切断したときに発生した微粉やガスを、積層シート1の切断部から速やかに除去することができ、したがって、積層シート1を切断した際に発生した微粉によって、電気化学キャパシタに短絡が生じることを、確実に防止することが可能になる。
こうして、作製すべき積層体部品7の縁部7aに沿って、積層シート1が切断され、YVOレーザ11が、作製すべき積層体部品7の縁部7aと縁部7bとの交点に対応する積層シート1の部分に達すると、コントローラ20は、レーザ光源12に駆動信号を出力して、レーザ光源12をオフするとともに、テーブル移動機構21に駆動停止信号を出力して、支持テーブル10の作動を停止させる。
次いで、コントローラ20は、角度調整機構22に第二の角度調整信号を出力して、積層シート1に照射されたYVOレーザ11のビーム断面と、作製すべき積層体部品7の縁部7bに対応する積層シート1の部分とが交わる角度がほぼ90°になるように、fθレンズ13の角度を調整させる。
こうして、YVOレーザ11の放出角度が調整されると、コントローラ20は、レーザ光源12に第一の駆動信号を出力して、レーザ光源12をオンさせるとともに、テーブル移動機構21に第二の切断信号を出力して、積層シート1に対して、YVOレーザ11が、作製すべき積層体部品7の縁部7bに対応する積層シート1の部分に沿って、相対的に移動するように、支持テーブル10を移動させる。
その結果、YVOレーザ11が、リード8を形成すべき部分に達すると、コントローラ20は、レーザ光源12に駆動停止信号を出力して、レーザ光源12をオフするとともに、テーブル移動機構21に駆動停止信号を出力して、支持テーブル10の作動を停止させる。
前述のように、fθレンズ13の角度が調整されて、YVOレーザ11が、積層体部品7の縁部7bに対応する積層シート1の部分に照射されるから、積層体部品7の縁部7bは、積層シート1の表面に対して、ほぼ90°の角度を有するように切断される。
次いで、コントローラ20は、角度調整機構22に第三の角度調整信号を出力して、積層シート1に照射されたYVOレーザ11のビーム断面と、作製すべき積層体部品7のリード8の縁部8aに対応する積層シート1の集電体フィルム2の部分とが交わる角度がほぼ90°になるように、fθレンズ13の角度を調整させる。
こうして、YVOレーザ11の放出角度が調整されると、コントローラ20は、レーザ光源12に第一の駆動信号を出力して、レーザ光源12をオンさせるとともに、テーブル移動機構21に第三の切断信号を出力して、積層シート1に対して、YVOレーザ11が、作製すべき積層体部品7のリード8の縁部8aに対応する積層シート1の集電体フィルム2の部分に沿って、相対的に移動するように、支持テーブル10を移動させる。
その結果、YVOレーザ11が、形成すべきリード8の縁部8aと縁部8bとの交点に対応する集電体フィルム2の部分に達すると、コントローラ20は、レーザ光源12に駆動停止信号を出力して、レーザ光源12をオフするとともに、テーブル移動機構21に駆動停止信号を出力して、支持テーブル10の作動を停止させる。
次いで、コントローラ20は、角度調整機構22に第四の角度調整信号を出力して、積層シート1に照射されたYVOレーザ11のビーム断面と、作製すべき積層体部品7のリード8の縁部8bに対応する積層シート1の集電体フィルム2の部分とが交わる角度がほぼ90°になるように、fθレンズ13の角度を調整させる。
こうして、YVOレーザ11の放出角度が調整されると、コントローラ20は、レーザ光源12に第一の駆動信号を出力して、レーザ光源12をオンさせるとともに、テーブル移動機構21に第四の切断信号を出力して、積層シート1に対して、YVOレーザ11が、作製すべき積層体部品7のリード8の縁部8bに対応する積層シート1の集電体フィルム2の部分に沿って、相対的に移動するように、支持テーブル10を移動させる。
その結果、YVOレーザ11が、形成すべきリード8の縁部8bと縁部8cとの交点に対応する集電体フィルム2の部分に達すると、コントローラ20は、レーザ光源12に駆動停止信号を出力して、レーザ光源12をオフするとともに、テーブル移動機構21に駆動停止信号を出力して、支持テーブル10の作動を停止させる。
次いで、コントローラ20は、角度調整機構22に第五の角度調整信号を出力して、積層シート1に照射されたYVOレーザ11のビーム断面と、作製すべき積層体部品7のリード8の縁部8cに対応する積層シート1の集電体フィルム2の部分とが交わる角度がほぼ90°になるように、fθレンズ13の角度を調整させる。
こうして、YVOレーザ11の放出角度が調整されると、コントローラ20は、レーザ光源12に第一の駆動信号を出力して、レーザ光源12をオンさせるとともに、テーブル移動機構21に第五の切断信号を出力して、積層シート1に対して、YVOレーザ11が、作製すべき積層体部品7のリード8の縁部8cに対応する積層シート1の集電体フィルム2の部分に沿って、相対的に移動するように、支持テーブル10を移動させる。
その結果、YVOレーザ11が、形成すべきリード8の縁部8cと作製すべき積層体部品7の縁部7bとの交点に対応する積層シート1の部分に達すると、コントローラ20は、レーザ光源12に駆動停止信号を出力して、レーザ光源12をオフするとともに、テーブル移動機構21に駆動停止信号を出力して、支持テーブル10を停止させる。
以上のように、積層シート1に照射されたYVOレーザ11のビーム断面と、作製すべき積層体部品7のリード8の各縁部8a、8b、8cに対応する集電体フィルム2の部分とが交わる角度がほぼ90°になるように、fθレンズ13の角度が調整されて、YVOレーザ11が、積層体部品7のリード8に対応する集電体フィルム2の部分に照射され、集電体フィルム2が切断されるから、リード8の各縁部8a、8b、8cは、積層シート1の表面に対して、ほぼ90°の角度を有するように切断される。
次いで、コントローラ20は、角度調整機構22に第二の角度調整信号を出力して、積層シート1に照射されたYVOレーザ11のビーム断面と、作製すべき積層体部品7の縁部7bに対応する積層シート1の部分とが交わる角度がほぼ90°になるように、fθレンズ13の角度を調整させる。
こうして、YVOレーザ11の放出角度が調整されると、コントローラ20は、レーザ光源12に第一の駆動信号を出力して、レーザ光源12をオンさせるとともに、テーブル移動機構21に第二の切断信号を出力して、積層シート1に対して、YVOレーザ11が、作製すべき積層体部品7の縁部7bに対応する積層シート1の部分に沿って、相対的に移動するように、支持テーブル10を移動させる。
その結果、YVOレーザ11が、作製すべき積層体部品7の縁部7bと縁部7cとの交点に対応する積層シート1の部分に達すると、コントローラ20は、レーザ光源12に駆動停止信号を出力して、レーザ光源12をオフするとともに、テーブル移動機構21に駆動停止信号を出力して、支持テーブル10の作動を停止させる。
次いで、コントローラ20は、角度調整機構22に第六の角度調整信号を出力して、積層シート1に照射されたYVOレーザ11のビーム断面と、作製すべき積層体部品7の縁部7cに対応する積層シート1の部分とが交わる角度がほぼ90°になるように、fθレンズ13の角度を調整させる。
こうして、YVOレーザ11の放出角度が調整されると、コントローラ20は、レーザ光源12に第一の駆動信号を出力して、レーザ光源12をオンさせるとともに、テーブル移動機構21に第六の切断信号を出力して、積層シート1に対して、YVOレーザ11が、作製すべき積層体部品7の縁部7cに対応する積層シート1の部分に沿って、相対的に移動するように、支持テーブル10を移動させる。
その結果、YVOレーザ11が、作製すべき積層体部品7の縁部7cと縁部7dとの交点に対応する積層シート1の部分に達すると、コントローラ20は、レーザ光源12に駆動停止信号を出力して、レーザ光源12をオフするとともに、テーブル移動機構21に駆動停止信号を出力して、支持テーブル10の作動を停止させる。
前述のように、fθレンズ13の角度が調整されて、YVOレーザ11が、積層体部品7の縁部7cに対応する積層シート1の部分に照射されるから、積層体部品7の縁部7cは、積層シート1の表面に対して、ほぼ90°の角度を有するように切断される。
次いで、コントローラ20は、角度調整機構22に第七の角度調整信号を出力して、積層シート1に照射されたYVOレーザ11のビーム断面と、作製すべき積層体部品7の縁部7cに対応する積層シート1の部分とが交わる角度がほぼ90°になるように、fθレンズ13の角度を調整させる。
こうして、YVOレーザ11の放出角度が調整されると、コントローラ20は、レーザ光源12に第一の駆動信号を出力して、レーザ光源12をオンさせるとともに、テーブル移動機構21に第七の切断信号を出力して、積層シート1に対して、YVOレーザ11が、作製すべき積層体部品7の縁部7dに対応する積層シート1の部分に沿って、相対的に移動するように、支持テーブル10を移動させる。
その結果、YVOレーザ11が、作製すべき積層体部品7の縁部7dと縁部7aとの交点に対応する積層シート1の部分に達すると、コントローラ20は、レーザ光源12に駆動停止信号を出力して、レーザ光源12をオフするとともに、テーブル移動機構21に駆動停止信号を出力して、支持テーブル10の作動を停止させ、積層シート1の切断操作を完了させる。
これに対して、メモリに記憶された画像に基づいて、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4aが形成されていない領域の幅と、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4bが形成されていない領域の幅を比較した結果、両者が一致せず、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界よりも、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界が、積層シート1の縁部に近い位置に位置していると判定したときは、コントローラ20は、レーザ光源12に第二の駆動信号を出力して、レーザ光源12から、そのパワーがトリミングパワーに設定されたYVOレーザ11を放出させるとともに、テーブル移動機構21にトリミング信号を出力して、YVOレーザ11が、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界に対応する位置と、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界との間に位置する多孔質層4bに照射されるように、支持テーブル10を移動させる。
ここに、YVOレーザ11のトリミングパワーは、多孔質層4aあるいは多孔質層4bを除去するに十分で、かつ、積層シート1が切断されることがないようなレベルに設定される。
その結果、YVOレーザ11によって、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界に対応する位置と、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界との間に位置する多孔質層4bが、集電体フィルム2から除去されて、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界と、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界とを一致させることができる。したがって、上述したのと同様にして、レーザ光源12、角度調整機構22およびテーブル移動機構21を制御することによって、所望のように、積層シート1を切断して、所定のサイズを有する積層体部品7の作製することができる。
一方、メモリに記憶された画像に基づいて、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4aが形成されていない領域の幅と、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4bが形成されていない領域の幅を比較した結果、両者が一致せず、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界よりも、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界が、積層シート1の縁部に近い位置に位置していると判定したときは、コントローラ20は表示手段(図示せず)にその旨を表示し、ユーザーによって、積層シート1が支持テーブル10から取り去られ、再度、積層シート1が、多孔質層4aが上になるように、支持テーブル10上にセットされ、トリミング信号がキーボード23に入力される。
トリミング信号は、コントローラ20に出力され、トリミング信号を受けると、コントローラ20は、メモリに記憶された画像に基づいて、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界と、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界との位置を確定し、レーザ光源12に第二の駆動信号を出力して、レーザ光源12から、そのパワーがトリミングパワーに設定されたYVOレーザ11を放出させるとともに、テーブル移動機構21にトリミング信号を出力して、YVOレーザ11が、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界に対応する位置と、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界との間に位置する多孔質層4bに照射されるように、支持テーブル10を移動させる。
その結果、YVOレーザ11によって、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界に対応する位置と、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界との間に位置する多孔質層4aが、集電体フィルム2から除去されて、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界と、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界とを一致させることができる。したがって、上述したのと同様にして、レーザ光源12、角度調整機構22およびテーブル移動機構21を制御することによって、所望のように、積層シート1を切断して、所定のサイズを有する積層体部品7の作製することができる。
本実施態様によれば、積層シート1は、YVOレーザ11によって切断され、打抜き加工によって切断される場合のように、剪断力によって切断されるものではないから、集電体フィルム2にばりや歪みが発生することを確実に防止しつつ、積層シート1を切断することができ、信頼性が高い電気化学素子を、高い歩留まりで製造することが可能になる。
また、本実施態様によれば、積層シート1に照射されたYVOレーザ11のビーム断面と、作製すべき積層体部品7の縁部に対応する積層シート1の部分とが交わる角度がほぼ90°になるように、fθレンズ13の角度が調整されているから、積層体部品7の縁部を、積層シート1の表面に対して、ほぼ90°の角度を有するように切断することが可能になる。
さらに、本実施態様によれば、積層シート1の切断に先立って、CCDカメラ17により、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界の位置と、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界の位置とを検出し、両者が一致していないときは、YVOレーザ11によって、両者が一致するよに、不要な多孔質層4aまたは4bの部分を除去するように構成されているから、電気化学キャパシタの電極集積効率を向上させることが可能になる。
また、本実施態様によれば、支持テーブル10の各空隙部内に、それぞれ、1つの集塵ノズル16a、16bが配置されているから、YVOレーザ11によって積層シート1を切断したときに発生した微粉やガスを、集塵ノズル16a、16bによって回収することができ、したがって、YVOレーザ11によって積層シート1を切断したときに発生した微粉やガスを、積層シート1の切断部から速やかに除去することが可能になるから、YVOレーザ11によって積層シート1を切断したときに発生した微粉によって、電気化学キャパシタに短絡が生じることを、確実に防止することが可能になる。
図7は、本発明の別の好ましい実施態様にかかる電気化学キャパシタの製造装置の略断面図である。
本実施態様にかかる電気化学キャパシタの製造装置は、長尺状の積層シート1を、所定のサイズに切断して、図4に示される積層体部品を作製可能に構成されており、図7に示されるように、その上面で、積層シート1を支持する支持テーブル30と、支持テーブル30の上方に配置され、支持テーブル30に向けて、YVOレーザ31を発するレーザ光源32と、fθレンズ33と、支持テーブル30に向けて、エアを放出するエアブロー装置34とを備えている。
本実施態様においては、積層シート1の切断にあたり、積層シート1は静止状態に保持され、YVOレーザ11が、図4に示される作製すべき積層体部品7の縁部に対応する部分に沿って、積層シート1に照射されるように、レーザ光源32が走査機構(図示せず)によって走査されるように構成されている。
したがって、図5および図6に示された電気化学キャパシタの製造装置と同様に、支持テーブル30のYVOレーザ31が照射される部分には、YVOレーザ31が透過する空隙部が形成されている。図7においては、空隙部は、参照番号35aおよび35bによって示されているが、本実施態様においては、図4に示される作製すべき積層体部品7の縁部7a、7b、7c、7dに対応する部分に沿って、YVOレーザ31が照射されるから、空隙部35a、35bは、支持テーブル10に、枠状に形成されている。
また、図7に示されるように、作製すべき積層体部品7の各縁部7a、7b、7c、7dに対応して形成された支持テーブル10の空隙部35a、35b内に、それぞれ、1つの集塵装置(図示せず)の集塵ノズル36a、36bが配置されている。
図5および図6に示された電気化学キャパシタの製造装置と同様に、本実施態様においても、支持テーブル30の上方に、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4aあるいは4bが形成されていない領域を検出し、その画像を生成するCCDカメラ37が設けられている。
図7に示されるように、長尺状の積層シート1は、繰り出しローラ38によって、支持テーブル30上に繰り出され、巻き取りローラ39によって巻き取られるように、構成されている。
図8は、図7に示された電気化学キャパシタの製造装置の制御系、検出系、駆動系および入力系を示すブロックダイアグラムである。
図8に示されるように、本実施態様にかかる電気化学キャパシタの製造装置の制御系は、電気化学キャパシタの製造装置全体の動作を制御するコントローラ40を備え、電気化学キャパシタの製造装置の検出系は、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4aあるいは4bが形成されていない領域を検出し、その画像を生成するCCDカメラ37を備えている。
また、電気化学キャパシタの製造装置の駆動系は、YVOレーザ31が、図4に示される作製すべき積層体部品7の縁部に対応する部分に沿って、積層シート1に照射されるように、レーザ光源32を走査する走査機構41と、レーザ光源32からのYVOレーザ31の放出角度を調整する角度調整機構42と、長尺状の積層シート1を繰り出す繰り出しローラ38と、積層シート1を巻き取る巻き取りローラ39とを備え、電気化学キャパシタの製造装置の入力系は、キーボード43を備えている。
以上のように構成された本実施態様にかかる電気化学キャパシタの製造装置は、以下のようにして、積層シート1を切断して、所定のサイズを有する積層体部品7を作製する。
まず、ユーザーによって、多孔質層4aが上になるように、積層シート1が、繰り出しローラ38から繰り出され、積層シート1の切断されるべき部分が、支持テーブル30の空隙部35a、35b上に位置するまで、積層シート1が、巻き取りローラ39によって巻き取られる。
次いで、ユーザーによって、キーボード43に、作製すべき積層体部品7のサイズを示す切断データが入力されるとともに、スタート信号が入力され、図5および図6に示された実施態様と同様にして、CCDカメラ37によって、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4aが形成されていない領域が検出され、その画像が、コントローラ40のメモリ(図示せず)に記憶される。
さらに、ユーザーによって、積層シート1が、支持テーブル30上から取り去られ、積層シート1が、多孔質層4bが上になるように、支持テーブル30上に再セットされるとともに、再スタート信号がキーボード43に入力され、CCDカメラ37によって、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4bが形成されていない領域が検出され、その画像が、コントローラ40のメモリ(図示せず)に記憶される。
次いで、コントローラ40によって、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4aが形成されていない領域の幅と、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4bが形成されていない領域の幅とが比較され、両者が一致しているときは、走査機構41によって、YVOレーザ31が、静止状態に保持された積層シート1上を、作製されるべき積層体部品7の縁部7a、7b、7c、7dおよびリード8の縁部8a、8b、8cに沿って走査される点を除き、図5および図6に示された実施態様と同様にして、積層シート1が、所定のサイズに切断されて、積層体部品7が作製される。
これに対して、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4aが形成されていない領域の幅と、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4bが形成されていない領域の幅とが一致せず、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界よりも、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界が、積層シート1の縁部に近い位置に位置していると判定したときは、コントローラ40は、レーザ光源32に第二の駆動信号を出力して、レーザ光源32から、そのパワーがトリミングパワーに設定されたYVOレーザ31を放出させるとともに、走査機構41、繰り出しローラ38および巻き取りローラ39にトリミング信号を出力して、積層シート1の全長にわたって、YVOレーザ31が、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界に対応する位置と、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界との間に位置する多孔質層4bに照射されるように、レーザ光源32を移動させる。
その結果、YVOレーザ31によって、積層シート1の全長にわたって、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界に対応する位置と、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界との間に位置する多孔質層4bが、集電体フィルム2から除去されて、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界と、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界とを一致させることができる。したがって、上述したのと同様にして、レーザ光源32、角度調整機構42および走査機構41を制御することによって、所望のように、積層シート1を切断して、所定のサイズを有する積層体部品7の作製することができる。
一方、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4aが形成されていない領域の幅と、集電体フィルム2の縁部近傍の多孔質層4bが形成されていない領域の幅とが一致せず、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界よりも、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界が、積層シート1の縁部に近い位置に位置していると判定したときは、コントローラ40は表示手段(図示せず)にその旨を表示し、ユーザーによって、積層シート1が支持テーブル10から取り去られ、再度、積層シート1が、多孔質層4aが上になるように、支持テーブル10上にセットされ、トリミング信号がキーボード43に入力される。
トリミング信号を受けると、コントローラ40は、メモリに記憶された画像に基づいて、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界と、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界との位置を確定し、レーザ光源32に第二の駆動信号を出力して、レーザ光源32から、そのパワーがトリミングパワーに設定されたYVOレーザ31を放出させるとともに、走査機構41、繰り出しローラ38および巻き取りローラ39にトリミング信号を出力して、積層シート1の全長にわたって、YVOレーザ31が、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界に対応する位置と、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界との間に位置する多孔質層4bに照射されるように、レーザ光源32を移動させる。
その結果、YVOレーザ31によって、積層シート1の全長にわたって、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界に対応する位置と、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界との間に位置する多孔質層4aが、集電体フィルム2から除去されて、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界と、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界とを一致させることができる。したがって、上述したのと同様にして、レーザ光源32、角度調整機構42および走査機構41を制御することによって、所望のように、積層シート1を切断して、所定のサイズを有する積層体部品7の作製することができる。
こうして、積層シート1が、所定のサイズに切断されて、積層体部品7が作製されると、コントローラ40は、繰り出しローラ38および巻き取りローラ39に、それぞれ、駆動信号を出力して、支持テーブル30上で、積層シート1を、1ピッチに相当する距離だけ、移動させる。
その結果、次の積層体部品7が切り出されるべき積層シート1の部分が、支持テーブル30の空隙部35a、35b上に位置決めされる。
ここに、1ピッチの長さは、積層シート1の搬送方向における積層体部品7の長さよりもわずかに大きくなるように設定される。
この時点では、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界の位置と、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界の位置とが一致しているから、コントローラ40は、ただちに、次の積層シート1の切断動作を開始させることができる。
本実施態様によれば、積層シート1は、YVOレーザ31によって切断され、打抜き加工によって切断される場合のように、剪断力によって切断されるものではないから、集電体フィルム2にばりや歪みが発生することを確実に防止しつつ、積層シート1を切断することができ、信頼性が高い電気化学素子を、高い歩留まりで製造することが可能になる。
また、本実施態様によれば、積層シート1に照射されたYVOレーザ31のビーム断面と、作製すべき積層体部品7の縁部7a、7b、7c、7dおよびリード8の縁部8a、8b、8cに対応する積層シート1の部分とが交わる角度がほぼ90°になるように、fθレンズ33の角度が調整されているから、積層体部品7の縁部を、積層シート1の表面に対して、ほぼ90°の角度を有するように切断することが可能になる。
さらに、本実施態様によれば、積層シート1の切断に先立って、CCDカメラ37により、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界の位置と、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界の位置とを検出し、両者が一致していないときは、YVOレーザ31によって、両者が一致するよに、不要な多孔質層4aまたは4bの部分を除去するように構成されているから、電気化学キャパシタの電極集積効率を向上させることが可能になる。
また、本実施態様によれば、次の積層体部品7を作製するために、積層シート1を移動させる距離を、積層シート1の搬送方向における積層体部品7の長さよりもわずかに大きくなるように設定すればよく、材料の歩留まりを向上させることが可能になる。
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
たとえば、前記実施態様においては、電気化学キャパシタの製造装置は、エアブロー装置14および集塵ノズル16a、16b、36a、36bを備えているが、エアブロー装置14および集塵ノズル16a、16b、36a、36bの双方を備えていることは必ずしも必要でなく、エアブロー装置14あるいは集塵ノズル16a、16b、36a、36bを備えていればよい。
さらに、前記実施態様においては、fθレンズ13、33の角度を調整するにあたり、YVOレーザ11、31をオフさせるともに、支持テーブル10の作動あるいは走査機構41の作動を停止させるように構成されているが、fθレンズ13、33の角度を調整するにあたり、YVOレーザ11、31をオフさせ、支持テーブル10の作動あるいは走査機構41の作動を停止させることは必ずしも必要でなく、積層シート1から積層体部品7を切り出す間、YVOレーザ11、31をオン状態に保持し、支持テーブル10あるいは走査機構41を作動し続けるように構成することもできる。
また、前記実施態様においては、積層シート1に照射されたYVOレーザ11、31のビーム断面と、作製すべき積層体部品7の縁部7a、7b、7c、7dおよびリード8の縁部8a、8b、8cに対応する積層シート1の部分とが交わる角度がほぼ90°になるように、fθレンズ13、33の角度が調整されているが、積層シート1に照射されたYVOレーザ11、31のビーム断面と、作製すべき積層体部品7の縁部7a、7b、7c、7dおよびリード8の縁部8a、8b、8cに対応する積層シート1の部分とが交わる角度がほぼ90°になるように、fθレンズ13、33の角度を調整することは必ずしも必要でない。作製すべき積層体部品7に対するYVOレーザ11、31の照射角度が、80°以上、90°未満になるように、積層シート1にYVOレーザ11、31を照射することが好ましいが、YVOレーザ11、31の照射角度は必ずしも限定されない。
さらに、前記実施態様においては、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界よりも、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界が、積層シート1の縁部に近い位置に位置しているときには、ユーザーによって、積層シート1が、多孔質層4aが上になるように、支持テーブル10、30上に再セットされるように構成されているが、支持テーブル10、30の他方の側に、トリミングパワーのYVOレーザを放出する補助レーザ光源と、CCDカメラを設け、補助レーザ光源から放出されるYVOレーザによって、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界に対応する位置と、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界との間に位置する多孔質層4aを、集電体フィルム2から除去し、集電体フィルム2と多孔質層4bとの境界と、集電体フィルム2と多孔質層4aとの境界とを一致させるようにしてもよい。
また、図7および図8に示された実施態様においては、1ピッチの長さが、積層シート1の搬送方向における積層体部品7の長さよりもわずかに大きくなるように設定されているが、1ピッチの長さは、積層シート1の搬送方向における積層体部品7の長さ以上に設定されていればよい。
さらに、前記実施態様においては、積層シート1は、アルミニウムによって形成された集電体フィルム2と、集電体フィルム2の両面に塗布されたアンダーコート層3a、3bと、アンダーコート層3aの表面に塗布されたカーボン材料を含む多孔質層4aと、アンダーコート層3bの表面に塗布されたカーボン材料を含む多孔質層4bとを含んでいるが、集電体フィルム2の両面に、多孔質層4a、4bを備えていることは必ずしも必要でなく、少なくとも集電体フィルム2の一方の面に、多孔質層を備えていればよい。
また、前記実施態様においては、積層シート1は、アノード電極あるいはカソード電極用の積層シートとして形成されているが、積層シート1が、アノード電極あるいはカソード電極用の積層シートとして形成されていることは必ずしも必要でなく、積層シート1が、1または2以上のセパレータを介して、アノード電極およびカソード電極が積層されて、形成されていてもよい。この場合には、積層シート1が厚くなるから、YVOレーザ11、31の焦点を、所望のように調整するために、電気化学キャパシタの製造装置が、レーザ光源12、32の位置調整機構など、レーザ光源12、32と、積層シート1との距離を調整する機構を備えていることが好ましい。
さらに、図4に示された積層体部品7は一例であり、積層体部品の形状はとくに限定されるものではない。
また、本発明は、電気化学キャパシタの製造方法だけでなく、二次電池や電界キャパシタを含む電気化学素子の製造方法に、広く適用することができる。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる電気化学キャパシタの製造装置によって切断される積層シートの略断面図である。 図2は、図1に示された積層シートの矢印Aの方向から見た略平面図である。 図3は、図1に示された積層シートの矢印Bの方向から見た略平面図である。 図4は、本発明の好ましい実施態様にかかる電気化学キャパシタの製造装置によって、積層シート1が切断されて、作製されるべき積層体部品の略平面図である。 図5は、本発明の好ましい実施態様にかかる電気化学キャパシタの製造装置の略断面図である。 図6は、図5に示された電気化学キャパシタの製造装置の制御系、検出系、駆動系および入力系を示すブロックダイアグラムである。 図7は、本発明の別の好ましい実施態様にかかる電気化学キャパシタの製造装置の略断面図である。 図8は、図7に示された電気化学キャパシタの製造装置の制御系、検出系、駆動系および入力系を示すブロックダイアグラムである。
符号の説明
1 積層シート
2 集電体フィルム
3a、3b アンダーコート層
4a、4b 多孔質層
7 積層体部品
7a、7b、7c、7d 積層体部品の縁部
8 リード
8a、8b、8c、8d リードの縁部
10 支持テーブル
11 YVOレーザ
12 レーザ光源
13 fθレンズ
14 エアブロー装置
15a、15b 空隙部
16a、16b 集塵ノズル
17 CCDカメラ
20 コントローラ
21 テーブル移動機構
22 角度調整機構
23 キーボード
30 支持テーブル
31 YVOレーザ
32 レーザ光源
33 fθレンズ
34 エアブロー装置
35a、35b 空隙部
36a、36b 集塵ノズル
37 CCDカメラ
38 繰り出しローラ
39 巻き取りローラ
40 コントローラ
41 走査機構
42 角度調整機構
43 キーボード

Claims (5)

  1. 導電性を有する集電体フィルムと、前記集電体フィルムの少なくとも一方の表面に形成された導電性材料を含む多孔質層とを含む積層シートに、YVOレーザを照射し、前記積層シートと前記YVOレーザを相対的に移動させて、前記積層シートを切断し、所定のサイズを有する積層体部品を作製することを特徴とする電気化学素子の製造方法。
  2. それぞれが、導電性を有する集電体フィルムと、前記集電体フィルムの少なくとも一方の表面に形成された導電性材料を含む多孔質層とを含み、互いに積層された2以上の積層シートに、前記YVOレーザを照射し、前記2以上の積層シートと前記YVOレーザを相対的に移動させて、前記2以上の積層シートを同時に切断し、所定のサイズを有する2以上の積層体部品を作製することを特徴とする電気化学素子の製造方法。
  3. YVOレーザを発するレーザ光源と、導電性を有する集電体フィルムと、前記集電体フィルムの少なくとも一方の表面に形成された導電性材料を含む多孔質層とを含み、前記YVOレーザが照射される積層シートと前記YVOレーザとを相対的に移動させる移動機構と、前記YVOレーザが、前記積層シートに照射される位置の近傍に配置された集塵装置および/またはエアブロー装置とを備えたことを特徴とする電気化学素子の製造装置。
  4. YVOレーザを発するレーザ光源と、それぞれが、導電性を有する集電体フィルムと、前記集電体フィルムの少なくとも一方の表面に形成された導電性材料を含む多孔質層とを含み、互いに積層された2以上の積層シートと、前記YVOレーザとを相対的に移動させる移動機構と、前記2以上の積層シートに、前記YVOレーザが照射される位置の近傍に配置された集塵装置および/またはエアブロー装置とを備えたことを特徴とする電気化学素子の製造装置。
  5. さらに、切断されるべき前記2以上の積層シートの厚さに応じて、前記YVOレーザを発するレーザ光源と、前記2以上の積層シートとの距離を調整する距離調整手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の電気化学素子の製造装置。
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